JPH064343Y2 - 簡易型写真焼付装置 - Google Patents

簡易型写真焼付装置

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JPH064343Y2
JPH064343Y2 JP1988029153U JP2915388U JPH064343Y2 JP H064343 Y2 JPH064343 Y2 JP H064343Y2 JP 1988029153 U JP1988029153 U JP 1988029153U JP 2915388 U JP2915388 U JP 2915388U JP H064343 Y2 JPH064343 Y2 JP H064343Y2
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printing
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film
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JP1988029153U
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JPH01133146U (ja
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恭彰 佐藤
潤一 今村
哲也 栗本
伸 中根
裕 大曽根
晴夫 袴田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、その長手方向に沿ったトラックに複数の焼付
処理情報が順番に記録された原画フィルムを当該長手方
向に搬送して焼付処理する簡易型写真焼付装置に関する
ものである。
〔技術の背景〕
最近、カメラ店等の末端業者においても簡単に写真の焼
付処理を行うことができる簡易型の写真焼付装置が注目
を浴びている。斯かる簡易型の写真焼付装置において
は、構造が簡単で製造コストが低く、しかも熟練を要せ
ず簡単に操作できることが要求される。
しかして、一般に市販される写真フィルムには、通常、
当該写真フィルムのASA、感度、メーカー種別等の焼
付処理情報がフィルムメーカーによりあらかじめ記録さ
れている。具体的一例においては、例えば写真フィルム
のパーフォレーターと側縁部との間の余白領域に当該写
真フィルムの長手方向に沿って2列に並んで伸びるデー
タトラックおよびタイミングトラックを設け、これらの
データトラックおよびタイミングトラックにそれぞれバ
ーコード等により当該写真フィルムのASA、感度、メ
ーカー種別等の焼付処理情報が記録されている。これら
の焼付処理情報は、通常、撮影後の写真フィルムの現像
処理により各画面と共に顕像化される。
従って、写真フィルムの現像処理により得られた原画フ
ィルムを用いて印画紙等への焼付処理を開始するに際し
ては、当該原画フィルムに記録された焼付処理情報を正
確に読取って適正な焼付処理条件を設定することが必要
である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかして、従来においては、以下のような問題点があっ
た。
(1)未現像の写真フィルムの先端部は、例えばカメラ等
への装填時に自然露光(カブリ)されやすく、そのため
焼付処理情報の顕像化が不良となって当該焼付処理情報
の読取りが困難となる場合がある。
(2)焼付処理情報の顕像化が良好であっても原画フィル
ムのカール等の変形に起因して焼付処理情報の読取りが
困難となる場合もある。
(3)データトラックおよびタイミングトラックの幅が通
常小さいことから、原画フィルムの搬送時の位置ずれ等
により焼付処理情報の読取りが困難となる場合もある。
以上の(2)および(3)の問題点は、特に構成が簡単なセン
サーを用いて焼付処理情報を読取る場合に著しく大きな
ものとなる。
本考案は以上の如き事情に基づいてなされたものであっ
て、その目的は、簡単な構成でありながら高い確率で適
正な焼付処理条件を設定することができる簡易型写真焼
付装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、その長手方向に沿
ったトラックに複数の焼付処理情報が順番に記録された
原画フィルムを当該長手方向に搬送して焼付処理する簡
易型写真焼付装置において、原画フィルムの各画面の焼
付処理が行われる焼付処理位置の前段であって当該焼付
処理位置までの間に当該原画フィルムの少なくとも2個
以上の焼付処理情報が包含される距離離間した位置に配
置された焼付処理情報読取り用のセンサーと、前記原画
フィルムの搬送が開始されてから当該原画フィルムの先
頭画面が前記焼付処理位置に到達する間に前記センサー
により読取った焼付処理情報のうち少なくとも2個以上
が一致したとき当該一致した焼付処理情報に基づいて焼
付処理条件を設定する情報処理部とを備えてなることを
特徴とする。
〔作用〕
焼付処理情報読取り用のセンサーが、焼付処理位置の前
段であって当該焼付処理位置までの間に少なくとも2個
以上の焼付処理情報が包含される距離離間した位置に配
置されているので、原画フィルムの搬送が開始されてか
らその先頭画面が焼付処理位置に到達する間にセンサー
により少なくとも2個以上の焼付処理情報を読取ること
ができる。
そして、情報処理部により、センサーにより読取った焼
