JP4308977B2 - 積層表示シ−トの製造方法およびそれによって得られる積層表示シ−ト - Google Patents
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【発明の属する技術分野および従来の技術】
本発明は隠蔽可能な表示領域を有する積層表示シ−トに関する。ラベル又はカ−ド等において基材の表面の所定の表示領域を常時は表面側の隠蔽層等で遮蔽しておき、必要に応じて隠蔽層を剥離して基材上の表示を読取るようにした複合表示ラベル、あるいはかゝる剥離によって不正な開封行為のあったことが分るようにしたいわゆる不正開封防止ラベル等は広く知られており実用化されている。
【0002】
【発明の解決すべき課題】
これらのラベルではラベル基材等の表示が常時は表面側の隠蔽層によって外部から見えないように覆われており、この層を剥離することによって表示される。この種のラベルとしては、積層体中に設ける剥離面の構成等について種々の形式のものが知られているが、隠蔽されている内部の表示が現れる際に意外性があって趣向に富み、かつ不正開封や改ざんの防止についてより効果的な機能を持たせることが望まれる。
【0003】
また隠蔽層の剥離後の表示面に剥ぎ跡等が残って商品の外観を損ねたり、表示面が粘着性を帯びて汚れの付着や取扱い上の支障を生じさせたりしないようにすることが望ましい。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によればこのようなラベルに用いる積層表示シ−トは、透明な熱可塑性樹脂からなるフィルム基材の表面にサンドブラスト等の粗面化処理を施して不透明化領域を形成し、前記不透明化領域の一部に所定のパタ−ンで透明樹脂インクを印刷して粗面を平滑にすることにより透明化領域を形成し、前記各領域の表面に前記フィルム基材よりも融点の低い透明な熱可塑性樹脂を溶融状態で供給し、次いで冷却固化してフィルム基材と剥離可能に結合された表面保護層を形成することからなる積層表示し−トの製造方法によって製造される。
【0005】
本発明の前記製造方法によれば、表面にサンドブラスト等の粗面化処理によって形成された不透明化領域およびこの不透明化領域の一部に所定のパタ−ンで透明樹脂インクの印刷によって形成された透明化領域を有する透明な熱可塑性樹脂からなるフィルム基材と、前記フィルム基材の熱可塑性樹脂よりも融点の低い透明な熱可塑性樹脂を前記領域に剥離可能に結合させて形成された表面保護層とを有し、前記フィルム基材の表面における前記不透明化領域と前記透明化領域との対比によって生じる表示部を潜在的に内蔵する積層表示シ−トが得られる。
【0006】
この積層表示シ−トの透明なフィルム基材の表面はサンドブラストによって全体として不透明化され、この不透明化領域に透明樹脂インクが印刷された部分ではサンドブラストによる粗面が平滑化されて透明化領域となり、周囲の不透明領域との対比によって表示パタ−ンが形成される。こゝで表面保護層となる熱可塑性樹脂を溶融状態で前記両領域に供給してフィルム基材に結合させると、表示パタ−ンの周囲の不透明領域の粗面化された部分が溶融樹脂によって透明化領域と同様に平滑されて一様に透明となり、シ−トが全体として透明な外観を呈する。
【0007】
この状態では前記フィルム基材上の表示部(透明化領域)の所定のパタ−ンは消失しているが、こゝで保持保護層をフィルム基材から剥離すると再び不透明化領域の粗面が表われ潜在していた不透明化領域と透明化領域との対比による前記所定の表示パタ−ンが再現される。
【0008】
本発明の好ましい実施態様においては、前記表面保護層は透明なフィルム基材の樹脂よりも融点の低い熱可塑性樹脂を単独でフィルム基材の表面に溶融押出し等によって形成してもよく、またはかゝる熱可塑性樹脂をフィルム基材と透明な保護フィルムとの間に被覆結合層として溶融状態で押出して形成してもよい。この場合冷却後の熱可塑性樹脂は前記フィルム基材に対しては剥離可能に結合され、前記保護フィルムに対しては剥離不能に結合される。
