JP2638700B2 - 露光条件決定方法 - Google Patents
露光条件決定方法Info
- Publication number
- JP2638700B2 JP2638700B2 JP3284893A JP28489391A JP2638700B2 JP 2638700 B2 JP2638700 B2 JP 2638700B2 JP 3284893 A JP3284893 A JP 3284893A JP 28489391 A JP28489391 A JP 28489391A JP 2638700 B2 JP2638700 B2 JP 2638700B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative film
- measured
- light
- exposure
- density value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/72—Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
- G03B27/73—Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
- G03B27/735—Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers in dependence upon automatic analysis of the original
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光源の変動を補正した露
光条件を決定するための露光条件決定方法に関する。
光条件を決定するための露光条件決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真焼付装置等のプリンタはハロゲンラ
ンプ等から成る光源を備えており、光源から射出されC
Cフィルタ等を備えた光学系を介して前記ネガフィルム
を透過した光を印画紙に照射すると共に、所定の露光条
件に応じて光学系を制御することにより、前記ネガフィ
ルムに記録された画像を印画紙に焼付ける。なお前記露
光条件は例えば、グレイの被写体を撮影したネガに相当
する部分の周囲に平均的被写体色に相当する部分を備え
た露光条件設定用の画像が複数記録された基準ネガフィ
ルム(所謂目玉ネガ)の濃度値を予め測定して記憶して
おき、焼付けを行うネガフィルムの濃度値を測定し、焼
付けを行うネガフィルムの濃度値と前記基準ネガフィル
ムの濃度値との差に基づいて決定する。
ンプ等から成る光源を備えており、光源から射出されC
Cフィルタ等を備えた光学系を介して前記ネガフィルム
を透過した光を印画紙に照射すると共に、所定の露光条
件に応じて光学系を制御することにより、前記ネガフィ
ルムに記録された画像を印画紙に焼付ける。なお前記露
光条件は例えば、グレイの被写体を撮影したネガに相当
する部分の周囲に平均的被写体色に相当する部分を備え
た露光条件設定用の画像が複数記録された基準ネガフィ
ルム(所謂目玉ネガ)の濃度値を予め測定して記憶して
おき、焼付けを行うネガフィルムの濃度値を測定し、焼
付けを行うネガフィルムの濃度値と前記基準ネガフィル
ムの濃度値との差に基づいて決定する。
【0003】また、プリンタは複数種類のネガフィルム
の焼付処理を行うことができるようになっており、基準
ネガフィルムも焼付処理を行うネガフィルムの種類に応
じて複数種類用意されている。このため、プリンタには
基準ネガフィルムに対応して基準ネガフィルムの濃度値
等を記憶するためのエリア(チャネル)が複数設けられ
ており、測定された基準ネガフィルムの濃度値は対応す
るチャネルに格納される。露光条件を決定する場合に
は、焼付けを行うネガフィルムの種類に対応するチャネ
ルに格納された基準ネガフィルムの濃度値を参照して行
う。
の焼付処理を行うことができるようになっており、基準
ネガフィルムも焼付処理を行うネガフィルムの種類に応
じて複数種類用意されている。このため、プリンタには
基準ネガフィルムに対応して基準ネガフィルムの濃度値
等を記憶するためのエリア(チャネル)が複数設けられ
ており、測定された基準ネガフィルムの濃度値は対応す
るチャネルに格納される。露光条件を決定する場合に
は、焼付けを行うネガフィルムの種類に対応するチャネ
ルに格納された基準ネガフィルムの濃度値を参照して行
う。
【0004】ところで、上記プリンタでは光源のランプ
交換、ランプの経時変化、ランプ取付け位置の変更(フ
ィラメント位置の変更)、ランプ背後のリフレクタの交
換、CCフィルタの調節、電源電圧の変動等により、光
源の光量が変動する所謂光源変動が発生することがあ
る。光源の光量が変動するとフィルタの位置とフィルタ
を透過する光量との関係が変動し、ネガフィルムの濃度
