JPH0672364B2 - 擬 革 - Google Patents
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- JPH0672364B2 JPH0672364B2 JP26402488A JP26402488A JPH0672364B2 JP H0672364 B2 JPH0672364 B2 JP H0672364B2 JP 26402488 A JP26402488 A JP 26402488A JP 26402488 A JP26402488 A JP 26402488A JP H0672364 B2 JPH0672364 B2 JP H0672364B2
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G18/00—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
- C08G18/06—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
- C08G18/28—Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
- C08G18/40—High-molecular-weight compounds
- C08G18/61—Polysiloxanes
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- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N—WALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06N3/00—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
- D06N3/12—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins
- D06N3/14—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins with polyurethanes
- D06N3/145—Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins with polyurethanes two or more layers of polyurethanes
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は擬革に関し、更に詳しくは優れた表面性質を有
する擬革に関する。
する擬革に関する。
(従来の技術) 従来、織布又は不織布等の基材シートの面に合成樹脂層
を設けた擬革が広く使用されている。これらの擬革の樹
脂層の表面は、優れた耐汚染性、耐水性、耐磨耗性、耐
粘着性等が要求され、又、用途によっては低い表面摩擦
係数が要求される。
を設けた擬革が広く使用されている。これらの擬革の樹
脂層の表面は、優れた耐汚染性、耐水性、耐磨耗性、耐
粘着性等が要求され、又、用途によっては低い表面摩擦
係数が要求される。
この様な要求に対しては、樹脂層に滑性や溌水性等を与
えるシリコーンオイル、ワックス、脂肪酸等の添加剤を
添加する方法が行われている。
えるシリコーンオイル、ワックス、脂肪酸等の添加剤を
添加する方法が行われている。
(発明が解決しようとしている問題点) 上記の如き方法によれば、ある程度の目的は達成される
が、この様な方法では樹脂層中に添加した添加剤が経時
的に樹脂層の表面にブリードアウトし、逆により激しい
汚染、ブロッキング等の種々の問題を生じる為、添加剤
はせいぜい数%程度の添加量に限定され、従って所望の
性能を十分には発揮し得ないものである。
が、この様な方法では樹脂層中に添加した添加剤が経時
的に樹脂層の表面にブリードアウトし、逆により激しい
汚染、ブロッキング等の種々の問題を生じる為、添加剤
はせいぜい数%程度の添加量に限定され、従って所望の
性能を十分には発揮し得ないものである。
本発明者は上述の如き従来技術の欠点を解決し、上記の
如き要望に応えるべく鋭意研究の結果、特定のポリウレ
タン系樹脂を用いて擬革の樹脂層を形成するときは、上
述の如き従来技術の欠点が解決され、且つ表面性質に優
れた擬革に提供出来ることを知見して本発明を完成し
た。
如き要望に応えるべく鋭意研究の結果、特定のポリウレ
タン系樹脂を用いて擬革の樹脂層を形成するときは、上
述の如き従来技術の欠点が解決され、且つ表面性質に優
れた擬革に提供出来ることを知見して本発明を完成し
た。
(問題点を解決する為の手段) 即ち、本発明は、基材シート及び該基材シートの少なく
とも一方面に設けた樹脂層からなり、該樹脂層がシロキ
サン化合物とカプロラクトンとの共重合体セグメントを
含むポリウレタン系樹脂からなることを特徴とする擬革
である。
とも一方面に設けた樹脂層からなり、該樹脂層がシロキ
サン化合物とカプロラクトンとの共重合体セグメントを
含むポリウレタン系樹脂からなることを特徴とする擬革
である。
(作用) 擬革の製造に当り、特定のポリウレタン系樹脂を使用し
て樹脂層を形成することによって、優れた耐汚染性、耐
水性、耐磨耗性、耐粘着性、低い表面摩擦係数等を有す
る擬革が提供される。
