JPH0464055B2 - - Google Patents

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JPH0464055B2
JPH0464055B2 JP17083385A JP17083385A JPH0464055B2 JP H0464055 B2 JPH0464055 B2 JP H0464055B2 JP 17083385 A JP17083385 A JP 17083385A JP 17083385 A JP17083385 A JP 17083385A JP H0464055 B2 JPH0464055 B2 JP H0464055B2
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film
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Fumio Matsumoto
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/845,121 priority patent/US4659213A/en
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Publication of JPH0464055B2 publication Critical patent/JPH0464055B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) この発明は、写真焼付装置等における写真焼付
の際、ネガフイルム等のフイルム原画の写真画像
情報と共に、写真画像取扱いのためにフイルム原
画の周辺に付されているバーコード情報等のコマ
画像周辺情報を読取つて、フイルム原画の表裏及
び又は上下をも判別するようにした画像情報検出
処理方法に関する。
(発明の技術的背景とその問題点) 写真焼付装置では焼付露光量もしくは補正量を
決定するために原画フイルム(たとえばネガフイ
ルム)の濃度を計測しなければならないが、従来
は焼付光学系の光路近辺に配設されたフオトダイ
オード等の光センサによつて、ネガフイルムの平
均濃度をLATD(Large Area Transmittance
Density)で測光するようにしている。この
LATDによる画像検出はネガフイルムを平均的
に測光するものであり、ネガフイルムの画像濃度
を正確にかつ画面全体にたつて測光するものでは
ないため、焼付露光もしくは補正が確実ではない
といつた欠点があつた。また、ネガフイルムを写
真印画紙に焼付ける場合には、光拡散の相違等か
らフイルムのサイズやメーカー,感度によつて露
光量や修正量を変える必要があり、従来は原画フ
イルムのサイズ,メーカー,感度を目視で判別
し、キーボード等から手動でキー入力するか、ま
たは別装置で判別した信号を情報伝達媒体を通し
て読取るようにしていた。このため、キー操作や
信号処理が煩雑であると共に、誤入力が生じる等
の問題があつた。
又、最近では写真焼付時の露光条件の決定やそ
の補正を行なうために、ネガフイルムの縁端に沿
つて半コマ毎にフイルムメーカー,フイルムの種
類,フイルムのタイプ等を、現像処理後に画像と
なつて現われる潜像のバーコードで記録したもの
が出現している。第1図Aはこのようなバーコー
ド情報が付されたネガフイルムの一例を示すもの
であり、ネガフイルム2の両端部には搬送用のパ
ーフオレーシヨン201,202が設けられてお
り、パーフオレーシヨン202とネガフイルム2
の端部との間に所定の位置関係でバーコード情報
203が記録されており、これらバーコード情報
203はネガフイルム2のコマ204の焼付に必
要な情報等を示している。従つて、このネガフイ
ルム2を写真焼付装置で焼付ける場合には、ネガ
フイルム2に記録されているバーコード情報20
3をバーコードリーダやラインセンサ等の装置で
読取り、ネガフイルムの種類で選択したチヤンネ
ル設定をした上で、上記LATDで測光された画
像情報を演算処理して露光量を決め、この決定さ
れた露光量で焼付を行なうようにしている。従つ
て、従来はネガフイルム2のコマ画像204の測
光と、これに付されたバーコード情報203の読
取りとを長巻又は長尺ネガフイルムを移動させな
がら別途行なうようにしており、その装置の複雑