値の測定値が変動する。このため、基準ネガフィルムの
濃度値を測定したときと、焼付けを行うネガフィルムの
濃度値を測定したときと、で光源が変動した場合には、
正確な露光条件が得られない、という問題がある。
交換、ランプの経時変化、ランプ取付け位置の変更(フ
ィラメント位置の変更)、ランプ背後のリフレクタの交
換、CCフィルタの調節、電源電圧の変動等により、光
源の光量が変動する所謂光源変動が発生することがあ
る。光源の光量が変動するとフィルタの位置とフィルタ
を透過する光量との関係が変動し、ネガフィルムの濃度
値の測定値が変動する。このため、基準ネガフィルムの
濃度値を測定したときと、焼付けを行うネガフィルムの
濃度値を測定したときと、で光源が変動した場合には、
正確な露光条件が得られない、という問題がある。
【0005】このため、本出願人は光源変動の影響を排
除した露光条件を得るようにした光源変動補正方法を既
に出願している(特開平1−307737号公報参
照)。この光源変動補正方法では、光源変動後に特定の
基準ネガフィルムの濃度値を測定し、該基準ネガフィル
ムに対応するチャネルに格納されていた濃度値と、前記
測定した濃度値と、の差によって各チャネルに格納され
ている全ての濃度値を更新すると共に、プリンタに基準
ネガフィルムをセットした状態でCCフィルタの位置と
透過光量との関係を示すキャリブレーションカーブを作
成する。これにより、光源変動を補正した露光条件を得
ていた。
除した露光条件を得るようにした光源変動補正方法を既
に出願している(特開平1−307737号公報参
照)。この光源変動補正方法では、光源変動後に特定の
基準ネガフィルムの濃度値を測定し、該基準ネガフィル
ムに対応するチャネルに格納されていた濃度値と、前記
測定した濃度値と、の差によって各チャネルに格納され
ている全ての濃度値を更新すると共に、プリンタに基準
ネガフィルムをセットした状態でCCフィルタの位置と
透過光量との関係を示すキャリブレーションカーブを作
成する。これにより、光源変動を補正した露光条件を得
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数種
類の基準ネガフィルムの濃度値を測定するには時間がか
かり、例えば複数種類の基準ネガフィルムの濃度値の測
定を数日に分けて行い、その間に光源の変動があった場
合には、各チャネルに格納されている異なる条件(光
量)で測定した濃度値に対して同一の補正量で補正を行
うことになるので、正しい補正にならず、結果として適
正な露光条件を得ることができなかった。
類の基準ネガフィルムの濃度値を測定するには時間がか
かり、例えば複数種類の基準ネガフィルムの濃度値の測
定を数日に分けて行い、その間に光源の変動があった場
合には、各チャネルに格納されている異なる条件(光
量)で測定した濃度値に対して同一の補正量で補正を行
うことになるので、正しい補正にならず、結果として適
正な露光条件を得ることができなかった。
【0007】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、光源の光量の変動分を正確に補正することができる
露光条件決定方法を得ることが目的である。
で、光源の光量の変動分を正確に補正することができる
露光条件決定方法を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る露光条件決定方法は、プリントを行うネ
ガフィルムの濃度値と基準ネガフィルムの濃度値との差
に基づいて露光条件を決定するにあたり、基準ネガフィ
ルムの濃度値を予め測定すると共に基準ネガフィルムの
濃度値を測定したときの光源の光量を予め測定して記憶
しておき、露光量を決定する際に光源の光量を測定し、
該測定した光量と前記記憶した光量との差に基づいて前
記記憶した基準ネガフィルムの濃度値を修正し、露光条
件を決定する。
に本発明に係る露光条件決定方法は、プリントを行うネ
ガフィルムの濃度値と基準ネガフィルムの濃度値との差
に基づいて露光条件を決定するにあたり、基準ネガフィ
ルムの濃度値を予め測定すると共に基準ネガフィルムの
濃度値を測定したときの光源の光量を予め測定して記憶
しておき、露光量を決定する際に光源の光量を測定し、
該測定した光量と前記記憶した光量との差に基づいて前
記記憶した基準ネガフィルムの濃度値を修正し、露光条
件を決定する。
【0009】
【作用】本発明では、基準ネガフィルムの濃度値を予め
測定すると共に、基準ネガフィルムの濃度値を測定した
ときの光源の光量を予め測定して記憶し、露光量を決定
する際に光源の光量を測定して測定した光量と記憶した
光量との差に基づいて基準ネガフィルムの濃度値を修正
する。このため、例えば複数種類の基準ネガフィルムの
濃度値を測定するときに光源変動が生じ、光源の光量が
一定でない状態で濃度値を測定した場合にも、各濃度値
を測定したときの光量に応じて各濃度値を修正するの
