JPS6247810A - 磁気コアおよびその製造方法 - Google Patents

磁気コアおよびその製造方法

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JPS6247810A
JPS6247810A JP18748685A JP18748685A JPS6247810A JP S6247810 A JPS6247810 A JP S6247810A JP 18748685 A JP18748685 A JP 18748685A JP 18748685 A JP18748685 A JP 18748685A JP S6247810 A JPS6247810 A JP S6247810A
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magnetic
film
chip
forming
gap
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Takashi Suzuki
隆史 鈴木
Toshio Yamanaka
俊雄 山中
Hiroyuki Suzuki
博幸 鈴木
Takeshi Origasa
折笠 剛
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
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    • G11B5/1877"Composite" pole pieces, i.e. poles composed in some parts of magnetic particles and in some other parts of magnetic metal layers including at least one magnetic thin film
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は磁気コアおよびその製造方法に関し、さらに詳
しくは磁気記録媒体に摺動して情報の記録、再生を行な
い、前記摺動画が複数種類の磁性材で構成される誘導型
磁気ヘッドの磁気コアおよびその製造方法に関するもの
である・ [従来の技術] 近年開発されている幅81の磁気テープを記録媒体に用
いるVTR(ビデオテープレコーダ)や電子カメラにお
いては記録媒体としていわゆるメタル塗布媒体等の抗磁
力Heが13000eN15000eの高抗磁力媒体が
用いられる。
従って従来の磁気コア材にフェライト系材料のみを用い
た磁気ヘッドでは磁気コアの飽和磁束密度Bsが500
0ガウス程度に留まるため、これを上記の高抗磁力媒体
に対して用いると、磁気コアの飽和が生じ、充分な記録
効率が得られない。
このため飽和磁束密度の高いセンダスト、アモルファス
等の磁性合金を磁気コア材料として用いる磁気ヘッドが
開発された。しかしこのようなヘッドの磁気コアを製造
する場合、基本的には磁気ギャップを介してチップ状の
コア半休どうしを突き合わせて?ia気コアを得るため
、フェライトコアのようにブロックで突き合わせた後ス
ライスして多数のコアを得るのと比較して生産性が低い
ととともに特性のバラツキが大きく、この結果製造コス
トが大幅に上昇するという問題があった。
そこでこの生産性の問題を解決するため、コア半休の磁
気ギャップを挾む突き合わせ面部分に−1−記の磁性合
金材を用い、残りの部分にフェライトを用いたいわゆる
複合型の磁気コアが種々提案された。
これらのコアの製造方法の概略を述べると、まずフェラ
イトからなるブロックの突き合せ面[−に磁性合金材の
)1りをスパッタ等の方法で所定ピッチで付着、形成し
た後、前記磁性合金膜部分がその間に磁気ギャップを形
成するようにブロックを突き合わせ接合し、しかる後に
接合したブロックをスライスして磁気コアを得る。
この製法によればスライスにより多数のコアを得られる
という点では生産性の点で有利である。しかし8ミリV
TR用のコアの場合には極めて狭トラツク(15JLm
程度)、狭ギャップ(0,25gm程度)であるため、
上記工程の突き合わせにおけるトラック合わせとギャッ
プ出しは極めて高い精度を要し、困難であり、実際には
かなりのバラツキを生じてしまう。例えばギャップ出し
では0.25gmを目標としても、0.2〜0.3μm