付処理情報のうち少なくとも2個以上が一致したとき当
該一致した焼付処理情報に基づいて焼付処理条件を設定
するので、1個の焼付処理情報のみで焼付処理条件を設
定する場合に比して、適正な焼付処理条件を高い確率で
設定することができる。
〔考案の具体的構成〕
以下、本考案の構成を具体的に説明する。
第1図は、原画フィルムの一例を示す。この原画フィル
ム10には、例えばパーフォレーター11と側縁部12との間
の余白領域において当該原画フィルム10の長手方向に沿
って2列に並んで伸びるデータトラック21およびタイミ
ングトラック22が設けられている。これらの各トラック
の幅は、それぞれ例えば0.75〜1.26mm程度である。
データトラック21には、例えばASA、感度、メーカー
種別等の原画フィルム特有の特性を示す焼付処理情報が
例えばバーコード等の手段により記録されている。ま
た、タイミングトラック22には、データトラック21のバ
ーコード読取りのタイミングを決定するための読取開始
点、読取間隙等の読取りタイミング情報が例えばバーコ
ード13等の手段より記録されている。これらの情報は、
通常、フィルムメーカーによりあらかじめ記録されるも
のである。
データトラック21の焼付処理情報およびタイミングトラ
ック22の読取りタイミング情報は、それぞれ例えばフル
サイズの1画面に対して2個の割合で各画面に対応して
順番に記録されている。従って、ハーフサイズの場合に
は、ハーフサイズの1画面に対して情報がそれぞれ1個
となる。
第2図および第3図は、本考案の簡易型写真焼付装置の
要部を示す概略図である。同図において、30は焼付処理
情報読取り用のセンサー、31はセンサー用光源、32は情
報処理部、41は搬送用の入口ローラー、42は搬送用の出
口ローラー、43は駆動モーター、44は入口ローラーと出
口ローラーとを連結するタイミングベルト、45は露光ス
テージ、46は露光マスク、50は画面検出器である。
センサー30は、露光ステージ45によって定められる焼付
処理位置Aの前段であって当該焼付処理位置Aまでの間
に少なくとも2個以上の焼付処理情報が包含される距離
離間した位置Bに配置されている。実用的には、焼付処
理位置Aとセンサー位置Bとの離間距離Lは、焼付処理
情報が例えば2〜10個程度包含される距離であればよ
い。
情報処理部32は、原画フィルム10の搬送が開始されて当
該原画フィルム10の先頭画面が焼付処理位置Aに到達す
る間にセンサー30により順次読取った少なくとも2個以
上の焼付処理情報を受け、これらの焼付処理情報を相互
に比較して少なくとも2個以上の焼付処理情報が一致し
たときに、当該一致した焼付処理情報に基づいて焼付処
理条件を設定する機能を有するものであり、具体的に
は、各種の電子回路等を用いて構成することができる。
具体的に説明すると、原画フィルム10は、矢印Xで示す
ように、先端部から搬送路P上を長手方向に沿って搬送
される。原画フィルム10のデータトラック21およびタイ
ミングトラック22がセンサー位置Bの直上方を通過する
際に、当該センサー30により順次焼付処理情報の読取り
が行われる。この読取り操作は、原画フィルム10の先頭
画面が焼付処理位置Aに到達するまで行われる。
以上のようにして行われる読取り操作の過程において、
読取った少なくとも2個以上の焼付処理情報が一致した
ときに、当該一致した焼付処理情報に基づいて、焼付処
理条件が設定される。
例えば第1回目と第2回目に読取った焼付処理情報が一
致していれば、当該一致した焼付処理情報に基づいて焼
付処理条件が設定される。また、第1回目と第2回目に
読取った焼付処理情報が一致しない場合には、さらに第
3回目に読取った焼付処理情報が先に読取った焼付処理
情報と比較され、これが先のいずれかと一致すれば、当
該一致した焼付処理情報に基づいて焼付処理条件が設定
される。
一方、第3回目に読取った焼付処理情報が先に読取った
焼付処理情報のいずれとも一致しない場合には、さらに
第4回目に読取った焼付処理情報が先に読取った焼付処
理情報と比較され、以下同様にして、読取った焼付処理
情報の少なくとも2個以上が一致するまで上記操作が繰
り返して行われる。
なお、原画フィルム10の搬送が開始されて当該原画フィ
ルム10の先頭画面が焼付処理位置Aに到達する間にセン
サー30により順次読取った焼付処理情報のすべてが異な
り一致するものがない場合には、上記操作が最初から繰
り返して行われる構成を採用するか、あるいは焼付処理
条件の設定不能信号を発生させて、焼付処理条件の設定
をマニュアルで行わせる構成等を採用することができ
る。
しかして、原画フィルム10の搬送が開始されてから、そ
の先頭画面が焼付処理位置Aに到達する間に読取った焼
付処理情報の数をNとし、そのうち一致した焼付処理情
報の数をnとするとき、n/Nの値が高いほど、信頼性
の高い焼付処理情報を得ることができるが、実用的に
は、Nが2〜10個程度で、nが(N−N/2)〜(N−
1)個程度であれば十分である。特に好ましい具体的数
値例を挙げると、例えば1/2、2/3、3/4、4/
5、5/6、6/7、7/8、9/10等である。以上の
ようにして情報処理部32により焼付処理条件が設定され
ると、当該焼付処理条件の下で各画面ごとの露光処理が
開始される。
以上の装置によれば、焼付処理情報読取り用のセンサー
30が、焼付処理位置Aの前段であって当該焼付処理位置
Aのでの間に少なくとも2個以上の焼付処理情報が包含
される距離離間した位置Bに配置されているので、原画
