JPS6285235A

JPS6285235A - 写真焼付け装置

Info

Publication number: JPS6285235A
Application number: JP22530185A
Authority: JP
Inventors: Takashi Yamamoto; 敬山本
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1985-10-09
Filing date: 1985-10-09
Publication date: 1987-04-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、カラープリント写真を作成するための写真焼
付は装置に関するものである。

〔従来の技術〕

アマチュアの撮影したカラー写真フィルムには、ネガ像
の露光量が適正なコマの他に、露光がアンダーなネガ像
を持ったコマ、露光がオーバーなネガ像のコマ、ネガ像
のコントラストが大きいコマ等が含まれている。このよ
うな露光が不適正なネガ像であってもプリント時（焼付
は時）には、適正なカラーバランスと濃度をもったカラ
ープリント像が得られるように、青色露光量、緑色露光
量。

赤色露光量を補正することが行われている。この露光量
の補正は、アメリカ特許第２５７１６９７号に記載され
ているエバンズの原理に基づいて行われている。即ち、
一般的な被写体を撮影したネガ像は、その透過光の青色
成分、緑色成分、赤色成分の割合がほぼ等しく、したが
って透過光全体を積分したものは、灰色又は灰色に近い
一定な色相になる。この灰色又はこれに近い色相は、青
色。

緑色、赤色の露光量をほぼ等しくすれば得られるから、
この露光量を目標値として露光補正を行うものであり、
これはＬＡＴＤ方式と呼ばれている。

ところで、ネガ像の主要部分が適正濃度でも、背景の濃
度が濃い場合又は薄い場合には、背景の濃度の影響を受
けて露光時間が制御されるので、主要部分を正しく再現
することができなくなる。

このようなネガ像は、サブジェクトフェリアネガと称さ
れており、プリントの前に補正値をマニュアルで設定す
ることが必要になる。このサブジェクトフェリアネガに
は、主要部分の濃度が不適正になる濃度フェリアネガと
、主要部分の色が不通正になるカラーフェリアネガとが
ある。前者の濃度フェリアネガには、逆光下で撮影した
ネガ像、夜間でのストロボを用いて人物を撮影したネガ
像。

スキー場で人物を撮影したネガ像等がある。後者のカラ
ーフェリアネガは、特定の一色が広い範囲に分布してい
るネガ像であり、これには赤いバンクで撮影したネガ像
、芝生を背景にして撮影したネガ像、海をバンクにして
撮影したネガ像等がある。

また、昼光以外で撮影されたネガ像、例えば螢光灯やタ
ングステン電灯の下で撮影したもの（これらを異種光源
ネガという）、極端に露光量がオーバー又はアンダーな
ネガ像、経時変化を受けたネガフィルム（異常ネガとい
う）でも、前述したサブジェクトフェリアネガと同様に
、補正値をマニュアルで設定することにより、よりきれ
いなプリント写真を作成することができる。

そこで、従来の写真焼付は装置では、特定のカラー写真
フィルム例えばＨＲｌｏｏ（商品名、富士写真フィルム
■製）を標準フィルム種と決め、これに写っている標準
コマ（透過光の三色成分の割合が等しく、標準的な濃度
をもったネガ像）が、特定のカラー印画紙にきれいに仕
上がるように露光時間を定め、フィルム種とネガ像のパ
ターンに応じて補正するようにしている。

前記補正を行うために、各コマのプリントの前にネガ検
定を行い、前述したサブジェクトフェリアネガや異常ネ
ガ等の特異ネガ像を抽出し、この特異ネガ像のパターン
の特徴から、補正値を経験的に判断し、カラーキー、？
ａ度主キー又はファンクションキーで補正値を指定し、
これとともにプリント位置にあるコマの透過濃度を測定
し、次式の露光量演算式を演算して各色の露光ｉＴｉを
算出している。なお、ｉは、青色、緑色、赤色のいずれ
か１つを表している。大規模な現像所では、ノツチャ−
・パンチャーを用いてプリントとは別個にネガ検定を行
ない、得られた補正値を記録媒体、例えば紙テープ又は
フロッピーディスクに書き込み、これを写真焼付は装置
にセットしている。

