JPH0820179A - 往復葉書 - Google Patents

往復葉書

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JPH0820179A
JPH0820179A JP15456594A JP15456594A JPH0820179A JP H0820179 A JPH0820179 A JP H0820179A JP 15456594 A JP15456594 A JP 15456594A JP 15456594 A JP15456594 A JP 15456594A JP H0820179 A JPH0820179 A JP H0820179A
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double
postcard
adhesive layer
leaf
layer
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JP15456594A
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Keiko Kusama
恵子 草間
Masami Taki
正実 滝
Yuko Fujisawa
優子 藤沢
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】往信時及び返信時において、その送付人から宛
名人への伝達情報を隠蔽状態で送付することができる報
復葉書を提供する。 【構成】葉片AとBの裏面側を、透明な層のラミネート
からなる疑似接着層5により仮接着して見開き2頁にす
るとともに、葉片Bの表面側には両面ラベル3を貼着し
てなる往復葉書6である。葉片AとBとに剥離のための
力を加えると、疑似接着層は層間剥離して、葉片AとB
の裏面側に記載されている情報の読み取りが可能とな
る。また、両面ラベル3からセパレータ11を剥離して
露出した粘着層12により、葉片BとCとを貼着すれば
返信葉書になる。また、両面ラベル3も層間剥離可能な
ので、返信葉書の受取人は葉片BもしくはCに記載され
ている情報を読み取りは可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往信及び返信に際し、
通常の葉書の2倍以上の情報を伝達することが可能な往
復葉書であって、かつ記載された情報の一部を隠蔽した
状態で送付可能である往復葉書に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、葉書に記入された隠蔽事
項を被覆隠蔽できる往復葉書には、実開平2−1080
70号に開示されている往復葉書46がある。往復葉書
46は図10に示すように、剥離紙41、粘着剤42、
透明フィルム43、透明フィルム44及び粘着剤45が
積層されている「隠蔽部」が往信用葉書に貼着され、往
復葉書の差出人(以下差出人という)によって投函され
るものである。そして往復葉書の受取人(以下宛名人と
いう)は、往信用葉書の「隠蔽部」が貼着されている部
分をはさみ等で切取り、そして「隠蔽部」の剥離紙を剥
離し、返信用葉書に貼着する。すると前述の切り取った
往信用葉書が隠蔽層の役割を果たして、葉書に記入され
た隠蔽情報が被覆隠蔽されるというものである。この隠
蔽状態で返信用葉書は宛名人から前記差出人へと送付さ
れる。差出人は送付された葉書から隠蔽部を剥離する。
この時「隠蔽部」は疑似接着されている透明フィルム4
3と透明フィルム44間で容易に剥離できるため、前記
隠蔽情報は透明フィルム44を通して読み取りが可能と
なるものである。
【0003】もしくは図11に示すように、返信用葉書
に予め剥離及び再貼着の容易な隠蔽ラベル48が貼着さ
れている往復葉書47が一般的に知られている。この往
復葉書47の受取人は隠蔽ラベル48を剥離し、表出し
た隠蔽情報記入欄49に隠蔽情報を記入後、隠蔽ラベル
48を再貼着すると、該隠蔽情報が被覆隠蔽されるとい
うものである。そしてこの隠蔽状態で宛名人から差出人
へと送付された返信用葉書から隠蔽ラベル48を剥離す
ると、前記隠蔽情報の読み取りが可能となるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが前者の往復葉
