JP2702933B2 - カラー写真焼付装置 - Google Patents

カラー写真焼付装置

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JP2702933B2 JP19118787A JP19118787A JP2702933B2 JP 2702933 B2 JP2702933 B2 JP 2702933B2 JP 19118787 A JP19118787 A JP 19118787A JP 19118787 A JP19118787 A JP 19118787A JP 2702933 B2 JP2702933 B2 JP 2702933B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラー写真焼付装置に係り、特に特性の異な
るフイルムを1つの焼付露光条件(プリント条件)でプ
リント可能にした減色式のカラー写真焼付装置に関す
る。 〔従来の技術および問題点〕 カラー写真焼付装置においては、測光系の分光感度分
布と露光系の分光感度分布とを正確に一致させることが
重要である。従来両者の分光感度分布の不一致のためカ
ラーフイルムの種類だけ焼付条件を決定してメモリし、
これら焼付条件が常に適正であるよう管理する必要があ
った。この労力は非常に大きく、適正に焼付条件が設定
されていない場合が多くしばしば品質の悪いプリントが
大量に作られることになる。測光系と露光系の分光感度
分布を一致させるため、従来では、原稿の透光度測定回
路に感光紙の感光波長に合致したフイルタを組合せ、原
稿の有効透光度の受光装置の総光感度が使用する感光紙
の分光感度に等しいか略等しくなるようにした複写機
(特公昭45−49115号公報)や光電変換器にCdSを用いフ
イルタとの組合せによってカラーペーパの分光感度に近
似させ、カラーペーパによる焼付濃度と測光系の測定濃
度との差が光学濃度において0.02以内にあるようにした
カラープリント色補正測定装置、光源と受光器の間の光
路中にカラーペーパの青、緑、赤感光層間の各々の感光
域のうち感度の高い波長の光を透過させ、また各々の感
光域の間にある感度の低い波長域の光をカツトするフイ
ルタを挿入するようにしたオートカラープリンタが提案
されている(特開昭53−64037号公報)。これらの従来
技術では、フイルタを用いて積極的に測光系と露光系と
の分光感度分布の一致を試みている。上記の複写機およ
びカラープリント色補正測定装置では感光紙の分光感度
分布に一致さすようなフイルタを例えば、全画面透過濃
度を測定するための受光器に設けている。上記オートカ
ラープリンタはカラーペーパーの各感光層の分光感度分
布よりも狭い受光器用フイルタにおいて分光感度分布の
両端の不一致を除くため、トリミングフイルタを用いて
各感光域の間にある感度の低い波長域の光をカツトする
ものである。しかし近年固有感度とは別に青感度の460
〜480nmに低い感度ピークをもたして高感度化するカラ
ーペーパが出現している。この低い感度ピークは光源の
輝度分布を考慮するとき、重要な感度域になっており、
トリミングフイルタでカツトすることは大きな感度低下
をもたらし重大な欠点となる。また、この方法はカラー
ペーパの分光感度の短波及び長波をカツトするようにな
っているが、各感光層の分光感度の長波は急峻なため長
波をカツトすることは少なからず長波端よりも短波側へ
トリミングフイルタの短波吸収波長端が入り込むことに
なる。このため、大きな上記感度低下等の不都合が生じ
ることになる。 さらに、この方法はトリミングフイルタによるカツト
波長以外でカラーペーパーや受光器用色分解フイルタの
分光特性の不一致はそのまま残っており、本質的に両分
光感度分布を一致さすことはできない。そのため本発明
の目的のためには不十分なものである。 また、特開昭59−220761号公報には、第1の光源によ
る測光系と第2の光源による露光系との分光感度分布を
一致させ、3つのラインセンサを用いてフイルムを送行
させてフイルム画面をスキヤンニングし、画面の少なく
ともニユートラルグレー色を持つ領域の少なくともニユ
ートラルグレーに複写するようにした複写光量の決定方
法が開示されている。 しかしながら、複写光量の光学的要因を考慮した複写
感材の分光感度分布に一致するよう測光系の分光感度を
調整するため、測光用フイルタの分光特性が複雑で高価
なものになる。また、この測光用フイルタの特性を精度
及び再現性良く作製する必要がある。さらにフイルム種
毎に異なる、特性曲線の形状差について考慮がないた
め、アンダー露光のネガからオーバー露光のネガまで高
品質のプリントが困難である。 また、特開昭56−12634号公報にはY、M、C色調光
フイルタによりR、G、B光を形成して測光を行うこと
が開示されている。しかし、減色式で露光するため、露
光系と測光系の分光感度分布の正確な一致は非常に困難
