JPH0666026B2 - ネガフィルムの装着異常検出方法 - Google Patents

ネガフィルムの装着異常検出方法

Info

Publication number
JPH0666026B2
JPH0666026B2 JP63065339A JP6533988A JPH0666026B2 JP H0666026 B2 JPH0666026 B2 JP H0666026B2 JP 63065339 A JP63065339 A JP 63065339A JP 6533988 A JP6533988 A JP 6533988A JP H0666026 B2 JPH0666026 B2 JP H0666026B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
film
bar
negative film
bar code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63065339A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01237635A (ja
Inventor
洋一 氏家
嘉彦 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP63065339A priority Critical patent/JPH0666026B2/ja
Priority to DE68915307T priority patent/DE68915307T2/de
Priority to EP89103307A priority patent/EP0331049B1/en
Priority to DE68915813T priority patent/DE68915813T2/de
Priority to EP89103306A priority patent/EP0331048B1/en
Priority to US07/315,673 priority patent/US5122645A/en
Priority to US07/315,863 priority patent/US5164574A/en
Publication of JPH01237635A publication Critical patent/JPH01237635A/ja
Publication of JPH0666026B2 publication Critical patent/JPH0666026B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フイルムキャリアに対するネガフイルムの装
着異常を検出するための方法に関するものである。
〔従来の技術〕 135タイプのロールフイルムの側縁には、フイルム種
(メーカー及びフイルム感度)を表すDX用バーコードが
潜像としてプリントされている。このDX用バーコード
は、データを記録したデータコード領域と、このデータ
の上位ビットと下位ビットとを識別するためにデータコ
ード領域の両側に配置したスタートコード領域とエンド
コード領域とから構成され、現像処理によって顕像に変
換される。このDX用バーコードは、写真焼付時あるいは
ネガ検定時に、フイルム通路の片側に配置したバーコー
ドセンサーユニットで読み取られ、得られたフイルム種
のデータが露光条件の設定に用いられる。
また、コマ番号を表すコマ番号用バーコードをサイドプ
リントすることも知られている。このコマ番号用バーコ
ードは、焼増し注文があったコマを検索して焼付位置に
自動セットするため、あるいはプリントしたコマの一部
にコマ番号を記録することでプリント写真とネガとの照
合を省略するため等に利用される。
写真焼付機又はネガ検定機では、DX用バーコードを読み
取るために、フイルムキャリアにネガフイルムを装着す
るときに、その通し方向が決められている。この通し方
向は、コマ番号の大きなものを先頭にするか、あるいは
小さなものを先頭にするかを表しており、これによって
画面の天地が決まる。したがって、ネガフイルムの通し
方向を間違えてフイルムキャリアに装着した場合には、
DX用バーコードを正しく読み取ることができない。ま
た、ネガフイルムを表裏を間違えて装着した場合にも、
DXコードの読取りができず、しかも顧客に渡すことがで
きない裏焼きプリントが作成されてしまう。
このような問題に対処するために、ネガフイルムを透過
した光を画素単位で検出するイメージラインセンサー又
はイメージエリアセンサーを用い、コマの周辺部に記録
したバーコードのスタートコード及びエンドコードを画
素単位に読み取って、ネガフイルムの表裏や通し方向を
判別するようにしたネガフイルムの装着異常検出方法が
知られている(特開昭62−31840号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記イメージセンサーは、多数のピクセルを備え、各ピ
クセルからは光量を積分した信号を出力する。したがっ
て、ラインイメージセンサーでバーとスペースの境界を
正しく検出するには、サンプリング周期を短くすること
が必要である。このために、ラインイージセンサーを使
用した従来の方法では、ピクセル数の多さと、サンプリ
ング回数の増大によって、記憶容量がかなり大きなメモ
リが必要となるから、コストアップを招くとともに、デ
ータ処理にかなり時間がかかってしまう。
ネガフイルムは、フイルムタイプによってベース濃度が
異なっており、またイメージセンサーの汚れやネガフイ
ルムを照明する光源の強度変動によって、各ピクセルの
出力信号が変化するので、各ピクセルの出力信号の大き
さから、バーとスペースとを識別する場合には、判定ミ
スが生じることがある。
本発明は、判定ミスをなくすとともに、データ処理が簡
単なネガフイルムの装着異常検出方法を提供することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためには、本発明は、フイルムキャ
リアに装着されたネガフイルムを移送する際に、データ
コード領域の両側にスタートコード領域とエンドコード
領域とが記録されており、各領域がバーとスペースとで
構成されているバーコードを読み取り、このバーコード
の読取り状態によってネガフイルムの装着状態を識別す
るようにしたものにおいて、ネガフイルムの通路の両側
に、透過光を検出する透過型の2個のバーコードセンサ
ーユニットを配置し、各ユニットは、バーコードのクロ
ックトラックの通路上に位置する第1の光センサーと、
データトラックの通路上に位置する第2の光センサーと
を備え、各光センサーの幅はバーの幅に比べて充分に狭
