JP2571707B2 - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers
    • B41M5/44Intermediate, backcoat, or covering layers characterised by the macromolecular compounds
    • B41M5/443Silicon-containing polymers, e.g. silicones, siloxanes

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、感熱記録材料に関し、更に詳しくは、熱転
写方法や昇華転写方法において有用である感熱記録材料
に関する。
(従来の技術) 従来、ポリエステルフイルム等の基材シートの一方の
面に染料又は顔料をバインダー樹脂で担持させて感熱記
録層を形成し、その裏面からパターン状に加熱してイン
クを被転写材に転写する方法、更には上記の染料として
加熱昇華性の染料を使用し、同様に染料のみを被転写材
に昇華転写する方法等が公知である。
このような方法は、基材シートの裏面から熱エネルギ
ーを賦与する方式であるために、基材シートの裏面が充
分な耐熱性を有し、サーマルヘッドが裏面に粘着しない
ことが要求されている。
そのために従来技術においては感熱記録材料の基材シ
ートの裏面に比較的耐熱性に良い、例えば、ポリウレタ
ン樹脂、アクリル樹脂、変性セルロース樹脂或いはこれ
らの混合物からなる層が形成されている。
(発明が解決しようとしている問題点) 上記の如き従来技術の感熱記録材料は、その裏面に上
記の如き樹脂からなる耐熱層が形成されているが、これ
らの樹脂は熱可塑性であり、十分な耐熱性を有しないた
め、サーマルヘッドと粘着し易く、サーマルヘッドの感
熱記録材料からの離脱が不十分であるという欠点があ
る。
これらの欠点を解決すべく、上記の如き耐熱層中にタ
ルクの如き無機質フィラーやフッ素樹脂の粉末等を添加
することが試みられているが、このような添加剤を含む
耐熱層は、その表面にもこれらの粉末が存在するため
に、サーマルヘッドを著しく汚染且つ摩耗し、高価なサ
ーマルヘッドの寿命を著しく短くするという欠点があ
る。
このような種々の欠点は、軟化点が非常に高い樹脂を
使用すれば解決されるものであるが、従来公知のいわゆ
る耐熱性樹脂には、適当な溶剤が無く、基材シートへの
適用が困難であり、又、適用できたとしても、これら従
来の耐熱性樹脂からなる層は、基材シートに対する接着
性が不十分であり、そのうえ硬く脆いものであるため
に、十分な可撓性のある耐熱層を形成し得なかった。
従って、このような問題点を解決するために、優れた
可撓性と耐熱性を同時に有する樹脂の開発が要望されて
いる。
本発明者は、上記の如き従来技術の欠点を解決し、上
記の要望に応えるべく鋭意研究の結果、特定のポリウレ
タン系樹脂を耐熱層の形成に使用することによって、本
発明の目的が達成されることを知見した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、基材シート、該基材シートの一
方の面に設けた感熱記録層及び上記基材シートの他の面
に設けた耐熱層からなり、該耐熱層が、下記式(1)及
び/又は(2)のシロキサン化合物の基をペンダントと
して有するポリウレタン系樹脂を含有することを特徴と
する感熱記録材料である。
但し式中のRはアルキル基であり、R′は水素原子又
はC1乃至C5のアルキル基であり、k=1乃至250、l=
0乃至5、m=0乃至50、式(1)におけるnは1乃至
3の整数であり、式(2)におけるnは2乃至3の整数
である。
(作用) 耐熱層の形成に特定のシロキサン化合物の基を有する
ポリウレタン系樹脂を用いることによって、耐熱性及び
可撓性に優れ、且つサーマルヘッドが粘着しない感熱記
録材料が提供される。
(好ましい実施態様) 次に本発明を本発明の好ましい実施態様を挙げて更に
詳しく説明する。
本発明において使用し、本発明を主として特徴付ける
上記式(1)及び/又は(2)のシロキサン化合物をペ
ンダントとして有するポリウレタン系樹脂とは、ポリオ
ール、ポリイソシアネート、必要に応じて鎖伸長剤等を
反応させてポリウレタン系樹脂を得るに際して、ポリオ
ール又は鎖伸長剤の全部又は1部として、前記式(1)
及び/又は(2)のシロキサン化合物を使用して得られ
るものである。
前記式(1)及び(2)のシロキサン化合物は、現在
市販されており、市場から容易に入手し得るものであ
り、いずれも本発明において使用できるものである。更
に上記の如きシロキサン化合物と後述する如きポリイソ
シアネートとを、シロキサン化合物の反応性基又はポリ
イソシアネート基のイソシアネート基の少なくとも一方
が残るように反応させて得られる中間体、例えば、2官