で、光源の光量の変動分を正確に補正することができ、
適正な露光条件を得ることができる。
測定すると共に、基準ネガフィルムの濃度値を測定した
ときの光源の光量を予め測定して記憶し、露光量を決定
する際に光源の光量を測定して測定した光量と記憶した
光量との差に基づいて基準ネガフィルムの濃度値を修正
する。このため、例えば複数種類の基準ネガフィルムの
濃度値を測定するときに光源変動が生じ、光源の光量が
一定でない状態で濃度値を測定した場合にも、各濃度値
を測定したときの光量に応じて各濃度値を修正するの
で、光源の光量の変動分を正確に補正することができ、
適正な露光条件を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には本発明の露光条件決定方法を適用
可能なプリンタ30が示されている。
に説明する。図1には本発明の露光条件決定方法を適用
可能なプリンタ30が示されている。
【0011】プリンタ30は基準ネガフィルム(後述)
を含む現像処理済ネガフィルム34がセットされるネガ
キャリア32を備えている。ネガキャリア32はセット
されたネガフィルム34に記録された画像を順次露光位
置に位置決めする。
を含む現像処理済ネガフィルム34がセットされるネガ
キャリア32を備えている。ネガキャリア32はセット
されたネガフィルム34に記録された画像を順次露光位
置に位置決めする。
【0012】図2に示すように、ネガキャリア32にセ
ットされる基準ネガフィルム10はアンダ露光カラーネ
ガ画像12、オーバ露光カラーネガ画像14及び標準露
光カラーネガ画像16を予め定められた条件で露光して
現像することにより作成される。各々のネガ画像は、グ
レーの被写体を撮影したネガに相当するグレー部22
と、グレー部22の周囲に設けられ平均的被写体を撮影
したネガに相当する平均的被写体部24と、から構成さ
れる。プリンタ30には複数種類のネガフィルム34が
セットされるようになっており、基準ネガフィルム10
は前記セットされるネガフィルムの種類に対応して複数
種類作成されている。なお、前記3つのネガ画像12、
14、16と共に超オーバ露光カラーネガ画像を用意す
るようにしてもよい。
ットされる基準ネガフィルム10はアンダ露光カラーネ
ガ画像12、オーバ露光カラーネガ画像14及び標準露
光カラーネガ画像16を予め定められた条件で露光して
現像することにより作成される。各々のネガ画像は、グ
レーの被写体を撮影したネガに相当するグレー部22
と、グレー部22の周囲に設けられ平均的被写体を撮影
したネガに相当する平均的被写体部24と、から構成さ
れる。プリンタ30には複数種類のネガフィルム34が
セットされるようになっており、基準ネガフィルム10
は前記セットされるネガフィルムの種類に対応して複数
種類作成されている。なお、前記3つのネガ画像12、
14、16と共に超オーバ露光カラーネガ画像を用意す
るようにしてもよい。
【0013】プリンタ30のネガキャリア32の下方に
は光源部36が配置されている。光源部36の最下部に
は、ハロゲンランプ及びハロゲンランプから放射された
光を上方へ反射するリフレクタを備えたランプハウス3
8が配置されている。ランプハウス38の上方には、C
(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の各CC
フィルタから成るCCフィルタ群40Aと、減光フィル
タ(NDフィルタ)40Bと、を備えた調光フィルタ部
40、光拡散ボックス42が順次配置されている。
は光源部36が配置されている。光源部36の最下部に
は、ハロゲンランプ及びハロゲンランプから放射された
光を上方へ反射するリフレクタを備えたランプハウス3
8が配置されている。ランプハウス38の上方には、C
(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の各CC
フィルタから成るCCフィルタ群40Aと、減光フィル
タ(NDフィルタ)40Bと、を備えた調光フィルタ部
40、光拡散ボックス42が順次配置されている。
【0014】また、ネガキャリア32の上方にはレンズ
44、ブラックシャッタ46及びカラーペーパ48が順
に配置されており、ランプハウス38から射出されて調
光フィルタ部40、光拡散ボックス42を通過した光線
が、レンズ44によってカラーペーパ48上に結像する
ように構成されている。上記結像光学系の光軸に対して
傾斜した位置には、ネガキャリア32にセットされたネ
ガフィルムの画像を多数個に分割して測光する測光器5
0が配置されている。なお測光器50は、ネガキャリア
32にネガフィルム34がセットされていない場合に
は、ランプハウス38から射出され調光フィルタ部4
0、光拡散ボックス42を透過した光線の光量を測定可
能とされている。
44、ブラックシャッタ46及びカラーペーパ48が順
に配置されており、ランプハウス38から射出されて調
光フィルタ部40、光拡散ボックス42を通過した光線
