JPH0540537Y2 - - Google Patents
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- JPH0540537Y2 JPH0540537Y2 JP3545588U JP3545588U JPH0540537Y2 JP H0540537 Y2 JPH0540537 Y2 JP H0540537Y2 JP 3545588 U JP3545588 U JP 3545588U JP 3545588 U JP3545588 U JP 3545588U JP H0540537 Y2 JPH0540537 Y2 JP H0540537Y2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、葉書のプライバシー保護をはじめと
して、くじやその他の書面を隠蔽するために使用
するラベルに関するものである。
して、くじやその他の書面を隠蔽するために使用
するラベルに関するものである。
最近、保健料金、電気・電話料金等の自動口座
振込が一般化されるようになり、これに伴いその
振込金額等の記載された振込通知を郵便料金の安
い郵便葉書で奏することが行われている。そして
これら個人情報(プライバシー)を保護するため
に、個人情報が記載された部分にシークレツトラ
ベルと称されるラベルが貼られている。
振込が一般化されるようになり、これに伴いその
振込金額等の記載された振込通知を郵便料金の安
い郵便葉書で奏することが行われている。そして
これら個人情報(プライバシー)を保護するため
に、個人情報が記載された部分にシークレツトラ
ベルと称されるラベルが貼られている。
このラベルは、郵送時には完全に葉書の表面を
保護・隠蔽し、受取人がラベルを剥がすと初めて
その葉書の表面に記載された内容を見ることがで
きるもので、その構成は例えば第5図に示すよう
に、紙101、アルミ箔102の下側にポリエチ
レン等のフイルム103が積層され、更にこの下
にフイルム103と完全接着しない温度に調節さ
れ押し出されたポリエステル等の透明なフイルム
104が積層され、この下に感圧接着剤105が
塗布され、剥離紙106で被覆されたものであ
る。
保護・隠蔽し、受取人がラベルを剥がすと初めて
その葉書の表面に記載された内容を見ることがで
きるもので、その構成は例えば第5図に示すよう
に、紙101、アルミ箔102の下側にポリエチ
レン等のフイルム103が積層され、更にこの下
にフイルム103と完全接着しない温度に調節さ
れ押し出されたポリエステル等の透明なフイルム
104が積層され、この下に感圧接着剤105が
塗布され、剥離紙106で被覆されたものであ
る。
そして使用時には剥離紙106を剥がし、表面
に個人情報(プライバシーを有する)が表示され
た葉書の上に、少なくともこの表示部分を覆うよ
うにして感圧接着剤105によつて貼りつける。
この状態にあつてはアルミ箔102があるため
に、通常の場合は勿論、葉書を光に透かして見て
もアルミ箔が光を通さないため葉書の表面を隠蔽
することができ、このまま郵送される。
に個人情報(プライバシーを有する)が表示され
た葉書の上に、少なくともこの表示部分を覆うよ
うにして感圧接着剤105によつて貼りつける。
この状態にあつてはアルミ箔102があるため
に、通常の場合は勿論、葉書を光に透かして見て
もアルミ箔が光を通さないため葉書の表面を隠蔽
することができ、このまま郵送される。
そして受取人がラベルを剥がすと、前記フイル
ム103と透明なフイルム104との間で剥離
し、透明なフイルム104が葉書上に残存するの
でべとつかず、かつフイルム104が透明である
ために葉書の表示内容を読み取ることができると
いうものである。
ム103と透明なフイルム104との間で剥離
し、透明なフイルム104が葉書上に残存するの
でべとつかず、かつフイルム104が透明である
ために葉書の表示内容を読み取ることができると
いうものである。
なお、紙101とアルミ箔102とフイルム1
03を貫通する2本のミシン目107が設けら
れ、この2本のミシン目107の巾より若干広い
巾を有する剥離ニスが、フイルム103と透明な
フイルム104との間に設けられている。これは
ラベルを剥がすときにミシン目107部分を剥が
すことによつて隣接する部分を捲くり剥がしやす
くするためのものである。
03を貫通する2本のミシン目107が設けら
れ、この2本のミシン目107の巾より若干広い
巾を有する剥離ニスが、フイルム103と透明な
フイルム104との間に設けられている。これは
