JPH07970U - 粘着印字テープの切断装置 - Google Patents
粘着印字テープの切断装置Info
- Publication number
- JPH07970U JPH07970U JP3633193U JP3633193U JPH07970U JP H07970 U JPH07970 U JP H07970U JP 3633193 U JP3633193 U JP 3633193U JP 3633193 U JP3633193 U JP 3633193U JP H07970 U JPH07970 U JP H07970U
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- adhesive
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Abstract
(57)【要約】
【構成】粘着印字テープ1の裏側を受ける受け部2の表
面を剥離しやすく形成するとともに、受け部2には開口
溝3を形成し、開口溝3の内側には粘着印字テープ1の
面方向に対して直角に移動して粘着印字テープ1を切断
するカッタ4の固定刃4aを配置し、カッタ4を、粘着
印字テープ1よりも粘着層5側に退避した固定刃4aと
印字面側から粘着層5側に移動する可動刃4bとから構
成し、可動刃4bの刃先を粘着印字テープ1を押圧して
固定刃4a側に撓ませて切断する。 【効果】切断時に粘着印字テープ1は伸張し、可動刃4
bが固定刃4aの刃先と擦れ違うときに粘着印字テープ
1をはさみ切る。切断後、粘着印字テープ1は復元力に
よって縮小して刃から離反し、粘着剤が刃に付着しにく
いから、粘着剤でカッタ4の寿命を短くすることが良好
に防止される。
面を剥離しやすく形成するとともに、受け部2には開口
溝3を形成し、開口溝3の内側には粘着印字テープ1の
面方向に対して直角に移動して粘着印字テープ1を切断
するカッタ4の固定刃4aを配置し、カッタ4を、粘着
印字テープ1よりも粘着層5側に退避した固定刃4aと
印字面側から粘着層5側に移動する可動刃4bとから構
成し、可動刃4bの刃先を粘着印字テープ1を押圧して
固定刃4a側に撓ませて切断する。 【効果】切断時に粘着印字テープ1は伸張し、可動刃4
bが固定刃4aの刃先と擦れ違うときに粘着印字テープ
1をはさみ切る。切断後、粘着印字テープ1は復元力に
よって縮小して刃から離反し、粘着剤が刃に付着しにく
いから、粘着剤でカッタ4の寿命を短くすることが良好
に防止される。
Description
【0001】
本考案は粘着印字テープを粘着層がカッタの刃に付着しないように切断する切 断装置に関する。
【0002】
一般に、印字テープの裏面に粘着層を形成した粘着印字テープを切断するカッ タは、一対の刃を粘着印字テープに対して表側と裏側から移動させてはさみ切る 方式のものが多い。
【0003】 しかしながら、粘着印字テープの裏面には粘着層を構成する粘着剤が塗布され ているから、特に粘着印字テープの裏側から表側に移動する刃の刃先には切断す る度に粘着剤が付着するから、切断を繰り返すうちに刃先自体の摩耗はほとんど ないにも拘らず粘着剤が付着することによって切れなくなってしまうという欠点 があった。
【0004】
本考案は上記欠点を解消し、粘着印字テープの切断時にカッタの刃先に粘着剤 が付着することを良好に防止することができる粘着印字テープの切断装置に関す る。
【0005】
前記目的を達成するため、本考案に係る粘着印字テープの切断装置は、表面に 印字面を裏面に粘着層を形成した粘着印字テープの裏側を受ける受け部を備え、 該受け部の表面を上記粘着印字テープの粘着層に対して剥離しやすく形成すると ともに、上記受け部には開口溝を形成し、該開口溝の内側には上記粘着印字テー プの面方向に対して直角に移動して上記粘着印字テープを切断するカッタを配置 し、該カッタを、上記粘着印字テープよりも粘着層側に退避した固定刃と上記印 字面側から粘着層側に移動する可動刃とから構成し、上記可動刃の刃先を粘着印 字テープの印字面を押圧して粘着印字テープを固定刃側に撓ませて切断すること を特徴とする。
【0006】
前記構成によれば、受け部上に供給された粘着印字テープを切断するにあたり 、可動刃を粘着印字テープの表側からその面方向に対して直角に移動させると、 可動刃の刃先は粘着印字テープを押圧して固定刃側に撓み変形させるので、粘着 印字テープはこの変形分だけた伸張する。そして、可動刃が固定刃の刃先と擦れ 違うときに粘着印字テープをはさみ切る。切断後、粘着印字テープは復元力によ って縮小するから、可動刃及び固定刃から離反する。
【0007】 このように、粘着印字テープは切断された瞬間に復元力でカッタから離反する ので、その粘着剤が可動刃又は固定刃に付着しにくい。したがって、粘着剤によ ってカッタの寿命を短くすることが良好に防止される。
【0008】 また、固定刃の刃先は粘着印字テープよりも粘着層側に退避した位置にあるか ら、何らかの理由で受け部に沿って指を入れて粘着印字テープの端部を取り出す ときなどに、固定刃で指を傷付けることが防ぐことができる。
【0009】
図1は粘着印字テープの切断装置を示すもので、この切断装置は、粘着印字テ ープ1を受ける受け部2と、受け部2の開口溝3に配置されたカッタ4とから構 成されている。
【0010】 粘着印字テープ1は印字テープ1の表面に印字面を形成し、裏面に粘着層5を 形成し、テープ印字装置等に供されるもので、矢印方向に移動するものとする。
【0011】 受け部2は上記粘着印字テープ1の裏側を受けるもので、テープ1に印字する テープ印字装置のテープ排出部などに形成されている。受け部2の表面にはテフ ロン樹脂2a(シリコン樹脂でもよい)がコーティングされ、粘着印字テープ1 の粘着層5に対して剥離しやすく形成されている。また、受け部2には開口溝3 が形成されている。開口溝3の端縁3aは傾斜状に形成されている。