が、レンズ44によってカラーペーパ48上に結像する
ように構成されている。上記結像光学系の光軸に対して
傾斜した位置には、ネガキャリア32にセットされたネ
ガフィルムの画像を多数個に分割して測光する測光器5
0が配置されている。なお測光器50は、ネガキャリア
32にネガフィルム34がセットされていない場合に
は、ランプハウス38から射出され調光フィルタ部4
0、光拡散ボックス42を透過した光線の光量を測定可
能とされている。
【0015】測光器50はデータ等を入力するためのキ
ーボード54と共に制御回路52に接続されている。制
御回路52のメモリ上には、複数種類の基準ネガフィル
ム10毎に測定される画像濃度値を格納するための複数
のチャネルが設けられている。制御回路52は露光処理
を行う画像の測光値と、対応するチャネルに格納された
データと、に基づいて露光条件を決定し、カラーペーパ
48への露光条件が決定した露光条件となるように調光
フィルタ部40の各フィルタの移動を制御して露光処理
を行う。
ーボード54と共に制御回路52に接続されている。制
御回路52のメモリ上には、複数種類の基準ネガフィル
ム10毎に測定される画像濃度値を格納するための複数
のチャネルが設けられている。制御回路52は露光処理
を行う画像の測光値と、対応するチャネルに格納された
データと、に基づいて露光条件を決定し、カラーペーパ
48への露光条件が決定した露光条件となるように調光
フィルタ部40の各フィルタの移動を制御して露光処理
を行う。
【0016】次に図3及び図4のフローチャートを参照
して本実施例の作用を説明する。最初に図3のフローチ
ャートを参照してチャネル初期設定処理を説明する。な
お図3のフローチャートはプリンタ30の設置時に、単
一種類の基準ネガフィルム10毎に実行される。
して本実施例の作用を説明する。最初に図3のフローチ
ャートを参照してチャネル初期設定処理を説明する。な
お図3のフローチャートはプリンタ30の設置時に、単
一種類の基準ネガフィルム10毎に実行される。
【0017】ステップ100ではネガキャリア32に基
準ネガフィルム10及びネガフィルム34がセットされ
ていない状態で、ランプハウス38から射出される光の
光路上にNDフィルタ40Bを挿入する。ステップ10
2ではランプハウス38から射出されNDフィルタ40
Bを通過した光のR(レッド)、G(グリーン)、B
(ブルー)毎の光量Li をR、G、B毎に測光器50に
よって測定する。なお、iはn個のチャネルの各々に便
宜的に付与された符号を表し、1、2、・・・、nの値
をとる。また、測光器50に入射される光はNDフィル
タ40Bによって減光されているので、測光器50の出
力が飽和することはない。ステップ104ではNDフィ
ルタ40Bを前記光路上から退避させる。
準ネガフィルム10及びネガフィルム34がセットされ
ていない状態で、ランプハウス38から射出される光の
光路上にNDフィルタ40Bを挿入する。ステップ10
2ではランプハウス38から射出されNDフィルタ40
Bを通過した光のR(レッド)、G(グリーン)、B
(ブルー)毎の光量Li をR、G、B毎に測光器50に
よって測定する。なお、iはn個のチャネルの各々に便
宜的に付与された符号を表し、1、2、・・・、nの値
をとる。また、測光器50に入射される光はNDフィル
タ40Bによって減光されているので、測光器50の出
力が飽和することはない。ステップ104ではNDフィ
ルタ40Bを前記光路上から退避させる。
【0018】次のステップ106では濃度測定を行う基
準ネガフィルム10がネガキャリア32にセットされた
か否か判定し、基準ネガフィルム10がセットされるま
でステップ106の判定を繰り返す。ネガキャリア32
に基準ネガフィルム10がセトされると、ステップ10
8では、測光器50により基準ネガフィルム10のアン
ダ露光カラーネガ画像12の濃度値DUiをR、G、B毎
に測定する。
準ネガフィルム10がネガキャリア32にセットされた
か否か判定し、基準ネガフィルム10がセットされるま
でステップ106の判定を繰り返す。ネガキャリア32
に基準ネガフィルム10がセトされると、ステップ10
8では、測光器50により基準ネガフィルム10のアン
ダ露光カラーネガ画像12の濃度値DUiをR、G、B毎
に測定する。
【0019】次のステップ110では上記と同様に基準
ネガフィルム10の標準露光カラーネガ画像16の濃度
値DNiをR、G、B毎に測定し、ステップ112ではオ
ーバ露光カラーネガ画像14の濃度値DOiをR、G、B
毎に測定する。ステップ114では測定した濃度値
DUi、DNi、DOiをステップ102で測定した光量と対
応させ、セットされた基準ネガフィルム10に対応する
チャネルに格納し、処理を終了する。
ネガフィルム10の標準露光カラーネガ画像16の濃度
値DNiをR、G、B毎に測定し、ステップ112ではオ
ーバ露光カラーネガ画像14の濃度値DOiをR、G、B
