JPH07287524A - 透明両面粘着ラベル - Google Patents
透明両面粘着ラベルInfo
- Publication number
- JPH07287524A JPH07287524A JP7839794A JP7839794A JPH07287524A JP H07287524 A JPH07287524 A JP H07287524A JP 7839794 A JP7839794 A JP 7839794A JP 7839794 A JP7839794 A JP 7839794A JP H07287524 A JPH07287524 A JP H07287524A
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- JP
- Japan
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- transparent
- label
- resin film
- adhesive label
- ink layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、郵便料金の軽減対策と、往復葉書や
その他書面に使用することで、個人情報を保護する機能
を付加させた透明両面粘着ラベルを提供することを目的
とするものである。 【構成】本発明は、透明樹脂フィルム(14)の片面に
透明インキ層(13)を積層したラベル基材からなり、
この基材の両面に透明粘着剤(12,12)を塗工し
て、一方の面側に剥離紙(11)と、他方の面側に透明
フィルム(15)を貼着した構成からなり、前記透明樹
脂フィルム(14)と透明インキ層(13)との間が剥
離可能としたもので、この透明樹脂フィルム(14)と
透明インキ層(13)との接着強度は、10〜50g/
25mmの範囲であることを特徴とする透明両面粘着ラ
ベルである。
その他書面に使用することで、個人情報を保護する機能
を付加させた透明両面粘着ラベルを提供することを目的
とするものである。 【構成】本発明は、透明樹脂フィルム(14)の片面に
透明インキ層(13)を積層したラベル基材からなり、
この基材の両面に透明粘着剤(12,12)を塗工し
て、一方の面側に剥離紙(11)と、他方の面側に透明
フィルム(15)を貼着した構成からなり、前記透明樹
脂フィルム(14)と透明インキ層(13)との間が剥
離可能としたもので、この透明樹脂フィルム(14)と
透明インキ層(13)との接着強度は、10〜50g/
25mmの範囲であることを特徴とする透明両面粘着ラ
ベルである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復葉書における返信
用葉書に記載される個人情報の保護を始め、その他書面
を隠蔽するために使用されるラベルに関するものであ
る。
用葉書に記載される個人情報の保護を始め、その他書面
を隠蔽するために使用されるラベルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、保健料金、各種税金、電気、電話
料金、個人年金等の自動口座振込が一般的になり、これ
に伴ってその振込金額等の記載された振込通知を郵便料
金の安い郵便葉書で送付することが行われている。その
際に、これら個人情報(プライバシー)を保護するため
に、個人情報が記載されている部分に、シークレットラ
ベルと称されるラベルが貼られている葉書は数多く公知
となっている。例えば、このラベルは郵送時には完全に
葉書の表面を隠蔽することで個人情報を保護し、受取人
がこのラベルの上層を剥がすことで、初めてその葉書の
表面に記載された内容を見ることができるものである。
料金、個人年金等の自動口座振込が一般的になり、これ
に伴ってその振込金額等の記載された振込通知を郵便料
金の安い郵便葉書で送付することが行われている。その
際に、これら個人情報(プライバシー)を保護するため
に、個人情報が記載されている部分に、シークレットラ
ベルと称されるラベルが貼られている葉書は数多く公知
となっている。例えば、このラベルは郵送時には完全に
葉書の表面を隠蔽することで個人情報を保護し、受取人
がこのラベルの上層を剥がすことで、初めてその葉書の
表面に記載された内容を見ることができるものである。
【0003】その構成は、例えば図4に示すように、紙
(36)、アルミ箔(35)の下側に、ポリエチレン等
のフィルム(34)が積層され、この下側に前記のフィ
ルム(34)と完全に接着しない温度に調節され押し出
されたポリエステル等の透明フィルム(33)が積層さ
れ、この下に感圧接着剤(32)が塗工され剥離紙(3
1)で被覆されたものである。
