JP2563121B2 - 写真フイルムのバーコード読取り装置 - Google Patents

写真フイルムのバーコード読取り装置

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JP2563121B2
JP2563121B2 JP63045564A JP4556488A JP2563121B2 JP 2563121 B2 JP2563121 B2 JP 2563121B2 JP 63045564 A JP63045564 A JP 63045564A JP 4556488 A JP4556488 A JP 4556488A JP 2563121 B2 JP2563121 B2 JP 2563121B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真フイルムにサイドプリントしたDX用バ
ーコードとコマ番号用バーコードとを読み取るためのバ
ーコード読取り装置に関するものである。
〔従来の技術〕
135タイプのロールフイルムの側縁には、フイルム種
(メーカー及びフイルム感度)を表すDX用バーコードが
潜像としてプリントされている。このDX用バーコード
は、写真焼付時にバーコード読取り装置で読み取られ、
得られたフイルム種のデータが露光条件の設定に用いら
れる。
また、コマ番号を表すコマ番号用バーコードをサイド
プリントすることも知られている。このコマ番号用バー
コードは、焼増し注文があったコマを検索して焼付位置
に自動セットするため、あるいはプリントしたコマの一
部にコマ番号を記録することでプリント写真とネガとの
照合を省略するため等に利用される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
DX用バーコードとコマ番号用バーコードの両方を写真
フイルムにサイドプリントする場合には、種類の異なっ
たバーコードを用いて、両者を正しく識別することが必
要である。このように、2種類のバーコードをサイドプ
リントした場合には、それぞれ専用のバーコードセンサ
ーユニットが必要となる。この場合には、各バーコード
センサーユニットがフイルム通路の両側に位置するよう
にフイルムキャリヤに取り付けられる。
しかしながら、このように専用のバーコードセンサー
ユニットを用いた場合、写真フイルムをフイルムキャリ
アにセットする際に、写真フイルムの上下方向(通し方
向)が特定されるから、これと逆の向きで写真フイルム
をセットしたときには、バーコードの読取りを行うこと
ができなくなる。
また、コマ番号用バーコードの読取りでは、バーコー
ドセンサーユニットに読取りエラーが発生すると、フイ
ルムマスク上にセットされたコマのコマ番号を特定する
ことができなくなるという問題がある。
本発明は、写真フイルムの上下方向がいずれの状態で
あっても、DX用バーコードとコマ番号用バーコードとを
正しく読み取ることができるようにした写真フイルムの
バーコード読取り装置を提供することを目的とするもの
である。
本発明の別の目的は、コマ番号用バーコードを1回で
も読み取れば、その後に読取りエラーが発生しても、プ
リント位置にセットされたコマの番号を判定することが
できるようにした写真フイルムのバーコード読取り装置
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、写真フイルム
の通路の両側に、それぞれバーコードセンサーユニット
を配置し、これら各バーコードセンサーユニットは写真
フイルムの移送方向と直交する方向に並べた2個の光セ
ンサーを備え、且つ各バーコードセンサーユニットは共
に同じに構成され、写真フイルムが一定距離移送される
毎に、各バーコードセンサーユニットから出力された2
種類の信号をサンプリングして、写真フイルムの一方の
側縁にプリントしたDX用バーコードと他方の側縁にプリ
ントしたコマ番号用バーコードとを読み取るようにした
ものである。各バーコードセンサーユニットで読み取っ
た2種類のデータは、そのデータ形態から、DX用バーコ
ードとコマ番号用バーコードとに自動識別される。この
識別したDX用バーコードからフイルム種をデコードし、
そしてコマ番号用バーコードからコマ信号をデコードす
る。
サンプリングは、写真フイルムが一定距離移送される
毎に行われる。これは、写真フイルムを移送するための
パルスモータの駆動パルス、又はこれを分周もしくは整
数倍したパルスに同期させて行う。あるいは、写真フイ
ルムに従動して回転する移送ローラにロータリエンコー
ダを取り付け、これから出力されたパルスを用いてサン
プリングを行ってもよい。
前記バーコードセンサーユニットは、フイルムマスク
の中心から離れた位置に取り付けられているから、読み
取ったコマ番号と、プリント位置にセットされたコマの
コマ番号とが対応しない。このプリント位置にセットさ
れたコマの番号を求めるために、バーコードセンサーユ
ニットの取付け位置を基準として、読み取ったコマ番号
用バーコードの移動量を測定する手段と、得られた移動
量を用いて、読み取ったコマ番号用バーコードとフイル
ムマスク中心までの距離を求め、この距離をコマ番号用
バーコードのピッチで割ってコマ数を求め、このコマ数
と読み取ったコマ番号とからフイルムマスク上にセット
されたコマの番号を算出する手段とが設けられている。
また、各コマ番号用バーコードの横に、一定の距離を保
ってコマ番号がプリントされているから、プリント位置
にセットされたコマ番号の判別に際して、このコマ番号