毎に測定する。ステップ114では測定した濃度値
DUi、DNi、DOiをステップ102で測定した光量と対
応させ、セットされた基準ネガフィルム10に対応する
チャネルに格納し、処理を終了する。
【0020】上記チャネル初期設定処理を各基準ネガフ
ィルム10に対して繰り返すことにより、各チャネルに
は次の表1に示すように各基準ネガフィルム10に関す
るデータとして、各基準フィルム10の濃度値の測定値
が測定時のランプハウス38の光量と対応して記憶され
る。これにより、各基準ネガフィルム10に対するチャ
ネル初期設定処理を例えば数日に分けて行い、その数日
間にランプハウス38の光量が変動した場合には各チャ
ネルに各々異なる光量が記憶されることになる。
ィルム10に対して繰り返すことにより、各チャネルに
は次の表1に示すように各基準ネガフィルム10に関す
るデータとして、各基準フィルム10の濃度値の測定値
が測定時のランプハウス38の光量と対応して記憶され
る。これにより、各基準ネガフィルム10に対するチャ
ネル初期設定処理を例えば数日に分けて行い、その数日
間にランプハウス38の光量が変動した場合には各チャ
ネルに各々異なる光量が記憶されることになる。
【0021】
【表1】
【0022】次に図4のフローチャートを参照して、本
実施例の露光制御ルーチンを説明する。本露光制御ルー
チンはネガフィルム34に記録された画像をカラーペー
パ48に焼付ける場合に実行され、ステップ120乃至
ステップ124では、前述のステップ100乃至ステッ
プ104と同様に光路上にNDフィルタ40Bを挿入
し、ランプハウス38から射出されNDフィルタ40B
を通過した光のR、G、B毎の光量Lを測光器50によ
って測定した後に、NDフィルタ40Bを退避させる。
実施例の露光制御ルーチンを説明する。本露光制御ルー
チンはネガフィルム34に記録された画像をカラーペー
パ48に焼付ける場合に実行され、ステップ120乃至
ステップ124では、前述のステップ100乃至ステッ
プ104と同様に光路上にNDフィルタ40Bを挿入
し、ランプハウス38から射出されNDフィルタ40B
を通過した光のR、G、B毎の光量Lを測光器50によ
って測定した後に、NDフィルタ40Bを退避させる。
【0023】次のステップ126では、各チャネルに格
納された光量Li を参照し、基準ネガフィルム10の濃
度値測定時と今回の焼付時とのランプハウス38の光量
の変化δi を、以下の(1)式に従って各チャネル毎に
演算する。
納された光量Li を参照し、基準ネガフィルム10の濃
度値測定時と今回の焼付時とのランプハウス38の光量
の変化δi を、以下の(1)式に従って各チャネル毎に
演算する。
【0024】 δi =logL−logLi 但し、 L :焼付時のランプハウス38の光量 Li :基準ネガフィルムの濃度測定時のランプハウス3
8の光量 ステップ128では以下の(2)式に従い、全てのチャ
ネルに格納された濃度値を上記光量の変化δi によって
修正し、チャネルに格納する。
8の光量 ステップ128では以下の(2)式に従い、全てのチャ
ネルに格納された濃度値を上記光量の変化δi によって
修正し、チャネルに格納する。
【0025】 DUi=DUi+δi DNi=DNi+δi …(2) DOi=DOi+δi ステップ129では調光フィルタ部40のCCフィルタ
群40Aの各フィルタを微量ずつステップ移動させると
共に、調光フィルタ部40、光拡散ボックス42を通過
した光量を測光器50によって測定する。これによりC
Cフィルタの移動量に対する光量の変化を表すフィルタ
キャリブレーションカーブが作成され、制御回路52の
メモリに記憶される。
群40Aの各フィルタを微量ずつステップ移動させると
共に、調光フィルタ部40、光拡散ボックス42を通過
した光量を測光器50によって測定する。これによりC
Cフィルタの移動量に対する光量の変化を表すフィルタ
キャリブレーションカーブが作成され、制御回路52の
メモリに記憶される。
【0026】次のステップ130以降では露光処理を行
う。すなわち、ステップ130では露光を行うネガフィ
ルム34がセットされたか否か判定する。ステップ13
0の判定が肯定された場合には、ステップ132でセッ
トされたネガフィルム34に対応するチャネルを選択す
る。
う。すなわち、ステップ130では露光を行うネガフィ
ルム34がセットされたか否か判定する。ステップ13
0の判定が肯定された場合には、ステップ132でセッ
トされたネガフィルム34に対応するチャネルを選択す
る。
【0027】本実施例において露光条件は、以下の
(3)式で表される露光コントロール値Ejを演算する
ことによって決定される。
(3)式で表される露光コントロール値Ejを演算する
ことによって決定される。
【0028】 logEj=CSj・CCj・(Dj−DNj) +α1・KD+α2・KA+α3・KCj+Cj …(3) 但し、 j :R、G、Bによって1〜3のいずれかの値をと