く、ネガフイルムが一定距離移送させる毎に各光センサ
ーの出力信号をサンプリングしてデジタル信号に変換
し、得られたデータを1個又は2個分記憶するバッファ
メモリに送るとともに、バッファメモリから読み出した
1個又は2個前にサンプリングしたデータからの差を求
め、この差が第1のレベル以上のときにスペースからバ
ーに変化したものと判定し、差が第1のレベルよりも小
さい第2のレベル以下のときにバーからスペースに変化
したものと判定し、第1のレベルと第2のレベルの間で
は変化なしと判定し、この変化なしと判定されたものを
取り出し、その直前の変化の内容からバーかスペースか
を判定するようにしたものである。
〔作用〕
本発明では、バーコードの読み取りに際しては、バッフ
ァメモリに書き込んでおいた数個手前のデータとの差を
2段階の閾値と比較することで測定部分の状態変化を求
めるから、測定条件の変動を受けることなく、バーとス
ペースとを正確に検出することができる。
この読み取ったバーコードの状態と予め特定された適正
装着状態でのバーコードの状態とを比較して装着異常を
検出する。装着異常の場合には、フイルムの装着のやり
直しを指示するための警告が行われ、又はフイルム移送
が停止される。
装着異常には、表裏が逆の場合,通し方向が逆の場合,
表裏及び通し方向の両方が逆の場合がある。これらの装
着異常の場合でも、読み取ったバーコードデータを逆に
変換することで、データを解読することはできる。しか
し、ネガフイルムでは,表裏を逆にして写真焼付機に装
着した場合には、プリント写真が裏絵となってしまうた
め、ネガフイルムの装着をし直すことが必要である。他
方、通し方向が逆の場合には、プリント写真上の画像に
対しては何ら支障がないので、そのまま写真焼付を続行
しても構わない。したがって、表裏の逆だけを検出する
場合には、2種類の通し方向のいずれであっても、適正
な装着状態であると判定しておけばよい。
しかし、プリント写真の裏面にコマ番号を印字する場合
に、通し方向が逆になっていると、画面の天地と、コマ
番号の天地とが逆になってしまう。更に、画面の上半分
と下半分の測光データを比較して逆光撮影を検出し、こ
の逆光撮影に対しては主要被写体が適正な濃度及び色に
仕上がるように露光量を補正する場合には、1つの通し
方向に特定することが必要である。この場合には、通し
方向又は表裏が逆のときに、装着異常であると判定され
る。
前記バーコードは、DX用バーコード又はコマ番号用バー
コードのいずれであっても、ネガフイルムの装着異常を
検出することができる。勿論、DX用バーコードとコマ番
号用バーコードの両方がサイドプリントされていても装
着異常を検出することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例について詳細に
説明する。
〔実施例〕
第2図はフイルムマスクとセンサーユニットとの距離を
示すものであり、光源側から見た状態で表してある。ネ
ガフイルム2には、複数のコマ2a〜2dが記録されてお
り、その両側にパーフォレーション3が設けられてい
る。このパーフォレーション3とフイルムエッジとの間
に位置するように、一方の側縁部に算用数字のコマ番号
4と、これに対応したコマ番号用バーコード5とがサイ
ドプリントされ、他方の側縁部にはDX用バーコード6と
コマ番号4とがサイドプリントされている。このコマ番
号4は、一定ピッチbで配置され、またコマ番号用バー
コード5とDX用バーコード6も同じピッチbで配置され
ている。これらのバーコード5,6及びコマ番号4は、潜
像として記録されており、写真現像によって可視像に変
換される。
前記ネガフイルム2の両側縁の通路上に、密着透過読取
りを行うように、2個のバーコードセンサー8,9が配置
されている。これらのバーコードセンサーユニット8,9
は、コマ番号用バーコード4及びDX用バーコード5のい
ずれに対しても読取りができるようにするために、同じ
構造をしている。これらのバードコードセンサーユニッ
ト8,9は、プリント位置を構成するためのフイルムマス
ク10の中心から、距離aだけ離れた位置にそれぞれ配置
されている。また、パーフォレーション3の通路上に、
その通過を光学的に検出するためのパーフォセンサーユ
ニット11が配置されている。なお、各センサーユニット
8,9,11には、ネガフイルム2を挟んで対向するように、
例えばLEDからなる投光部が配置されている。
第3図は2種類のバーコードのパターンを示すものであ
る。コマ番号用バーコード5としては、これまでに提案
されている各種のものが使用できるが、この実施例では
「Code 3 of 9」が用いられている。このバーコード
は、バーとスペースとが交互に並んでおり、広い幅l1の
バー又はスペースが二進数字「1」を表し、また狭い幅
l2(l1/2)のものが「0」を表わしている。そして、
データコード領域に5本のデータバーが記録され、その
両側にスタートコード領域とエンドコード領域とが設け
られており、それによりバーコードデータの最上位ビッ
トと最下位ビットとを識別するようにしている。このス
タートコード領域には、幅広のスタートバー5aが記録さ
れ、またエンドコード領域には幅狭のエンドバー5bが記
録されている。このスタートバー5aの端とコマ番号4の
中心との長さは一定値cである。また、データコード領
域,スタートコード領域,エンドコード領域とを合計し
た長さは一定値dである。なお、長さcとdとを加算し
た長さを「e」で表してある。
この「Code 3 of 9」は、2進法表示ではないから、最
下位ビットから10進法の偶数と奇数を識別することはで
きない。図示のコマ番号用バーコードは、「1000100011
00」を表している。したがって、データコード領域に
は、「00100011」が記録されており、これは十進法の
「26」に対応し、かつコマ番号の「12A」に対応してい
る。このコマ番号用バーコード(便宜上、十進法で表し
てある)と、コマ番号とは例えば次のように対応してい
る。なお、フイルムによっては「S」の代わりに、
「0」を用いているものもある。 表1 コマ番号用バーコード(十進法) コマ番号 1 S 2 SA 3 1 4 1A 5 2 6 2A ・ ・ ・ ・ 25 12 26 12A ・ ・ ・ ・ 74 36A ・ ・ また、DX用バーコード6は、クロックトラックとデータ
トラックとから構成され、このクロックトラックには7
本のクロックバーが一定ピッチ(2・l2)で記録され、
またフイルム種に応じてデータトラックにデータバーが
記録されている。データコード領域の流側には、スター
トコード領域とエンドコード領域とが位置している。こ
