JP2628920B2 - 写真焼付方法 - Google Patents

写真焼付方法

Info

Publication number
JP2628920B2
JP2628920B2 JP1293649A JP29364989A JP2628920B2 JP 2628920 B2 JP2628920 B2 JP 2628920B2 JP 1293649 A JP1293649 A JP 1293649A JP 29364989 A JP29364989 A JP 29364989A JP 2628920 B2 JP2628920 B2 JP 2628920B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color temperature
color
light
estimated
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1293649A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03153232A (ja
Inventor
真平 池上
隆章 寺下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP1293649A priority Critical patent/JP2628920B2/ja
Priority to US07/609,547 priority patent/US5168303A/en
Publication of JPH03153232A publication Critical patent/JPH03153232A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2628920B2 publication Critical patent/JP2628920B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付方法に係り、特にフイルム画像の画
像濃度に基づいて自動的に焼付光量を決定してフイルム
画像を印画紙に焼付ける写真焼付方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
標準的なシーンを写したカラーネガの画面全体を透過
したB(青)、G(緑)、R(赤)3色光の透過割合は
一般的に略一定の割合であることが経験則上知られてい
る。透過光によりカラー印画紙に焼付た濃度を全画面に
ついて積算し混合した色は、グレーまたはグレーに近い
一定の色相になるようプリント条件が定められる。この
ため、自動プリンタでは次の式に基づいて焼付光量(露
光量)を決定すればよい。
logEj=Ki+Di …(1) ただし、logEは焼付光量の対数、Kは定数、Dは測光
系で測定したネガの積算透過濃度(LATD)、jはB、
G、Rのいずれの色光である。
しかしながら、上記(1)式に基づいて自動プリンタ
で焼付光量を制御すると、グレーの被写体を撮影した露
光不足ネガからのプリントは適正ネガからのプリントに
比較して全体的に濃度が高く、露光過度ネガからのプリ
ントは濃度が低くなる。このため、スロープコントロー
ル機能によって(1)式のDjを補正して露光量を決定し
ている。一方、上記のようなスロープコントロール機能
を備えた自動プリンタにおいても昼光(デイライト)と
著しく異った光源(蛍光ランプ、タングステンランプ
等)で撮影したネガ(異種光源ネガ)、カラーフエリア
のあるネガ等では、色再現に偏色が生じカラーバランス
の不正な不良プリントが生じ易い。このため、(1)式
のDiを更に補正(カラーコレクシヨン)して露光量を決
定している。このとき、標準補正(ノーマルコレクシヨ
ン)に対して過大な補正をハイコレクシヨン、過小な補
正をロワードコレクシヨンという。
上記のように焼付露光量を自動補正することにより、
異種光源ネガの色再現の偏色やフイルム特性の変動(フ
イルム保存による性能変動や処理ばらつきによる性能変
