JPH0513740B2 - - Google Patents
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- JPH0513740B2 JPH0513740B2 JP60229571A JP22957185A JPH0513740B2 JP H0513740 B2 JPH0513740 B2 JP H0513740B2 JP 60229571 A JP60229571 A JP 60229571A JP 22957185 A JP22957185 A JP 22957185A JP H0513740 B2 JPH0513740 B2 JP H0513740B2
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- crank throw
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- anvil
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- 238000005242 forging Methods 0.000 claims description 43
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 19
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 12
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 11
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/06—Making machine elements axles or shafts
- B21K1/08—Making machine elements axles or shafts crankshafts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、鍛造プレスを用いて、クランクス
ローを鍛造成形することに関する。
ローを鍛造成形することに関する。
（従来技術）
舶用デイーゼルエンジンのクランク軸は組立
型、一体型等があり、組立型はクランクスローを
ジヤーナルに焼ばめ又は溶接して成形される。こ
の組立型クランクスローの各部の名称は第１１図
に示す如く、１がウエブ、２がピン、３がバツク
チヤンフアー部、４がバツクチヤンフアー側面部
と呼ばれている。
型、一体型等があり、組立型はクランクスローを
ジヤーナルに焼ばめ又は溶接して成形される。こ
の組立型クランクスローの各部の名称は第１１図
に示す如く、１がウエブ、２がピン、３がバツク
チヤンフアー部、４がバツクチヤンフアー側面部
と呼ばれている。
従来の組立型クランクスローの成形は、第１２
図に示すようにしていた。すなわち、菊花状の断
面を持ち、トツプ（押湯）５側直径がボトム６側
直径よりも大きいインゴツト７を製作し、インゴ
ツト７のトツプ側５と、ボトム側６を適当量切り
捨て、鍛造プレスにより角型断面で、作業用の持
ち手を有するブルーム８を製作する。このブルー
ム８から、平面形状が瓢箪型で側面形状が長手方
向中央部に凸部９を有し、該凸部９の頂部にへこ
み１０を持つ鍛造荒地１１を製作する。次に、Ｕ
字型で底部の内側面間の距離が、上部の内側面間
の距離よりも狭い金型１２と、底部が平坦なポン
チ１３を用いて前記荒地１１の凸部９を下向きに
して、金型側面間の中心と鍛造荒地１１の長手方
向の中心を一致させてプレス内に置き、ポンチ１
３を加圧して押曲げる。押曲げた鍛造荒地１１
は、金型１２から取り出し、ウエブ間に仕上がり
時のウエブ間隔と同じ厚みを持つ中板１４を入
れ、プレスに取り着けた金敷１５で両ウエブ１を
圧下し、さらにピン２周辺を成形して仕上がり形
状１６を得る。
図に示すようにしていた。すなわち、菊花状の断
面を持ち、トツプ（押湯）５側直径がボトム６側
直径よりも大きいインゴツト７を製作し、インゴ
ツト７のトツプ側５と、ボトム側６を適当量切り
捨て、鍛造プレスにより角型断面で、作業用の持
ち手を有するブルーム８を製作する。このブルー
ム８から、平面形状が瓢箪型で側面形状が長手方