である。なお、露光光源にシヤープな3原色光源を用い
ることにより露光系と測光系の分光感度分布の一致を得
ることが考えられる。しかし単にシヤープなR、G、B
フイルタを用いたのでは加色式プリンタになってしま
う。加色式プリンタでは青光用、緑光用、赤光用の3つ
の光源を用いるか1つの光源に青、緑、赤の分解フイル
タを順次挿入して3色分解光を作成するかの方法がある
が、前者では大きな光源部が必要であり、後者では3色
同時測光、露光ができないため高速でプリントすること
ができない。またシヤープなR、G、B光が実現できた
としても、このままではカラーフエリアの発生等で実用
的にプリント生産は困難である。 本発明は上記問題点を解決すべくなされたもので、フ
イルム種毎によって異なるフイルム特性を考慮すること
により各種フイルムを同一プリント条件でプリント可能
にすることができる減色式のカラー写真焼付装置を提供
することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するために本発明は、カラーフイルム
透過光から赤、緑、青光を測光器で測光し、これらの測
光値に応じてイエロ、マゼンタ、シアンの色フイルタを
光路中に挿入してカラーペーパの赤、緑、青感光層の各
々の露光量を制御して焼付するカラー写真焼付装置にお
いて、青光長波と緑光短波とを規制することが可能な第
1の規制フイルタと、緑光長波と赤光短波とを規制する
ことが可能な第2の規制フイルタと、紫外カツトフイル
タと、赤外カツトフイルタとをカラーフイルムと光源と
の間に設け、前記紫外カツトフイルタと前記第1の規制
フイルタとで露光用の青光を形成し、前記第1の規制フ
イルタと前記第2の規制フイルタとで露光用の緑光を形
成し、前記赤外カツトフイルタと前記第2の規制フイル
タとで露光用の赤光を形成し、前記測光器に前記第1の
規制フイルタの短波吸収波長端から所定波長以内短波側
か第1の規制フイルタの吸収帯に含まれる透過長波端を
有しカラーペーパの青感光層の感光波長帯に略等しい透
過波長帯を有する青フイルタと、前記第1の規制フイル
タの長波吸収波長端から所定波長以内長波側か第1の規
制フイルタの吸収帯に含まれる透過短波端を有しかつ第
2の規制フイルタの短波吸収波長端から所定波長以内短
波側か第2の規制フイルタの吸収帯に含まれる透過長波
端を有しカラーペーパの緑感光層の感光波長帯に略等し
い透過波長帯を有する緑フイルタと、前記第2の規制フ
イルタの長波吸収波長端から所定波長以内長波側か第2
の規制フイルタの吸収帯に含まれる透過短波端を有しカ
ラーペーパの赤感光層の感光波長帯に略等しい透過波長
帯を有する赤フイルタとからなる色分解フイルタを設け
たことを特徴としている。 〔作用〕 本発明のカラー写真焼付装置は、カラーフイルムの透
過光から赤(R)、緑(G)、青(B)光を測光器で測
光し、これらの測光値に応じてイエロ(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の色フイルタを光路中に挿入して
カラーペーパの赤、緑、青感光層の各々の露光量を制御
して焼付をする減色式のカラー写真焼付装置である。こ
のカラー写真焼付装置には、第1の規制フイルタ、第2
の規制フイルタ、紫外カツトフイルタ及び赤外カツトフ
イルタが設けられている。第1の規制フイルタは、実施
例を説明する第2図(3)に示されるように、青光長波
と緑光短波とを規制することが可能である。すなわちこ
の第1の規制フイルタは、青光のピークと緑光のピーク
との間に吸収帯を備えている。また、第2の規制フイル
タは同様に第2図(3)に示すように緑光長波と赤光短
波とを規制することが可能となっている。すなわち、第
2の規制フイルタは緑光ピークと赤光ピークとの間に吸
収帯を持っている。また、紫外カツトフイルタは紫外光
をカツトするため青光短波を規制することが可能であ
る。また赤外カツトフイルタは赤外光をカツトするため
赤光長波を規制することが可能である。したがって、紫
外カツトフイルタと第1の規制フイルタとで露光用の青
光を形成し、第1の規制フイルタと第2の規制フイルタ
とで露光用の緑光を形成し、第2の規制フイルタと赤外
カツトフイルタとで露光用の赤光を形成することが可能
となる。 一方、測光器には第1の規制フイルタの短波吸収波長
端から所定波長以内短波側か第1の規制フイルタの吸収
帯に含まれる透過長波端を有しカラーペーパの青感光層
の感光波長帯に略等しい透過波長帯を有する青フイルタ
と、第1の規制フイルタの長波吸収波長端から所定波長
以内長波側か第1の規制フイルタの吸収帯に含まれる透
過短波端を有しかつ第2の規制フイルタの短波吸収波長
端から所定波長以内短波端か第2の規制フイルタの吸収
帯に含まれる透過長波端を有しカラーペーパの緑感光層
の感光波長帯に略等しい透過波長帯を有する赤フイルタ
と、第2の規制フイルタの長波吸収波長端から所定波長
