JPS6342007A - 複合型磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は例えば高透磁率フェライトと高飽和磁束密度
の金属磁性体とから成る磁気コアを有し、メタルテープ
などの高保磁力媒体に信号を記録再生する複合型磁気ヘ
ッドに関するものである。

〔従来の技術〕

磁気記録技術において、近年、高密度記録の要求から高
保磁力媒体（例えばメタルテープ）が使用されている。

この高保磁力媒体に信号を記録するには、従来の高透磁
率フェライトでは不充分であり、第４図に示すように、
高透磁率フェライト（２）と、高飽和磁束密度を有する
金属磁性膜（３）、例えばセンダスト、ＣＯ系アモルフ
ァス合金とを組み合せた複合型磁気ヘッドが開発されて
いる。

（例えば特開昭６１−１１９０９号公報参照）。

上記複合型磁気ヘッドは、ギャップ（０を介して対峙す
る一対のコア半体（ｘａ）　＊　（ｔｂ）　　の記録媒
体当接面（７）側の面に、所定の膜厚で補強ガラス（５
）をモールドし、補強ガラス（５）　Ｋ溝加工用ホイー
ルを用いてトラック幅Ｔｗの溝（６）を形成した後に、
この溝（６）が完全に埋まるように金属磁性膜（３）を
スパツタリングにより被着して製造されるものである。

金属磁性膜（３）をギャップ（０と直交する方向Ｐに延
ばして、記録媒体当接面（７）に金属磁性膜（３）と高
透磁率フェライト（２）との接合面が表れないようにす
ることにより、再生時におけるコンタ−効果を防ぐこと
ができる。なお、（８）はＳ　ｉ０２、Ａ／２０．等の
非磁性材料から成るギャップ材、（９）はコイル（図示
せず）を巻回するためのコイル用溝、α０はコア半体（
１ａ）　、　（ｔｂ）を溶着するため接合ガラスである
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来の複合型磁気ヘッドでは、信号を記録
再生する金属磁性膜（３）のトラック幅Ｔｗが補強ガラ
ス（５）に溝加工を施すホイール（砥石）の幅で決まる
。ところが、上記ホイールの幅をトラック幅Ｔｗに対し
て士数ミクロンの公差に規制することは非常に木魚であ
るため、金属磁性膜（３）の幅にばらつきが生じ、磁気
ヘッドの信頼性の低下を招くという問題があった。

この発明は上記問題点を解消するためＫなされたもので
、高飽和磁束密度を有する第２の磁性体のトラック幅の
加工精度を高め、これにより、高い信頼性を得ることが
できる復合型磁気ヘッドを提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る複合型磁気ヘッドは、高透磁率の第１の
磁性体から成るコア半体がギャップを介して対峙し、上
記各コア半体の記録媒体当接面に、ギャップを挟んでそ
の両側に、トラック幅よりも幅広で、かつ、ギャップと
交差する方向へ向けて記録媒体当接面の全長に亘って延
びた溝を設ける。

そして、上記溝における記録媒体のトラックに対応する
部分に第２の磁性体を充填し、上記溝における第２の磁
性体を挟んだ左右両側に第２の磁性体のトラック幅を規
制する非磁性体を充填するものである。

〔作用〕

この発明によれば、高飽和磁束密度の第２の磁性体を充
填するための溝をトラック幅よりも幅広に設けるように
したので、溝加工用ホイールにより第２の磁性体に溝加
工を施すだけで、第２の磁性体の幅を任意に設定できる
。したがって、溝加工用ホイールの幅のばらつきに関係
なく第２の磁性体のトラック幅規制を高精度で行なうこ
とができる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図はこの発明の一実施例による複合型磁気ヘッドの
構造を示す斜視図であり、第２図は第１図の平面図であ
る。図において、（１ａ）　、　（ｌｂ）　　はコア半
体、（２）は第１の磁性体である高透磁率フェライ）、
（３）は第２の磁性体である金属磁性膜で、例えばセン
ダスト、アモルファス合金等から成る。

（４）は記録媒体当接面（７）に設けられた溝であり、
ギャップ（０を挟んでその両側に、ギャップ（０に対し
て直交する方向Ｐへ向けて記録媒体当接面（７）の全長
に亘って延びており、この溝（４）における記録媒体（
図示せず）のトラックに対応する部分には上記金属磁性
膜（３）が充填されている。（５）は非磁性体である高
融点のガラスであり、上記溝（４）における上記トラッ
ク対応部分以外の部分、つまり金属磁性膜（３）を挟ん
だ左右両側に充填されたトラック幅Ｔｗ規制用のガラス
部（５ａ）と、ギャップ（Ｇ）の近傍位置で上記溝（４
）と交差する溝（４ａ）に充填され、上記ガラス部（５
ａ）に連らなる補強用のガラス部（６ｂ）とから成る。

