JP3953559B2 - 往復葉書 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、往復葉書に関するものであり、更に詳しくは、秘密情報を遮蔽し得る機能を備えた往復葉書に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、送り元と送り先の往復葉書を用いた情報の交換は、会合への出欠やアンケートの回答等オープンな情報を基本としていた。そのため、証券会社や銀行等の金融機関、また、官庁からの通知で親展性の必要な情報は、一般に封書が用いられ、返信を要するものであって、その返信情報がオープンな情報の場合は返信用郵便葉書を同封し、また、その返信情報が秘密性を有する情報の場合は返信用封書を同封している。
【0003】
しかし、送り元から送り先へ封書を用いた郵送方法をとると、発信情報の秘匿性は保たれるが、前記封書の宛先宛名、或いは、発信情報、あるいは、返信葉書や返信封書の宛先宛名等を別々に印字し、その後に個人別に各帳票や発信情報を合致させて封入し郵送するといった煩雑な作業が加わり、能率も悪くミスマッチも起こりやすくコスト高にもなる等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、煩雑でミスマッチも起こりやすくコスト高にもなる封書に変えて、送り元から送り先への秘匿性のある発信情報を秘密情報として送ることができて、さらに、送り先から送り元への秘匿性のある返信情報を秘密情報として送り返すこともできる往復葉書を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記のような問題点を解決すべく種々研究した結果、往信片と返信片とが折線を介して連接した往復葉書において、往信片のフリーな長辺側端に折線を介して連接した紙片(A)と返信片のフリーな長辺側端に折線を介して連接した紙片(B)とからなる構成により、上記問題を解決できることを見出し、さらに前記往信片と前記返信片と前記紙片(A)と前記紙片(B)の紙基体の両面全面に感圧接着剤層を形成することにより前記感圧接着剤層の面同士を合わせて加圧した際に剥離可能な程度に強く接着させることにより前記往信片および前記返信片の料額印面の反対面と前記紙片(A)および前記紙片(B)の対向する面間をそれぞれ剥離可能に接着した構成とすることにより、また、往復葉書に片面が2軸延伸ポリプロピレンフィルムの未処理面であって剥離性を有する隠蔽被覆体の剥離性面全面に低密度ポリエチレンを押し出してポリオレフィン系樹脂層を設け、該ポリオレフィン系樹脂層上に接着剤層を設け、該接着剤層上に離型層を設け、さらに、該離型層上に接着剤層を設けた構成からなる隠蔽ラベルを貼設した形態とすることにより、送り元から送り先への秘匿性のある発信情報を秘匿情報としてより多く送ることができると共に送り先から送り元への返信情報も隠蔽ラベルを前記の低密度ポリエチレンからなるポリオレフィン系樹脂層上に設けた接着剤層と前記離型層間で剥がした一片を返信片の秘匿性のある返信情報欄に貼設することにより返信情報を秘密情報として返信可能とすることができることを見出して、本発明を完成させたものである。
【0006】
すなわち、本発明は、往信片と返信片とが折線を介して連接した往復葉書において、往信片のフリーな長辺側端に折線を介して連接した紙片(A)と返信片のフリーな長辺側端に折線を介して連接した紙片(B)とからなり、前記往信片と前記返信片と前記紙片(A)と前記紙片(B)の紙基体の両面全面に感圧接着剤層を形成することにより前記感圧接着剤層の面同士を合わせて加圧した際に剥離可能な程度に強く接着させることにより前記往信片および前記返信片の料額印面の反対面と前記紙片(A)および前記紙片(B)の対向する面間をそれぞれ剥離可能に接着した構成にしたものであり、さらに往復葉書に片面が2軸延伸ポリプロピレンフィルムの未処理面であって剥離性を有する隠蔽被覆体の剥離性面全面に低密度ポリエチレンを押し出してポリオレフィン系樹脂層を設け、該ポリオレフィン系樹脂層上に接着剤層を設け、該接着剤層上に離型層を設け、さらに、該離型層上に接着剤層を設けた構成からなる隠蔽ラベルを貼設されていることを特徴とする往復葉書に関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