る CSj:カラースロープコントロール値 (オーバとアンダーで異なる値をとる) CCj:カラーコレクション値 Dj :焼付けるネガフィルムの画像の濃度(例えば、
全画面平均濃度) DNj:基準ネガフィルムの標準露光カラーネガ画像の
平均画像濃度 α1 :濃度キー値 KD :濃度キーのステップ幅 α2 :濃度補正量 KA :濃度キーのステップ幅 α3 :カラーキー値 KCj:カラーキーのステップ幅 Cj :プリンタ、フィルム、カラーペーパの特性に依
存する定数 である。ステップ134では、ステップ132で選択し
たチャネルに格納された濃度値DUi、DNi、DOiの前記
修正値を(3)式に代入する。
る CSj:カラースロープコントロール値 (オーバとアンダーで異なる値をとる) CCj:カラーコレクション値 Dj :焼付けるネガフィルムの画像の濃度(例えば、
全画面平均濃度) DNj:基準ネガフィルムの標準露光カラーネガ画像の
平均画像濃度 α1 :濃度キー値 KD :濃度キーのステップ幅 α2 :濃度補正量 KA :濃度キーのステップ幅 α3 :カラーキー値 KCj:カラーキーのステップ幅 Cj :プリンタ、フィルム、カラーペーパの特性に依
存する定数 である。ステップ134では、ステップ132で選択し
たチャネルに格納された濃度値DUi、DNi、DOiの前記
修正値を(3)式に代入する。
【0029】次のステップ136ではネガキャリア32
により焼付処理を行う画像を露光位置に位置決めする。
ステップ138では測光器50により露光位置に位置決
めされた画像の濃度をRGB毎に測定する。ステップ1
40では、上記ステップ138で測定した濃度値及び予
め算出したパラメータを(3)式に代入し、露光条件を
決定する。前述のように濃度値DUi、DNi、DOiは、ラ
ンプハウス38の測定時からの光量の変化分δi が修正
されているので、光量の変動分を正確に補正した適正な
露光条件が得られる。
により焼付処理を行う画像を露光位置に位置決めする。
ステップ138では測光器50により露光位置に位置決
めされた画像の濃度をRGB毎に測定する。ステップ1
40では、上記ステップ138で測定した濃度値及び予
め算出したパラメータを(3)式に代入し、露光条件を
決定する。前述のように濃度値DUi、DNi、DOiは、ラ
ンプハウス38の測定時からの光量の変化分δi が修正
されているので、光量の変動分を正確に補正した適正な
露光条件が得られる。
【0030】ステップ142では、カラーペーパ48へ
の露光条件が前記で求めた露光条件となるように前記キ
ャリブレーションカーブに基づいて調光フィルタ部40
を制御し、位置決めした画像をカラーペーパ48へ露光
する。ステップ144では1本のネガフィルム32に対
する処理が終了したか否か判定する。ステップ144の
判定が否定された場合にはステップ136へ戻り、上記
と同様に露光処理を行う。
の露光条件が前記で求めた露光条件となるように前記キ
ャリブレーションカーブに基づいて調光フィルタ部40
を制御し、位置決めした画像をカラーペーパ48へ露光
する。ステップ144では1本のネガフィルム32に対
する処理が終了したか否か判定する。ステップ144の
判定が否定された場合にはステップ136へ戻り、上記
と同様に露光処理を行う。
【0031】ステップ144の判定が肯定された場合に
はステップ146へ移行し、他に露光処理を行うネガフ
ィルム34が有るか否か判定する。ステップ146の判
定が肯定された場合にはステップ130へ戻り、露光処
理を行う他のネガフィルム34がセットされる。これに
より上記と同様に、セットされたネガフィルム34に対
応するチャネルが選択され、チャネルに格納された濃度
値に基づいてパラメータが演算され、このパラーメータ
と個々の画像の濃度値に基づいて個々の画像の露光条件
が演算され、露光処理が行われる。
はステップ146へ移行し、他に露光処理を行うネガフ
ィルム34が有るか否か判定する。ステップ146の判
定が肯定された場合にはステップ130へ戻り、露光処
理を行う他のネガフィルム34がセットされる。これに
より上記と同様に、セットされたネガフィルム34に対
応するチャネルが選択され、チャネルに格納された濃度
値に基づいてパラメータが演算され、このパラーメータ
と個々の画像の濃度値に基づいて個々の画像の露光条件
が演算され、露光処理が行われる。
【0032】このときの濃度値DUi、DNi、DOiも、ラ
ンプハウス38の測定時からの光量の変化分δi が修正
されているので、基準ネガフィルム10の濃度測定時か
らの光量の変動分を正確に補正した適正な露光条件で露
光処理が行われる。なお、ステップ146の判定が否定
された場合には、本露光制御ルーチンの処理を終了す
る。
ンプハウス38の測定時からの光量の変化分δi が修正
されているので、基準ネガフィルム10の濃度測定時か
らの光量の変動分を正確に補正した適正な露光条件で露