のスタートコード領域には、スタートパターン6aが記録
され、またエンド領域にはエンドパターン6bが記録され
ている。このDX用バーコード6では、バー及びスペース
はいずれも幅l1であり、これはコマ番号用バーコード5
の幅狭のものと同じ寸法になっている。
第4図はバーコードとバーコードセンサーユニットとの
位置関係を示すものである。バーコードセンサーユニッ
ト8,9の下面には、アモルファスシリコン基板13,14がそ
れぞれ取り付けられている。これらのアモルファスシリ
コン基板13,14は、センサーのワイヤーボンデイングが
不要であるため、小型化することができるとともに、バ
ーコードの密着透過読取りができる。また、バーコード
センサーユニット8,9には、増幅器も内蔵されている。
前記アモルファスシリコン基板13には、2個の光センサ
ー13A,13Bが形成されている。この光エンサー13Aは、DX
用バーコード6のデータトラックの通路上に位置し、光
センサー13BはDX用バーコード6のクラックトラックの
通路上に位置している。また、アモルファスシリコン基
板14には、光センサー14A,14Bが形成されている。ま
た、パーフォセンサーユニット11にもアモルファスシリ
コン基板15が取り付けられており、これに形成したセン
サー15aがパーフォレーション3の通路上に位置してい
る。
第5図は本発明を組み込んだ写真焼付機を示すものであ
る。光源の17の上方には、イエローフイルタ18,マゼン
タフイルタ19,シアンフイルタ20が配置されており、こ
れらの色フイルタ18〜20は焼付光路21と直光する面内で
移動する。これらの色フイルタ18〜20は、各色の露光量
に応じて焼付光路21への挿入量が調節され、それにより
焼付光の三色成分と強度とが調節される。
前記色フイルタ18〜20を透過した焼付光は、拡散箱22で
充分に拡散される。この拡散箱22は、内面がミラー面と
なった角筒の両端部に拡散板を取り付けた構造をしてい
る。この拡散箱22の上に、フイルムキャリア23(第6図
参照)が配置されており、これにネガフイルム2が装着
される。フイルムキャリア23には、フイルムマスク10が
取り付けられ、その両側に2組の送りローラ対24,25が
配置されている。一方の送りローラ対24には、パルスモ
ータ26が連結されており、また2組の送りローラ対24,2
5はベルト27で連動している。これらの送りーラ対24,25
によって、ネガフイルム2がニップされて矢線方向に1
コマずつ移送され、プリントすべきコマがプリント位置
に位置決めされる。
前記プリント位置にセットされたコマを測光するため
に、レンズ29とセンサー30とが配置されている。また、
プリント位置の上方には、焼付レンズ31が配置されてお
り、セットされたコマのネガ像をカラーペーパー32に拡
大して結像させる。この焼付レンズ31とカラーペーパー
32との間には、シャッタ33と、ペーパーマスク34とが配
置されている。このペーパーマスク34の両側には、2組
の送りローラ対35,36が配置されており、カラーペーパ
ー32をニップして1コマずつ移送する。一方の送りロー
ラ対35にはパルスモータ37が連結され、そしてパルスモ
ータ37の回転がベルト38を介して他方の送りローラ対36
に伝達される。
前記ペーパーマスク32の横に印字器39が配置されてお
り、プリントコマのコマ番号を露光済みカラーペーパー
32の裏面に、例えばドットパターンで印字する。前記印
字器39の代わりに、液晶パネル又は発光ダイオードアレ
イ等で構成し文字焼込器をペーパーマスク34に取り付
け、写真焼付けと同時に例えばドットパターンのコマ番
号を焼き込んでもよい。更に、専用の印字装置を用い、
プリントしたコマのコマ番号を磁気フロッピィ等に記憶
させておき、この磁気フロッピィとロール状をした現像
済みカラーペーパーを印字装置にセットし、コマ番号の
印字後に1コマずつ切り離してもよい。
第6図はフィルムキャリアを示すものである。フィルム
キャリア23は、キャリア本体42と、これに枢動自在に取
り付けた蓋部43とから構成されている。このキャリア本
体42には、フイルム通路44が形成されており、また送り
ローラ対24,25の下部ローラが取り付けられている。蓋
部43には、バーコードセンサーユニット8及び9,パーフ
ォセンサーユニット11,フイルムマスク10,送りローラ対
24,25の上部ローラが取り付けられている。この蓋部43
は、キャリア本体42に重なった状態でロックされてお
り、ネガフイルム2の装着時にロック解除つまみ45を押
すと、このロック解除つまみ45側が跳ね上げられてフイ
ルム通路44が露呈する。なお、フイルム通路44には、バ
ーコードセンサーユニット8及び9に対向するように、
投光部が取り付けられている。
第1図は写真焼付機の制御回路を示すものである。バー
コードセンサーユニット8,9には、A/D変換器50,51が
接続されており、ネガフイルム2が一定距離送られる毎
に、バーコードセンサーユニット8,9の出力信号がサン
プリングされ、そしてデジタル信号にそれぞれ変換され
てから一時バッファメモリ52,53に記憶される。この実
施例では、パルスモータ26を駆動するための駆動パルス
でA/D変換を行っている。なお、駆動パルスを逓倍又
は分周したパルスを用いたり、あるいはネガフイルム2
に従動して回転するローラにロータリエンコーダを取り
付け、このロータリエンコーダから出力されるパルスを
用いてA/D変換を行ってもよい。
一時バッファメモリ52,53にそれぞれ記憶されたデータ
は、I/Oポート54,バスライン55を介してCPU56に取り
込まれる。このCPU56は、取り込んだデータからセンサ
ーユニット8,9がバーを測光している「黒」状態と、ス
ペースを測光している「白」状態とを判定し、黒白デー
タを作成する。バーコードセンサーユニット8に対する
黒白データはバッファメモリ57aに書き込まれ、そして
バーコードセンサーユニット9に対する黒白データはバ
ッファメモリ57bに書き込まれる。CPU56は、黒白データ
からネガフイルム2の装着状態,バーコードの種類を判
定し、またデータ内容をデコードする。
前記CPU56は、回転方向を示す信号と、駆動パルスをド
ライバ60に送り、ネガフイルム2を移送するためのパル
スモータ26の回転を制御する。また、この回転方向を示
す信号は、パーフォカウンタ61とパルスカウンタ62のア
ップダウン端子に入力される。パーフォカウンタ61は、
パルスモータ26の回転方向に応じて、パーフォセンサー
ユニット11から出力された信号をカウントアップ又はカ
ウントダウンして、ネガフイルム2の移動量を測定す
る。また、このパーフォカウンタ61は、ネガフイルム2
