JP2947487B2 - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、感熱転写材料に関
し、更に詳しくは熱転写方法や昇華転写方法において有
用である感熱記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステルフィルム等の基材シ
ートの一方の面に染料又は顔料をバインダー樹脂で担持
させて感熱記録層を形成し、その裏面からパターン状に
加熱してインクを被転写材に転写する熱転写方法や、更
には上記の染料として加熱昇華性の染料を使用し、同様
に染料のみを被転写材に昇華熱転写する昇華転写方法が
公知である。この様な方法は、いずれも基材シートの裏
面から熱エネルギーを付与する方式である為に、使用す
る感熱転写材料の基材シートの裏面が充分な滑り性、剥
離性、非粘着性等を有し、且つサーマルヘッドが裏面に
粘着(スティッキング現像)しないものであることが要
求されている。その為に従来技術においては感熱記録材
料の基材シートの裏面に、シリコーン樹脂、メラミン樹
脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、
変性セルロース樹脂或いはこれらの混合物からなる層が
形成されている(特公昭58−13359号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の樹脂は殆ど各種の硬化剤を使用した熱硬化性樹脂であ
る為、感熱記録材料の耐熱層形成時に硬化の為の加熱工
程を要し、煩雑であるという問題がある。更に、形成さ
れたこれらの耐熱層の融点は高いものの、膜自体が脆く
接着性に劣る為、印字の際に剥離しサーマルヘッドにカ
スとなり支障をきたすという問題がある。これに対し、
アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリブタジエン樹脂等の熱可塑性樹脂にイソシアネート
等を添加して、硬化させて耐熱層を設け、更に、印字器
具の滑り性を持たせる為に、その耐熱層中に滑剤等を添
加することが提案されている(特開昭59−22599
4号公報参照)。かかる公報の中では、イソシアネート
の硬化は常温で進行するとされているが、実際には可使
時間(ポットライフ)の問題、或いは水分や他の不純物
とイソシアネートとの反応による硬化不良等の問題があ
る。又、滑り性付与の為に添加される滑剤は長期にわた
る使用の場合にはブリードしたり、印字の際にヘッドカ
スとなり支障をきたすという問題がある。
【0004】出願人等は、以上の様な樹脂を使用する代
わりに耐熱層の形成にシリコーン共重合樹脂を使用する
ことにより、感熱記録材が耐熱性、滑り性、非粘着性等
を兼ね備えた優れた性能となることを既に提案している
(特開昭61−227087号公報及び特開昭62−2
02786号公報参照)。従って、本発明の目的は、従
来技術を更に一歩進め、耐熱層の形成工程が簡略で、且
つ優れた性能を有する感熱記録材料を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、基材シ
ート、該基材シートの一方の面に設けた感熱記録層及び
上記基材シートの他の面に設けた耐熱層からなる感熱記
録材料において、該耐熱層が、少なくとも1個の遊離イ
ソシアネート基を有する下記の一般式(1)で表される
シランカップリング剤及び/又は下記の一般式(2)で
表されるシランカップリング剤と有機ポリイソシアネー
トとの反応生成物で変性された分子側鎖に加水分解性シ
リル基を有する樹脂硬化物からなることを特徴とする感
熱記録材料である。
【0006】
【化3】 (式中のR1は低級アルキル基を、R2は低級アルキル基
又は低級アルコキシ基を、R3はC1〜C6のアルキレン
鎖を、m=1〜3の整数、n=3−mをそれぞれ表
す。)
【0007】
【化4】 (式中のXはイソシアネート基と反応し得る基を、
1、R2、m及びnは式(1)と同意義であり、R4
2価の有機基をそれぞれ表す。)
【0008】
【作用】感熱記録材料の耐熱層を、少なくとも1個の遊
離イソシアネート基を有するシランカップリング材で変
性された分子側鎖に加水分解性シリル基を有する樹脂で
形成することにより、該耐熱層が空気中の水分や湿気に
よって架橋する為一液硬化が可能となり耐熱層の形成工
程が簡略化出来る。更に、加水分解性シリル基の存在に
より耐熱層の基材シートへの密着性が向上し、優れた性
能を有する感熱記録材料となる。
【0009】
【好ましい実施態様】本発明で使用する樹脂を変性する