能のシロキサン化合物と多官能のポリイソシアネートを
イソシアネート基リッチで反応させたもの、或いは逆に
シロキサン化合物の反応性基をリッチにして反応させて
得られる中間体も同様に本発明において使用できる。
前記式(1)及び/又は(2)のシロキサン化合物と
併用してもよいポリオールとしては、従来公知のポリウ
レタン用ポリオールはいずれも使用でき、例えば、好ま
しいものとして末端基が水酸基であり、分子量が300乃
至4,000の ポリエチレンアジペート、 ポリエチレンプロピレンアジペート、 ポリエチレンブチレンアジペート、 ポリジエチレンアジペート、 ポリブチレンアジペート、 ポリエチレンサクシネート、 ポリブチレンサクシネート、 ポリエチレンセバケート、 ポリブチレンセバケート、 ポリテトラメチレンエーテルグリコール、 ポリ−ε−カプロラクトンジオール、 ポリヘキサメチレンアジペート、 カーボネートポリオール、 ポリプロピレングリコール等、及び上記ポリオール中に
適当な量のポリオキシエチレン鎖を含有するものが挙げ
られる。
有機ポリイソシアネートとしては、従来公知のいずれ
のものも使用できるが、例えば、好ましいものとして、 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、 水添加MDI、 イソホロンジイソシアネート、 1,3−キシリレンジイソシアネート、 1,4−キシリレンジイソシアネート、 2,4−トリレンジイソシアネート、 2,6−トリレンジイソシアネート、 1,5−ナフタリンジイソシアネート、 m−フェニレンジイソシアネート、 p−フェニレンジイソシアネート等があり、 或いはこれらの有機ポリイソシアネートと低分子量のポ
リオールやポリアミンとを末端イソシアネートとなるよ
うに反応させて得られるウレタンプレポリマー等も当然
使用することができる。
鎖伸長剤としては、従来公知のいずれのものも使用で
きるが、例えば、好ましいものとしては、 エチレングリコール、 プロピレングリコール、 ジエチレングリコール、 1,4−ブタンジオール、 1,6−ヘキサンジオール、 エチレンジアミン、 1,2−プロピレンジアミン、 トリメチレンジアミン、 テトラメチレンジアミン、 ヘキサメチレンジアミン、 デカメチレンジアミン、 イソホロンジアミン、 m−キシリレンジアミン、 ヒドラジン、 水等がある。
上述の如き材料から得られるシロキサン化合物をペン
ダントとして含有するポリウレタン系樹脂は、いずれも
本発明において使用できるが、好ましいものは、シロキ
サン化合物のペンダントがポリウレタン樹脂分子中で約
1.0乃至100重量%を占めるものであり、シロキサン化合
物のペンダントが約1.0重量%未満では本発明の所期の
目的達成が不十分となるので好ましくない。
又、好ましいものは分子量が2万乃至50万のものであ
り、最も好ましいものは分子量2乃至25万のものであ
る。
又、本発明においては、上記シロキサン化合物とポリ
イソシアネートとをイソシアネートリッチの状態で反応
させて、少なくとも1個の遊離のイソシアネート基を有
するポリウレタン系樹脂とし、これを他の被膜形成用樹
脂の変性剤として用いて耐熱層を形成してもよい。
以上の如きシロキサン化合物をペンダントとして含有
するポリウレタン系樹脂は、従来公知の製造方法によっ
て容易に得ることができる。これらのポリウレタン系樹
脂は、無溶剤で調製してもよいし、有機溶剤中で調製し
たものでもよいが、工程的には、有機溶剤中で調製する
ことにより、得られる溶液がそのまま耐熱層の形成に利
用できるので有利である。
このような有機溶剤として好ましいものは、メチルエ
チルケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、ジエチルケトン、ギ酸メチル、ギ酸エチ
ル、ギ酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル等であり、又、アセトン、シクロヘキサン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコール、ブタノール、トルエン、キシレ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、パ
ークロルエチレン、トリクロルエチレン、メチルセロソ
ルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテート等も使
用できる。
本発明においては上記の如き特定のポリウレタン系樹
脂は単独で使用してもよいし、他の被膜形成性樹脂と併
用して耐熱層を形成してもよい。被膜形成樹脂として併
用されるものは、従来公知の各種の被膜形成樹脂であ
り、これらのものはいずれも使用でき、例えば、塩化ビ
ニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル/酢酸