向中央部に凸部９を有し、該凸部９の頂部にへこ
み１０を持つ鍛造荒地１１を製作する。次に、Ｕ
字型で底部の内側面間の距離が、上部の内側面間
の距離よりも狭い金型１２と、底部が平坦なポン
チ１３を用いて前記荒地１１の凸部９を下向きに
して、金型側面間の中心と鍛造荒地１１の長手方
向の中心を一致させてプレス内に置き、ポンチ１
３を加圧して押曲げる。押曲げた鍛造荒地１１
は、金型１２から取り出し、ウエブ間に仕上がり
時のウエブ間隔と同じ厚みを持つ中板１４を入
れ、プレスに取り着けた金敷１５で両ウエブ１を
圧下し、さらにピン２周辺を成形して仕上がり形
状１６を得る。
以上は、所謂、押し曲げ法による鍛造である
が、その他の鍛造法として、例えば、特開昭52−
111863号公報に記載の密閉鍛造法がある。
が、その他の鍛造法として、例えば、特開昭52−
111863号公報に記載の密閉鍛造法がある。
（発明が解決しようとする問題点）
従来の押曲げ金型１２によるときには、模式的
に第１３図に示すように、Ａ−Ａ部が著しい曲げ
変形をするが、曲げ変形の中立点が、Ａ−Ａの中
間に位置するため、荒地１１のポンチ側１７には
材料が集まり、ポンチ１３と反対側１８では材料
が不足する。従来法においては、ポンチ側１７の
材料を他の所に移し、ポンチ１３と反対側に材料
を供給できないため、ポンチ１３のあるがわで
は、余分な材料が鍛造荒地本体内に噛み込まれて
しわきず１９になり、ポンチ１３と反対側では引
け２０が発生し、極端な場合には割れを引き起こ
す原因となる。
に第１３図に示すように、Ａ−Ａ部が著しい曲げ
変形をするが、曲げ変形の中立点が、Ａ−Ａの中
間に位置するため、荒地１１のポンチ側１７には
材料が集まり、ポンチ１３と反対側１８では材料
が不足する。従来法においては、ポンチ側１７の
材料を他の所に移し、ポンチ１３と反対側に材料
を供給できないため、ポンチ１３のあるがわで
は、余分な材料が鍛造荒地本体内に噛み込まれて
しわきず１９になり、ポンチ１３と反対側では引
け２０が発生し、極端な場合には割れを引き起こ
す原因となる。
また従来法では、クランクスローのピン２周辺
部を鍛造成形するための規制金型が無いため、ピ
ン２周辺部を金敷により鍛造成形するための作業
時間が必要である上、第１４図に示すように成形
精度が悪いため余肉２１を多くとる必要があり、
機械加工による取り代が多い。さらに金敷による
鍛造面は凸凹が激しいため、機械加工のための位
置決めが一義的には出来ず、位置決めのために多
くの人手と時間を要している。
部を鍛造成形するための規制金型が無いため、ピ
ン２周辺部を金敷により鍛造成形するための作業
時間が必要である上、第１４図に示すように成形
精度が悪いため余肉２１を多くとる必要があり、
機械加工による取り代が多い。さらに金敷による
鍛造面は凸凹が激しいため、機械加工のための位
置決めが一義的には出来ず、位置決めのために多
くの人手と時間を要している。
また、前記特開昭52−111863号公報に記載の密
閉鍛造法では、前記押し曲げ鍛造法の欠点は解消
されるが、鍛造素材荒地を完成品重量に等しいも
のにしなければならず、荒地の形成にコストを要
するものであつた。
閉鍛造法では、前記押し曲げ鍛造法の欠点は解消
されるが、鍛造素材荒地を完成品重量に等しいも
のにしなければならず、荒地の形成にコストを要
するものであつた。
また、密閉鍛造であるので、クランクスローの
形状毎のダイス及びポンチを用意しなければなら
ず、金型コストが高くつくものであつた。
形状毎のダイス及びポンチを用意しなければなら
ず、金型コストが高くつくものであつた。
また、密閉鍛造では、大きな鍛造プレス力を必
要とし、プレス装置が大型になり、設備コストの
増大を招くと言う問題があつた。
要とし、プレス装置が大型になり、設備コストの
増大を招くと言う問題があつた。
そこで、本発明は、前記押し曲げ法及び密閉鍛
造法の欠点を解消し、低コストで内面皺、外面引
けを発生させない部分型入れ鍛造法及びその装置
を提供することを目的とする。
造法の欠点を解消し、低コストで内面皺、外面引
けを発生させない部分型入れ鍛造法及びその装置
を提供することを目的とする。
（問題点を解決するための手段）
前記目的を達成するため、本発明は、次の手段
を講じた。
を講じた。
即ち、本発明のクランクスローの部分型入れ鍛