Ｉ！ＯｇＴ、＝α　（Ｄ、−ＤＮｉ　　）　　＋にここ
で、各記号は次の通りである。

Ｄ、　　二　検定対象コマの大面積平均透過濃度ＤＮ、
：　　標準コマの大面積平均透過濃度α　　：　係数Ｋ　　：　標準コマの露光時間Ｄｋ　　：　　？Ｗ度キーの一段当たり変化率（％）Ｄ
、８　：　カラーキーの一段当たりの変化率（％）Ｎ　　：　濃度キーの段数Ｍ、　　：　カラーキーの段数なお、記号α、には、使用するカラー印画紙の種類を変
えた場合や、プリントサイズ（引き伸ばし倍率）を変え
た場合には、当然にその数値が変わるものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述した従来の写真焼付は装置では、ネガ検定の際にモ
ニターマンが各コマを観察し、まずベース濃度の違いや
サイドプリントされた文字等からフィルム種を判断し、
このフィルム種に基づく補正値（以下これをフィルム種
補正値という）を考慮して、サブジェクトフエリアネガ
や異常光源ネガ等の特異ネガ像に対する１コマ補正値を
求め、キーを操作することにより、Ｎ、Ｍｉを入力して
いる。すなわち、モニターマンは、特異ネガ像に対して
は、そのパターンの特徴に応じて１コマ補正値を判断し
、この１コマ補正値とフィルム種補正値とを頭の中で演
算して、Ｎ、Ｍ、をそれぞれ算出している。したがって
、検定が面倒であるとともに、似通ったベース濃度の場
合や、似た文字がサイドプリントされている場合には、
フィルム種を間違えるおそれがあり、この場合には商品
価値がない不良カラープリント写真が作成されることに
なる。

本発明は、フィルム種の判定ミスで不良カラープリント
写真が作成されるのを防止するとともに、フィルム種に
よる違いを意識せずにネガ検定を行なうことができるよ
うにした写真焼付は装置を提供することを目的とするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、カラー写真フィ
ルムに記録されているフィルム種を示すバーコードを読
み取り、このバーコードからフィルム種を自動的に判定
し、標準カラー写真フィルムに対する補正量を補正キー
で表わしたフィルム種補正値を記憶したメモリから、判
定したフィルム種に対応したフィルム種補正値を読み出
し、標準コマに対する各コマの補正量を補正キーで表し
た１コマ補正値を入力し、この１コマ補正値と前記フィ
ルム種補正値とを加算し、得られた補正値で前記ＬＡＴ
Ｄ方式による露光量を補正するようにしたものである。

以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。

〔実施例〕

第２図はカラー写真フィルム１０を示すものである。こ
のカラー写真フィルム１０の各コマ例えばｌｌａ、ｌｌ
ｂには、カメラで盪影されたネガ像が現像処理により可
視像に変換されて記録されている。また、カラー写真フ
ィルム１０の両端付近に、パーフォレーション１２が一
定ピッチで形成されており、このパーフォレーション１
２の外側に、フィルム種例えば前述したＨＲ２００を示
す情報がバーコード１３で記録されている。このバーコ
ード１３は、フィルムの製造時に、発光装置により露光
（サイドプリント）されており、現像処理により潜像か
ら可視像に変換される。

第１図は１コマ補正値を人力するためのキーボードを備
えた本発明の写真焼付は装置の実施例を示すものである
。白色光源２０は、拡散板２１を介してカラー写真フィ
ルム１０をその前後から照明する。この拡散板２１と白
色光源２０との間には、青色露光を終了させるためのイ
エローフィルタ２２と、緑色露光を終了させるためのマ
ゼンタフィルタ２３と、赤色露光を終了させるためのシ
アンフィルタ２４とが配置されており、フィルタ駆動部
２５により、光路２６に挿入される。プリー　ント位置
にあるコマ例えばｌｌａに写っているネガ像は、シャッ
タ２７が開いている間に、レンズ２８でカラー印画紙２
９に結像される。このシャッタ２７は、シャッタ駆動部
３０により開閉が制御される。

前記プリント位置の手前には、バーコード読取り部３２
がカラー写真フィルム１０に近接して配置されており、
次にプリントされるべきコマがプリント位置に移動する
間に、カラー写真フィルム１０に記録されたバーコード
１３を読み取る。このバーコード読取り部３２は、レン
ズ３３を介して入射した光を光電変換してから二値化回
路３４に送る。この二値化回路３４は、参照電圧と比較
して、バーコード読取り部３２のアナログ信号をｒｌＪ
、ｒＯＪの二値信号に変換してから、これを制御回路３
６に送る。