【0009】
前記透明なフィムル基材としてはたとえばポリエチレンテレフタレ−ト等のポリエステルや配向ポリプロピレン等からなる熱可塑性樹脂の透明なフィルムが適している。また前記フィルム基材の表面に溶融状態で供給されて剥離可能に結合される表面保護層の熱可塑性樹脂としては、その融点がフィルム基材を形成する熱可塑性樹脂よりも低い透明な樹脂が用いられ、たとえばフィルム基材がポリエチレンテレフタレ−トの場合にはポリエチレン等とすることが好ましい。
【0010】
前記フィルム基材として通常の透明フィルムをそのまゝで用いれば、常時は表面保護層を通して表示部全体が完全に透明になり、表面保護層の剥離後には不透明化領域のマット調の背景中に透明化領域の表示パタ−ンがフィルム基材を透き通して見える状態に形成される。
【0011】
また透明なフィルム基材の裏面にアルミニウム等の金属の蒸着膜を予め形成したフィルムを用いれば、常時はシ−ト全体が透明なフィルム層を介して一様に透明感のある金属光沢を呈示し、表面保護層の剥離後には透明化領域における前記透明感のある金属色と不透明化域におけるサンドブラストでマット調を帯びた金属色との対比によって生じる表示パタ−ンが得られる。
【0012】
前記表面保護層が透明な表面保護フィルムとこの表面保護フィルムとフィルム基材との間に熱可塑性樹脂を結合させて形成された被覆結合層とからなる場合には、前記保護フィルムは通常の樹脂フィルムその他の任意の材料、たとえばフィルム基材と同質の透明な熱可塑性樹脂材料から形成される。この保護フィルムの裏面には前記溶融状態で供給されて被覆結合層を構成する熱可塑性樹脂たとえばポリエチレン等との密着性を高めるためにアンカ−コ−トやコロナ放電処理を施しておくことが好ましい。
【0013】
本発明の積層表示シ−トはそのフィルム基材側を接着剤層を介してたとえば被着体としての薬品ケ−スの開封部に貼着し、不正開封防止用のシ−ル等として用いられる。開封前のシ−ルは前記のように表面側からフィルム基材までを含めて全体として透明に見え、不正開封が試みられると表面保護層のみが剥離されて開封部に残ったフィルム基材に不透明化域と透明化域との外観の差によって生じる表示が現れて開封行為のあったことが明示される。
【0014】
またこの状態から表面保護層を粘着剤や加熱によってフィルム基材に再接着しようとしても製造時におけるような完全な密着が得られないので曇りやしわが生じ当初の完全に透明な状態に戻すことは困難であり不正開封があったことが判明する。
【0015】
本発明の表示積層シ−トは一般的には前記のように被着体側からみて、表示部を有するフィルム基材−表面保護層(又は被覆結合層+表面保護フィルム)の順に構成されるが、この層構成の順を逆にして被着体側に前記表面保護層に相当する層を接着し、その表面側に前記表示部を有するフィルム基材に相当する層を剥離可能に結合させるようにしてもよい。この場合、被着体表面に設けた積層表示シ−トの全体を改ざん等の目的で剥離しようとしても、剥離が必ずフィルム基材と保護層との間で生じて被着体には保護層が残りこの保護層が前記のようにたとえば軟質のポリエチレン等からなる場合には被着体から完全にはがすことはほとんど困難であって改ざんの意図が達成できない。
【0016】
また剥離後のフィルム基材に現れる表示を所定の記号や数字等としておけば、表面保護層の剥離後にフィルム基材を被着体(金属缶等)の表面からはがし、基材裏面の接着剤層によって葉書等に貼着して引き換えのために郵送するク−ポンシ−ル又はくじ券として用いることもできる。
【0017】
【発明の実施の態様】