造方法の特徴とするところは、上方開口のＵ字型
凹部を有する主金型の両側内面に、クランクスロ
ーのバツクチヤンフアー部の形状に対応する形状
を持つ一対のバツクチヤンフアー規制金型が各々
対向して設けられ、前記主金型の底部に、クラン
クスローのピン部の形状に対応する形状を持つア
ンビルが設けられており、前記主金型の上方開口
部に、厚みと幅と長さを有し、その長さ方向中途
部に厚み方向の一側方に突出する凸部を有する鍛
造荒地を、前記凸部を下方にして載置し、 該鍛造荒地を、その上方からクランクスローの
ピン部の形状に対応した形状を持つポンチにより
加圧し、該荒地を押し曲げてＵ字状凹部内に押し
込み、 前記荒地の凸部がバツクチヤンフアー規制金型
に当たると、ポンチが荒地の凸部を、バツクチヤ
ンフアー規制金型とアンビルで形成される空間に
押し込むことにより、クランクスローのピン部お
よびその周辺部を部分型入れ成形し、その際、ク
ランクスローのジヤーナル側部分は自由状態とし
ている点にある。
造方法の特徴とするところは、上方開口のＵ字型
凹部を有する主金型の両側内面に、クランクスロ
ーのバツクチヤンフアー部の形状に対応する形状
を持つ一対のバツクチヤンフアー規制金型が各々
対向して設けられ、前記主金型の底部に、クラン
クスローのピン部の形状に対応する形状を持つア
ンビルが設けられており、前記主金型の上方開口
部に、厚みと幅と長さを有し、その長さ方向中途
部に厚み方向の一側方に突出する凸部を有する鍛
造荒地を、前記凸部を下方にして載置し、 該鍛造荒地を、その上方からクランクスローの
ピン部の形状に対応した形状を持つポンチにより
加圧し、該荒地を押し曲げてＵ字状凹部内に押し
込み、 前記荒地の凸部がバツクチヤンフアー規制金型
に当たると、ポンチが荒地の凸部を、バツクチヤ
ンフアー規制金型とアンビルで形成される空間に
押し込むことにより、クランクスローのピン部お
よびその周辺部を部分型入れ成形し、その際、ク
ランクスローのジヤーナル側部分は自由状態とし
ている点にある。
また、本発明のクランクスローの部分型入れ装
置の特徴とするところは、上方開口のＵ字型凹部
を有する主金型の両側内面に、クランクスローの
バツクチヤンフアー部の形状に対応する形状を持
つ一対のバツクチヤンフアー規制金型が各々対向
して設けられ、前記主金型の底部に、クランクス
ローのピン部の形状に対応する形状を持つアンビ
ルが設けられ、 前記アンビルに対向して前記Ｕ字状凹部内に挿
入され、且つ、クランクスローのピン部形状に対
応する形状を持つポンチを具備し、 型入れ鍛造に際し、前記バツクチヤンフアー規
制金型、アンビル及びポンチは、クランクスロー
のピン部及びその周辺部を拘束し、クランクスロ
ーのジヤーナル側部分を自由状態にするよう構成
されている点にある。
置の特徴とするところは、上方開口のＵ字型凹部
を有する主金型の両側内面に、クランクスローの
バツクチヤンフアー部の形状に対応する形状を持
つ一対のバツクチヤンフアー規制金型が各々対向
して設けられ、前記主金型の底部に、クランクス
ローのピン部の形状に対応する形状を持つアンビ
ルが設けられ、 前記アンビルに対向して前記Ｕ字状凹部内に挿
入され、且つ、クランクスローのピン部形状に対
応する形状を持つポンチを具備し、 型入れ鍛造に際し、前記バツクチヤンフアー規
制金型、アンビル及びポンチは、クランクスロー
のピン部及びその周辺部を拘束し、クランクスロ
ーのジヤーナル側部分を自由状態にするよう構成
されている点にある。
なお、本発明では、前記両バツクチヤンフアー
規制金型の内面に、クランクスローのバツクチヤ
ンフアー側面部に対応する対向面を持つ一対の側
面規制金型を設けるのが良い。
規制金型の内面に、クランクスローのバツクチヤ
ンフアー側面部に対応する対向面を持つ一対の側
面規制金型を設けるのが良い。
（作用）
本発明によれば、クランクスローのピン部及び
その周辺部のみを型入れし、その他の部分のジヤ
ーナル側部分を自由状態にして鍛造するので、ピ
ン部及びその周辺部における内面皺や外面引けが
生じず、且つ、部分型入れ鍛造であるので、鍛造
プレス力は、密閉鍛造に比べ小さくてすみ、しか
も、荒地形状は、密閉鍛造のように正確さを要求
されない。
その周辺部のみを型入れし、その他の部分のジヤ
ーナル側部分を自由状態にして鍛造するので、ピ