ラベルを剥がすときにミシン目107部分を剥が
すことによつて隣接する部分を捲くり剥がしやす
くするためのものである。
上記従来のラベルにおいては、2種のフイルム
の間で剥離する構成であるため、郵送時に葉書か
ら剥がれ落ちることなく、しかも受取人がラベル
を剥がすときには葉書の表面を損傷することなく
確実にフイルム間で剥離させるためには、フイル
ム104を形成する合成樹脂を押し出しする温度
の調節に高度の技術が必要とされ、かつその装置
も大がかりなものであるという問題がある。ま
た、隠蔽のためのアルミ箔を使用しているためコ
ストが高いし、廃棄処理上も焼却処理できないの
で好ましくないという問題がある。
の間で剥離する構成であるため、郵送時に葉書か
ら剥がれ落ちることなく、しかも受取人がラベル
を剥がすときには葉書の表面を損傷することなく
確実にフイルム間で剥離させるためには、フイル
ム104を形成する合成樹脂を押し出しする温度
の調節に高度の技術が必要とされ、かつその装置
も大がかりなものであるという問題がある。ま
た、隠蔽のためのアルミ箔を使用しているためコ
ストが高いし、廃棄処理上も焼却処理できないの
で好ましくないという問題がある。
本考案は上記問題点に鑑み2種の合成樹脂フイ
ルム間を剥離面とするのではなく、印刷加工技術
を用いて剥離面を形成することで、加工を簡単に
した隠蔽ラベルである。
ルム間を剥離面とするのではなく、印刷加工技術
を用いて剥離面を形成することで、加工を簡単に
した隠蔽ラベルである。
そして構成として、紙を主体とする基材と、隠
蔽性を有する墨インキ層と、透明インキ層と、感
圧接着剤層と、剥離紙とを順に積層してなり、前
記墨インキ層と透明インキ層との間で剥離可能で
ある隠蔽ラベルを提供するものである。
蔽性を有する墨インキ層と、透明インキ層と、感
圧接着剤層と、剥離紙とを順に積層してなり、前
記墨インキ層と透明インキ層との間で剥離可能で
ある隠蔽ラベルを提供するものである。
墨インキ層と透明インキ層とは互いに接着性の
良くない組成の組み合わせとすることが好まし
い。
良くない組成の組み合わせとすることが好まし
い。
上記本考案のラベルを、剥離紙を剥がして例え
ば葉書等の被着物の表示の上に感圧接着剤により
貼着すると、隠蔽性が有する墨インキ層によつて
被着物の表示内容が完全に隠蔽されており、葉書
を光に透かして見ても墨インキが光を通さないの
で透視することにできない。またラベルを被着物
上から剥がそうとすると、墨インキ層と透明イン
キ層との間で剥離し、またこの剥離面がインキ層
で形成されていて完全に乾燥しており再び接着す
る性質でないから、元の状態に修復することがで
きず、開封の痕跡が明らかとなる。
ば葉書等の被着物の表示の上に感圧接着剤により
貼着すると、隠蔽性が有する墨インキ層によつて
被着物の表示内容が完全に隠蔽されており、葉書
を光に透かして見ても墨インキが光を通さないの
で透視することにできない。またラベルを被着物
上から剥がそうとすると、墨インキ層と透明イン
キ層との間で剥離し、またこの剥離面がインキ層
で形成されていて完全に乾燥しており再び接着す
る性質でないから、元の状態に修復することがで
きず、開封の痕跡が明らかとなる。
以下、本考案を図面を用いて詳細に説明する。
第1図は、本考案に係る隠蔽ラベルの一実施例を
示すもので、紙等からなる基材1の裏面に隠蔽性
を有する墨インキをベタ印刷して墨インキ層2を
形成し、この墨インキ層2の下面にこの墨インキ
層と接着性の良くない透明インキ3を全面に印刷
して透明インキ層3を形成した。次いでこの透明
インキ層3の下面に感圧性接着剤4を塗布し、剥
離紙5で被覆したものである。
第1図は、本考案に係る隠蔽ラベルの一実施例を
示すもので、紙等からなる基材1の裏面に隠蔽性
を有する墨インキをベタ印刷して墨インキ層2を
形成し、この墨インキ層2の下面にこの墨インキ
層と接着性の良くない透明インキ3を全面に印刷
して透明インキ層3を形成した。次いでこの透明
インキ層3の下面に感圧性接着剤4を塗布し、剥
離紙5で被覆したものである。
なお、剥離紙5に予め感圧性接着剤を塗布乾燥
させたものを上記基材1の透明インキ層3側と対
向させて貼り合わせることもできる。
させたものを上記基材1の透明インキ層3側と対
向させて貼り合わせることもできる。
この隠蔽ラベルの使用方法としては、例えば第
2図に示すように、剥離紙5を剥がし感圧接着剤
によつて葉書7の表示部6を覆うように貼着して
郵送する。ラベルを剥がさない限り、表示部6は
完全に隠蔽されており、葉書を光に透かして見て
も墨インキが光を通さないので透視することはで