特定の変性剤の好ましい例としては、例えば、次の如き
化合物が挙げられる。
【0010】(1)少なくとも一個のイソシアネート基
を有するシランカップリング剤。
【化5】 (R1は低級アルキル基、R2は低級アルキル基又は低級
アルコキシ基を、R3はC1〜C6のアルキレン鎖、m=
1〜3の整数、n=3−mである)
【0011】(2)反応性有機官能基を有するシランカ
ップリング剤と有機ポリイソシアネートとの反応生成物
であり、該生成物が分子中に少なくとも一個の遊離イソ
シアネート基を有するもの。この際に用いられる反応性
有機官能基を有するシランカップリング剤としては、下
記の一般式のものが挙げられる。
【化6】 Xはイソシアネート基と反応し得る基、例えば、アミノ
基、エポキシ基、水酸基、チオール基等で、特に好まし
いものはアミノ基、エポキシ基、チオール基である。R
1、R2、m及びnは式1と同意義である。R4は2価の
有機基であり、好ましいものはC2〜C20の脂肪族基、
芳香族基、脂肪族芳香族基であり、これらの基はその中
に連結基としてO、N、Sの各原子を有するものであっ
てもよい。
【0012】上記の反応性有機官能基を有するシランカ
ップリング剤の好ましい具体例を示すと以下の如くであ
る。
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】 以上の如きシランカップリング剤は、本発明において使
用する好ましいシランカップリング剤の例示であって、
本発明はこれらの例示に限定されるものではない。従っ
て、上述の例示の化合物のみならず、その他公知の現在
市販されており、市場から容易に入手し得る化合物は、
いずれも本発明において使用出来る。
【0013】又、上記ポリシランカップリング剤と反応
させる有機ポリイソシアネートとしては、従来公知のい
ずれのものも使用出来るが、例えば、好ましいものとし
ては、 トルエン−2,4−ジイソシアネート、 4−メトキシ−1,3−フェニレンジイソシアネート、 4−イソプロピル−1,3−フェニレンジイソシアネー
ト、 4−クロル−1,3−フェニレンジイソシアネート、 4−ブトキシ−1,3−フェニレンジイソシアネート、 2,4−ジイソシアネート−ジフェニルエーテル、 メチレンジイソシアネート、 4,4−メチレンビス(フェニルイソシアネート)、 ジュリレンジイソシアネート、 1,5−ナフタレンジイソシアネート、 ベンジジンイソシアネート、 o−ニトロベンジジンジイソシアネート、 4,4−ジイソシアネートジベンジル、 1,4−テトラメチレンジイソシアネート、 1,6−テトラメチレンジイソシアネート、 1,10−デカメチレンジイソシアネート、 1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート、 キシリレンジイソシアネート、 4,4−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、 1,5−テトラヒドロナフタレンジイソシアネート等が
挙げられる。
【0014】更に、これらの有機ポリイソシアネートと
他の化合物との付加体、例えば、下記構造式のものが挙
げ られるが、これらに限定されるものではない。
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【化25】 又、これらの有機ポリイソシアネートと低分子量のポリ
オールやポリアミンとを末端イソシアネートとなる様に
反応させて得られるウレタンプレポリマー等も、本発明
に当然使用することが出来る。中でも特に好ましいもの
は、無黄変ポリイソシアネートである。
【0015】本発明の感熱記録材料で使用される樹脂と
しては、従来公知の各種の被膜形成性樹脂がいずれも使
用出来る。例えば、少なくとも一個の遊離のイソシアネ
ート基を有するシリコーン変性樹脂と、ポリビニルブチ
ラール系樹脂、ポリビニルホルマール系樹脂、アクリル
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩
化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合系樹
脂、アルキッド系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリブタジエ
ン系樹脂、ポリウレア系樹脂、変性セルロース系樹脂、
シリコーン系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、フェノキシ系樹脂との反応生成物であ