本発明の積層表示シ−トの好ましい実施態様においては図1A(断面図)および図1B(平面図)に示すようにフィルム基材1は厚さ約25μmのポリエチレンテレフタレ−フィルムからなり、このポリエチレンテレフタレ−トフィルム1の表面にはサンドブラスト処理によって微細な凹凸を有する不透明化領域2が形成されている。この領域2では図示のような表面の微細な凹凸により素材本来の透明性が失われて全体としてマット調の不透明な外観を呈する。
【0018】
このような不透明化領域2の一部にポリエステル系アクリレ−ト樹脂からなる透明な樹脂インクによって任意の図柄や数字、文字等のパタ−ンを印刷する。図2Aおよび図2Bに示すように、この印刷によって前記不透明化領域2のサンドブラストによる凹凸が透明なインク樹脂で平滑に埋められることによってたとえば記号(X)で示す領域3が透明化し、表面がマット調の不透明化領域2との対比で所定のパタ−ン(X)を表示する透明化領域3がマット調の下地を透き通した状態で形成される。
【0019】
このようにして表示パタ−ンを形成したフィルム基材1の表面に対して図3Aおよび図3Bに示すように、透明なポリエチレンテレフタレ−トからなる厚さ25μmの保護フィルム5を対向させた状態で、それらの間にフィルム基材1のポリエチレンテレフタレ−トよりも融点の低い透明なポリエチレンからなる厚さ約15μmの被覆結合層6をたとえば通常の熱押出しダイから約300℃の温度で溶融させた状態で供給し、フィルム基材−被覆結合層−保護フィルムからなる積層表示シ−トを形成しこれを冷却圧着させる。
【0020】
こゝで表面保護フィルム5の裏面には予めポリエチレンによるアンカ−コ−ト(図示せず)が施されており、溶融押出された被覆結合層6のポリエチレン樹脂はこのアンカ−コ−トとの相溶により密着して保護フィルム5と強固に接着する。一方融点がポリエチレンよりも高くこの温度では溶融状態にならないポリエチンレンテレフタレ−トからなる基材フィルム1とは剥離可能に結合する。
【0021】
前述のように本発明においては、サンドブラストされたフィルム基材1の表面に粗面化による不透明化領域2とこれを所定のパタ−ン(X)の透明印刷インクで透明化した透明化領域3とによる表示パタ−ンが形成されているが、積層体の製造時にフィルム基材1と保護フィルム5の間に供給される溶融状態のポリエチレンからなる被覆結合層6によってこの不透明化領域の凹凸が均一に埋められて前記透明化領域3と共に一様に透明な状態となりこの上に透明な保護フィルム5が存在する状態となる(図3A)。したがってこの状態ではフィルム基材1の透明化領域3に形成されている表示は潜在化し積層表示シ−トは全体として透明な外観を呈することになる(図3B)。
【0022】
本発明のより具体的な実施態様では、図4Aおよび図4Bに示すように前記積層表示シ−トをフィルム基材1側の裏面を感圧性接着剤層7を介して被着体(カ−ド基材)8の表面に貼着する。被着体表面の表示域9には必要に応じて所定事項が印刷されている。この積層表示シ−トは常時の状態では前記のように全面が透明であり、したがって被着体8の表示域9を通常の透明ラミネ−トを施した場合と同様に完全に透視することができる。
【0023】
こゝで積層表示シ−トを被着体8から剥離させようとすると、前記被覆結合層6のポリエチレン樹脂が保護フィルム5の裏面と一体となってフィルム基材1から剥離されるので、積層シ−トの表面は再び前記図2Aおよび図2Bに示す状態となる。この場合剥離は極めて円滑にかつ比較的小さな剥離力で行われるので被覆結合層6のポリエチレン樹脂は不透明化領域2のサンドブラストによる微細な凹凸を損なわずに完全に除かれ、その表面に形成されていたマット調の外観が回復する。したがって剥離によって露出したフィルム基材1の表面には再び不透明領域2と透明化領域3との対比による表示パタ−ン(X)が見えるようになる。