化及び処理の煩雑化を解決することが望まれてい
た。
フイルム乳剤の大幅な変更時等に、過渡的に色
付けされて識別用に用いられるパーフオレーシヨ
ン202部分の潜像の色付サイドベルト206
や、フイルム支持体自身のマスキング,色バラン
ス等もネガフイルム2の焼付条件を考慮する上
で、簡易的に読取れるようにすることが望まれて
いた。そして、バーコード203の情報に含まれ
ないサイドプリントの潜像のコマ番号205を、
焼付時に表示器に出力したり、コマ204に対応
する印画紙7に記録して再注文時の便宜を計る等
の目的で、簡易的に読取る要望もあつたが実現困
難であつた。
さらに、一般的な写真焼付装置ではネガフイル
ムの装填時、ネガフイルムの表裏及び上下方向の
判定を目視によつて判別して行なうようにしてお
り、従来は装填ミスによつて裏焼きやプリントの
倒立の測光も発生していた。裏焼きは画像が反転
しているので再度焼付し直さなければならず、倒
立は像の上下が逆となつているもので、焼付露光
量及び補正量の決定上支障を生じることもある。
(発明の目的) この発明は上述のような事情からなされたもの
であり、この発明の目的は、写真焼付装置におけ
る写真焼付の際、ネガフイルム等のフイルム原画
の外に記録されているコマ画像周辺のバーコード
を、その写真画像情報と共に検出して読取ること
が出来るようにすると共に、フイルム原画の表裏
及び又は上下をも判別し得るようにした方法を提
供することにある。
(発明の概要) この発明は画像情報検出処理方法に関するもの
で、フイルム原画からの光をイメージセンサで受
光し、上記イメージセンサが受光するフイルム原
画の外領域の画像情報を画面分割された画素毎に
検出し、上記フイルム原画の外領域に付されてい
るスタートマーク,エンドマーク等のコマ画像周
辺情報を読取つて、上記フイルム原画の表裏,上
下を1コマ単位で検出し判別できるようにしたも
のである。
(発明の実施例) この発明では、第1図Aに示すような現像処理
後に画像となつて現われる潜像のバーコード20
3等のコマ画像周辺の情報記録付きのネガフイル
ム2に対して、画像情報の全体をエリアセンサで
ある2次元イメージセンサで検出するようにし、
その検出領域を例えば第1図Aに示すようなコマ
204とこれに対応したネガフイルム2の全幅画
面を検出できる領域210としている。このよう
に、ネガフイルム2の幅よりも広い領域210で
その全体の画像を検出するようにすれば、コマ画
像204と共にフイルム2の端部に記録されてい
るバーコード情報203をはじめ、サイドプリン
ト205,サイドベルト206,フイルム支持体
色207等の情報をも検出して読取ることが可能
となる。
第2図の装置は、この発明による写真画像情報
検出装置10を従来の写真焼付装置にそのまま取
付けた一例を示すものであり、搬送機構9によつ
て焼付部に送られて来たネガキヤリア1上のネガ
フイルム2は、所定位置に装填されてイエロー
(Y),マゼンタ(M)及びシアン(C)の各3補色フイルタ
3を通して光源4で照明されるようになつてお
り、ネガフイルム2からの透過光はレンズユニツ
ト5及びブラツクシヤツタ6を経て写真印画紙7
に達するようになつている。なお、ネガフイルム
2は手で所定位置に装填されても良い。写真印画
紙7は供給リール7Aに巻回されており、ネガフ
イルム2のコマ画像の搬送及び停止と同期して巻
取リール7Bに巻取られるようになつており、ネ
ガフイルム2のレンズユニツト4側の近傍には、
赤(R),緑(G)及び青(B)の3原色の画像濃度情報を検
出するためのフオトダイオード等の光センサ8が
配設されており、この光センサ8の検出信号によ
つて写真焼付を行なうこともできる。そして、光
源4とネガフイルム2との光軸LSに傾斜して画
像情報検出装置10がネガフイルム2の近傍に設
けられており、内蔵された2次元イメージセンサ
11の前方にはネガフイルム2のコマ画像のほぼ
中心部を結像するためのレンズユニツト12が配
設されており、ユニツト化された検出装置の裏面
には画像処理を行なうIC等で成る処理回路を装
着する基板13が取付けられている。
ここで、たとえばCCD(Charge Coupled
Device)で成る面走査式の2次元イメージセン
サ11は第3図に示すように画像を光学的に撮像
する撮像部101と、撮像部101から転送され
て来た電荷を保持するための保持部102と、保
持部102で保持された電荷を出力するための出