また、プリント位置の斜め上方には、青色用フォトセン
サー３７．緑色用フォトセンサー３８゜赤色用フォトセ
ンサー３９がそれぞれ配置されている。これらのフォト
センサー３７〜３９の前には、レンズ４０〜４２がそれ
ぞれ配置され、コマ１１ａのネガ像をフォトセンサー３
７〜３９に結像させる。各フォトセンサー３７〜３９は
、コマ１１ａの全面を透過した青色光、緑色光、赤色光
をそれぞれ光電変換し、得られた青色信号、緑色信号、
赤色信号を対数変換器４３に送る。この対数変換器４３
は、各色信号を対数変換して大面積平均透過濃度Ｄｉ、
すなわち大面積平均青色濃度Ｄｍ、大面積平均緑色濃度
Ｄ！　、大面積平均赤色濃度りつに変換する。この大面
積平均透過濃度り、は、Ａ／Ｄ変換器４４でデジタル信
号に変換されてから、制御回路３６に入力される。

キーボード４０は、補正キー４１と、ファンクションキ
ー４２と、英数字キー４３と、表示器４４とから構成さ
れている。前記補正キー４１は、プリントすべきコマに
前述した特異ネガ像が写っているものであるとモニター
マンが判定した場合に操作されるものである。すなわち
、この特異ネガ像は、ＬＡＴＤ方式による自動制御範囲
を越えているから、このままではカラープリント写真は
不良品となる。そこで、プリントの直前に、モニターマ
ンが目４５でネガ検定を行い、この特異ネガ像を見つけ
た場合には、このパターンの特徴から、カラーバランス
と濃度が良好に仕上がるようにするための１コマ補正値
を経験的に判断し、補正キー４１を操作して１コマ補正
値を入力する。

この補正キー４１には、イエローキー（Ｙ）、マゼンタ
キー（Ｍ）、シアンキー（Ｃ）、濃度キー（Ｄ）があり
、これらＣ，Ｍ、Ｙの各キーはプラス方向に例えば４ス
テツプ、マイナス方向に４ステツプがある。濃度キーは
プラス方向に９ステツプ、マイナス方向に４ステツプが
あり、プラス６ステツプ以上のときは「＋５ｊキーを併
用して加算し、プラス５ステツプのときは「＋５」キー
とｒＮＪキーを併用する。なお、ｒＮＪはステップ数で
ｒＯＪであり、ｒＡＪはステップ数で「−１」であり、
ｒＤＪは「−４」である。

前記ファンクションキー４２は、１コマ補正値の入力を
簡単にするためのものであり、これを操作した時には、
予め設定した１コマ補正値が入力される。このファンク
ションキー４２は、１コマ補正値がほぼ決まっているも
の、例えば異種光源ネガ像等に対して用いられる。なお
、ファンクションキー４２には、コレクションキーも含
めである。

前記英数字キー４３は、露光量演算式の係数値等の設定
、フィルム種補正値の設定、フィルム種補正値のマニュ
アル入力、各部の制御等を行なうためのものであり、ま
た表示器４４はキー操作で入力中のデータを表示する。

前記制御回路３６としては、Ｉ１０ボート４８゜ＣＰＵ
４９．ＲＡＭ５０．ＲＯＭ５１からなるマイクロコンピ
ュータが用いられており、ＲＯＭ５１に格納されたプロ
グラムにより、露光量の演算や各部の制御を行なう。警
告器５２は、バーコード読取り部３２によるフィルム種
の読取りが正しく行われなかった時に作動し、フィルム
種補正値をマニュアルで入力すべきことを指示する。ま
た、これとは別に、この警告器５２を作動させる代わり
に、代表されるフィルム種、例えばＨＲｌｏｏとして取
り扱うようにしておいてもよいし、１件前のフィルム種
と同種として取り扱うようにしておいてもよい。

第３図はバーコードの読取り状態を示すものである。前
記バーコード１３は、クロックトラック１３ａと、フィ
ルム種の情報を表したデータトラック１３ｂとから構成
されており、これらのトラック１３ａ、１３ｂを読み取
るために、バーコード読取り部３２が近接して配置され
ている。このバーコード読取り部３２は、クロックトラ
ック１３ａに対面するように横に配置された２個のフォ
トセンサー３２ａ、３２ｂと、データトラック１３ｂに
対面するように配置された１個のフォトセンサー３２ｃ
から構成されている。