をフイルムキャリア23にセットしたときにCPU56でリセ
ットされる。
前記パーフォカウンタ61は、パーフォレーション3の1
ピッチを単位としてネガフイルム2の移送量を測定する
ものでるから、移送量の測定が粗くなる。ところで、パ
ルスモータ26は、複数の駆動パルスでパーフォレーショ
ン3の1ピッチ分だけネガフイルム2を移送するように
なっているから、この駆動パルスの個数を調べれば、ネ
ガフイルム2の移送量を細かく測定することができる。
そこで、本実施例では、パーフォカウンタ61のカウント
値と、駆動パルスをカウントするパルスカウンタ62のカ
ウント値とを併用することで、ネガフイルム2の移送量
を精密に測定している。なお、このパルスカウンタ62
は、パーフォレーション3の1ピッチ内におけるネガフ
イルム2の移送量を測定するものであるから、パーフォ
センサーユニット11の出力信号でリセットされる。
キーボード64は、ネガフイルム2の位置を微調節するた
めの微調キー65a及び65b,1コマ分だけ空送りするための
パスキー66,色補正キー67,濃度補正キー68,データ等を
入力するための英数字キー69,プリントを開始するため
のプリントキー70,通し方向指定キー71a及び71bとが設
けられている。この通し方向指定キー71aは、コマ番号
の小さなのを先頭にしてフイルムキャリア23に通す場合
に操作される。他方の通し方向指定キー71bは、コマ番
号の大きなものを先頭にしてフイルムキャリア23に通す
場合に操作される。
ROM73は、バーコードの読取りシーケンス,各部の制御
シーケンス等のプログラムが格納されている。また、RA
M74は、データの記憶に用いられる。なお、符号75は、
印字器39を駆動するためのデコーダドライバである。
フイルム通し方向が指定されると、2組のバーコードセ
ンサーユニット8,9で読み取られるバーコードの種類
と、そしてスタートコードとエンドコードのいずれから
読み取られるかも特定される。そこで、バーコードの種
類と,読取り方向とを判定することにより、通し方向と
表裏とを知ることができる。そして、通し方向が指定さ
れたものと逆の場合には、ドライバ77によって通し方向
警告表示器78が駆動される。また、表裏が逆の場合に
は、ドライバ79によって表裏警告表示器80が駆動され
る。これらの警告表示器78,80としては、ランプ,ブザ
ー,液晶表示パネル等が用いられる。なお、液晶表示パ
ネルを用いる場合には、警告表示器78,80は1個のもの
で兼用させることができる。
第7図は光センサーの出力波形とCPUによる二値データ
の作成を示す説明図である。ネガフイルム2の移送時に
は、その側縁にサイドプリントしたバーコードが例えば
光センサー13Aの下を通過する。この光センサー13Aは、
バー又はスペースに応じて変化した光電流を発生する。
この光電流は、A/D変換器50,51において、駆動パル
スに同期してサンプリング及び量子化され、得られたデ
ータは2個前のデータとの差が算出される。この差が第
1レベルHよりも高い場合に、「10」,第2レベルLよ
りも低い場合に「01」,この2つのレベルの間に存在し
ている場合には「00」の二値データに変換される。
二値データ「10」の場合には、2個の測定点においては
スペースからバーに変化しているときであり、「01」の
場合には2個の測定点においてはバーからスペースに変
化しているときである。この「10」,「01」を白黒に含
ませることも可能であるが、この実施例では、判定ミス
を防止するために、その前の履歴を調べて「00」の部分
だけを白黒と判定している。すなわち、「10」から「0
0」に変化した時には、この「00」及びこれ以降の「0
0」は、光センサー13Aがバーを測光中であることを示す
「黒」と判定する。また、「01」から「00」に変化した
時には、この「00」及びこれ以降の「00」は、光センサ
ー13Aがスペースを測光中であることを示す「白」と判
定する。そして、例えば「黒」を「1」とし、「白」を
「0」とした黒白データが作成され、バッファメモリ5a
に書き込まれる。なお、この実施例では、光センサー13
Aの幅が、駆動パルスのほぼ2個分の移送量に設定して
あるため、2個前のデータと比較している。
次に、第8図ないし第11図を参照して上記実施例の作用
について説明する。まず、キーボード64を操作してネガ
フイルム2の通し方向を指定する。例えば、第8図
(A)に示すように、コマ番号の小さいものを先頭にし
てプリントを行う場合には、通し方向指定キー71aを操
作する。次に、フイルムキャリア23の蓋部43を開くと、
フイルムマスク10と、2組の送りローラ対24,25の上側
ローラが上方に退避するから、フイルム通路44が露呈す
る。そこで、このフイルム通路44にネガフイルム2を挿
入し、蓋部43を元の位置に戻す。この蓋部43が戻される
と、パーフォカウンタ61がリセットされる。ネガフイル
ム2の装填後に、パスキー66を操作すると、CPU56は正
転方向を示す信号を出力する。この正転信号は、パーフ
ォカウンタ61とパルスカウンタ62とに入力されるから、
これらが加算カウント状態となる。
また、CPU56は、一定個数の駆動パルスを出力してドラ
イバ60に送って、パルスモータ26を正転させる。このパ
ルスモータ26の正転により、ネガフイルム2は2組の送
りローラ対24,25でニップされて第1図の矢線方向に、
1コマ分だけ移送される。また、駆動パルスは、パルス
カウンタ61にも入力され、ここでカウントされる。
前記ネガフイルム2が移送される間に、パーフォセンサ
ーユニット11は、パーフォレーション3の通過を検出し
て信号をパーフォカウンタ61とパルスカウンタ62とに送
る。このパーフォカウンタ61は、加算カウント状態にセ
ットされているから、信号が入力させる毎にカウントア
ップしてパーフォレーション3の個数をカウントする。
また、パルスカウンタ62は、パーフォセンサーユニット
11の信号が入力される毎にリセットされ、それにより次
のパーフォレーション3が検出させるまでの間における
ネガフイルム2の微少送りを測定する。したがって、第
1番目のパーフォレーションの検出時の基準としたネガ
フイルム2の送り量Hは、次式から求められる。
H=α・PN+DN ……(1) ここで、PNはパーフォカウンタ61のカウント値であり、
DNはパルスカウンタ62のカウント値である。また、αは
パーフォレーション3のピッチを駆動パルス数に換算し
た値である。なお、このフイルム送り量は、パルス数で
表されているが、これはmm又はインチで表してもよい。
ネガフイルム2の移送中に、バーコードセンサーユニッ
ト8,9は、コマ番号用バーコード5とDX用バーコード6