上記の本発明について、図面等を用いて以下に更に詳しく説明する。
まず、図1は本発明の往復葉書の実施例の斜視図、図2は本発明の往復葉書の実施例のXーX断面図、図3は本発明の実施例の往復葉書を剥離可能に接着した面で剥離して開いた状態を示す斜視図、図4は本発明の往復葉書を返信用に用いる場合の1実施例の返信片の料額印面とその反対面(裏面)を示す平面図、図5は本発明の往復葉書の往信片に貼設される隠蔽ラベルの1実施例の断面図、図6は本発明の往復葉書の返信片に貼設される隠蔽ラベルの1実施例の断面図、図7は本発明の往復葉書の往信片および返信片に貼設される隠蔽ラベルの隠蔽被覆体の1実施例の断面図である。図中の1は往信片、2は返信片、Aは往信片1のフリーな長辺側端に折線を介して連接した紙片、Bは返信片2のフリーな長辺側端に折線を介して連接した紙片、3は往信片1に貼設された発信情報を隠蔽するため、あるいは、返信情報を隠蔽することもできる隠蔽ラベル、4,5は紙片A,Bに設けられた切欠、Cは折線、6a,6b は折線、7は紙基体、8は感圧接着剤層、9a, 10a, 11a, 12a および9b, 10b, 11b, 12b はそれぞれ往信片の料額印面側面およびその裏面、13は返信片2の裏面に貼設された返信情報を隠蔽するための隠蔽ラベル、14は隠蔽被覆体、14a は隠蔽被覆体14の第1層、14b は隠蔽被覆体14の第2層、14c は隠蔽被覆体14の第1層と第2層の間に設けられた接着剤またはポリオレフィン系樹脂よりなる層間接着層、14d は隠蔽被覆体14の第2層14b の片面に形成された剥離層、15は隠蔽被覆体14の剥離層14d 上に設けられたポリオレフィン系樹脂層、16はポリオレフィン系樹脂層15上に設けられた接着剤層、17は接着剤層16上に設けられた離型層、18は離型層17上に設けられた接着剤層をそれぞれ示す。
【0008】
本発明の往復葉書の実施例は図1、図2に示す通りである。図1の斜視図に示すように、往信片1と返信片2とが折線Cを介して連接し、往信片1のフリーな長辺側端に折線6aを介して連接し、往信片1と略同幅ないし狭幅の紙片Aが、折線6aで往信片1の料額印面の反対面に折り重ねられるとともに、往信片1の料額印面の下方部に隠蔽ラベルが貼着されて往信片1を形成し、返信片2のフリーな長辺側端に折線6bを介して連接し、返信片2と略同幅ないし狭幅の紙片Bが、折線6bで返信片2の料額印面の反対面に折り重ねられて往復葉書を形成している。図2の断面図に示すように、往信片1の料額印面の反対面に往信片1と略同幅ないし狭幅の紙片Aが折線6aにて折り重ねられ、対向する面間が剥離可能接着部8にて剥離可能に接着されると共に、往信片1と折線Cを介して連接した返信片2の料額印面の反対面に返信片2と略同幅ないし狭幅の紙片Bが折線6bにて折り重ねられ、対向する面間が剥離可能接着部8にて剥離可能に接着されている。
【0009】
図3は、本発明の往復葉書の紙片Aおよび紙片Bを往信片1および返信片2から往信片1の料額印面側を上面にして折線6a,6bで剥離して見開いた斜視図である。折線6a,6bを介して往信片1および返信片2の両長辺側端に紙片Aおよび紙片Bが連接している。図中4、5は、それぞれ往信片1および返信片2から紙片Aおよび紙片Bを容易に剥離するための切欠部、7は紙基体、8は感圧接着剤層である。また、9a, 10a, 11a, 12a および9b, 10b, 11b, 12b はそれぞれ往信片の料額印面側面およびその裏面である。本発明の往復葉書は9a面が発信時の宛先宛名面、10b 面が返信時の宛先宛名面となり、9b,11b, 面および10a,12a 面が発信時の隠蔽情報面となり、11a 面および10a 面が、それぞれ発信時の往信片1の裏面および返信時の返信片2の裏面となる。ここで折線6a,6bは、折り曲げまたは切り離しが容易となるようにミシン目にて形成されていても一向に差し支えない。
【0010】
図4は本発明の往復葉書を返信用に用いる場合の1実施例の返信片2の料額印面とその裏面を示す平面図であって、前記裏面平面図に返信情報を秘密情報として送り返すための隠蔽ラベル13が貼着されている。
【0011】