の移動量及びピッチを用いても同じである。
前記移動量測定手段は、写真フイルムのパーフォレー
ションを検出するパーフォセンサーと、このパーフォセ
ンサーの出力信号をカウントする第1カウンタと、写真
フイルムを移送するためのパルスモータの駆動パルスを
カウントするとともに、第1カウンタの各カウント動作
に同期してリセットされる第2カウンタとから構成し、
パーフォレーションの個数と駆動パルス数とにより、コ
マ番号用バーコードの移動量を測定するのがよい。勿
論、写真フイルムに従動して回転するローラにロータリ
エンコーダを取り付け、これから出力されたパルスを駆
動パルスの代わりに用いてもよい。
〔作用〕
本発明においては、写真フイルムがフイルムキャリア
上で一定距離移送される毎に、フイルム通路の両側に配
置した2個のバーコードセンサーユニットから出力され
た信号がCPUにサンプリングされる。得られたDX用バー
コードのデータからフイルム種がデコードされ、コマ番
号用バーコードからコマ番号がデコードされる。
この2個のバーコードセンサーユニットは、構成が同
じであるため、写真フイルムの通し方向が逆であって
も、2種類のバーコードを正しく読み取ることができ
る。
また、2個のバーコードセンサーユニットで読み取っ
た2種類のバーコードデータに対して、そのデータの形
態、例えばスタートコード又はエンドコードの違い、あ
るいはクロックトラックの有無からDX用バーコードデー
タとコマ番号用バーコードデータとを自動識別し、この
識別後にフイルム種とコマ番号とをデコードする。この
デコードされたコマ番号及びフイルム種は、その前に読
み取られた古いものに代えてメモリに記憶される。
前記コマ番号の読取り時点から、フイルムマスクにコ
マが位置決めされるまでの期間におけるフイルム移送量
を測定することで、読み取ったコマ番号用バーコードの
移動量を求める。フイルムマスクとバーコードセンサー
ユニットとの間の距離,コマ番号用バーコードのピッチ
はそれぞれ既知であるから、コマ番号用バーコードの移
動量を用いて、読み取ったコマ番号用バーコードとフイ
ルムキャリア中心までの距離を求める。得られた距離を
コマ番号用バーコードのピッチで割ってコマ数を求め、
このコマ数を読み取ったコマ番号に加算又は減算するこ
とで、フイルムマスクにセットされたコマのコマ信号が
求められる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について詳細
に説明する。
〔実施例〕
第1図はフイルムマスクとセンサーとの距離を示すも
のであり、光源側から見た状態で表してある。写真フイ
ルム2には、複数のコマ2a〜2dが記録されており、その
両側にパーフォレーション3が設けられている。このパ
ーフォレーション3とフイルムエッジとの間に位置する
ように、一方の側縁部に算用数字のコマ番号4と、これ
に対応したコマ番号用バーコード5とがサイドプリント
され、他方の側縁部にDX用バーコード6がサイドプリン
トされている。このコマ番号4は、一定ピッチbで配置
され、またコマ番号用バーコード5も同じピッチbで配
置されている。なお、DX用バーコード6も同じピッチb
でサイドプリントされている。これらのバーコード5,6
及びコマ番号4は、潜像として記録されており、写真現
像によって可視像に変換される。
前記写真フイルム2の両側縁の通路上に、密着透過読
取りを行うように、2個のバーコードセンサー8,9が配
置されている。これらのバーコードセンサーユニット8,
9は、コマ番号用バーコード4及びDX用バーコード5の
いずれに対しても読取りができるようにするため、同じ
構造をしている。これらのバードセンサーユニット8,9
は、プリト位置を構成するためのフイルムマスク10の中
心から、距離aだけ離れた位置にそれぞれ配置されてい
る。また、パーフォレーション3の通路上に、その通過
を光学的に検出するためのパーフォセンサーユニット11
が設けられている。なお、各センサーユニット8,9,11に
は、写真フイルム2を挟んで対向するように、例えばLE
Dからなる投光部が配置されている。
第2図は2種類のバーコードのパターンを示すもので
ある。コマ番号用バーコード5としては、これまでに提
案されている各種のものが使用できるが、この実施例で
は「Code 3 of 9」が用いられている。このバーコード
は、バーとスペースとが交互に並んでおり、広い幅l1の
バー又はスペースが二進数字の「1」を表し、また狭い
幅l2(l1/2)のものが「0」を表している。そして、デ
ータコード領域に5本のデータバーが記録され、その両
側にスタートコード領域とエンドコード領域とが設けら
れており、それによりバーコードデータの最上位ビット
と最下位ビットとを識別できるようにしている。このス
タートコード領域には、幅広のスタートコード5aが記録
され、またエンドコード領域には幅狭のエンドコード5b
が記録されている。このスタートバー5aの端とコマ番号
4の中心との長さは一定値cである。また、データ領
域,スタートコード領域,エンドコード領域とを合計し
た長さは一定値dである。なお、長さcとdとを加算し
た長さを「e」で表してある。
この「Code 3 of 9」は、2進法表示ではないから、
最下位ビットから10進法の偶数と奇数を識別することは
できない。図示のコマ番号用バーコードは、「10001000
1100」を表している。したがって、データコード領域に
は、「00100011」が記録されており、これは十進数の