動等)による色再現の偏色を補正して効率よく仕上り品
質の良好なプリントを作成することができる。
しかしながら、上記の写真焼付け方法では、画一的な
プリント仕上りを前提としているため、撮影者の作画意
図を反映することができず、例えば、夕日のシーンが真
昼のシーンに変換されてしまう、という問題がある。こ
の問題を解決するためには、ロワードコレクシヨンで露
光量を決定すればよいが、フイルム特性の変動による色
再現の偏色を補正することができないのでプリントの仕
上り品質が低下する。
本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、仕
上り品質を低下させることなく撮影者の作画意図を反映
することができる写真焼付方法を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために請求項(1)記載の発明
は、フイルム画像の画像濃度に基づいて定めた焼付光量
を補正してフイルム画像を印画紙に焼き付ける写真焼付
方法において、作画意図の有無を判断し、作画意図が有
る場合には、被写体照明光の色温度を推定し、推定した
色温度が所定値以下の場合には、該推定した色温度が所
定値より大きい場合より被写体照明光の色温度の変化に
応じて色再現に偏色が発生する画像濃度の補正度合を弱
くすることを特徴とする。
請求項(2)記載の発明は、請求項(1)記載の発明
において、カラーコレクション値を前記推定した色温度
が所定値より大きい場合のカラーコレクション値より小
さくすることにより、前記補正度合いを弱くすることを
特徴とする。
請求項(3)記載の発明は、請求項(1)又は請求項
(2)記載の発明において、被写体照明光の色温度を推
定するための色温度情報に基づいて被写体照明光の色温
度を推定することを特徴とする。
請求項(4)記載の発明は、請求項(3)記載の発明
において、前記色温度情報は、被写体露光量と同量又は
被写体露光量に対して一定比率の露光量で露光されたフ
イルムの濃度、フイルムの画像の平均濃度、撮影時刻、
及び撮影時の光量の少なくとも1つであることを特徴と
する。
請求項(5)記載の発明は、フイルム画像の画像濃度
に基づいて定めた焼付光量を補正してフイルム画像を印
画紙に焼き付ける写真焼付方法において、 被写体照明光の色温度の推定に使用する光源色情報を
撮影時必要に応じてフイルムに記録し、焼付時光源色情
報の有無を検出して作画意図の有無を判断し、作画意図
が有る場合には、被写体照明光の色温度を推定し、推定
した色温度が所定値以下の場合には、該推定した色温度
が所定値より大きい場合より被写体照明光の色温度の変
化に応じて色再現に偏色が発生する画像濃度の補正度合
を弱くすることを特徴とする。
[作用] 以下本発明の作用を説明する。被写体照明光の色温度
が変化すると、プリントに再現される色味は、第2図の
破線L上を変化する。第2図は、R、G、B、Y(イエ
ロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)軸で表される色
座標を示すものである。従って、フイルム画像の画像濃
度に基づいて定めた焼付露光量を補正してフイルム画像
を印画紙に焼付ける写真焼付方法において、第2図の破
線L上の画像濃度またはこの破線Lを含む所定範囲内
(例えば、第2図の斜線領域R1またはR2)の画像濃度、
すなわち被写体照明光の色温度の変化に応じて色再現に
偏色が発生する画像濃度の補正度合を作画意図が有る場
合、即ち、作画意図をプリントに反映する場合に変更す
れば、被写体照明光の色温度に対応した色味をプリント
上に表現することができるため、撮影者の作画意図を表
現することができる。
ここで、被写体照明光の色温度の変化に応じて色再現
に偏色が発生する画像濃度の補正度合を変更するには、
作画意図の有無を判断し、作画意図が有る場合には、作
画意図をプリントに反映する場合であるので、まず、被
写体照明光の色温度を推定するための色温度情報に基づ
いて被写体照明光の色温度を推定する。
ここで、推定した色温度が所定値以下の場合であれ