(36)、アルミ箔(35)の下側に、ポリエチレン等
のフィルム(34)が積層され、この下側に前記のフィ
ルム(34)と完全に接着しない温度に調節され押し出
されたポリエステル等の透明フィルム(33)が積層さ
れ、この下に感圧接着剤(32)が塗工され剥離紙(3
1)で被覆されたものである。
【0004】このラベルを使用する場合には、剥離紙
(31)を剥がし、個人情報が表示された葉書の上に、
この表示部分を覆うように感圧接着剤(32)により貼
りつける。この状態では、アルミ箔(35)があるため
に、透かしてみても光を通過させないため葉書表面を隠
蔽することができる。郵送された葉書を受取人が、上層
のアルミ箔(35)部分を剥がすと、前記フィルム(3
4)と透明なフィルム(33)との間で剥離して、透明
なフィルム(33)を透して葉書の表示内容を読み取る
ことができるというものである。
(31)を剥がし、個人情報が表示された葉書の上に、
この表示部分を覆うように感圧接着剤(32)により貼
りつける。この状態では、アルミ箔(35)があるため
に、透かしてみても光を通過させないため葉書表面を隠
蔽することができる。郵送された葉書を受取人が、上層
のアルミ箔(35)部分を剥がすと、前記フィルム(3
4)と透明なフィルム(33)との間で剥離して、透明
なフィルム(33)を透して葉書の表示内容を読み取る
ことができるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ラベルを使用した葉書は、個人情報は保護されている
が、送信者側の一方通行の通知用であり、返信者側が返
信で個人情報を保護したい場合の郵送は、送信者が封書
に返信用封書を入れて送るか、受取人が封書に入れて返
信しなければ個人情報を守秘することができなかった。
しかも往復とも封書による郵送は、費用の大幅な増加に
つながり問題であった。
ラベルを使用した葉書は、個人情報は保護されている
が、送信者側の一方通行の通知用であり、返信者側が返
信で個人情報を保護したい場合の郵送は、送信者が封書
に返信用封書を入れて送るか、受取人が封書に入れて返
信しなければ個人情報を守秘することができなかった。
しかも往復とも封書による郵送は、費用の大幅な増加に
つながり問題であった。
【0006】そこで本発明は、郵便料金の軽減対策と、
往復葉書やその他書面に使用することで、個人情報を保
護する機能を付加させた透明両面粘着ラベルを提供する
ことを目的とするものである。
往復葉書やその他書面に使用することで、個人情報を保
護する機能を付加させた透明両面粘着ラベルを提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、透明樹脂フィルム(14)の片面に透明イ
ンキ層(13)を積層したラベル基材からなり、この基
材の両面に透明粘着剤(12,12)を塗工して、この
一方の面に剥離紙(11)と、他方の面に透明フィルム
(15)を貼着した構成からなり、前記透明樹脂フィル
ム(14)と透明インキ層(13)との間が剥離可能で
あることを特徴とする透明両面粘着ラベルである。
め本発明は、透明樹脂フィルム(14)の片面に透明イ
ンキ層(13)を積層したラベル基材からなり、この基
材の両面に透明粘着剤(12,12)を塗工して、この
一方の面に剥離紙(11)と、他方の面に透明フィルム
(15)を貼着した構成からなり、前記透明樹脂フィル
ム(14)と透明インキ層(13)との間が剥離可能で
あることを特徴とする透明両面粘着ラベルである。
【0008】この透明樹脂フィルム(14)と透明イン
キ層(13)との接着強度は、10〜50g/25mm
の範囲であることを特徴とするものである。
キ層(13)との接着強度は、10〜50g/25mm
の範囲であることを特徴とするものである。
【0009】また、透明両面粘着ラベル(10)は、剥
離紙を剥がして往復葉書やその他書面を隠蔽するため
に、貼りつけることで下の記載された情報が透視可能で
あることを特徴とするものである。
離紙を剥がして往復葉書やその他書面を隠蔽するため
に、貼りつけることで下の記載された情報が透視可能で
あることを特徴とするものである。
【0010】本発明を図に基づき詳細に説明する。図1
は、本発明の透明両面粘着ラベルの積層構成を示す断面
図である。図に示すように、剥離紙(11)/粘着剤層
(12)/透明インキ層(13)/透明樹脂フィルム
(14)/粘着剤層(12)/透明フィルム(15)の
積層構成である。このラベル(10)の両側に設けた剥
離紙(11)、透明フィルム(15)は、いずれか一方
側に透明フィルム(15)のセパレーターを用いて、反
対面側は通常紙によるセパレーターを用いる。しかしこ
れに限定するものではなく、剥離紙(11)の代わりに
透明又は不透明フィルムを使用することができ、適宜選
択することができる。
は、本発明の透明両面粘着ラベルの積層構成を示す断面
図である。図に示すように、剥離紙(11)/粘着剤層
(12)/透明インキ層(13)/透明樹脂フィルム
(14)/粘着剤層(12)/透明フィルム(15)の
積層構成である。このラベル(10)の両側に設けた剥
離紙(11)、透明フィルム(15)は、いずれか一方
側に透明フィルム(15)のセパレーターを用いて、反
対面側は通常紙によるセパレーターを用いる。しかしこ
れに限定するものではなく、剥離紙(11)の代わりに
透明又は不透明フィルムを使用することができ、適宜選
択することができる。
【0011】このラベル(10)に使用される材料は、
剥離紙(11)としては、紙にポリエチレンを塗工した
もの、あるいはシリコン加工されたグラシン紙等、通常
用いられているものでよい。感圧粘着剤による粘着剤層
(12,12)は、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂
等を用いることができるが、しかしながら透明性が高い
ことが好ましい。また、基材としての透明樹脂フィルム
(14)は、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリプ
ロピレン等を使用することができるが、前記同様に透明
性が必要である。次に、透明インキ層(13)は、樹脂
バインダー、溶剤、その他の添加物からなり、上記した
透明樹脂フィルム(14)との接着性が強くないものが
よく、一般的にOPニスとよばれるもので、アクリル樹
脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、
エポキシ系樹脂等を使用し、また、これに脂肪系アミド
又はシリコン系樹脂を加えて剥離し易く調整することが
できる。
剥離紙(11)としては、紙にポリエチレンを塗工した
もの、あるいはシリコン加工されたグラシン紙等、通常
用いられているものでよい。感圧粘着剤による粘着剤層
(12,12)は、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂
等を用いることができるが、しかしながら透明性が高い
ことが好ましい。また、基材としての透明樹脂フィルム
(14)は、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリプ
ロピレン等を使用することができるが、前記同様に透明
性が必要である。次に、透明インキ層(13)は、樹脂
バインダー、溶剤、その他の添加物からなり、上記した
透明樹脂フィルム(14)との接着性が強くないものが
よく、一般的にOPニスとよばれるもので、アクリル樹
脂、ウレタン樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、
エポキシ系樹脂等を使用し、また、これに脂肪系アミド
又はシリコン系樹脂を加えて剥離し易く調整することが
できる。
【0012】図2は、本発明のラベルにおける各層間の
接着強度を示すもので、透明樹脂フィルム(14)とし
ては厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムを用いて、この下側に透明インキ層(13)として、
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体を主体としたインキを
グラビア印刷方式で、塗布量4g/m2 塗工乾燥させ
る。さらにこの透明インキ層(13)の下側と透明樹脂
フィルム(14)上に、アクリル系樹脂の感圧粘着剤
(12,12)をコンマコーターにより、塗布量20g
/m2 で塗工して、この透明な粘着剤層(12,12)
を、剥離紙(11)であるグラシンにシリコン加工を施
した紙と、一方側には、同じくシリコン加工を施した厚
さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(1
5)で被覆したものである。この場合の接着強度は、剥
離紙と粘着剤層との間(C)は、3〜5g/25mmと
なり、一方の透明フィルムと粘着剤層との間(B)は、
5〜10g/25mmである。さらに透明樹脂フィルム
(14)と透明インキ層(13)との間(A)は、10
〜50g/25mmの範囲であるが、郵送や取扱過程で
の剥離防止のため、好ましくは30〜50g/25mm
の範囲が良い。また、このラベルの耐久テストとして7
0℃の恒温槽に、7、14、21日間放置したが、上記
に示した接着強度と変わらない結果が得られた。
接着強度を示すもので、透明樹脂フィルム(14)とし
