JP2554079B2 - 磁気変換ヘッド - Google Patents

磁気変換ヘッド

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JP2554079B2
JP2554079B2 JP62122675A JP12267587A JP2554079B2 JP 2554079 B2 JP2554079 B2 JP 2554079B2 JP 62122675 A JP62122675 A JP 62122675A JP 12267587 A JP12267587 A JP 12267587A JP 2554079 B2 JP2554079 B2 JP 2554079B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフェライトから形成され、互いに対向する2
つのコア面を有する2つのコア脚部を具えている磁気コ
アと;前記コア面間に延在する非磁性変換ギャップと;
一方のコア脚部に巻装される電気コイルが挿通する巻線
開口と;を具えている磁気変換ヘッドに関するものであ
る。
この種の磁気変換ヘッドは既知であり、特に刊行物IE
EE,1984年9月,第5巻、第872−874頁、ジェイ・ジェ
イ・エム・ルイグロック著、アナリシス オブ メタル
イン ギャップ ヘッドに記載されている。
一般に、現在ビデオレコーダに用いられている磁気変
換ヘッドにはMn−Znフェライトコアが設けられている。
Mn−Znフェライトは室温でほぼ0.5テスラの飽和磁化特
性を呈し、これは、ほぼ56kA/mの保磁力Hcを有するCrO2
テープのような従来のビデオテープに課せられたレジス
トレーションによる要求を満足するものである。しか
し、ビデオ レジストレーションの品質を改善するため
にほぼ80−160kA/mの保磁力Hcを有するFeテープのよう
な保磁力の大きな磁気テープを用いる場合にはかかる磁
気テープは最早や満足に記録し得ない。実際上、磁気テ
ープに情報を記録するための変換ギャップの区域に変換
ヘッドにより生ずる磁界は、変換ヘッドのコアのフェラ
イトの飽和磁化が比較的小さいため制限される。従って
変換ヘッドの書込み磁界強度は、保磁力の大きな磁気テ
ープの記録を最適に行うには不十分な大きさとなる。
上述した既知の磁気変換ヘッドでは変換ギャップの両
側にあるコア面の少なくとも一方にFe−Si−Al合金の層
をスパッタリングにより設けることによって上述した問
題を解決するようにしている。実際上、コア面にスパッ
タリング処理したFe−Si−Al合金によって変換ヘッドの
記録再生特性を高めるようにする。又、Fe−Si−Al合金
は耐摩耗材料であり、従って変換ヘッドのテープ接触面
に沿って磁気テープを移動させる際に変換ヘッドが摩耗
するのを軽減することができる。
既知の磁気変換ヘッドの欠点は、フェライトコア脚部
とFe−Si−Al合金層との間に擬似ギョップ又は側面ギャ
ップが形成されて、コア脚部とFe−Si−Al層との界面区
域に、既知の変換ヘッドの周波数特性に不所望な発振を
生ぜしめる積極的な干渉及び破壊的な干渉が生じるよう
になる。
フェライトコアを有する磁気ヘッドに擬似ギャップを
形成する不所望な効果を軽減するためには、擬似ギャッ
プが変換ギャップに対し平行でなく、或る角度を成すよ
うにコア面を位置決めすることが、刊行物、ダイジェス
ツ オブ インターマグ85,4月29日−5月2日、米国DA
−1,“アテイルテッド センダスト−スパッタード フ
ェライト ビデオ ヘッド”にティー・コバヤシにより
提案されている。
かかる手段を用いた磁気ヘッドは実際上かかる擬似ギ
ャップ効果を殆ど受けないが、この種の磁気ヘッドはそ
の構成が複雑であり、技術的観点から製造が困難であ
る。
本発明の目的は、かかる擬似ギャップの問題を技術的
に簡単に解決するようにした上述した種類の磁気変換ヘ
ッドを提供せんとするにある。
本発明は、フェライトから形成され、互いに対向する
2つのコア面を有する2つのコア脚部を具えている磁気
コアと; 前記コア面間に延在する非磁性変換ギャップと; 一方のコア脚部巻装される電気コイルが挿通する巻線
