JPH02247816A - 固定磁気ディスク装置用コアスライダの製造法 - Google Patents

固定磁気ディスク装置用コアスライダの製造法

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JPH02247816A
JPH02247816A JP6890489A JP6890489A JPH02247816A JP H02247816 A JPH02247816 A JP H02247816A JP 6890489 A JP6890489 A JP 6890489A JP 6890489 A JP6890489 A JP 6890489A JP H02247816 A JPH02247816 A JP H02247816A
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track
forming
ferrite
gap
magnetic
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JP6890489A
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Inventor
Nobuhiro Terada
寺田 伸大
Naoya Fukuda
直也 福田
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、固定磁気ディスク装置用コアスライダの製造
法に係り、特に、磁気ヘッドとしての総合的特性に優れ
たコアスライダを良好な生産性をもって製造するための
方法に関するものである。
(背景技術) 固定磁気ディスク装置(RDD)に用いられる浮上型磁
気ヘッド用のコアスライダは、一般に、ディスク摺動面
に所定高さの左右一対の空気ベアリング部を備えたスラ
イダ本体と、そ、のスライダ本体に一体的に接合されて
、そのスライダ本体との間で閉磁路を形成すると共に、
ディスク摺動面に臨む磁路形成部位においてスライダ本
体との間で所定間隙の磁気ギャップを形成する少なくと
も一つのヨーク部とを含んで構成されており、そのディ
スク摺動面に、磁気ギャップを挟んでそれらスライダ本
体とヨーク部とに跨るように、所定幅のトラック部が形
成せしめられた構造を有している。
ところで、このようなコアスライダの一つとして、第1
3図に示されている如き、スライダ本体1とヨーク部2
とが一体に形成されたモノリシック型スライダが従来か
ら知られているが、かかるモノリシック型スライダは、
フェライトのみで構成されるところから、低価格である
といった優位性は備えているものの、左右の空気ベアリ
ング部3.3の中央位置において、磁気ギャップ4を挟
んでスライダ本体1とヨーク部2とに跨るようにセンタ
ーレール5が設けられて、そのセンターレール5の両側
面がテーパ面に加工されることによ、−)てトラック部
6が形成せしめられているものであるところから、トラ
ック幅精度が得難く、狭トラツク化が実現し難いといっ
た問題があった。
また、これに対し、非磁性材料製のスライダ本体に、別
途製作したコアを一体的に組み付けてなる、所謂コンポ
ジット型スライダも従来から知られている。このコンポ
ジット型スライダは、コアをスライダ本体から独立して
作製できるため、トラ・ンク幅精度を得易く、狭トラツ
ク化を実現し易いといった特長を有している。しかし、
かかるコンポジット型スライダは、スライダ本体とコア
とを別々に作製する必要があるが故に、その製造コスト
が高(なるといった問題があり、またスライダ本体とコ
アとの接合の際の位置決めが難しいといった問題も有し
ていた。
一方、このようなコンポジット型スライダと同様の特長
をより低価格で達成し得るコアスライダとして、特開昭
62−18615号公報において、フェライト製のスラ
イダ本体にフェライト製のヨーク部が一体的に接合され
て構成された構造のコアスライダが提案されている。そ
して、そこにおいて、そのようなコアスライダの製造手
法として、。
トラック幅を規定するためのトラック幅規定ギャップを
与えるトラック幅規定溝を予めヨーク部に切削形成して
、そのヨーク部をスライダ本体にガラス溶着した後、空
気ベアリング部および空気ベアリング部の延長部位に接
合されたヨーク部の左右両側面を傾斜面に切削形成して
、0的とするコアスライダを得るようにした手法が開示
されている。
しかしながら、かかる公報に開示のコアスライダの製造
手法にあっては、空気ベアリング部やトラック部の形状
加工を始めとする各部の加工が、専ら、時間を要するダ
イヤモンド砥石等による機械加工によって行なわれるよ
うになっていることから、その生産性が必ずしも良好と
は言い難(、量産品の製造手法としては未だ決して好ま
しいものとは言い難かった。また、かかる公報に開示の
手法に従って製造されるコアスライダは、前述のように
、トラック幅を規定するトラック幅規定溝がヨーク部側
だけに形成され、ヨーク部との間でトラック幅規定ギャ
ップを形成するスライダ本体の突合せ面が磁気ギャップ
形成面と面一の平坦面とされていることから、スライダ
本体側にトラック幅規定溝を形成しなくて済む分だけ、
その生産性は向上するものの、そのような構造に起因し
て、クロストークが生じ易くなり、高密度記録化を図る
上で不利になるといった不具合があった。
すなわち、トラック部の両側が磁気ギャップよりも離隔
距離の大きいトラック幅規定ギャップで規定される磁気
ヘッドでは、そのトラック幅規定ギャップを挟んで対向
する対向面に磁気ギャップと平行若しくは平行に近い部
分が存在すると、その部分が記録媒体としてのディスク
の他のトラックの信号を拾って、所謂クロストークを生
じ易くなるのであり、上述のような構造のコアスライダ