書46において、隠蔽情報の被覆隠蔽の際、隠蔽情報記
入者である宛名人には、「隠蔽部」の往路用葉書からの
切取り作業が必要となり、手間がかかった。また「隠蔽
部」は、往路用葉書の切取られた一部を構成部材として
いるため、該往路用葉書の一部には周囲に記載されてい
る事柄(以下伝達情報という)とは馴染まない切取り線
が記載されている必要があった。また、「隠蔽部」の切
取りにより、一部に切取部が形成されてしまった往路用
葉書は、宛名人が保存するには取扱上や美観上におい
て、好ましくないものであった。
【0005】一方後者の往復葉書47においては、隠蔽
情報の被覆隠蔽の際、往復葉書の切取り作業の必要がな
く、そのため宛名人の手元に残る往信用葉書は通常の葉
書と同様の大きさや形状であり、取扱に不都合な点はな
かった。しかしながら隠蔽情報記入欄49に貼着される
隠蔽ラベル48が剥離及び再貼着の容易なものであるた
め、隠蔽情報の読み取りは容易であり、かつ偽造等の不
正が行われても、その証拠は残らなかった。そのため、
往信時及び返信時共に隠蔽情報を完全に隠蔽することは
できないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、本発明の請求項1に係わる往復葉書は、
A、B及びCの3葉片が折り線を介して連設されてお
り、隣合う葉片AとBの裏面が疑似接着層を介して剥離
可能に接着され、全体が見開き2頁であるシート材と、
葉片Bの表面側もしくは葉片Cに貼着されている両面ラ
ベルとからなる往復葉書であって、該両面ラベルは、前
記往復葉書と両面ラベルとを結合する第2の透明粘着層
と、第2の透明粘着層上に積層されている少なくとも2
層の透明樹脂層からなる剥離可能体と、剥離可能体の前
記第2の粘着層が積層されていない側に、第1の透明粘
着層を介して積層されているセパレータとからなること
を特徴としている。
【0007】また、請求項2に係わる往復葉書は、前記
両面ラベルを構成するセパレータが、透明な樹脂層から
なることを特徴としている。
【0008】請求項3に係わる往復葉書は、前記両面ラ
ベルを構成するセパレータが、筆記可能であることを特
徴としている。
【0009】そして請求項4に係わる往復葉書は、葉片
Cが疑似接着層を介して2枚の葉片を剥離可能に接着し
てなるものであり、全体が見開き2頁であることを特徴
としている。
【0010】
【作用】従って請求項1に記載の発明に関する往復葉書
は、剥離可能に接着している葉片AとBとの間に剥離に
要する力を加えると、その間に挟まれている疑似接着層
は容易に層間剥離する。またその剥離面は粘着感がな
い。そして往復葉書に貼着されている両面ラベルのセパ
レータを剥離して露出する第1の粘着層により、葉片B
とCとを接着することができる。
【0011】また請求項2に記載の発明に関する往復葉
書は、往復葉書に貼着されている両面ラベルの各層が透
明であるため、その貼着する場所を選ばない。
【0012】請求項3に記載の発明に関する往復葉書
は、最外層のセパレータに住所等の個人向け情報が印字
されている両面ラベルを使用することができる。
【0013】そして請求項4に記載の発明に関する往復
葉書は、葉片Cに疑似接着層を介して接着されている葉
片を容易に剥離できる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図面を用い
て説明する。
【0015】(実施例1)図1は本実施例におけるシー
ト材1の表面図、図2はその背面図、図3は往復葉書6
の説明図、図4はそのX−X’線断面図、図5は両面ラ
ベル3の断面図、図6は疑似接着層の説明図、図7は返
信葉書10の断面図、図12は両面ラベル3の説明図で
ある。
【0016】そして図中の1はシート材、2及び2’は
折り線、3は両面ラベル、4は隠蔽情報記入欄、5は疑
似接着層、6は往復葉書、7は隠蔽情報記入欄、8はラ
ベル貼着部、9は個人情報、10は返信葉書である。そ
してA,B及びCは葉片であり、それぞれ葉書大の紙か
らなるものである。
【0017】シート材1はA,B及びCの3枚の葉書大
の用紙が折り線2及び2’を介して連節されてなるもの
である。折り線2はAとBとの折り重ねを容易にし、ま