「26」に対応し、かつコマ番号の「12A」に対応してい
る。このコマ番号用バーコード(便宜上、十進数で表し
てある)と、コマ番号とは例えば次のように対応してい
る。なお、フイルムによっては「S」の代わりに、
「0」を用いているものもある。
表1 コマ番号用バーコード(十進法) コマ番号 1 S 2 SA 3 1 4 1A 5 2 6 2A ・ ・ ・ ・ 25 12 26 12A ・ ・ ・ ・ 74 36A ・ ・ またDX用バーコード6は、クロックトラックとデータ
トラックとから構成され、このクロックトラックには7
本のクロックバーが一定ピッチ(2・l2)で記録され、
またフイルム種に応じてデータトラックにデータバーが
記録されている。データコード領域の両側には、スター
トコード領域とエンドコード領域とが位置している。こ
のスタートコード領域には、スタートパターン6aが記録
され、またエンド領域にはエンドパターン6bが記録され
ている。このDX用バーコード6では、バー及びスペース
はいずれも幅l2であり、これはコマ番号用バーコード5
の幅狭のものと同じ寸法になっている。
第3図はバーコードとバーコードセンサーユニットと
の位置関係を示すものである。バーコードセンサーユニ
ット8,9の下面には、アモルファスシリコン基板13,14が
それぞれ取り付けられている。これらのアモルファスシ
リコン基板13,14は、センサーのワイヤーボンディング
が不要であるため、小型化することができるとともに、
バーコードの密着透過読取りができる。また、バーコー
ドセンサーユニット8,9には、増幅器も内蔵されてい
る。
前記アモルファスシリコン基板13には、2個の光セン
サー13A,13Bが形成されている。この光センサー13Aは、
DX用バーコード6のデータトラックの通路上に位置し、
光センサー13BはDX用バーコード6のクロックトラック
の通路上に位置している。なお、アモルファスシリコン
基板14は、アモルファスシリコン基板13と同じ構造であ
るため、光センサーに対しては同じ符号が付してある。
また、パーフォセンサーユニット11にもアモルファスシ
リコン基板15が取り付けられており、これに形成したセ
ンサー15aがパーフォレーション3の通路上に位置して
いる。
第4図は本発明を組み込んだ写真焼付機を示すもので
ある。光源17の上方には、イエローフイルタ18,マゼン
タフイルタ19,シアンフイルタ20が配置されており、こ
れらの色フイルタ18〜20は焼付光路21と直交する面内で
移動する。これらの色フイルタ18〜20は、各色の露光量
に応じて焼付光路21への挿入量が調節され、それにより
焼付光の三色成分と強度とが調節される。
前記色フイルタ18〜20を透過した焼付光は、拡散箱22
で充分に拡散される。この拡散箱22は、内面がミラー面
となった角筒の両端部に拡散板を取り付けた構造をして
いる。この拡散箱22の上に、周知のフイルムキャリア
(図示せず)が配置されており、これに写真フイルム2
がセットされる。フイルムキャリアには、プリント位置
にフイルムマスク10が取り付けられ、またこの両側に送
りローラ対23,24が配置されている。一方の送りローラ
対23には、パルスモータ25が連結されており、また2組
の送りローラ対23,24はベルト26で連動している。これ
らの送りローラ対23,24によって、写真フイルム2がニ
ップされて矢線方向に1コマずつ移送され、プリントす
べきコマがプリント位置に位置決めされる。
前記プリント位置にセットされたコマを測光するため
に、レンズ27とセンサー28とが配置されている。また、
プリント位置の上方には、焼付レンズ29が配置されてお
り、セットされたコマのネガ像をカラーペーパー30に拡
大して結像させる。この焼付レンズ29とカラーペーパー
30との間には、シャッタ31と、ペーパーマスク32とが配
置されている。このペーパーマスク32の両側には、2組
の送りローラー対33,34が配置されており、カラーペー
パー30をニップして1コマずつ移送する。一方の送りロ
ーラ対33にはパルスモータ35が連結され、そしてパルス
モータ35の回転がベルト36を介して他方の送りローラ対
34に伝達される。
前記ペーパーマスク32の横に印字器37が配置されてお
り、バーコードセンサーユニット8,9のいずれか一方で
読み取ったコマ番号用バーコード5から求めたプリント
コマのコマ番号を露光済みカラーペーパー30の裏面に、
例えばドットパターンで印字する。前記印字器37の代わ
りに、液晶パネル又は発光ダイオードアレイ等で構成し
た文字焼込器をペーパーマスク32に取り付け、写真焼付
けと同時に例えばドットパターンのコマ番号を焼き込ん
でもよい。更に、専用の印字装置を設け、プリントした
コマのコマ番号を磁気フロッピィ等に記憶させておき、
この磁気フロッピィとロール状をした現像済みカラーペ
ーパーを印字装置にセットし、コマ番号の印字後に1コ
マずつ切り離してもよい。
第5図は写真焼付機の制御回路を示すものである。バ
ーコードセンサーユニット8,9には、信号処理回路40,41
が接続されており、パルスモータ25の駆動パルスに同期
して、バーコードセンサーユニット8,9の出力信号を処
理し、測光状態を表す信号を出力する。(10)が黒、
(01)が白、(00)が前の状態と同一として判定をして
もよいが、(10)と(01)は2つの測光時点で測光状態
が変化していることを表しているから、この変化後の安
定した状態の信号を用いる方がよい。そこで、この実施
例では、二値信号の履歴を考慮して、(00)の部分を