にあっては、ヨーク部と対向するスライダ本体側の面が
磁気ギャップと平行な平坦面として残されることから、
その平坦面部分がディスクの他のトラックの信号を拾う
ことに起因してクロストークを生じ易くなるのである。
従って、上述の如き構造のコアスライダでディスクのト
ラック密度を高めて記録密度の高度化を図ろうとすると
、そのクロストークによる雑音信号の増大によってSN
比が著しく低下するといった不具合を招く恐れがあるの
である。
(解決課題) ここ比おいて、本発明は、以上めような事情を背景とし
て為されたものであり、その解決すべき課題とするとこ
ろは、前記公報(特開昭62−18615号)に開示さ
れている如き構造の固定磁気ディスク装置用コアスライ
ダ、すなわちディスク摺動面に所定高さの左右一対の空
気ベアリング部を備えたスライダ本体と、そのスライダ
本体に一体的に接合されて、そのスライダ本体との間で
閉磁路を形成すると共に、ディスク摺動面に臨む磁路形
成部位においてスライダ本体との間で所定間隙の磁気ギ
ャップを形成する少なくとも一つのヨーク部とを含み、
そのディスク摺動面に、前記磁気ギャップを挟んでそれ
らスライダ本体とヨーク部とに跨るように、その磁気ギ
ャップのギャップ長よりも離隔距離の大きいトラック幅
規定ギャップで両側を規定された状態で、所定幅のトラ
ック部が形成されてなる構造の固定磁気ディスク装置用
コアスライダであって、前記公報に開示のコアスライダ
よりもクロストークを小さく抑制し得て、高密度記録化
を有利に達成し得る構造のコアスライダを、前記公報に
開示のコアスライダよりも優れた生産性をもって製造し
得るようにすることにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本発明にあって
は、上述の如き構造の固定磁気ディスク装置用コアスラ
イダを、スライダ本体を与える第一のフェライトブロッ
クとヨーク部を与える第二のフェライトブロックとを突
き合わせて製造するに際して、(a)第一および第二の
フェライトブロックの突合せ面にそれぞれマスクを付与
してエツチングを施すことにより、それらフェライトブ
ロックの突合せ面に、幅方向両側面がそれぞれの突合せ
面に対して40゜〜75°の角度を為す傾斜面とされた
所定幅のトラック形成凸部を形成すると共に、該トラッ
ク形成凸部の両側に位置して、該トラック形成凸部より
も低い、連続した山形凸部をそれぞれ形成する工程と、
(b)前記トラック形成凸部および山形凸部が互いに対
向するように、前記第一および第二のフェライトブロッ
クをその突合せ面で突き合わせて一体的に接合し、該ト
ラック形成凸部をディスク摺動面に臨む磁路形底部位と
する閉磁路を形成する一方、それらフェライトブロック
のトラック形成凸部にて所定ギャップ長の磁気ギャップ
を有するトラック部を形成すると共に、前記山形凸部が
形成されたフェライトブロックの突合せ面間において、
前記磁気ギャップよりも離隔距離の大きいトラック幅規
定ギャップを形成せしめる工程と、(C)該第一および
第二のフェライトブロックの接合体のディスク摺動面に
マスクを付与してエツチングを施すことにより、第一の
フェライトブロックのディスク摺動面の左右に所定高さ
の空気ベアリング部を形成する工程と、(d)該空気ベ
アリング部が形成されたフェライトブロックの接合体か
ら、スライダ本体およびヨーク部からなる最終形状のコ
アスライダを切り出す工程とを、含むようにしたのであ
る。
なお、トラック部の磁気ギャップを所謂メタルインギャ
ップ構造となす場合には、前記第一のフェライトブロッ
クと第二のフェライトブロックとの突き合わせに先立っ
て、それらフェライトブロックの少なくとも一方の突合
せ面に、該突合せ面に形成されたトラック形成凸部の先
端面を少なくとも覆うように、所定厚さの金属磁性材層
を形成するようにすればよい。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、本発明に従って固定磁気ディスク装置用のコアス
ライダを製造するに際しては、第1図の(a)および[
有])に示されている如き、それぞれ、後述のスライダ
本体58およびヨーク部60を与える第一のフェライト
ブロック10と第二のフェライトブロック12が準備さ
れる。
なお、これらフェライトブロック10.12のフェライ
ト材としては、従来からの高透磁率フェライト材、例え
ばMn−Znフェライト、Ni−Znフェライト等の単
結晶体や多結晶体、或いはそれらの複合体が好適に採用
されることとなるが、フェライト材として単結晶体が用
いられる場合には、後述の空気ベアリング面(ディスク
摺動面36)の結晶面と空気ベアリング部38の長手稜
部(エツジ部)の結晶方位の組み合わせとして、(10
0)と<100> 、(100)と(l l O> 。
(110)  と <100>  、(110)  と
 <110>。
(311)と<332> 、(332)と<311>。
(611)と<331>、(331)と<611>。
(211)と(111>の組み合わせが好適に選択され
ることとなる。
また、ここでは、目的するコアスライダを2個切り出し
得るように、フェライトブロック10゜12の大きさが
それぞれ設定されている。
準備されたフェライトブロック10.12には、先ず、
それらの突合せ面14.14に対して、次工程のエツチ
ング処理のために、後述のマスクとしてのレジスト16
の密着性および均一なサイドエッチ量を得るため等の表
面処理が適宜族される。
そして、その表面処理が°施されたフェライトブロツ、
り10.12の突合せ面14.14に、それぞれ所定の
レジスト16が塗布される(第2図の(a)。
(ロ)参照)。
これらフェライトブロック10.12の突合せ面14.
