JP2545641Y2 - 自動車用電動ミラー装置 - Google Patents

自動車用電動ミラー装置

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JP2545641Y2
JP2545641Y2 JP1989076759U JP7675989U JP2545641Y2 JP 2545641 Y2 JP2545641 Y2 JP 2545641Y2 JP 1989076759 U JP1989076759 U JP 1989076759U JP 7675989 U JP7675989 U JP 7675989U JP 2545641 Y2 JP2545641 Y2 JP 2545641Y2
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邦敏 清水
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日野自動車工業 株式会社
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の後側方の視野を確認するための電動
ミラー装置に関する。更に詳しくは大型トラック、バス
等のアウトサイドミラーを電動で折畳むための電動ミラ
ー装置に関するものである。
[従来の技術] この種のアウトサイドミラーは十分な後側方の視野を
得るためにミラーステーにより車体から比較的離れた位
置に取付けられる。従来、狭隘路への進入時等に路上の
障害物を回避する必要からミラーステーを減速歯車装置
からなるステー駆動ユニットを介して電動モータにより
回動して車体側に折畳めるようにしている(例えば、実
開昭60−11247)。しかし、この種の電動ミラー装置
は、ミラーステーを車体に堅牢に枢着しても走行時の車
体の振動に対しては減速歯車装置の歯車のバックラッシ
からミラーステーが僅かに振動し、ミラーの映像が見に
くくなる不具合があった。
本出願人はこのミラーステーの走行時の振動を防止す
るためにステー駆動ユニットの歯車機構としてウォーム
ギヤと2つのギヤからなるホイールギヤを使用し、これ
らのホイールギヤに互いに反対方向のトルクを与える弾
性体を備えた自動車用電動ミラー装置を実用新案登録出
願した(実願平1−035270)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記電動ミラー装置はバックラッシを除去で
きるものの、2つのホイールギヤをウォームギヤに噛合
わせるために部品の構成及び組付けが複雑になり、改善
の余地があった。
本考案の目的は、簡単な部品構成で走行時のミラース
テーのがた付きを解消して安定した視野をミラーに写し
出せる自動車用電動ミラー装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案の構成を第1図に基
づいて説明する。
本考案はアウトサイドミラー1を車体の最外側に突出
した第1の位置(実線)と車幅内に収容した第2の位置
(二点斜線)に移動させる自動車用電動ミラー装置の改
良である。
その特徴ある点は、電動モータ2の出力軸3に固着さ
れたウォームギヤ4と、ウォームギヤ4に噛合うホイー
ルギヤ5と、一端がホイールギヤ5と一体的に回転する
ように枢着された第1リンク6と、第1リンク6の他端
に一端が枢着された第2リンク7と、ルーフパネルに枢
着され第2リンク7の他端が固着されたピボット8と、
ピボット8に一端が固着されミラー1が取付けられたミ
ラーステー9とを備え、ミラー1が第1の位置に移動し
た状態でホイールギヤ5の中心点aと第1リンク6のホ
イールギヤ5への枢着点bとを結ぶ延長線上に第1リン
ク6と第2リンク7の枢着点cが位置しかつ第1リンク
6と第2リンク7とのなす角度θが直角になるように構
成されたところにある。
[作用] 電動モータ2の駆動により点a,b及びcが一直線上に
並び、かつ角度θが直角をなすと、この状態はピボット
8を支点として回動していた第2リンク7の死点(dead
point)になるため第2リンク7と一体的に回動するミ
ラーステー9の動きは規制される。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第2図に示すように、キャブオーバ型トラックのキャ
ブ10のフロントパネル11にはアウトサイドミラー12を支
持するミラーステー13の下端が無給脂式のボールジョイ