きない。
2図に示すように、剥離紙5を剥がし感圧接着剤
によつて葉書7の表示部6を覆うように貼着して
郵送する。ラベルを剥がさない限り、表示部6は
完全に隠蔽されており、葉書を光に透かして見て
も墨インキが光を通さないので透視することはで
きない。
そして受取人がラベルを剥がすと、墨インキ層
2と透明インキ層3との間が剥離面となり、第3
図に示すように基材1と墨インキ層2とを剥が
し、隠蔽されていた表示部6を透明インキ層3及
び感圧接着剤層4を通して読むことが可能とな
る。このとき透明インキ層3は完全に乾燥してお
り接着性(粘性)を有していないので、葉書の保
管上も便利である。
2と透明インキ層3との間が剥離面となり、第3
図に示すように基材1と墨インキ層2とを剥が
し、隠蔽されていた表示部6を透明インキ層3及
び感圧接着剤層4を通して読むことが可能とな
る。このとき透明インキ層3は完全に乾燥してお
り接着性(粘性)を有していないので、葉書の保
管上も便利である。
また、仮に不正に開封された場合にも墨インキ
層2と透明インキ層3との間で再度貼着すること
が不可能であり、元の状態に修復しようとすると
その痕跡が残ることから、不正開封を防止する効
果がある。
層2と透明インキ層3との間で再度貼着すること
が不可能であり、元の状態に修復しようとすると
その痕跡が残ることから、不正開封を防止する効
果がある。
第4図は他の実施例を示すもので、基材1、墨
インキ層2、透明インキ層3、感圧接着剤層4、
剥離紙5を順に積層してなもので、ここまでの基
本的構成は上記第1図の実施例と同様であり、更
に本実施例においては、基材1の裏面に墨インキ
層2を積層した状態で、所望の巾を有するミシン
目8を形成し、その後墨色インキ層2の下面にこ
のミシン目8より広い巾を有する剥離剤9をスポ
ツト印刷した。このミシン目8と剥離剤9とは、
剥離面pで剥がしやすくするためのきつかけとな
るものである。
インキ層2、透明インキ層3、感圧接着剤層4、
剥離紙5を順に積層してなもので、ここまでの基
本的構成は上記第1図の実施例と同様であり、更
に本実施例においては、基材1の裏面に墨インキ
層2を積層した状態で、所望の巾を有するミシン
目8を形成し、その後墨色インキ層2の下面にこ
のミシン目8より広い巾を有する剥離剤9をスポ
ツト印刷した。このミシン目8と剥離剤9とは、
剥離面pで剥がしやすくするためのきつかけとな
るものである。
なお、本考案で使用する隠蔽性を高めるための
墨インキ層2は、任意色の顔料、樹脂バインダ
ー、溶剤、その他の添加物(例えばタツキフアイ
アー等)から成るもので、ポリアミド系、塩化ゴ
ム系、ウレタン系、硝化綿、塩化酢酸ビニル系、
塩素化PP系等を使用し、又はこれらに脂肪系ア
ミドもしくはシリコン系等を加えて剥離しやすく
調整することができ、層の厚さとしては0.5〜
5μmの範囲程度が好ましい。
墨インキ層2は、任意色の顔料、樹脂バインダ
ー、溶剤、その他の添加物(例えばタツキフアイ
アー等)から成るもので、ポリアミド系、塩化ゴ
ム系、ウレタン系、硝化綿、塩化酢酸ビニル系、
塩素化PP系等を使用し、又はこれらに脂肪系ア
ミドもしくはシリコン系等を加えて剥離しやすく
調整することができ、層の厚さとしては0.5〜
5μmの範囲程度が好ましい。
また、透明インキ層3も樹脂バインダー、溶
剤、その他の添加物、(例えばタツキフアイアー
等)から成るもので、上記墨インキ層2との接着
性の良くないものとしては、一般にOPニスと呼
ばれるもので、硝化綿、ポリアミド系、塩化ゴム
系、ウレタン系、塩化酢酸ビニル系、塩素化PP
系、硬化型ウレタン系、フエノール系、メラミン
アルキツド系、エポキシ系等を使用し、又はこれ
らに脂肪系アミドもしくはシリコン系等を加えて
剥離しやすく調整することができ、層の厚さとし
ては0.5〜5μmの範囲程度が好ましい。
剤、その他の添加物、(例えばタツキフアイアー
等)から成るもので、上記墨インキ層2との接着
性の良くないものとしては、一般にOPニスと呼
ばれるもので、硝化綿、ポリアミド系、塩化ゴム
系、ウレタン系、塩化酢酸ビニル系、塩素化PP
系、硬化型ウレタン系、フエノール系、メラミン
アルキツド系、エポキシ系等を使用し、又はこれ
らに脂肪系アミドもしくはシリコン系等を加えて
剥離しやすく調整することができ、層の厚さとし
ては0.5〜5μmの範囲程度が好ましい。
上述したインキの種類の中で、墨インキ層と透
明インキ層との間の接着力を低下させるために
は、前述したように脂肪系アミドやシリコン系の
成分を添加・使用することも効果的であるし、ま
た墨インキ層中に含まれる樹脂バインダー及び溶
剤と、透明インキ層中に含まれる樹脂バインダー
及び溶剤とが、相互に不溶である組み合わせを選
択することが好ましく、具体的には、墨インキ層
2として塩化ゴム系を選択し、透明インキ層3と
して硝化綿+ポリアミド系を選択して製造したと
ころ、かなり良好の結果が得られた。
明インキ層との間の接着力を低下させるために
は、前述したように脂肪系アミドやシリコン系の
成分を添加・使用することも効果的であるし、ま
た墨インキ層中に含まれる樹脂バインダー及び溶
剤と、透明インキ層中に含まれる樹脂バインダー
及び溶剤とが、相互に不溶である組み合わせを選
択することが好ましく、具体的には、墨インキ層
2として塩化ゴム系を選択し、透明インキ層3と
して硝化綿+ポリアミド系を選択して製造したと
ころ、かなり良好の結果が得られた。
本考案は上記の構成から成り、プライバシー保
護用のラベルとして、隠蔽性に優れ、不正に開封
したときに共の状態に修復することができないの
で、機密性及び安全性が確保できる。また、剥離
面がインキ層で形成されているため、従来のよう
に2種のフイルムを剥離面とした構成のラベルに
比べて製造加工が簡単で、しかもコストダウンが
図れ、廃棄処理上の問題もない等実用上極めて優
れた隠蔽ラベルである。
護用のラベルとして、隠蔽性に優れ、不正に開封
したときに共の状態に修復することができないの
で、機密性及び安全性が確保できる。また、剥離
面がインキ層で形成されているため、従来のよう
に2種のフイルムを剥離面とした構成のラベルに
比べて製造加工が簡単で、しかもコストダウンが
図れ、廃棄処理上の問題もない等実用上極めて優
れた隠蔽ラベルである。
第1図〜第3図は一実施例を示す断面説明であ
り、第4図は他実施例を示す断面説明図であり、
第5図は従来のラベルを示す断面説明図である。 1……基材、2……墨インキ層、3……透明イ
ンキ層、4……感圧接着剤層、5……剥離紙。
り、第4図は他実施例を示す断面説明図であり、
第5図は従来のラベルを示す断面説明図である。 1……基材、2……墨インキ層、3……透明イ
ンキ層、4……感圧接着剤層、5……剥離紙。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 紙を主体とする基材と、隠蔽性を有する墨イ
ンキ層と、透明インキ層と、感圧接着剤層と、
剥離紙とを順に積層して成り、前記墨インキ層
と透明インキ層との間で剥離可能であることを
特徴とする、隠蔽ラベル。 (2) 墨インキ層と透明インキ層とが接着性の良く
ない組成の組合せにした請求項第1項記載の隠
蔽ラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3545588U JPH0540537Y2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3545588U JPH0540537Y2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01139278U JPH01139278U (ja) | 1989-09-22 |
JPH0540537Y2 true JPH0540537Y2 (ja) | 1993-10-14 |
Family
ID=31262101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3545588U Expired - Lifetime JPH0540537Y2 (ja) | 1988-03-17 | 1988-03-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0540537Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH056145Y2 (ja) * | 1988-05-13 | 1993-02-17 | ||
JP2506847Y2 (ja) * | 1993-08-06 | 1996-08-14 | 旭加工紙株式会社 | 荷物貼着用取引書類 |
-
1988
- 1988-03-17 JP JP3545588U patent/JPH0540537Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01139278U (ja) | 1989-09-22 |
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