以内長波側か第2の規制フイルタの吸収帯に含まれる透
過短波端を有しカラーペーパの赤感光層の感光波長帯に
略等しい透過波長帯を有する赤フイルタとからなる分解
フイルタが設けられている。このため、上記で説明した
4つのフイルタとこの色分解フイルタとを組み合わせる
ことによって第2図(2)の破線又は第12図の破線と実
線で組合わせた透過率分布が得られる。これによって、
測光系と露光系との分光感度分布の一致が容易に得られ
る。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、減色式のカラー
写真焼付装置において光源光量の焼付効率の低下を少な
くして、かつ一灯の光源で加色式カラー写真焼付装置と
同様の混色のないR、G、B光を作製することができ、
これによってカラーペーパの分光感度分布と測光系の分
光感度分布との一致を容易かつ高精度に得ることができ
るとともにフイルタ製造時の特性のばらつきやカラーペ
ーパ分光感度分布の相違による影響を少なくして光学系
の違い(測光系と露光系)によっても正確に分光感度分
布を一致させることができる。これによって1つのプリ
ント条件から特性の異なるフイルム種を適正に焼付ける
ことができる、という効果が得られる。また多数個の受
光素子をもつ測光器からの測光値によりカラーフエリア
等の発生を防ぐことができる。 〔第1の実施例〕 以下図面を参照して本発明の第1実施例に係る減色式
自動カラー写真焼付装置について説明する。なお、本発
明のカラーフイルムは、ポジフイルムでもネガフイルム
でもよく、本実施例ではネガフイルムを例にとって説明
する。第1図に示すように、ネガキヤリアに装填されて
焼付部に搬送されたネガフイルム20の下方には、ミラー
ボツクス18及びハロゲンランプを備えたランプハウス10
が順に配列されている。ミラーボツクス18とランプハウ
ス10との間には、調光フイルタ60と色光規制フイルタ62
とが配置されている。調光フイルタ60は、周知のように
Y(イエロ)フイルタ、M(マゼンタ)フイルタ及びC
(シアン)フイルタの3つのフイルタで構成されてい
る。また色光規制フイルタ60は、誘電体多層膜で構成さ
れたB感度長波とG感度短波とを通過させるBG規制フイ
ルタa(第1の規制フイルタ)と、同じく誘電体多層膜
で構成されたG感度長波とR感度短波とを通過させるGR
規制フイルタb(第2の規制フイルタ)と、紫外カツト
フイルタcと、赤外カツトフイルタdとの4つのフイル
タで構成されている。この色光規制フイルタ62において
は、紫外カツトフイルタcとBG規制フイルタaとの組合
せによりB光を形成し(第2図(3)の斜線BL部)、BG
規制フイルタaとGR規制フイルタbとの組合せによりG
光を形成し(第2図(3)の斜線GL部)、赤外カツトフ
イルタdとGR規制フイルタbとの組合せによりR光を形
成する(第2図(3)の斜線RL部)。上記色光規制フイ
ルタ62の透過特性は第2図(3)に示すようになる。た
だし、紫外カツトフイルタは光源部のリフレクタで紫外
カツトすることによって代用することもできる。同様に
赤外カツトフイルタも光源部のリフレクタにより赤外カ
ツトすることで代用してもよい。従って本発明は、第2
図(3)のc、dのような反射率特性を有するミラーの
場合も含むものである。 また、2次元イメージセンサには次の特性を有するフ
イルタが用いられている。即ち、BG規制フイルタaの吸
収帯(第2図(2)矢印awの範囲)において透過長波端
を有するBフイルタ、BG規制フイルタaの吸収帯awにお
いて透過短波端を有しかつGR規制フイルタbの吸収帯
(第2図矢印bwの範囲)において透過長波端を有するG
フイルタ、GR規制フイルタbの吸収帯bwにおいて透過短
波端を有するRフイルタが用いられる。このR、G、B
フイルタの透過率特性は第2図(2)の実線に示すよう
になり、誘電体多層膜で構成されるのが望ましく、上記
色光規制フイルタ62と組合せた場合の透過率分布は第2
図(2)の破線で示すようになる。このR、G、Bフイ
ルタは特願昭61−22155号のようなモザイクパターンや
ストライプ状または市松模様等に各色が配置されて用い
られている。このように簡単な特性のセンサ用R、G、
Bフイルタをセンサ側に用いることにより、2次元カラ
ーイメージセンサを比較的容易に作製することができ
る。これに色光規制フイルタの透過光を照射することに
よって測光系と露光系の分光感度分布の一致を得ること
ができる。第2図(1)の実線または破線のようなR、
G、B分光感度を有する2次元カラーイメージセンサを
高精度かつ再現性良く作製することは少なくとも現在の
フイルタ作製技術では非常に困難である。また、上記色
光規制フイルタ62で修正したときのカラーペーパの分光
感度は第2図(1)に示すように、修正前のカラーペー
パの分光感度(実線)に対して破線で示すようになり、
第2図(2)で示した測光系の分光感度分布と略一致す