前記クロックトラック１３ａは、その両端にスタートマ
ーク５５と、エンドマーク５６とが記録されており、そ
の間に一定ピッチでクロックマーク５７が記録されてい
る。これらの斜線を施したマーク５５〜５７は、例えば
黒色をしており、その濃度値がカラー写真フィルム１０
のベース濃度よりも高くなっている。前記スタートマー
ク５５゜エンドマーク５６は、２個のフォトセンサー３
２ａ、３２ｂの出力を二値化した信号がともに「Ｏ」の
時に、フォトセンサー３２ｃで検知したマーク５８の個
数から判定することができる。また、フィルム種の情報
は、データトラック１３ｂのうち、スタートマーク５５
とエンドマーク５６との間に位置しているマーク５８で
表されている。そして、フィルム種の情報の読出しは、
フォトセンサー３２ａ、３２ｂがともに「１」又は「０
」に反転したときに、フォトセンサー３２ｃの出力を読
み込むことにより行われる。この実施例では、フォトセ
ンサー３２ｃで読み取られる情報は、ｒｌｏｌｌｏｌｌ
ｏｏｌｌＪとなる。

第４図は第１図に示した制御回路の機能ブロック図であ
る。前記フォトセンサー３２ａ、３２ｂの二値信号は排
他的ＯＲ回路６０に入力され、信号の一致が検出される
。この排他的ＯＲ回路６０の出力が「１」の時に、ラッ
チ回路６１はフォトセンサー３２ｃの二値信号をラッチ
する。また、排他的ＯＲ回路６０の出力と、フォトセン
サー３２ｃの二値化信号が、スタート・エンド検出部６
２に入力され、ここでフォトセンサー３２ｃの個数をカ
ウントすることにより、スタートマーク５５とエンドマ
ーク５６とが検出される。

前記スタートマーク５５が検出されると、ゲート６３が
開かれて、フォトセンサー３２ｃの二値信号がシフトレ
ジスタ６４に入力される。そして、エンドマーク５５が
検出されると、ゲート６３が閉じられる。このゲート６
３の開閉により、この実施例では、フィルム種情報ｒ１
０１１０１１００１１」がシフトレジスタ６４に記憶さ
れる。なお、スタートマーク５５とエンドマーク５６と
が正しく検出されなかった場合には、フィルム種情報の
読取りが失敗したものと判定し、警告器５２を作動して
警告表示する。

前記シフトレジスタ６４に記憶されたフィルム種情報は
、フィルム種判定部６６に送られ、ここでフィルム種が
判定され、そのフィルム種を示す信号がフィルム種補正
値メモリ６７に送られる。

このフィルム種補正値メモリ６７は、標準カラー写真フ
ィルム例えば前述したＨＲｌｏｏを基準とし、各カラー
写真フィルムのベース濃度、カラーバランス等の差異を
補正キー４１の段数で表したフィルム種補正値が記憶さ
れている。このフィルム種補正値メモリ６７から出力さ
れたフィルム種補正値（Ｙｌ　、　Ｍｌ　、　　ＣＩ　
、　　ＤＩ　”）はレジスタ６８に書き込まれる。なお
、フィルム種補正値は、機械の初期設定時にキーボード
４０を操作することにより、個々のカラープリント作成
システムの実情等を考慮して設定することができる。

プリント位置にあるコマは、モニターマンの目４５（第
１図参照）で直接に観察され、特異ネガ像が写っている
ものに対しては、補正キー４１を操作して１コマ補正値
（Ｙ２　、　Ｍｚ　、　　Ｃｚ　、　　Ｄｔ）が入力さ
れる。また、ファンクションキー補正値メモリ７０には
、ファンクションキー４２に対応して予め１コマ補正値
が記憶されており、ファンクションキー４２が操作され
た時には、各キーに対応した１コマ補正値が読み出され
る。

補正値演算部７１は、前述したフィルム種補正値（ｙ＋
　、Ｍｌ　、ｃｔ　、　　ＤＩ　）と、特異ネガ像に対
して入力された１コマ補正値（Ｙ２　、　Ｍｚ　、　　
Ｃ２、Ｄｔ）とを加算して、補正値（Ｙ、Ｍ、Ｃ。