た折り線2’は後にBとCとの折り重ねを容易にするも
のである。そして図1に示すように、Aの表面側は往復
葉書6の使用方法等一般連絡事項が予め印刷されてお
り、Bの表面側には両面ラベル貼着部8が設けられてお
り、Cの表面側には隠蔽情報記載欄4が設けられている
ものである。また図2に示すように、A及びBの裏面側
には往復葉書6の受取人に対する個人情報9が印刷され
ており、Cの裏面側には返信葉書の宛先が印刷されてい
るものである。
【0018】そして両面ラベル3は図5に示すように、
セパレータ11、第1の透明粘着層12、透明なフィル
ム層13、透明なインキ層14、第2の透明粘着層15
及び剥離紙16が順に積層されてなるものである。ここ
でセパレータ11は紙からなるものであり、その表面
(粘着剤と接していない面)には、図12に示すように
予めプリンタ等により、往復葉書6の送付先が印字され
ている。
【0019】なお、両面ラベル3は以下のように製造さ
れる。ポリエチレン樹脂からなるフィルム層13に透明
インキをグラビアコーティングしてインキ層14を施し
て剥離可能層17を形成し、その両面に透明な粘着剤を
塗布してフィルム層13上に第1の透明粘着層12を設
けるとともに、インキ層14上に第2の透明粘着層15
を設ける。そして第1の透明粘着層12の表出している
面には、その剥離加工面を介してセパレータ11を貼着
するとともに、第2の透明粘着層15の表出している面
にも剥離紙16を貼着して両面ラベル3が製造される。
【0020】ここでセパレータ11及び剥離紙16が容
易に剥離できるように、透明粘着層12及び15として
使用する接着剤を選択し、また剥離可能層17の剥離が
容易となるように、インキ層14の接着強度も調節する
必要がある。
【0021】そして疑似接着層5は図6に示すように、
積層体18とその両面に施されている感熱接着接着剤1
9及び19’とからなるものである。透明な2枚のフィ
ルムを溶融押し出しにより疑似接着してなる積層体18
の両面に透明な感熱接着剤19及び19’が施されてい
るものである。
【0022】くわしくは、ポリエチレンテレフタレート
(以下PETという)の上にポリエチレン樹脂(以下P
Eという)を厚さ15μmに保った状態で押出機より押
出し、その後プレッシャーロールと冷却ロールとの間を
通して、PET層の上にPE層をラミネートし、積層体
18とした。
【0023】そして、シート材1を葉片A及びBの裏面
が対向するように折り線2から折り、該対向する面の間
に疑似接着層5を挟み込んで加熱処理することにより、
葉片AとBとを仮接着する。また、両面ラベル3は剥離
紙16を剥離し、露出した第2の透明粘着層15から葉
片Bの表面側に貼着する。前述したように、両面ラベル
3の表面、すなわちセパレータ11には、あらかじめ往
復葉書の送付先が印字されている。更に葉片Cの裏面側
に返信葉書の送付先が予め印刷されており、そして葉片
AとBとが仮接着され、全体が見開き2頁となっている
ため、通常の往復葉書と同様に使用することができる。
【0024】このような状態で往復葉書6は送付人から
受取人へと送付される。すると受取人は葉片Aの表面に
印刷されている往復葉書6の使用方法に基いて、疑似接
着されている葉片AとBとを剥離する。このとき葉片A
とBとの間に挟み込まれている疑似接着層5の積層体1
7は前述したように、2枚のフィルムを疑似接着してな
るため、容易に剥離できる。
【0025】前述したように、前記2枚のフィルムの剥
離面は透明であり、かつ葉片AもしくはBと、フィルム
とを接着している感熱接着剤18及び18’も透明であ
るため、葉片A及びBの裏面に記載されている個人情報
9の読み取りが可能となる。ここで該個人情報は送付中
において、葉片A及びBの仮接着により隠蔽されている
状態であるため、誰の目にふれることなく、送付人から
受取人のみに伝達することができる。そのため前記個人
情報として、「公共料金の請求額」など他人に知られた
くない情報を記載してもよいし、「口座振替の勧め」な
ど一般的な連絡事項を記載してもよい。
【0026】そして受取人は該個人情報を読み取ると共
に葉片Aを折り線2から切り離し、かつ口座振替申込書
となる葉片Cの表面側の隠蔽情報記入欄4に住所や氏