力レジスタ103とで構成されており、駆動回路
からの駆動信号101S〜103Sを制御するこ
とによつて2次元(エリア)の画像情報を光電変
換して出力レジスタ103からアナログの画像信
号PSを直列的に出力するようになつている。ま
た、基板13に装着されている回路構成はたとえ
ば第4図に示すような構成となつており、イメー
ジセンサ11は駆動回路20からの駆動信号10
1S〜103Sによつて駆動され、イメージセン
サ11の撮像部101に照射された光は出力レジ
スタ103から画像信号PSとして出力され、所
定のサンプリング周期でサンプルホールド回路2
1においてサンプリングされてホールドされ、そ
のホールド値がAD変換器22でデイジタル信号
DSに変換される。AD変換器22からのデイジタ
ル信号DSは対数変換回路23に入力されて対数
変換され、濃度信号DNに変換されて後に書込制
御回路24を経てメモリ25に書込まれる。な
お、書込制御回路24は、駆動回路20からイメ
ージセンサ10を駆動して画像情報を一定速度で
読取るための読取速信号RSを入力しており、イ
メージセンサ10の駆動速度に応じてメモリ25
の所定位置に順番に濃度信号DNを書込むように
なつている。
また、第5図は全体の制御系を示しており、画
像情報検出装置10と搬送機構9はマイクロコン
ピユータ等で成る制御装置30によつて制御され
るようになつており、搬送機構9による画像コマ
の検出停止方法は、たとえば本出願人による特願
昭59−54018号に記載されている。制御装置30
は画像情報検出装置10からの検出情報で、所定
の露光演算式に従つて露光量を計算し、決定され
た露光量を露光制御回路31に入力する。露光制
御回路31は入力された露光量に従つて調光フイ
ルタ3の調光量,光源4の光量及びブラツクシヤ
ツタ6を制御し、ネガフイルム2のコマ画像を写
真印画紙7に露光する。
このような構成において、バーコード情報20
3等の検出をしない通常の写真の焼付を行なう場
合は、焼付部に装填されて静止しているネガフイ
ルム2の透過光を光センサ8で検出し、3原色の
RGB毎の画像信号に応じてフイルタ3を調整し
て、ブラツクシヤツタ6を開口して決定された露
光量で写真印画紙7に露光を行なうことになる。
この発明では、ネガフイルム2の近傍にたとえ
ばCCDで成る面走査式の2次元イメージセンサ
11が配設されており、ネガフイルム2の画面全
体を多数の整列画素に分割して画像情報を検出す
る。すなわち、駆動回路20からイメージセンサ
11に所定の駆動信号101S〜103Sを与え
ることにより、2次元イメージセンサ11は焼付
部に装填されているネガフイルム2の透過光をレ
ンズユニツト12を介して受光するので、2次元
イメージセンサ11は第6図Aに示すようにネガ
フイルム2の全体を整列された多数の小さな画素
21に分割して、走査線SLに従つて順番にネガ
フイルム2の画面全体(たとえば第1図の領域2
10)を走査することができる。そして、画面全
体の走査終了後にイメージセンサ11の出力レジ
スタ103から画像信号PSを順次出力し、この
画像信号PSがAD変換された後に対数変換されて
濃度信号DNとして求められ、この濃度信号DN
が書込制御回路24の制御によつて、メモリ25
に第6図Bに示すような画素2Aに対応する配列
で、かつネガフイルム2の濃度デイジタル値で格
納されることになる。
このようにして、メモリ25にネガフイルム2
の画素毎のデイジタル値あるいは3原色に関する
画素毎の濃度値が格納されると、ネガフイルム2
の画素毎にデイジタル値をメモリ25から読出し
て利用することができる。したがつて、イメージ
センサ11に密着貼付されたモザイクフイルタ
(図示せず)等により、3原色のRGB毎に第6図
Bに示すような濃度値を求めて記憶しておけば、
制御装置30で記憶値を読出してサイズ情報と共
に演算等の処理を行なうことにより、従来と同様
な写真焼付露光量の決定もしくは補正量として用
いることができる。
ここで、現像後の長尺状または短尺状(たとえ
ば6コマ単位)のネガフイルム2は制御装置30
を介して搬送機構9によつて順次自動的に焼付部
に搬送されて装填されるか、あるいは手動で1枚
ずつ装填されるが、焼付部では第7図に示すよう
に開口部1Aを有する矩形状の上ガイド1Bと下
方に配設された下ガイド1Cとが係合し、上カイ
ド1B及び下ガイド1Cの間に挟持されて保持さ
れたネガフイルム2を1コマ毎に焼付けるように