程度の範囲内でバラツキが生じる。
そしてこのバラツギにより歩留りが悪くなってしまうと
いう問題がある。
そこで、突き合わせ工程を無くした磁気コアの製法が提
案されている。第7図(a)〜(d)はその製法の一例
(特開昭55−73913号)を説明するものである。
まず第7図(a)に示す巻線巻回用の貫通穴2を形成し
たコア基板l上に第7図(b)に示すようにセンダスト
合金等の膜からなるコア半体3をスパッタ等により形成
し、その磁気ギャップを形成する面に5i02等の非磁
性のギヤツブ利4を所定の厚みで付着させる。次に同図
に矢印Aで示すようにコア基板l上にセンダスト合金等
の強磁性材をスパッタ等で堆積した後、不要な部分に付
着した強磁性材を除去して第7図(C)に示すように残
った強磁性材の膜を第2のコア半体5として同図に示す
磁気コアを得る。
この製法による磁気コアには一ヒ述の突き合わせによる
問題はないが別の問題を生じる。
すなわち、まずコア基板lに貫通穴2をいちいち形成す
る必要がある。また磁気ギャップにアジマスを付ける場
合には第7図(b)に示すようにコア半体3のギャップ
形成面Bに一定のアジマス角度Oをつけなければならな
い。さらに第2のコア半体5の磁性材を成膜する際に第
7図(d)に断面を示すように段差を有する面に成膜す
ると面と面が交わる稜部C,Dの近傍では磁性材の特性
が劣化してしまう。
これらの問題点からこの製法では安価にコアを製造する
ことは実際−ヒ極めて困難であった。
そこでこの点に鑑みて本出願人は突き合わせ工程がなく
、さらに生産性を高めた製法を先に提案した。第8図(
a)〜(h)はその製法を説明するものである。
まず第8図(a)に示すセンダスト等の高飽和磁束密度
の磁性合金材からなるブロック6に第8図(b)に示す
ように巻線窓7を切削、研磨等で形成する。
次に第8図(C)に示すように巻線窓7をアルミニウム
、銀ロウ等の力/へ一部材8で埋め、さらにブロック6
の磁気ギャップ形成面に5i02の非磁性材を磁気ギャ
ップ9としてスパッタ等で所定の厚さイ・1着させる。
次に第8図(d)に示すようにブロック6とで磁気ギャ
ップ9を挾むコアとしてセンダスト等の磁性材膜10を
スパッタ等で付着させる。
続いて第8図(e)に示すようにカバ一部材8を溶解さ
せて巻線窓7を再び空ける。
さらに第8図(f)に1.¥鎖線で示すようにアジマス
角0をつけて全体を切断する。
第8図(g)は上記切断面に非磁性材の補強板11を接
着材12で接着した様子を示しており、さらに同図に1
点鎖線に沿って切断を行なう。
そしてその切断面にも第8図(h)に示すように非磁性
材の補強板14を接着材13で接着して磁気コアを得る
[発明が解決しようとする問題点] 第8図(a)〜(h)の製法では第7図(a)〜(d)
の製法より大幅に生産性が向−ヒしたものの以下のよう
な問題がある。
まず第8図(h)に示すように1つの磁気コアについて
2枚の補強板11.14を接着する工程が必要である。
またコアの特性上の要請から磁性材膜lOの厚さく媒体
摺動方向)は媒体摺動面から巻線窓7の−L端までの寸
法と同等で0.5mm程度必要となるが、スパッタ等の
物理蒸着で0.5mm程の厚さを得るには数十時間を要
し、生産性を低下させる。かといってその厚さを小さく
すると磁気回路の抵抗が増し、出力が低下してしまう。
また構造の面でいうと第8図(h)の磁気コアの補強板
11.14は非磁性材であるが、全体の磁気抵抗を減ら
すには磁性材を用いた方が良い。
[問題点を解決するための手段] 上述した問題点を解決するために、本発明によるm気コ
アにあっては、一端面に第1の高飽和磁束密度材膜を形
成された高透磁率材チップと、前記11タトに磁気ギャ
ップ材膜を介して形成された第2の高飽和磁束密度材膜
と、前記第2の膜上に接合された補強板からなり、磁気
記録媒体摺動面に露出する1■記チツプと第1の膜の境
界線は磁気ギャップ材膜と非平行であり、前記摺動面に
おいて前記補強板の前記第2の膜に隣接する部分は少な
くとも非磁性材からなる構造を採用した。
また本発明による磁気コアの製造方法にあっては、一側
面に溝を形成した高透磁率材ブロックの前記描形成面」
―に第1の高飽和磁束密度材膜を形成する工程と、前記
膜形成後にrtii記溝に非磁性材を埋設する工程と、
前記埋設後の膜形成面一1に磁気ギャップ材膜を形成す
る工程と、前記ギャップ材膜にに第2の高飽和磁束密度
材膜を形成する工程と、前記第2の膜の磁気記録媒体摺
動面側の端部の複数箇所を所定幅に加工する工程と、前
記加工後に前記第2の膜にに少なくとも前記摺fJJ面
側において、前記第2の膜に接する分が非磁性材で構成
されたブロックを接合する工程と、前記接合後全体を切
断して磁気コアを得る工程とを含む構成を採用した。
[作 用] 上述の構造によれば磁気コアの磁気回路の磁気ギャップ
近傍が高飽和磁束密度材膜で構成されるので高抗磁力媒
体に対応できる。また高透磁率材チップの存在により全
体の磁気抵抗が低くなるので高出力を得られる。また摺
動面上の第1の高飽和磁束密度材膜と高透磁率チップ間
の境界線が磁気ギャップ材に対して非平行であることと
、摺動面で第2の高飽和磁束密度材膜が磁性材に接して
いないことから疑似ギヤツブ作用の発生を効果的に防1
1二できる。
また本発明の製造方法によれば磁気ギャップの形成は成
膜工程のみにより行なわれ、突き合わせ工程を含まない
のでギャップ幅のバラツキを抑えることができる。また
最終的にはブロックの切断により多数のコアがeIられ
ることと、特別に困難な工程や時間のかかる工程1問題
のある工程を含まないので磁気コアを高い生産性で安価
に製造できる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
剃±11」 第1図(a)は本発明の第1実施例による磁気コアの構
造を示す斜視図であり1図中の磁気コアの上端面が不図
示の磁気テープに摺動する磁気テープの摺動面である。
符号15で示すものはコアの磁気回路を構成する高透磁
率磁性材のフェライトからなるフェライトチップであり
、図中左上端部は溝25により」ユ方から見て断面V字
形に形成され、さらに溝25に連続して巻線溝26が形
成されている。
フェライトチップ15の溝25、巻線溝26を形成した
図中左端面には磁性合金膜16がセンダスト等の高飽和
磁束密度の磁性合金から形成されており、フェライトチ
ップとともにコアの磁気回路を構成している。その膜厚
は5〜20ルmである。磁性合金膜16のV字形の−L
端面ば磁気テープ摺動画に露出しており、その先端部は
磁気ギヤ、プGに接して第1の磁極16aを構成してい
る。
溝25および3vA溝26中には非磁性の接着材である
低融点ガラス29が埋設されており、巻線溝26中には
円形の穴の巻線窓2が形成されている。
また磁性合金膜16の巻線溝26より下の部分と巻線溝
26.溝25に埋設された低融点ガラス29の表面上に
は磁気ギャップGを形成する磁気ギャップ材膜である非
磁性膜17を介して第2の磁性合金膜18が形成されて
おり、コアの磁気回路の残りの部分を構成している。磁
性合金膜18と非磁性膜17の上端部はトラック幅方向
に切り欠かれており、磁性合金膜18の−に端部は第2
の磁極18aとして磁気テープ摺動画に露出し、磁気ギ
ャップGを挾んで磁性合金膜16の磁極16aと対向し
ている。磁性合金膜18は磁性合金膜16と同様の高飽
和磁束密度の磁性合金から形成され、膜厚は20〜30
gmである。また非磁性114217は5i02等から
形成され、膜厚は0.2〜0.31ヒmである。
さらに磁性合金膜18に対して補強板23が厚さ1〜5
kmの接着材層19と低融点ガラス29を介して接合さ
れている。補強板23は磁性合金11り18を機械的に
補強するとともに磁気回路の抵抗を減らすものであり、
例えば多結晶フェライト等の高透磁率磁性材からなる磁
性材チップ21ヒに磁気テープ摺動画を構成する非磁性
材チップ20を接着材層22を介して接合して形成しで
ある。非磁性材チップ20はその底面が巻線溝26の」
二輪部に達する厚みを有する。また非磁性材チップ20
の材料は耐摩耗性がフェライトチップ15と回等のもの
例えば非磁性フェライト等を選択する。
なお以−ヒの構造において、フェライトチップ15の磁
気テープ摺動面に露出する左端部の断面のV字形のそれ
ぞれの辺はほぼ直線状とし、それぞれ磁気ギャップGに
対して20’以上の角度を有するものとする。すなわち
磁気テープ摺動面のフェライトチップ15、(6性合金
膜16間の境界線がほぼ直線状で磁気ギャップGに対し
て20゜以上の角度を有するようにする。
このような構造により磁気テープ摺動画IZに異種の磁
性材間の境界線があり、これが磁気ギヤ。
ブに対して平行である場合にこの境界線部分に発生する
疑似ギャップ作用の問題を避けることができ、同作用に
より発生するノイズを防1にできる。