14に塗布されたレジスト16は、エツチング処理に先
立って、第2図の(a)および(b)に示されている如
く、ディスク摺動面36例の端面側部位において、短冊
状(長手矩形状)のフェライト露出部18がフェライト
ブロック10.12の長手方向に複数配列形成されて、
後述の磁気ギャップ30の各形成部位に対応する部位が
それぞれ幅の広い一つのレジスト残留部20で覆われる
と共に、後述のトラック幅規定ギャップ32の各形成部
位に対応する部位がそれよりも幅の狭い複数のレジスト
残留部22で覆われるように、露光、現像される。そし
て、かかるレジスト16の露光、現像後、各フェライト
露出部18を介して、レジスト残留部20で覆われた突
合せ面14の先端面幅が目的とするトラック幅寸法とな
る深さまで、エツチング処理が施される。
そして、このエツチング操作により、第3図の(a)、
 (b)、 (C)に示されているように、フェライト
ブロック10.12の突合せ面14.14の磁気ギヤツ
デ形成部位において、先端面(磁気ギャップ形成面)の
幅寸法が目的とするトラック幅寸法とされたトラック形
成凸部24A、24Bが形成されると共に、それら磁気
ギャップ形成部位の両側において、該トラック形成凸部
24A、24Bよりも頂部高さが5μm程度以上低い、
ll1m程度以上の高さの三角状断面の山形凸部26が
それぞれ複数形成され、また各トラック形成凸部24A
24Bの両側面28.28が、磁気ギャップ形成面(突
合せ面14)に対して、40’〜75゜好ましくは60
’〜75°の角度:θ、(第3図の(C)参照)を為す
傾斜面に形成されると共に、各山形凸部26の両側面2
9.29が、磁気ギャップ形成面(突合せ面14)に対
して、10°程度以上の角度:θ8 (第3図の(C)
参照)を為す傾斜面に形成せしめられる。
なお、山形凸部26は、ここでは、後述のトラック幅規
定ギャップ32の形成部位に対応する部位だけに形成さ
れるようになっているが、それらトラック幅規定ギャッ
プ32の形成部位間の部位にも山形凸部26を形成する
ようにしてもよい。
すなわち、最終的にヨーク部60となる部位以上の幅に
山形凸部26が形成されていれば良いのである。
また、上記トラック形成凸部24A、24Bの両側面2
8.28の傾斜角度:θ1や各山形凸部26の両側面2
9.29の傾斜角度:θ8は、フェライトブロック10
.12の結晶方向の選択や温度、濃度等のエツチング条
件等の選択によって、上述のような角度範囲に設定され
ることとなる。
上記エツチング処理操作が完了すると、レジスト16が
フェライトブロック10.12から剥離された後、少な
くとも一方のフェライトブロック10.12の突合せ面
14に対して再びレジストのマスクが付与され、そのレ
ジストの付与状態下に、後述の磁気ギャップ30のギャ
ップ長を規定するための所定深さのエツチング処理がト
ラック形成凸部24A、24Bの先端面に施される。そ
して、その磁気ギャップ30を形成するためのエツチン
グ処理が完了すると、第4図の(a)および(b)に示
されているように、フェライトブロック10゜12の突
合せ面14.14に、トラック形成凸部24A、24B
および山形凸部26の一端部を規定する状態で、フェラ
イトブロック10.12の長手方向(コアスライダの左
右方向)に延びるコイル巻線用の溝34.34が、それ
ぞれギャップデプス位置を規定するように切削形成され
、その後、トラック形成凸部24A、24Bおよび山形
凸部26がディスク摺動面36側から臨まれる位置、例
えば第4図の(a)、 (b)の33.35で示される
位置深さまで、ディスク摺動面36側の面に研磨加工が
施される。
なお、コイル巻線用溝34は、ここでは、フェライトブ
ロック10.12の両方に形成されるようになっている
が、フェライトブロック10,12の一方だけに形成す
るようにすることも可能である。また、上記エツチング
操作に代えて、トラック形成凸部24A、24Bの少な
くとも一方の先端面に研磨加工を施したり、トラック形
成凸部24A、24Bの少なくとも一方の先端面にギャ
ップ長相当の非金属磁性材層をスパッタリング手法等で
被着させたりすることによって、磁気ギャップ30のギ
ャップ長を規定するようにすることも可能である。
ギャップデプス長を設定するための研磨加工およびコイ
ル巻線用溝34の溝加工が完了すると、フェライトブロ
ック10.12は、第5図に示されている如く、トラッ
ク形成凸部24A、24Bが互いに対向するように、ま
たコイル巻線用溝34.34が互いに対向するように、
それぞれの突合せ面14.14で突き合わされ、磁気ギ
ャップ30および後述のトラック幅規定ギャップ32゜
32に相当する間隙、すなわち磁気ギャップ形成凸部2
4A、24B間の隙間および各対向する山形凸部26.