ば、例えば、被写体が、夕日、タングステン光、冬日、
朝日、ランプの光等の低色温度光で照明されて撮影され
ている。
なお、上記色温度情報は、被写体露光量と同量又は被
写体露光量に対して一定比率の露光量で露光されたフイ
ルムの濃度、フイルムの画像の平均濃度、撮影時情報
(撮影月日、時刻)、及び撮影時の光量値(LV値(EV
値))の少なくとも1つである。
そして、推定した色温度が所定値以下の場合であれ
ば、該推定した色温度が所定値より大きい場合より該補
正度合を弱くする。例えば、推定した色温度が所定値以
下の場合であれば、カラーコレクション値を、推定した
色温度が所定値より大きい場合のカラーコレクション値
を小さくすることにより、該補正度合を弱くする。
一方、推定した色温度が所定値より大きい場合には、
該推定した色温度が所定値以下の場合より該補正度合を
強くする。例えば、推定した色温度が所定値より大きい
場合には、カラーコレクション値を、推定した色温度が
所定値以下の場合のカラーコレクション値より大きくす
ることにより、該補正度合いを強くする。
なお、被写体照明光の色温度の変化に応じて色再現に
偏色が発生しない画像濃度の補正は従来と同様に行う。
ところで、夕日、タングステン光、冬日、朝日、ラン
プの光等の低色温度光で照明された被写体を撮影した場
合には、撮影者の作画意図が反映されることが多いから
補正度合は弱くてよく、また曇天、日の出前、日陰等の
高色温度光で撮影されたときには仕上りプリントを良好
にするために強く補正する必要がある。このため、作画
意図をプリントに反映させる場合には被写体照明光の色
温度の推定に使用する光源色情報をフイルムに記録し、
また作画意図を反映させない場合には、光源情報をフイ
ルムに記録させないようにして、すなわち必要に応じて
光源色情報を記録し、光源色情報の有無を検出して作画
意図の有無を判断するようにしてもよい。すなわち、請
求項(5)記載の発明のように、上記写真焼付方法にお
いて、被写体照明光の色温度の推定に使用する光源色情
報を撮影時必要に応じてフイルムに記録し、焼付時光源
色情報の有無を検出して作画意図の有無を判断し、作画
意図が有る場合には、被写体照明光の色温度を推定し、
推定した色温度が所定値以下の場合には、該推定した色
温度が所定値より大きい場合より被写体照明光の色温度
の変化に応じて色再現に偏色が発生する画像濃度の補正
度合を弱くしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、作画意図の有無
を判断し、作画意図が有る場合には、被写体照明光の色
温度を推定し、推定した色温度が所定値以下の場合に
は、該推定した色温度が所定値より大きい場合より被写
体照明光の色温度の変化に応じて色再現に偏色が発生す
る画像濃度の補正度合を弱くし、他の画像濃度について
は補正度合を変更していないため、プリント仕上り品質
を低下させることなく作画意図をプリントに反映させる
ことができる、という効果が得られる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。本実施例は、カラー写真焼付装置(プリンタ)に本
発明を適用したものである。第3図に示すように、ネガ
フイルム20を焼付部を搬送するネガキヤリア12の下方に
は、ミラーボツクス18およびハロゲンランプを備えたラ
ンプハウス10が配置されている。ミラーボツクス18とラ
ンプハウス10との間には、調光フイルタ60が配置されて
いる。調光フイルタ60は、周知のようにY(イエロー)
フイルタ、M(マゼンタ)フイルタ及びC(シアン)フ
イルタの3つの色フイルタで構成されている。
ネガキヤリア12の上方には、レンズ22、ブラツクシヤ
ツタ24およびカラーペーパ26が順に配置されており、ラ
ンプハウス10から照射されて調光フイルタ60、ミラーボ
ツクス18およびネガフイルム20を透過した光線がレンズ
22によってカラーペーパ26上に結像するように構成され
ている。
上記の結像光学系の光軸に対して傾斜した方向でかつ
ネガフイルム20の画像濃度を測光可能な位置に、ネガ画