また磁気テープ摺動面において第2の磁性合金j漠18
の磁極18aは非磁性材チップ20と接しているため、
磁性合金膜18側でも疑似キャー、ブ作用は発生しない
また以上のような本実施例の構造によれば磁気ギヤツブ
G近傍が高飽和磁束密度の磁性合金膜16.18から構
成されているので8ミリVTR等に用いられる高抗磁力
媒体に対して充分に記録を行なえる。しかも磁性合金膜
16.18は、それぞれ高透磁率で大きな断面積を有す
るフェライトチップ15、磁性材チップ21に磁気的に
結合されているので全体として磁気抵抗が小ざ(なリ、
高出力を得ることができる。
ちなみに後述の製造方法で本実施例の磁気コアをトラッ
ク幅15〜18gmという狭トラツクで製造し、このコ
アから8ミリVTRの長時間記録11生川ヘツドを作成
しメタルテープに対して記録19゛生を行なったところ
充分な性能を得られた。
さらに本実施例の磁気コアによれば補強板23の磁性材
チップ21により磁気抵抗を小さくできるため磁性合金
膜18をギャップデプス程度の20〜308Lm程度ま
で薄くできるので、特性を向トさせるとともに成膜1程
に時間がかからず生産性を向]二できる・ なお本実施例の第1図(a)のコアを第1図(b)に示
すように変形し、補強板23の接合面の摺動面近傍部分
に溝23aを形成すれば補強板23の接着強度をより大
きくできる。また第1図(b)に示すように巻線溝26
中に低融点ガラス29を埋設せずに巻線溝26をそのま
まS線巻回に使用すれば巻線を通すスペースをより大き
くできる。但し第1図(b)の変形により製造工程の工
数は1曽加する。
次に第1図(a)の磁気コアの製造方法を第2図(a)
〜(g)を参照して説明する。
まず第2図(a)に示すように、先述のフェライトチッ
プの母体となるブロック24を高透磁率磁性材のフェラ
イトから形成し、さらにこれに断面がV字形の溝25と
断面がコの字形の巻線溝26を形成する。
この場合ブロック24のフェライトとしては摺動ノイズ
を少なくするために単結晶フェライトが好ましい、また
最近開発された多結晶フェライト上゛に単結晶フェライ
トを成長させたものを用い、その場合単結晶部分を媒体
摺動面となるA面側とし、磁気抵抗の小さい多結晶部分
を下部側とすれば、完成品の磁気抵抗をより小さくでき
、さらに好ましい。
また巻線溝26はA面と隣接するB面にA面と平行に形
成する。
また溝25はA面とB面の角部に多数隣接して形成し、
前述したフェライトチップ15、磁性合金膜16間の境
界線の磁気ギャップGに対する角度に対応して断面をV
字形状とする。また溝25の側面は少なくとも巻線溝2
6に至るまでの部分はA面に対して垂直とする。これは
磁気ギャップの深さ方向にトラック位置ずれが生じるの
を防ぐためである。
次に第2図(b)に示すように磁性合金膜16をブロッ
ク24のB面に形成する。磁性合金膜16の材料として
はセンダスト、パーマ0イ、アモルファス等の高飽和磁
束密度の磁性合金を用いる。またその成膜法は例えばス
パッタやメッキ等による。なおセンダストをスパッタす
る場合には、センダストとフェライトの線)膨張係数が
かなり異なるので、両者の密着性をヒげるために、スパ
ッタ前にブロック24のB面に下地層を形成しておくと
良い。またスパー、夕の際のブロック24の温度なf’
f、 Jaすることが心安である。
次に第2図(c)に示す炭素体28を巻線溝26中に嵌
め込んだ後、溶融させた低融点ガラス29で巻線溝26
および溝25を埋め、さらにガラス固化後にB面を研磨
して磁性合金膜16側のトラック幅Wを出す。なお最終
的にアジマス角0を付ける場合には実際のトラック幅T
wは、WCO3Oとなる。
次に第2図(d)に示すように磁気ギャップGを形成す
る非磁性+1917を第2図(C)の8面上に例えば5
i02のスパッタ等により形成し、さらにこの−I−に
第2の磁性合金nti i aを第1の磁性合金1模1
6と同様の材料と方法で形成する。磁性合金膜18は耐
摩耗性の点で磁性合金膜16と全く同じ材料から形成す
るのが好ましい。
次に第2[ff1(e)に示すように溝32を第2図(
d)のB面の溝25に対応する位置に先述のトラック幅
Wの間隔で形成する。この溝形成により完成品のコアで
磁気ギヤー2プG及び磁極18aとして磁気テープ摺動
面に露出する非磁性膜17及び磁性合金膜18の上端部
の幅をトラック幅Wに決める。
さらに第2図(f)に示すように補強板23の母体とな