26間の隙間に、非磁性の充填接合材、例えばガラス4
2を流入、充填せしめられた状態で、ガラス溶着手法や
フェライトブロック10.12間士の固相反応手法等に
より、互いに一体的に接合せしめられる。そして、この
接合により、各突き合わされたコイル巻線用溝34.3
4を取り囲むように環状の閉磁路が形成され、また各対
応するトラック形成凸部24A、24B間において、所
定間隙の磁気ギャップ30が形成されて、それらトラッ
ク形成凸部24A、24Bによってトラック部40が形
成されると共に、トラック形成凸部24A、24Bの両
側の各対向する山形凸部26の形成部位間において、磁
気ギャップ30のギャップ長よりもギャップ長(離隔距
離)の大きい、トラック部40の幅を規定するためのト
ラック幅規定ギャップ32がそれぞれ形成される。
なお、かかるフェライトブロック10.12の接合に際
しては、各フェライトブロック10,12のガラス充填
部にガラス42を先に充填させ、そのガラス42の不要
部分を除去・研磨したのち、両フェライトブロック10
.12を突き合わせて一体に接合するようにすることも
できる。
このように二つのフェライトブロック10.12が接合
されると、その接合体44のディスク摺動面36に対し
て、磁気ギャップ30のギャップデプスを所望の寸法に
設定するための研磨加工が施されると共に、次工程のエ
ツチング処理を行なうための表面処理が適宜節される。
そしてその後、その接合体44のディスク摺動面36に
レジスト46が塗布されて、第6図に示されている如く
、目的とするコアスライダに形成すべき後述の空気ベア
リング部38の形成部位および後述のヨーク部60のデ
ィスク摺動面36の略全面を覆うように、露光、現像さ
れる。
レジスト46がこのように付与されると、かかるレジス
ト46の付与状態で、接合体44のディスク摺動面36
のフェライト露出部分を介して所定深さのエツチングが
施され、これによって、第7図の(a)および(b)に
示されている如く、レジスト46の付与部分が非付与部
分から所定高さ突出させられて、互いに平行な長手矩形
状の空気ベアリング部38が、1個のコアスライダにつ
いて2個ずつ、周りから所定高さで突出形成されると共
に、それら空気ベアリング部38と同じ高さでヨーク部
60の形成部位が周りから突出せしめられる。
また、かかる凸部の形成と同時に、その凸部を取り囲む
側面が、空気ベアリング面(ディスク摺動面36)と4
5゜〜80°程度、好ましくは60’〜75°程度の角
度を為す傾斜面48に形成される。
なお、フェライトブロック10.12に対するこれまで
のエツチング処理操作は、通常の電解エツチング或いは
化学エツチングで行なうことが可能であるが、本願出願
人が特願昭60−222388号において明らかにした
、リン酸主体水溶液を用いた化学エツチング処理にて特
に有利に実施されることとなる。
また、これまでのエツチング処理操作では、マスクとし
てフォトレジストが用いられていたが、かかるマスクと
しては、真空蒸着、スパッタリング、CVD法等の他の
手法によって形成されるCr等の金属やSS101Si
n等の各種のマスクを採用することが可能である。
空気ベアリング部38を周りから突出形成するためのエ
ツチング処理操作が完了すると、フェライトブロック1
0.12の接合体44の幅方向の両端部に対して、第7
図の(a)に示されている如き切断線50.52に沿っ
て、コアスライダの長さを決定するための切断加工が施
される。そして、その後、第8図に示されているように
、工・ンチングによって形成された各空気ベアリング部
3日のリーディング側の端部に対して、空気ベアリング
面(ディスク摺動面36)に対する傾斜角度が緩やかな
テーパ部(リーディングランプ)54が研磨加工され、
また接合体44のディスク摺動面36側のトレーリング
側端部に面取り加工としてのチャンバー加工が施されて
、テーバ面56が形成される。
かかるリーディングランプ加工およびチャンバー加工に
よるテーパ部54およびテーバ面56の形成により、回
転開始時や回転停止時のディスクの摺接によって、空気
ベアリング部38のリーディング側端部の稜部や後述の
ヨーク部60のトレーリング側端部の稜部に欠けが生じ
ないようにされるのであり、またそれら稜部との摺接に
よって、ディスクが損傷せしめられないようにされるの
である。
なお、エツチングによって形成された凸部のトレーリン
グ側の端部に、第7図の(a)に示されているように、
そのエツチング操作によって傾斜面48が形成され、か
かる傾斜面48がテーパ面56と同様の役割を果たし得
るときは、テーパ面56を形成するためのチャンバー加
工は必ずしも行なう必要はない。
リーディングランプ加工およびチャンバー加工が完了す
ると、次に、第9図に示されているように、各空気ベア
リング部38の延長部位において、目的とするコアスラ
イダのヨーク部形状を与えるように、フェライトブロッ