て樹脂層を形成することによって、優れた耐汚染性、耐
水性、耐磨耗性、耐粘着性、低い表面摩擦係数等を有す
る擬革が提供される。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。
する。
本発明で使用し本発明を主として特徴づけるポリウレタ
ン系樹脂は、ポリオール、ポリイソシアネート、必要に
応じて鎖伸長剤等を反応させてポリウレタン系樹脂を得
るに際して、ポリオールの全部又は1部として、活性水
素を有するシロキサン化合物とカプロラクトンとの共重
合体を使用して得られる。
ン系樹脂は、ポリオール、ポリイソシアネート、必要に
応じて鎖伸長剤等を反応させてポリウレタン系樹脂を得
るに際して、ポリオールの全部又は1部として、活性水
素を有するシロキサン化合物とカプロラクトンとの共重
合体を使用して得られる。
本発明で使用する活性水素含有シロキサン化合物の好ま
しい例としては、例えば、下記の如き化合物が挙げられ
る。
しい例としては、例えば、下記の如き化合物が挙げられ
る。
(1)アミノ変性シロキサンオイル (m=1乃至10、n=2乃至10、R=CH3又は0CH3) (m=1乃至10、n=2乃至10、R=CH3又は0CH3) (m=0乃至200) (n=2乃至10) (分岐点=2乃至3、R=低級アルキル基、 1=2乃至200、m=2乃至200、n=2乃至200) (n=1乃至200、R=低級アルキル基) (2)エポキシ変性シロキサンオイル (n=1乃至200) (m=1乃至10、n=2乃至10) (n=1乃至200) (分岐点=2乃至3、R=低級アルキル基、 1=2乃至200、m=2乃至200、n=2乃至200) (n=1乃至10) (m=1乃至10、n=2乃至10) 上記のエポキシ化合物はポリオール、ポリアミン、ポリ
カルボン酸等と反応させ末端に活性水素を有する様にし
て使用出来る。
カルボン酸等と反応させ末端に活性水素を有する様にし
て使用出来る。
(3)アルコール変性シロキサンオイル (n=1乃至200) (m=1乃至10、n=2乃至10) (n=0乃至200) (1=1乃至10、m=10乃至200、n=1乃至5) (n=1乃至200、R=低級アルキル) (R=低級アルキル基、R′=水素原子、アルキル基、
k=1乃至250、1=0乃至5、m=0乃至50、n=1
乃至3) (R=低級アルキル基、R′=水素原子、アルキル基、
k=1乃至250、1=0乃至5、m=0乃至50、n=2
乃至3) (4)メルカプト変性シロキサンオイル (m=1乃至10、n=2乃至10) (n=2乃至10) (分岐点=2乃至3、R=低級アルキル基、 1=2乃至200、m=2乃至200、n=2乃至200) (n=1乃至200、R=低級アルキル基) (5)カルボキシル変性シロキサンオイル (m=1乃至10、n=2乃至10) (n=1乃至200) (分岐点=2乃至3、R=低級アルキル基、 1=2乃至200、m=2乃至200、n=2乃至200) (n=1乃至200、R=低級アルキル基) 以上の如き活性水素を有するシロキサン化合物は、本発
明に於て好ましいシロキサン化合物の例示であって、本
発明はこれらの例示に限定されるものではなく、上述の
例示の化合物及びその他のシロキサン化合物は、現在市
販されており、市場から容易に入手し得るものであり、
いずれも本発明に於て使用出来るものである。尚、上記
シロキサン化合物に於て1官能の化合物はカプロラクト
ンと共重合後、末端NCOのポリウレタンと反応させてポ
リウレタン中に組込むことが出来る。
k=1乃至250、1=0乃至5、m=0乃至50、n=1
乃至3) (R=低級アルキル基、R′=水素原子、アルキル基、
k=1乃至250、1=0乃至5、m=0乃至50、n=2
乃至3) (4)メルカプト変性シロキサンオイル (m=1乃至10、n=2乃至10) (n=2乃至10) (分岐点=2乃至3、R=低級アルキル基、 1=2乃至200、m=2乃至200、n=2乃至200) (n=1乃至200、R=低級アルキル基) (5)カルボキシル変性シロキサンオイル (m=1乃至10、n=2乃至10) (n=1乃至200) (分岐点=2乃至3、R=低級アルキル基、 1=2乃至200、m=2乃至200、n=2乃至200) (n=1乃至200、R=低級アルキル基) 以上の如き活性水素を有するシロキサン化合物は、本発
明に於て好ましいシロキサン化合物の例示であって、本
発明はこれらの例示に限定されるものではなく、上述の
例示の化合物及びその他のシロキサン化合物は、現在市
販されており、市場から容易に入手し得るものであり、
いずれも本発明に於て使用出来るものである。尚、上記
シロキサン化合物に於て1官能の化合物はカプロラクト
ンと共重合後、末端NCOのポリウレタンと反応させてポ
リウレタン中に組込むことが出来る。
本発明に於て活性水素を有するシロキサン化合物と反応
せしめるε−カプロラクトンとは、次の一般式で表され
る。
せしめるε−カプロラクトンとは、次の一般式で表され
る。
本発明の目的に最も好適なものは、ε−カプロラクト
ン、モノメチル−ε−カプロラクトン、モノエチル−ε
−カプロラクトン、モノプロピル−ε−カプロラクトン
及びモノドデシル−ε−カプロラクトンの様な種々のモ
ノアルキル−ε−カプロラクトン類或いは2個のアルキ
ル基の双方がε−位置の炭素原子に結合せずして同様な
別個の炭素原子に夫々置換しているジアルキル−ε−カ
プロラクトン類或いはラクトン環のε−位置の炭素原子