図5は本発明の往復葉書の往信片1に貼設されている隠蔽ラベルの1実施例の断面図であって、紙,アルミニウム箔,プラスチックフィルム,または、紙およびプラスチックフィルムの片面に蒸着を施したもの、または、紙およびプラスチックフィルムの片面に隠蔽のためのベタ印刷を施したものからなる第1層14a に接着剤またはポリオレフィン系樹脂よりなる層間接着層14c を介してアルミニウム箔またはプラスチックフィルムまたはプラスチックフィルムの片面に蒸着を施した蒸着フィルムまたはプラスチックフィルムの片面に隠蔽のためのベタ印刷を施した印刷フィルムよりなる第2層14b を設け、前記第2層14b の片面にポリアミド系,ニトロセルロース系またはゴム系またはウレタン系または塩素化ポリプロピレン系樹脂に0.1〜0.5%の範囲でシリコーン等の剥離剤を添加したもの、または、界面活性剤を溶剤にとかしたものをコートすることで形成された剥離層14d よりなる隠蔽被覆体14の剥離層14d 上にポリエチレン等を押し出しコーティングしてポリオレフィン系樹脂層15を設け、前記ポリオレフィン系樹脂層15上に天然ゴム、アクリル系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニルー塩化ビニル共重合体、スチレンーブタジエンースチレン共重合体、スチレンーイソプレンースチレン共重合体等の主剤にロジン誘導体、テルピン樹脂等の粘着付与剤および充填剤や老化防止剤等を添加してなる接着剤層16設け、前記接着剤層16上に前記接着剤層16と離型面で接着している離型層17を設け、さらに前記離型層17の非離型面上に天然ゴム、アクリル系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニルー塩化ビニル共重合体、スチレンーブタジエンースチレン共重合体、スチレンーイソプレンースチレン共重合体等の主剤にロジン誘導体、テルピン樹脂等の粘着付与剤および充填剤や老化防止剤等を添加してなる接着剤層18からなるものである。
【0012】
図6は本発明の往復葉書の返信片2に貼設されている隠蔽ラベルの1実施例の断面図であって、図5の接着層16と離型層17の界面で離型された隠蔽被覆体側の断面図である。送り元へ送り返された返信片2は返信情報の秘密情報が図6に示される隠蔽ラベル13で隠蔽されており、送り返された返信片2の隠蔽ラベル13の剥離層14d とポリオレフィン系樹脂層15の間で剥離することで返信情報の秘密情報を送り元で見ることができる。また、図6の隠蔽ラベルは、発信情報が秘密情報であり返信情報がオープン情報で良い場合には、往信片1の隠蔽ラベル3として用いることもできる。
【0013】
前記隠蔽被覆体14の第1層14a 、第2層14b を構成するプラスチックフィルムとしては、ポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン等を適用することができる。また、第2層が2軸延伸ポリプロピレン、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート、2軸延伸ポリアミドなどよりなり、剥離性を有するときは剥離層14d を設ける必要はない。また、前記隠蔽被覆体14の第2層がアルミニウム箔よりなるときは塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニルー塩化ビニル共重合体系、または、アクリル樹脂系のアンカーコート層を設けてから剥離層14d を設け、第2層14b と剥離層14d 間の接着強度が十分に得られるようにする。剥離層14d のコート量はドライ時で1〜3g/m2 が適当である。また、ポリオレフィン系樹脂層としてはポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を押し出しコートするか、あるいは、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を公知の技術でフィルム化したものをドライラミネートしてなるものも適用しうる。この層の厚みは15μm〜50μmが適当である。また、接着剤層16および18のコート量はドライ時で15〜30g/m2 が適当である。さらに、前記隠蔽被覆体14の第1層側面、或いは第2層側面に文字や絵柄などを通常の印刷法により印刷しても良いことは勿論である。