「白」又は「黒」と判定している。CPU45は、駆動パル
スに同期したタイミングで、信号処理回路40,41から出
力された二値信号をサンプリングする。このサンプリン
グされた二値信号は、I/Oポート42,バスライン43を介し
てから、バッファメモリ44に取り込まれる。このバッフ
ァメモリ44に取り込まれたデータはCPU45に読み出さ
れ、バーコードの種類が判定され、次にバーコードデー
タに変換される。
前記CPU45は、回転方向を示す信号と、駆動パルスを
ドライバ47に送り、写真フイルム2を移送するためのパ
ルスモート25の回転を制御する。また、この回転方向を
示す信号は、パーフォカウンタ48とパルスカウンタ49の
アップダウン端子に入力される。パーフォカウンタ48
は、パルスモータ25の回転方向に応じて、パーフォセン
サーユニット11から出力された信号をカウントアップ又
はカウントダウンして、写真フイルム2の移動量を測定
する。また、このパーフォカウンタ48は、写真フイルム
2をフイルムキャリアにセットしたときにCPU45でリセ
ットされる。
前記パーフォカウンタ48は、パーフォレーション3の
1ピッチを単位として写真フイルム2の移送量を測定す
るものであるから、移送量の測定が粗くなる。ところ
で、パルスモータ25は、例えばステップ数「20」でパー
フォレーション3の1ピッチ分だけ写真フイルム2を移
送するようになっているから、この駆動パルスの個数を
調べれば、写真フイルム2の移送量を細かく測定するこ
とができる。そこで、本実施例では、パーフォカウント
48のカウント値と、駆動パルスをカウントするパルスカ
ンウタ49のカウント値とを併用することで、写真フイル
ム2の移送量を精密に測定している。なお、このパーフ
ォカウンタ48は、パーフォレーション3の1ピッチ内に
おける写真フイルム2の移送量を測定するものであるか
ら、パーフォセンサーユニット11の出力信号でリセット
される。
キーボード53は、写真フイルム2の位置を微調節する
ための微調キー54a及び54b,1コマ分だけ空送りするため
のパスキー55,色補正キー56,濃度補正キー57,データ等
を入力するための英数字キー58,プリントを開始するた
めのプリントキー59とが設けられている。ROM62は、バ
ーコードの読み取りシーケンス,各部の制御シーケンス
等のプログラムが格納されている。また、RAM63は、デ
ータの記憶に用いられる。なお、符号64は、印字器37を
駆動するためのデコードドライバである。
第6図はアナログ式の信号処理回路40の一例を示すも
のである。センサー13Aは、電流−電圧変換器70に接続
されており、ここで光電流が電圧に変換される。この電
流−電圧変換器70は、バーコードセンサーユニット8内
に設けられており、オペアンプ71,抵抗72,コンデンサ7
3,抵抗74とから構成されている。電流−電圧変換器70の
出力信号は、増幅器76に送られて増幅される。この増幅
器76は、オペアンプ77,抵抗78,79から構成されている。
前記増幅器76の出力端子は、デマルチプレクサー83で
選択されたホールド回路84〜86のいずれか1つにホール
ドされる。このデマルチプレクサー83は、パルスモータ
25の駆動パルスの立ち下がりで接続の切換えが行われ
る。これらのホールド回路84〜86は、信号を保持するた
めのコンデンサ88とオペアンプ89とで構成されている。
前記ホールド回路84,85の出力信号は、差動増幅器90
に入力されてその差が算出される。また、ホールド回路
85,86の出力信号は、差動増幅器91に入力されてその差
が算出され、同様にホールド回路84,86の出力信号は、
差動増幅器92に入力される。これらのホールド回路84〜
86,差動増幅器90〜92は、現在の信号と2個前にサンプ
リングホールドした信号とを比較するために設けられて
いるものである。これは、第7図に示すように、バーに
完全に入っている状態から、スペースに完全に入ってい
る状態に移行するのに、ほぼ2個の駆動パルスが必要と
されているからである。したがって、2個前の信号と比
較すると、差が最も大きくなるため、センサー13Aの測
光状態を確実に検出することができる。また、差動増幅
器90〜92で差を求めているため、投光部の輝度が変動し
ても正しく測定を行うことができる。
前記差動増幅器90〜92の信号を選択的に取り出すため
にマルチプレクサー94が設けられており、デマルチプレ
クサー83の接続と対応して接続の切換えが行われる。こ
のマルチプレクサー94で選択された信号は、ウインドコ
ンパレータ95に送られ、2種類の二値信号P1,P2に変換
され、この二値信号が駆動パルスに同期したタイミング
でCPU45に取り込まれる。この2種類の二値信号P1,P2の
組み合わせた信号の履歴から、黒(バー),白(スペー
ス)が判定される。ウインドコンパレータ95は、第1の
電圧VHが参照電圧として入力された第1のコンパレータ
96と、第2の電圧VLが参照電圧として入力された第2の
コンパレータ97とから構成されている。前記第1の電圧
VHを設定するために、ポテンショメータ100が設けられ
ており、このポテンショメータ100の電圧はバッファ101
を介して取り出される。また、このバッファ101に反転
増幅器102を接続することで、第2の電圧VLを取り出し
ている。
この信号処理回路40の波形は第7図に示してある。な
お、センサー13Bにも、前述した回路と同じ構成をした
回路104が接続されており、これから二値信号P3,P4が出