なつている。そして、上ガイド1Bの開口部1A
の大きさはネガフイルム2のコマサイズと完全に
対応しており、通常はコマ画像の周縁部のスヌケ
部分が上ガイド1Bの開口部1Aの縁端から食み
出ることはない。そして、2次元イメージセンサ
11が受光する領域はネガフイルム2のコマ画像
だけではなく、大きなサイズのネガフイルムにも
余裕をもつて対処できるように上ガイド1Bの非
透過光部分をも含むようになつており、2次元イ
メージセンサ11が検出する領域の画像情報は、
たとえば110サイズのネガキヤリアの場合の画
像情報は第8図Aのようになり、135サイズのネ
ガキヤリアの場合の画像情報は同図Bのようにな
る。これら第8図A,Bは、ネガフイルム2が装
填されていない状態か、ネガフイルム2に何ら画
像が撮影されていない場合のスヌケ画像の検出画
像情報の例を示すものであり、中央部の破線で囲
んだ部分がそれぞれ開口部1A、つまり画像コマ
の領域を示している。画像コマのサイズはネガフ
イルム2のサイズと対応するものであるから、イ
メージセンサ11で読取られた画像情報からスヌ
ケであることを示す濃度“0”を検出し、その個
数を求めることにより開口部1Aの個数を求める
ことができ、結果的にネガフイルム2のサイズを
自動的に判別する機能を有する。この場合、イメ
ージセンサ11の光軸は開口部1Aのほぼ中央に
向けられているので、濃度“0”(又はその近辺
の値)の画素数をハードウエア的に又はソフトウ
エア的に計数することにより、その計数値をサイ
ズ毎に予め定められている所定値と比較してネガ
フイルム2のサイズを判別することができる。こ
のサイズ情報を用いてネガフイルムの画像検出情
報を処理すると共に、所定の演算式を用いて焼付
露光量を演算する。これにより、フイルムサイズ
に応じた適正な露光量を求めることができる。
上述の説明では、ネガフイルム2にバーコード
203等のコマ画像周辺情報が記録されていない
場合を説明したが、第1図Aに示すようにネガフ
イルム2に所定のバーコード情報203等のコマ
画像周辺情報が記録されている場合は、2次元イ
メージセンサ11はたとえば第1図Aの領域21
0で画像情報を受光しなければならない。このた
め、この発明では第9図に示すようにネガキヤリ
ア1の上ガイド1Bがネガフイルム2に両端から
食み出るような大きさとする。このようなネガキ
ヤリア1の大きさをネガフイルム2よりも大きな
ものとすれば、ネガフイルム2のコマ204の他
にそのパーフオレーシヨン201及び202部を
2次元イメージセンサ11で検出することができ
ると共に、パーフオレーシヨン202の近傍に記
録されているバーコード情報203等をも同時に
検出することが可能である。このようにネガキヤ
リア1の上ガイド1Bの大きさをネガフイルム2
の両端幅よりも大きくした場合、バーコード情報
203等の読取りは可能であるが、上述したよう
なコマ画像204の露光に対してはコマ画像20
4以外の領域の情報も、画像情報検出装置10に
検出されてしまうことになる。従つて、コマ画像
204の焼付に際しては、たとえば第8図A,B
の中央部の破線で囲んだ部分の画像情報をサイズ
により選択して利用するようにすれば良い。サイ
ズの検出は、たとえば上述の方法に実現できる。
また、パーフオレーシヨン201及び202か
らの散乱光がフレアとして焼付時に写真印画紙7
に達し、写真品質に悪影響を及ぼす恐れのある場
合は、適当な値のNDフイルタを部分的に取付け
るか、第10図に示すようにネガキヤリア1の開
口部1Aの大きさを、写真焼付装置からの信号に
よつて切替えるようにすることも可能である。す
なわち、上ガイド1Bと下ガイド1Cとの間に、
第10図で上下方向にそれぞれ移動できるように
なつているガイド板40及び41を設け、このガ
イド板40及び41の両端部をリードスクリユー
43と螺合させると共に、他端部に配設されてい
るガイド棒42に係合させる。そして、この螺合
部をガイド板40及び41と逆ネジとなるように
ピツチ43A及び43Bを螺刻しておけば、この
リードスクリユー43を歯車44等を介してモー
タ45で一方向に回転することによつて、螺合部
でガイド板40及び41をそれぞれ逆方向に移動
させることできる。従つて、モータ45を例えば
正転させることによつて開口部1Aの大きさを広
げることができ、モータ45を逆転させることに
よつて、開口部1Aの大きさを狭めることが可能
