JPH07276856A - 機密保持ラベル及び機密保持ラベルが貼着された往復葉書 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】記載された情報を隠蔽することができる機密保
持ラベルと、この機密保持ラベルが貼着された往復葉書
を提供する。 【構成】往復葉書１の往信葉書記入面２Ｂに貼着されて
いる機密保持ラベル５を剥離面１５から剥離し、露出し
た第１の粘着層１１から機密保持ラベル５を返信葉書記
入面３Ｂに記載された情報上に貼着すれば、隠蔽効果を
有する隠蔽部６により、該情報の被覆隠蔽が可能とな
る。送達された返信葉書３を受け取った差出人は隠蔽部
６を剥離すれば、透明な第１の貼着部７を通して、前記
隠蔽情報の読み取りが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は記載された情報を隠蔽す
ることができる機密保持ラベルと、この隠蔽ラベルが貼
着された往復葉書に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来において、葉書に記入された隠蔽事
項を被覆隠蔽するための手段と、この葉書の受領者が前
記隠蔽情報の読み取り可能となるための手段とを有する
ラベルは、実開平２−１０８０７０号の往復葉書におい
て、「隠蔽部」として開示されている。この「隠蔽部」
は図５のように、剥離紙２１、粘着剤２２、透明フィル
ム２３、透明フィルム２４及び粘着剤２５が積層されて
おり、往信用葉書に貼着され、往復葉書の差出人（以下
差出人という）によって投函されるものである。そして
往復葉書の受取人（以下宛名人という）は、往信用葉書
の「隠蔽部」が貼着されている部分をはさみ等で切取
り、そして「隠蔽部」の剥離紙を剥離し、返信用葉書に
貼着する。すると前述の切り取った往信用葉書が隠蔽層
の役割を果たして、葉書に記入された隠蔽情報が被覆隠
蔽されるというものである。この隠蔽状態で返信用葉書
は宛名人から前記差出人へと送付される。差出人は送付
された葉書から隠蔽部を剥離する。この時「隠蔽部」は
疑似接着されている透明フィルム２３と透明フィルム２
４間で容易に剥離できるため、前記隠蔽情報は透明フィ
ルム２４を通して読み取りが可能となるものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが上記「隠蔽
部」は、隠蔽情報を被覆隠蔽するにあたって、隠蔽情報
記入者には、「隠蔽部」の往路用葉書からの切取り作業
が必要となるため手間がかかった。また、「隠蔽部」は
往路用葉書の切取られた一部を構成部材としているた
め、該往路用葉書の一部には周囲に記載されている事柄
（以下伝達情報という）とは馴染まない切取り線が記載
されている必要があった。また、「隠蔽部」の切取りに
より、一部に切取部が形成されてしまった往路用葉書
は、宛名人が保存するには取扱上や美観上において、好
ましくないものであった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、本発明の機密保持ラベルは、隠蔽部、第１
の貼着部、第２の貼着部及びセパレータがこの順に、そ
れぞれ剥離可能に積層されている機密保持ラベルであっ
て、隠蔽部は隠蔽効果を有する基材からなり、第１の貼
着部は隠蔽部と剥離可能に接着している透明剥離層と、
透明な第１の粘着剤層とからなり、第２の貼着部は前記
第１の粘着剤層に接するように設けられている剥離層
と、該剥離層と接するように設けられている第２の粘着
剤層とからなり、隠蔽部と第１の貼着部とを剥離せしめ
るのに必要な力をａとし、第１の貼着部と第２の貼着部
とを剥離せしめるのに必要な力をｂとし、第２の貼着部
とセパレータとを剥離せしめるのに必要な力をｃとした
とき、下記式 ａ＞ｂ＞ｃ を満足することを特徴としている。

【０００５】また、請求項２に係わる機密保持ラベルが
貼着された往復葉書にあっては、機密保持ラベルが貼着
されている往復葉書であって、該往復葉書の返信葉書に
は少なくとも隠蔽情報記入欄が構成されており、前記機
密保持ラベルは隠蔽部、第１の貼着部及び第２の貼着部
がこの順に、剥離可能に積層されている機密保持ラベル
であり、隠蔽部は隠蔽効果を有する基材からなり、第１
の貼着部は隠蔽部と剥離可能に接着している透明剥離層
と、透明な第１の粘着剤層とからなり、第２の貼着部は
前記第１の粘着剤層に接するように設けられている剥離
層と、該剥離層と接するように設けられており、前記往
復葉書に接着している第２の粘着層とからなり、隠蔽部
と第１の貼着部とを剥離せしめるのに必要な力をａと
し、第１の貼着部と第２の貼着部とを剥離せしめるのに
必要な力をｂとし、第２の貼着部と往復葉書とを剥離せ
しめるのに必要な力をｃとしたとき、下記式 ｃ＞ａ＞ｂ を満足することを特徴としている。

【０００６】

【作用】従って請求項１に記載の発明に係わる機密保持
ラベルは、セパレータを剥離すれば第２の粘着剤層が露
出するので、第１の貼着対象物への貼着が可能となる。
また、この貼着された機密保持ラベルに剥離のための力
を加え、一番剥離強度の小さい第１の貼着部と第２の貼
着部との間で剥離すると第１の粘着層が露出するので、
第２の貼着対象物への貼着が可能となる。この時、貼着
された機密保持ラベルに施されている隠蔽部は隠蔽効果
を有する基材を含むものであるため、第２の貼着対象物
に記載された隠蔽情報は、機密保持ラベルを貼着すれば
隠蔽可能となる。そして更にこの貼着された機密保持ラ
ベルに剥離のための力を加えると、次に剥離強度の小さ
い第１の貼着部と隠蔽部の間で剥離する。該剥離により
第２の貼着物に残留する第１の貼着部を構成する透明剥
離層と第１の粘着剤層は共に透明な材料からなるので、
前記隠蔽情報の読み取りが可能となる。

【０００７】また、請求項２に記載の発明に係わる機密
保持ラベルが貼着された往復葉書にあっては、宛名人は
送付された往復葉書に貼着されている機密保持ラベルを
剥離し、露出した第１の粘着剤層から機密保持ラベルを
貼着すれば、返信用葉書に記載した隠蔽情報を隠蔽でき
る。そして隠蔽部を剥離すれば、第１の貼着部を通して
該隠蔽情報の読み取りが可能となる。

【０００８】

【実施例】以下に本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。

【０００９】（実施例１）図１及び図２は本実施例にお
ける機密保持ラベル付郵便葉書の説明図であり、図３は
図２のＸ−Ｘ’線断面図、図４は機密保持ラベルの説明
図である。

【００１０】そして図中の１は往復葉書、２は往信葉
書、３は返信葉書、４は隠蔽情報記入欄である。また５
は機密保持ラベルであり、６は隠蔽部、７は第１の貼着
部、８は第２の貼着部、９は基材、１０はフィルム層、
１１は第１の粘着層、１２は剥離層、１３は第２の粘着
層、１４，１５及び１６は剥離面、１７はセパレータ、
１８は折り線、１９は一般情報記入欄である。そして
Ａ，Ｂはそれぞれ葉書の宛名面と記入面を表す。

【００１１】往復葉書１は往信葉書２と返信葉書３とか
らなるものであり、往信葉書宛名面２Ａと返信葉書記入
面３Ｂとが同一面に、往信葉書記入面２Ｂと返信葉書宛
名面３Ａとが同一面に形成されているものである。そし
て往復葉書１は官製のものでも特別に作成したものでも
よい。隠蔽情報記入欄４は予め返信葉書記入欄３Ｂに設
けられているものであり、そこには往復葉書１の宛名人
から差出人へと伝達される隠蔽情報が記入されるもので
ある。また一般情報記入欄１９も、予め返信葉書記入欄
３Ｂに設けられているものである。

【００１２】機密保持ラベル５は図４に示すように上か
ら隠蔽部６、第１の貼着部７、第２の貼着部８及びセパ
レータ１７が順に積層されており、後述するように接着
強度の差により選択的に剥離可能となるものである。そ
して、一番接着強度の小さいセパレータが予め剥離さ
れ、図２のように往復葉書の所定の場所に貼着されてい
るものである。隠蔽部６は隠蔽効果を有する基材９から
なるものである。この隠蔽効果を有する基材とは、紙や
フィルム等から任意に選択できるものであり、かつ単層
でも複層でもよいものである。そして該隠蔽効果をもた
せるために、例えば紙やフィルム等の基材に黒インキ等
を塗布して構成してもよい。

【００１３】第１の貼着部７は、透明な樹脂からなるフ
ィルム層１０と、透明な粘着剤が塗布されてなる第１の
粘着層１１により構成される。また第２の貼着部８は透
明な樹脂からなる剥離層１２と、第１の粘着層１１と同
一の粘着剤が塗布されてなる第２の粘着層１３により構
成される。

【００１４】以上の材料からなる機密保持ラベル５は、
以下のように製造される。スミインキを塗布して隠蔽効
果をもたせたＳＫコート紙の該スミインキ側に、エクス
トルーダー押出機を用いて１５μｍのポリエチレン樹脂
層を設けて基材９を設ける。

【００１５】続いて露出しているポリエチレン樹脂層上
には透明インキをグラビアコーティングしてフィルム層
１０を施し、さらにこのフィルム層１０に透明な粘着剤
を塗布して。第１の粘着層１１を施し、第１の貼着部７
を設ける。ここでフィルム層１０については具体的に、
塩化酢酸ビニル／ポリエステル樹脂強重合体（重合度５
００）に、タッキファイアーとして、軟化点１２０度の
ものを、樹脂とタッキファイアーの成分比９５：５の割
合で添加したものを使用した。このタッキファイアーに
はアルキルフェノール樹脂系、キシレン樹脂、石油樹
脂、クマロンインデン樹脂、テルペン樹脂、ロジン等が
一般的に用いられており、任意に選択できる。

【００１６】続いて第１の粘着層１１には、片面にシリ
コンの剥離処理が施された２５μｍの厚さのポリエチレ
ンテレフタレートを、該シリコン面が第１の粘着層１１
を被覆するように接着して剥離層１２を設ける。そして
剥離層１２の、第１の粘着層１１が接着している面の反
対面には、第１の粘着層１１と同一の粘着剤を塗布して
第２の粘着層１３を施して第２の貼着部８を設け、更に
セパレータ１７を貼着して機密保持ラベル５を製造す
る。

【００１７】以上のように製造された機密保持ラベル５
は、隠蔽部６と第１の貼着部７との間が剥離面１４とな
り、第１の貼着部７と第２の貼着部８との間が剥離面１
５となり、第２の貼着部８とセパレータ１７との間が剥
離面１６となる。そして、この機密保持ラベル５の剥離
強度（１８０°ピール、引っ張りスピード毎分０．３ｍ
の条件下で２５ｍｍ剥離するに必要な力）は、剥離面１
４では１２〜５０ｇ、剥離面１５では７〜１０ｇ、剥離
面１６では３〜５ｇに調節してある。すなわち剥離に要
する力は、剥離面１４＞剥離面１５＞剥離面１６の順に
なる。

【００１８】次に機密保持ラベル５の使用方法を説明す
る。ここで使用する機密保持ラベル５は、隠蔽情報記入
欄４を被覆隠蔽可能な大きさである。

【００１９】図１に示すように、往復葉書１は折り線１
８を境として、往信葉書２と返信葉書３とが連節されて
いる。往信葉書宛名面２Ａには、往復葉書１の送付先で
ある宛名人の住所及び氏名等が記入もしくは印刷されて
いる。また返信葉書記入面３Ｂには、宛名人が住所等の
一般情報を記入するための一般情報記入欄１９と、暗証
番号等の秘密情報を記入するため隠蔽情報記入欄４とが
設けられている。