ント構造Aにより枢着される。このミラーステー13は金
属パイプを略コ字状に折曲げて形成される。
キャブ10のルーフパネル14には補助ステー16の基端が
無給脂式のボールジョイント構造Bにより枢着される。
この補助ステー16の先端はミラーステー13の上端に枢着
され、補助ステー枢着部Cを形成する。
ミラーステー13の上端及び下端の各枢支軸はそれぞれ
鉛直方向に延び、同一の軸線上に配置される。補助ステ
ー16の途中にはブラケット17が溶着され、このブラケッ
ト17にはステー駆動ユニット20の第1サブステー18の一
端が無給脂式のボールジョイント構造Dにより枢着され
る。
本実施例の特徴ある点はステー駆動ユニット20の構成
にあり、その中で特にピボット回動手段21の構成にあ
る。
即ちピボット回動手段21は電動モータ22とウォームギ
ヤ24とホイールギヤ25と第1リンク26と第2リンク27と
ピボット28(第3図)とを備える。
ウォームギヤ24はモータ22の出力軸23に固着され、こ
のギヤ24にはホイールギヤ25が噛合う。第1リンク26の
一端はホイールギヤ25と一体的に回転するように、この
例ではホイールギヤ25の側面に枢着され、その他端には
第2リンク27の一端が枢着される。
上記ピボット回動手段21は第2図の実線で示すよう
に、ミラー12が後側方の視野の確認可能な車体の最外側
に突出した第1の位置に移動したとき、ホイールギヤ25
の中心点aと第1リンク26のホイールギヤ25への枢着点
bとを結ぶ延長線上に第1及び第2リンク26,27の枢着
点cが位置し、かつ第2リンク26と第2リンク27とのな
す角度θが直角になるように構成される。
第3図に詳しく示すように、第2サブステー19の他端
はルーフパネル14に回動可能に立設されたピボット28の
上端にナット29により固着される。このピボット28はル
ーフパネル14を貫通してキャブ内に延びるピボット軸受
31に支承される。軸受31の外周には通孔31aを有するフ
ランジ31bが形成され、ボルト32がこの通孔31aを通って
ナット33に螺合することにより軸受31はルーフパネル14
に固着される。34はベアリングである。
次にこのような構成のアウトサイドミラー装置の動作
を説明する。
先ずトラックが狭隘路に進入したときでミラー12が障
害物に当たる恐れがあるときには、乗員は図示しない切
換スイッチをモータ正転側に切換える。モータ22が正転
し、第2図の実線矢印に示す方向にウォームギヤ24を介
してホイールギヤ25が正転する。これによりピボット28
が実線矢印の方向に正転し、第2サブステー19が第2図
の実線矢印の方向に回転する。補助ステー16及びミラー
ステー13がボールジョイント構造A及びBを中心にして
ルーフパネル14の中心側に引寄せられ、車幅内に移動す
る。これによりミラー12が車体から突出しなくなるた
め、トラックは障害物を回避して容易に走行できる。
次いでミラー12を車体の最外側に突出した元の位置に
復帰させるときは、図示しない切換スイッチをモータ逆
転側に切換える。モータ22が逆転し、第2図の破線矢印
に示す方向にホイールギヤ25が逆転する。これによりピ
ボット28が逆転し、第2サブステー19が第2図の破線矢
印の方向に回転し補助ステー16及びミラーステー13を元
の位置に復帰させる。
本実施例の特徴ある動作は、この元の位置に復帰した
状態(第2図の実線に示す位置)において、ホイールギ
ヤ25の中心点aと第1リンク26のホイールギヤ25への枢
着点bとを結ぶ延長線上に第1リンク26と第2リンク27
の枢着点cが位置しかつ第1リンク26と第2リンク27と
のなす角度θが直角になるため、ピボット28を支点とし
て回動する第2リンク27は死点に至る。これにより第2
リンク27及びこれと一体的に回動するミラーステー13も
一時的に固定される。歯車にバックラッシがあっても前
記死点を形成した結果、ミラーステー13の振動増幅作用
がなくなり、悪路走行時においてもミラーの映像が不安
定になることはない。
なお第1リンク26の一端がホイールギヤ25の側面に枢
着された例を示したが、第4図に示すようにホイールギ
ヤ25の中心軸に固着した別のリンク35の先端にこの第1
リンク26の一端を枢着してもよい。
また減速比を大きくするために、第5図に示すように
ウォームギヤ24及びホイールギヤ25と更に1組の平歯車
(又ははすば歯車)36及び37を介して電動モータ22の回
転をリンク26及び27に伝えることもできる。