【0014】
前記離型層17はポリプロピレンまたはポリ塩化ビニルまたはポリエステルまたはポリエチレンなどのプラスチックフィルムの片面にシリコーンをドライ時で0.5〜1g/m2 コートしたものが適当であるが、前記プラスチックフィルムにかえて半透明な紙あるいは半透明な紙にポリエチレンを押し出しコートした積層物を用いてもよい。
【0015】
また、剥離層14d とポリオレフィン系樹脂層15および接着剤層16と離型層17の離型面の剥離および離型強度は、それぞれ20〜30g/15mm巾および10〜20g/15mm巾が適当である。
【0016】
【実施例】
上記の本発明について、以下に実施例をあげて、更に詳しく説明する。
実施例1
本発明の往復葉書に使用する用紙は紙基体7の両面に感圧接着剤層8を形成した構成からなり、感圧接着剤層8面同を合わせて加圧した際に、剥離可能な程度に強く接着する感圧接着剤層8を形成したものを使用する。上記構成の連続用紙を使用して、表裏8面全てに固定情報をオフセット印刷機等で一度に両面同時印刷により設け、印刷された連続用紙の所定位置に折線あるいはミシン目、および、切欠を設け、次に印刷、折線あるいはミシン目、および、切欠が設けられた連続用紙の表裏8面の所定部に個人情報を一度に両面同時印字を行い、さらに発信時の秘密情報部となる往信片1の9b面と紙片Aの11b面および返信片2の10a面と紙片Bの12a面がそれぞれ対向するように折線6a,6bで折り重ねて加圧接着し、さらに往信片1の料額印面の下方部に設けられた発信時の秘密情報部に隠蔽ラベル3を通常のラベラーで貼着し、その後に個々の往復葉書にカットして本発明の往復葉書を作製した。発信時の秘密情報は、通常郵便葉書の約4面プラス1/3面の量が可能となり、オープン情報も含めると発信返信の料額印面を除いて通常郵便葉書の6面に相当する情報を送ることができる。
【0017】
また、前記隠蔽ラベル3は30g/m2 の片アート紙の非コート面に通常のグラビア印刷法でスミベタ一色を印刷することにより形成した隠蔽被覆体14の第1層14a を形成し、該第1層14a と2軸延伸ポリプロピレンフィルムの第2層14b のコロナ放電処理面とを層間接着層14c である低密度ポリエチレン15μmを押し出してサンドラミネーションした隠蔽被覆体14を作製し、前記隠蔽被覆体14の2軸延伸ポリプロピレンフィルムの未処理面全面に低密度ポリエチレンを30μm押し出してポリオレフィン系樹脂層15を形成し、前記ポリオレフィン系樹脂層15上にアクリル系の感圧接着剤を20g/m2 (ドライ時)コーティングして接着剤層16を形成すると同時に、片面にシリコーンを0.5g/m2 (ドライ時)コーティングした2軸延伸ポリプロピレンフィルムである離型層17のシリコーンコート面と圧着し、その後に前記離型層17の非シリコーンコート面にアクリル系の感圧接着剤を20g/m2 (ドライ時)コーティングして接着剤層18を形成した構成のものを使用した。往信片1の下方部に貼着された前記隠蔽ラベル3は、初期の機能である発信情報の秘密情報を確実に隠蔽すると共に発信情報の秘密情報を見るために隠蔽ラベル3を離型したが、前記隠蔽ラベル3の接着剤層16と離型層17の間でスムーズに離型することができ、発信情報の秘密情報を鮮明に見ることができた。また、離型した隠蔽被覆体側の離型片(隠蔽ラベル13)を返信片2の返信情報の秘密情報部に貼着したが、極めてしっかりと貼着し、返信情報の秘密情報も確実に隠蔽していた。その後、返信情報の秘密情報を見るために離型片(隠蔽ラベル13)を剥離したが、第2層である2軸延伸ポリプロピレンフィルム14b の未処理面とポリオレフィン系樹脂層15の間でスムーズに剥離でき、返信情報の秘密情報を鮮明に見ることができた。なお、今回作製した隠蔽ラベルの接着剤層16と離型層17および隠蔽被覆体14の第2層とポリプロピレン系樹脂層15の離型および剥離強度は、それぞれ20g/15mm巾であった。
【0018】
また、前記隠蔽ラベル3は、ラベラーで本発明の往復葉書に貼着されることから前記接着剤層18のフリーな面に別の離型層が必要なことは自明の理である。また、接着剤層16、18には感熱接着剤を用いてもよいし、接着剤層18にはホットメルトタイプの接着剤を用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】