ン部及びその周辺部における内面皺や外面引けが
生じず、且つ、部分型入れ鍛造であるので、鍛造
プレス力は、密閉鍛造に比べ小さくてすみ、しか
も、荒地形状は、密閉鍛造のように正確さを要求
されない。
（実施例）
この発明の実施例を第１図〜第７図に示す。
＜第一実施例＞
第１〜５図はクランクスローのバツクチヤンフ
アー部３、バツクチヤンフアー側面部４を型入れ
するさいに用いる装置であり、該装置は上方開口
のＵ字型凹部を有する主金型３１を具備してい
る。該主金型３１の両内側面に、クランクスロー
のバツクチヤンフアー部３の形状に対応する形状
を持つ一対のバツクチヤンフアー規制金型３２が
各々対向して取り付けられている。両バツクチヤ
ンフアー規制金型３２内側面に、クランクスロー
のバツクチヤンフアー側面部４に対応する対向面
を持つ一対の側面規制金型３３が取り付けられて
いる。一方のバツクチヤンフアー規制金型３２に
設けられた側面規制金型３３と、他方のバツクチ
ヤンフアー規制金型３２に設けられた側面規制金
型３３とは、ポンチ５を圧入できる間隔を隔てて
対向している。クランクスローのピストン側のピ
ン形状に対応する形状を持つアンビル３４を主金
型３１の凹部の底部で両バツクチヤンフアー規制
金型３２，３２間の中央部に突設されている。そ
して、第４図及び第５図に示すようにクランクス
ローのジヤーナル側のピン形状に対応する形状を
持つポンチ３５が前記アンビル３４に対向して主
金型３１内の凹部に侵入可能に設けられている。
このポンチ３５の先端部の厚みは鍛造製品のウエ
ブ間隔とされ、ピン形状に対応する半円凹部の頂
部より上方はテーパー部３６を介して厚肉に形成
されている。
アー部３、バツクチヤンフアー側面部４を型入れ
するさいに用いる装置であり、該装置は上方開口
のＵ字型凹部を有する主金型３１を具備してい
る。該主金型３１の両内側面に、クランクスロー
のバツクチヤンフアー部３の形状に対応する形状
を持つ一対のバツクチヤンフアー規制金型３２が
各々対向して取り付けられている。両バツクチヤ
ンフアー規制金型３２内側面に、クランクスロー
のバツクチヤンフアー側面部４に対応する対向面
を持つ一対の側面規制金型３３が取り付けられて
いる。一方のバツクチヤンフアー規制金型３２に
設けられた側面規制金型３３と、他方のバツクチ
ヤンフアー規制金型３２に設けられた側面規制金
型３３とは、ポンチ５を圧入できる間隔を隔てて
対向している。クランクスローのピストン側のピ
ン形状に対応する形状を持つアンビル３４を主金
型３１の凹部の底部で両バツクチヤンフアー規制
金型３２，３２間の中央部に突設されている。そ
して、第４図及び第５図に示すようにクランクス
ローのジヤーナル側のピン形状に対応する形状を
持つポンチ３５が前記アンビル３４に対向して主
金型３１内の凹部に侵入可能に設けられている。
このポンチ３５の先端部の厚みは鍛造製品のウエ
ブ間隔とされ、ピン形状に対応する半円凹部の頂
部より上方はテーパー部３６を介して厚肉に形成
されている。
この装置を用いて組立型クランクスローを鍛造
成形する手順を第６〜７図を参照して説明する。
インゴツト３７から鍛造プレスを用いてブルーム
３８を製作する。このブルームから長手方向断面
が凸型である鍛造荒地３９を鍛造プレスを用いて
製作する。鍛造荒地３９は凸部を下に向けて主金
型３１の凹部中心と鍛造荒地３９と長手方向の中
心が一致するように設置し、ポンチ３５を加圧し
て鍛造荒地３９を押曲げる。続いて鍛造荒地３９
の凸部がバツクチヤンフアー規制金型３２に当る
と、ポンチ３５が鍛造荒地３９の凸部を、バツク
チヤンフアー規制金型３２、側面規制金型３３、
アンビル３４で構成される空間に押し込むことに
より、クランクスローのピン２およびピン周辺部
を型入れ成形する。型入れ成形された鍛造荒地３
９は、金型３１から取り出し、仕上がり時のウエ
ブ１間隔と同じ厚さの中板をウエブ１間に入れ鍛
造プレスの金敷で仕上がり時のウエブ厚さに圧下
することにより、組立型クランクスロー鍛造品が
成形できる。
成形する手順を第６〜７図を参照して説明する。
インゴツト３７から鍛造プレスを用いてブルーム
３８を製作する。このブルームから長手方向断面
が凸型である鍛造荒地３９を鍛造プレスを用いて
製作する。鍛造荒地３９は凸部を下に向けて主金
型３１の凹部中心と鍛造荒地３９と長手方向の中