像を多数個に分割して測光する2次元イメージセンサ30
が配置されている。
ネガフイルム20には、第4図に示すように、作画意図
を示す作画情報34が記録されると共に、写真撮影時期を
示す撮影時情報36が焼付けられている。作画情報34は、
少なくとも露光量の補正変更が可能であるか否かが確認
できる情報であればよく、補正変更要不要の情報を記録
してもよいが、後述する被写体照明光の色温度推定に使
用される撮影時情報36、LV値(EV値)情報、光源色情報
等と兼用し、これらのうちのいずれかの情報が存在して
いるときに露光量の補正要、すなわち作画意図を反映さ
せると判断するようにしてもよい。また、撮影時情報36
としては、写真撮影月日(年を加えてもよい)および撮
影時刻が使用され、この撮影時情報はカメラの日付、時
刻写し込み機構を利用して写真撮影時に焼付けられる。
第4図では撮影時情報を数字で表示したが、バーコー
ドで記録してもよく、また発光ダイオード等で表示され
る光学マークを用いてもよい。さらにまた、フイルム上
へ情報を記録する位置は第4図の位置に限定されること
はなく、例えば、フイルム画像コマ間、一方のパーフオ
レーシヨンをなくしこの部分に情報記録部を設けて、こ
の情報記録部へ記録してもよい。
ネガキヤリア12の上流側で、フイルムに記録された情
報の読取り可能な位置には、作画情報34を光学的に読取
る第1のセンサ14と、撮影時情報36を光学的に読取る第
2のセンサ16とが配置されている。第1のセンサ14、第
2のセンサ16および2次元イメージセンサ30はマイクロ
コンピユータで構成された制御回路28に接続されてい
る。制御回路28には、データ等を入力するためのキーボ
ード32が接続されている。また、制御回路28は、調光フ
イルタ60を制御するように接続されている。
次に、本実施例の、マイクロコンピユータによる焼付
制御ルーチンについて説明する。
第1図は本実施例の焼付処理ルーチンを示すもので、
ステツプ100において第1のセンサ14によって検出され
た作画情報を読み込む。ステツプ102において作画情報
に基づいて作画意図をプリントに反映させるか否か、す
なわち補正の変更があるか否かを判断する。補正変更不
要のとき、すなわちプリンタの自動補正機能のみを用い
て焼付けるときは、ステツプ104において例えば下記
(2)式に基づいて露光コントロール値Ejを演算する。
そして、ステツプ112において露光コントロール値Ejに
基づいて調光フイルタ60を制御することによって焼付を
行う。
logEj=Sj・{Cj(dj−dwj)+dwj}+Kj …(2) ただし、 dj=Dj−NDj …(3) であり、 j:R、G、Bのいずれかを表す1〜3のいずれかの数 Dj:焼付るべきフイルム画像コマの画像濃度(例えば、
全画面平均濃度) NDj:標準ネガフイルム又は多数のフイルムコマの平均画
像濃度(例えば、平均全画面濃度) Sj:スロープコントロール値 Cj:カラーコレクシヨン値 Kj:プリンタ、フイルム、印画紙特性に依存する定数 Ej:焼付光量に対応する露光コントロール値である。
ステツプ102において補正変更要と判断されたとき、
すなわち作画意図をプリントに反映させるときには、ス
テツプ106において被写体照明光の色温度の推定を行
う。この色温度の推定の詳細なルーチンについては後述
する。
次のステツプ108では、推定された色温度に基づいて
被写体照明光の色温度の変化によって色味が変化する画
像濃度のカラーコレクシヨン値Cjを設定する。このカラ
ーコレクシヨン値Cjは、推定された色温度が所定値以下
のとき、すなわち被写体が低色温度光(例えば、夕日、
タングステン光等)で照明されているときには、カラー
コレクシヨン値Cjによる補正が弱くまたは無補正になる
ような値に設定される。すなわち、ロワードコレクシヨ
ンで焼付けられるように設定される。例えば、カラーコ
レクシヨン値Cj≒0.5とすると、カラーフエリアの補正
は実行されるが光源色補正がされなくなり、タングステ
ン光は強いYR味となって色再現される。また弱いハイコ
レクシヨンの場合、例えばカラーコレクシヨン値Cj=1.
3のときには、カラーフエリア補正が行われず光源色補
正のみが行われるようになり、被写体照明光がタングス
テン光の場合にはタングステン色が残存することにな
る。以上のようにカラーコレクシヨン値による補正を弱
くまたは無補正することにより、被写体照明光の色がプ
リントに反映され、作画意図に応じたプリントを作成す
ることができる。推定された色温度が高色温度光(例え
ば、曇天、日陰等)のときには補正が強くなるように設
定される。例えば、カラーコレクシヨン値Cjを2.0に設
定すると、上記と同様に光源補正のみが行われタングス
テン光は昼光色にプリントされる。
なお、このとき、被写体照明光の色温度によって色味
が変化しない画像濃度(第2図の斜線部以外の画像濃
度)のカラーコレクシヨンCjはステツプ104と同様の値
に設定される。
そして、ステツプ110において上記(2)式に基づい
て露光コントロール値をEjを演算し、ステツプ112で焼
付を実行する。
第5図においてベクトルAは、カラーコレクシヨン値
Cjを小さく(例えば0.5)したときの被写体照明光の色
味を含む画像濃度が露光コントロール値に寄与する度合
を示すものであり、ベクトルA′はカラーコレクシヨン
値が1より少し大きい(例えば、1.3)ときの画像濃度
の露光コントロール値への寄与の大きさを示すものであ
り、ベクトルA″はカラーコレクシヨン値が大きい(例
えば、2.0)のときの画像濃度の露光コントロール値へ
の寄与の大きさを示すものである。図から理解されるよ
うにカラーコレクシヨン値が大きくなるにしたがって画
像濃度が平均画像濃度abに近くなるように補正される。
次に、色温度推定方法について説明する。まず、第6
図および第7図を参照して第1の推定方法を説明する。
この場合には、フイルムの被写体撮影画面に対応する画
面外の位置に被写体露光量と同量または被写体露光量に
対して一定比率の露光量でフイルムを露光して光源色情
報としておく。露光する位置は作画情報記録位置でよ
い。第7図は、画面外の被写体照明光による露光量濃度
(光源色濃度)LDjと平均画像濃度NDjとの差を色jとの
関係について示すものである。第7図から理解されるよ
うに、色差LDj−NDjと画像濃度jとの関係は、被写体照
明光の色温度が低いときには傾きが正の直線Bになり、
色温度が高いときには傾きが負の直線Dになり、標準色
温度のときにはj軸と並行な直線Cになる。また、被写
体照明光が蛍光灯光の場合には上に凸の曲線Aになる。
したがって、第6図に示す色温度推定ルーチンでは、ス
テツプ120で光源色濃度LDj、平均画像濃度NDj、R、
G、Bのいずれかを表す1〜3のいずれかの数jを取込
み、ステツプ122において取り込んだデータに基づいて
取り込んだデータが直線B〜Cを示すか曲線Aを示すか
を演算によって判定する。次のステツプ124では、判定
結果が直線を示すか否かを判断し、直線でない場合、す
なわち曲線の場合にはステツプ126において光質が蛍光
灯光であると判断してRAMの所定エリアに記憶する。
ステツプ124で直線と判断されたときには、ステツプ1
28およびステツプ132で傾きが正か負または0かを判定
し、傾きが正の場合はステツプ130で低色温度光(例え
ば、色温度が4500゜K以下の光)と判断し、傾きが負の
場合はステツプ136において高色温度光(例えば、色温
度が6000゜K以上の光)と判断し、傾きが0の場合には
ステツプ134において標準光(例えば、色温度が4500〜6
000゜Kの光)と判断して各々RAMの所定エリアに記憶す
る。
第2の色温度推定方法は、画像平均濃度R、G、Bを
用いる方法である。第8図に示すように、色差R−Gを
横軸、色差G−Bを縦軸とすると、第1象限に存在する
領域Pは低色温度光の色差の存在領域であり、第3象限
に存在する領域Qは高色温度光の色差の存在領域であ
る。従って、平均画像濃度の差G−B、R−Gが領域
P、Qのいずれに属するかを判断すれば、被写体照明光
の色温度が高いか低いか、すなわち被写体照明光の光質
を判断することができる。
次に色温度推定の第3の方法について説明する。この
方法は、撮影時情報、すなわち撮影月日、時刻を用いる
ものである。この方法を利用する場合には、プリンタに
プリンタが設置されている地域の各月日における日の出
時刻SQ、日の入り時刻SI、太陽が高くなるまでの時間X
を季節に応じて設定する。この時間Xは、例えば、夏期
の場合1、冬季の場合3、地域が南部の場合1、北部の
場合3に設定される。第9図を参照して色温度推定ルー
チンを説明する。ステツプ140において撮影時情報36を
取込むことによって、撮影月日、撮影時刻Tを取込み、
ステツプ142においで撮影月日に対応する日の出時刻S
Q、日の入り時刻SI及び時間Xを取り込む。ステツプ144
では、撮影時刻Tと日の出から時間X経過した時刻SQ+
Xとを比較し、ステツプ146において撮影時間Tと日の
入りよりX時間前の時刻SI−Xとを比較する。SQ+X≦
T≦SI−Xのときは被写体照明光が昼光であると判断
し、ステツプ148で昼光である旨をRAMに記憶し、ステツ
プ150において上記で説明した色温度推定方法等を用い
て色温度を推定する。
T<SQ+Xのときは、ステツプ152およびステツプ154
において撮影時刻Tと、日の出1時間前の時刻SQ−1.
0、日の出より0.5時間前の時刻SQ−0.5とを比較する。
T<SQ−1.0のときは夜間と判断してステツプ150へ進
む。また、SQ−1.0≦T<SQ−0.5のときは、日の出前30
分から1時間前であるためステツプ158で色温度が高
い、すなわち被写体照明光が高色温度光であると判断す
る。またSQ+X<T≦SQ−0.5のときは日の出30分前か
ら太陽が高くなるまでの時間であるためステツプ156に
おいて色温度が低い、すなわち被写体照明光が低色温度
光であると判断する。
T<SI−Xのときは上記と同様に日の入りから0.5時
間経過した時刻SI+0.5と日の入りから1時間経過した
時刻SI+1.0と撮影時刻Tとを各々比較する。そして、
撮影時刻Tが日の入りから1.0時間を越えて経過してい
れば夜間と判断してステツプ150へ進み、日の入り後0.5
時間から1時間経過するまでの時刻では色温度が高い
(高色温度光)と判断しステツプ166へ進み、SI−X<
T≦SI+0.5のときは色温度が低い(低色温度光)と判
断してステツプ164へ進み、各々の色温度をRAMに記憶す
る。
次に色温度推定の第4の方法について説明する。この
方法は、LV値(EV値)、すなわち撮影時の光量値を用い
るもので、通常、低色温度光は明るくなく、LV値が小さ
いことを利用してイエローのバツクと低色温度光とを区
別するものである。ステツプ170でLV値が所定値以上か
否かを判断し、LV値が所定値以上のときには色温度が高
い(高色温度光)と判断してステツプ172においてRAMに
記憶する。また、LV値が所定値未満のときには、上記で
説明した他の方法で色温度を推定する。
上記の第2の方法と第4の方法とを組み合わせるかま
たは第2、第3および第4の方法を組み合わせることに
よってタングステン光または蛍光灯光か否かを精度よく
推定することができる。
なお、上記では作画意図を示す情報、撮影時情報等を
フイルムに記録する例について説明したが、フイルムに
連結した磁気記録部又はフイルムに磁気カード、ICカー
ド、IC等の記憶手段を付随させてこの記憶手段に記憶す
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の焼付処理ルーチンを示す流れ
図、第2図は被写体照明光の色温度の変動によって生ず
る色再現の偏色方向を示す線図、第3図は本発明が適用
可能なカラー自動焼付装置の概略図、第4図は作画情
報、撮影時情報等を記憶したフイルムの平面図、第5図
はカラーコレクシヨン値を変更したときの画像データの
寄与度合を説明するための線図、第6図は色温度を推定
する第1の方法のルーチンを示す流れ図、第7図はこの
第1の方法を説明するための線図、第8図は色温度推定
の第2の方法を説明するための線図、第9図は色温度推
定の第3の方法のルーチンを示す流れ図、第10図は色温
度推定の第4の方法のルーチンを示す流れ図である。 20……ネガフイルム、 26……印画紙、 30……イメージセンサ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−280733(JP,A) 特開 平3−153231(JP,A) 特開 平3−153229(JP,A) 特開 昭51−94922(JP,A) 特開 平1−280732(JP,A) 特開 平3−51838(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルム画像の画像濃度に基づいて定めた
    焼付光量を補正してフイルム画像を印画紙に焼き付ける
    写真焼付方法において、 作画意図の有無を判断し、作画意図が有る場合には、被
    写体照明光の色温度を推定し、推定した色温度が所定値
    以下の場合には、該推定した色温度が所定値より大きい
    場合より被写体照明光の色温度の変化に応じて色再現に
    偏色が発生する画像濃度の補正度合を弱くすることを特
    徴とする写真焼付方法。
  2. 【請求項2】カラーコレクション値を前記推定した色温
    度が所定値より大きい場合のカラーコレクション値より
    小さくすることにより、前記補正度合いを弱くすること
    を特徴とする請求項(1)記載の写真焼付方法。
  3. 【請求項3】被写体照明光の色温度を推定するための色
    温度情報に基づいて被写体照明光の色温度を推定するこ
    とを特徴とする請求項(1)又は請求項(2)記載の写
    真焼付方法。
  4. 【請求項4】前記色温度情報は、被写体露光量と同量又
    は被写体露光量に対して一定比率の露光量で露光された
    フイルムの濃度、フイルムの画像の平均濃度、撮影時情
    報、及び撮影時の光量値の少なくとも1つであることを
    特徴とする請求項(3)記載の写真焼付方法。
  5. 【請求項5】フイルム画像の画像濃度に基づいて定めた
    焼付光量を補正してフイルム画像を印画紙に焼き付ける
    写真焼付方法において、 被写体照明光の色温度の推定に使用する光源色情報を撮
    影時必要に応じてフイルムに記録し、焼付時光源色情報
    の有無を検出して作画意図の有無を判断し、作画意図が