開口と; を具えている磁気変換ヘッドにおいて、 前記双方のコア面にFe−Si−Al系合金の層と、Ni−Fe
系合金の層とから成るクラッド層を、Ni−Fe系合金層が
前記コア面上に位置し、Fe−Si−Al系合金層が前記Ni−
Fe系合金層の上に位置するように設け、変換ギャップの
ギャップ幅を規定する互いに等しい幅の平行なギャップ
界面を形成し、これらギャップ界面に平行な中央コア面
の部分が前記各コア脚部と、そのクラッド層との間に延
在し、かつ、中央コア面部分と或る角度を成す傾斜コア
面部分が中央コア面部分の両側に延在し、中央コア面部
分の幅がギャップ界面の幅の1/2よりも広くなるように
したことを特徴とする。
本発明磁気変換ヘッドでは、フェライトコア脚部とNi
−Fe系の合金の層との遷移部及びNi−Fe系合金の層とFe
−Si−Al系合金の層との遷移部には擬似ギャップが形成
されず、これは形成され得る側面ギャップにより生ずる
摂動が存在しない変換ヘッドの好適な周波数特性からも
明らかである。
本発明磁気変換ヘッドは、種々の層を例えばスパッタ
リングにより順次に設けるようにした既知の技術に従っ
て簡単に製造することができる。
前記本発明による磁気変換ヘッドは、高保磁力の記録
媒体に情報を書込むのに極めて良好な特性を有すると共
に経済的に製造することができる。
本発明磁気変換ヘッドではクラッド層を例えばヨーロ
ッパ特許願第0,125,891号明細書に記載されている既知
の磁気ヘッドのクラッド層よりも著しく薄くすることが
できる。これがため、スパッタリングのような既知の方
法に従ってコア面に容易にクラッド層を設けることがで
きる。
製造技術の観点から好適な例では中央コア面部分の幅
をギャップ界面の幅に少なくともほぼ等しくし得るよう
にする。
本発明の好適な他の例では他のコア面部分を変換ギャ
ップの両側の各コア脚部と、そのクラッド層との間に延
在させ、このコア面部分を前記傾斜コア面部分に連続さ
せると共に前記中央コア面に平行となるように配置す
る。この例による磁気変換ヘッドは簡単に製造でき、特
に興味のあるものである。その理由は、スパッタリング
処理後の磁気変換ヘッドには、変換ギャップの両側にテ
ープ接触面を部分的に制限するための凹部を設ける必要
がないからである。
この場合クラッド層の厚さを次式により規定し、 D1≧1/3・W1(1−Mf/Mb) ここにD1をFe−Si−Al系合金の層の厚さ及びNi−Fe系
合金の層の厚さの和、W1をギャップ幅、Mbを両合金層の
材料の重み付き飽和磁化、Mfをフェライトの飽和磁化と
すれば、特に好適な結果を得ることができた。ここに言
う重み付き飽和磁化とは、次式の関係が成立することを
意味し、 Mb=(ts・Ms+tp・Mp)/D1 ここにtsはFe−Si−Al系合金の層の厚さ、Msはこの合
金層の飽和磁化、tpはNi−Fe系合金の層の厚さ、Mpはこ
の合金層の飽和磁化とする。
さらに本発明は、フェライトから形成され、互いに対
向する2つのコア面を有する2つのコア脚部を具えてい
る磁気コアと; 前記コア面間に延在する非磁性変換ギャップと; 一方のコア脚部に巻装される電気コイルが挿通する巻
線開口と; を具えている磁気変換ヘッドにおいて、 前記双方のコア面にFe−Si−Al系合金の層と、Ni−Fe
系合金の層とから成るクラッド層を、Ni−Fe系合金層が
前記コア面上に位置し、Fe−Si−Al系合金層が前記Ni−
Fe系合金層の上に位置するように設け、変換ギャップの
ギャップ幅を規定する互いに等しい幅の平行なギャップ
界面を形成し、これらギャップ界面に平行なコア面が前
記各コア脚部と、そのクラッド層との間に延在し、か
つ、前記コア面の幅がギャップ界面の幅よりも広く、変
換ギャップの両側のクラッド層の側面が、前記ギャップ
界面から前記コア面まで延在すると共にコア面に対し鋭
角を成すようにしたことを特徴とする。
上記本発明磁気変換ヘッドによれば効率が高く、側面
ギャップ効果の殆どない周波数特性を得ることができ
る。特に全ての面で満足し得る測定結果を得ることがで
きた。その理由は変換ヘッドに用いられる積極的な手段
が前記ヨーロッパ特許願第0,125,891号明細書に記載さ
れた従来の手法に対して完全なものであるからである。
