JP2555640Y2 - 可動式ミラー装置 - Google Patents

可動式ミラー装置

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JP2555640Y2
JP2555640Y2 JP1990023562U JP2356290U JP2555640Y2 JP 2555640 Y2 JP2555640 Y2 JP 2555640Y2 JP 1990023562 U JP1990023562 U JP 1990023562U JP 2356290 U JP2356290 U JP 2356290U JP 2555640 Y2 JP2555640 Y2 JP 2555640Y2
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保夫 小林
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日野自動車工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のサイドミラーを支持する装置に関す
る。更に詳しくは、車体から突出したミラーを手動によ
り又は駆動手段により変位可能な可動式ミラー装置に関
するものである。
[従来の技術] 従来、この種の可動式ミラー装置は、第4図に示すよ
うに金属パイプを略コ字状に折曲げて形成され、両端が
車体5の前部に枢着されたステー1を備える。このステ
ー1は車体5の前方かつ外方に突出し、その鉛直部1bに
はサイドミラー6が取付けられる。
上記可動式ミラー装置は車両が狭隘路で右旋回して、
サイドミラー6が障害物に当たる恐れがある場合には、
ステー駆動ユニット7によりステー1をその両端の枢着
部を支点として回転させて車体5の内方に折畳んでい
た。
一方、キャブの前面角部に固定式ステーが固着され、
固定式ステーに外側クランク式ステー及び内側クランク
式ステーの上下脚部がそれぞれ枢着され、内側クランク
式ステーと外側クランク式ステーとのそれぞれの直立部
にこれらの直立部を中心に回動可能にバックミラーが取
付けられ、内側クランク式ステーの上下脚部の少なくと
も一方に伸縮機構が設けられたステー取付型バックミラ
ーが開示されている(実開昭59-106741)。上記伸縮機
構は固定式ステーに枢着されたシリンダと、このシリン
ダに収容されたモータと、内部中央にめねじ部を有しモ
ータの出力軸に固着されたスリーブと、内側クランク式
ステーの脚部に形成され上記めねじ部に螺合するおねじ
部とを有する。またモータはキャブ内から駆動及び停止
可能に構成される。
このステー取付型バックミラーでは、キャブ内からモ
ータを駆動することにより内側クランク式ステーの脚部
が伸縮し、バックミラーの角度を変えることができるの
で、簡単な操作で運転者は常にバックミラーを通して後
方視界を視認することができるようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来の可動式ミラー装置では、第5図に
示すようにステー1を回転させると、サイドミラー6に
映って運転者の視点8に到達する像は車体5の後側方の
像から車体5の側方の像に変化し、サイドミラー1の本
来の役割を果さなくなる問題点があった。
また、上記従来のステー取付型バックミラーでは、ス
テーの脚部に比較的重量の大きい伸縮機構が設けられて
いるため、ステーの重量が増大する。この結果、車両走
行時の振動によりステーの振動が増幅されるため、バッ
クミラーの鏡面が大きくぶれてしまい、この鏡面に安定
した車体の後側方視界を映し出すことができなくなる問
題点がある。
本考案の目的は、サイドミラーを変位させている間に
おいても、車体の後側方視界をサイドミラーの鏡面に常
に映し出すことができ、また車両が走行時に振動しても
サイドミラーの鏡面に安定した視界を映し出すことがで
きる可動式ミラー装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成るための本考案の構成を、実施例に対
応する第1図及び第2図に基づいて説明する。
本考案の可動式ミラー装置は、少なくとも上端又は下
端が車体10前部に第1の点Aで回動可能に取付けられ、
車体10の前方かつ外方に突出した第1ステー11と、基端
が第1の点Aより車体10の前方かつ内方に所定の間隔S
をおいた第2の点Cで車体10前部に回動可能に取付けら
れ、第1ステー11と平行に車体10の前方かつ外方に突出
した第2ステー12と、第1の点Aと第2の点Cを結ぶ線
10cに平行に第1ステー11と第2ステー12を連結し、一
端が第1ステー11に第3の点Dで回動可能に取付けら
れ、他端が第2ステー12に第4の点Eで回動可能に取付
けられたリンク21と、その鏡面が車体10の後側方視界を
運転者の視点18に向くように第1ステー11及び第2ステ
ー12に回動可能に取付けられたサイドミラー16と、車体
10上部に設けられかつ第2ステー12に連結され第2ステ
ー12及び第1ステー11を回動可能なステー駆動ユニット
17とを備える。