る。なお後述するように3つのセンサを用いて色分解す
るタイプの測光装置では、色分解のために第2図(2)
のB、G、Rの透過率特性と同じB、G、R反射率特性
をもつダイクロイツクミラーを少なくとも2枚用いる。
このような場合も本発明に含まれるものである。 そして、このように分光感度分布の一致させた後色光
規制フイルタを用いて測光して上記で説明したよう基準
ネガフイルム種のプリント条件を修正してY、M、Cフ
イルタを用いてプリントすることにより特性の異なるフ
イルム種についても減色法によって良好にプリントする
ことができる。 ネガフイルム20の上方には、レンズ22、ブラツクシヤ
ツタ24及びカラーペーパ26が順に配列されており、ラン
プハウス10から照射されて調光フイルタ60、ミラーボツ
クス18及びネガフイルム20を透過した光線はレンズ22に
よってカラーペーパ26上に結像するように構成されてい
る。なお、測光時には色光規制フイルタ62が調光フイル
タ60に代えて光路中に挿入される。 上記の結像光学系の光軸に対して傾斜した方向でかつ
ネガフイルム20の画像濃度を測光可能な位置に測光器と
して二次元カラーイメージセンサ28が配置されている。
この二次元カラーイメージセンサ28は、CCDやMOS等の蓄
積型光電変換素子と、この光電変換素子にネガフイルム
20の像を結像させる光学系と、光電変換素子出力を処理
して画像情報として出力する信号処理回路とを備えてい
る。この信号処理回路は、光電変換素子出力をデジタル
信号に変換した後その逆数を対数変換して濃度信号とし
て出力する。 上記二次元カラーイメージセンサ28は、二次元イメー
ジセンサ28から出力された濃度信号を記憶する測光値メ
モリ30に接続されている。測光値メモリ30は、フイルム
種別濃度蓄積メモリ32及び測光値選択手段38に接続され
ている。フイルム種別濃度蓄積メモリ32にはフイルム種
分類手段34が接続され、またフイルム種別濃度蓄積メモ
リ32はフイルム特性決定手段36を介して測光値選択手段
38及び露光量修正値決定手段42に接続されている。測光
値選択手段38は露光コントロール値演算手段40を介して
露光量決定手段44に接続され、フイルム特性決定手段36
は露光量修正値決定手段42を介して露光量決定手段44に
接続されている。そして、露光量決定手段44には、プリ
ント条件メモリ48を介してプリント条件入力手段46が接
続されている。露光量決定手段44からは露光量制御信号
が出力されるようになっている。この露光量制御信号に
よって各フイルタ60の駆動系(図示省略)が制御され、
焼付時の露光量が制御されることになる。 以下第1図の上記各ブロツクについて各々説明しなが
ら本実施例の作用を説明する。 フイルム種分類手段34は、メーカ、色材、γ値、ベー
ス濃度、感光度及び特性曲線の形状等のいくつかが共通
なネガフイルムは同一フイルム種としてフイルムをフイ
ルム種毎に分類するものである。このフイルム種分類手
段34は、ネガフイルムの側端に予め露光されているDXコ
ードを読み取るDXコード読取装置、ネガフイルムの特徴
的な波長に対する透過濃度のピーク値を検出することに
よってフイルムに使用されている色材の特徴を読み取る
装置等を用いることができる。また、フイルム種分類手
段34をキーボードで構成し、操作者の判断によってフイ
ルム種を分類し手動で入力するようにしてもよい。 プリント条件入力手段46及びプリント条件メモリ48
は、基準フイルム種、例えば、スーパーHR100(富士写
真フイルム社製、商品名)のR、G、Bのプリント条件
を入力して記憶するものである。このプリント条件とし
ては、露光量、露光時間、フイルタ量、光源輝度、光源
電圧、スロープコントロール値のうちの少なくとも一つ
を使用することができる。 フイルム種別濃度蓄積メモリ32は、フイルム種分類手
段34によって分類されたフイルム種毎に測光値メモリ30
出力を蓄積して記憶するもので、例えば特開昭61−2677
49号公報に記載された技術を使用することができる。即
ち、測光点毎、画面の部分毎または全画面の濃度を積算
して平均値を求めることにより平均的ネガの濃度を求め
て記憶する。 フイルム特性決定手段36は、フイルム種別濃度蓄積メ
モリ32によって求められたR、G、Bの濃度に応じてフ
イルムの特性を決定するものである。以下ではフイルム
の特性としてフイルム特性曲線の勾配(γ値)を用いる
例について説明する。まず、基準値(例えば、G濃度ま
たはR、G、Bの平均濃度(R+G+B)/3等)に対す
るフイルム種別濃度蓄積メモリ32で求められた各R、
G、B濃度の比を求めることによってフイルムの特性曲
線をR、G、B毎に求める。第3図(1)はG濃度に対
するR濃度の特性曲線を示すものであり、第3図(2)
は(R+G+B)/3濃度に対するR濃度の特性曲線を示
すものである。 そして、これらの特性曲線からフイルムの特性を決定