上記ヨーロッパ特許願の明細書には磁気ヘッドのコア
の変換ギャップの少なくとも片側に、コアのフェライト
よりも飽和磁化の大きな磁気材料の厚いクラッド層を被
覆するようにした磁気ヘッドが記載されている。このク
ラッド層は、これにより形成されるギャップ界面に対し
傾斜して位置決めされた2つのコア面上に実質上設けら
れ、このコア面はギャップ界面に平行なコア面が傾斜コ
ア面間に形成されるように相対的に位置付けられ、この
コア面の幅は、変換ギャップの幅の1/2に多くとも等し
くするか最小とするのが好適である。実際上、前記ヨー
ロッパ特許願の明細書では中央コア面の幅を増大する
と、磁気ヘッドの周波数特性が増大する方向に妨害され
るような側面ギャップ効果(輪郭効果)がコア及びクラ
ッド層間の遷移区域に生じるようになるが、コア面をで
きる限り最小とする場合又はコア面が全く存在しない場
合には側面ギャップ効果によるも全く妨害が生じない。
しかし既知の磁気ヘッドの側面ギャップによって磁位の
損失従って信号損失が生じるようになる。
前述したヨーロッパ特許願第0,125,891号明細書に記
載された磁気ヘッドには磁気ヘッドのギャップ幅の1/
2、又は磁気テープのトラック幅の1/2に相当する厚さの
厚いクラッド層を設けている。この厚いクラッド層の欠
点は、このクラッド層を形成するのが困難であり、従っ
て複雑な製造技術を必要とする。又、傾斜コア面間に位
置する極めて狭い中央コア面を従来の切断技術により形
成するのは困難である。
本発明磁気変換ヘッドの他の好適な例では傾斜コア面
を省略する他の利点がある。実際上クラッド層を設ける
面に輪郭を形成する必要はなく、従って磁気ヘッドの製
造を著しく簡単化することができる。クラッド層の側面
は既知のレーザ技術によって形成することができ、この
処理中所望の幅のギャップを形成することもできる。
この側面とコア面との成す角度はほぼ45゜とするのが
好適であるが、20゜〜70゜の角度範囲で好適な結果を得
ることができた。
上述した磁気変換ヘッドの変更例では、クラッド層の
厚さを次式により規定し、 D2≧1/2・((Mb/Mf・sin α))1/2−1)W2・tan α ここにD2をFe−Si−Al系合金の層の厚さ及びNi−Fe系
合金の層の厚さの和、W2をギャップ幅、Mbを合金層の材
料の重み付き飽和磁化、Mfをフェライトの飽和磁化、α
を側面及びコア面間の角度とするのが好適である。
Ni−Fe系合金の層の厚さはFe−Si−Al系合金の層の厚
さよりも薄くするのが好適であるが、クラッド層全体の
厚さには影響を与えないようにする。又、クラッド層の
2層のうちの一方の材料の透磁率を他方の層の材料の透
磁率よりも大きくすることは左程重要ではない。
図面につき本発明の実施例を説明する。
図面に示す磁気変換ヘッドは高保磁力の磁気テープを
書込み及び読出すに好適なものとする。
第1図に示す磁気変換ヘッドは、2個のコア脚部1及
び3より成り、巻線開口5を有する磁気コアを具える。
この巻線開口5内にはコア脚部の一方に巻装されたコイ
ル7の一部分を収容する。コア脚部1及び3は例えば単
結晶Mn−Znフェライトのようなフェライトから造ると共
にガラス又は石英のような非磁性材料の接着層9によっ
て互いに固着する。コア脚部1及び3には接触面1A及び
3Aを夫々設け、これら接触面上に磁気テープ(図示せ
ず)を変換ヘッドの作動中矢印Aの方向に移動させるよ
うにする。接触面1A及び3Aの近くにおいて接着層9によ
ってコア脚部1及び3間に延在する非磁性変換ギャップ
11を構成し、このギャップの長さを例えばほぼ0.3μm
とする。
実施例ではコア脚部1及び3の各々にギャップ11と対
向して完全に平坦なコア面1B及び3Bを設け、このコア面
に2つの層13及び15よりなくるクラッド層を設ける。変
換ヘッドの両側のコア面1B及び3Bは凹部17により画成
し、この凹部17は接触面1A及び3Aにより構成されるテー
プ接触面に部分的に延在すると共に、変換ヘッドの側面
にまで部分的に延在する。この層13はNi80Fe20のような
Ni−Fe系合金より成り、例えばスパッタンリング又は蒸
着によりコア面1B及び3Bに設ける。又、層15はFe85.8Si
9.2Al5.0のようなFe−Si−Al系合金より成り、スパッタ
リング、蒸着その他の処理により合金層13上に設ける。
Ni−Fe系合金をスパッタリングにより設ける場合には
スパッタリング中Ar−N2の混合ガスを用いてスパッタリ
ングされた合金の硬度を増大し得るようにする。スパッ
タリング中かかるガスを用いることは既知であり、特に
ドイツ国特許第3342533号明細書に記載されている。
これら合金層の厚さは、合金層13を0.05〜2.0μm、
合金層15を1〜10μmとした場合に好適な結果が得られ
ることを実験により確かめた。これら合金層の値は1例
である。その理由は上記範囲を超えても満足な結果が得
られるからである。
図示の例では幅方向にみて変換ギャップを磁気テープ
の走行方向に対し直角とした。この変換ギャップを磁気
テープの走行方向に対し直角に配置しないようにした例
も可能である。
第2図に示す例の磁気変換ヘッドは高保磁力の磁気テ
ープの書込み及び読出しに好適である。変換ヘッド201
には2個のコア脚部203及び205より成る磁気コアを設け
る。この磁気コアには巻装コイル209を挿通する巻線開
口207を設ける。コア脚部203及び205は単結晶のMn−Zn
フェライトにより形成すると共に領域211及び213でガラ
スのような接着材料により互いに接着する。従って領域
211には変換ギャップ215が形成される。コア脚部203及
び205にはテープ接触面217を設け、この接触面に沿って
磁気テープ(図示せず)を変換ヘッド201の作動中矢印A
1の方向に走行させるようにする。
第3及び4図に示す変換ヘッドの部分には第2図に示
す変換ヘッドの部分と同一部分に同一符号を付して示
す。
第2,3及び4図に示すように、コア脚部203及び205に
クラッド層を設ける。このクラッド層はNi−Fe系合金の
層223及びFe−Si−Al系合金の層225により構成する。こ
れらクラッド層によって幅が等しい2つの平行なギャッ
プ界面225A及び225Bを夫々構成する。(特に第3及び4
図参照)。これらギャップ界面225A及び225Bによって、
ガラス又は石英のような非磁性材料が充填される変換ギ
ャップ215のギャップ幅W1を規定する。少なくともこれ
らの例においてはこのギャップ幅を規定する方向を磁気
テープの走行方向に対し直角とする。これら2つの方向
が互いに直角でない場合の例も可能である。
本発明によれば中央コア面部分203A及び205Aを、コア
脚部203と、このコア脚部のクラッド層との間及びコア
脚部205と、このコア脚部のクラッド層との間にそれぞ
れ位置させ、これら中央コア面の両側に、これに隣接し
て、中央コア面部分に対し或る角度を成す傾斜コア面部
分203B及び205Bを連続して設ける。これら中央コア面部
分203A及び205Aの幅をギャップ界面の幅にほぼ等しくす
る。第2,3及び4図に示す例では傾斜コア面部分に隣接
して連続に他のコア面部分203C及び205Cを設け、これら
他のコア面部分を中央コア面部分203A及び205Aに平行に
延在させるようにする。テープ接触面217でギャップ215
に磁束を供給するためには、変換ギャップの区域でコア
面部分203A,B,C及び205A,B,Cに上述した種類の磁気材料
の層を被覆すると共にコア面部分に隣接し変換ギャップ
215に対向する磁気コアの他のコア面部分にも上述した
磁性材料層を被覆してコア脚部203及び205のギャップ21
5に対向する側部に高さh全体に亘りクラッド層を設け
る。これらクラッド層223及び225は、変換ヘッドの製造
中、例えば切断処理によりコア面を形成した後、例えば
スパッタリング、電着又は蒸着によってコア脚部203及
び205に設けることができる。クラッド層223,225を設け
た後、コア脚部203及び205を互いに固着し得るようにす
る。
第4図に示す磁気ヘッドには、変換ギャップ215に隣
接するテープ接触面217を縮小させるために2つの凹部2
19を例えばレーザにより設けるようにした追加の処理を
施してある。
クラッド層の厚さD1は前述したようにして決める。第
1図に示す例ではこの厚さD1を3μmとする。又、ギャ
ップ幅W1は18μm以下とするのが好適である。
第2A図は、クラッド層を、厚さが0.5μmのNi−Fe系合
金の層と、厚さが2.5μmのFe−Si−Al系合金の層とで
構成した第2図の変換ヘッドの出力信号Vを測定周波数
fの関数として示す周波数特性図である。この周波数特
性では発振は殆ど生じないことは明らかである。
第5及び6図に示す本発明変換ヘッド101は原理的に
は前述した変換ヘッドと同一の特性を有する。本例磁気
変換ヘッド101にはフェライトの2つのコア脚部103及び
105を設け、これらコア脚部及びテープ接触面117によっ
て磁気コアを構成し、このテープ接触面に沿って情報キ
ャリアを変換ヘッド101の作動中矢印A2で示す方向に走
行させ得るようする。巻線開口107に挿通する電気コイ
ル109をコア脚部105に巻装する。例えばガラスの接着層
113により互いに接着されるコア脚部103及び105は夫々
コア面103A及び105Aを有する。コア面103A及び105Aは互
いに対向させると共に互いに平行に配置する。層123及
び層125で構成したクラッド層を2つのコア面103A及び1
05Aの各々に設ける。これら層123及び125はNi−Fe系の
合金とFe−Si−Al系の合金により構成する。これらクラ
ッド層125によって所定幅のギャップ界面125A及び125B
を構成し、幅を規定する方向を本例では矢印A2で示す方
向に対し直角とする。ギャップ界面全体によってギャッ
プ幅W2の変換ギャップ115を画成する。変換ギャップは
石英のような非磁性材料の層によって形成し、これによ
ってクラッド層125をも接着し得るようにする。
変換ギャップ115の前後には2つのコア脚部103及び10
5を矢印A2の方向にみて夫々くさび状に成形し、本発明
では、このくさび状成形体をもクラッド層内に存在させ
るようにする。これは、クラッド層123及び125に側部面
123B1及び125B1を夫々設け、これら側部面をコア面103A
及び105Aに対し夫々鋭角αを成すように配置する。クラ
ッド層123及び125の側部面123B1及び125B1並びにコア脚
部の他のくさび状成形体は例えば既知のレーザ技術によ
り形成することができる。本例ではこの角度αを45゜と
する。クラッド層123及び125の厚さの和D2は前述した所
と同様に決めることができる。
ギャップ幅W2を20μm及び角度αを45゜とした後者の
例ではこの厚さD2を5μmとするのが好適である。
本発明は上述した例にのみ限定されるものではなく、
要旨を変更しない範囲で種々の変更を加えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明磁気変換ヘッドの第1例の構成を示す斜
視図、 第2図は本発明磁気変換ヘッドの第2例の構成を示す斜
視図、 第2A図は第2図に示す磁気変換ヘッドの周波数特性図、 第3図は第2例の磁気ヘッドの一部を拡大して示す平面
図、 第4図は第2例の変形例の磁気ヘッドの一部を拡大して
示す平面図、 第5図は本発明磁気変換ヘッドの第3例の構成を示す斜
視図、 第6図は第3例の磁気ヘッドの一部を拡大して示す平面
図である。 1,3,103,105,203,205……コア脚部 1A,3A,117,217……接触面 1B,3B……コア面 5,107,207……巻線開口 7,109,209……コイル 9,113……接着層 11,115,215……非磁性変換ギャップ 13,15,123,125,223,225……合金層 17,219……凹部 101,201……磁気変換ヘッド 103A,195A……コア面 123B1,125B1……側部面 125A,225A,B,C……ギャップ界面 203A,B,C,205A,B,C……コア面部分 211,213……領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤコブス・ヨセフス・マリア・ルイフロ ック オランダ国5621 ベーアー アインドー フェン フルーネバウツウェッハ1 (56)参考文献 特開 昭61−74112(JP,A) 特開 昭58−155513(JP,A) 特開 昭62−125512(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェライトから形成され、互いに対向する