【0024】
図4に示す積層表示シ−トを不正開封防止シ−ルとして用いる場合には、被着体8に感圧性接着剤7を介してシ−ルが貼られている通常の状態でのシ−ルの表面は全体として透明であり、表示の不透明領域2および透明化領域3との対比で形成される表示パタ−ンは全体が一様に透明な状態となっているため見えなくなっている。このシ−ルが不正に又は誤って剥がされると、保護フィルム5および被覆結合層6よりなる表面保護層が除かれた後に残されたフィルム基材1の表面に前記不透明化領域2と透明化領域3との対比による表示パタ−ン(X)が現れてシ−ルが不用意に開封されたことが明らかになる(図2の状態)。また剥離後にはフィルム基材1の表面側および被覆結合層6の裏面のいずれの面にも全く粘着性はないから、表面保護層4を剥がしたあとではこれをそのまゝ原状に戻すことは不可能であり、また透明な粘着剤や加熱等の手段によって再び表面保護層4をフィルム基材1に接着させようとしても、製造時におけるような十分で均一な密着は到底得られない。特にサンドブラスト部分では完全な透明状態を復元させることが困難であって濁りや曇りが生じ開封の痕跡が明らかになる。
【0025】
尚前記実施態様では、フィルム基材として通常の透明なフィルムを用いて積層表示シ−ト全体を透明なものとし被着体の表面を透視できるようにしてあるが、必らずしもかゝる必要のないク−ポンやくじの場合はこのフィルム1の裏面に図5に示すようなアルミニウム等の金属蒸着膜10を形成してもよい。
【0026】
この場合透明フィルムの表面の外観は通常は裏面のアルミ蒸着膜により銀艶の風合いを示すが、サンドブラストによる不透明化域2ではその透明光沢が抑えられて銀消しの風合いとなり、透明インクを印刷した透明化領域では前記銀艶の状態が再現されかゝる対比によって表示が得られる。
【0027】
前記図5の層構成は商品に貼着されているシ−ルの内部に点数等の表示部を形成しておき、購入者がこのシ−ルを収集して景品との引換えに用いるスタンプシ−ル等にも適用される。この場合には剥離によってあらわれるフィルム基材の点数表示の確認後にフィルムを金属缶等の被着体の表面からはがし、基材の裏面側に残る粘着剤を利用してシ−ルを葉書用に貼って引換えのために郵送するようにすることができる。
【0028】
本発明の別の実施態様では前記の層構成の順を逆にしてもよい。すなわち図6Aに示すように不透明化/透明化領域12、13を有するポリエチレンテレフタレ−トフィルム11を剥離される側の表面層とし、軟質なポリエチレンからなる結合層14を被着体18に間圧性接着剤層17により貼着するように構成してもよい。このような層構成においては、たとえば被着体18に添付されたラベル等の積層表示シ−ト全体を改ざんの目的で被着体18から剥がそうとしても軟質なポリエチレン側が必ず被着体18に残って容易に剥離しないため改ざんが確実に防止される。
【0029】
【発明の効果】
本発明によればフィルム基材1の表面にサンドブラストによって不透明化領域2を形成し、この領域の一部を透明インクの印刷により平滑化しておよび透明化領域3を形成し、これら両領域を透明な表面保護層4で覆って不透明化領域2を透明化しているので、常時は積層表示シ−トはフィルム基材1の材質による透明な外観を呈する。
【0030】
表面保護層4を剥離することによって前記フィルム基材上の不透明化領域2と透明化領域3との対比によってそれまで一様に透明に見えていたシ−ト面に表示が現れる。したがって本発明はたとえば開封防止用のパッケ−ジシ−ル又はク−ポンやくじ券等として適用することによりその実用上の機能を果たすことができる。
【0031】