そして第1ステー11と第2ステー12とリンク21とによ
り第1の点A及び第2の点Cを支点とする平行リンク機
構が構成され、第1ステー11及び第2ステー12の回動時
に車体10の後側方視界に対するサイドミラー16の鏡面角
度がほぼ一定になるように構成されたことを特徴とす
る。
[作用] 第1ステー11を第1の点Aを支点として、また第2ス
テー12を第2の点Cを支点としてそれぞれリンク21を介
して一緒に回転させると、第1の点Aと第2の点Cを結
ぶ線10cに対してリンク21が平行に移動するので、サイ
ドミラー16の鏡面と車体10の後側方視界とのなす角度を
常に一定にすることができる。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図に示すように、キャブオーバ型トラックのキャ
ブ10には第1ステー11がキャブ10の前方かつ外方に突出
する。この第1ステー11の上端はルーフパネル10aに第
1の点Aで無給脂式のボールジョイント構造により回動
可能に取付けられ、またその下端はフロントパネル10b
に点Bでやはり無給脂式のボールジョイント構造により
回動可能に取付けられる。この第1ステー11は上側水平
部11aと鉛直部11bと下側水平部11cとを有し、金属パイ
プを略コ字状に折曲げて形成される。
第2ステー12はその基端がルーフパネル10aに第1の
点Aより車体10の前方かつ内方に所定の間隔Sをおいた
第2の点Cで無給脂式のボールジョイント構造により回
動可能に取付けられる。第2ステー12は第1ステー11と
平行にキャブ10の前方かつ外方に突出する。また、この
第2ステー12は上側水平部12aと鉛直部12bと下側水平部
12cとを有し、金属パイプを略コ字状に折曲げて形成さ
れる。
第1ステー11と第2ステー12とは第1リンク21及び第
2リンク22により間隔Sをおいて連結される。これらの
リンク21及び22は第1の点Aと第2の点Cを結ぶ線10c
に平行に両ステー11及び12を連結する。第1リンク21の
一端は第1ステー11の鉛直部11b近傍の上側水平部11aの
第3の点Dで回動可能に取付けられ、その他端は第2ス
テー12の鉛直部12b近傍の上側水平部12aの第4の点Eで
回動可能に取付けられる。また、第2リンク22の一端は
第1ステー11の鉛直部11b近傍の下側水平部11cの第5の
点Fで回動可能に取付けられ、その他端は第2ステー12
の鉛直部12b近傍の下側水平部12c先端の第6の点Gで回
動可能に取付けられる。即ち、第1ステー11の上側水平
部11aと、第2ステー12の上側水平部12aと、第1リンク
21と、第1の点Aと第2の点Cを結ぶ線10cとにより、
この線10cを固定辺とする平行リンク機構が構成され
る。更に換言すれば、第1ステー11の上側水平部11a
と、第2ステー12の上側水平部12aと、第1リンク21と
により、第1の点A及び第2の点Cを支点とする平行リ
ンク機構が構成される。
サイドミラー16はその表面に運転者の視線18がキャブ
10の後側方視界を確認するための鏡面が取付けられ、そ
の裏面には第3ステー13の一端と第4ステー14の一端が
固着される。第3ステー13の他端は第1ステー11の鉛直
部11bに回動可能に取付けられ、第4ステー14の他端は
第2ステー12の鉛直部12bに回動可能に取付けられる。
また、第2ステー12の上側水平部12aにはブラケット12d
が溶着され、このブラケット12dにはステー駆動ユニッ
ト17の第1ロッド31の一端が回動可能に取付けられる。
第1ロッド31の他端には第2ロッド32の一端が回動可
能に取付けられ、その他端は第3図に示すように、ルー
フパネル10aに回動可能に立設されたピボット23の上端
にナット24により固着される。このピボット23はルーフ
パネル10aを貫通してキャブ10内に延びるピボット軸受2
6に支承される。軸受26の外周には通孔26aを有するフラ
ンジ26bが形成され、ボルト27がこの通孔26aを通ってナ
ット28に螺合することにより軸受26はルーフパネル10a
に固着される。29はベアリングである。
第1図に示すように、ピボット23の下端には第1レバ
ー41の一端が固着され、この第1レバー41の他端には第
3ロッド33の一端が回動可能に取付けられる。第3ロッ
ド33の他端はホイールギヤ34により回転する第2レバー
42の一端に回動可能に取付けられる。ホイールギヤ34に
はモータ36により回転するウオームギヤ37が噛合する。
また、モータ36は運転席に設けられた図示しないスイッ
チを操作することにより正転、逆転又は停止し、サイド
ミラー16を任意の位置に停止させることができるように
構成される。
次にこのような構成の可動式ミラー装置の動作を説明
する。
先ずトラックが狭隘路で右旋回して、サイドミラー16
が障害物に当たる恐れがあるときには、モータ34を正転
し、第2ロッド32を第1図の実線矢印の方向に回転させ
る。第1ロッド31が第2ステー12をルーフパネル10aの
中心側に引寄せるため、第2ステー12及び第1ステー11
は第2図の二点鎖線に示すようにそれぞれ第2の点C及
び第1の点Aを支点として回転する。このとき、第1の
点Aと第2の点Cを結ぶ線10cは平行リンクの固定辺と
なるために、この線10cに平行な対辺であるリンク21及
び22はこの線10cに対して平行に移動する。この結果、
サイドミラー16の鏡面はキャブ10の後側方視界に対して
角度をほぼ一定にして移動する。即ち、サイドミラー16
をキャブ10の内方に引寄せて障害物を回避するときに
も、運転者は常にサイドミラー16を介してキャブ10の後
側方視界を視認することができる(第2図)。
なお、上記例では第1ステー及び第2ステーの回動手
段としてステー駆動ユニットを備えたミラー装置につい
て説明したが、本考案は手動で回動できるミラー装置に
も当然適用することができる。
また、金属パイプを折曲げて第1ステーと第2ステー
を形成したが、これは一例であって第1ステーと第2ス
テーの上側水平部と鉛直部と下側水平部とをそれぞれ別
部材で形成してもよい。この場合、これらの部材を連結
し、この連結部に第1リンクと第2リンクを回動可能に
取付けることができる。
更に、サイドミラーの鏡面のみを電動又は手動にて回
動可能に設けることにより、二人以上の乗員が交替して
運転するような場合に、サイドミラーの鏡面の角度を各
乗員の視点に合せてその都度調整することができる。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、第1ステーと第
2ステーとリンクとを第1及び第2の点を支点とする平
行リンク機構に構成することにより、第1ステーと第2
ステーとをステー駆動ユニットにて回転させ、サイドミ
ラーの最外端の突出量を小さくし、障害物を回避してい
る間においても、常に運転者がサイドミラーを介して車
体の後側方視界を視認することができる。
また車両走行時の振動により、比較的重い伸縮機構を
有するステーの振動が増幅されるため、バックミラーの
鏡面が大きくぶれてしまう従来のステー取付型バックミ
ラーと比較して、本考案では第1ステー及び第2ステー
を回動するステー駆動手段が車体上部に設けられている
ため、ステーの重量は増大しない。この結果、車両が走
行時に振動してもステーの振動が増幅されることがない
ので、サイドミラーの鏡面に安定した車体の後側方視界
を映し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例可動式ミラー装置を含むトラッ
クの要部斜視図。 第2図はそのミラー装置の平面図。 第3図はそのピボットの取付状況を示す断面図。 第4図は従来例を示す第1図に対応する斜視図。 第5図はその従来例の第2図に対応する平面図。 10:キャブ(車体)、10c:第1の点Aと第2の点Cを結
ぶ線、11:第1ステー、12:第2ステー、16:サイドミラ
ー、17:ステー駆動ユニット、18:運転者の視点、21:第
1リンク、22:第2リンク、A:第1の点、C:第2の点、
D:第3の点、E:第4の点、S:第1の点と第2の点の間
隔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも上端又は下端が車体(10)前部
    に第1の点(A)で回動可能に取付けられ、車体(10)
    の前方かつ外方に突出した第1ステー(11)と、 基端が前記第1の点(A)より前記車体(10)の前方か
    つ内方に所定の間隔(S)をおいた第2の点(C)で車
    体(10)前部に回動可能に取付けられ、前記第1ステー
    (11)と平行に車体(10)の前方かつ外方に突出した第
    2ステー(12)と、 前記第1の点(A)と前記第2の点(C)を結ぶ線(10
    c)に平行に前記第1ステー(11)と前記第2ステー(1
    2)を連結し、一端が前記第1ステー(11)に第3の点
    (D)で回動可能に取付けられ、他端が前記第2ステー
    (12)に第4の点(E)で回動可能に取付けられたリン
    ク(21)と、 その鏡面が車体(10)の後側方視界を運転者の視点(1
    8)に向くように前記第1ステー(11)及び第2ステー
    (12)に回動可能に取付けられたサイドミラー(16)
    と、 前記車体(10)上部に設けられかつ前記第2ステー(1
    2)に連結され前記第2ステー(12)及び前記第1ステ
    ー(11)を回動可能なステー駆動ユニット(17)と を備え、 前記第1ステー(11)と前記第2ステー(12)と前記リ
    ンク(21)とにより前記第1の点(A)及び前記第2の
    点(C)を支点とする平行リンク機構が構成され、 前記第1ステー(11)及び第2ステー(12)の回動時に
    車体(10)の後側方視界に対する前記サイドミラー(1
    6)の鏡面角度がほぼ一定になるように構成された ことを特徴とする可動式ミラー装置。
JP1990023562U 1990-03-08 1990-03-08 可動式ミラー装置 Expired - Lifetime JP2555640Y2 (ja)

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