のうち、対面しているものを密着透過読取りする。この
バーコードの読取り手順について、第10図を参照して説
明する。バーコードセンサーユニット8の光センサー13
A,13Bからそれぞれ出力された信号は、駆動パルスで同
期してデジタル変換され、一時バッファメモリ52にそれ
ぞれ記憶される。同様に、バーコードセンサー9の光セ
ンサー14A,14Bからそれぞれ出力された信号もデジタル
変換されて一時バッファメモリ53に記憶される。
一時バッファメモリ52に記憶された光センサー13Aのデ
ータは、CPU56にそれぞれ読み出され、2個前のデータ
との差がそれぞれ算出される。第7図に示すように、そ
の差の程度から二値データに変換され、そしてこの二値
データの履歴から黒白が判定され、得られた黒白データ
がバッファメモリ57aに記憶される。同様に、光センサ
ー13Bのデータも一時バッファメモリ52から読み出され
て黒白データに変換され、バッファメモリ57aに記憶さ
れる。また、一時バッファメモリ53から読み出したデー
タに対しても黒白判定が行われ、得られら黒白データが
バッファメモリ57bに記憶される。
前記黒白データの作成中に、CPU56はバーコードセンサ
ーユニット8の黒白データを参照し、白が一定個数以上
連続している場合には、全バーの読み取りが終了したも
のと判断する。この場合に、CPU56は、パーフォカウン
タ61のカウント値と、パルスカウンタ62のカウント値と
を読み出す。そして、バッファメモリ57aを参照し、白
の個数から最後に読み取ったバーから現時点までに供給
された駆動パルスの個数を求め、この個数分だけパルス
カウンタ62のカウント値を減算して、バーコードの読取
り終了時点でのカウント値を求める。このカウント値
と、パーフォカウンタ62のカウント値とを用いて、式
(1)からフイルム移動量H1を求め、これをRAM74に記
憶する。なお、減算結果が負になる場合には、パーフォ
カウンタ61のカウト値から「1」減算するとともに、パ
ーフォレーション3のピッチに相当した駆動パルス数か
ら、減算結果を減算することが必要である。また、CPU5
6はバーコードセンサユーニット9を白黒データに対し
ても、白の個数をチェックし、全バーの読取りが終了し
たかどうか、読取り完了時のフイルム移動量H1を求め
る。
読取り終了時におけるフイルム移動量H1の記憶後に、CP
U56はデータの形態から、バーコードセンサーユニット
8で読み取ったものが、指定されたバーコードであるか
どうかを判定する。これは、データトラックの有無や、
スタートコード又はエンドコードの形態から行うことが
できる。この実施例では、ネガフイルム2の通し方向が
第8図(A)に示す状態に指定してあるから、バーコー
ドセンサーユニット8がコマ番号用バーコード5を読み
取ったかどうかを判定する。コマ番号用バーコード5を
読み取っている場合には、それがスタートコードから読
み取られたかどうかを判定する。もし、エンドコードか
ら読み取りが行われている場合には、ネガフイルム2の
装着は第8図(C)に示す状態になっているから、通し
方向警告表示器78と表裏警告表示器80とを駆動して警告
表示するとともに、パルスモータ26の回転を停止して、
フイルム送りを強制停止する。
もし、バーコードセンサーユニット8がDX用バーコード
を読み取っていた場合には、その読取りがスタートコー
ドから行われているかどうかを判定する。スタートコー
ドからの読取りであれば、第8図(C)の状態にあるか
ら、表裏警告表示器80を駆動して表裏が間違っているこ
とを警告表示し、これとともにフイルム送りを停止す
る。また、エンドコードからの読取りであれば、第8図
(B)に示す装着状態であるから、通し方向警告表示器
78を駆動して通し方向の間違いを警告する。
これらの通し方向及び表裏の間違いに対しては、フイル
ムキャリア23の蓋部43を開き、警告の内容に応じてネガ
フイルム2の装着をやり直せばよい。なお、通し方向が
逆の場合には、通し方向指定キー71bを押してから、パ
スキー669を操作してフイルム送りを再開してもよい。
また、バーコードセンサーユニット8で読み取ったもの
が、コマ番号用バーコード5又はDX用バーコード6のい
ずれでもない場合には、コマ番号4を読み取ったものと
判定し、バッファメモリ57a,57bをリセットし、次のバ
ーコードの読取りの準備をする。
通し方向及び表裏が正しい場合には、バーコードセンサ
ーユニット8は、コマ番号用バーコード5をスタートコ
ードから読み取っている。そこで、光センサー13Aで測
定した白黒データのうち、スタートコードとエンドコー
ドの部分を除いたものをバッファメモリ57aから書込み
順に読み出す。次に、黒白の長さ(ビット数)を判定
し、長い場合には「1」,短い場合には「0」の二値信
号に置き換えて、バーコードデータを作成する。このバ
ーコードデータは、ROM73に記憶したコマ番号用のバー
コードテーブルを参照してコマ番号にデコードされ、得
られたコマ番号がRAM74に記憶される。実際には、第1
表に示すようなコマ番号に対応した数値にデーコードさ
れるものである。
また、DX用バーコードのデータは、スタートコードから
順番にバッファメモリ57bに書き込まれている。そこ
で、DX用バーコード6の黒白データに対しては、光セン
サー14Bの白黒データを読み出し、黒白の状態が変化し
ているアドレスを求める。次に、光センサー14Aから読
み取った黒白データのうち、前記アドレスに対応してい
るデータを読み出してバーコードデータを作成する。し
たがって、DX用バーコード6では、クロックトラックに
記録されたバーとスペースの境界において、データトラ
クがどのような状態になっているかについて検出される
ことになる。
前記バーコードデータは、ROM73に記憶したDX用のバー
コードテーブルを参照してフイルム種にデコードさえ、
得られたフイルム種がRAM74に記憶される。なお、実際
には、フイルム種に対応した数値がデコードされる。
コマ番号又はフイルム種の記憶後に、バッファメモリ57
a,57bがリセットされ、前述した手順により次のバーコ
ードの読取りが行われる。以下、同様にしてコマ番号用
バーコード5とDX用バーコード6とが読み取られ、得ら
れたコマ番号とフイルム種とが、その前に読み取ったデ
ータに置き代えて記憶される。これとともに、コマ番号
読み取り終了時点でのフイルム移送量H1も新しいものと
更新される。
前記ネガフイルム2の定量送りが完了すると、パルスモ
ータ26の回転が停止する。フイルムマスク10の上からネ
ガフイルム2を観察してフイルム検定を行なう。このフ
イルム検定では、まず第1コマがプリント位置に正しく
位置決めされているかどうかを確認する。もし、位置ず