    有る場合には、被写体照明光の色温度を推定し、推定し
    た色温度が所定値以下の場合には、該推定した色温度が
    所定値より大きい場合より被写体照明光の色温度の変化
    に応じて色再現に偏色が発生する画像濃度の補正度合を
    弱くすることを特徴とする写真焼付方法。
JP1293649A 1989-11-10 1989-11-10 写真焼付方法 Expired - Fee Related JP2628920B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1293649A JP2628920B2 (ja) 1989-11-10 1989-11-10 写真焼付方法
US07/609,547 US5168303A (en) 1989-11-10 1990-11-06 Photographic printing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1293649A JP2628920B2 (ja) 1989-11-10 1989-11-10 写真焼付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03153232A JPH03153232A (ja) 1991-07-01
JP2628920B2 true JP2628920B2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=17797447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1293649A Expired - Fee Related JP2628920B2 (ja) 1989-11-10 1989-11-10 写真焼付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2628920B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7573509B2 (en) 2002-01-30 2009-08-11 Ricoh Company, Ltd. Digital still camera, reproduction device, and image processor

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2535797B2 (ja) * 1988-05-07 1996-09-18 株式会社ニコン カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03153232A (ja) 1991-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5227837A (en) Photograph printing method
US5168303A (en) Photographic printing method
US5016039A (en) Camera system
US5767983A (en) Color copying apparatus for determining exposure amount from image data of an original image and a reference image
US5353095A (en) Photographic printing apparatus and exposure condition determining method
US6038011A (en) Photographic printing method
US5081485A (en) Method for determining exposure amount in image copying apparatus
JP2628920B2 (ja) 写真焼付方法
JP2837757B2 (ja) 写真焼付装置のプリント方法
JP2547871B2 (ja) 写真焼付方法
JP2719437B2 (ja) 写真焼付方法
JP3195454B2 (ja) 写真焼付方法
JP2502134B2 (ja) 写真焼付露光量決定装置
JP3346639B2 (ja) 写真焼付方法
JPH03153231A (ja) 写真焼付方法
JP2553197B2 (ja) カメラ及び写真プリント方法
JP2613306B2 (ja) 写真プリント方法
JP2547872B2 (ja) 写真焼付方法
JP2815050B2 (ja) 写真プリンタ
JP2968894B2 (ja) 写真焼付装置
JP2963573B2 (ja) 写真焼付装置及び露光条件決定方法
JP2801985B2 (ja) プリント写真の作成方法
JPH0229727A (ja) カメラ
JP2528186B2 (ja) 写真焼付方法および装置
JP2702933B2 (ja) カラー写真焼付装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees