JP2555750Y2 - 継手部材 - Google Patents

継手部材

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JP2555750Y2 JP1992024720U JP2472092U JP2555750Y2 JP 2555750 Y2 JP2555750 Y2 JP 2555750Y2 JP 1992024720 U JP1992024720 U JP 1992024720U JP 2472092 U JP2472092 U JP 2472092U JP 2555750 Y2 JP2555750 Y2 JP 2555750Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アルミニウム又はその
合金からなる角形中空形材を素材とする継手部材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バルジ成形品は、例えば自転車の
車体の管継手にみられるように、素材として断面円形の
中空形材が用いられていた。これに対して、一般的構造
用のフレームは四角形の中空角形部材が用いられること
が多く、またフレームに金属板を張ろうとする場合中空
角形部材を用いることが都合よく、この為、四角形の
空形材を素材とするバルジ成形品が望まれる。しかし、
アルミニウム又はその合金からなる角形中空形材を素材
とするバルジ加工は、従来行われておらず、これを得よ
うとするときは、やむなく断面円形の中空形材を膨張さ
せ、四角の形状になるまで高圧力をかけ成形していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように、断面円形
の中空形材を四角に成形加工するものでは、次のような
問題点があった。 (1)角形成形加工に高い圧力を要する。 (2)角形断面とするために、形材の材質として大きな伸
びを有するものが要求され、材料の選択が限定される。 (3)高い圧力で成形しても、鋭い稜角を有する角部断面
継手部材を得ることは困難であった。 (4)鋭い稜角を有する角部断面を得ようとする場合、バ
ルジ加工以外の別の加工が付加的に必要となる。 本考案は、従来技術の有する上記した問題点を解決する
新規な継手部材を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の具体的手段として、本考案は、予め四角形に押し出さ
れたアルミニウム又はその合金からなる角形中空形材を
素材管とし、内面における成形品の脱型方向と平行する
方向にわずかな広がり角度を形成した2つ割りの金型に
よりバルジ成形されて得られる角形部材接合用分岐管部
を、前記角形中空形材の少なくとも一辺に形成したこと
を特徴とする継手部材を提案するものである。
【0005】
【作用】予め四角形に押し出されたアルミニウム又はそ
の合金からなる素材管は、その軸方向に圧縮されると共
に、内部から液圧が加えられ分岐して、他の角形部材と
連結するための接合用分岐管部を形成する。
【0006】
【実施例】以下に、本考案の実施例を説明する。図1の
(a)は、中空四角形断面を有するアルミニウム押出形材
1の一辺に、バルジ加工による四角形の角形部材接合用
分岐管部(以下、分岐管部という。)2を形成したT型
継手部材10の斜視図である。製造工程の一例について
示すと、外径25mm×25mm,厚さ 2mmの中空四角形断面を
有し、材質 A6063-Oであるアルミニウム押出形材を素材
管(材質 A1050-Oのものでもよい。)とし、これを図2
に示すような内面における成形品の脱型方向と平行する
方向にわずかな広がり角度(いわゆる抜き勾配)θを形
成した2つ割の金型3,3の間に保持し、金型3,3を
上下よりクランプした後に、軸方向に3〜9tfの圧縮
力をかけると共に、管内面に液圧を直接作用せしめる。
負荷内圧は 150〜 400Kgf/cm2 である。加圧体である
作動油としては、イソブチレンを主体とし、一部n−ブ
テンが反応した共重合物質で、透明、不純物を含まない
液状ポリマーが好適であり、具体的には日本石油株式会
社製の日石ポリブテン HV-50を用いた。また、素材管の
外表面の潤滑剤としては、コーキ油業株式会社から市販
されているアルミニウム及びその合金用の特殊塑性加工
油の各グレードの中から COLEX AD-3300を選定し用い
た。バルジ成形終了後、成形品は脱型されるが、この際
金型3,3に抜き勾配θが形成されているので抜けやす
く、生産性の向上を図ることができる。この結果、分岐
管部長さ25mmの良好な四角形断面のT型継手部材を得る
ことができた。
【0007】図1の (b)は、中空四角形断面を有するア
ルミニウム押出形材1の相対向する二辺に、バルジ加工
による分岐管部2,2を形成した十字(プラス)型継手
部材10′の斜視図である。製造条件は、軸方向圧縮力
を 1.5〜 6.5tf、負荷内圧を 100〜 300Kgf/cm2
した以外は、図1の (a)に示すT型継手部材の場合と同
一として、バルジ加工を行った。この結果、分岐管部
さ25mmの良好な四角形断面の十字(プラス)型継手部材
を得ることができた。
【0008】なお、本明細書における角形とは、正方形
の中空角形断面のものは当然のこと、長方形も含み、ま
た、角の部分が多少曲面を有するものを含んだ中空形材
を意味するものとする。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、角形中空形材にそのま
まバルジ加工による分岐管部を形成したので、下記のよ
うな効果がある。 (1)従来のように、断面円形の中空形材を高い成形圧力
で角形に成形加工する必要がなく、特に、素材がアルミ
ニウム又はその合金であるので、押出成形によって任意
の角形断面形状が得られる。 (2)バルジ成形終了後、成形品は脱型されるが、この際
金型の内面における成形品の脱型方向と平行する方向に
わずかな広がり角度θが形成されているので成形品が抜
けやすく、生産性の向上を図ることができる。 (3)鋭い稜角を有する角部断面の継手部材を得ることが
できる。(比較的厚肉の成形品でも製造が可能であ
る。) (4)鋭い稜角を有する角部断面を得ようとする場合、バ
ルジ加工以外の別の加工を必要としない。 (5)断面正方形や長方形等の中空押出形材で、その一辺
又は複数辺より分岐管部を成形する場合、同一平面内で
材料が移動する形状では成形が容易に行われる。以上説
明したように、本考案にかかる継手部材は、アルミニウ
ム又はその合金からなる角形中空形材をバルジ成形し、
その少なくとも一辺に分岐管部を形成することができ、
実用上の効果大である。
【0010】なお、先行技術として、特開昭58−37
30号公報に開示されている模様付き中空形材及びその
製造方法がみられるが、この中空形材は、表面に凹凸模
様を付けて、装飾効果を与える建築分野において用いら
れるものであり、本考案の如く角形中空形材にバルジ成
形により他の角形部材と連結するための分岐管部を形成
するものではない。すなわち、本考案において対象とす
る分野は、角形管の継手部材であり、角形管の分岐管部
に別の角形部材を差し込んで溶接したり、角形部材に板
材を張るといった用途であって、上記の先行技術とは、
利用すべき産業分野、構成及び作用効果をそれぞれ異に
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び (b)は、本考案の実施例図であって、
中空四角形断面を有するT型及び十字(プラス)型の
手部材の斜視図である。
【図2】本考案のバルジ加工を施すための2つ割の金型
の断面図である。
【符号の説明】 1,1′…中空四角形断面を有するアルミニウム押出形
材 2 …バルジ加工による角形部材接合用分岐管部 3 …金型 10,10′…継手部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め四角形に押し出されたアルミニウム
    又はその合金からなる角形中空形材を素材とし、内面に
    おける成形品の脱型方向と平行する方向にわずかな広が
    り角度を形成した2つ割りの金型によりバルジ成形され
    て得られる角形部材接合用分岐管部を、前記角形中空形
    材の少なくとも一辺に形成したことを特徴とする継手部
    材。
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