また本発明の積層シ−トはサンドブラストされたフィルムに対して所定の透明パタ−ンを印刷し、それに対してたとえば通常のラミネ−タ−等を用いて表面保護層を積層させる簡単な工程によって得られるので極めて簡単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは本発明の積層表示シ−トに用いるサンドブラストされたフィルム基材を示す断面図である。
図1Bは本発明の積層表示シ−トに用いるサンドブラストされたフィルム基材を示す平面図である。
【図2】図2Aは前記サンドブラストされたフィルム基材の不透明化領域の一部に透明化領域を形成することによって得られる表示部を示す断面図である。
図2Bは前記サンドブラストされたフィルム基材の不透明化領域の一部に透明化領域を形成することによって得られる表示部を示す平面図である。
【図3】図3Aは前記不透明化領域および透明化領域上に表面保護層を形成した積層表示シ−トの断面図である。
図3Bは前記不透明化領域および透明化領域上に表面保護層を形成した積層表示シ−トの平面図である。
【図4】図4Aは前記積層表示シ−トを用いた不正開封防止シ−ルの断面図である。
図4B前記積層表示シ−トを用いた不正開封防止シ−ルの平面図である。
【図5】前記積層表示シ−トの別の具体例としてのク−ポンシ−ルの断面図である。
【図6】図6Aは前記積層表示シ−トの他の具体例としてのク−ポンシ−ルの断面図である。
図6Bは前記図6Aのシ−ルの剥離後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フィルム基材(PET)
2 不透明化領域(サンドブラスト処理)
3 透明化領域(透明インク印刷処理)
4 表面保護層
5 表面保護フィルム(PET)
6 被覆結合層(PE)
7 感圧性接着剤層
8 被着体(カ−ド)
9 カ−ド表面の表示域
10 アルミニウム蒸着層
11 表面側フィルム(PET)
12 不透明化領域(サンドブラスト処理)
13 透明化領域(透明インク印刷処理)
14 被覆結合層(PE)
17 感圧性接着剤層
18 被着体
Claims (6)
- 透明な熱可塑性樹脂からなるフィルム基材1の表面にサンドブラスト等の粗面化処理を施して不透明化領域2を形成し、前記不透明化領域2の一部に所定のパタ−ンで透明樹脂インクを印刷して粗面を平滑にすることにより透明化領域3を形成し、前記各領域2、3の表面に前記フィルム基材1よりも融点の低い透明な熱可塑性樹脂を溶融状態で供給し、次いで冷却固化してフィルム基材1と剥離可能に結合された表面保護層4を形成することからなる積層表示シ−トの製造方法。
- 表面にサンドブラスト等の粗面化処理によって形成された不透明化領域2およびこの不透明化領域2の一部に所定のパタ−ンで透明樹脂インクの印刷によって形成された透明化領域3を有する透明な熱可塑性樹脂からなるフィルム基材1と、前記フィルム基材1の熱可塑性樹脂よりも融点の低い透明な熱可塑性樹脂を前記領域2および3に剥離可能に結合させて形成された表面保護層4とを有し、前記フィルム基材1の表面における前記不透明化領域2と前記透明化領域3との対比によって生じる表示部を潜在的に内蔵する積層表示シ−ト。
- 前記フィルム基材1の裏面に予め金属蒸着膜を形成した請求項2記載の積層表示シ−ト。
- 前記表面保護層4が前記フィルム基材1の熱可塑性樹脂よりも融点の低い透明な熱可塑性樹脂を単独で前記領域2および3に剥離可能に結合させて形成されている請求項2記載の積層表示シ−ト。
- 前記表面保護層4が透明な表面保護フィルム5と、前記フィルム基材1と前記表面保護フィルム5との間に前記フィルム基材1の熱可塑性樹脂よりも融点の低い透明な熱可塑性樹脂を結合させて形成された被覆結合層6とからなる請求項2記載の積層表示シ−ト。
- 前記積層表示シ−トの前記フィルム基材1の裏面に接着剤層7を形成した請求項2記載の積層表示シ−ト。
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