る補強ブロック30を第2図(e)のブロックのB面に
厚さ1〜58Lmの接着材層19を介して貼り合わせる
。またこれとともに融溶させた低融点ガラス29を溝3
2中に流し込んで両ブロックを溶着して接合強度を1−
げろ。
なお補強ブロック30はブロック24と同様のフェライ
ト等の高透磁率磁性材から直方体形に形成した磁性材ブ
ロー2り38に、ブロック24と同等の耐摩耗性を有し
た非磁性材から矩形に形成した非磁性材板36を接着材
層22を介して接着して形成する。
続いて第2図(g)に示すように切断部39で全体を切
断して磁気コアチップ40を得た後、炭素棒28を各チ
ップの巻線溝から抜いて巻線窓を形成し、さらに各チッ
プのA面を磁気テープ摺動面として所定形状に加工して
第1図(a)の磁気コアが完成する。なお第1図(a)
のコアではアジマス角をつけていないが、第2図(g)
ではアジマス角をつけて切断する場合を示している。
ところで第2図(g)に示す距gid、すなわちフェラ
イトチップ15となるフェライト部分の尖った先端から
磁気ギャップGまでの距離は理想的にはOにするのが好
ましい。これは上記先端が外部磁場の形成時と受容時に
特異性を有する点となるため、距#dが存在すると磁気
ギャップ長が実際の磁気ギャップGのギャップ長tgに
距#dを加えたものになるという疑似ギヤツブ作用に類
似した作用が生じるからである。
ところが距#dをOにするために、第2図(b)のB面
の研磨時に研磨をちょうどフェライトの先端でIFめる
ことは極めて困難である。このため、実際の工程では研
磨が足らずに距離dが生じることよりも研磨のしすぎで
前記のフェライト先端部面が露出する場合を許容する。
また、第2図(e)のflj32を形成する際の削りの
深さにもかなりの精度を要する。すなわち第3図に示す
ように溝32を形成するにはバイトの刃41を矢印方向
に入れてゆき、刃41の角の点Pが磁気ギャップ17の
端の点Piに一致した所で刃41をIFめるのが理想で
あるがこれは極めて困難である。
そこでこの場合は点PがPIに達さずに磁極18を削り
残すよりも、磁性合金膜16は若干削られてしまうが、
点P1より矢印方向へ若干進んだところまで刃を入れて
しまうことを許容する。この許容幅は第3図に示す距f
ildlであり、フェライト部分の先端の角度が90°
の場合dl=w/2である。溝32の加工を容易にする
には距fidlが大きくなるようにすればよく、それに
はトラック幅Wをできるだけ大きくするとともにフェラ
イトチップ15の先端の角度をできるだけ小さくする。
以上のような本実施例のtA造方法によれば磁気ギャッ
プの形成は成膜のみにより突き合わせを行なわないので
、ギャップ幅のバラツキを従来より抑えることができる
。例えば従来方法ではギャップ幅は目標を0.25gm
としても実際には0.2〜0.3μmにばらついたが、
木実流側工程によれば0.24〜0.26μm程度に抑
えることができた。本実施例ではこのようにギャップ幅
のバラツキを抑えられるので磁気コアの特性を均一化、
安定化させ歩留りを向」−できる。また特性が均一化す
ることにより、このコアから構成した磁気ヘッドを磁気
記録再生装置にペアで組み込む場合に両ヘッドの特性を
電気的方法で揃える工程を簡略化でき、磁気記録再生装
置のコストダウンに寄与できる。
さらに本実施例の製造方法によれば最終的にはブロック
の切断により一度に多数のコアが得られ、また前述した
従来方法におけるような特別に困難な工程や時間のかか
る工程及び問題のある工程を含まないこともあり、第1
図の磁気コアを[りhい生産性で安価に製造できる。
1ム工蔦」 第1実施例では製造工程において、第2図(b)のB面
の研磨によるトラック幅出し等に特別な困難はないもの
のかなりの加工精度を要する。また第2図(e)の溝入
れ時に溝加工の衝撃により磁性合金膜18の磁極となる
上端部にjtlれが発生する場合がある。
そこで、これらの問題を軽減し、生産性をより向上させ
た本発明の第2実施例を、第4図及び第5図(a)〜(
h)を谷間して説明する。なおこれらの図において第1
図〜第3図中と同一もしくは相当する部分には同一符号
が付してあり、同一部分の詳細な説明は省略する。
第4図は本実施例による磁気コアの構造を示す斜視図で
ある。同図に示すように本実施例のコアは溝25と磁性
合金膜16の形成部分が第1実施例の第1図(a)のコ
アと異なっている。
すなわち本実施例のコアでは、X 25 、25の位置