はジ−置換されていないので他の2個又は3個の炭素原
子が3個のアルキル基によって置換されているトリアル
キル−ε−カプロラクトン及びエトキシ−ε−カプロラ
クトンの様なアルコキシ−ε−カプロラクトン類或いは
シクロヘキシル、フェニル−及びベンジル−ε−カプロ
ラクトンの様なシクロアルキル−ε−カプロラクトン、
アリール−ε−カプロラクトン及びアラルキル−ε−カ
プロラクトン等である。
ン、モノメチル−ε−カプロラクトン、モノエチル−ε
−カプロラクトン、モノプロピル−ε−カプロラクトン
及びモノドデシル−ε−カプロラクトンの様な種々のモ
ノアルキル−ε−カプロラクトン類或いは2個のアルキ
ル基の双方がε−位置の炭素原子に結合せずして同様な
別個の炭素原子に夫々置換しているジアルキル−ε−カ
プロラクトン類或いはラクトン環のε−位置の炭素原子
はジ−置換されていないので他の2個又は3個の炭素原
子が3個のアルキル基によって置換されているトリアル
キル−ε−カプロラクトン及びエトキシ−ε−カプロラ
クトンの様なアルコキシ−ε−カプロラクトン類或いは
シクロヘキシル、フェニル−及びベンジル−ε−カプロ
ラクトンの様なシクロアルキル−ε−カプロラクトン、
アリール−ε−カプロラクトン及びアラルキル−ε−カ
プロラクトン等である。
前記シロキサン化合物と上記カプロラクトンとの反応
は、両者を混合し、好ましくは窒素気流下で適当な触媒
を使用し、150乃至200℃の温度で数時間乃至十数時間反
応させることによって、シロキサン変性ポリカプロラク
トン共重合体が得られる。両者は任意の反応比で反応さ
せることが出来るが、本発明の目的には共重合体中でシ
ロキサンセグメントが10乃至80重量%を占める様になる
割合で反応させることが好ましい。シロキサン化合物の
使用量が少なすぎると、最終的に得られるポリウレタン
系樹脂の非粘着性、耐ブロッキング性等が不十分とな
り、一方、多すぎると得られるポリウレタン系樹脂の可
撓性が低下するので好ましくない。
は、両者を混合し、好ましくは窒素気流下で適当な触媒
を使用し、150乃至200℃の温度で数時間乃至十数時間反
応させることによって、シロキサン変性ポリカプロラク
トン共重合体が得られる。両者は任意の反応比で反応さ
せることが出来るが、本発明の目的には共重合体中でシ
ロキサンセグメントが10乃至80重量%を占める様になる
割合で反応させることが好ましい。シロキサン化合物の
使用量が少なすぎると、最終的に得られるポリウレタン
系樹脂の非粘着性、耐ブロッキング性等が不十分とな
り、一方、多すぎると得られるポリウレタン系樹脂の可
撓性が低下するので好ましくない。
更に上記の如き共重合体と後述する如きポリイソシアネ
ートとを、共重合体の水酸基又はポリイソシアネート基
のイソシアネート基の少なくとも一方が残る様に反応さ
せて得られる中間体、例えば、2官能の共重合体と多官
能のポリシソシアネートをイソシアネート基リッチで反
応させたもの或いは逆に共重合体の反応性基をリッチに
して反応させて得られる中間体も同様に使用出来る。
ートとを、共重合体の水酸基又はポリイソシアネート基
のイソシアネート基の少なくとも一方が残る様に反応さ
せて得られる中間体、例えば、2官能の共重合体と多官
能のポリシソシアネートをイソシアネート基リッチで反
応させたもの或いは逆に共重合体の反応性基をリッチに
して反応させて得られる中間体も同様に使用出来る。
更に共重合体とポリカルボンとを反応させて得られるポ
リエステルポリオール等も同様にして使用することが出
来る。
リエステルポリオール等も同様にして使用することが出
来る。
前記のシロキサン変性ポリカプロラクトン共重合体と併
用してもよいポリオールとしては、従来公知のポリウレ
タン用ポリオールはいずれも使用出来、例えば、好まし
いものとして末端基が水酸基であり、分子量が300乃至
4,000のポリエチレンアジペート、 ポリエチレンプロピレンアジペート、 ポリエチレンブチレンアジペート、 ポリジエチレンアジペート、 ポリブチレンアジペート、 ポリエチレンサクシネート、 ポリブチレンサクシネート、 ポリエチレンセバケート、 ポリブチレンセバケート、 ポリテトラメチレンエーテルグリコール、 ポリ−ε−カプロラクトンジオール、 ポリヘキサメチレンアジペート、 カーボネートポリオール、 ポリプロピレングリコール等、及び上記ポリオール中に
適当な量のポリオキシエチレン鎖を含有するものが挙げ
られる。
用してもよいポリオールとしては、従来公知のポリウレ
タン用ポリオールはいずれも使用出来、例えば、好まし
いものとして末端基が水酸基であり、分子量が300乃至
4,000のポリエチレンアジペート、 ポリエチレンプロピレンアジペート、 ポリエチレンブチレンアジペート、 ポリジエチレンアジペート、 ポリブチレンアジペート、 ポリエチレンサクシネート、 ポリブチレンサクシネート、 ポリエチレンセバケート、 ポリブチレンセバケート、 ポリテトラメチレンエーテルグリコール、 ポリ−ε−カプロラクトンジオール、 ポリヘキサメチレンアジペート、 カーボネートポリオール、 ポリプロピレングリコール等、及び上記ポリオール中に
適当な量のポリオキシエチレン鎖を含有するものが挙げ
られる。
有機ポリイソシアネートとしては、従来公知のいずれの
