JPH04107182U - キヤブチルト車両のキヤブステー構造 - Google Patents

キヤブチルト車両のキヤブステー構造

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JPH04107182U
JPH04107182U JP1770991U JP1770991U JPH04107182U JP H04107182 U JPH04107182 U JP H04107182U JP 1770991 U JP1770991 U JP 1770991U JP 1770991 U JP1770991 U JP 1770991U JP H04107182 U JPH04107182 U JP H04107182U
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JP
Japan
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cab
stay
frame
pivot shaft
pivot
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Withdrawn
Application number
JP1770991U
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English (en)
Inventor
美智宏 尾崎
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンから発生する振動がキャブの内部に
伝達して振動音を発生するのを防止するキャブステー構
造を提供することにある。 【構成】 車体フレーム1にロアステー8、キャブフレ
ーム2にアッパステー9をそれぞれ設け、このロアステ
ー8とアッパステー9とを回動自在に枢支したキャブチ
ルト車両のキャブステーにおいて、ロアステー8に枢支
軸23を設け、前記アッパステー9に前記枢支軸23と
緩嵌合する短管21からなる嵌合部を設けて枢支部25
を構成し、振動の伝達をしゃ断する構造とする。さらに
枢支部25にキャブチルトアップ時にロアステー8とア
ッパステー9とをロックするストッパ27を設けたこと
にある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、キャブ全体が車体の前方に回転できるトラック等のキャブチル ト車両におけるキャブステー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
大型トラック等のキャブオーバ形の車両は、エンジンの上に運転室(キャブ )が設けられている。したがって、エンジンの保守点検、修理の際にはキャブ全 体が車体の前方に回転できるように構成されている。
【0003】 すなわち、図3〜図5に示すように、車体を構成する車体フレーム1の前端部 にはキャブフレーム2の前端部を枢支するヒンジ機構3が設けられている。また 、キャブフレーム2の後端部には車体フレーム1に立設されたキャブブリッジ4 に対してキャブフレーム2をロックするキャブロック機構5が設けられている。
【0004】 また、前記ヒンジ機構3の近傍に位置する車体フレーム1とキャブブリッジ4 との間にはキャブステー6が設けられ、キャブチルトアップ時にキャブ7をチル ト状態に保持するようになっている。
【0005】 すなわち、キャブステー6について説明すると、ロアステー8とアッパステー 9とから構成されている。ロアステー8は断面がコ字状をなしており、その下端 部は車体フレーム1に対して固定されたブラケット10の枢支ピン11に回動自 在に枢着されている。
【0006】 アッパステー9も断面がコ字状をなしており、その上端部はキャブフレーム2 に対して固定されたブラケット12の枢支ピン13に回動自在に枢支されている 。
【0007】 アッパステー9はロアステー8よりも僅かに狭幅に形成され、ロアステー8の 上端部にアッパステー9の下端部が挿入されている。そして、ロアステー8とア ッパステー9との側壁は重合しており、この重合部には枢支軸14が貫通してい る。
【0008】 また、枢支軸14の近傍に位置するロアステー8にはその背面を延長すること によって形成したストッパ15が設けられ、キャブチルトアップ時にはロアステ ー8とアッパステー9とを一直線上にロックするようになっている。
【0009】 したがって、ロアステー8とアッパステー9とは枢支軸14を支点として回動 自在であり、キャブチルトアップ時にはロアステー8とアッパステー9とが一直 線上になってキャブ7を支持し、キャブチルトダウン時には枢支軸14を支点と して回動して折り畳まれるようになっている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述のように構成されたキャブチルト車両のキャブステー6は、 ロアステー8、アッパステー9および両ステーを連結する枢支軸14とから構成 されている。しかも、車体フレーム1とキャブフレーム2とはキャブステー6に よって連結されている。
【0011】 したがって、車体フレーム1に搭載されているエンジンから発生する振動が車 体フレーム1からキャブステー6を介してキャブフレーム2に伝達する。また、 走行中における車輪の上下動が車体フレーム1からキャブステー6を介してキャ ブフレーム2に伝達する。この結果、キャブフレーム2からキャブ7に振動が伝 達し、キャブ7の内部に伝達する振動音によって不快感を感じるという事情があ る。
【0012】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 エンジンから発生する振動や車輪から発生する振動がキャブに伝達するのを低減 し、振動音による不快感をなくすことができるキャブチルト車両のキャブステー 構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前述した目的を達成するために、車体フレームにキャブフレー ムの前端部が枢支されるとともに、前記車体フレームにロアステー、キャブフレ ームにアッパステーをそれぞれ設け、このロアステーとアッパステーとを回動自 在に枢支したキャブチルト車両のキャブステー構造において、前記ロアステーに 枢支軸を設け、前記アッパステーに前記枢支軸と緩嵌合する嵌合部を設けて枢支 部を構成し、この枢支部にキャブチルトアップ時にロアステーとアッパステーと をロックするストッパを設けたことにある。
【0014】
【作用】
ロアステーに設けた枢支軸にアッパステーに設けた嵌合部を緩く嵌合するこ とにより、キャブチルトダウン時には枢支部にガタがあり、車体フレームからロ アステーに振動が伝達されても、枢支部のガタによってアッパステーに伝達する のを防止できる。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明するが、従来と同一構成部 分は同一番号を付して説明を省略する。
【0016】 図1および図2に示すように、キャブステー6を構成するアッパステー9の下 端部には嵌合部としての短管21が設けられている。この短管21の両端面はア ッパステー9の両側壁9a,9aの内面に溶接されている。
【0017】 一方、ロアステー8の上端部における両側壁8a,8aには短管21と軸心と 対向するとともに、短管21の内径よりも遥かに小径の透孔22,22が穿設さ れている。
【0018】 そして、前記透孔22,22にはリベットなどの枢支軸23が挿入され、この 枢支軸23は前記短管21を貫通している。枢支軸23は短管21よりも遥かに 小径であるため、枢支軸23と短管21との間には隙間24が形成され、いわゆ るガタのある緩嵌合状態の枢支部25が形成されている。
【0019】 さらに、枢支部25の近傍に位置するロアステー8の背面には矩形状の開口部 26が設けられている。また、枢支部25の近傍に位置するアッパステー9の背 面には外側へ直角に折曲したストッパ27が一体に設けられている。
【0020】 ストッパ27は、ロアステー8とアッパステー9とが一直線上になったとき、 開口部26に進入し、開口部26の内側端面に当接するようになっている。すな わち、キャブチルトアップ時にはロアステー8とアッパステー9とが一直線上に なり、短管21の内面上側が枢支軸23に当接するとともに、ストッパ27がロ アステー8の開口部26の内側端面に当接してロックされる。
【0021】 キャブチルトダウン時には枢支軸23を支点としてロアステー8とアッパステ ー9とが回動して折り畳まれる。この状態においては、枢支軸23は短管21よ りも遥かに小径であるため、枢支軸23と短管21との間には隙間24が形成さ れ、いわゆるガタのある緩嵌合状態である。
【0022】 したがって、車体フレーム1に搭載されているエンジンから発生する振動が車 体フレーム1からキャブステー6のロアステー8に伝達しても、枢支軸23と短 管21との間に隙間24が形成され、いわゆるガタのある緩嵌合状態であるため 、振動がアッパステー9を介してキャブフレーム2に伝達することはない。
【0023】 この結果、キャブフレーム2からキャブ7に振動が伝達し、キャブ7の内部に 伝達する振動音を防止でき、不快感を解消できる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、キャブステーの枢支部をガタのあ る緩嵌合状態であるため、振動がアッパステーを介してキャブフレームに伝達す ることはなく、キャブフレームからキャブに振動が伝達し、キャブの内部に伝達 する振動音を防止でき、不快感を解消できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のキャブステー枢支部を示
し、(a)は一部切欠した側面図、(b)は縦断正面
図、(c)は縦断側面図。
【図2】同実施例のキャブステー構造の側面図。
【図3】一般的にチルトキャブ車両の側面図。
【図4】従来のキャブステー構造の側面図。
【図5】同じく従来のキャブステー枢支部を示し、
(a)は側面図、(b)は正面図。
【符号の説明】
1…車体フレーム、2…キャブフレーム、6…キャブス
テー、8…ロアステー、9…アッパステー、21…短管
(嵌合部)、23…枢支軸、25…枢支部、27…スト
ッパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームにキャブフレームの前端部
    が枢支されるとともに、前記車体フレームにロアステ
    ー、キャブフレームにアッパステーをそれぞれ設け、こ
    のロアステーとアッパステーとを回動自在に枢支したキ
    ャブチルト車両のキャブステー構造において、前記ロア
    ステーに枢支軸を設け、前記アッパステーに前記枢支軸
    と緩嵌合する嵌合部を設けて枢支部を構成し、この枢支
    部にキャブチルトアップ時にロアステーとアッパステー
    とをロックするストッパを設けたことを特徴とするキャ
    ブチルト車両のキャブステー構造。
JP1770991U 1991-02-28 1991-02-28 キヤブチルト車両のキヤブステー構造 Withdrawn JPH04107182U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1770991U JPH04107182U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 キヤブチルト車両のキヤブステー構造

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JP1770991U JPH04107182U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 キヤブチルト車両のキヤブステー構造

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JPH04107182U true JPH04107182U (ja) 1992-09-16

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ID=31904417

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JP1770991U Withdrawn JPH04107182U (ja) 1991-02-28 1991-02-28 キヤブチルト車両のキヤブステー構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002249082A (ja) * 2001-02-26 2002-09-03 Mitsubishi Motors Corp キャブチルトステー装置
KR20020082290A (ko) * 2001-04-20 2002-10-31 기아자동차주식회사 트럭의 캐빈 틸팅용 훅스테이구조
KR100370833B1 (ko) * 2000-11-24 2003-02-05 현대자동차주식회사 트럭의 캡 조정 구조

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JP2002249082A (ja) * 2001-02-26 2002-09-03 Mitsubishi Motors Corp キャブチルトステー装置
KR20020082290A (ko) * 2001-04-20 2002-10-31 기아자동차주식회사 트럭의 캐빈 틸팅용 훅스테이구조

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