る各種のシリコーン共重合樹脂、又は活性水素基を有す
るシロキサン化合物とε−カプロラクトンとの反応によ
って得られる、シロキサン変性ポリエステル樹脂等のシ
ロキサンセグメント含有被膜形性成樹脂が好ましく用い
られる。これらのシロキサンセグメント含有被膜形成性
樹脂は、例えば、ダイアロマーの名称で大日精化工業
(株)から容易に入手出来る。更に、本発明において
は、上記の樹脂にポリシロキサンセグメントを有してい
ない上記の樹脂を使用することも可能である。尚、これ
らの樹脂は、いずれも単独でも混合物としても使用出
来、且つ有機溶剤中の溶液でも分散液でもよい。
【0016】本発明の感熱記録材料の耐熱層は、空気中
の水分、或は水、スチーム等に接触させることにより、
樹脂中の加水分解性シリル基が架橋反応を起こし硬化す
る。この為本発明ではこのシラノール縮合を促進させる
為に感熱記録材料の耐熱層中に触媒を添加するのが好ま
しい。かかる触媒としては、一般にはアルキルチタン酸
塩、オクチル酸スズ、ジブチルチンジラウレートの如き
カルボン酸塩、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエー
ト等のアミノ塩、並びに他の酸性触媒及び塩基性触媒が
好ましい。その使用量としては変性樹脂の0.0001
重量%〜5重量%の範囲が好ましい。変性によるシラノ
ール基の含有量は、0.1重量%〜60重量%の範囲が
好ましいが、作業性、密着性を考えた場合、3重量%〜
40重量%とするのがより好ましい。
【0017】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中部又は%とあるのは特に断
りのない限り重量基準である。
【0018】参考例1(変性剤の製造) ヘキサメチレンジイソシアネートと水との付加体(ジュ
ラコネート24A−100、旭化成製、NCO%=2
3.5%)150部を室温でよく撹拌しながら、この中
に3−アミノプロピルトリエトキシシラン124部を徐
々に滴下して反応させ、無色透明で粘調液状変性剤
(I)274部が得られた。得られた変性剤(I)は、
赤外吸収スペクトルによれば、2270cm-1に遊離の
イソシアネート基による吸収が認められ、又、1090
cm-1に−Si−O−基に基づく吸収帯を示していた。
この変性剤中のフリーのイソシアネート基の含有量は、
理論値(上記の両物質が化学量論的に反応して生成する
反応生成物中の化学量論的に残存するイソシアネート基
の含有量の計算値を意味する。以下の参考例においても
同じ。)が4.20%であるのに対して、実測値は3.
92%であった。
【0019】参考例2(変性剤の製造) トリメチロールプロパン1モルと3モルのヘキサメチレ
ンジイソシアネートとの付加体(コロネートHL、日本
ポリウレタン製、NCO%=12.5%、固型分75
%)150部を室温でよく撹拌しながら、この中にN−
フェニル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン76
部を徐々に滴下して反応させ、無色透明で粘調液状変性
剤(II)185部が得られた。得られた変性剤(II)
は、赤外吸収スペクトルによれば、2270cm-1に遊
離のイソシアネート基による吸収が認められ、又、10
90cm-1に−SiO−基に基づく吸収帯を示してい
た。 又、この変性剤中のフリーのイソシアネート基の
含有量は、理論値が3.12%であるのに対して、実測
値は2.82%であった。
【0020】参考例3(変性剤の製造) ヘキサメチレンジイソシアネートの三量体(コロネート
EH、旭化成製、NCO%=21.3%)150部を室
温でよく撹拌しながら、この中にγ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン99部を徐々に滴下して反応さ
せ、無色透明で粘調液状変性剤(III)249部が得ら
れた。得られた変性剤(III)は、赤外吸収スペクトル
によれば、2270cm-1に遊離のイソシアネート基に
よる吸収が認められ、又、1090cm-1に−Si−O
−基に基づく吸収帯を示していた。又、この変性剤中の
フリーのイソシアネート基の含有量は、理論値が4.0
%であるのに対して、実測値は3.72%であった。
【0021】参考例4(樹脂の変性) 少なくとも一個の遊離イソシアネート基を有するシリコ
ーン変性剤とアクリルポリオールとの反応によって得ら
れる、シリコーン−アクリルポリオール共重合樹脂(固
形分40%、水酸基価32mgKOH/g、大日精化工
業製(ダイアロマー))300部に参考例1の変性剤