ビニル/ビニルアルコール共重合系樹脂、アルキッド系
樹脂、エポキシ系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリウレア系樹脂、ニト
ロセルロース系樹脂、ポリブチラール系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、フッ素系樹脂、メラミン系樹脂、尿素系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂等が挙げられ、
特に本発明で使用するシロキサン化合物の基をペンダン
トとして有するポリウレタン系樹脂が遊離のイソシアネ
ート基を有する場合には、その構造中に、イソシアネー
ト基と反応し得る反応性基を有する樹脂が好ましく使用
される。これらの樹脂は、いずれも単独でも混合物とし
ても使用でき、且つ有機溶剤中の溶液でも分散液でもよ
い。
耐熱層の形成は、前記のポリウレタン系樹脂単独又は
他の樹脂との混合物を前記の如き媒体中に溶解又は分散
させて形成した塗料を使用するのが好ましい。塗料中に
おける全被膜形成樹脂の濃度は、約10乃至55重量%程度
が好適であり、本発明のシロキサン化合物をペンダント
として含有するポリウレタン系樹脂はこれらの被膜形成
樹脂100重量部あたり約1乃至100重量部の割合で使用で
きる。
本発明で使用する耐熱層形成用塗料は、上記の成分を
必須成分とする限り、その他上記以外の副成分、例え
ば、顔料、体質顔料、可塑剤、帯電防止剤、界面活性
剤、滑剤、架橋剤、老化防止剤、安定剤、発泡剤、消泡
剤等任意の添加剤を包含し得るものである。
耐熱層の形成方法自体はいずれも従来公知の方法と同
様でよく、約0.1乃至10μmの厚みに形成するのが好ま
しい。
又、使用する基材シートとしては従来公知のものはい
ずれも使用でき、例えば、厚さ5乃至50μmのポリエス
テルフイルム、ポリプロピレンフイルム、セルロースト
リアセテートフイルム、セルロースジアセテートフイル
ム、ポリカーボネートフイルム等が任意に使用すること
ができる。
本発明の感熱記録材料は、上記の如きポリウレタン系
樹脂を耐熱層の形成に使用する以外は、すべて公知の方
法でよく、例えば、感熱記録層は、従来公知のバインダ
ー樹脂、染料又は顔料、有機溶剤及び必要な各種添加剤
から、従来公知の方法に準じて形成できるものである。
例えば、バインダー樹脂としては、前記の被膜形成樹
脂の如き樹脂が使用でき、有機溶剤も前記の如き有機溶
剤が使用でき、添加剤も前記の如き添加剤が使用でき、
染料又は顔料としては、例えば、アゾ系、フタロシアニ
ン系、キナクリドン系、多環式顔料等の有機顔料、カー
ボンブラック、酸化鉄、黄鉛、硫化カドミウム等の無機
顔料が使用でき、又、染料としては、従来公知の各種染
料及び昇華性染料、分散染料等が使用できる。
(効果) 以上の如くして得られた本発明の感熱記録材料は、そ
の耐熱層が種々の特性、例えば、溶解性、可撓性、強
度、電気的、化学的、物理的特性を保持したまま、従来
技術では達成し得ない程度の高い耐熱性及び低い加熱粘
着性を有する。従って、本発明の感熱記録材料は、従来
技術の感熱記録材料に比して、サーマルヘッドの熱によ
って耐熱層が軟化したり、粘着化することが無く、極め
て安定的に使用でき、従来技術の欠点を解決したもので
ある。
更に、本発明で使用するポリウレタン系樹脂のシロキ
サン化合物ペンダントは、被膜形成樹脂の主鎖となるの
ではなく、被膜形成樹脂に結合して被膜形成樹脂の側鎖
となるものであるため、従来使用されている耐熱性樹脂
とは異なり、被膜形成樹脂の本来有する優れた可撓性を
低下させることがない。更に本発明で使用するポリウレ
タン系樹脂は、単独使用に限定されず、いずれの被膜形
成樹脂とも自由に併用でき、従って、感熱記録材料の製
造コストを高めることがなく、種々の被膜形成樹脂から
なり、耐熱性が高く加熱粘着性の低い耐熱層を有する感
熱記録材料を提供できるという利点がある。
又、本発明の感熱記録材料の耐熱層は、上記の如きポ
リウレタン系樹脂から形成されているため、従来技術の
如く、経時的に耐熱性成分が耐熱層の表面にブリードし
たり、サーマルヘッドを汚染、摩耗させるという欠点が
解決されている。
(実施例) 次に、参考例、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは重
量基準である。
参考例1 (Kは分子量が5,200になる値である。) 上記構造を有しているポリジメチルシロキサンポリオ
ール(分子量5,200)150部及び1,4−ブタンジオール12
部を、200部のメチルエチルケトンと50部のジメチルホ
ルムアミドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく撹拌し