となる。この開閉機構はソレノイド駆動によるシ
ヤツタ方式によつても容易に構成することができ
る。このような駆動機構によつて、ネガフイルム
2のコマ画像周辺情報の検出を行なう場合には、
開口部1Aを第4図Aで示すような領域210ま
で広げ、コマ画像204を写真印画紙7に焼付け
る場合には開口部1Aを第7図で示すような位置
関係まで狭めることにより、写真画像情報の検出
と焼付とを、フレアの悪影響を全く受けずに1つ
のネガキヤリア上で行なうことが可能である。さ
らに、パーフオレーシヨン201及び202部の
検出が不要の場合は、ネガキヤリア1は従来のも
の(第7図参照)をそのまま使用するようにし、
ネガフイルム2のバーコード情報203の透過位
置にスリツトを設け、このスリツトを設け、この
スリツトを経てバーコード情報を検出するように
しても良い。
ところで、ネガフイルム2のコマ画像周辺情報
のうちバーコード情報203は、第11図に示す
ようにスタートマーク203A,データ領域20
3B、エンドマーク203Cの信号トラツクとそ
れに対応する同期トラツクで構成されており、ス
タートマーク203A及びエンドマーク203C
は常に固定された同一コードとなつている。した
がつて、前述の画像情報検出装置10でバーコー
ド情報203のうちのスタートマーク203A及
びエンドマーク203Cを検出すると共に、その
検出の順番及び位置関係を特定することによつ
て、ネガフイルム2の表裏及び倒立を判別するこ
とができる。すなわち、ネガフイルム2の基準状
態を第1図Aとして矢印N方向を検出順序とする
と、エンドマーク203Cが先に検出された後に
スタートマーク203Aが検出された場合は、ネ
ガフイルム2が第1図Bのように表裏逆の裏焼き
となつていることを示しいる。また、順番は合つ
ていてもマーク203A及び203Cのフイルム
に対する上下位置が逆になつている場合は、ネガ
フイルム2が第1図Cのように表裏逆と上下逆の
組合せとなつていることを示している。さらに、
順番が合つておらずマーク203A及び203C
のフイルムに対する上下位置も逆となつている場
合は、ネガフイルム2が第1図Dのように上下逆
の倒立となつていることを示している。このよう
な裏焼き又は倒立が検出された場合、ブザー等で
アラームを出力しオペレータに注意を促すように
すればミスプリントを未然に防止することができ
る。なお、倒立の場合は第6図Bの各画素毎にデ
ータを上下逆に入れ替え演算処理し、焼付露光量
及び補正量の決定をしても良い。
第12図は前述したような2次元イメージセン
サ11のメモリ上での、第11図に対応するデー
タの配列例を示しており、パーフオレーシヨン2
02は光を全て透過する穴となつているので濃度
“0”となり、それが同一サイズで横方向に連続
して検出されることになるので、パーフオレーシ
ヨン202はイメージセンサから電気的に検出す
ることが可能である(第12図の一点鎖線部
PM)。そして、パーフオレーシヨン202の近
傍でかつネガフイルム2の端部の内側に、各パー
フオレーシヨンの位置と対応した状態でバーコー
ド情報203がビツト単位で記録されていると共
に、進行方向に対して最初の1ビツト、つまりス
タートマーク203Aの最初は常に“1”(又は
“0”)と定められている(第12図の一点鎖線部
BM)。したがつて、その基準位置から順番にバ
ーコード情報203のビツト位置を画素上から識
別すると共に、各画素の濃度データから必要に応
じて2値化し、ビツト状態を判別することができ
る。画像情報は濃度データだけでなく、真数デー
タでも同様に判別な可能である。このように、2
次元イメージセンサ11で検出した画素毎の情報
をCPU等で読取つて判別することにより、ネガ
フイルム2に記録されているバーコード情報20
3を識別することができる。この識別と共に前述
したようにコマ画像204の画像情報をも検出す
ることができる。このようなバーコード情報20
3の中でスタートマーク203A及び203Cの
コードは常に同一であることから、スタートマー
ク203A及び203Cが正常な位置関係にある
かを容易に判別することができる。
なお、表裏や上下の判別は、表裏及び上下の組
合せでも、表裏又は上下の単独のいずれでも良
い。
(変形例) 上述ではバーコード・ビツトによる識別の例を
説明したが、通常行なわれているパターンマツチ
ングや特徴抽出法による文字認識等の手法を用い