ク10.12の不要部分が切削除去されて、ヨーク部6
0が切出し形成され、その後、同図に示されている如き
切断線62に沿って接合体44が切断されて、第1O図
に示されている如き、目的とする固定磁気ディスク装置
用のコアスライダが切り出される。
すなわち、ディスク摺動面36に所定高さの左右の一対
の空気ベアリング部38.38が形成されたスライダ本
体58と、それら空気ベアリング部38.38のそれぞ
れの延長部位においてスライダ本体58に一体的に接合
されて、該スライダ本体58との間で環状の閉磁路を形
成すると共に、ディスク摺動面36に臨む磁路形成部位
において該スライダ本体58との間で所定間隙の磁気ギ
ャップ30を形成する一対のヨーク部60.60とから
なり、そのディスク摺動面36に、磁気ギャップ30を
挟んでスライダ本体58と各ヨーク部60とに跨るよう
に、磁気ギャップ30のギャップ長よりも離隔距離の大
きいトラック幅規定ギャップ32で両側を規定された状
態で、所定幅のトラック部40が形成された構造のコア
スライダが切り出されるのであり、これにより、目的と
する2個のコアスライダが得られるのである。
このようにして製造される固定磁気ディスク装置用コア
スライダは、前述のように、空気ベアリング部38.3
8がエツチング操作によって周りから同時に突出形成さ
れ、しかもその形成と同時に、空気ベアリング部38.
38の左右の側面が傾斜面48に形成されるため、空気
ベアリング部38.38を周りから突出形成するために
、また空気ベアリング部38.38の左右の側面を傾斜
面(48)に形成して、ディスクとの摺接によって空気
ベアリング部38.38の長手稜部に欠け(チッピング
)が生じるようなことを回避するために、時間を要する
砥石を用いた機械加工を施す必要がないのであり、それ
故、前記公報(特開昭62−18615号公報)に開示
のコアスライダの製造手法に比べて、その生産性が大幅
に優れているのである。
また、このようにして製造されるコアスライダにおいて
は、前述のように、トラック部40を形成するトラック
形成凸部24A、24Bの両側面28.28が、それぞ
れ、それらトラック形成凸部24A、24Bの先端面、
すなわち磁気ギャップ30の形成面と、40゜〜75°
、好ましくは60゛〜75°の角度:θ1を為す状態で
形成されるため(第11図参照)、記録時の絞込みおよ
び再生時の引込み効果を良好に抑制できると共に、記録
時において、有効記録幅を効果的に大きくできる一方で
、その有効記録幅が必要以上に大きくなることを良好に
回避できるといった利点があるのであり、またトラック
部40の両側のトラック幅規定ギャップ32.32の形
成面であるスライダ本体58とヨーク部60との突合せ
面部位に、それぞれ、山形凸部26が連続的に形成され
て、トラック幅規定ギャップ32.32の対向面が、そ
れぞれ、磁気ギャップ形成面に対して10°以上の角度
:θ2を為す複数の傾斜面29で構成されていることか
ら、コアスライダの生産性を良好に維持しつつ、再生時
におけるアジマスロスを確保して、クロストークの発生
を良好に防止できるといった利点もあるのである。
すなわち、トラック部40を形成するトラック形成凸部
24A、24Bの各側面28.28が磁気ギャップ形成
面となす角度:θ1が大き過ぎると、記録時において、
磁気ギャップ30の両端部で磁気飽和が生じ易くなると
共に、再生時において、その磁気ギャップ30の両端部
で磁気抵抗が大きくなって、再生効率が低下する、所謂
磁束の絞込み(記録時)・引込み(再生時)効果が顕著
になる一方、磁束の漏洩に基づくフリンジング効果が有
効に得られなくなって、フリンジング効果による有効記
録幅の増大化によってオフトラック特性を改善すること
が期待できな(なるといった問題が生じるのであるが、
ここでは、前述のように、エツチング操作によって角度
:θ1が75゜よりも小さく設定されるため、上記磁束
の絞込み・引込み効果が良好に抑制されて、磁束の絞込
み・引込み効果に起因する磁気ヘッドとしての性能の低
下が良好に回避されると共に、フリンジング効果によっ
て有効記録幅が効果的に増大されて、゛良好なオフトラ
ック特性が得られるのである。
また、これとは逆に、上記角度:θ1が小さ過ぎると、
フリンジング効果によって有効記録幅が著しく大きくな
って、ディスクのトラック密度を高めることが困難にな
るといった不具合を生じるのであるが、ここでは、かか
る角度二01が40”よりも大きく設定されるため、フ
リンジング効果によって有効記録幅が必要以上に増大す
ることが良好に回避されるのであり、それ故、ディスク
のトラック密度を高めて、記録密度を効果的に高めるこ
とができるのである。
更に、このようなコアスライダにおいては、トラック幅
規定ギャップ32.32を挟んで対向するスライダ本体
58およびヨーク部60の対向面に磁気ギャップ30と