ものも使用出来るが、例えば、好ましいものとして、 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、 水添化MDI、 イソホロンジイソシアネート、 1,3−キシリレンジイソシアネート、 1,4−キシリレンジイソシアネート、 2,4−トリレンジイソシアネート、 2,6−トリレンジイソシアネート、 1,5−ナフタリンジイソシアネート、 m−フェニレンジイソシアネート、 p−フェニレンジイソシアネート等があり、 或いはこれらの有機ポリイソシアネートと低分子量のポ
リオールやポリアミンとを末端イソシアネートとなる様
に反応させて得られるウレタンプレポリマー等も当然使
用することが出来る。
ものも使用出来るが、例えば、好ましいものとして、 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、 水添化MDI、 イソホロンジイソシアネート、 1,3−キシリレンジイソシアネート、 1,4−キシリレンジイソシアネート、 2,4−トリレンジイソシアネート、 2,6−トリレンジイソシアネート、 1,5−ナフタリンジイソシアネート、 m−フェニレンジイソシアネート、 p−フェニレンジイソシアネート等があり、 或いはこれらの有機ポリイソシアネートと低分子量のポ
リオールやポリアミンとを末端イソシアネートとなる様
に反応させて得られるウレタンプレポリマー等も当然使
用することが出来る。
鎖伸長剤としては、従来公知のいずれのものも使用出来
るが、例えば、好ましいものとしては、エチレングリコ
ール、 プロピレングリコール、 ジエチレングリコール、 1,4−ブタンジオール、 1,6−ヘキサンジオール、 エチレンジアミン、 1,2−プロピレンジアミン、 トリメチレンジアミン、 テトラメチレンジアミン、 ヘキサメチレンジアミン、 デカメチレンジアミン、 イソホロンジアミン、 m−キシリレンジアミン、 ヒドラジン、 水等がある。
るが、例えば、好ましいものとしては、エチレングリコ
ール、 プロピレングリコール、 ジエチレングリコール、 1,4−ブタンジオール、 1,6−ヘキサンジオール、 エチレンジアミン、 1,2−プロピレンジアミン、 トリメチレンジアミン、 テトラメチレンジアミン、 ヘキサメチレンジアミン、 デカメチレンジアミン、 イソホロンジアミン、 m−キシリレンジアミン、 ヒドラジン、 水等がある。
上述の如き材料から得られるポリウレタン系樹脂のう
ち、特に好ましいものは、シロキサン−カプロラクトン
共重合体セグメントがポリウレタン系樹脂分子中で約10
乃至80重量%を占めるものであり、共重合体が約10重量
%未満では本発明の所期の目的である非粘着性、耐ブロ
ッキング性等の発現が不十分となり、一方、80重量%を
越えると、得られるポリウレタン系樹脂の可撓性が不十
分となるので好ましくない。
ち、特に好ましいものは、シロキサン−カプロラクトン
共重合体セグメントがポリウレタン系樹脂分子中で約10
乃至80重量%を占めるものであり、共重合体が約10重量
%未満では本発明の所期の目的である非粘着性、耐ブロ
ッキング性等の発現が不十分となり、一方、80重量%を
越えると、得られるポリウレタン系樹脂の可撓性が不十
分となるので好ましくない。
又、好ましいものは分子量が2乃至50万のものであり、
最も好ましいものは分子量2乃至25万のものである。
最も好ましいものは分子量2乃至25万のものである。
又、本発明に於ては上記共重合体とポリイソシアネート
とをイソシアネートリッチの状態で反応させて、少なく
とも1個の遊離のイソシアネート基を有するポリウレタ
ン系樹脂とし、これを他の被膜形成用樹脂と併用してそ
れらの変性剤として用いることも出来る。
とをイソシアネートリッチの状態で反応させて、少なく
とも1個の遊離のイソシアネート基を有するポリウレタ
ン系樹脂とし、これを他の被膜形成用樹脂と併用してそ
れらの変性剤として用いることも出来る。
以上の如きシロキサンカプロラクトン共重合体のセグメ
ントを含有するポリウレタン系樹脂は、従来公知の製造
方法によって容易に得ることが出来る。これらのポリウ
レタン系樹脂は、無溶剤で調製してもよいし、有機溶剤
中で調製したものでもよいが、工程的には、有機溶剤中
で調製することにより、得られる溶液がそのまま各種用
途に利用出来るので遊離である。
ントを含有するポリウレタン系樹脂は、従来公知の製造
方法によって容易に得ることが出来る。これらのポリウ
レタン系樹脂は、無溶剤で調製してもよいし、有機溶剤
中で調製したものでもよいが、工程的には、有機溶剤中
で調製することにより、得られる溶液がそのまま各種用
途に利用出来るので遊離である。
この様な有機溶剤として好ましいものは、メチルエチル
ケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、ジエチルケトン、ギ酸メチル、ギ酸エチル、
ギ酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等
であり、又、アセトン、シクロヘキサン、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、ブタノール、トルエン、キシレン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、パーク
ロルエチレン、トリクロルエチレン、メチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテート等も使用
出来る。
ケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、ジエチルケトン、ギ酸メチル、ギ酸エチル、
ギ酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等
であり、又、アセトン、シクロヘキサン、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、ブタノール、トルエン、キシレン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、パーク
ロルエチレン、トリクロルエチレン、メチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテート等も使用
出来る。
以上の如きポリウレタン系樹脂は、優れた非粘着性、耐
ブロッキング性を有するにも係わらず、各種有機溶剤に
易溶性であり、優れた可撓性の被膜を形成することが出
来る。
ブロッキング性を有するにも係わらず、各種有機溶剤に
易溶性であり、優れた可撓性の被膜を形成することが出
来る。
本発明の擬革の樹脂層の形成は、前記のポリウレタン系
樹脂を前記の如き媒体中に溶解又は分散させて塗料の如
き形態で使用するのが好ましい。勿論使用形態は塗料型
に限定されないが、例えば、塗料形態の場合には樹脂の
濃度は約10乃至50重量%程度が好適である。
樹脂を前記の如き媒体中に溶解又は分散させて塗料の如
き形態で使用するのが好ましい。勿論使用形態は塗料型
に限定されないが、例えば、塗料形態の場合には樹脂の
濃度は約10乃至50重量%程度が好適である。
本発明の擬革の基材シートとしては、従来公知の擬革の
基材シートとして使用されている各種織布、不織布等或
いはこれらの基材シートに樹脂を含浸したりその表面に
多孔層を形成したもの等いずれも使用できるものであ
り、本発明においては、この様な公知の基材シートの少
なくとも一方の面に前記の如きポリウレタン系樹脂層を
形成する。
基材シートとして使用されている各種織布、不織布等或
いはこれらの基材シートに樹脂を含浸したりその表面に
多孔層を形成したもの等いずれも使用できるものであ
り、本発明においては、この様な公知の基材シートの少
なくとも一方の面に前記の如きポリウレタン系樹脂層を
形成する。
上記樹脂層はいずれの方法で形成してもよく、例えば、
上記ポリウレタン系樹脂を必須成分とする塗料を形成
し、これを基材シートの表面に塗布又は含浸し、乾燥し
て樹脂層を形成する方法、これらの塗料を離型紙上に塗
布及び乾燥してフイルムを形成し、該フイルムを基材シ
ートに貼り合わせる方法、ポリウレタン系樹脂からカレ
ンダー方法等によりフイルムを形成し、樹脂層を形成す
る方法等が有用である。これらの樹脂層はいずれの厚さ
でもよいが、一般的には約0.1乃至100μm程度の厚みで
ある。
上記ポリウレタン系樹脂を必須成分とする塗料を形成
し、これを基材シートの表面に塗布又は含浸し、乾燥し
て樹脂層を形成する方法、これらの塗料を離型紙上に塗
布及び乾燥してフイルムを形成し、該フイルムを基材シ
ートに貼り合わせる方法、ポリウレタン系樹脂からカレ
ンダー方法等によりフイルムを形成し、樹脂層を形成す
る方法等が有用である。これらの樹脂層はいずれの厚さ
でもよいが、一般的には約0.1乃至100μm程度の厚みで
ある。
尚、本発明においては上記の樹脂層中に従来公知の添加
剤、例えば、着色剤、可塑剤、帯電防止剤、界面活性
剤、老化防止剤、架橋剤等の任意の添加剤が添加出来る
のは当然である。
剤、例えば、着色剤、可塑剤、帯電防止剤、界面活性
剤、老化防止剤、架橋剤等の任意の添加剤が添加出来る
のは当然である。
(効果) 以上の如き本発明の擬革は、その樹脂層がポリウレタン
系樹脂の本来有している種々の特性、例えば、強度、可
撓性、電気的、化学的、物理的特性を保持したまま、該
樹脂から形成される樹脂層の表面特性、例えば、耐汚染
性、耐水性、耐摩耗性、耐粘着性、耐熱性等を著しく向
上させ、又、樹脂層の摩擦係数を著しく低下させること
が出来る。
系樹脂の本来有している種々の特性、例えば、強度、可
撓性、電気的、化学的、物理的特性を保持したまま、該
樹脂から形成される樹脂層の表面特性、例えば、耐汚染
性、耐水性、耐摩耗性、耐粘着性、耐熱性等を著しく向
上させ、又、樹脂層の摩擦係数を著しく低下させること
が出来る。
又、本発明で使用するポリウレタン系樹脂はシリコンセ
グメントが樹脂の主鎖に化学的に結合されている為、従
来技術の添加剤の如くシリコンオイル等が経時的に樹脂
層の表面にブリードし、種々の問題を生じるという欠点
が解決されており、その為樹脂層中にシリコン成分を多
量に包含させることが出来、その結果より樹脂層の表面
性質を改良することが出来る。
グメントが樹脂の主鎖に化学的に結合されている為、従
来技術の添加剤の如くシリコンオイル等が経時的に樹脂
層の表面にブリードし、種々の問題を生じるという欠点
が解決されており、その為樹脂層中にシリコン成分を多
量に包含させることが出来、その結果より樹脂層の表面
性質を改良することが出来る。
(実施例) 次に、参考例、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは重量
基準である。
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは重量
基準である。
参考例1 (Kは分子量が980になる値である。) 攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、及び還流冷却器を備
えた反応器にε−カプロラクトン310部及び上記構造
(1)を有しているアルコール変性シロキサンオイル15
0部及びテトラブチルチタネート0.05部を装入し、窒素
気流下180℃の温度で10時間反応させ、水酸基価37、酸
価0.40、分子量3,030のポリシロキサン−ポリエステル
共重合体を得た。
えた反応器にε−カプロラクトン310部及び上記構造
(1)を有しているアルコール変性シロキサンオイル15
0部及びテトラブチルチタネート0.05部を装入し、窒素
気流下180℃の温度で10時間反応させ、水酸基価37、酸
価0.40、分子量3,030のポリシロキサン−ポリエステル
共重合体を得た。
上記共重合体150部及び1,4−ブタンジオール27部を、20
0部のメチルエチルケトンと100部のジメチルホルムアミ
ドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく攪拌しながら91
部の水添化MDIを188部のジメチルホルムアミドに溶解し
たものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で6時間反応さ
せて本発明で使用するポリウレタン系樹脂溶液を得た。
この溶液は非常に透明性が高く固形分35%で35,500cps
(25℃)の粘度を有していた。
0部のメチルエチルケトンと100部のジメチルホルムアミ
ドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく攪拌しながら91
部の水添化MDIを188部のジメチルホルムアミドに溶解し
たものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で6時間反応さ
せて本発明で使用するポリウレタン系樹脂溶液を得た。
この溶液は非常に透明性が高く固形分35%で35,500cps
(25℃)の粘度を有していた。
参考例2 参考例1の共重合体75部、ポリブチレンアジペート(水
酸基価56.0,酸価0.40、分子量2,000)75部及び1,4−ブ
タンジオール27部を、200部のメチルエチルケトンと150
部のジメチルホルムアミドとの混合溶剤中に溶解し、60
℃でよく攪拌しながら90部のMDIを146部のジメチルホル
ムアミドに溶解したものを徐々に滴下し、滴下終了後80
℃で6時間反応させて本発明で使用するポリウレタン系
樹脂溶液を得た。この溶液は非常に透明性が高く固形分
35%で31,200cps(25℃)の粘度を有していた。
酸基価56.0,酸価0.40、分子量2,000)75部及び1,4−ブ
タンジオール27部を、200部のメチルエチルケトンと150
部のジメチルホルムアミドとの混合溶剤中に溶解し、60
℃でよく攪拌しながら90部のMDIを146部のジメチルホル
ムアミドに溶解したものを徐々に滴下し、滴下終了後80
℃で6時間反応させて本発明で使用するポリウレタン系
樹脂溶液を得た。この溶液は非常に透明性が高く固形分
35%で31,200cps(25℃)の粘度を有していた。
参考例3 (Kは分子量が1,900になる値である。) 攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、及び還流冷却器を備
えた反応器にε−カプロラクトン166部及び上記構造
(2)を有しているアルコール変性シロキサンオイル15
0部及びテトラブチルチタネート0.04部を装入し、窒素
気流下で180℃の温度で10時間反応させ、水酸基価28、
酸価0.35、分子量4,010のポリシロキサン−ポリエステ
ル共重合体を得た。
えた反応器にε−カプロラクトン166部及び上記構造
(2)を有しているアルコール変性シロキサンオイル15
0部及びテトラブチルチタネート0.04部を装入し、窒素
気流下で180℃の温度で10時間反応させ、水酸基価28、
酸価0.35、分子量4,010のポリシロキサン−ポリエステ
ル共重合体を得た。
上記共重合体150部及び1,4−ブタンジオール27部を、20
0部のメチルエチルケトンと100部のジメチルホルムアミ
ドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく攪拌しながら88
部の水添化MDIを192部のジメチルホルムアミドに溶解し
たものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で6時間反応さ
せて本発明で使用するホリウレタン系樹脂溶液を得た。
この溶液は非常に透明性が高く固形分35%で31,200cps
(25℃)の粘度を有していた。
0部のメチルエチルケトンと100部のジメチルホルムアミ
ドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく攪拌しながら88
部の水添化MDIを192部のジメチルホルムアミドに溶解し
たものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で6時間反応さ
せて本発明で使用するホリウレタン系樹脂溶液を得た。
この溶液は非常に透明性が高く固形分35%で31,200cps
(25℃)の粘度を有していた。
参考例4 参考例3の共重合体75部、ポリエチレンアジペート(水
酸基価56.0,酸価0.28、分子量2,000)75部及び1,4−ブ