またサブステー18及び19を用いずに、第6図に示すよ
うにミラーステー13の端部をボールジョイント構造Bを
介してピボット28の上端に取付け、第2リンク27が直接
ミラーステー13を駆動するようにしてもよい。この場
合、ボールジョイント構造Bはボールジョイント構造A
より摩擦係数が大きくなるように構成される。また図示
しないが、ミラーステー13の端部をボールジョント構造
Bを用いずにピボット28の上端に固着してもよい。
更に第1の位置と第2の位置のちょうど中間の位置に
ミラーが来たときに、第1リンクと第2リンクのなす角
θが直角となるように電動ミラー装置を構成すれば、第
1の位置と第2の位置で僅かにミラーの振動は起り得る
が、その可動範囲すべてわたってミラーステーの動きを
少なくすることができる。
[考案の効果] 以上述べたように、従来複雑な構成によりミラーステ
ーのがた付きを防止していたものを、本考案によれば、
ステー駆動ユニットのリンク機構に死点を形成する簡単
な構成によって、悪路を走行してもミラーステーのがた
付きは起こらず、ミラーステーに取付けられたアウトサ
イドミラーの映像をはっきりと確認することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電動ミラー装置の構成を示す斜視図。 第2図は本考案実施例の電動ミラー装置を含む自動車の
要部斜視図。 第3図はそのピボットの取付状況を示す断面図。 第4図は本考案の別の実施例電動ミラー装置の要部斜視
図。 第5図は本考案の別の実施例電動ミラー装置の要部斜視
図。 第6図は本考案の別の実施例電動ミラー装置を含む自動
車の要部斜視図。 1,12:アウトサイドミラー、2,22:電動モータ、3,33:出
力軸、3,23:出力軸、4,24:ウォームギヤ、5,25:ホイー
ルギヤ、6,26:第1リンク、7,27:第2リンク、8,28:ピ
ボット、9,13:ミラーステー、14:ルーフパネル、a:ホイ
ールギヤの中心点、b:第1リンクのホイールギヤへの枢
着点、c:第1リンクと第2リンクの枢着点、θ:第1リ
ンクと第2リンクとのなす角度。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−61046(JP,A) 特開 昭62−203892(JP,A) 実開 昭57−137554(JP,U) 実開 昭60−153150(JP,U) 実開 昭59−13373(JP,U) 実開 昭60−149792(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウトサイドミラー(1,12)を車体の最外
    側に突出した第1の位置と車幅内に収容した第2の位置
    に移動させる自動車用電動ミラー装置において、 電動モータ(2,22)の出力軸(3,23)に固着されたウォ
    ームギヤ(4,24)と、前記ウォームギヤ(4,24)に噛合
    うホイールギヤ(5,25)と、一端が前記ホイールギヤ
    (5,25)と一体的に回転するように枢着された第1リン
    ク(6,26)と、前記第1リンク(6,26)の他端に一端が
    枢着された第2リンク(7,27)と、ルーフパネル(14)
    に枢着され前記第2リンク(7,27)の他端が固着された
    ピボット(8,28)と、前記ピボット(8,28)に一端が固
    着され前記ミラー(1,12)が取付けられたミラーステー
    (9,13)とを備え、 前記ミラー(1,12)が前記第1の位置に移動した状態で
    前記ホイールギヤ(5,25)の中心点(a)と前記第1リ
    ンク(6,26)の前記ホイールギヤ(5,25)への枢着点
    (b)とを結ぶ延長線上に前記第1リンク(6,26)と前
    記第2リンク(7,27)の枢着点(c)が位置しかつ前記
    第1リンク(6,26)と前記第2リンク(7,27)とのなす
    角度(θ)が直角になるように構成されたことを特徴と
    する自動車用電動ミラー装置。
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JPS6240861U (ja) * 1985-08-28 1987-03-11
JPS62153150U (ja) * 1986-03-24 1987-09-29

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