ては厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムを用いて、この下側に透明インキ層(13)として、
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体を主体としたインキを
グラビア印刷方式で、塗布量4g/m2 塗工乾燥させ
る。さらにこの透明インキ層(13)の下側と透明樹脂
フィルム(14)上に、アクリル系樹脂の感圧粘着剤
(12,12)をコンマコーターにより、塗布量20g
/m2 で塗工して、この透明な粘着剤層(12,12)
を、剥離紙(11)であるグラシンにシリコン加工を施
した紙と、一方側には、同じくシリコン加工を施した厚
さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(1
5)で被覆したものである。この場合の接着強度は、剥
離紙と粘着剤層との間(C)は、3〜5g/25mmと
なり、一方の透明フィルムと粘着剤層との間(B)は、
5〜10g/25mmである。さらに透明樹脂フィルム
(14)と透明インキ層(13)との間(A)は、10
〜50g/25mmの範囲であるが、郵送や取扱過程で
の剥離防止のため、好ましくは30〜50g/25mm
の範囲が良い。また、このラベルの耐久テストとして7
0℃の恒温槽に、7、14、21日間放置したが、上記
に示した接着強度と変わらない結果が得られた。
【0013】以上の構成による透明両面粘着ラベルの使
用方法は、例えば、送信者が往復葉書の通信欄に所定の
事項を記載した後、このラベルの剥離紙(11)を剥が
して通信欄の上から貼りつけ郵送する。このラベルが貼
られた通信欄は透明フィルム(15)を通して記載した
内容を読み取ることができる。受取人は通信欄を確認
し、個人情報(プライバシー)を記入した後に、通信欄
に貼られたラベルの透明フィルム(15)を剥がし、返
信用葉書に貼りつけ送信者に郵送する。このラベルの貼
りつけの加圧は、いずれの場合も指圧で充分に行うこと
ができる。
用方法は、例えば、送信者が往復葉書の通信欄に所定の
事項を記載した後、このラベルの剥離紙(11)を剥が
して通信欄の上から貼りつけ郵送する。このラベルが貼
られた通信欄は透明フィルム(15)を通して記載した
内容を読み取ることができる。受取人は通信欄を確認
し、個人情報(プライバシー)を記入した後に、通信欄
に貼られたラベルの透明フィルム(15)を剥がし、返
信用葉書に貼りつけ送信者に郵送する。このラベルの貼
りつけの加圧は、いずれの場合も指圧で充分に行うこと
ができる。
【0014】送られた返信用葉書を剥がすと、ラベルの
透明樹脂フィルム(14)と透明インキ層(13)との
間から剥がれ個人情報を確認することができる。また、
仮に途中で不正に開封された場合にも、透明樹脂フィル
ム(14)と透明インキ層(13)との間で再度接着す
ることが不可能であり、元の状態に戻そうとすると、そ
の痕跡が残ることから不正開封を防止する効果がでる。
透明樹脂フィルム(14)と透明インキ層(13)との
間から剥がれ個人情報を確認することができる。また、
仮に途中で不正に開封された場合にも、透明樹脂フィル
ム(14)と透明インキ層(13)との間で再度接着す
ることが不可能であり、元の状態に戻そうとすると、そ
の痕跡が残ることから不正開封を防止する効果がでる。
【0015】
【作用】本発明のラベル(10)は、剥離紙(11)を
剥がして、例えば往復葉書の通信欄に貼りつけると、透
明なラベルとなり通信欄の記載された内容を読み取るこ
とができる。受取人は記載内容に従って個人情報を記載
し、ラベルの透明フィルム(15)を剥がし、返信用葉
書と接着させて送信側に郵送する。送信側は返信用葉書
を剥がすと、ラベルの透明樹脂フィルム(14)と透明
インキ層(13)との間で剥がれ、個人情報を確認する
ことができる。また、途中で不正開封をしようとする
と、透明樹脂フィルムと透明インキ層との間で剥がれ、
この剥離面が完全に乾燥しているので再接着ができず、
しかも元の状態に戻すように修復をしようとすると痕跡
が明らかとなる。
剥がして、例えば往復葉書の通信欄に貼りつけると、透
明なラベルとなり通信欄の記載された内容を読み取るこ
とができる。受取人は記載内容に従って個人情報を記載
し、ラベルの透明フィルム(15)を剥がし、返信用葉
書と接着させて送信側に郵送する。送信側は返信用葉書
を剥がすと、ラベルの透明樹脂フィルム(14)と透明
インキ層(13)との間で剥がれ、個人情報を確認する
ことができる。また、途中で不正開封をしようとする
と、透明樹脂フィルムと透明インキ層との間で剥がれ、
この剥離面が完全に乾燥しているので再接着ができず、