ながら42部の水添加MDIを128部のジメチルホルムアミド
に溶解したものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で5時
間反応させてポリウレタン樹脂溶液を得た。
この溶液は固形分35%で16,500cps(25℃)の粘度を
有していた。
この溶液から得られたフイルムは、破断強度(kg/c
m2)360で、破断伸度(%)350を有し、軟化点は92℃で
あった。
参考例2 (Kは分子量が5,200になる値である。) 上記構造を有しているポリジメチルシロキサンポリオ
ール(分子量5,200)75部、ポリブチレンアジペート
(分子量2,000)75部及び1,4−ブタンジオール15部を25
0部のメチルエチルケトンと50部のジメチルホルムアミ
ドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく撹拌しながら56
部の水添加MDIを110部のジメチルホルムアミドに溶解し
たものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で5時間反応さ
せてポリウレタン樹脂溶液を得た。
この溶液は固形分35%で31,000cps(25℃)の粘度を
有していた。
この溶液から得られたフイルムは、破断強度(kg/c
m2)460で、破断伸度(%)400を有し、軟化点は105℃
であった。
参考例3 (Kは分子量が4,500になる値である。) 上記構造を有しているポリジメチルシロキサンポリオ
ール(分子量4,500)4部、ポリブチレンアジペート
(分子量2,000)146部及び1,4−ブタンジオール10部を1
50部のメチルエチルケトンと100部のジメチルホルムア
ミドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく撹拌しながら
47部の水添加MDIを134部のジメチルホルムアミドに溶解
したものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で6時間反応
させてポリウレタン樹脂溶液を得た。
この溶液は固形分35%で45,000cps(25℃)の粘度を
有していた。
この溶液から得られたフイルムは、破断強度(kg/c
m2)450で、破断伸度(%)410を有し、軟化点は90℃で
あった。
参考例4 (Kは分子量が4,800になる値である。) 上記構造を有しているポリジメチルシロキサンポリオ
ール(分子量4,800)4部、ポリブチレンアジペート
(分子量2,000)146部及び1,4−ブタンジオール10部を1
50部のメチルエチルケトンと100部のジメチルホルムア
ミドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく撹拌しながら
46部の水添加MDIを134部のジメチルホルムアミドに溶解
したものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で6時間反応
させてポリウレタン樹脂溶液を得た。
この溶液は固形分35%で48,000cps(25℃)の粘度を
有していた。
この溶液から得られたフイルムは、破断強度(kg/c
m2)420で、破断伸度(%)430を有し、軟化点は95℃で
あった。
参考例5 参考例1におけるシロキサン化合物にかえて下記のシ
ロキサン化合物を同量使用し、他は参考例1と同様にし
てポリウレタン樹脂溶液を得た。
(Kは分子量が5,200になる値である。) この溶液は固形分35%で48,000cps(25℃)の粘度を
有していた。
この溶液から得られたフイルムは、破断強度(kg/c
m2)420で、破断伸度(%)430を有し、軟化点は95℃で
あった。
参考例6 参考例2におけるシロキサン化合物にかえて下記のシ
ロキサン化合物を同量使用し、他は参考例2と同様にし
てポリウレタン樹脂溶液を得た。
(Kは分子量が5,200になる値である。) この溶液は固形分35%で48,000cps(25℃)の粘度を
有していた。
この溶液から得られたフイルムは、破断強度(kg/c
m2)420で、破断伸度(%)430を有し、軟化点は95℃で
あった。
参考例7 参考例3におけるシロキサン化合物にかえて下記のシ
ロキサン化合物を同量使用し、他は参考例3と同様にし
てポリウレタン樹脂溶液を得た。
(Kは分子量が5,200になる値である。) この溶液は固形分35%で48,000cps(25℃)の粘度を
有していた。
この溶液から得られたフイルムは、破断強度(kg/c
m2)420で、破断伸度(%)430を有し、軟化点は95℃で
あった。
参考例8 参考例4におけるシロキサン化合物にかえて下記のシ
ロキサン化合物を同量使用し、他は参考例4と同様にし
てポリウレタン樹脂溶液を得た。
(Kは分子量が5,200になる値である。) この溶液は固形分35%で48,000cps(25℃)の粘度を