するには、例えば、第4図(1)に示すように露光アン
ダー部分の勾配γ、露光オーバー部分の勾配γを用
いることができる。また、第4図(2)に示すように勾
配の平均値(γ1+γ2+γ3)/3や第4図(3)に示
す勾配γ1、γ2を用いることもできる。なお上記では
フイルム種別濃度蓄積メモリ32とフイルム特性決定手段
36を用いて自動的にフイルム特性を求める方法について
説明したが、両手段を省略して予めフイルム特性をメモ
リ(フイルム特性メモリ手段)しておき、フイルム種分
類手段によりメモリ手段より読み出し露光量修正値決定
手段42と測光値選択手段38に入力してもよい。 露光量修正値決定手段42は、フイルム特性決定手段35
で決定されたフイルム特性のうち基準フイルム種のフイ
ルム特性と焼付すべきフイルム種のフイルム特性とから
露光量修正値を演算するものであり、以下ではフイルム
特性としてフイルム特性決定手段36で決定したγ値及び
露光量修正値としてスロープコントロール値を修正する
フイルム種別スロープコントロール倍率Kjiを求める例
について説明する。 このフイルム種別スロープコントロール倍率Kjiは、
基準フイルム種のγ値(γi0)と各フイルム値のγ値
(γji)とから次の式で定められる。 Kji=fj(γjij0) …(1) ただし、jはR、G、Bのうちの1つ、iはフイルム
種を表わしi=0で基準フイルム種を表わす。また、
(1)式のfは関数を示す。従って、上記(1)式のγ
jiはiフイルム種の勾配を示し、γj0は基準フイルム種
の勾配を示す。 上記(1)式に基づいてスロープコントロール倍率γ
jiを求めるには露光アンダー、露光オーバー別々に求め
る。このスロープコントロール倍率は例えば以下の
(2)、(3)式で示される。 Kji=a(γjii0) …(2) ただし、aは0〜2.0好ましくは0.3〜1.0の定数で
R、G、Bによって異なる。 Kji=(1−b)+b(γjij0) …(3) ただし、bは0〜2.0好ましくは0.3〜1.0の定数で
R、G、Bによって異なる。 従って、スロープコントロール倍率Kjiは基準フイル
ム種のスロープコントロール値の各フイルム種毎に必要
に応じて修正することができる。またスロープコントロ
ール倍率を決定する勾配は上記で説明した第4図(1)
〜(3)の勾配を用いることができる。 上記ではスロープコントロール値を修正するための修
正値を求める例について説明したが、勾配γjiと勾配γ
j0との差から露光補正量djを求めるようにしてもよい。
また上記では勾配からスロープコントロール値及び露光
補正量の修正値を求める例について説明したが、濃度比
または濃度差を用いてスロープコントロール値または露
光量補正量の修正値を求めるようにしてもよい。 測光値選択手段38は、露光コントロール用濃度値演算
に用いる測光値を選択するもので、特定色、例えば中性
色(グレー)と肌色を含む色領域に対応する測光値を測
光値メモリから選択する。以下特定色に対応するデータ
を取り出す方法について説明する。まず、平均的ネガフ
イルムの濃度R0、G0、B0、D0=(R0+G0+B0)/3を用い
て第5図に示す曲線をR0、G0、B0各々について作製す
る。また、特定色領域に近い領域のデータを取り出すた
めに、上記直線に対してオフセツト量d11、d12、d21、d
22、d31、d32を露光アンダー、ノーマル露光、露光オー
バーの各々について定め、第5図の破線で示した領域を
定める。そして、測光値R、G、Bの平均値D=(R+
G+B)/3を求め、平均値Dに対する測光値Rが第5図
の破線内に含まれているか否かを判断する。同様に測光
値G、Bについても第5図の破線内の領域に含まれてい
るか否かを判断する。測光値R、G、Bの3色全てが、
平均的ネガフイルムの濃度R0、G0、B0に関して第5図の
ように定められた領域に含まれている場合のみ選択して
露光コントロール用濃度値演算用に用いる。なお、測光
値R、G、Bのうち上記領域に含まれていない場合は露
光コントロール用濃度値演算には用いない。また、上記
のオフセツト量d11〜d32はフイルム種または勾配R0/
D0、G0/D0、B0/D0によって変更するのが好ましい。 また、測光値の選択は次のように行ってもよい。すな
わち平均的ネガフイルム濃度R0、G0、B0について第5図
で説明した特性曲線を第6図のように定め、この特性曲
線を用いて測光値R、G、Bについて特開昭60−27352
号公報に示されているような方法でD0に変換してR′、
G′、B′を求める。この変換により平均的ネガフイル
ムと同じ色バランスを持つ測光値は等しいR′、G′、
B′の濃度に変換される。そしてこのR′、G′、B′
を色度図上で露光コントロール用濃度値演算に用いるか
否かを判断する。なお、測光値の選択は特開昭61−1981
44号公報や特開昭61−223731号公報のような測光値の選