しかも元の状態に戻すように修復をしようとすると痕跡
が明らかとなる。
【0016】
【実施例】本発明の透明両面粘着ラベルの具体的使用例
を図に基づき説明する。
を図に基づき説明する。
【0017】<実施例1>先ず、図3(a)に示すよう
に、発信側が往復葉書の往信用の通信欄に、所定の事項
を記載した後に、この通信欄上にラベル(10)の剥離
紙(11)を剥がして貼りつける。剥離紙以外は透明性
を有する材料から構成されているので、通信欄の記載さ
れた内容を読み取ることができる。次に、受取人は記載
された内容を確認した後、返信用葉書の所定の領域に個
人情報(P)(例えば、口座番号、登録番号等)を記入
し、さらに往信葉書の一部(K)を切り取り、ラベル
(10)の上層に積層された透明フィルム(15)を剥
がすと粘着剤層(12)が露出して、ラベルが貼られた
通信欄の残りの部分を折り目線(t)から折り重ねて返
信葉書の宛先部分の下方に接着し返信する(図3(b)
(c)を参照)。郵送された返信葉書を、発信側でラベ
ル部分を剥がすと透明樹脂フィルム(14)と透明イン
キ層(13)との間で剥離して、個人情報(P)上には
透明樹脂フィルム(14)と、通信欄上には透明インキ
層(13)が残るがいずれも透明を有するので透視可能
で、しかも個人情報を初めて確認することができる(図
3(d)を参照)。
に、発信側が往復葉書の往信用の通信欄に、所定の事項
を記載した後に、この通信欄上にラベル(10)の剥離
紙(11)を剥がして貼りつける。剥離紙以外は透明性
を有する材料から構成されているので、通信欄の記載さ
れた内容を読み取ることができる。次に、受取人は記載
された内容を確認した後、返信用葉書の所定の領域に個
人情報(P)(例えば、口座番号、登録番号等)を記入
し、さらに往信葉書の一部(K)を切り取り、ラベル
(10)の上層に積層された透明フィルム(15)を剥
がすと粘着剤層(12)が露出して、ラベルが貼られた
通信欄の残りの部分を折り目線(t)から折り重ねて返
信葉書の宛先部分の下方に接着し返信する(図3(b)
(c)を参照)。郵送された返信葉書を、発信側でラベ
ル部分を剥がすと透明樹脂フィルム(14)と透明イン
キ層(13)との間で剥離して、個人情報(P)上には
透明樹脂フィルム(14)と、通信欄上には透明インキ
層(13)が残るがいずれも透明を有するので透視可能
で、しかも個人情報を初めて確認することができる(図
3(d)を参照)。
【0018】<実施例2>図示はしないが、受取人が個
人情報を記入する際に、返信葉書の宛先欄の一部に記入
するのではなく、通信欄に記入する場合には、ラベル
(10)を貼りつけた往信葉書の一部分を切離し、個人
情報の記入部分を隠蔽するように貼りつけることもでき
る。その他は実施例1と同様の使用方法とした。
人情報を記入する際に、返信葉書の宛先欄の一部に記入
するのではなく、通信欄に記入する場合には、ラベル
(10)を貼りつけた往信葉書の一部分を切離し、個人
情報の記入部分を隠蔽するように貼りつけることもでき
る。その他は実施例1と同様の使用方法とした。
【0019】
【発明の効果】本発明の透明両面粘着ラベルを往復葉書
に用いることで、守秘しなければならない個人情報(プ
ライバシー)を保護することができるとともに、封書に
よる往復でなく葉書による郵送のためコストを低減する
ことができる。また、途中で不正開封をしようとする
と、透明樹脂フィルムと透明インキ層との間で剥がれ、
この剥離面が完全に乾燥しているので再接着ができず、
しかも元の状態に戻そうと修復をしようとすると痕跡が
明らかとなるので、不正開封を防止する効果が生じる。
さらにこのラベルは、往復葉書用に限定するものではな
く、最初から折り重ねて本発明のラベルで接着させて個
人情報用の葉書や書面とすると、隠蔽された個人情報を
保護する通信用の葉書や書面として使用することも可能
となる等、種々の優れた効果を生じる。
に用いることで、守秘しなければならない個人情報(プ
ライバシー)を保護することができるとともに、封書に
よる往復でなく葉書による郵送のためコストを低減する
ことができる。また、途中で不正開封をしようとする
と、透明樹脂フィルムと透明インキ層との間で剥がれ、
この剥離面が完全に乾燥しているので再接着ができず、
しかも元の状態に戻そうと修復をしようとすると痕跡が
明らかとなるので、不正開封を防止する効果が生じる。
さらにこのラベルは、往復葉書用に限定するものではな
く、最初から折り重ねて本発明のラベルで接着させて個
人情報用の葉書や書面とすると、隠蔽された個人情報を
保護する通信用の葉書や書面として使用することも可能
となる等、種々の優れた効果を生じる。