タンジオール27部を、200部のメチルエチルケトンと150
部のジメチルホルムアミドとの混合溶剤中に溶解し、60
℃でよく攪拌しながら93部のMDIを151部のジメチルホル
ムアミドに溶解したものを徐々に滴下し、滴下終了後80
℃で6時間反応させて本発明で使用するポリウレタン系
樹脂溶液を得た。この溶液は非常に透明性が高く固形分
35%で40,500cps(25℃)の粘度を有していた。
酸基価56.0,酸価0.28、分子量2,000)75部及び1,4−ブ
タンジオール27部を、200部のメチルエチルケトンと150
部のジメチルホルムアミドとの混合溶剤中に溶解し、60
℃でよく攪拌しながら93部のMDIを151部のジメチルホル
ムアミドに溶解したものを徐々に滴下し、滴下終了後80
℃で6時間反応させて本発明で使用するポリウレタン系
樹脂溶液を得た。この溶液は非常に透明性が高く固形分
35%で40,500cps(25℃)の粘度を有していた。
参考例5 (mは分子量が1,600になる値である。) 攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、及び還流冷却器を備
えた反応器にε−カプロラクトン178部及び上記構造
(3)を有しているアミノ変性シロキサンオイル150部
及びテトラブチルチタネート0.04部を挿入し、窒素気流
下で180℃の温度で10時間反応させ、水酸基価32、酸価
0.28、分子量3,500のポリシロキサン−ポリエステル共
重合体を得た。
えた反応器にε−カプロラクトン178部及び上記構造
(3)を有しているアミノ変性シロキサンオイル150部
及びテトラブチルチタネート0.04部を挿入し、窒素気流
下で180℃の温度で10時間反応させ、水酸基価32、酸価
0.28、分子量3,500のポリシロキサン−ポリエステル共
重合体を得た。
上記共重合体150部及び1,4−ブタンジオール27部を、20
0部のメチルエチルケトンと100部のジメチルホルムアミ
ドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく攪拌しながら85
部の水添化MDIを187部のジメチルホルムアミドに溶解し
たものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で6時間反応さ
せて本発明で使用するホリウレタン系樹脂溶液を得た。
この溶液は非常に透明性が高く固形分35%で35,600cps
(25℃)の粘度を有していた。
0部のメチルエチルケトンと100部のジメチルホルムアミ
ドとの混合溶剤中に溶解し、60℃でよく攪拌しながら85
部の水添化MDIを187部のジメチルホルムアミドに溶解し
たものを徐々に滴下し、滴下終了後80℃で6時間反応さ
せて本発明で使用するホリウレタン系樹脂溶液を得た。
この溶液は非常に透明性が高く固形分35%で35,600cps
(25℃)の粘度を有していた。
実施例1乃至5 織布上にポリウレタン系接着剤溶液(レザミンVD−602
5、大日精化工業製)を乾燥時の塗布量が10/m2となる様
に塗布及び乾燥して擬革用基材シートとした。
5、大日精化工業製)を乾燥時の塗布量が10/m2となる様
に塗布及び乾燥して擬革用基材シートとした。
一方、上記各参考例の樹脂溶液の夫々を離型紙上に塗布
及び乾燥させて夫々3種の約15μmの厚さのフイルムを
形成し、これを上記基材シートに貼り合わせて本発明の
5種の擬革を得た。
及び乾燥させて夫々3種の約15μmの厚さのフイルムを
形成し、これを上記基材シートに貼り合わせて本発明の
5種の擬革を得た。
尚、比較例1として擬革用ポリウレタン樹脂溶液(固形
分30%、レザミンME−88N、大日精化工業製)を使用
し、且つ比較例2としてレザミンME−88Nにシリコーン
オイル(SH−200)、東レシリコーン製)5部を添加し
て同様に擬革を調製した。
分30%、レザミンME−88N、大日精化工業製)を使用
し、且つ比較例2としてレザミンME−88Nにシリコーン
オイル(SH−200)、東レシリコーン製)5部を添加し
て同様に擬革を調製した。
上記で得られた擬革の摩擦係数(A)、溌水性(B)、
耐ブロッキング性(C)及び表面状態(D)は下記第1
表の通りであった。
耐ブロッキング性(C)及び表面状態(D)は下記第1
表の通りであった。
尚、摩擦係数(μk)は鉄に対する摩擦係数であり、溌
水性はH20接触角であり、耐ブロッキング性は130℃で
1時間エージング後の剥離であり、○は剥離なしを、×
は剥離有りを示す。表面状態は製造3日後の変化であ
り、○は変化なしを、×は添加物のブリードが有ること
を示す。
水性はH20接触角であり、耐ブロッキング性は130℃で
1時間エージング後の剥離であり、○は剥離なしを、×
は剥離有りを示す。表面状態は製造3日後の変化であ
り、○は変化なしを、×は添加物のブリードが有ること
を示す。
以上の如く本発明によれば、樹脂層の摩擦係数を著しく
低下させ、且つ良好な溌水性、耐ブロッキング性、表面
状態を保持することが出来る。
低下させ、且つ良好な溌水性、耐ブロッキング性、表面
状態を保持することが出来る。
実施例6乃至12及び比較例3 前記各参考例の各樹脂溶液(固形分35%) 100部 コロネートL(NCO%12.5、固形分75%日本ポリウレタ
ン製) 2部 メチルエチルケトン 120部 上記組成物をナイロンタフタ上に70乃至80g/m2の割合で
塗布し、直ちに乾燥機で乾燥させて夫々7種の本発明の