名、そして口座番号や暗証番号を記入する。続いて葉片
Bに貼着されている両面ラベル5のセパレータを剥離す
ると、第1の透明粘着層が露出するので、葉片Bは葉片
Cの表面側に接着することができ、そのため、シート材
1は図5に示すように返信葉書10となる。
【0027】そして、受取人は返信葉書10を投函す
る。前述したように、返信葉書の表面すなわち葉片Cの
裏面側には返信葉書の送付先が予め印刷されているの
で、受取人が投函するだけで、返信葉書10は送付人の
もとへと配達される。
【0028】返信葉書10を受け取った送付人は、返信
葉書を構成する葉片BとCとを剥離する。すると両面ラ
ベルを構成しているフィルム層とインキ層とは前述した
ように接着強度が剥離しやすいように調節してあるた
め、容易に剥離できる。するとフィルム層等、葉片B及
びCに積層されているものは全て透明な材料からなるの
で、葉片Cの表面に記入されている隠蔽情報記入欄4に
記入されている隠蔽情報を読み取ることができる。
【0029】(実施例2)以下に本発明における第2の
実施例について、実施例1と異なる点を説明する。
【0030】本実施例に使用する両面ラベル3は、セパ
レータ11が透明フィルムからなるものを使用する。ま
たシート材1の葉片Bの表面側には予め返信葉書10の
送付先が印刷されている。そして、前記葉片Bに印刷さ
れている送付葉書7の送付先を覆うように両面ラベルを
貼着すると共に、実施例1と同様に葉片AとBとを、そ
の対向面に疑似接着層を挟み込んで仮接着する。すると
シート材1は往復葉書として使用可能なものとなる。
【0031】そして上記製造された往復葉書は、(実施
例1)の往復葉書6と同様に使用される。すなわち個人
情報9は隠蔽された状態で受取人へと送付される。ま
た、受取人は葉片AとBとを剥離し、個人情報を読み取
り、隠蔽情報記入欄4に情報を記入する。そして両面ラ
ベル3のセパレータ11を剥離して、葉片Bを葉片Cへ
と貼着し、返信葉書10として投函する。また受け取っ
た送付人は葉片BとCとを剥離可能層17から剥離して
隠蔽情報記入欄4に記入されている情報を読み取る。
【0032】(実施例3)図8は本発明における第3の
実施例による往復葉書の断面図であり、実施例1もしく
は2と同一のものには同一の符号をつけ、その説明を省
略する。
【0033】葉片Bの表面側には往復葉書の宛先が記載
されていると共に、その下半分には隠蔽情報記入欄4が
設けられている。また葉片Cの表面側には両面ラベル3
が貼着されている。そして図示しないが、葉片Cの裏面
側には返信葉書の送付先が予め印刷されており、かつ葉
片A及びBの裏面側には個人情報が記載されている。
【0034】以上のシート材を用い、実施例1と同様に
葉片AとBとを、その対向面に疑似接着層5を挟み込ん
で仮接着し、受取人へと送付される。受取人は葉片Aと
Bとを剥離して個人情報9を読み取るとともに、葉片B
の表面側の下半分に設けられている隠蔽情報記入欄4に
隠蔽情報を記入する。続いて葉片Cの表面側に貼着され
ている両面ラベル3からセパレータ11を剥離し、露出
した第1の透明粘着層12により、葉片Cと葉片Bの表
面側を貼着して返信葉書10とする。あとは実施例1と
同様に、受取人から送付人へと送付され、受け取った送
付人は剥離可能層17から両面ラベル3を剥離し、隠蔽
情報を読み取る。
【0035】(実施例4)図9は本発明における第4の
実施例による往復葉書の断面図であり、実施例1ないし
3と同一のものには同一の符号をつけ、その説明を省略
する。
【0036】疑似接着層5は前述したように、透明なP
ET層上にPE層を溶融押し出しすることにより、疑似
接着している積層体18を有しているが、本実施例にあ
ってはこの積層体18として以下のように製造したもの
を使用する。すなわちPET樹脂を押し出した後に通過
させる冷却ロールに版深0.5μm〜1.0μmの凸部
を多数形成したマットロールを使用することにより、P
E層表面に細かな凹部を多数形成し、マット状とする。
そして該マット状に製造された積層体18の両面に、透
明な感熱接着剤19及び19’を施して疑似接着層5と
する。
【0037】また、シート材1の葉片Aの表面側には往
復葉書6の送付先が記入されており、葉片Cの表面側に
は返信葉書の送付先が記入されている。また、葉片Cの