てコマナンバー等のサイドプリントによる識別を
行なうことも可能である。ここで、パターンマツ
チングは重ね合せによつて被検出パターンと標準
パターンとを比較して伴定する方法であり、辞書
メモリに標準パターンを記憶させておき、これを
被検出パターンと比べその類似を演算するように
している。特徴抽出法はパターンの面積,長さ,
周囲長,角度,曲率などの特徴量を、設定したも
のと比較判定する方法である。上述では2次元の
面走査式イメージセンサの縮小光学系によつて画
像情報の検出及びコマ画像周辺情報を検出するよ
うにしているが、1次元のラインセンサを用い
て、フイルム原画又はラインセンサを相対的に移
動することによつて2次元(エリア)の検出をす
るようにすることも可能である。又、密着光学系
によつて検出することも可能である。さらに、単
数又は複数のラインセンサ、あるいは原画フイル
ムに対して相対的に移動するフオトダイオード等
により、第11図のバーコード情報の一点鎖線で
囲んだ部分203xのみをハード的に抽出して検
出することによる識別も可能である。上述の実施
例では写真焼付装置について説明したが、この発
明は磁気テープ,光デイスク,磁気デイスクフイ
ルム等の記録媒体への記録をする場合にも、同様
な手法で応用することができる。
(発明の効果) 以上のようにこの発明によれば、写真焼付装置
に装填されているフイルム原画のコマ画像以外に
付されているコマ周辺領域までの情報を、ライン
センサ又はイメージセンサにより多数の画素に分
割された状態で検出すると共に、1コマ単位毎に
コマ画像周辺情報であるバーコードのスタートマ
ーク及びエンドマークも検出し、その検出状態か
らフイルムの表裏や上下状態を自動的に判別する
ことによりフイルムの装填ミスを防止でき、写真
焼付を正確かつ効率的に行なうことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜Dはバーコード情報の付されたネガ
フイルムの一例を示す図、第2図は2次元イメー
ジセンサを写真焼付装置の画像情報検出に適用し
た場合の一例を示す構成図、第3図は2次元イメ
ージセンサの機能を示す構成図、第4図は2次元
イメージセンサの制御系を示すブロツク構成図、
第5図はこの発明の全体の制御系を示すブロツク
図、第6図A及びBは原画フイルムの画素分割と
記憶データとの対応関係の例を説明する図、第7
図は焼付部の詳細を示す図、第8図A及びBはそ
れぞれ画像情報の例を示すメモリ図、第9図はこ
の発明の焼付部の例を示す図、第10図は他の例
を示す図、第11図はスタートマーク及びエンド
マークを説明するための図、第12図はこの発明
のメモリの記憶例を示す図である。 1……ネガキヤリア、2……ネガフイルム、3
……フイルタ、4……光源、5,11……レンズ
ユニツト、6……ブラツクシヤツタ、7……写真
印画紙、8……光センサ、10……画像情報検出
装置、11……2次元イメージセンサ、20……
駆動回路、22……AD変換器、24……書込制
御回路、25……メモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フイルム原画からの光をラインセンセで受光
    し、前記ラインセンサが受光するフイルム原画の
    外領域の画像情報を画素毎に検出し、前記フイル
    ム原画の外領域に付されているコマ画像周辺情報
    を読取つて前記フイルム原画の表裏及び又は上下
    を判別するようにしたことを特徴とする画像情報
    検出処理方法。 2 前記コマ画像周辺情報が、バーコードのスタ
    ートマーク及びエンドマークである特許請求の範
    囲第1項に記載の画像情報検出処理方法。 3 フイルム原画からの光をイメージセンサで受
    光し、前記イメージセンサが受光する画像情報を
    画面分割された画素毎に検出すると共に、前記フ
    イルム原画の外領域に付されているコマ画像周辺
    情報を読取つて前記フイルム原画の表裏及び又は
    上下を判別するようにしたことを特徴とする画像
    情報検出処理方法。 4 前記コマ画像周辺情報が、バーコードのスタ
    ートマーク及びエンドマーク、又はサイドプリン
    トのコマナンバーである特許請求の範囲第3項に
    記載の画像情報検出処理方法。
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