平行乃至は平行に近い部分が存在すると、その磁気ギャ
ップ30と平行乃至は平行に近い部分で他のトラックの
信号を再生して、クロストークを生じるといった不具合
が生じるのであるが、ここでは、かかるトラック幅規定
ギャップ32の対向面が磁気ギャップ形成面とlO゛以
上の角度:02を為す傾斜面(29)で構成されて、ア
ジマスロスが大きくなるようにされていることから、ト
ラック幅規定ギャップ32゜32部分でそのようなりロ
ストークが生じることを良好に回避できるのであり、ま
た蔓のような傾斜面(29)が、トラック幅規定ギャッ
プ32のギャップ長:1の115程度以下の高さ:Δl
(第11図参照)の山形凸部26の側面として形成され
て、トラック幅規定ギャップ32を形成するトラック幅
規定溝が略同じ深さをもって形成されていることから、
そのようなアジマスロスを増大するための傾斜面(29
)を一つの連続した面として形成するような場合に比べ
て、その傾斜面の形成の際のエツチング深さを浅くでき
るのであり、それ故、そのトラック幅規定溝を形成する
際のエツチング時間を有利に短縮できて、コアスライダ
の生産性を良好に維持できるのである。
なお、本実施例手法に従って製造されるコアスライダの
トラック幅規定ギャップ32のギャップ長=1が小さ過
ぎると、かかるトラック幅規定ギャップ32が記録能を
有するようになるため、ここでは、前述のように、各フ
ェライトブロックIO212のトラック部形成凸部24
A、24Bの高さがそれぞれ略5μm程度以1の高さに
設定されて、トラック幅規定ギャップ32のギャップ長
:!が10μm程度以上の大きさに設定されるようにな
っている。トラック幅規定ギャップ32のギャップ長:
2を10μm程度以上の大きさに設定すれば、トラック
幅規定ギャップ32での記録機能を実質的に無くすこと
ができるのである。
ところで、上記実施例手法に従って製造されるコアスラ
イダにおいては、スライダ本体58とヨーク部60との
フェライト面が、磁気ギャップ30およびトラック幅規
定ギャップ32に充填させられた充填材としてのガラス
42を挟んで直接対向させられていたが、第12図に示
すように、それら磁気ギャップ30およびトラック幅規
定ギャップ32を挟んで対向するスライダ本体58とヨ
ーク部60とのフェライト面に、それらスライダ本体5
8とヨーク部60を構成するフェライト材よりも飽和磁
束密度の高い金属磁性材を被着させて、金属磁性材[6
4,64を形成し、磁気ギャップ30を所謂メタルイン
ギャップ構造となして、ディスクの高保持力化による磁
気記録密度の高密度化に対処させ得るようにすることも
可能である。
なお、磁気ギャップ30をこのようなメタルインギャッ
プ構造とする場合には、磁気ギャップ30のギャップ長
を規定するためのギャップ加工後、各フェライトブロッ
ク10.12の突合せ面14゜14の磁気ギャップ形成
部位およびトラック幅規定ギャップ形成部位に対して、
スパッタリング手法、イオンブレーティング法、CVD
法、メツキ法等の適宜の手法で金属磁性材層64.64
が形成され、その後、両フェライトブロック1O112
が一体に接合されることとなる。
ここで、それら金属磁性材層64の磁性材料としては、
例えばFe−5i系合金(Si:6.5重量%)、Fe
−3i−Af系合金(センダスト)、Nt−Fe系合金
(パーマロイ)等で代表される公知の結晶質合金が採用
可能であり、またFe−Co−3i−B系で代表される
メタル−メタロイド系合金や、Co−Zr系、Co−1
Zr−Nb系等のメタル−メタル系合金等の非晶質合金
も、金属磁性材層48の磁性材料として採用することが
可能であるが、Fe−3i系合金(Si:6.5重量%
)、Fe−3i −Af系合金を用いる場合には、通常
、耐食性向上のために、5重量%以下のCr、TI、T
a等の元素が適宜添加されることとなる。
また、かかる金属磁性材層64.64の形成手法として
は、組成変動が小さく、被着物質が限定されないこと等
から、スパッタリング手法が有利に採用されることとな
る。
なお、金属磁性材M64,64の形成手法としてかかる
スパッタリング手法を採用した場合、トラック形成凸部
24A、24Bの両側面28,28の磁気ギャップ形成
面に対する角度:θ、が大き過ぎると、それらトラック
形成凸部24A、24Bの両側面28.28に被着され
る金属磁性材7164.64が薄く且つ粗くなるため、
フェライトブロック10.12の接合時において、その
トラック形成凸部24A、24Bの両側面28,28に
被着された金属磁性材層64.64が被着面から剥離し
てガラス42中に分散乃至拡散され、そのガラス42中
に分散乃至拡散された金属磁性材層64の磁性材によっ
てトラック幅が実質的に変化させられる恐れがあるが、
ここでは、前述のように、角度:θ1が75°以下に設
定されることから、金属磁性材層64.64をたとえス
パッタリング法で形成しても、そのトラック形成凸部2
