JPH0143971Y2 - - Google Patents

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JPH0143971Y2
JPH0143971Y2 JP15950883U JP15950883U JPH0143971Y2 JP H0143971 Y2 JPH0143971 Y2 JP H0143971Y2 JP 15950883 U JP15950883 U JP 15950883U JP 15950883 U JP15950883 U JP 15950883U JP H0143971 Y2 JPH0143971 Y2 JP H0143971Y2
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tilt
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handle
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meter
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JP15950883U
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、自動車等車両におけるメータユニツ
トを支持したチルトステアリングハンドル装置に
関する。
〔従来技術〕
従来、ステアリングハンドル装置をチルトハン
ドルで構成した場合には、チルトハンドルの調整
位置によつては各種メータ表示の視認性が悪くな
る場合がある。
そのため、普通にはインストルメントパネル構
造体に組み込まれている各種メータ表示装置を、
インストルメントパネル構造体とは別に、メータ
ユニツトとして構成し、このメータユニツトをチ
ルトハンドルに一体的に取付けて、チルトハンド
ルの揺動回転に伴いメータユニツトのメータ表示
装置の位置も一緒に移動するようにすることによ
り、良好な視認性を確保するようにしている。
しかし、上述した従来の構成によるときには、
メータユニツトはチルトハンドルに一体的に取付
けられ、チルトハンドルと一体的に車両前方のギ
ヤボツクス近傍に設けられたジヨイント部を回転
中心として揺動回転移動するため、この揺動回転
時に、メータユニツトが他の機器と干渉を生じる
ことがあり、チルトハンドルの揺動回転(チルト
ストローク)を大きくとることができないという
不都合がある。そのため、運転者が乗降時にステ
アリングハンドルが邪魔にならない位置までチル
トハンドルを上方に移動させる構成を採ることが
できない場合があり、運転者の乗り降りに不便を
来すことがあつた。
また、メータユニツトがチルトハンドルに一体
的に取付けられることは、チルトハンドルの重量
がメータユニツト分だけ増加することになり、こ
の重量増加がステアリング系の振動発生に悪い影
響を及ぼし、不都合を生じさせることがある。
なお、この振動発生の不都合に鑑みて、従来、
メータユニツトをボデー部材とチルトハンドルの
両者で支持して、チルトハンドルの重量増加を軽
減させることが提案されているが(特開昭55−
25610、特願昭53−96615)、この構成においても、
チルトハンドルのチルト回転中心が車両前方に位
置するギヤボツクス近傍のチルトジヨイントにあ
り、揺動回転する中心より隔たつた位置でメータ
ユニツトは支持されていることから、上述した場
合と同様にチルトストロークを大きくとることが
できず、運転者の乗り降りに不便を来すことがあ
る。
〔考案の目的〕
而して、本考案は、上述した従来の点に鑑みて
なされたものであつて、その目的とするところ
は、メータユニツトをリンク機構によりチルトハ
ンドルとボデー部材に支持し、かつ、チルトハン
ドルへの支持をチルトハンドルの揺動回転中心で
支持することにより、チルトハンドルが支持する
メータユニツトの重量負担を減少させると共に、
チルトハンドルのチルトストロークを大きくとる
ようにすることにある。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために、本考案のメータユ
ニツトを支持したチルトステアリングハンドル装
置においては、各種のメータ表示装置を有するメ
ータユニツトが、ステアリングハンドルシヤフト
に沿つてこのステアリングハンドルシヤフトの上
方位置に配置されており、このメータユニツト
は、チルトハンドルの揺動回転中心においてこの
チルトハンドルと一体的に揺動回転するように取
付けられた第1のリンク部材と、ステアリングハ
ンドルシヤフトの下方位置のボデー部材に枢支さ
れた第2のリンク部材とによつて支持されてい
る。
〔考案の作用〕
本考案によれば、上記の様に、メータユニツト
は第1のリンク部材と第2のリンク部材で支持さ
れ、これらのリンク部材の共働回転により位置が
変えられるようになつている。そして、第1のリ
ンク部材はチルトハンドルと一体的に揺動回転す
るようになつているため、チルトハンドルの揺動
回転によりメータユニツトの位置が変えられる
が、この第1のリンク部材と第2のリンク部材に
よるメータユニツトの位置の変更は、メータ表示
装置の視認性を確保するための変更であり、その
メータ表示装置の向きを変えるという位置変更で
あるため、これらのリンク部材によるメータユニ
ツトの位置変動は、リンク機構により小さくおこ
なわれる。この結果、メータユニツトが他の機器
と干渉することが少なくなり、チルトハンドルの
チルトストロークを大きくとることができる。
また、メータユニツトは、チルトハンドルとボ
デー部材の両者に、第1のリンク部材と第2のリ
ンク部材を介して支持されるものであるため、メ
ータユニツトの重量は、チルトハンドルとボデー
部材の両方で分担して受け持つことになり、チル
トハンドルの重量増加は、従来より少なくなる。
〔考案の効果〕
本考案は、上述したように、チルトハンドルの
チルトストロークを大きくとることができること
から、運転者が乗降時にステアリングハンドルが
邪魔にならない位置までチルトハンドルを上方に
移動させる構成を採ることができ、運転者の乗り
降りを容易とすることができる。
また、メータユニツトを支持することによるメ
ータユニツトの重量増加が、従来装置より減少す
ることから、従来、チルトハンドルの重量増加に
伴い生じていたステアリング系の振動発生を減少
させることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第4図は本考案にかかるメータユ
ニツトを支持したチルトステアリングハンドル装
置の一実施例を示す。
第1図は模式図、第2図は第1図のA矢視図、
第3図は第1図のB矢視図、第4図は第1図とは
異なるチルト状態を示す模式図である。
これらの図において、1はメータユニツトを、
2はチルトハンドルを、3は第1のリンク部材
を、4は第2のリンク部材を示しており、チルト
ハンドル2はステアリングハンドル2aとステア
リングハンドルシヤフト5の上部シヤフト2bと
から形成されている。ステアリングハンドルシヤ
フト5はチルトハンドル2の上部シヤフト2bと
その下部に連結された下部シヤフト6とから構成
されており、第1図に示すように、メータユニツ
ト1はこのステアリングハンドルシヤフト5に沿
つてこのステアリングハンドルシヤフト5上部に
配置されている。
メータユニツト1は、第2図に示すように、そ
の前面に各種メータ表示装置1aを備えており、
第1図に示すように、第1のリンク部材3と第2
のリンク部材4によりチルトハンドル2とボデー
部材7に支持されている。第1のリンク部材3お
よび第2のリンク部材4は、第2図および第3図
に示すように、メータユニツト1の両側部に配設
されており、第1のリンク部材3はその一端がD
点でメータユニツト1に軸支され、他端が上部シ
ヤフト2bのポスト8に取付けられている。
第1のリンク部材3のポスト8への取付位置
は、C点で示すチルトハンドル2の揺動回転中心
位置にあり、第1のリンク部材3はこのC点でチ
ルトハンドル2と一体的に揺動回転するように取
付けられている。
第2のリンク部材4は、第1図および第3図に
示すように、その一端がG点でメータユニツト1
に軸支され、他端がF点でステアリングハンドル
シヤフト5の下方に位置するボデー部材7に軸支
されて取付けられている。
第1図に示すeは、第1のリンク部材3と第2
のリンク部材4の交点を示し、これらリンク部材
3,4の瞬間回転中心を示すが、この瞬間回転中
心eは、第1のリンク部材3の回転中心C点およ
び第2のリンク部材4の回転中心F点と一致して
いないため、これらリンク部材3,4の回転と共
に順次移動する。
上記の実施例の構成により、メータユニツト1
は、第1のリンク部材3と第2のリンク部材4に
支持されて、これらリンク部材3,4の回転によ
り位置が変えられるようになつているが、第1の
リンク部材3はチルトハンドル2と一体的に揺動
回転するように取付けられているため、チルトハ
ンドル2の揺動回転に伴つてメータユニツト1の
位置が変えられる。
今、チルトハンドル2が、第1図に示すX方向
の上方に揺動回転させられると、第4図に示すよ
うに位置が変えられる。すなわち、チルトハンド
ル2がθ1だけ揺動回転させられると、これに伴つ
てメータユニツト1は第1のリンク部材3により
第4図で見て左方向に変動させられるが、このと
き第2のリンク部材4は第4図で見て反時計回り
方向に回転して、メータユニツト1の後部を下方
に下げ、メータ表示装置のあるメータユニツトの
前面を上向きにして、この前面とチルトハンドル
2との角度をθ2とする。
このようにして、チルトハンドル2の揺動回転
にともなつてメータユニツト1の前面の角度を変
え、常にメータ表示装置の表示方向を視認性の良
い方向とする。
なお、第1図に示すθ1とθ2との関係は、第1の
リンク部材3と第2のリンク部材4の各取付け長
さおよび配置関係を適宜選定することにより、ス
テアリング装置に応じた最適状態とすることがで
きる。
また、メータユニツト1の位置の変動は、第1
のリンク部材3と第2のリンク部材4のリンク機
構の共同回転運動によりおこなわれるものであ
り、その両リンク部材3,4の回転中心点C点、
F点は一致していないため、チルトハンドル2の
チルトストロークに対して比較的小さい変動とな