Ｄ）を算出する。すなわち、Ｙ＝Ｙ、＋Ｙ。

Ｍ＝ＭＩ　＋Ｍ２Ｃ＝ＣＩ　　＋Ｃ２Ｄ＝ＤＩ　　＋［］。

がそれぞれ演算される。例えば、検定対象のカラー写真
フィルム１０のフィルム種補正値が（０゜Ａ、１．Ｎ）
であり、１コマ補正値が（０，２゜Ｂ、■）であるとす
れば、補正値は（０，１，Ａ。

１）となる。なお、１コマ補正値（Ｙｚ　、　Ｍｚ　。

Ｃｚ　、　　Ｄｔ　）が入力されない時には、加算が行
われず、フィルム種補正値（Ｙｌ　、　Ｍｌ　、　ＣＩ
　、　Ｄｌ）がそのまま補正値（Ｙ、Ｍ、Ｃ，Ｄ）とし
て用いられるものである。

前記補正値（Ｙ、Ｍ、Ｃ，Ｄ）は、イエロー。

マゼンタ、シアンの濃度の補正値を補正キーの段数で表
しているが、露光量演算式では青色光、緑色光、赤色光
の露光量を算出するようになっているので、これに合わ
せるためにＭａ　、ＭＧ、ＭＲ９Ｎの記号を用いる。す
なわち、Ｍ、　−Ｙ、ＭＧ＝Ｍ、Ｍ、ｌ＝Ｃ，Ｎ＝Ｄで
ある。

露光量演算部７２には、補正値演算部７１からの補正デ
ータ（Ｍｉ　、Ｎ）と、標準カラー写真フィルムメモリ
７３からの標準コマの大面積平均透過濃度（ＤＮｉ　）
と、係数メモリ７４からのデータ（α、に等）と、プリ
ントすべきコマの大面積平均透過濃度（Ｄ、）が入力さ
れており、これらのデータを用いて前述した露光量演算
式（１）を演算し、各色の露光時間Ｔｉ、すなわち青色
露光時間Ｔ８．緑色露光時間ＴＧ、赤色露光時間ＴＲを
それぞれ算出する。

前記標準カラー写真フィルムメモリ７３は、装置の初期
設定時に、キーボード４０を操作して標準コマの大面積
平均透過濃度ＤＮ、　、すなわち大面積平均青色透過濃
度ＤＮｓ、大面積平均緑色透過７９度ＤＮＧ、大面積平
均赤色透過濃度ＤＮ、をそれぞれ書き込むことができる
。また、前記係数メモリ７４もキーボード４０を操作し
て係数α。

定数Ｋ　、　濃度キーの段数Ｄｋ　　（％）、カラーキ
ーの段数Ｄｉｍ（％）を書き込むことができる。

前記露光量演算部７２で算出された青色露光量ＴＩ、緑
色露光量ＴＧ　、赤色露光１Ｌは、タイマー７５に送ら
れ、フィルター駆動部２５を制御して各色光の露光時間
を制御する。このフィルター駆動部２５は、各フィルタ
２２〜２４が光路２６から退避した状態に保持し、そし
てプリントスタートキーが操作されてシャッタ２７が開
かれてから、青色露光時間Ｔ８が経過した時にイエロー
フィルタ２２を光路２６に挿入して青色露光を終了させ
、また緑色露光時間ＴＧが経過した時にマゼンタフィル
タ２３を光路２６に挿入して緑色露光を終了させ、更に
赤色露光時間Ｔ、に経過した時にシアンフィルタ２４を
挿入する。また、１コマを露光するに充分な時間が経過
してからンヤソタ２７が閉じられると、各フィルタ２２
〜２４を光路２６から退避させる。

次に、第５図を参照して前述した実施例の作用について
簡単に説明する。まず、カラー写真フィルム１０を間欠
移送して、各コマをプリント位置にセットする。この間
欠移送時に、バーコード読取り部３２により、カラー写
真フィルム１０のサイドにプリントされているバーコー
ド１３が読み取られる。もし、バーコード１３の読取り
ミスが発生した時には、警告器５２で警告表示が行われ
る。この場合には、キーボード４０を操作してフィルム
種をマニュアルで入力する。

読み取ったバーコード１３からフィルム種を判定し、フ
ィルム種毎に予め設定したフィルム種補正値Ａを読み込
み、これをレジスタにセットする。

特異ネガ像に対しては、補正キー４１又はファンクショ
ンキー４２から１コマ補正値Ｂが入力される。この１コ
マ補正値Ｂが入力されると、フィルム種補正値Ａに加算
される。こうして得られた補正値を露光量演算式に代入
して露光時間Ｔｉを算出し、そのコマのプリント時に各
色光の露光量をそれぞれ制御し、プリント写真を作成す
る。