【0012】 次に、上記開口溝3の内側にはカッタ4が配置されている。このカッタ4は固 定刃4aと可動刃4bの一対の刃から構成されている。固定刃4aは粘着印字テ ープ1よりも粘着層5側に寸法hだけ退避した位置に固定され、これに対し可動 刃4bは上記印字面側から粘着層5側に粘着印字テープ1の面方向に対して直角 に移動可能に設けられ、図示しない駆動装置に作動連結されている。なお、固定 刃4aと可動刃4bの各裏側には受け部2の表面と同様にテフロン樹脂やシリコ ン樹脂6などがコーティングされ、粘着剤に対して剥離しやすいように形成され ている。
【0013】 前記構成において、受け部2上に供給された粘着印字テープ1を切断するとき は、可動刃4bを粘着印字テープ1の表側からその面方向に対して直角に移動さ せればよい。この場合、可動刃4bの刃先はまず粘着印字テープ1の印字面に当 接するが、ここには固定刃4aはないので切断できない。さらに粘着印字テープ 1を押圧すると、図2(a) のように粘着印字テープ1は寸法hだけ固定刃4a側 に撓み変形し、この変形分だけ伸張する。そして、可動刃4bが固定刃4aの刃 先に当接したときに粘着印字テープ1をはさみ切る。切断後、粘着印字テープ1 は復元力によって縮小する(同図(b) 参照)から、可動刃4b及び固定刃4aか ら離反する。
【0014】 このように、粘着印字テープ1は切断された瞬間に復元力でカッタ4から離反 するので、その粘着剤が可動刃4b又は固定刃4aに付着しにくい。したがって 、粘着剤によってカッタ4の寿命を短くすることが良好に防止される。
【0015】 なお、可動刃4bと固定刃4aの裏側にテフロン樹脂やシリコン樹脂をコーテ ィングすると、さらに粘着剤付着防止効果は高まる。
【0016】 また、固定刃4aの刃先は粘着印字テープ1よりも粘着層5側に寸法hだけ退 避した位置に固定されているから、何らかの理由でテープ取り出し側から指を入 れて粘着印字テープ1の端部を取り出すときなどに、固定刃4aで指を傷付ける ことが防止される。
【図1】本考案に係る粘着印字テープの切断装置の説明
図である。
図である。
【図2】(a) (b) は上記切断装置の作動態様説明図で
ある。
ある。
1 粘着印字テープ 2 受け部 3 開口溝 4 カッタ 4a 固定刃 4b 可動刃 5 粘着層
Claims (1)
- 【請求項1】 表面に印字面を裏面に粘着層を形成した
粘着印字テープの裏側を受ける受け部を備え、該受け部
の表面を上記粘着印字テープの粘着層に対して剥離しや
すく形成するとともに、上記受け部には開口溝を形成
し、該開口溝の内側には上記粘着印字テープの面方向に
対して直角に移動して上記粘着印字テープを切断するカ
ッタを配置し、該カッタを、上記粘着印字テープよりも
粘着層側に退避した固定刃と上記印字面側から粘着層側
に移動する可動刃とから構成し、上記可動刃の刃先を粘
着印字テープの印字面を押圧して粘着印字テープを固定
刃側に撓ませて切断することを特徴とする粘着印字テー
プの切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036331U JP2577003Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 粘着印字テープの切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036331U JP2577003Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 粘着印字テープの切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07970U true JPH07970U (ja) | 1995-01-06 |
JP2577003Y2 JP2577003Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=12466855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993036331U Expired - Lifetime JP2577003Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 粘着印字テープの切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577003Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003112455A (ja) * | 2001-10-04 | 2003-04-15 | Seiko Epson Corp | 記録紙切断装置 |
JP2021119039A (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-12 | ブラザー工業株式会社 | 切断装置およびプリンタ |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP1993036331U patent/JP2577003Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003112455A (ja) * | 2001-10-04 | 2003-04-15 | Seiko Epson Corp | 記録紙切断装置 |
JP2021119039A (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-12 | ブラザー工業株式会社 | 切断装置およびプリンタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577003Y2 (ja) | 1998-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |