JP2552611Y2 - 葉書用ラベル - Google Patents

葉書用ラベル

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JP2552611Y2
JP2552611Y2 JP1989134723U JP13472389U JP2552611Y2 JP 2552611 Y2 JP2552611 Y2 JP 2552611Y2 JP 1989134723 U JP1989134723 U JP 1989134723U JP 13472389 U JP13472389 U JP 13472389U JP 2552611 Y2 JP2552611 Y2 JP 2552611Y2
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清一 柳沼
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被貼着物表面の文字、絵柄等を、一時的に
隠蔽するためのラベルに関するものである。
〔従来の技術〕
最近、保険料金、電気電話料金等を自動振込のため、
その金額振込通知が郵便葉書で送られてくる。この葉書
は、他人にみられる可能性があるため、プライバシー保
護の見地から問題がある。そのため葉書の一部を隠蔽す
るようにした各種ラベルが従来提供されている。
例えば特公昭55-15035号には、上層から順に、紙、透
明フィルム、感圧接着剤層、剥離紙とし、紙と透明フィ
ルムの間で剥離可能(以下ピール部という)とした構成
のラベルが開示されている。また、実願昭63-35455号に
は、上層から順に、紙、スミインキ層、透明インキ層、
感圧接着剤層、剥離紙とし、スミインキ層と透明インキ
層との間をピール部とした構成の隠蔽用ラベルが提供さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、特公昭55−15305号に開示されているラベル
を葉書に貼着、使用した場合、以下に述べる欠点があっ
た。すなわち、ラベルを剥離したとき、葉書側に透明フ
ィルムが残るため、フィルムと紙(葉書)との伸縮性の
違いで紙が反り、またその厚みのため、紙の持つしなや
かさが消えてしまう。紙と透明フィルムとの剥離部の接
着力の調節が難しい。隠蔽するのは紙1枚であるので、
完全に隠蔽し得ないおそれがある。
実願昭63−35455号は、上記欠点を克服するため、透
明フィルムを排除すると共に、スミインキと透明インキ
を使用した。すなわち、透明フィルムを排除することに
より、紙の反りを無くし、紙の持つしなやかさを維持し
た。また、スミインキを使用することにより隠蔽性を完
全にし、スミインキ層と透明インキ層との間をピール部
とすることによって、接着力の調節を容易にしたのであ
る。しかし、スミインキ部の表面は粗雑であり、この表
面に透明インキを施し、その間で剥離しようとすると、
剥離ムラが起きるというおそれがある。
この考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであ
り、隠蔽性を完全にすると共に、ラベルを剥離する際
に、剥離ムラを生じないなど、隠蔽性、剥離性の良好な
ラベルを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係るラベルは、スミインキ、又は不透明フ
ィルム(例えば不透明顔料を混入したプラスチックフィ
ルム)を用いることによって隠蔽性を完全にすると共
に、不透明フィルム(透明フィルムの場合もある)と、
透明インキの間をピール部とすることにより、剥離を良
好にし、上記問題点を解決した。
即ち、本考案は、少なくとも紙と隠蔽インキ層とフィ
ルムとからなる積層体の該フィルム面に、透明インキ層
を介して感圧接着剤層を積層し、葉書への貼着後の剥離
の際には、透明インキ層以下を葉書表面に残す葉書用ラ
ベルであって、積層体の接着強度を、フィルム面と透明
インキ層間、及び、感圧接着剤層と葉書の接着強度より
大きくするための接着層を、紙と隠蔽インキ層間、また
は、隠蔽インキ層とフィルム間に設けたことを特徴とす
る葉書用ラベルを提供する。
〔実施例〕
以下、添付の図面を参照して、この考案の実施例につ
いて具体的に説明する。
第1図(b)は本考案のラベルの第1の実施例を示す
ものであって、上層から順に、紙1、スミインキ層7、
接着剤層2、透明フィルム3a、透明インキ層4、感圧接
着剤層5、剥離紙6からなっており、透明フィルム3aと
透明インキ層4との間がピール部8となっている。この
場合、ラベルの隠蔽性は、スミインキ層7によって確保
されている。このラベルは、例えば以下の工程により生
産することができる。紙1(例えば坪重80g/m2のコート
紙)の裏面にスミインキを印刷してスミインキ層7を形
成し、これを接着剤2(例えば2液型ウレタン樹脂)を
介して透明フィルム3aの一主面に接着する。次に、透明
フィルム3aの反対側主面に透明インキ(剥離ニス)(例
えばアクリル樹脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル/酢酸ビ
ニル共重合体等の単独または混合物)をコーティングし
て透明インキ層4(例えば厚さ5−8μm)を形成す
る。他方、剥離紙6に感圧接着剤(例えばゴム系または
アクリル樹脂系)を例えば7g/m2コーティングした後乾
燥し、感圧接着剤層5を形成するついで、この接着剤層