が第1図(a)の場合より図中左奥側へずれており、フ
ェライトチップ15の図中左上端部の溝25によるV字
形の先端は磁気ギャップGの図中左奥側の端に接してい
る。そして前記先端面の右側面のみに磁性合金膜16が
形成されており、左側面には形成されていない。そして
右側面のみに形成された磁性合金膜16の先端が磁気ギ
ャップGを挾んで磁極16aとして磁極18aと対向し
ている。また磁性合金膜16はフェライトチップ15の
巻線溝26の底面までしか形成されておらずそれより下
部の端面には形成されていない。
本実施例コアのこの他の部分の構造は第1図(a)のコ
アと同様である。
このような構造によれば第1実施例と同様の構造−にの
理由により同様の作用効果が得られるとともに、次に説
明するように製造工程をより容易にし、生産性をさらに
向りできる。
次に本実施例コアの製造工程を説明する。
まず第5図(a)に示すようにブロック24に溝25と
巻線溝26を形成する。この場合第1実施例と異なり溝
25は所定の間隔d2をおいて形成する。
次に第5図(b)に示すように磁性合金膜16を第1実
施例の場合と同様に第5図(a)のブロック24のB面
に形成する。
次にまた第1実施例と同様に炭素棒28を巻線溝26中
に嵌め、溝259巻線溝26を低融点ガラス29で埋め
た後、第5図(b)のB面を第5図(C)に示す状態と
なるまで研磨する。すなわち磁性合金膜16の溝251
巻線溝26への付着部分以外の付着部分を完全に除去す
るまで研磨を行なう。
そしてこの場合研磨後の第5図(C)のB面に露出する
磁性合金膜16の端部の幅Wが後に磁性合金膜16側の
トラック幅Wとなるので、トラック幅は第1実施例の場
合と異なり研磨量によっては左右されず、溝25の側面
に成膜する磁性合金膜16の厚さにより簡単に管理でき
る。
次に第5図(d)に示すようにまた第1実施例の場合と
同様に第5図(c)のB面にに非磁性膜17を形成し、
さらにこのヒに第2の磁性合金膜18を形成する。
次に第5図(e)に示すように溝41を形成し、磁極1
8a及び磁気ギャップGとなる磁性合金膜18と非磁性
膜17の1一端部の図中左側縁を決めた後、この溝41
を低融点ガラス29で埋め戻す。
続いて第5図(f)に示すように溝42を形成し、l記
」一端部の図中右側縁を決めてトラック幅Wを出す。こ
の場合前記に端部の強度は低融点ガラス29に補強され
ているので剥れの発生は少ない。
このように2回の溝入れで磁極18a側のトラック幅を
出すことにより、磁性合金膜18の磁極18a近傍の剥
れの発生を少なくすることができる。
次に第5図(g)に示すように先述の補強ブロック30
を接着材層19と、溝42に埋められる低融点ガラス2
9を介して接合する。
続いて第5図(h)に示す破線に沿って全体を切断し、
後は第1実施例の場合と同様の工程を経て第4図の磁気
コアが完成する。
以−Lのようにして磁性合金膜16側のトラック幅出し
や磁性合金膜18の剥れ等の問題を軽減して第1実施例
の場合よりも高い生産性で安価に第4図の磁気コアを製
造できる。
剃1111 上述した第1.第2実施例では磁極18aの匂、1出し
、即ちアジマス角がOoの場合にはトう、グ幅出しを機
械的な溝入れによって行なっていたが、これを化学的方
法、例えばフォ)・リソグラフィにより以下のように行
なうこともできる。
まず第2図(d)あるいは第4図(d)の磁性合金膜1
8の形成後に磁性合金膜18 ににフォトレジストをス
ピンコータで厚さe!IJ−m 9布した後、光照射と
現像プロセスによって磁性合金1漠18を残したい領域
のみにレジスト層を形成する。
次にウェントプロセスまたはイオンミーリング等のドラ
イプロセスによりエツチングを行ない、レジスト層に被
覆されていない部分の磁性合金膜18を除去して磁極1
8aを形成する。しかる後にレジスト層を除去する。
第4図(d)の工程後に」−記の工程により磁極18a
を形成した状態を第6図に示す、符号43で示す部分が
エツチングによる磁性合金膜18の除去部分である。こ
れ以後第4図(f)以後と同様の工程を経て磁気コアを
得ることができる。
このような方法によれば磁性合金膜18に機械的な応力
が加わらないため磁性合金膜18の剥れを極めて効果的
に防1にでき、狭トラツクコアの加工に好適である。
但し1回のエツチングで切れ良く除去できる磁性合金膜
18の厚さは10gm位が限度であるので、磁性合金■
Q 18の厚さをそれより大きくする場合には成膜、フ