    2つのコア面を有する2つのコア脚部を具えている磁気
    コアと; 前記コア面間に延在する非磁性変換ギャップと; 一方のコア脚部に巻装される電気コイルが挿通する巻線
    開口と; を具えている磁気変換ヘッドにおいて、 前記双方のコア面にFe−Si−Al系合金の層と、Ni−Fe系
    合金の層とから成るクラッド層を、Ni−Fe系合金層が前
    記コア面上に位置し、Fe−Si−Al系合金層が前記Ni−Fe
    系合金層の上に位置するように設け、変換ギャップのギ
    ャップ幅を規定する互いに等しい幅の平行なギャップ界
    面を形成し、これらギャップ界面に平行な中央コア面の
    部分が前記各コア脚部と、そのクラッド層との間に延在
    し、かつ、中央コア面部分と或る角度を成す傾斜コア面
    部分が中央コア面部分の両側に延在し、中央コア面部分
    の幅がギャップ界面の幅の1/2よりも広くなるようにし
    たことを特徴とする磁気変換ヘッド。
  2. 【請求項2】中央コア面部分の幅がギャップ界面の幅に
    少なくともほぼ等しくなるようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の磁気変換ヘッド。
  3. 【請求項3】他のコア面部分が変換ギャップの両側にお
    ける各コア脚部と、そのクラッド層との間に延在し、前
    記他のコア面部分が前記傾斜コア面部分に連続すると共
    に前記中央コア面に平行となるようにしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の磁気変換
    ヘッド。
  4. 【請求項4】クラッド層の厚さが次式により規定され、 D1≧1/3・W1(1−Mf/Mb) ここにD1をFe−Si−Al系合金層の厚さとNi−Fe系合金層
    の厚さとの和、W1をギャップ幅、Mbを前記両合金層の材
    料の重み付き飽和磁化、Mfをフェライトの飽和磁化とす
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項又は
    第3項のいずれか一項に記載の磁気変換ヘッド。
  5. 【請求項5】フェライトから形成され、互いに対向する
    2つのコア面を有する2つのコア脚部を具えている磁気
    コアと; 前記コア面間に延在する非磁性変換ギャップと; 一方のコア脚部に巻装される電気コイルが挿通する巻線
    開口と; を具えている磁気変換ヘッドにおいて、 前記双方のコア面にFe−Si−Al系合金の層と、Ni−Fe系
    合金の層とから成るクラッド層を、Ni−Fe系合金層が前
    記コア面上に位置し、Fe−Si−Al系合金層が前記Ni−Fe
    系合金層の上に位置するように設け、変換ギャップのギ
    ャップ幅を規定する互いに等しい幅の平行なギャップ界
    面を形成し、これらギャップ界面に平行なコア面が前記
    各コア脚部と、そのクラッド層との間に延在し、かつ、
    前記コア面の幅がギャップ界面の幅よりも広く、変換ギ
    ャップの両側のクラッド層の側面が、前記ギャップ界面
    から前記コア面まで延在すると共にコア面に対し鋭角を
    成し、クラッド層の厚さが次式により規定され、 D2≧1/2・((Mb/(Mf・sin α))1/2−1)W2・tan
    α ここにD2をFe−Si−Al系合金層の厚さと、Ni−Fe系合金
    層の厚さとの和、W2をギャップ幅、Mbを合金層の材料の
    重み付き飽和磁化、Mfをフェライトの飽和磁化、αを前
    記側面とコア面との間の角度とすることを特徴とする磁
    気変換ヘッド。
  6. 【請求項6】前記鋭角を20゜〜70゜の範囲内の値となる
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第5項に記
    載の磁気変換ヘッド。」
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