5と透明インキ層4とをラミネートする。
実際にこのラベルを葉書などに使用する場合、まず、
剥離紙6を剥がし、隠蔽したい部分に張り付ける。この
状態では、葉書に書かれている文字は隠蔽されていて外
部からは見えない。次に、葉書の受取人がこのラベルを
剥がそうとすると、透明インキ層4とフィルム3との間
の接着強度が、葉書と感圧接着剤層5との間の接着強度
よりも小さいため、ラベルがピール部8で自然に剥がれ
る。そして受取人は、その隠蔽部分の文字等を読むこと
ができるのである(第2図参照)。なお、第2図中9
は、葉書を示す。
第1(c)図は、本考案に係わるラベルの第2の実施
例を示すものであって、第1(b)図の実施例と比較し
た場合、スミインキ層7と接着剤層2との積層順位が逆
になっている以外は、第1(b)図の実施例とまったく
同一である。したがって、各構成部材については、第1
(b)図と同一の符号を付することにより、その説明を
省略する。
この場合のラベルの製造方法としては、例えば、透明
フィルム3aの一方の主面にスミインキを印刷し、他主面
に透明インキをコーティングし、その結果得られたスミ
インキ層7側に、接着剤層2を介して紙1を接着し、透
明インキ層4側に、感圧接着剤5をコーティングした剥
離紙6を粘着させればよい。
以上この第1(b)図、第1(c)図に示す実施例で
は、透明フィルム3aを用いたが、隠蔽性をより完全にす
るために、透明フィルム3aの代わりに、不透明フィルム
を用いることもできる。この不透明フィルムとしては、
熱可塑性プラスチックフィルム例えばポリ塩化ビニル、
ポリエチレン等に隠蔽性の大きい不透明顔料、例えばカ
ーボンブラック等の黒色顔料、チタンホワイト等の白色
顔料を適当量(例えば30μmのフィルム厚とする場合、
粒径30μm程度のものを5−10重量%)に混入、分散さ
せたものを用いることができる。
なお、本考案に係るラベルでは、透明、不透明フィル
ムには、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタラートな
どの熱可塑性樹脂を用いることができる。また、スミイ
ンキ、感圧接着剤、透明インキについては、従来公知の
ものを使用することができる。
〔考案の効果〕
この考案に係るラベルの不透明フィルム、またはスミ
インキによって、隠蔽性の完全を期することができる。
そして透明又は不透明フィルムと、透明インキとの間を
ピール部となるようにしたため、剥離ムラを生じさせる
ことなく、円滑な層間剥離が得られる。そのうえ、この
層間剥離強度の調節も容易となる。又、従来のごとく剥
離後フィルム層が、被貼着物(葉書)側に残らないた
め、葉書などの反りの発生、しなやかさの喪失などを防
ぐことができる。本考案のラベルは、隠蔽性にすぐれ、
ピール部はいったん剥離した後は、再度接着することは
出来ないから、改ざん防止も図られ、上記葉書に限ら
ず、その他の書類等においてプライバシー、あるいは秘
密性の保持のために広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1(b)図及び第1(c)図はこの考案のラベルの各
層の構成を示す断面図、第2図は、第1(b)図及び第
1(c)図のラベルの使用例を説明する断面図である。 1…紙、2…接着剤層、3…フィルム、3a…透明フィル
ム、4…透明インキ層、5…感圧接着剤層、6…剥離
紙、7…スミインキ層、8…ピール部、9…葉書。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西岡 康煕 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 合議体 審判長 八巻 惺 審判官 小泉 順彦 審判官 平瀬 博通 (56)参考文献 特開 昭64−14094(JP,A) 実開 平1−67075(JP,U) 実開 昭62−9571(JP,U) 実開 昭63−51772(JP,U) 実開 昭57−167469(JP,U) 実開 昭63−21069(JP,U) 実公 昭57−60036(JP,Y2)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも紙と隠蔽インキ層とフィルムと
    からなる積層体の該フィルム面に、透明インキ層を介し
    て感圧接着剤層を積層し、葉書への貼着後の剥離の際に
    は、透明インキ層以下を葉書表面に残す葉書用ラベルで
    あって、 積層体の接着強度を、フィルム面と透明インキ層間、及
    び、感圧接着剤層と葉書の接着強度より大きくするため
    の接着層を、紙と隠蔽インキ層間、または、隠蔽インキ
    層とフィルム間に設けたことを特徴とする葉書用ラベ
    ル。
  2. 【請求項2】上記紙のフィルム接着面側に施されている
    隠蔽インキ層が、該紙にスミインキ層をコーティングし
    てなるものである請求項1記載の葉書用ラベル。
  3. 【請求項3】上記フィルムの紙接着面側に施されている
    隠蔽インキ層が、該フィルムにスミインキ層をコーティ
    ングしてなるものである請求項1記載の葉書用ラベル。
  4. 【請求項4】上記フィルムが、不透明顔料を含有してな
    るものである請求項1から3のいずれか1項記載の葉書
    用ラベル。
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