ォトリソ工程を交互に複数回行なう。
[効 果] 以上の説明から明らかなように、本発明の磁気コアによ
れば高飽和磁束密度材と高透磁率材の組合わせにより高
抗磁力媒体に対応できるとともに高出力を得られる。ま
た媒体摺動面一ヒで磁気ギャップに平行な異種磁性材間
の境界が存在しないため疑似ギャップ作用の発生を防]
トでき、優れた特性が得られる。
また本発明の磁気コアの製造方法によれば本発明の磁気
コアを高い生産性で安価に製造できるとともに磁気コア
のギャップ幅のバラツギを抑えることができ、磁気コア
の特性の均一化、安定化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)はそれぞれ本発明の第1実施例と
その変形例による磁気コアの構造を示す斜視図、第2図
(3)〜(ハはよgrg第、。 (a)のコアの製造工程を順に示す説明図、第3図は第
2図(e)中の溝加工精度の問題の説明図、第4図は第
2実施例による磁気コアの斜視図、第5図(a)〜(h
)は第4図のコアの製造■−程の説明図、第6図は第3
実施例による製造工程の説明図、第7図(a)〜(d)
はそれぞれ従来の磁気コアの製造■程の説明図、第8図
(a)〜(h)はそれぞれ他の従来コアの製造り程の説
明図である。 15・・・フエライトチンブ 16.18・・・磁性合金膜 17・・・非磁性膜   19.22・・・接着材層2
0・・・非磁性材チップ 21・・・磁性材チンブ 23・・・補強板24・・・
ブロック 25.32,41.42・・・114 26・・・巻線溝    29・・・低融点ガラス30
・・・補強ブロック 36・・・非磁性材板38・・・
磁性材ブロック

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一端面に第1の高飽和磁束密度材膜を形成された高
    透磁率材チップと、前記膜上に磁気ギャップ材膜を介し
    て形成された第2の高飽和磁束密度材膜と、前記第2の
    膜上に接合された補強板からなり、磁気記録媒体摺動面
    に露出する前記チップと第1の膜の境界線は磁気ギャッ
    プ材膜と非平行であり、前記摺動面において前記補強板
    の前記第2の膜に隣接する部分は少なくとも非磁性材か
    らなることを特徴とする誘導型磁気ヘッドの磁気コア。 2)一側面に溝を形成した高透磁率材ブロックの前記溝
    形成面上に第1の高飽和磁束密度材膜を形成する工程と
    、前記膜形成後に前記溝に非磁性材を埋設する工程と、
    前記埋設後の膜形成面上に磁気ギャップ材膜を形成する
    工程と、前記ギャップ材膜上に第2の高飽和磁束密度材
    膜を形成する工程と、前記第2の膜の磁気記録媒体摺動
    面側の端部の複数箇所を所定幅に加工する工程と、前記
    加工後に前記第2の膜上に少なくとも前記摺動面におい
    て、前記第2の膜に接する部分が非磁性材で構成された
    ブロックを接合する工程と、前記接合後全体を切断して
    磁気コアを得る工程とを含むことを特徴とする誘導型磁
    気ヘッドの磁気コアの製造方法。 3)前記第2の膜端部の複数箇所の幅加工を一箇所につ
    き2度の溝形成により行なうことを特徴とする特許請求
    の範囲第2項に記載の磁気コアの製造方法。 4)前記第2の膜端部の複数箇所の幅加工をフォトリソ
    グラフィにより行なうことを特徴とする特許請求の範囲
    第2項に記載の磁気コアの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4926276A (en) * 1987-02-20 1990-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Magnetic head having reinforcing block

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4926276A (en) * 1987-02-20 1990-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Magnetic head having reinforcing block

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