有していた。
この溶液から得られたフイルムは、破断強度(kg/c
m2)420で、破断伸度(%)430を有し、軟化点は95℃で
あった。
比較参考例1 ポリブチレンアジペート(分子量2,000)150部及び1,
4−ブタンジオール15部を200部のメチルエチルケトンと
50部のジメチルホルムアミドに溶解し、60℃でよくかき
まぜながら62部の水添加MDIを171部のジメチルホルムア
ミドに溶解したものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で
6時間反応させた。
この溶液は固形分35%で32,000cps(25℃)の粘度を
有していた。
この溶液から得られたフイルムは、破断強度(kg/c
m2)450で、破断伸度(%)480を有し、軟化点は102℃
であった。
尚、以上における軟化点はフイルムを短冊状に切取
り、フイルムの下端に450g/cm2となるように錐をつけギ
ヤーオーブン中につるし、次いで2℃/min.の割合で昇
温させ、フイルムの伸びが急激に増加するか又はフイル
ムが切断した時の温度として求めたものである。
比較参考例2 信越化学工業(株)製シリコーン樹脂(KS−841)100
部と触媒(PL−7)1部とをトルエン1,000部に溶解
し、シリコーン樹脂の塗布液とした。
実施例1乃至8及び比較例1乃至3 下記の成分の配合からなる塗料を作成し、予め感熱記
録層が形成されている厚さ15μmのポリエステルフイル
ムの裏面に、夫々乾燥時の厚みが0.5μmになるよう
に、グラビアコーターで塗布し、乾燥機中で溶剤を乾燥
して耐熱層を形成した。これを所定の巾に裁断して夫々
本発明の感熱記録材料と比較用の感熱記録材料を調製し
た。
実施例1 参考例1の樹脂溶液 100部 メチルエチルケトン 100部 実施例2 参考例2の樹脂溶液 100部 メチルエチルケトン 100部 実施例3 参考例3の樹脂溶液 100部 メチルエチルケトン 100部 実施例4 参考例4の樹脂溶液 100部 メチルエチルケトン 100部 実施例5 参考例5の樹脂溶液 100部 メチルエチルケトン 100部 実施例6 参考例6の樹脂溶液 100部 メチルエチルケトン 100部 実施例7 参考例7の樹脂溶液 100部 メチルエチルケトン 100部 実施例8 参考例8の樹脂溶液 100部 メチルエチルケトン 100部 比較例1 比較参考例1の樹脂溶液 100部 メチルエチルケトン 100部 比較例2 比較参考例1の樹脂溶液 100部 タルク 5部 メチルエチルケトン 120部 比較例3 比較参考例2の樹脂液 100部 評価 実施例1乃至8及び比較例1乃至3で得られた感熱記
録材料の特性は下記第1表の通りであった。
尚、上記第1表における摩擦係数は、ポリエチレンテ
レフタレートの未処理表面と本発明又は比較例で形成し
た耐熱層との間の摩擦係数の測定値を示す。
スティッキング性は、感熱記録の実装試験に供し、サ
ーマルヘッドと感熱記録材料との間の押圧操作時の感熱
記録材料のサーマルヘッドからの離脱性を目視で5段階
に評価して、最も良いものを5とした。
ヘッドの汚れは、感熱記録の実装試験に供し、サーマ
ルヘッドの汚れ状態を観測し、最も汚れの少ないものを
5として5段階で評価した。
以上の結果から、本発明の感熱記録材料は、耐熱層の
摩擦係数が低く、粘着性及びヘッドの汚染が少ないこと
が明らかである。
フロントページの続き (72)発明者 美細津 岩雄 埼玉県上尾市富士見2―5―2 (72)発明者 柏村 雅司 東京都北区浮間4―18―13 (72)発明者 後藤 知子 埼玉県川口市西青木4―4―33 (72)発明者 栗山 勝美 埼玉県越谷市下間久里1135―1 審査官 山口 由木 (56)参考文献 特開 昭62−202786(JP,A) 特開 昭62−220385(JP,A) 特開 昭64−51980(JP,A) 特開 昭64−11888(JP,A) 特開 昭60−71287(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材シート、該基材シートの一方の面に設
    けた感熱記録層及び上記基材シートの他の面に設けた耐
    熱層からなり、該耐熱層が、下記式(1)及び/又は
    (2)のシロキサン化合物の基をペンダントとして有す
    るポリウレタン系樹脂を含有することを特徴とする感熱
    記録材料。 (但し式中のRはアルキル基であり、R′は水素原子又
    はC1乃至C5のアルキル基であり、k=1乃至250、l=
    0乃至5、m=0乃至50、式(1)におけるnは1乃至
    3の整数であり、式(2)におけるnは2乃至3の整数
    である。)
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