光処理が行われる。なお、ステップ146の判定が否定
された場合には、本露光制御ルーチンの処理を終了す
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、基準ネ
ガフィルムの濃度値を予め測定すると共に該濃度値を測
定したときの光源の光量を予め測定して記憶し、露光量
を決定する際に光源の光量を測定して測定した光量と記
憶した光量との差に基づいて基準ネガフィルムの濃度値
を修正するようにしたので、光源の光量の変動分を正確
に補正することができる、という優れた効果が得られ
る。
ガフィルムの濃度値を予め測定すると共に該濃度値を測
定したときの光源の光量を予め測定して記憶し、露光量
を決定する際に光源の光量を測定して測定した光量と記
憶した光量との差に基づいて基準ネガフィルムの濃度値
を修正するようにしたので、光源の光量の変動分を正確
に補正することができる、という優れた効果が得られ
る。
【図1】本実施例に係るプリンタの概略構成図である。
【図2】基準ネガフィルムを示す平面図である。
【図3】本実施例のチャネル初期設定処理を説明するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】本実施例の露光制御処理を説明するフローチャ
ートである。
ートである。
10 基準ネガフィルム 30 プリンタ 34 ネガフィルム 38 ランプハウス 50 測光器 52 制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】 プリントを行うネガフィルムの濃度値と
基準ネガフィルムの濃度値との差に基づいて露光条件を
決定するにあたり、基準ネガフィルムの濃度値を予め測
定すると共に基準ネガフィルムの濃度値を測定したとき
の光源の光量を予め測定して記憶しておき、露光量を決
定する際に光源の光量を測定し、該測定した光量と前記
記憶した光量との差に基づいて前記記憶した基準ネガフ
ィルムの濃度値を修正し、露光条件を決定する露光条件
決定方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3284893A JP2638700B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 露光条件決定方法 |
US07/968,485 US5357315A (en) | 1991-10-30 | 1992-10-29 | Method of determining exposure condition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3284893A JP2638700B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 露光条件決定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05119410A JPH05119410A (ja) | 1993-05-18 |
JP2638700B2 true JP2638700B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=17684406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3284893A Expired - Fee Related JP2638700B2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | 露光条件決定方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5357315A (ja) |
JP (1) | JP2638700B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2914471B2 (ja) * | 1993-06-15 | 1999-06-28 | ノーリツ鋼機株式会社 | 画像プリンタ用モニタ画像較正システム |
CH690204A5 (de) * | 1994-02-16 | 2000-05-31 | Agfa Gevaert Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Kopien von Kopiervorlagen für hohe Qualitätsanforderungen. |
JPH0990528A (ja) * | 1995-07-17 | 1997-04-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真プリンタの条件設定方法 |