【００２０】そして、図２に示すように返信葉書宛名面
３Ａには、例えば往復葉書１の発信人（以下発信人とい
う）の住所等が予め印刷されており、また往信葉書記入
面２Ｂには、「口座振替のお勧め」や「葉書の使用方
法」等の連絡事項が印刷されている。

【００２１】発信人は図２のように、往信葉書記入面２
Ｂの前記連絡事項が記載されていない箇所にセパレータ
１７を分離した機密保持ラベル５を貼着した状態で往復
葉書１を投函する。このとき、機密保持ラベル５は前述
したように剥離面１６の接着強度が一番小さいので、セ
パレータ１７のみの分離は容易である。

【００２２】往復葉書１を受領した宛名人は、往信葉書
記入面２Ｂに記載されている「口座振替のお勧め」と
「葉書の使用方法」に従い、返信葉書記入面３Ｂの一般
情報記入欄１９に、宛名人の住所や氏名等の一般情報を
記入し、続いて隠蔽情報記入欄４には宛名人は暗証番号
を記入し、印を押す。

【００２３】そして、宛名人は往信葉書２と返信葉書３
とを折り線１８に沿って切り分ける。次いで往信葉書記
入面２Ｂに貼着されている機密保持ラベル５を剥離し、
隠蔽情報記入欄４上へと貼着する。このとき、機密保持
ラベル５は剥離強度が小さい剥離面１５から容易に分割
することができ、そのため露出した第１の粘着層１１に
より機密保持ラベル５の貼着は容易である。

【００２４】また基材９には、予めスミインキを塗布し
て隠蔽効果をもたせているため、機密保持ラベル５を貼
着するだけで、隠蔽情報記入欄４に記入された事項の隠
蔽が可能となる。続いて宛名人はこの隠蔽状態のまま、
返信葉書３を投函する。

【００２５】受領した発信人は、返信葉書３から機密保
持ラベル５を剥離する。すると機密保持ラベル５は剥離
面１４から分割され、第１の粘着部７のみが返信葉書３
に残留する。このとき第１の粘着部を構成するフィルム
層１０と第１の粘着層１１は共に透明であるため、隠蔽
情報記入欄４に記入された情報の読み取りが可能とな
る。

【００２６】尚本発明の機密保持ラベルは上述した実施
例に限定されるものではなく、基材９自体に隠蔽性があ
れば、スミインキを塗布しなくともよい。また第２の貼
着部８を構成する剥離層１２及び第２の粘着層１３は、
不透明でも本来の性能を発揮するが、を共に透明な材料
を使用して設ければさらに、発信人から宛名人に向け
て、隠蔽情報を隠蔽した状態で伝達することが可能であ
る。すなわち往信葉書記入面２Ｂに記載した隠蔽情報の
上に機密保持ラベル５を貼着すると、該隠蔽情報は被覆
隠蔽可能となり、かつ機密保持ラベル５を剥離すると、
残留した透明な第２の貼着部８を通して、前記隠蔽情報
の読み取りが可能となる。

【００２７】また、基材９の表面に機密保持ラベル５の
使用方法を予め記載しておくと、宛名人の機密保持ラベ
ルの取扱いが容易になる。さらに剥離層１２の剥離面１
５側の面、もしくはフィルム層１０の剥離面１４側の面
をマット状に設ければ、宛名人もしくは差出人による鉛
筆等の追記が可能となる。また、折り線１８を、切り離
しが容易となるためにミシン目で設けてもよい。そし
て、本実施例にあっては、第１の粘着層及び第２の粘着
層は、同一の粘着剤を塗布して形成しているが、これに
はこだわらず、異なる粘着剤を塗布し、その粘着力の差
により、剥離面１４及び１５の接着強度の調節を行って
もよい。

【００２８】

【発明の効果】本発明の機密保持ラベルにあっては、隠
蔽部、第１の貼着部、第２の貼着部及びセパレータ１が
剥離可能に積層されている機密保持ラベルであって、そ
れぞれの層の剥離強度に予め差をもたせているので、該
剥離強度の小さい所から順に剥離することが可能であ
る。そして、剥離強度の小さい所から順に機密保持ラベ
ルを剥離していくと露出する粘着層により、機密保持ラ
ベルを貼着することが可能となる。その際、機密保持ラ
ベルの最外層には隠蔽効果を有する基材からなる隠蔽部
を有しているため、機密保持ラベルを貼着するだけで、
記載されている隠蔽情報の隠蔽が可能となる。また、少
なくとも第１の貼着部は透明な材料からなるので、隠蔽
部を剥離するだけで、前記隠蔽情報の読み取りが可能と
なる。また、第２の貼着部も透明な材料により設けれ
ば、隠蔽情報の隠蔽を２度行なうことができる。

【００２９】また請求項２に記載の機密保持ラベルが貼
着された往復葉書にあっては、機密保持ラベルを貼着、
剥離することにより、隠蔽情報の隠蔽及び読み取りを容
易に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明における機密保持ラベルが貼着された往
復葉書の表面図である。

【図２】本発明における機密保持ラベルが貼着された往
復葉書の背面図である。

【図３】図２におけるＸ−Ｘ’線断面図である。

【図４】本発明における機密保持ラベルの説明図であ
る。

【図５】従来の隠蔽事項を被覆隠蔽可能な往復葉書の説
明図である。

【符号の説明】

１…往復葉書 ２…往信葉書 ３…返信葉書 ４…隠蔽情報記入欄 ５…機密保持ラベル ６…隠蔽部 ７…第１の貼着部 ８…第２の貼着部 ９…基材 １０…フィルム層 １１…第１の粘着層 １２…剥離層 １３…第２の粘着層 １４，１５，１６…剥離面 １７…セパレータ １８…折り線 １９…一般情報記入欄 ２１…剥離紙 ２２…粘着剤 ２３，２４…透明フィルム ２５…粘着剤

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草間 恵子 東京都台東区台東１丁目５番１号 凸版印 刷株式会社内

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】隠蔽部、第１の貼着部、第２の貼着部及び
   セパレータがこの順に、それぞれ剥離可能に積層されて
   いる機密保持ラベルであって、 隠蔽部は隠蔽効果を有する基材からなり、 第１の貼着部は隠蔽部と剥離可能に接着している透明剥
   離層と、透明な第１の粘着剤層とからなり、 第２の貼着部は前記第１の粘着剤層に接するように設け
   られている剥離層と、該剥離層と接するように設けられ
   ている第２の粘着剤層とからなり、 隠蔽部と第１の貼着部とを剥離せしめるのに必要な力を
   ａとし、第１の貼着部と第２の貼着部とを剥離せしめる
   のに必要な力をｂとし、第２の貼着部とセパレータとを
   剥離せしめるのに必要な力をｃとしたとき、下記式 ａ＞ｂ＞ｃ を満足することを特徴とする機密保持ラベル。
2. 【請求項２】機密保持ラベルが貼着されている往復葉書
   であって、 該往復葉書の返信葉書には少なくとも隠蔽情報記入欄が
   構成されており、 前記機密保持ラベルは隠蔽部、第１の貼着部及び第２の
   貼着部がこの順に、剥離可能に積層されている機密保持
   ラベルであり、 隠蔽部は隠蔽効果を有する基材からなり、 第１の貼着部は隠蔽部と剥離可能に接着している透明剥
   離層と、透明な第１の粘着剤層とからなり、 第２の貼着部は前記第１の粘着剤層に接するように設け
   られている剥離層と、該剥離層と接するように設けられ
   ており、前記往復葉書に接着している第２の粘着層とか
   らなり、 隠蔽部と第１の貼着部とを剥離せしめるのに必要な力を
   ａとし、第１の貼着部と第２の貼着部とを剥離せしめる
   のに必要な力をｂとし、第２の貼着部と往復葉書とを剥
   離せしめるのに必要な力をｃとしたとき、下記式 ｃ＞ａ＞ｂ を満足することを特徴とする機密保持ラベル付往復葉
   書。