心が一致するように設置し、ポンチ３５を加圧し
て鍛造荒地３９を押曲げる。続いて鍛造荒地３９
の凸部がバツクチヤンフアー規制金型３２に当る
と、ポンチ３５が鍛造荒地３９の凸部を、バツク
チヤンフアー規制金型３２、側面規制金型３３、
アンビル３４で構成される空間に押し込むことに
より、クランクスローのピン２およびピン周辺部
を型入れ成形する。型入れ成形された鍛造荒地３
９は、金型３１から取り出し、仕上がり時のウエ
ブ１間隔と同じ厚さの中板をウエブ１間に入れ鍛
造プレスの金敷で仕上がり時のウエブ厚さに圧下
することにより、組立型クランクスロー鍛造品が
成形できる。
＜第二実施例＞
第８〜９図はクランクスローのバツクチヤンフ
アー部３を型入れするさいに用いる装置であり、
Ｕ字型の凹部を有する主金型３１を具備し、該主
金型３１の凹部の両内側面に、クランクスローの
バツクチヤンフアー部６の形状に対応する形状を
持つ一対のバツクチヤンフアー規制金型３２を
各々対向状に設け、該バツクチヤンフアー規制金
型３２は、ポンチ５を圧入できる間隔を隔てて取
り付けられ、かつ、クランクスローのピン２形状
に対応する形状を持つアンビル３４が主金型３１
の凹部の底面の中央部に取り付けられている。そ
して、クランクスローのピン形状に対応する半円
形凹部を先端部に形成したポンチ３５が前記アン
ビル３４に対向して、両バツクチヤンフアー規制
金型３２間に圧入できるようにしてある。この装
置を用いて組立型クランクスローを鍛造成形する
手順を第１０図を参照して説明する。インゴツト
３７から鍛造プレスを用いてブルーム３８を製作
する。このブルームから長手方向断面が凸型であ
る鍛造荒地３９を鍛造プレスを用いて製作するの
は前述の第一実施例と同じである。鍛造荒地３９
は凸部を下に向けて主金型３１の凹部の中心と鍛
造荒地３９の長手方向の中心が一致するように設
置し、ポンチ３５を加圧して鍛造荒地３９を押曲
げる。続いて鍛造荒地３９の凸部がバツクチヤン
フアー規制金型３２に当ると、ポンチ３５が鍛造
荒地３９の凸部を、バツクチヤンフアー規制金型
３２、アンビル３４で構成される空間に押し込む
ことにより、クランクスローのピン２およびピン
周辺部を型入れ成形する。型入れ成形された鍛造
荒地３９は、金型３１から取り出し、仕上がり時
のウエブ間隔と同じ厚さの中板をウエブ間に入れ
鍛造プレスの金敷で仕上がり時のウエブ厚さに圧
下することにより、組立型クランクスロー鍛造品
が成形できる。
アー部３を型入れするさいに用いる装置であり、
Ｕ字型の凹部を有する主金型３１を具備し、該主
金型３１の凹部の両内側面に、クランクスローの
バツクチヤンフアー部６の形状に対応する形状を
持つ一対のバツクチヤンフアー規制金型３２を
各々対向状に設け、該バツクチヤンフアー規制金
型３２は、ポンチ５を圧入できる間隔を隔てて取
り付けられ、かつ、クランクスローのピン２形状
に対応する形状を持つアンビル３４が主金型３１
の凹部の底面の中央部に取り付けられている。そ
して、クランクスローのピン形状に対応する半円
形凹部を先端部に形成したポンチ３５が前記アン
ビル３４に対向して、両バツクチヤンフアー規制
金型３２間に圧入できるようにしてある。この装
置を用いて組立型クランクスローを鍛造成形する
手順を第１０図を参照して説明する。インゴツト
３７から鍛造プレスを用いてブルーム３８を製作
する。このブルームから長手方向断面が凸型であ
る鍛造荒地３９を鍛造プレスを用いて製作するの
は前述の第一実施例と同じである。鍛造荒地３９
は凸部を下に向けて主金型３１の凹部の中心と鍛
造荒地３９の長手方向の中心が一致するように設
置し、ポンチ３５を加圧して鍛造荒地３９を押曲
げる。続いて鍛造荒地３９の凸部がバツクチヤン
フアー規制金型３２に当ると、ポンチ３５が鍛造
荒地３９の凸部を、バツクチヤンフアー規制金型
３２、アンビル３４で構成される空間に押し込む
ことにより、クランクスローのピン２およびピン
周辺部を型入れ成形する。型入れ成形された鍛造
荒地３９は、金型３１から取り出し、仕上がり時
のウエブ間隔と同じ厚さの中板をウエブ間に入れ
鍛造プレスの金敷で仕上がり時のウエブ厚さに圧
下することにより、組立型クランクスロー鍛造品
が成形できる。
（発明の効果）
本発明によれば、クランクスローのピン部及び
その周辺部のみを型入れし、その他の部分のジヤ