つぎに、上記４金型磁気ヘッドの製造工程を第３図に示
す。

まず、工程（４）で、高透磁率フェライトから成るフェ
ライトブロック（２ａ）の記録媒体当接面（７）に溝（
４ａ）を形成し、この溝（４ａ）が完全に埋まるように
ガラス（５）をモールドする。工程０３）で、上記溝（
４ａ）と直交する方向に延び、かつ上記ガラス（５）と
交差する溝（４）を、所定幅Ｌ（〉トラック幅Ｔｗ）　
　で複数本形成する。つぎに、工程（Ｏで、上記溝（４
）が完全に埋まるように金属磁性膜（３）をスパッタリ
ングにより被着する。そして、溝加工用ホイールにより
金属磁性膜（３）を挟んだ左右両側にトフツク幅Ｔｗ規
制用の溝（４ｂ）をそれぞれ形成し、この溝（４ｂ）が
完全に埋まるようにガラス（５）をモ−ルトした後に、
上記？１４ａ）　　に沿ってフェライトブロック（２ａ
）を一点ｆｆｉ　ｖＡＭで切断する。その後、工程（９
）で、一対のコアブロック半体（ｚｂ）ノ一方にコイル
用溝（９）を形成し、研磨後のギャップ突き合せ面（２
Ｃ）にギャップ材（図示せず）をスパッタリングまたは
蒸着により被着し、低融点の接合ガラスαＯにより両コ
アブロック半体（２ｂ）を固着する。そして、工程（ト
）で、接合ブロックを一点鎖線Ｎに沿って切断し、記録
媒体当接面（７）の研磨終了後、上記コイル用溝（９）
に所定のコイル（図示せず）を巻回することにより、記
録媒体に信号を記録再生する第１図の金属磁性膜（３）
の左右両側にガラス部（５ａ）が密着した構造の複合型
磁気ヘッドを得ることができる。

上記のように、　　トラック幅Ｔｗ以上の幅りを有する
溝（４）Ｋ埋め込まれた金属磁性膜（３）の左右両側に
、溝加工用ホイールによりトラック幅１ｗ規制用の溝加
工を施すようにしたので、金属磁性膜（３）のトラック
幅Ｔｗ規制を容易に、かつ高精度で行なうことができる
。したがって、従来のように、溝加工用ホイールの幅の
ばらつきに起因して金属磁性膜（３）のトラック幅Ｔｗ
規制が困難になるという問題が起らないので、磁気ヘッ
ドの品質のばらつきをなくシ、信頼性の向上を図ること
ができる。

また、溝（４）の深さを任意に設定することにより金属
磁性膜（３）の薄膜化が実現できるなど、量産性に優れ
た磁気ヘッドを得ることができる。

さらに、金属磁性膜（３）の両サイド部およびギャップ
近傍部は、金属磁性膜（３）よりも硬度の小さいガラス
（５）で形成されるのに対し、記録媒体当接面（７）の
残りの部分は硬度が大きい高透磁率フェライト（２）が
露出している。これにより、磁気ヘッドの耐摩耗性の低
下を防ぐことができる。

この発明の他の実施例として、上記記録媒体当接面（７
）に高透磁率フェライト（２）が露出しない構成として
もよい。

上記実施例では、ギャップ（Ｑがアジマスを有しない場
合について述べたが、この発明の技術思想はこれに限ら
ず、ビデオヘッドのごとくギャップ（０がアジマスを有
する場合についても適用できる。

また、ガラス（５）に代えてセラミックなどの非磁性体
を用いても上記と同様な効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、高保磁力媒体との組
合せに適した高飽和磁束密度の金属から成る第２の磁性
体のトラック幅規制を高精度で行なうことができるよう
にしたので、第２の磁性体の幅のばらつきを確実に防ぐ
ことができる。これにより、品質のばらつきがなく信頼
性の高い複合型磁気ヘッドを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による複合型磁気ヘッドの
構造を示す斜視図、第２図は第１図の平面図、第８図（
４）〜（ト）は第１図の複合型磁気ヘッドの製造工程を
示す工程図、第４図は従来の複合型磁気ヘッドの構造を
示す斜視図である。 （１ａ）　、　（ｌｂ）・・・コア半体、（２）・・・
第１の磁性体、（３）・・・第２の磁性体、（４）・・
・溝％（５）・・・非磁性体、（７）・・・記録媒体当
接面。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）高透磁率の第１の磁性体から成る一対のコア半体
   がギャップを介して対峙し、上記各コア半体の記録媒体
   当接面に、第１の磁性体よりも飽和磁束密度の高い金属
   から成る第２の磁性体と、第２の磁性体に隣接する非磁
   性体とが埋没された複合型磁気ヘッドであって、ギャッ
   プを挟んでその両側に、トラック幅よりも幅広で、かつ
   、ギャップと交差する方向へ向けて記録媒体当接面の全
   長に亘って延びた溝を設け、この溝における記録媒体の
   トラックに対応する部分に第２の磁性体を充填するとと
   もに、上記溝における第２の磁性体を挟んだ左右両側に
   第２の磁性体のトラック幅を規制する非磁性体を充填し
   たことを特徴とする複合型磁気ヘッド。