US6018381A (en) * | 1997-01-30 | 2000-01-25 | Eastman Kodak Company | Method for calibrating a photofinishing system and components for use in such a method |
JP3437922B2 (ja) * | 1998-02-06 | 2003-08-18 | 富士写真フイルム株式会社 | プリンタコントロール用ピクトリアルツール |
JP5137559B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2013-02-06 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び画像形成方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4942424A (en) * | 1987-06-12 | 1990-07-17 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of and apparatus for printing color photograph as well as color filter for use in the same apparatus |
JPH0833589B2 (ja) * | 1988-06-06 | 1996-03-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 光源変動補正方法 |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP3284893A patent/JP2638700B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-10-29 US US07/968,485 patent/US5357315A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05119410A (ja) | 1993-05-18 |
US5357315A (en) | 1994-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB2108689A (en) | Photographic colour printing with a scanning memory mask | |
US4168121A (en) | Automatic snow/beach correction for photographic printer | |
JPH0640194B2 (ja) | 写真焼付条件の設定管理方法 | |
JP2660568B2 (ja) | 不適正露光画像の復元方法 | |
JP2638700B2 (ja) | 露光条件決定方法 | |
JPH0616152B2 (ja) | カラーネガ原板からカラープリントを作成するための方法 | |
US4572657A (en) | Color printer | |
US4264195A (en) | Exposure control device for color printer | |
JPH07119934B2 (ja) | カラー写真引伸機における露光制御方法 | |
JP2502134B2 (ja) | 写真焼付露光量決定装置 | |
JP3195454B2 (ja) | 写真焼付方法 | |
JPH04159534A (ja) | 写真焼付装置のプリント方法 | |
US4866475A (en) | Simulator for automatic photographic printers | |
JPH0627551A (ja) | 露光装置 | |
JPH07287324A (ja) | 写真焼付機の露光制御方法及び装置 | |
JP2502131B2 (ja) | 写真焼付露光量の決定方法 | |
Pytlak et al. | A simplified motion-picture laboratory control method for improved color duplication | |
JP2520020B2 (ja) | 画像複写装置の露光量決定方法 | |
JP2515382B2 (ja) | 画像複写装置の露光量決定方法 | |
JP2528186B2 (ja) | 写真焼付方法および装置 | |
JP2520021B2 (ja) | 画像複写装置の露光量決定方法 | |
JP2702933B2 (ja) | カラー写真焼付装置 | |
JPS61281231A (ja) | カラ−写真引伸機におけるフイルタ−制御方法 | |
JPH04319933A (ja) | 写真焼付方法 | |
JP2963573B2 (ja) | 写真焼付装置及び露光条件決定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |