JPH0658124B2 - ユニバ−サルジヨイント用ヨ−ク - Google Patents

ユニバ−サルジヨイント用ヨ−ク

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JPH0658124B2
JPH0658124B2 JP60295426A JP29542685A JPH0658124B2 JP H0658124 B2 JPH0658124 B2 JP H0658124B2 JP 60295426 A JP60295426 A JP 60295426A JP 29542685 A JP29542685 A JP 29542685A JP H0658124 B2 JPH0658124 B2 JP H0658124B2
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tightening
uneven thickness
yoke
universal joint
slit
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亨 桜井
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Tsuda Industries Co Ltd
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Tsuda Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、冷間鍛造によって成形加工が施され、ロッド
を締付け固定するための締付部を備えたユニバーサルジ
ョイント用ヨークに関するものである。
[従来技術] 従来、冷間鍛造による加工法は、くずを出さずに速やか
に製品寸法精度、表面及び強度に優れた製品を製造する
ことが出来るのでユニバーサルジョイント用ヨーク等の
成形法に用いられてきた。しかし、一方その素材には、
不純物や表面きずの少ない、延性が高く寸法精度の良好
なものが要求され、その上、熱処理、潤滑処理等の前作
業も要し、又、高圧力と摩耗に耐え得る型の設計、製作
に深い経験をも必要とされていた。
そのような状況下で、強度を変えずして、更に軽量化し
たユニバーサルジョイント用ヨークが要求され、その要
求に応ずる為に、贅肉を取って、強度上の必要箇所には
補強して、その結果の構造が第2図(A)、(B)で示
す如くの偏肉成形された形となり、そのようなユニバー
サルジョイント用ヨークが冷間鍛造で製造されていた。
このユニバーサルジョイント用ヨークは、ロッドは取り
付ける為にネジ締め付けを行なう締付部21と、ベアリ
ング圧入孔20を有したアーム部24とよりなり、締付
部21の一側壁全長に偏肉22を形成したものである。
このように偏肉したユニバーサルジョイント用ヨークを
冷間鍛造により加工するには、第3図(A)の如く、冷
間鍛造粗材を予備打ち粗形材から仕上げ打ちの据え込み
加工によってアーム部24を成形したアーム部仕上げ締
付部粗形材42を、一側壁のみ偏肉部22を形成するた
めの偏肉成形部33を有するプレス鍛造機のダイス32
に入れて、パンチ31に荷重をかけることによって据え
込み加工され、第2図(A)、(B)の如きの締付部2
1が形成されていた。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、従来のユニバーサルジョイント用ヨークは、
締付部21の一側壁全長が偏肉したものであり、ベアリ
ング圧入孔20と締付部21の間隙の小さい場合にはあ
まり問題にならなかったが、大きいものを成形すること
になると、それに伴って締付部21の側壁全長にわたっ
て形成された薄肉部22も共に延長されることになり、
ロッドを締付け固定する為の締付けに不要の第2図
(A)にハッチングで示す如き余肉22′が多くなり、
結果的に製品重量を大きくさせていた。そして、この余
肉は軽量化構造上には不都合であった。
更に、従来のユニバーサルジョイント用ヨークは、その
冷間鍛造において、アーム部成形後の締付部21の成形
が、一側壁のみが偏肉部22を有した成形であったの
で、座屈仕易く、例えばアーム部仕上げ締付部粗形材4
2の径をd、据え込み加工が施される該粗形材の長さを
Lとすると、その比L/d>1.3の時に座屈が発生仕
易いが、偏肉部を成形するためには、L/d>1.5と
なるLの長さが必要であり、そのような状態であると、
第3図(B)の如く、パンチ31の荷重による応力が分
散出来ず、一方の偏肉成形部33側に寄って座屈35を
生じ、成形不能となり、不都合であった。
更に、冷間鍛造によるアーム部24の成形においても、
予備打ち粗形材の成形後、アーム部の仕上げ打ち成形を
直ぐ据え込み加工していたのでその結果が無理加工とな
り、フローラインが理想的な流れとならず不規則にな
り、亀裂やシワが生ずるまでいかなくても脆弱になって
不都合であった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、アーム部のベアリング圧入孔と締付部との間
隙が大きいユニバーシルジョイント用ヨークにおいて、
冷間鍛造時の締付部粗形成材の座屈を無くし、成形加工
が可能であると共に、締付部の偏肉部の余肉を減らし、
軽量化されたユニバーサルジョイント用ヨークを提供す
ることである。
[問題点を解決すべき手段] 本発明は、一端側に切割り16を有しロッドを締付け固
定する締付部11と、他端側にアーム部14とを備えた
冷間鍛造によって成形されるユニバーサルジョイント用
ヨースにおいて、前記締付部11は、アーム部14と反
対側となる端部11aの一側壁11cに設けられた偏肉
部12と、前記端部11aにアーム部14方向に延在し
て設けられた胴部11bとを有し、前記偏肉部12の前
記切割り16と反対側の背部11dは、前記胴部11b
の前記切割り16と反対側の背部11eの外面11fよ
り外側に突出した突起部13であることである。
[作用] 本発明のユニバーサルジョイント用ヨークによれば、締
付部11は、アーム部14と反対側となる端部11aの
一側壁11cに設けられた偏肉部12と、この端部11
aにアーム部14方向に延在して設けられた胴部11b
とを有し、偏肉部12の切割りと反対側の背部11d
は、胴部11bの切割りの反対側の背部外面11fより
外側に突出した突起部13であるので、アーム部14の
ベアリング圧入孔10と締付部11とが間隙が大きい場
合でも、冷間鍛造による締付部の成形加工時に、粗形材
の偏肉部12側及び偏肉部と反対側の背部11d側とが
共に外方に膨らみ圧縮されるので、座屈せず、しかも辺
偏肉部の余肉を減らした形状に成形可能になり、軽量化
されたユニバーサルジョイント用ヨークが得られる。
[実施例] 以下、図面に基づいて詳細に説明する。第1図に示す如
く、本発明に係るユニバーサルジョイント用ヨークは、
冷間鍛造によって成形され、一端側に切割り16を有し
ロッドを締付け固定する締付部11と、他端側にアーム
部14とを備えている。締付部11は、アーム部14と
反対側となる端部11aの一側壁11cに設けられた偏
肉部12と、端部11aにアーム部14方向に延材して
設けられた銅部11bとを有し、偏肉部12の切割り1
6と反対側の背部11dは、胴部11bの切割り16と
反対側の背部11eの外面11fより外側に突出した突
起部13である。このユニバーサルジョイント用ヨーク
を冷間鍛造で成形し、図示しないロッドを締付部11で
締付ける際、締付け応力が分散されて強度を増すように
する為、少なくとも偏肉部12側に形成された切割り1
6の基部12aより背部の突起部13へ至るに従って肉
厚を徐々に厚くした締付部11に構成される。
尚、図中、15はロッドを締付け固定するに当って、結
合よくしてトルクの伝達を良好にするためのセレーシヨ
ン部、17は締付ネジ孔である。
従って、偏肉部12が形成された締付部11を有するユ
ニバーサルジョイント用ヨークにおいて、ステアリング
ロッド等を締付け固定する為に、該ロッドを締付部11
に押込み、該締付部11の偏肉部12に形成された締付
ネジ孔17に締付ネジを締付けて、該締付けにより締付
部11に設けたセレーション部15でトルクを確実に伝
達出来るようにされる。
一方、ベアリング圧入孔10と締付部11との間隔が大
きくなっても、軽量化の為に締付ネジにより締付けに必
要な締付ネジ孔17形成部分近傍にのみ偏肉部12を設
け、胴部11bの余肉を削減し、それが為に生じる該ユ
ニバーサルジョイント用ヨークの冷間鍛造において、座
屈を起させないようにするため、偏肉部12の切割り1
6とは反対側の背部11dに、胴部11bの切割り16
と反対側の背部11eの外面11fより外側に突出した
突起部13を形成する。このようにすることにより、通
常の冷間鍛造によるアーム部仕上げ締付部粗形材の径を
d、冷間鍛造により偏肉の粗形材の長さをLとすれば、
比L/d>1.5であっても成形が可能になる。即ち、
突起部13を設けることにより、冷間鍛造による成形の
際、成形の初期の段階で偏肉部分と突起部分との両側が
膨らむため、以降、座屈することなく、比L/d>1.
5の成形が可能となり、冷間鍛造の成形が可能になる。
尚、当該ユニバーサルジョイント用ヨークにロッドを締
付け固定する場合、偏肉部12の切割りの背部11dの
締付け応力が最も高くなるが、背部11dの肉厚が上記
突起部13を設けることにより最も厚くなり、少なくと
も偏肉部の基部12aまでは偏肉の切割りに近づくにつ
れ肉厚を徐々に薄くしておけば、締付の応力の分散を図
ることが出来、締付部11の強度を増加させることが出
来るようになる。
[効果] 本発明によれば、締付部は、偏肉部の切割りと反対側の
背部に、胴部の切割りと反対側の背部外面より外側に突
出した突起部を設けたので、締付部端部の冷間鍛造にお
いて、座屈せず成形加工が可能になると共に、偏肉部の
余肉を減らした形状に成形出来、軽量化されたユニバー
サルジョイント用ヨークを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のユニバーサルジョイント用ヨークで
あって、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は右
側面図である。第2図は、従来のユニバーサルジョイン
ト用ヨークであって、(A)は正面図、(B)は平面図
である。第3図は、従来のユニバーサルジョイント用ヨ
ークの座屈発生状態説明図であって、 (A)は粗形材設置状態の縦断面図、(B)は成形中の
座屈状態を示す縦断面図である。第4図は、本発明のユ
ニバーサルジョイント用ヨークの成形工程を示し、
(a)は粗材が切断されて造られた状態の正面図、
(b)はアーム部粗形材成形状態の平面図、(c)はア
ーム部仕上げ成形状態の平面図、(d1)は成形完了状
態の正面図、(d2)は成形完了状態の平面図である。 11……締付部、11a……端部、11b……胴部、1
1c……一側壁、11d……背部、11e……背部、1
1f……外面、12……偏肉部、12a……基部、13
……突起部、14……アーム部、16……切割り、17
……締付ネジ孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に切割り16を有しロッドを締付け
    固定する締付部11と、他端側にアーム部14とを備え
    た冷間鍛造によって成形されるユニバーサルジョイント
    用ヨークにおいて、前記締付部11は、アーム部14と
    反対側となる端部11aの一側壁11cに設けられた偏
    肉部12と、前記端部11aにアーム部14方向に延在
    して設けられた胴部11bとを有し、前記偏肉部12の
    前記切割り16と反対側の背部11dは、前記胴部11
    bの前記切割り16と反対側の背部11eの外面11f
    より外側に突出した突起部13であることを特徴とする
    ユニバーサルジョイント用ヨーク。
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