4A、24Bの両側面28.28に金属磁性材Jii6
4,64が充分厚く且つ密に被着されて、上述のような
不具合の発生が良好に回避されるといった利点がある。
また、スパッタリング手法で金属磁性材層64゜64を
形成する場合には、金属磁性材料の被着操作に先立って
、その金属磁性材料の密着性を向上させるために、ガラ
ス、あるいはFe、Ni、CO等の磁性材の少なくとも
一種の元素をフェライトブロック10.12の突合せ面
に中間層として形成するようにすることも可能である。
ここで、ガラスの場合には、100Å以下の厚さであれ
ば、擬似ギャップとしての作用は小さく、また磁性材の
場合には、1000Å以下の厚さであれば、その磁性材
としての作用は小さく、実用上問題とならないのである
また、上述のような金属磁性材層64は、磁気ギャップ
30を隔てて対向する少なくとも一方のトラック形成凸
部24A、24Bの先端面(磁気ギャップ形成面)だけ
に形成するようにしてもよい。
以上、本発明の幾つかの実施例を詳細に説明したが、こ
れらは文字通りの例示であり、本発明がそれらの具体例
に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で
、当業者の有する知識に基づいて、種々なる変更、修正
、改良等を施した態様で実施し得ることは、言うまでも
ないところである。
例えば、前記実施例では、第一および第二のフェライト
ブロック10.12を用いた一連の工程によって、目的
とするコアスライダが2個同時に製造されるようになっ
ていたが、そのような一連の工程によって3個以上のコ
アスライダを同時に製造するようにすることも可能であ
り、或いは単に1個のコアスライダだけを製造するよう
にすることも可能である。
また、前記実施例では、スライダ本体58の左右の空気
ベアリング部38.38のそれぞれの延長部位にヨーク
部60を備えたコアスライダを製造する場合について述
べたが、空気ベアリング部38の一方の延長部位におい
て、単に一つのヨーク部60が設けられる構造のコアス
ライダの製造や、左右の空気ベアリング部38.38の
中央部位に一つのヨーク部60が一体的に接合されて、
かかるヨーク部60とスライダ本体58とに跨がってト
ラック部40が形成される如き構造のコアスライダの製
造に本発明を適用することも可能である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明手法によれば、
記録・再生時の絞込み・引込み効果が良好に抑制される
と共に、オフトラック特性がフリンジング効果に基づい
て効果的に改善され、しかもトラック幅規定ギャップに
おけるクロストークの発生が良好に抑制せしめられた、
磁気ヘッドとしての総合的性能に優れた固定磁気ディス
ク装置用のコアスライダが、エツチング手法の効果的な
採用によって良好な生産性をもって製造され得るのであ
り、前記公報(特開昭62−18615号)に開示のコ
アスライダよりも高密度記録化を有利に達成し得る構造
のコアスライダを、該公報に開示のコアスライダ製造手
法よりも優れた生産性をもって製造することができるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は、本発明の一実施例を説明するた
めの各工程の説明図であって、第1図の(a)および(
b)は、それぞれ、組み合わされるフェライトブロック
を示す斜視図であり、第2図の(a)は、突合せ面にト
ラック形成凸部および山形凸部をエツチング形成するた
めのレジストを付与した状態のフェライトブロックの要
部を示す平面図であり、第2図のω)は、第2図の(a
)における■−■断面図であり、第3図の(a)は、ト
ラック形成凸部および山形凸部がエツチングにて形成さ
れた状態のフェライトブロックの要部を示す平面図であ
り、第3図の(ハ)は、第3図の(a)における■−■
断面要部図であり、第3図の(C)は、第3図の(b)
における要部拡大図であり、第4図の(a)および(b
)は、それぞれ、コイル巻線用溝が形成された第一のフ
ェライトブロックおよび第二のフェライトブロックを示
す斜視図であり、第5図は、二つのフェライトブロック
が一体的に接合された接合体を示す斜視図であり、第6
図は、ディスク摺動面に空気ベアリング部をエツチング
形成するためのレジストを付与した状態のフェライトブ
ロック接合体の要部を示す平面図であり、第7図の(a
)は、空気ベアリング部がエツチングにて形成された状
態のフェライトブロック接合体の要部を示す平面図であ
り、第7図の(+))は、第7図の(a)における■−
■断面図であり、第8図は、空気ベアリング部の長手方
向のリープ。 イング側端部にリーディングランプ加工が施されると共
に、フェライトブロック接合体のトレーリング側端部に
チャンバー加工が施された状態を示すフェライトブロッ