つている。そのため、メータユニツト1が他の機
器と干渉することが少ないので、チルトハンドル
2のチルトストロークを大きくとることができ、
運転者が乗り降りする際、ステアリングハンドル
2aが邪魔とならない位置までチルトさせること
ができるようになり、運転者の乗り降りは容易に
おこなうことができるようになる。
更に、メータユニツト1は、第1のリンク部材
3と第2のリンク部材4を介して、チルトハンド
ル2とボデー部材7の両者で支持するようになつ
ているため、チルトハンドル2に加わるメータユ
ニツト1の重量をボデー部材7側にも負担させる
ことができ、従来メータユニツトの重量がそのま
まチルトハンドルの重量増加となつていた場合に
比較して、チルトハンドル2の重量増加は少なく
なり、その結果、ステアリング系の振動発生を減
少させることができる。
以上、本考案を図示した特定の実施例について
説明したが、本考案はかかる実施例に限定される
ものではなく、本考案の範囲内にて、その他種々
の実施例が可能なものである。
例えば、前述の実施例では、第1のリンク部材
3および第2のリンク部材4とも、メータユニツ
ト1の両側にそれぞれ配置した構成について説明
したが、強度的に可能であれば、これらの第1の
リンク部材3および第2のリンク部材4の両方と
も、またはいずれか一方のみを、メータユニツト
1の片側のみに配置する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示
し、第1図は模式図、第2図は第1図のA矢視
図、第3図は第1図のB矢視図、第4図は第1図
と異なるチルト状態を示す模式図である。 符号の説明、1……メータユニツト、1a……
メータ表示装置、2……チルトハンドル、3……
第1のリンク部材、4……第2のリンク部材、5
……ステアリングハンドルシヤフト、7……ボデ
ー部材、C……チルトハンドルの揺動回転中心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各種のメータ表示装置を有するメータユニツト
    が、ステアリングハンドルシヤフトに沿つてこの
    ステアリングハンドルシヤフトの上方位置に配置
    されており、このメータユニツトは、チルトハン
    ドルの揺動回転中心においてこのチルトハンドル
    と一体的に揺動回転するように取付けられた第1
    のリンク部材と、ステアリングハンドルシヤフト
    の下方位置のボデー部材に枢支された第2のリン
    ク部材とによつて支持され、チルトハンドルの揺
    動回転に伴つてメータユニツトの位置が変動し、
    そのメータ表示装置の向きが変えられるようにな
    されたことを特徴とするメータユニツトを支持し
    たチルトステアリングハンドル装置。
JP15950883U 1983-10-14 1983-10-14 メ−タユニツトを支持したチルトステアリングハンドル装置 Granted JPS6066579U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15950883U JPS6066579U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 メ−タユニツトを支持したチルトステアリングハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15950883U JPS6066579U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 メ−タユニツトを支持したチルトステアリングハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6066579U JPS6066579U (ja) 1985-05-11
JPH0143971Y2 true JPH0143971Y2 (ja) 1989-12-20

Family

ID=30351107

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15950883U Granted JPS6066579U (ja) 1983-10-14 1983-10-14 メ−タユニツトを支持したチルトステアリングハンドル装置

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JP (1) JPS6066579U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100839694B1 (ko) 2006-12-14 2008-06-19 기아자동차주식회사 스티어링 연동 클러스터 장치

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Publication number Publication date
JPS6066579U (ja) 1985-05-11

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