擬革を得た。尚、比較例3として下記組成物を使用し、
他は上記と同様にして比較例の擬革を調製した。
ン製) 2部 メチルエチルケトン 120部 上記組成物をナイロンタフタ上に70乃至80g/m2の割合で
塗布し、直ちに乾燥機で乾燥させて夫々7種の本発明の
擬革を得た。尚、比較例3として下記組成物を使用し、
他は上記と同様にして比較例の擬革を調製した。
熱可塑性ウレタンエラストマー溶液(固形分30%、レザ
ミンME−88N、大日精化工業製) 100部 コロネートL(MCO%12.5、固形分75%日本ポリウレタ
ン製) 2部 シリコーンオイル(SH−200、東レシリコーン) 1部 メチルエチルケトン 120部 上記で得られた本発明及び比較例の擬革の耐水圧および
溌水性をドライクリーニングテストの前後で比較したと
ころ下記第2表の通りであった。
ミンME−88N、大日精化工業製) 100部 コロネートL(MCO%12.5、固形分75%日本ポリウレタ
ン製) 2部 シリコーンオイル(SH−200、東レシリコーン) 1部 メチルエチルケトン 120部 上記で得られた本発明及び比較例の擬革の耐水圧および
溌水性をドライクリーニングテストの前後で比較したと
ころ下記第2表の通りであった。
上記A及びBはドライクリーニングテスト前の耐水圧
(mm)及び溌水性であり、上記C及びDはドライクリー
ニングテスト3回実施後の耐水圧(mm)及び溌水性であ
る。
(mm)及び溌水性であり、上記C及びDはドライクリー
ニングテスト3回実施後の耐水圧(mm)及び溌水性であ
る。
ドライクリーニングテストはパークロロエチレン300cc
中に試験片及び鋼球(直径6.4mm)10個を入れ、125回/m
in.の振とう機に15分間かけて行った。
中に試験片及び鋼球(直径6.4mm)10個を入れ、125回/m
in.の振とう機に15分間かけて行った。
溌水性は試験片に水滴を落とし、完全に水をはじいてい
るものを溌水度100とし、水が完全にしみ込んでいるの
を0として評価した。
るものを溌水度100とし、水が完全にしみ込んでいるの
を0として評価した。
以上の通り本発明によれば、耐久性のある耐水圧と溌水
性を有する擬革が提供される。
性を有する擬革が提供される。
Claims (3)
- 【請求項1】基材シート及び該基材シートの少なくとも
一方の面に設けた樹脂層からなり、該樹脂層がシロキサ
ン化合物とカプロラクトンとの共重合体セグメントを含
むポリウレタン系樹脂からなることを特徴とする擬革。 - 【請求項2】共重合体中でシロキサンセグメントが10乃
至80重量%を占める請求項1に記載の擬革。 - 【請求項3】ポリウレタン中で共重合セグメントが10乃
至80重量%を占める請求項1に記載の擬革。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26402488A JPH0672364B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 擬 革 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26402488A JPH0672364B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 擬 革 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02112486A JPH02112486A (ja) | 1990-04-25 |
JPH0672364B2 true JPH0672364B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=17397494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26402488A Expired - Fee Related JPH0672364B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 擬 革 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0672364B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11795267B2 (en) * | 2016-12-12 | 2023-10-24 | Dic Corporation | Aqueous urethane resin composition and synthetic leather |
WO2019058692A1 (ja) * | 2017-09-19 | 2019-03-28 | Dic株式会社 | 合成皮革 |
WO2024016270A1 (en) * | 2022-07-21 | 2024-01-25 | Dow Global Technologies Llc | Polyurethane composition |
-
1988
- 1988-10-21 JP JP26402488A patent/JPH0672364B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02112486A (ja) | 1990-04-25 |
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