択的重み付けも含むものである。 露光コントロール値演算手段40は、測光値選択手段38
で選択された測光値を用いて露光コントロール用濃度値
を演算するもので、特開昭61−198144号公報、特開昭61
−223731号公報、特開昭61−232442号公報に示されてる
ような方法で、測光値を分類しそれに基づいて求めた濃
度値から露光コントロール用濃度値を演算する。即ち、
第7図に示すように、ステツプ100において特定色領域
に対応する点を原点とすることにより画素毎の濃度値の
正規化を行う。次のステツプ102において正規化された
濃度値R′、G′、B′を用いてR′−G′、G′−
B′を演算する。次のステツプ104において色座標テー
ブルより第8図に示すような色領域を各測定点について
決定する。そして、中性色及び肌色を含む色座標上の閉
じた領域の色、または中性色及び肌色を含む色座標上の
閉じた領域の色(例えば、第8図の0(中性色)、1、
3(肌色)の領域)の領域に属する測定点を選択する
(以上は測光値選択手段で行なわれる)。選択された測
定点の正規化前の濃度値を加算し、R、G、Bそれぞれ
の平均値を求め、この平均値を露光コントロール用濃度
値とする。この露光コントロール用濃度値はカラーフエ
リアを発生させる濃度値を含んでいないことによって、
カラー補正の程度を低下させることなく露光量の決定に
用いることができる。 露光量決定手段44は、プリント条件メモリ48に記憶さ
れている基準フイルム種のプリント条件、露光コントロ
ール値演算手段40で演算された露光コントロール用濃度
値及び露光量修正値決定手段42で演算された露光量修正
値を用いて露光量を決定するもので、露光量修正値とし
てスロープコントロール倍率を用いた場合以下の式に従
って露光量を演算する。 logEji=Cj・Kji・Sj0 (Dji−Dj0N)+Fj+dji …(4) ただし、 Eji :露光量 Fj :カラーペーパ、自動カラー写真焼付装置によって
定まる定数 dji :画像内容に基づく露光補正量 Dj0N:基準フイルム種(F0)の基準画像の露光コントロ
ール用濃度値 Dji :iフイルム種の露光コントロール用濃度値 Cj :カラーコレクシヨン係数(≒1.0) J :R、G、Bのうちの1つ i :フイルム種(ただしi=0で基準フイルム種) 具体的には、上記(4)式は次の(5)式のようにな
る。 なお、上記では露光量修正値決定手段で演算された修
正値を用いて露光量を演算する例について説明したが、
この露光量修正値決定手段を省略し、フイルム特性決定
手段を直接露光コントロール値演算手段に接続し、直接
フイルム特性差を用いて露光コントロール用濃度値を演
算するようにしてもよい。即ち、iフイルム種FiのR濃
度Diは基準フイルム種F0の濃度に対して第9図に示す関
係にあるから濃度Diが平均濃度DNより小さいとき以下の
(6)式に示すように変換する。 D′=DN−K(γj0ji)(DN−Di) …(6) ただし、j=R、γj0は基準フイルム種の勾配、γji
はiフイルム種の勾配、Kは定数(フイルム種に応じて
変更してしてもよい)である。 そして上記(6)式により変換した値Di′をiフイル
ム種Fiの露光コントロール用濃度値として用いる。なお
一般的には上記(6)式は以下の(7)式のように表わ
せる。 D′ji=gj(γjij0,Dij) …(7) 以上説明したようにDi<DNのとき上記(6)式によっ
てiフイルム種の特性曲線を修正しているので、基準フ
イルム種の特性曲線とiフイルム種の特性曲線とが略平
行になり基準フイルム種のプリント条件によってiフイ
ルム種をプリントすることが可能となる。なお、上記で
はGを中心としてR、Bを修正するようにしたが、(R
+G+B)/3を基準として修正するようにしてもよい。 第10図は、測光部と露光部とを分離した白光減色式の
カラー写真焼付装置を示すもので、第1図と対応する部
分には同一符号を付して説明を省略する。この焼付装置
の測光部は、ダイクロイツクミラー50、52、G感度補正
フイルタ54、R感度補正フイルタ56、B感度補正フイル
タ58およびR、G、Bの感度補正フイルタを透過した光
を測光するラインセンサ64、66、68を備えている。ここ
で、ダイクロイツクミラー50、52の反射特性は第2図
(2)のB、Rの特性を有する。またB、G、R感度補
正フイルタ54、56、58に第2図(2)のB、G、Rの透
過率特性をもたせてもよい。 〔第2実施例〕 以下に本発明の第2実施例を第11図に従い説明する。
なお、本第2実施例に適用される減色式自動カラー写真
焼付装置の測光系以外は第1実施例と同様であるので、
第1実施例と同一構成部品については同一符号を付して
その構成の説明は省略する。 結像光学系の光軸に対して傾斜した方向でかつネガフ
イルム20の画像濃度を測光可能な位置に各色(R、G、
B)に対して受光可能な受光素子が少なくとも1個ずつ
設けられた測光器80が配置されている。この測光器80は
光電変換素子と、この光電変換素子にネガフイルム20の
像を結像させる光学系と、光電変換素子出力を処理して
画像情報として出力する信号処理回路とを備えている。 測光器80は、この測光器80から出力された濃度信号を
記憶する測光値メモリ81に接続されている。測光値メモ
リ81は露光コントロール値演算手段84に接続されてい
る。露光量修正値決定手段82には露光量修正値入力手段
88とが接続されている。 露光量修正値決定手段82と露光コントロール値演算手
段84の演算結果は露光量決定手段44に供給されるように
なっており、この露光量決定手段44には、プリント条件
メモリ48を介してプリント条件入力手段49も接続されて
いる。この露光量決定手段44によって決定された露光量
に基づいて、露光量決定手段44からは露光量制御信号が
出力されるようになっている。この露光量制御手段によ
って各フイルタの駆動系(図示省略)が制御され、焼付
時の露光量が制御されることになる。 以下に本第2実施例の作用を説明する。 ネガフイルム20からの透過光が測光器80によって測光
されると、その値は測光値メモリ81へ記憶される。測光
値メモリ81からは各色の濃度値が露光コントロール値演
算手段84へ供給され、露光コントロール値が演算され
て、露光量決定手段44へ供給される。また、露光量修正
値入力手段88により露光量修正値決定手段82に露光量修
正信号が入力され、これらの信号に基づいて露光量修正
値が決定され、その値は露光量決定手段44へと出力され
る。 ここで、露光量決定手段44では前記露光コントロール
値と前記露光量修正値とにより各フイルタ60の光路上へ
の配置時間又は配置量、すなわち露光量が求められ駆動
系を制御して、カラーペーパ26への露光処理が行われ
る。 このように、測光系の感度と露光系の感度とを4つの
色光規制フイルタ62によって決定しているので各色の濃
度を正確に測定でき適正な露光量を求めることができ
る。 なお測光器80の他に別の測光器(例えば第1図の二次
元カラーイメージセンサ28)を用いて露光量修正値入力
手段88を用いることなく、露光量修正決定手段82で自動
的に露光量修正値を決定してもよい。 ところで、上記第1実施例及び第2実施例において、
測光器に用いられる各色分解フイルタ(Bフイルタ、G
フイルタ、Rフイルタ)の波長端は下記の如く条件付け
られている。 Bフイルタ: ・透過長波端がBG規制フイルタaの吸収帯に含まれ
る。 Gフイルタ: ・透過短波端がBG規制フイルタaの吸収帯に含まれ
る。 :透過長波端がGR規制フイルタbの吸収帯に含まれ
る。 Rフイルタ: ・透過短波端がGR規制フイルタbの吸収帯に含まれ
る。 このように、各色分解フイルタの波長端を条件付けれ
ば測光系と露光系とで分光感度を一致させることができ
るのは、上記実施例で示した通りであるが、発明者はこ
の規制条件について実験を重ねた結果、各色分解フイル
タの波長端が前記吸収帯に含まれなくても、その誤差が
所定の範囲以内であれば露光処理に影響がないことを見
い出した。すなわち、各色分解フイルタの波長端の条件
は以下に示す条件が適用可能範囲となる。 Bフイルタ: ・透過長波端がBG規制フイルタaの吸収帯に含まれ
る。 ・透過長波端がBG規制フイルタaの短波吸収波長端か
ら最大で7nmの短波側の範囲内に含まれる。 Gフイルタ: ・透過短波端がBG規制フイルタaの吸収帯に含まれ
る。 ・透過長波端がGR規制フイルタbの吸収帯に含まれ
る。 ・透過短波端がBG規制フイルタaの長波吸収波長端か
ら最大で7nmの長波側の範囲内に含まれる。 ・透過長波端がGR規制フイルタbの短波吸収波長端か
ら最大で7nmの短波側の範囲内に含まれる。 Rフイルタ: ・透過短波端がGR規制フイルタbの吸収帯に含まれ
る。 ・透過短波端がGR規制フイルタbの長波吸収波長端か
ら最大で7nmの長波側の範囲内に含まれる。 この所定範囲は実験結果によって得られたものであ
り、分光感度分布は第12図に示すようになる。また、こ
のように規制された分光感度分布を有する測光器80での
測光による濃度値と本実施例に用いられるカラーペーパ
26の分光感度分布に一致したフイルタによる仮想濃度値
とを比較すると、第13図に示される如く、前記7nmの誤
差は濃度値換算で最大0.03程度であるので、実質的に演
算される露光量に影響はない。 また、上記条件では、各色光規制フイルタを感度波長
端の位置で決めたが、これに加え、各色の分光分布の半
値幅で決めるようにしてもよい。 すなわち、BL部にあっては紫外カツトによって透過短
波端が決められているので、この透過短波端から50nm未
満の半値幅で透過短波端となるようにしかつ前記条件と
なるようにする。 また、GL部にあっては、半値幅が40nm未満でかつ上記
条件となるようにする。さらに、Rフイルタにあって
は、赤外カツトフイルタによって透過長波端が決められ