裏面側には両面ラベル3が貼着されている。そして。葉
片AとBの裏面側に個人情報を記載すると共に、葉片B
の裏面側に隠蔽情報記入欄4を設ける。そして前記マッ
ト状に製造された疑似接着層5を用いて、該葉片AとB
の裏面側を仮接着する。すると、図9に示す断面図のよ
うに往復葉書となる。このとき、前記積層体18を構成
するPE層は、葉片Bの裏面側に接着させる。
【0038】この往復葉書は実施例1と同様に送付人か
ら受取人へと送付される。そして受取人は葉片AとBと
を剥離して個人情報9を読み取り、葉片Bの裏面側に設
けられている隠蔽情報記入欄4に口座番号等に隠蔽情報
を記入する。ここで、葉片Bの裏面側には感熱接着剤1
9を介して積層されているのがマット状に製造されたP
E層である。そのため、該PE層上に鉛筆やボールペン
等で筆記することが可能である。
【0039】続いて受取人が両面ラベル3のセパレータ
11を剥離して、露出した第1の粘着層12により、葉
片BとCの裏面側を接着する。すなわち葉片Bの裏面側
のPE層上に第1の粘着層12が積層されることにな
る。接着された葉片BとCにより、お互いの裏面側に記
入されている隠蔽情報を隠蔽することができる。そして
葉片Aを切り離すと返信葉書となる。この返信葉書を受
け取った送付人は、両面ラベル3の剥離可能層17から
剥離すると隠蔽情報を読み取ることができる。
【0040】以上本発明に基づいて、実施例1ないし4
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はない。例えば図9に示す往復葉書において両面ラベル
3のセパレータ11には予め往復葉書6の送付先を印字
し、葉片Bの表面側には返信葉書の送付先を印刷してな
る往復葉書でもよい。
【0041】そして両面ラベル3のインキ層14もマッ
ト状に形成してもよい。そうすれば、返信葉書を受け取
った送付人は、葉片BもしくはCの裏面側に追記するこ
とができる。もしくは両面ラベル3において、剥離可能
層17の上下は任意に変更することができる。すなわち
インキ層14に接するように第1の透明粘着剤層12を
設け、フィルム層13に接するように第2の透明粘着剤
層15を設けてもよい。その他、両面ラベル3の剥離可
能層17の層間接着強度を調節するために、議事接着積
層体5の積層体18と同様な層構成にしてもよい。
【0042】また、疑似接着積層体5の積層体18を構
成するPET層もしくはPE層は、透明であれば有色で
あってもよい。例えばPET層に薄い青色の透明フィル
ムを使用すれば、例えばマット状にPE層を形成する場
合に、PE層とPET層の上下を知ることが容易とな
る。その他、PET層とPE層との接着強度を調節する
ために、両層の間にアンカーコート層を設けてもよい。
【0043】もしくは積層体18を無色透明なフィルム
により形成し、その両面に施される感熱接着剤19もし
くは19’のどちらか一方に有色透明なものを使用して
もよい。
【0044】葉片Cにはもう一枚の葉片を連節させて、
この2枚の葉片はその表面側もしくは裏面側に、疑似接
着層5を用いて仮接着してもよい。
【0045】その他、両面ラベル3はシート材1に予め
貼着しておいた状態で、その表面に住所を印字を行って
もよい。
【0046】
【発明の効果】本発明の往復葉書にあっては、送付人か
ら受取人へ伝達する情報量を増加させることができると
ともに、その情報の一部を隠蔽状態で伝達することがで
きる。そして該隠蔽状態で伝達された情報は粘着感のな
い透明なシートを通して読み取ることができる。また、
葉片はその上に貼着されている両面ラベルのセパレータ
を剥離するだけで、もう一枚の葉片と接着することがで
きる。このとき接着手段が粘着剤による感圧式なので、
特別な装置を必要としないで隠蔽情報記入欄が隠蔽状態
である返信葉書を作成することができる。
【0047】また請求項2に記載の往復葉書にあっては
更に、貼着されている両面ラベルの各層が透明であるた
め、その貼着する場所を選ばない。そのため、往復葉書
の宛名の上にも貼着することができる。
【0048】請求項3に記載の往復葉書にあっては、貼
着されている両面ラベルの最外層に住所等の一般事項を
記載することができる。そのため、印刷されている事
柄、すなわち伝達する事項が全て同一であるシート材を