本発明の往復葉書は、発信返信の宛先宛名情報、固定情報、個人情報(秘密情報)が両面同時に印刷や印字をすることができるので、発信返信の宛先宛名情報と個人情報(秘密情報)のマッチングが確実に図れ、効率的で郵送料金も封書に比べて安価である。また、送り元から送り先へ秘匿性のある発信情報を秘密情報として通常郵便葉書の約4面プラス1/3面の量を送ることが可能となり、オープン情報も含めると発信返信の料額印面を除いて通常郵便葉書の6面に相当する情報を送ることが可能となる。さらに、往信片の下方部に設けた隠蔽ラベルにより返信情報についても秘密情報として送り先から送り元へ送り返すことができる極めて経済効果の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる往復葉書の実施例の斜視図である。
【図2】本発明にかかる往復葉書の実施例のXーX断面図である。
【図3】本発明にかかる往復葉書を剥離して開いた状態を示す斜視図である。
【図4】本発明にかかる往復葉書を返信用に用いる場合の1実施例の返信片の料額印面とその裏面を示す平面図である。
【図5】本発明にかかる往復葉書の往信片に貼着される隠蔽ラベルの1実施例の断面図である。
【図6】本発明にかかる往復葉書の返信片に貼着される隠蔽ラベルの1実施例の断面図である。
【図7】本発明にかかる往復葉書の往信片および返信片に貼着される隠蔽ラベルの隠蔽被覆体の1実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 往信片
2 返信片
A 往信片のフリーな長辺側端に折線を介して連接した紙片
B 返信片のフリーな長辺側端に折線を介して連接した紙片
3 往信片に貼着された隠蔽ラベル
4,5 切欠
6a,6b 折線ないしミシン目
C 折線
7 紙基体
8 感圧接着剤層
9a 往信片の料額印面
9b 往信片の料額印面の裏面
10a 返信片の料額印面の裏面
10b 返信片の料額印面
11a 紙片Aの往信片の料額印面側面
11b 紙片Aの往信片の料額印面側面の裏面
12a 紙片Bの往信片の料額印面側面
12b 紙片Bの往信片の料額印面側面の裏面
13 返信片に貼着された隠蔽ラベル
14 隠蔽被覆体
14a 第1層
14b 第2層
14c 層間接着層
14d 剥離層
15 ポリオレフィン系樹脂層
16 接着剤層
17 離型層
18 接着剤層

Claims (4)

  1. 往信片と返信片とが折線を介して連接した往復葉書において、往信片のフリーな長辺側端に折線を介して連接した紙片(A)と返信片のフリーな長辺側端に折線を介して連接した紙片(B)とからなり、前記往信片と前記返信片と前記紙片(A)と前記紙片(B)の紙基体の両面全面に感圧接着剤層を形成することにより前記感圧接着剤層の面同士を合わせて加圧した際に剥離可能な程度に強く接着させることにより前記往信片および前記返信片の料額印面の反対面と前記紙片(A)および前記紙片(B)の対向する面間をそれぞれ剥離可能に接着した構成からなる往復葉書であって、該往復葉書に片面が2軸延伸ポリプロピレンフィルムの未処理面であって剥離性を有する隠蔽被覆体の剥離性面全面に低密度ポリエチレンを押し出してポリオレフィン系樹脂層を設け、該ポリオレフィン系樹脂層上に接着剤層を設け、該接着剤層上に離型層を設け、さらに、該離型層上に接着剤層を設けた構成からなる隠蔽ラベルが貼着されていることを特徴とする往復葉書。
  2. 前記紙片(A)および前記紙片(B)が、往信片および返信片と略同幅ないし狭幅であることを特徴とする請求項1記載の往復葉書。
  3. 前記紙片(A)および前記紙片(B)のフリーな長辺側端部に切欠が設けられていることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の往復葉書。
  4. 前記往信片と前記紙片(A)間および前記返信片と前記紙片(B)間に形成された前記折線がミシン目であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の往復葉書。
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