ーナル側部分を自由状態にして鍛造するので、ピ
ン部及びその周辺部における内面皺や外面引けが
生じず、従来の押し曲げ法に比べ、鍛造詣状の精
度が向上し、且つ、部分型入れ鍛造であるので、
鍛造プレス力は、密閉鍛造に比べ小さくてすむの
で、プレス装置を小型化でき、しかも、荒地形状
は、密閉鍛造のように正確さを要求されないの
で、荒地成形コストを低減できる。
その周辺部のみを型入れし、その他の部分のジヤ
ーナル側部分を自由状態にして鍛造するので、ピ
ン部及びその周辺部における内面皺や外面引けが
生じず、従来の押し曲げ法に比べ、鍛造詣状の精
度が向上し、且つ、部分型入れ鍛造であるので、
鍛造プレス力は、密閉鍛造に比べ小さくてすむの
で、プレス装置を小型化でき、しかも、荒地形状
は、密閉鍛造のように正確さを要求されないの
で、荒地成形コストを低減できる。
第１図は本発明の第１実施例を示す金型の正面
図、第２図は第１図の−線断面図、第３図は
同斜視図、第４図はポンチの正面図、第５図は同
側面図、第６図は荒地の製造工程を示す工程図、
第７図は部分型入れ鍛造法を示す工程図、第８図
は本発明の第２実施例を示す金型の正面図、第９
図は同斜視図、第１０図は同工程図、第１１図は
クランクスローの各部の名称を示すためのクラン
クスローの斜視図、第１２図は従来法を示す工程
図、第１３図も従来法を示す工程図、第１４図は
従来法で加工されたクランクスローを示す説明図
である。 ２……クランクスローのピン部、３……バツク
チヤンフアー部、４……バツクチヤンフアー側面
部、３１……主金型、３２……バツクチヤンフア
ー規制金型、３３……側面規制金型、３４……ア
ンビル、３５……ポンチ。
図、第２図は第１図の−線断面図、第３図は
同斜視図、第４図はポンチの正面図、第５図は同
側面図、第６図は荒地の製造工程を示す工程図、
第７図は部分型入れ鍛造法を示す工程図、第８図
は本発明の第２実施例を示す金型の正面図、第９
図は同斜視図、第１０図は同工程図、第１１図は
クランクスローの各部の名称を示すためのクラン
クスローの斜視図、第１２図は従来法を示す工程
図、第１３図も従来法を示す工程図、第１４図は
従来法で加工されたクランクスローを示す説明図
である。 ２……クランクスローのピン部、３……バツク
チヤンフアー部、４……バツクチヤンフアー側面
部、３１……主金型、３２……バツクチヤンフア
ー規制金型、３３……側面規制金型、３４……ア
ンビル、３５……ポンチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 上方開口のＵ字型凹部を有する主金型３１の
両側内面に、クランクスローのバツクチヤンフア
ー部３の形状に対応する形状を持つ一対のバツク
チヤンフアー規制金型３２が各々対向して設けら
れ、前記主金型３１の底部に、クランクスローの
ピン部の形状に対応する形状を持つアンビル３４
が設けられており、前記主金型３１の上方開口部
に、厚みと幅と長さを有し、その長さ方向中途部
に厚み方向の一側方に突出する凸部を有する鍛造
荒地３９を、前記凸部を下方にして載置し、 該鍛造荒地３９を、その上方からクランクスロ
ーのピン部の形状に対応した形状を持つポンチ３
５により加圧し、該荒地３９を押し曲げてＵ字状
凹部内に押し込み、 前記荒地３９の凸部がバツクチヤンフアー規制
金型３２に当たると、ポンチ３５が荒地３９の凸
部を、バツクチヤンフアー規制金型３２とアンビ
ル３４とで形成される空間に押し込むことによ
り、クランクスローのピン部およびその周辺部を
部分型入れ成形し、その際、クランクスローのジ
ヤーナル側部分は自由状態としていることを特徴
とするクランクスローの部分型入れ鍛造方法。 ２ 上方開口のＵ字型凹部を有する主金型３１の
両側内面に、クランクスローのバツクチヤンフア
ー部３の形状に対応する形状を持つ一対のバツク
チヤンフアー規制金型３２が各々対向して設けら
れ、前記主金型３１の底部に、クランクスローの
ピン部の形状に対応する形状を持つアンビル３４
が設けられ、 前記アンビル３４に対向して前記Ｕ字型凹部内
に挿入され、且つ、クランクスローのピン部形状
に対応する形状を持つポンチ３５を具備し、 型入れ鍛造に際し、前記バツクチヤンフアー規
制金型３２、アンビル３４及びポンチ３５は、ク
ランクスローのピン部及びその周辺部を拘束し、