用いてなる往復葉書に両面ラベルを貼着するだけでダイ
レクトメールとして使用することができる。
【0049】請求項4に記載の往復葉書にあっては更
に、送付人から受取人へと伝達する情報量を増やすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の往復葉書を構成するシート材の表面側
の説明図である。
【図2】本発明の往復葉書を構成するシート材の裏面側
の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施例に基づく往復葉書の説明
図である。
【図4】図3に示す往復葉書のX−X’線断面図であ
る。
【図5】本発明の往復葉書を構成する両面ラベルの断面
図である。
【図6】本発明の往復葉書を構成する疑似接着層の説明
図である。
【図7】本発明の返信葉書の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例に基づく往復葉書の説明
図である。
【図9】本発明の第3の実施例に基づく往復葉書の説明
図である。
【図10】従来における隠蔽事項を被覆隠蔽可能な往復
葉書の説明図である。
【図11】従来における隠蔽事項を被覆隠蔽可能な往復
葉書の説明図である。
【図12】本発明の往復葉書を構成する両面ラベルの説
明図である。
【符号の説明】
1…シート材 2,2’…折り線 3…両面ラベル 4…隠蔽情報記入欄 5…疑似接着層 6,46,47…往復葉書 7,49…隠蔽情報記入欄 8…ラベル貼着部 9…個人情報 10…返信葉書 11…セパレータ 12…第1の透明粘着層 13,43,44…フィルム層 14…インキ層 15…第2の透明粘着層 16,41…剥離紙 17…剥離可能層 18…積層体 19,19’…感熱接着剤 42,45…粘着剤 48…隠蔽ラベル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A、B及びCの3葉片が折り線を介して連
    設されており、隣合う葉片AとBの裏面が疑似接着層を
    介して剥離可能に接着され、全体が見開き2頁であるシ
    ート材と、 葉片Bの表面側もしくは葉片Cに貼着されている両面ラ
    ベルとからなる往復葉書であって、 該両面ラベルは、前記往復葉書と両面ラベルとを結合す
    る第2の透明粘着層と、第2の透明粘着層上に積層され
    ている少なくとも2層の透明樹脂層からなる剥離可能体
    と、剥離可能体の前記第2の粘着層が積層されていない
    側に、第1の透明粘着層を介して積層されているセパレ
    ータとからなることを特徴とする往復葉書。
  2. 【請求項2】前記両面ラベルを構成するセパレータが、
    透明な樹脂層からなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の往復葉書。
  3. 【請求項3】前記両面ラベルを構成するセパレータが、
    筆記可能であることを特徴とする特許請求の範囲第3項
    に記載の往復葉書。
  4. 【請求項4】葉片Cが疑似接着層を介して2枚の葉片を
    剥離可能に接着してなるものであり、全体が見開き2頁
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし
    第3項に記載の往復葉書。
JP15456594A 1994-07-06 1994-07-06 往復葉書 Pending JPH0820179A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11277943A (ja) * 1998-03-31 1999-10-12 Toppan Forms Co Ltd 重ね合わせ往復葉書用シート
JP2001200223A (ja) * 2000-01-21 2001-07-24 Teikoku Printing Inks Mfg Co Ltd 複合シート
JP2015116764A (ja) * 2013-12-19 2015-06-25 トッパン・フォームズ株式会社 隠蔽シート

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