力される。
次に、第8図を参照して上記実施例の作用について説
明する。周知のようにネガキャリアの蓋部を開くと、フ
イルムマスク10と、2組の送りローラ対24及び25の上側
ローラが上方に退避してフイルム通過が露呈する。そこ
で、このフイルム通路に写真フイルム2を挿入し、蓋部
を元の位置に戻す。この蓋部が戻されると、パーフォカ
ウンタ48がリセットされる。写真フイルム2の装填後
に、パスキー55を操作すると、CPU45は正転方向を示す
信号を出力する。この正転信号は、パーフォカウンタ48
とパルスカウンタ49とに入力されるから、これらが加算
カウント状態となる。
また、CPU45は、一定個数の駆動パルスを出力してド
ライバ47に送って、パルスモータ25を正転させる。この
パルスモータ25の正転により、写真フイルム2は2組の
送りローラ対23,24でニップされて第4図の矢線方向
に、1コマ分だけ移送される。また、駆動パルスは、パ
ルスカウンタ49にも入力され、ここでカウントされる。
前記写真フイルム2が移送される間に、パーフォセン
サーユニット11は、パーフォレーション3の通過を検出
して信号をパーフォカウンタ48と、パルスカウンタ49と
に送る。このパーフォカウンタ48は、加算カウント状態
にセットされているから、信号が入力される毎にカウン
トアップしてパーフォレーション3の個数をカウントす
る。また、パルスカウンタ49は、パーフォセンサーユニ
ット11の信号が入力される毎にリセットされ、それによ
り次のパーフォレーション3が検出されるまでの間にお
ける写真フイルム2の微少送りを測定する。したがっ
て、第1番目のパーフォレーションの検出時を基準とし
た写真フイルム2の送り量Hは、次式から求められる。
H=α・PN+DN ……(1) ここで、PNはパーフォカウンタ48のカウント値であ
り、DNはパルスカウンタ49のカウント値である。また、
αはパーフォレーション3のピッチを駆動パルス数に換
算した値である。なお、このフイルム送り量は、パルス
数で表されているが、これはmm又はインチで表してもよ
い。
写真フイルム2の移送中に、バーコードセンサー8,9
は、コマ番号用バーコード5とDX用バーコード6のう
ち、対面しているものを密着透過読取りする。このバー
コードの読取り手順について、第9図を参照して説明す
る。光センサー13Aから出力された信号は、電流−電圧
変換器70で電圧値に変換されてから、増幅器76で増幅さ
れる。この増幅された信号は、デマルチプレクサー83に
送られ、デマルチプレクサー83で指定されたホールド回
路例えば84に送られる。このデマルチプレクサー83は、
ホールド回路84〜86を順番的に選択しているから、ホー
ルド回路85には、現時点よりも2個前にサンプリングさ
れた信号がホールドされ、そしてホールド回路86には1
個前にサンプリングされた信号がホールドされている。
これらのホールド回路84〜86の出力信号は、差動増幅器
90〜92に送られてその差信号が求められる。図示の状態
では差動増幅器90だけが現在の信号と、2個手前にサン
プリングホールドした信号とを比較しているから、この
差動増幅器90から出力された信号がマルチプレクサー94
で選択されて取り出され、ウインドコンパレータ95に送
られる。
そして、次の駆動パルスがCPU45から出力されると、
この駆動パルスの立ち下がりで、デマルチプレクサー8
3,マルチプレクサー94とがホールド回路85側に切り替わ
る。この場合には、差動増幅器91の出力信号が選択され
てウインドコンパレータ95に送られる。以下、同様にし
て差動増幅器90〜92の出力信号が選択的に取り出される
から、第7図に示す差信号がウインドコンパレータ95に
送られる。
前記ウインドコンパレータ95は、2つの閾値VH,VL
用いて差信号を二値信号P1,P2に変換する。この二値信
号P1,P2を組み合わせたデータが(10)の場合には、2
つの測光時点を見れば、光センサー13Aの測光状態は、
スペースからバーに変化しているときである。データが
(01)の場合には、センサー13Aの測光状態がバーから
スペースに変化するときである。そして、データが(0
0)の場合には、2つの測光時点のいずれもバー又はス
ペースが光センサー13Aに完全に対面しているときであ
る。そこで、データが(10)から(00)に変化したとき
には、このデータ(00)はバーの測光中を表しているか
ら黒と判定する。逆に、データが(01)から(00)に変
化したときには、このデータ(00)はスペースの測光中
であることを表しているから白と判定する。CPU45は、
この白黒判定を行い、例えば黒を「1」、白を「0」で
表した判定データをバッファメモリ44に取り込む。
同様に、光センサー12Bから出力された信号も回路104
で二値信号P3,P4に変換され、これから求めた白黒の判
定結果がバッファメモリ44に取り込まれる。また、もう
1個のバーコードセンサーユニット9で測定し、白黒を
判定したデータも同じようにバッファメモリ44に取り込
まれる。
写真フイルム2を一定距離移送する毎にサンプリング
が行われるが、このサンプリングを一定回数を行って
も、二値信号P1〜P4のいずれも「0」となっている場合
には、CPU45は全バーの読取りが終了したものと判断す
る。CPU45は、読取り終了と判断すると、パーフォカウ
ンタ48のカウント値と、パルスカウンタ49のカウント値
とを読み出す。そして、バッファメモリ44を参照し、デ
ータの取込み回数をから、最後に読み取ったバーから現
時点までに供給された駆動パルスの個数を求め、この個
数分だけパルスカウンタ49のカウント値を減算して、バ
ーコードの読取り終了時点でのカウント値を求める。こ
れらのカウント値を用いて、式(1)からフイルム移動
量H1を求め、これをRAM63に記憶する。なお、減算結果
が負になる場合には、パーフォカウンタ48のカウント値
から「1」減算するとともに、パーフォレーションのピ
ッチに相当した駆動パルス数から、減算結果を減算する
ことが必要である。
読取り終了時におけるフイルム移動量H1の記憶後に、
2組のバーコードセンサーユニット8,9で読み取ったデ
ータに対して、CPU45はデータの形態から、コマ番号用
バーコード5,DX用バーコード6,コマ番号4のいずれであ
るかをそれぞれ判定する。この判定は、データトラック
の有無や、スタートコード又はエンドコードの形態から
行うことができる。なお、コマ番号4であると判定され
た場合には、バッファメモリ44をリセットして次の読取
りの準備をする。
もし、一方のセンサーユニットで読み取ったものがコ
マ番号用バーコード5であると判定された場合には、バ
ッファメモリ44の1番目のアドレスからN番目のアドレ
スにそれぞれ記憶されているN個のデータを順次読み出
す。このデータ個数Nは、スタートコードのデータ個数
に相当しており、第7図に示す状態の場合には5個であ
る。次に、黒白の長さ(ビット数)を調べることで、ス
タートコードがエンドコードかを判定する。
そして、コマ番号用バーコード5がスタートコードか
ら読み取られていると判定したときには、データコード
を記憶しているアドレスを順番に指定して、バッファメ
モリ44から白黒のデータを読み出す。なお、エンドコー
ドからの読取りであると判定した場合には、数値が大き
なアドレスから読出しを開始する。このようにバッファ
メモリ44を逆方向からアドレス指定して黒白のデータを
読み出し、スタートコード側のビットが最下位ビットと
なるようにする。
次に、黒白の長さ(ビット数)を判定し、長い場合に
は「1」,短い場合には「0」の二値信号に置き換え
て、バーコードデータを作成する。このバーコードデー
タは、ROM62に記憶したコマ番号用のバーコードテーブ
ルを参照してコマ番号にデコードされ、得られたコマ番
号がRAM63に記憶される。実際には、第1表に示すよう
なコマ番号に対応した数値にデコードされるものであ
る。
また、DX用バーコード6であると判定された場合に
は、このDX用バーコード6の読取りがスタートコードか
ら開始されているかどうかについて判定する。もし、エ
ンドコードからの読取りであると判定した場合には、バ
ッファメモリ44から逆方向にデータを読み出す。このDX
用バーコード6のデータに対しては、センサー13B又は1
4Bから読み取ったデータを読み出し、黒白の状態が変化
しているアドレスを求める。そして、センサー13A又は1
4Aから読み取ったデータのうち、前記アドレスに対応し
ているデータを読み出してバーコードデータを作成す
る。したがって、DX用バーコード6では、クロックトラ
ックに記録されたバーとスペースの境界において、デー
タトラックがどのような状態になっているかについて検
出されることになる。
前記バーコードデータは、ROM62に記憶したDX用のバ
ーコードテーブルを参照してフイルム種にデコードさ
れ、得られたフイルム種がRAM63に記憶される。なお、
実際には、フイルム種に対応した数値がデコードされ
る。
コマ番号又はフイルム種の記憶後に、バッファメモリ
44がリセットされ、前述した手順により次のバーコード
の読取りが行われる。この読取りで得られたコマ番号と
フイルム種とが、その前に読み取ったデータに置き代え
て記憶される。これとともに、バーコード読取り終了時
点でのフイルム送り量H1も新しいものと更新される。
前記写真フイルム2の定量送りが完了すると、パルス
モータ25の回転が停止する。フイルムマスク10の上から
写真フイルム2を観察してフイルム検定を行なう。この
フイルム検定では、まず第1コマがプリント位置に正し
く位置決めされているかどうかを確認する。もし、位置
ずれが生じている場合には、ずれの方向に対応した微調
キー54a,54bを操作する。この微調キー54a,54bを操作す
ると、パルスモータ25がゆっくりと正転又は逆転し、写
真フイルム2の位置を修正する。これに伴ってパーフォ
カウンタ48とパルスカウンタ49は、パルスモータ25の正
転時に加算カウントにセットされ、逆転時に減算カウン
トにセットされるから、この位置修正時にも加算カウン
ト又は減算カウントを行なう。
次に、フイルムマスク10に正しく位置決めされたコマ
に対してプリントすべきかどうかの判定を行なう。この
コマが空撮り又はピンボケのコマである場合は、あるい
は極端に露光オーバー又はアンダーなコマである場合に
は、プリント不要コマであると判定する。このプリント
不要コマに対しては、パスキー55を操作してコマ送りを
行い、第2コマをプリント位置に位置決めする。プリン
トが必要なコマに対しては、自動露光制御によるサブジ
ェクトフェリアが発生するかどうかを判定する。もし、
サブジェクトエリアが発生して、主要被写体の濃度及び
色が良好に仕上がらないと予測されるものに対しては、
濃度キー56、色補正キー57を操作して、マニュアルで露
光補正データ(焼付条件)を入力する。
フイルム検定後に、プリントキー59を操作すると、CP
U45はプリントコマのコマ番号を算出する。プリントキ
ー59が操作されると、パーフォカウンタ48とパルスカウ
ンタ49とのカウント値を読み出し、式(1)からプリン
ト時のフイルム移送量H2を算出する。この実施例では、
バーコードセンサーユニット8がエンドコード5bの通過
を検出したときのフイルム送り量H1がRAM63に記憶され
ているから、その差を求めることにより、最後に読み取
ったコマ番号用バーコードのエンドコード5bの移動量x
が求められる。
フイルムマスク10の中心からコマ番号までの距離L
は、 L=(a−x−e) ……(2) であるから、これをコマ番号のピッチbで割ることによ
り、距離L内のコマ番号の個数nと余りmが求められ
る。
L÷b=n 余りm ……(3) この余りmは、フイルムマスク10の右側にあるコマ番
号とフイルムマスク10の中心までの距離を表している。
ここで、コマ番号のピッチbは一定値であるから、フイ
ルムマスク10の左側にあるコマ番号とフイルムマスク中
心までの距離をMとすると、 b−m=M ……(4) が成り立つから、このMとmとの大小関係により、フイ
ルムマスク10の中心に最も近い位置にあるコマ番号を知
ることができる。すなわち、読み取ったコマ番号用バー
コード5をデコードした数値をNとすると、コマ2aの中
心に近い位置にあるコマ番号のバーコードをデコードし
た数値Yは、 m≦Mのとき Y=N−n ……(5) m>Mのとき Y=N−n−1 ……(6) となる。
前記式(2)から(6)において、フイルムマスク10
からバーコードセンサーユニット8,9に向かって写真フ
イルム2が移送される場合には、「−x」の代わりに
「+x」が用いられる。また、フイルム移送量の測定が
スタートバー5aから行われる場合には、「e」の代わり
に「c」が用いられる。更に、バーコードセンサーユニ
ット8,9側よりも、フイルムマスク10側の方がコマ番号
が大きい場合には、「−e」又は「−c」の代わりに、
「+e」又は「+c」が用いられ、かつ「n」のかわり
に「+n」が用いられる。
第1図の状態では、a=90,b=15,x=3,e=8,N=30と
すると、 L=90−3−8=79 79÷15=5 余り4 4≦11であるから、N,nの数値を演算式(4)に代入す
ると、 Y=30−5=25 が求められる。コマ番号用バーコードをデコードした数
値を十進法で表示した時に「25」となるコマ番号は、
「12」である。したがって、フイルムマスク10の中心に
最も近いところに、コマ番号「12」が位置しているか
ら、このコマ2aのコマ番号が「12」であると判別する。
コマ番号の算出後に、このコマ番号のデータをRAM63
に記憶してから、センサー28で測光して露光量を算出す
る。得られた露光量とキーボード53で入力された露光補
正データとを用いて、各色の露光量を算出する。この露
光量に応じて色フイルタ18〜20の光路21への挿入量を調
節する。このフイルタ調節後に、シャッタ31を開いてカ
ラーペーパー30を露光させる。
露光が終了すると、パルスモータ35が回転して、カラ
ーペーパー30を1コマ分移送して、未露光の部分を露光
位置にセットするとともに、各色フイルタ18〜20を標準
位置へ退避させる。前記カラーペーパー30が移送される
と、CPU45はRAM63からコマ番号を読み出し、これをデコ
ードドライバ64に送る。このデコードドライバ64は、印
字器37を駆動して露光済みのコマの背後に、コマ番号
「12」を印字する。
以下、同様な手順で各コマのコマ番号の読取りと、プ
リントが行われ、そして読み取ったコマ番号がカラーペ
ーパー30の裏面に印字される。
写真焼付を能率良く行うために、写真フイルム2を一
方に移送するときに、各コマに対してフイルム検定(位
置決め,露光量の算出,コマ番号読取り)を行い、写真
フイルム2を戻す時にフイルム検定時に求めた位置デー
タをもとに各コマを自動的に位置決めして連続的にプリ
ントを行うようしてもよい。
前記実施例では、データをバッファメモリ44に全て取
り込んでから、2個のバーコードセンサーユニット8,9
で読み取ったバーコードの種類を判定しているが、写真
フイルム2の通し方向をキーボード53に入力すれば、2
個のバーコードセンサーユニット8,9で読み取るバーコ
ードの種類が特定される。すなわちコマ番号の小さい方
向が先頭となるように写真フイルム2を移送するのか、
あるいはコマ番号の大きい方を先頭にするのかを入力す
れば、2種類のバーコードの位置が決まる。この場合に
は、バーコードの読取り開始時に、スタートコードかエ
ンドコードかを判定し、バッファメモリ44にデータを書
き込む方向を決める。例えば、エンドコードから読み取
る場合には、最も大きいアドレスからデータの書込みを
開始し、アドレスポインタをデクリメントしながら、デ
ータ書込みを行う。この際に、前述したようにバーコー
ドの種類に応じた手順でバーコードデータを1ビットず
つ作成して、これをバッファメモリ44に取り込む。
更に、上記実施例では、アナログ式の信号処理回路を
用いているが、バーコードセンサーユニットの出力信号
をデジタル変換してからバッファメモリ44に取り込み、
CPU45の演算機能を利用してソフト的に二値化してもよ
い。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明は、2個の光セン
サーからなり且つ同じに構成された2個のバーコードセ
ンサーユニットを用い、これらを写真フイルムの通路の
両側縁に配置し、写真フイルムが一定距離移送される毎
に、バーコードセンサーユニットの信号をサンプリング
するようにしたから、写真フイルムの通し方向が異なっ
て写真フイルムの上下関係が逆になった場合でも、DX用
バーコードとコマ番号用バーコードの両方を確実に読み
取ることができる。
また、同じ構造のバーコードセンサーユニットで読み
取った2種類のデータに対して、データの形態からバー
コードの種類を識別するようにしたから、2種類のバー
コードの位置を指定することが不要となり、操作が簡便
となる。
また、最新のコマ番号用バーコード又はこれに対応し
たコマ番号の移動量を測定し、これらとフイルムマスク
中心までの距離を算出し、この距離をコマ番号用バーコ
ードのピッチで割ることで、コマ番号用バーコードの個
数を求め、この個数を読み取ったコマ番号に加算又は減
算して、プリントマスクにセットされたコマ番号を判別
するようにしたから、一回でもコマ番号用バーコードを
読み取れば、その後に読取りエラーが発生しても、なん
ら支障なくコマ番号の判別を正しく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のバーコードセンサーユニットとフイル
ムマスクとの距離関係を示す説明図である。 第2図はコマ番号用バーコードとDX用バーコードのパタ
ーンをそれぞれ示す説明図である。 第3図はバコードセンサーユニットとバーコードとの関
係を示す説明図である。 第4図は本発明を実施した写真焼付機の概略図である。 第5図は第4図に示す写真焼付機の電気構成を示すブロ
ック図である。 第6図は信号処理回路の一例を示す回路図である。 第7図は信号処理回路の波形図である。 第8図はプリント手順を示すフローチャートである。 第9図はバーコードの読取り手順を示すフローチャート
である。 2……写真フイルム 3……パーフォレーション 4……コマ番号 5……コマ番号用バーコード 6……DX用バーコード 8,9……バーコードセンサーユニット 11……パーフォセンサーユニット 13A,13B,14A,14B,15a……センサー 25……パルスモータ 30……カラーペーパー 37……印字器 48……パーフォカウンタ 49……パルスカウンタ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真フイルムの通路の両側に、それぞれバ
    ーコードセンサーユニットを配置し、 これら各バーコードセンサーユニットは写真フイルムの
    移送方向と直交する方向に並べた2個の光センサーを備
    え、且つ各バーコードセンサーユニットは共に同じに構
    成され、 写真フイルムが一定距離移送される毎に、各バーコード
    センサーユニットから出力された2種類の信号をサンプ
    リングして、写真フイルムの一方の側縁にプリントした
    DX用バーコードと他方の側縁にプリントしたコマ番号用
    バーコードとを読み取るようにしたことを特徴とする写
    真フイルムのバーコード読取り装置。
  2. 【請求項2】前記各バーコードセンサーユニットで読み
    取ったDX用バーコードとコマ番号用バーコードのデータ
    に対して、そのデータ形態からDX用バーコードデータと
    コマ番号用バーコードデータとに自動識別し、この識別
    されたDX用バーコードデータからフイルム種を求め、ま
    たコマ番号用バーコードデータからコマ番号を求めるよ
    うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    写真フイルムのバーコード読取り装置。
  3. 【請求項3】前記バーコードセンサーユニットの取付け
    位置を基準として、読み取ったコマ番号用バーコードの
    移動量を測定する手段と、得られた移動量を用いて、読
    み取ったコマ番号用バーコード又はこれに対応して写真
    フイルムにサイドプリントしたコマ番号とフイルムマス
    ク中心までの距離を求め、この距離をコマ番号用バーコ
    ード又はサイドプリントしたコマ番号のピッチで割って
    コマ数を求め、このコマ数と読み取ったコマ番号とか
    ら、フイルムマスク上にセットされたコマのコマ番号を
    算出する手段とを設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載の写真フイルムのバーコード読
    取り装置。
  4. 【請求項4】前記移動量測定手段は、写真フイルムのパ
    ーフォレーションを検出するパーフォセンサーと、この
    パーフォセンサーの出力信号をカウントする第1カウン
    タと、写真フイルムを移送するためのパルスモータの駆
    動パルスをカウントするとともに、第1カウンタの各カ
    ウント動作に同期してリセットされる第2カウンタとか
    らなり、パーフォレーションの個数と駆動パルス数とに
    より、読み取ったコマ番号用バーコードの移動量を測定
    するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載の写真フイルムのバーコード読取り装置。
  5. 【請求項5】前記サンプリングは、写真フイルムを移送
    するためのパルスモータの駆動パルスに同期して行われ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4項
    いずれか記載の写真フイルムのバーコード読取り装置。
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