クランクスローのジヤーナル側部分を自由状態に
するよう構成されていることを特徴とするクラン
クスローの部分型入れ鍛造装置。 ３ 上方開口のＵ字型凹部を有する主金型３１の
両側内面に、クランクスローのバツクチヤンフア
ー部３の形状に対応する形状を持つ一対のバツク
チヤンフアー規制金型３２が各々対向して設けら
れ、該両バツクチヤンフアー規制金型３２の内面
に、クランクスローのバツクチヤンフアー側面部
４に対応する対向面を持つ一対の側面規制金型３
３が設けられ、前記主金型３１の底部に、クラン
クスローのピン部の形状に対応する形状を持つア
ンビル３４が設けられ、 前記アンビル３４に対向して前記Ｕ字型凹部内
に挿入され、且つ、クランクスローのピン部形状
に対応する形状を持つポンチ３５を具備し、 型入れ鍛造に際し、前記バツクチヤンフアー規
制金型３２、側面部規制金型３３、アンビル３４
及びポンチ３５は、クランクスローのピン部及び
その周辺部を拘束し、クランクスローのジヤーナ
ル側部分を自由状態にするよう構成されているこ
とを特徴とするクランクスローの部分型入れ鍛造
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22957185A JPS6289544A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | クランクスロ−の部分型入れ鍛造方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22957185A JPS6289544A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | クランクスロ−の部分型入れ鍛造方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6289544A JPS6289544A (ja) | 1987-04-24 |
| JPH0513740B2 true JPH0513740B2 (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16894260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22957185A Granted JPS6289544A (ja) | 1985-10-14 | 1985-10-14 | クランクスロ−の部分型入れ鍛造方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6289544A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102300712A (zh) * | 2009-04-24 | 2011-12-28 | 松下电器产业株式会社 | 丝网印刷设备和丝网印刷方法 |
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| CN104493030A (zh) * | 2014-12-10 | 2015-04-08 | 鞍钢重型机械有限责任公司 | 一种曲拐锻件的锻造方法 |
| US11190047B2 (en) * | 2017-06-28 | 2021-11-30 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation | Uninterruptible power supply system including a plurality of uninterruptible power supplies connected in parallel |
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-
1985
- 1985-10-14 JP JP22957185A patent/JPS6289544A/ja active Granted
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6289544A (ja) | 1987-04-24 |
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