ク接合体の要部を示す平面図であり、第9図は、不要部
分の切除加工にてヨーク部が形成された状態のフェライ
トブロック接合体の要部を示す平面図であり、第10図
は、フェライトブロック接合体から切り出された最終形
状のコアスライダを示す平面図であり、第11図は、第
1O図における要部拡大図である。第12図は、本発明
の別の実施例を説明するための第11図に対応する図で
ある。第13図は、従来のコアスライダの一例を示す斜
視図である。 10:第一のフェライトブロック 12:第二のフェライトブロック 14:突合せ面 16.46:レジスト(マスク) 24A、24B:)ラック形成凸部 26シ山形凸部 28:側面(トラック形成凸部の) 29:側面(山形凸部の) 30:磁気ギャップ 32ニドラック幅規定ギャップ 34:コイル巻線用溝 36:ディスク摺動面 38:空気ベアリング部  40ニドラック部ニガラス 48二傾斜面 60:ヨーク部 :接合体 58ニスライダ本体 64:金属磁性材層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディスク摺動面に所定高さの左右一対の空気ベア
    リング部を備えたスライダ本体と、該スライダ本体に一
    体的に接合されて、該スライダ本体との間で閉磁路を形
    成すると共に、前記ディスク摺動面に臨む磁路形成部位
    において該スライダ本体との間で所定間隙の磁気ギャッ
    プを形成する少なくとも一つのヨーク部とを含み、その
    ディスク摺動面に、前記磁気ギャップを挟んでそれらス
    ライダ本体とヨーク部とに跨るように、該磁気ギャップ
    のギャップ長よりも離隔距離の大きいトラック幅規定ギ
    ャップで両側を規定された状態で、所定幅のトラック部
    が形成されてなる構造の固定磁気ディスク装置用コアス
    ライダを、前記スライダ本体を与える第一のフェライト
    ブロックと前記ヨーク部を与える第二のフェライトブロ
    ックとを突き合わせて製造するに際して、 前記第一および第二のフェライトブロックの突合せ面に
    それぞれマスクを付与してエッチングを施すことにより
    、それらフェライトブロックの突合せ面に、幅方向両側
    面がそれぞれの突合せ面に対して40゜〜75゜の角度
    を為す傾斜面とされた所定幅のトラック形成凸部を形成
    すると共に、該トラック形成凸部の両側に位置して、該
    トラック形成凸部よりも低い、連続した山形凸部をそれ
    ぞれ形成する工程と、 前記トラック形成凸部および山形凸部が互いに対向する
    ように、前記第一および第二のフェライトブロックをそ
    の突合せ面で突き合わせて一体的に接合し、該トラック
    形成凸部を前記ディスク摺動面に臨む磁路形成部位とす
    る前記閉磁路を形成する一方、それらフェライトブロッ
    クのトラック形成凸部にて前記磁気ギャップを有するト
    ラック部を形成すると共に、前記山形凸部が形成された
    フェライトブロックの突合せ面間において、前記トラッ
    ク幅規定ギャップを形成せしめる工程と、 該第一および第二のフェライトブロックの接合体のディ
    スク摺動面にマスクを付与してエッチングを施すことに
    より、前記第一のフェライトブロックのディスク摺動面
    に前記所定高さの空気ベアリング部を形成する工程と、 該空気ベアリング部が形成されたフェライトブロックの
    接合体から、前記スライダ本体およびヨーク部からなる
    最終形状のコアスライダを切り出す工程とを、 含むようにしたことを特徴とする固定磁気ディスク装置
    用コアスライダの製造法。
  2. (2)前記第一のフェライトブロックと第二のフェライ
    トブロックとの突き合わせに先立って、それらフェライ
    トブロックの少なくとも一方の突合せ面に、該突合せ面
    に形成された前記トラック形成凸部の先端面を少なくと
    も覆うように、所定厚さの金属磁性材層を形成せしめる
    ことを特徴とする請求項(1)記載の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5179593A (en) * 1990-10-08 1993-01-12 Clarion Co., Ltd. Fm stereo receiving device
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US5843375A (en) * 1995-06-07 1998-12-01 Proguard, Inc. Method for decontamination of a liquid of gaseous environment

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