(I)20部を加え、80℃で8時間反応させる。次
に、イソシアネート基が消失していることを確認した
後、固形分濃度を20%に調整して変性被膜形成樹脂溶
液(A)を得た。
【0022】参考例5(樹脂の変性) 少なくとも一個の遊離イソシアネート基を有するシリコ
ーン変性剤とポリビニルブチラール樹脂との反応によっ
て得られる、シリコーン−ポリビニルブチラール共重合
樹脂(固形分40%、水酸基価56mgKOH/g、大
日精化工業製(ダイアロマー))300部に参考例2の
変性剤(II)24部を加え、80℃で8時間反応させ
る。次に、イソシアネート基が消失していることを確認
した後、固形分濃度を20%に調整して変性被膜形成樹
脂溶液(B)を得た。
【0023】参考例6(樹脂の変性) 少なくとも一個の遊離イソシアネート基を有するシリコ
ーン変性剤とポリビニルホルマール樹脂との反応によっ
て得られる、シリコーン−ポリビニルホルマール共重合
樹脂(固形分40%、水酸基価42mgKOH/g、大
日精化工業製(ダイアロマー))300部に参考例3の
変性剤(III)21部を加え、80℃で8時間反応させ
る。次に、イソシアネート基が消失していることを確認
した後、固形分濃度を20%に調整して変性被膜形成樹
脂溶液(C)を得た。
【0024】参考例7(樹脂の変性) シリコーン−ポリウレタン共重合樹脂(固形分35%、
大日精化工業製(ダイアロマー))300部にイソシア
ネート基を有するシランカップリング剤(CH3O)3
i(CH2)3NCO(信越化学製(KBM−9007))
15部を加え、80℃で8時間反応させる。次に、イソ
シアネート基が消失していることを確認した後、固形分
濃度を20%に調整して変性被膜形成樹脂溶液(D)を
得た。
【0025】参考例8(樹脂の変性) 活性水素基を有するシロキサン化合物とε−カプロラク
トンとの反応によって得られる、シロキサン変性ポリエ
ステル樹脂(固形分50%、水酸基価12mgKOH/
g、大日精化工業製(ダイアロマー))300部にイソ
シアネート基を有するシランカップリング剤(C25O)
3Si(CH2)3NCO(信越化学製(KBM−900
7))12部を加え、80℃で8時間反応させた。次
に、イソシアネート基が消失していることを確認した
後、固形分濃度を20%に調整して変性被膜形成樹脂溶
液(E)を得た。
【0026】実施例1 参考例4の変性被膜形成樹脂溶液(A)100部、メチ
ルエチルケトン100部、水1.0部、オクチル酸スズ
0.01部を配合し、よく攪拌して本発明の感熱記録材
量の耐熱層形成用の塗布液を得た。
【0027】実施例2 参考例5の変性被膜形成樹脂溶液(B)100部、メチ
ルエチルケトン100部、水1.0部、オクチル酸スズ
0.01部を配合し、よく攪拌して本発明の感熱記録材
量の耐熱層形成用の塗布液を得た。
【0028】実施例3 参考例6の変性被膜形成樹脂溶液(C)100部、メチ
ルエチルケトン100部、水1.0部、オクチル酸スズ
0.01部を配合し、よく攪拌して本発明の感熱記録材
量の耐熱層形成用の塗布液を得た。
【0029】実施例4 参考例7の変性被膜形成樹脂溶液(D)100部、メチ
ルエチルケトン100部、水1.0部、オクチル酸スズ
0.01部を配合し、よく攪拌して本発明の感熱記録材
量の耐熱層形成用の塗布液を得た。
【0030】実施例5 参考例8の変性被膜形成樹脂溶液(E)100部、メチ
ルエチルケトン100部、水1.0部、オクチル酸スズ
0.01部を配合し、よく攪拌して本発明の感熱記録材
量の耐熱層形成用の塗布液を得た。
【0031】比較例1 ポリブチレンアジペート(分子量2000)150部及
び1,3ブタンジオール15部を、200部のメチルエ
チルケトンと50部のトルエンに溶解し、60℃でよく
攪拌しながら、171部のメチルエチルケトンに62部
の水素添加MDIを溶解したものを徐々に滴下し、滴下
終了後80℃で6時間反応させた。この溶液は、固形分
が40%であり、24,000cps(20℃)の粘度
を有していた。更に、この溶液をメチルエチルケトンで
固形分濃度を20%に調整して、比較試験用の塗布液と
した。
【0032】比較例2 比較例1と同様の樹脂溶液100部、テフロンパウダー
(ダイキン工業(ルブロンL))3部、ポリエチレンワ
ックス2部及びメチルエチルケトン/トルエン(=1/
1)345部を配合し、配合液とした。上記配合液にイ
ソシアネート(固形分50%、武田薬品工業製(タケネ
ートD−204))を樹脂液:イソシアネート=24:
3(重量比)の割合で添加し、比較試験用の塗布液とし
た。