第６図はノ・ノチャー・パンチャーを用し・て予めネガ
検定したコー７を連続的に高速プリントするようにした
本発明の別の実施例を示すものであり、第１図と同じ構
成部分には同じ符号を付しである。

この実施例では、キーボード４０の代わりに記録媒体読
取り部７７が設けられており、ごれに記録媒体例えばフ
ロッピーディスクや祇テープ７８が装填される。この祇
テープ７８には、ツノチャー・パンチャー（図示せず）
によるネガ検定時に、特異ネガ像に対してモニターマン
が経験的に判定した１コマ補正値が記憶されている。プ
リント時には、カラー写真フィルム１０の送りに同期し
て１コマ補正値が読み出される。この読み出した１コマ
補正値は、バーコード読取り部３２で自動的に読み取っ
たフィルム種補正値に加算され、プリント位置にあるコ
マの補正値が算出される。この補正値と、フォトセンサ
ー３７〜３９で測定した大面積平均透過濃度を用いて露
光量演算式を演算し、プリント位置にあるコマの露光量
を制御する。

前述した実施例では、カラー写真フィルムとしてカラー
ネガフィルムについて説明したが、これはカラーポジフ
ィルムであってもよい。

〔発明の効果〕

従来では、似通ったベース濃度又はサイドプリント文字
をもったカラー写真フィルムの場合には、モニターマン
がフィルム種の判定ミスをおかすおそれがあるが、本発
明ではバーコードを読み取ってフィルム種を自動的に判
定するから、フィルム種の間違いによる不良プリントの
作成をなくすことができ、それにより製品の得率が向上
する。更に、モニターマンは、特異ネガ像に対してはフ
ィルム種の違いを考慮することなく、標準コマとのパタ
ーンの差異だけを考慮すればよいから、ネガ検定が簡単
になる。また、フィルム種毎の標準写真のフィルム種補
正量の値が予め記憶させであるので、その都度フィルム
種の条件設定をする必要がなく、チャンネル設定数が減
少すること、および装置の管理が容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図はキーボードから１コマ補正値を入力するように
した本発明の写真焼付は装置の実施例を第３図はバーコ
ードの読取り状態を示す説明図である。第４図は第１図に示す制御回路の機能ブロック図である
。第５図は制御回路のフローチャートである。第６図はノツチャ−・パンチャーを用いて作成した記録
媒体から１コマ補正値を入力するようにした本発明の写
真焼付は装置の実施例を示す概略図である。ＩＯ・・カラー写真フィルム１１ａ、１ｌｂ−・コマ１３・・バーコード１３ａ・・クロックトラック１３ｂ・・データトラック２２・・イエローフィルタ２３・・マゼンタフィルタ２４・・シアンフィルタ２９・・カラー印画紙３２・・バーコード読取り部３２ａ〜３２ｃ・・フォトセンサー４０・・キーボード４１・・補正キー４２・・ファンクションキー４３・・英数字キー７８・・祇テープ。手続主１１正書昭和６０年１１月１８日

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カラー写真フィルムの透過濃度を測定して、ＬＡ
ＴＤ方式により三色光の露光量を制御する写真焼付け装
置において、前記カラー写真フィルムに記録されているフィルム種を
示すバーコードを読み取る手段を設け、読み取ったバー
コードからフィルム種を自動的に判定し、標準カラー写
真フィルムに対する補正量を補正キーで表わしたフィル
ム種補正値を記憶したメモリを設け、このメモリから判
定したフィルム種に対応したフィルム種補正値を読み出
し、標準コマに対する各コマの補正量を補正キーで表し
た１コマ補正値を入力する手段を設け、この１コマ補正
値と前記フィルム種補正値とを演算手段で演算し、算出
された補正値で前記ＬＡＴＤ方式による露光量を補正す
るようにしたことを特徴とする写真焼付け装置。
（２）前記１コマ補正値は、ネガ検定時に判定され、記
録媒体に書き込まれていることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載の写真焼付け装置。
（３）前記１コマ補正値は、プリントの直前にキーボー
ドから入力されることを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の写真焼付け装置。