フィルム10の搬送が開始されてからその先頭画面が焼付
処理位置Aに到達する間にセンサー30により少なくとも
2個以上の焼付処理情報を読取ることができ、そして情
報処理部32により、センサー30により読取った焼付処理
情報のうち少なくとも2個以上の焼付処理情報が一致し
たとき当該一致した焼付処理情報に基づいて焼付処理条
件を設定するので、1個の焼付処理情報のみで焼付処理
条件を設定する場合に比して、適正な焼付処理条件を高
い確率で設定することができる。
〔考案の効果〕
本考案の簡易型写真焼付装置によれば、簡単な構成であ
りながら高い確率で適正な焼付処理条件を設定すること
ができる。
従って、各画面の焼付処理を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は焼付処理情報が記録された原画フィルムの一例
を示す説明図、第2図および第3図はそれぞれ簡易型写
真焼付装置の要部を模式的に示す説明用平面図および正
面図である。 10…原画フィルム、11…パーフォレーター 12…原画フィルムの側縁部 13…バーコード、21…データトラック 22…タイミングトラック 30…焼付処理情報読取り用のセンサー 31…センサー用光源、32…情報処理部 41…入口ローラー、42…出口ローラー 43…駆動モーター、44…タイミングベルト 45…露光ステージ、46…露光マスク 50…画面検出器、P…搬送路 A…焼付処理位置、B…センサー位置
フロントページの続き (72)考案者 中根 伸 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)考案者 大曽根 裕 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)考案者 袴田 晴夫 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その長手方向に沿ったトラックに複数の焼
    付処理情報が順番に記録された原画フィルムを当該長手
    方向に搬送して焼付処理する簡易型写真焼付装置におい
    て、 原画フィルムの各画面の焼付処理が行われる焼付処理位
    置の前段であって当該焼付処理位置までの間に当該原画
    フィルムの少なくとも2個以上の焼付処理情報が包含さ
    れる距離離間した位置に配置された焼付処理情報読取り
    用のセンサーと、前記原画フィルムの搬送が開始されて
    から当該原画フィルムの先頭画面が前記焼付処理位置に
    到達する間に前記センサーにより読取った焼付処理情報
    のうち少なくとも2個以上が一致したとき当該一致した
    焼付処理情報に基づいて焼付処理条件を設定する情報処
    理部とを備えてなることを特徴とする簡易型写真焼付装
    置。
JP1988029153U 1988-03-07 1988-03-07 簡易型写真焼付装置 Expired - Lifetime JPH064343Y2 (ja)

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JP1988029153U JPH064343Y2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07 簡易型写真焼付装置

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JP1988029153U JPH064343Y2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07 簡易型写真焼付装置

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JPH01133146U JPH01133146U (ja) 1989-09-11
JPH064343Y2 true JPH064343Y2 (ja) 1994-02-02

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ID=31253112

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54103032A (en) * 1978-01-31 1979-08-14 Fuji Photo Film Co Ltd Image frame detecting stopper
JPS6285235A (ja) * 1985-10-09 1987-04-18 Fuji Photo Film Co Ltd 写真焼付け装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54103032A (en) * 1978-01-31 1979-08-14 Fuji Photo Film Co Ltd Image frame detecting stopper
JPS6285235A (ja) * 1985-10-09 1987-04-18 Fuji Photo Film Co Ltd 写真焼付け装置

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JPH01133146U (ja) 1989-09-11

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