【0033】比較例3 シリコーン樹脂(信越化学製(KS−841))100
部と触媒(PL−7)1部とをトルエン1,000部に
溶解し、比較試験用のシリコーン樹脂の塗布液とした。
【0034】評価 実施例1〜5及び比較例1〜3で調整した塗布液を夫々
用い、グラビア印刷により、厚み6μmのポリエチレン
テレフタレートフイルム(東レ製)の表面に、乾燥厚み
が0.5μmになるように塗布した後、乾燥機中で溶剤
を乾燥して基材表面に比較試験用の耐熱層を形成した。
次に、以上の様にして得られた耐熱層とは比較試験用の
逆の基材フイルムの面に、下記の組成のインキ組成物
を、100℃で加熱して、ホットメルトによるロールコ
ート法にて塗布厚みが5μmになるよう塗布して、転写
インキ層を形成し、本発明の実施例1〜5及び比較例1
〜3の感熱記録材料を得た。 インキ組成物 ・パラフィンワックス 10部 ・カルナバワックス 10部 ・ポリブテン(日本石油製) 1部 ・カーボンブラック 2部
【0035】以上の様にして得られた本発明の実施例1
〜5の感熱記録材料と比較例1〜3で得られたサンプル
を夫々用い、薄膜型サーマルヘッドで、印字エネルギ
ー;1mJ/ドット(4×10-4cm2)の条件で印字
を行った。この時のスティッキング性、ヘッド汚染の状
態を観察して評価を行った。尚、これらの物性試験は上
記の夫々の感熱記録材料を室温(23℃、46%湿度)
で15日間放置後行った。その結果を表1に示した。こ
こで、スティッキング性は、感熱記録の実装試験に供し
た場合のサーマルヘッドと感熱記録材料との間の押圧操
作時における、感熱記録材料のサーマルヘッドからの離
脱性を目視で5段階評価した。尚、最も難脱性の良いも
のを5とした。又、ヘッドの汚れは、感熱記録の実装試
験に供した場合のサーマルヘッドの汚れ状態を観測し、
最も汚れの少ないものを5として5段階評価した。
【0036】
【表1】表1
【0037】
【発明の効果】以上表1からも明らかな様に、本発明の
感熱記録材料は、耐熱層の摩擦係数が低く、粘着性及び
ヘッドの汚染が少ない為、優れた性能の感熱記録材料と
出来る。又、感熱記録材料の耐熱層が、少なくとも一個
の遊離イソシアネート基を有するシランカップリング剤
で変性された分子側鎖に加水分解性シリル基を有する樹
脂で形成されている為、該耐熱層が空気中の水分や湿気
によって架橋し一液硬化可能となり耐熱層の形成工程が
簡略化出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 匡史 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目7番6 号 大日精化工業株式会社内 (72)発明者 鳥井 克俊 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目7番6 号 大日精化工業株式会社内 (72)発明者 栗山 勝美 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目7番6 号 大日精化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−202786(JP,A) 特開 昭64−30787(JP,A) 特開 平3−24995(JP,A) 特開 昭64−1586(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シート、該基材シートの一方の面に
    設けた感熱記録層及び上記基材シートの他の面に設けた
    耐熱層からなる感熱記録材料において、該耐熱層が、少
    なくとも1個の遊離イソシアネート基を有する下記の一
    般式(1)で表されるシランカップリング剤及び/又は
    下記の一般式(2)で表されるシランカップリング剤と
    有機ポリイソシアネートとの反応生成物で変性された分
    子側鎖に加水分解性シリル基を有する樹脂硬化物からな
    ることを特徴とする感熱記録材料。 【化1】 (式中のR 1 は低級アルキル基を、R 2 は低級アルキル基
    又は低級アルコキシ基を、R 3 はC 1 〜C 6 のアルキレン
    鎖を、m=1〜3の整数、n=3−mをそれぞれ表
    す。) 【化2】 (式中のXはイソシアネート基と反応し得る基を、
    1 、R 2 、m及びnは式(1)と同意義であり、R 4
    2価の有機基をそれぞれ表す。)
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