ているので、この透過長波端から60nm未満の半値幅で透
過短波端となるようにしかつ上記条件となるようにす
る。 これにより、測光系と露光系とでの分光感度分布の一
致が容易となり、適正な露光制御が行なえる。 以上説明したように本実施例によれば、基準フイルム
種のプリント条件をフイルム特性に応じて補正すること
で各種フイルムのプリントが良好にできるため、基準フ
イルム種のプリント条件を定めるのみで各種フイルムの
アンダー露光からオーバー露光に対してのプリントを高
品質に行うことができる。また、基準フイルム種のプリ
ント条件を基準にして各種フイルムをプリントしている
ため、ネガ現像機、ネガフイルム、自動カラー写真焼付
装置等の各種の特性が変動した場合にはおいても1つの
プリント条件即ち基準フイルム種のプリント条件のみを
管理すればよいため、容易に適正な管理を行うことがで
きる。また、フイルム種別に適正な条件を自動的に修正
しているため、各種フイルムは適正なプリントが作られ
る。 なお、本発明においては基準フイルム種プリント条件
を基準として各フイルム種に対して自動的にプリント条
件修正量または修正したプリント条件を決定してプリン
トする方式と、各フイルム種毎にプリント条件または基
準プリント条件に対する修正プリント条件をプリントに
基づき決定する方式とを選択するようにスイツチを設け
るようにしてもよい。この場合修正プリント条件はICカ
ードやLSIカードにメモリしておきフイルム種分類手段
より読み出すようにしてもよい。このように本発明に対
し従来の方式を種々組み合わせることが考えられるが、
これらは本発明の単なる応用にすぎないものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明が適用可能な白光減色式自動カラー写真
焼付装置を示す概略図、第2図(1)、(2)、(3)
は減色法におけるカラーペーパ、2次元イメージセンサ
の分光感度分布等を示す線図、第3図は特性曲線の例を
示す線図、第4図(1)、(2)、(3)はフイルム特
性を説明するための線図、第5図は測光値を選択する領
域を示す線図、第6図は測光値を変換する曲線の線図、
第7図は露光コントロール用濃度値を求めるための流れ
図、第8図は色領域を示す線図、第9図は2つのフイル
ム種のRの特性曲線を示す線図、第10図は測光部と焼付
部とが分離された白光減色式のカラー写真焼付装置の概
略図、第11図は第2実施例に係るカラー写真焼付装置の
概略図、第12図は第2実施例に係る分光分布を示す線
図、第13図は濃度分布の差による特性図である。 60……調光フイルタ、 62……色光規制フイルタ、 a……BG規制フイルタ、 b……GR規制フイルタ、 c……紫外カツトフイルタ、 d……赤外カツトフイルタ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.カラーフイルム透過光から赤、緑、青光を測光器で
    測光し、これらの測光値に応じてイエロ、マゼンタ、シ
    アンの色フイルタを光路中に挿入してカラーペーパの
    赤、緑、青感光層の各々の露光量を制御して焼付するカ
    ラー写真焼付装置において、 青光長波と緑光短波とを規制することが可能な第1の規
    制フイルタと、緑光長波と赤光短波とを規制することが
    可能な第2の規制フイルタと、紫外カツトフイルタと、
    赤外カツトフイルタとをカラーフイルムと光源との間に
    設け、 前記紫外カツトフイルタと前記第1の規制フイルタとで
    露光用の青光を形成し、前記第1の規制フイルタと前記
    第2の規制フイルタとで露光用の緑光を形成し、前記赤
    外カツトフイルタと前記第2の規制フイルタとで露光用
    の赤光を形成し、 前記測光器に前記第1の規制フイルタの短波吸収波長端
    から所定波長以内短波側か第1の規制フイルタの吸収帯
    に含まれる透過長波帯を有しカラーペーパの青感光層の
    感光波長帯に略等しい透過波長帯を有する青フイルタ
    と、 前記第1の規制フイルタの長波吸収波長端から所定波長
    以内長波側か第1の規制フイルタの吸収帯に含まれる透
    過短波帯を有しかつ第2の規制フイルタの短波吸収波長
    端から所定波長以内短波側か第2の規制フイルタの吸収
    帯に含まれる透過長波端を有しカラーペーパの緑感光層
    の感光波長帯に略等しい透過波長帯を有する緑フイルタ
    と、 前記第2の記載フイルタの長波吸収波長端から所定波長
    以内長波側か第2の規制フイルタの吸収帯に含まれる透
    過短波端を有しカラーペーパの赤感光層の感光波長帯に
    略等しい透過波長帯を有する赤フイルタと、 からなる色分解フイルタを設けたことを特徴とするカラ
    ー写真焼付装置。
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