れが生じている場合には、ずれの方向に対応した微調キ
ー65a,65bを操作する。この微調キー65a,65bを操作する
と、パルスモータ26がゆっくりと正転又は逆転し、ネガ
フイルム2の位置を修正する。これに伴ってパーフォカ
ウンタ61とパルスカウンタ62は、パルスモータ26の正転
時に加算カウントカセットされ、逆転時に減算カウント
にセットされるから、この位置修正時にも加算カウント
又は減算カウントを行なう。
次に、フイルムマスク10に正しく位置決めされたコマに
対してプリントすべきかどうかの判定を行なう。このコ
マが空撮り又はピンボケのコマである場合、あるいは極
端に露光オーバー又はアンダーなコマである場合には、
プリント不要コマであると判定する。このプリント不要
コマに対しては、パスキー66を操作してコマ送りを行
い、第2コマをプリント位置に位置決めする。プリント
が必要なコマに対しては、自動露光制御によるサブジェ
クトフェリアが発生するかどうかを判定する。もし、サ
ブジェクトフエリアが発生して、主要被写体の濃度及び
色が良好に仕上がらないと予測されるものに対しては、
濃度キー67,色補正キー68を操作して、マニュアルで露
光補正データ(焼付条件)を入力する。
フイルム検定後に、プリントキー70を操作すると、CPU5
6はプリントコマのコマ番号を算出する。また、プリン
トキー70が操作されると、パーフォカウンタ61とパルス
カウンタ62とのカウント値を読み出し、式(1)からプ
リント時のフイルム移送量H2を算出する。この実施例で
は、バーコードセンサーユニット8がエンドバー5bの通
過を検出したときのフイルム送り量H1がRAM74に記憶さ
れているから、その差を求めることにより、最後に読み
取ったコマ番号要バーコードのエンドバー5bの移動量x
が求められる。
フイルムマスク10の中心からコマ番号までの距離Lは、 L(a−x−e) ……(2) であるから、これをコマ番号のピッチbで割ることによ
り、距離L内のコマ番号の個数nと余りmが求められ
る。
L÷b=n 余りm ……(3) この余りmは、フイルムマスク10の右側にあるコマ番号
とフイルムマスク10の中心まで距離を表している。ここ
で、コマ番号のピッチbは一定値であるから、フイルム
マスク10の左側にあるコマ番号とフイルムマスク中心ま
での距離をMとすると、 b−m=M ……(4) が成り立つから、このMとmとの大小関係により、フイ
ルムマスク10の中心に最も近い位置にあるコマ番号を知
ることができる。すなわち、読み取ったコマ番号用バー
コード5をデコードした数値をNとすると、コア2aの中
心に近い位置にあるコマ番号のバーコードをデコードし
た数値Yは、m≦Mのとき Y=N−n ……(5) m>Mのとき Y=N−n−1 ……(6) となる。
なお、式(2)から(6)において、フィルムマスク10
からバーコードセンサーユニット8,9に向かってネガフ
イルム2が移送される場合には、「−x」の代わりに
「+x」が用いられる。また、フイルム移送量の測定が
スタートバー5aから行われる場合には、「e」の代わり
に「c」が用いられる。更に、バーコードセンサーユニ
ット8,9側よりも、フイムルマスク10側の方がコマ番号
が大きい場合には、「−e」又は「−c」の代わりに、
「+e」又は「+c」が用いられ、かつ「n」のかわり
に「+n」が用いられる。
第1図の状態では、a=90,b=15,x=3,e=8,N=30とす
ると、 L=90−3−8=79 79÷15=5 余り4 4≦11であるから、N,nの数値を演算式(4)に代入す
ると、 Y=30−5=25 が求められる。コマ番号用バーコードをデコードした数
値を十進法で表示した時に「25」となるコマ番号は、
「12」てある。したがって、フイルムマスク10の中心に
最も近いところに、コマ番号「12」が位置しているか
ら、このコマ2aのコマ番号が「12」であると判別する。
この番号の算出後に、このコマ番号をデータをRAM74に
記憶してから、センサー30で測光して露光量を算出す
る。得られた露光量とキーボード64で入力された露光補
正データとを用いて、各色の露光量を算出する。この露
光量に応じて色フイルタ18〜20の光路21への挿入量を調
節する。このフイルタ調節後に、シャッタ33を開いてカ
ラーペーパー32を露光させる。
露光が終了すると、パルスモータ37が回転して、カラー
ペーパー32を1コマ分移送して、未露光の部分を露光位
置にセットするとともに、各色フイルタ18〜20を標準位
置へ退避させる。前記カラーペーパー32が移送される
と、CPU56はRAM74からコマ番号を読み出し、これをデコ
ードドライバ75に送る。このデコードドライバ75は、印
字器39を駆動して露光済みのコマ背後に、コマ番号「1
2」を印字する。
以下、同様な手順で各コマのコマ番号の読取り及びプリ
ントが行われ、そして読み取ったコマ番号がカラーペー
パー32の裏面に印字される。
また、コマ番号の大きなものを先頭にしてプリントする
場合には、第11図の代わりに第12図の手順が用いらる。
この通し方向の場合は、キーボード64の通し方向指定キ
ー71bが操作される。ネガフイルム2が第8図(B)で
示すように装着された場合にだけ、バーコードセンサー
ユニット8,9でコマ番号用バーコード5とDX用バーコー
ド6とを読み取ることができる。これ以外の場合には、
通し方向警告表示器78,表裏警告表示器80によって警告
表示される。
この通し方向の場合には、エンドコードから読取りが行
われるため、バッファメモリ57a,57bは逆方向に、すな
わちアドレスが大きなものから小さなものに向かって順
番に黒白データが読み出され、前述したようにコマ番号
とフイルム種とが求められる。
前記実施例では、通し方向指定キー71a,71bで通し方向
を選択することができるようになっている。しかし、構
造を簡単にするために、通し方向指定キー71a,71bを省
略して、通し方向を予め決めておいてもよい。この場合
には、各センサーユニット8,9で読み取るバーコードの
種類が特定され、かつ読取り方向も特定されるから、読
取り及びデコード手順が簡単となる。また、通し方向と
表裏とを区別して警告しているが、このような区別をせ
ずに同じ警告を行うようにしてもよく、この場合に警告
手順が簡単となる。更に本発明は、一種類のバーコード
例えばDX用バーコードだけをサイドプリントしたネガフ
イルムに対しても適用することができる。
写真焼付を能率良く行うために、ネガフイルム2を一方
に移送するときに、各コマに対してフイルム検定(位置
決め,露光量の算出,コマ番号読取り)を行い、ネガフ
イルム2を戻す時にフイルム検定時に求めた位置データ
をもとに各コマを自動的に位置決めして連動的にプリン
トを行うようにしてもよい。
本発明は写真焼付機の他に、ネガ検定機にも利用するこ
とができるものである。更に、CPU57によるデータ比較
の代わりに、ホールド,演算増幅器,ウインドコンパレ
ータからなるアナログ式の信号処理回路を用いることも
できる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明では、バッファメモ
リに一時記憶しておいた数個手前のデータを用い、光セ
ンサーから取り込んだデータとの差を求め、得られた差
を2段階の閾値と比較することで測定部分の状態変化を
判定し、この状態変化がない測定部分を取り出すととも
に、直前の状態変化を考慮してバーとスペースとを識別
するようにしたがら、ネガフイルムのベース濃度や照明
光源の変動等に影響されることなく、バーとスペースと
を正しく判定することができる。また、容量が小さいバ
ッファメモリでよいから、コストが安いとともに、少量
のデータを処理すればよいので、データ処理が簡単で短
時間に行うことができる。
また、同じ構造をした2個の透過型バーコードセンサー
ユニットを用い、フイルム通路の両側に配置したから、
ネガフイルムの両側に2種類のバーコードが記録されて
いる場合にも、これらを読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する装置の電気構成を示すブロッ
ク図である。 第2図はバーコードセンサーユニットとフイルムマスク
との距離関係を示す説明図である。 第3図はコマ番号用バーコードとDX用バーコードのパタ
ーンをそれぞれ示す説明図である。 第4図はバコードセンサーユニットとバーコードとの関
係を示す説明図である。 第5図は本発明を実施した写真焼付機の概略図である。 第6図はフイルムキャリアの斜視図である。 第7図は二値データの作成を示す波形図である。 第8図はネガフイルムの装着状態を示す説明図である。 第9図はプリント手順を示すフローチャートである。 第10図はバーコードの読取り手順を示すフローチャート
である。 第11図はコマ番号とフイルム種の判別手順を示すフロー
チャートである。 第12図は通し方向を切り替えた場合のコマ番号とフイル
ム種の判別手順を示すフローチャートである。 2……ネガフイルム 3……パーフォレーション 4……コマ番号 5……コマ番号用バーコード 6……DX用バーコード 8,9……バーコードセンサーユニット 11……パーフォセンサーユニット 13A,13B,14A,14B,15a……光センサー 23……フイルムキャリア 26……パルスモータ 32……カラーペーパー 39……印字器 44……フイルム通路 61……パーフォカウンタ 62……パルスカウンタ 71a,71b……通し方向指定キー。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−160272(JP,A) 特開 昭62−31840(JP,A) 特公 昭61−53759(JP,B2) 米国特許4514641(US,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムキャリアに装着されたネガフイル
    ムを移送する際に、データコード領域の両側にスタート
    コード領域とエンドコード領域とが記録されており、各
    領域がバーとスペースとで構成されているバーコードを
    読み取り、このバーコードの読取り状態によってネガフ
    イルムの装着状態を検出する方法において、 ネガフイルムの通路の両側に、透過光を検出する透過型
    の2個のバーコードセンサーユニットを配置し、各ユニ
    ットは、バーコードのクロックトラックの通路上に位置
    する第1の光センサーと、データトラックの通路上に位
    置する第2の光センサーとを備え、各光センサーの幅は
    バーの幅に比べて狭く、ネガフイルムが一定距離移送さ
    れる毎に各光センサーの出力信号をサンプリングしてデ
    ジタル信号に変換し、得られたデータを1個又は2個分
    記憶するバッファメモリに送るとともに、バッファメモ
    リから読み出した1個又は2個前にサンプリングしたデ
    ータからの差を求め、この差が第1のレベル以上のとき
    にスペースからバーに変化したものと判定し、差が第1
    のレベルよりも小さい第2のレベル以下のときにバーか
    らスペースに変化したものと判定し、第1のレベルと第
    2のレベルの間では変化なしと判定し、この変化なしと
    判定されたものを取り出し、その直前の変化の内容から
    バーかスペースかを判定するようにしたことを特徴とす
    るネガフイルムの装着異常検出方法。
JP63065339A 1988-02-27 1988-03-18 ネガフィルムの装着異常検出方法 Expired - Lifetime JPH0666026B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63065339A JPH0666026B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 ネガフィルムの装着異常検出方法
DE68915307T DE68915307T2 (de) 1988-02-27 1989-02-24 Vorrichtung zum Lesen des Strichcodes eines photographischen Filmes.
EP89103307A EP0331049B1 (en) 1988-02-27 1989-02-24 Apparatus for reading bar code of photographic film
DE68915813T DE68915813T2 (de) 1988-02-27 1989-02-24 Verfahren und Vorrichtung zum Lesen eines Strichcodes auf einem photographischen Film und Verfahren zur Bestimmung der Orientierung des photographischen Films.
EP89103306A EP0331048B1 (en) 1988-02-27 1989-02-24 Method and apparatus for reading bar code of photographic film and method of determining the orientation of photographic film
US07/315,673 US5122645A (en) 1988-02-27 1989-02-27 Method and apparatus for reading bar codes on photographic film and determining setting conditions of photographic film
US07/315,863 US5164574A (en) 1988-02-27 1989-02-27 Apparatus for reading bar codes recorded on photographic film

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63065339A JPH0666026B2 (ja) 1988-03-18 1988-03-18 ネガフィルムの装着異常検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01237635A JPH01237635A (ja) 1989-09-22
JPH0666026B2 true JPH0666026B2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=13284086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63065339A Expired - Lifetime JPH0666026B2 (ja) 1988-02-27 1988-03-18 ネガフィルムの装着異常検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0666026B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9003284D0 (en) * 1990-02-14 1990-04-11 Kodak Ltd Determining web positions

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4514641A (en) 1981-11-09 1985-04-30 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus for retrieving information

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160272A (ja) * 1983-03-02 1984-09-10 Omron Tateisi Electronics Co バ−コ−ド検出装置
JPS6153759A (ja) * 1984-08-23 1986-03-17 Fujitsu Ltd 発振回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4514641A (en) 1981-11-09 1985-04-30 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus for retrieving information

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01237635A (ja) 1989-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0331048B1 (en) Method and apparatus for reading bar code of photographic film and method of determining the orientation of photographic film
EP0331049B1 (en) Apparatus for reading bar code of photographic film
US4918484A (en) Picture frame number discriminating method and apparatus therefor
US4659213A (en) Method and apparatus for detecting and processing image information
US5317139A (en) Film optical code reader having clock and data sensors
US4728996A (en) Photographic printing method
US5179266A (en) Photographic film and method of identifying frame numbers of photographic film
JP2563120B2 (ja) 写真フイルムのバーコード読取り装置
US5061955A (en) Microfilm reader/printer
JP2563121B2 (ja) 写真フイルムのバーコード読取り装置
JPH0666026B2 (ja) ネガフィルムの装着異常検出方法
JP2578494B2 (ja) 写真フィルム及びそのフレームナンバー続取方法
JPH0682902A (ja) 情報記録装置及び情報読取装置
EP0364991B1 (en) Method of and apparatus for making prints
JPH0464055B2 (ja)
JP2704285B2 (ja) 原画フィルム処理装置
JPH01267627A (ja) ピースネガのコマ番号判定方法
JPH01155329A (ja) 写真フイルムのコマ番号判定方法
JPH01245234A (ja) 写真フイルムのコマ番号判定方法
JPH01155330A (ja) 写真フイルムのコマ番号判定方法
JPS62106448A (ja) 写真焼付け装置
JP2775455B2 (ja) フィルム処理装置
JP2652903B2 (ja) 写真プリント方法
JPS61232439A (ja) 写真画像情報の検出方法及び装置
JPH0830852B2 (ja) コマの位置決め装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070824

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070824

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824

Year of fee payment: 14