【図1】本発明の透明両面粘着ラベルの積層構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の実施例における透明両面粘着ラベルの
接着強度の一例を示す積層構成の説明図である。
接着強度の一例を示す積層構成の説明図である。
【図3】本発明の透明両面粘着ラベルを往復葉書に使用
した場合の一例を示す説明図である。
した場合の一例を示す説明図である。
【図4】従来のシークレットラベルと称されるラベルの
積層構成の一例を示す説明図である。
積層構成の一例を示す説明図である。
10 …透明両面粘着ラベル 11 …剥離紙 12 …粘着剤層 13 …透明インキ層 14 …透明樹脂フィルム 15 …透明フィルム K …往信葉書の一部分 P …個人情報 t …折り目線 31 …剥離紙 32 …接着剤層 33 …フィルム 34 …フィルム 35 …アルミ箔 36 …紙
Claims (4)
- 【請求項1】透明樹脂フィルムの片面に透明インキ層を
積層したラベル基材からなり、該基材の両面に透明粘着
剤を塗工して、この一方の面に剥離紙と、他方の面に透
明フィルムを貼着した構成からなり、前記透明樹脂フィ
ルムと透明インキ層との間が剥離可能であることを特徴
とする透明両面粘着ラベル。 - 【請求項2】前記透明樹脂フィルムと透明インキ層との
接着強度が、10〜50g/25mmの範囲であること
を特徴とする請求項1に記載の透明両面粘着ラベル。 - 【請求項3】前記透明両面粘着ラベルは、剥離紙を剥が
して貼りつけることで、下の記載された情報が透視可能
であることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の
透明両面粘着ラベル。 - 【請求項4】前記透明両面粘着ラベルは、剥離紙を剥が
して往復葉書に貼りつけることを特徴とする請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載の透明両面粘着ラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7839794A JPH07287524A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 透明両面粘着ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7839794A JPH07287524A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 透明両面粘着ラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07287524A true JPH07287524A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13660893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7839794A Pending JPH07287524A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 透明両面粘着ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07287524A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100458318B1 (ko) * | 1996-04-04 | 2005-01-24 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 점착라벨,그의제조방법및장치 |
JP2007136757A (ja) * | 2005-11-16 | 2007-06-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 記入用紙 |
JP2007152757A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 記入用紙 |
CN102779455A (zh) * | 2011-05-10 | 2012-11-14 | 山东泰宝防伪技术产品有限公司 | 与英文字母关联的一次性数码防伪标识及其制备方法 |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP7839794A patent/JPH07287524A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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