JP2736838B2 - 秘匿情報隠蔽部材 - Google Patents

秘匿情報隠蔽部材

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JP2736838B2
JP2736838B2 JP4103708A JP10370892A JP2736838B2 JP 2736838 B2 JP2736838 B2 JP 2736838B2 JP 4103708 A JP4103708 A JP 4103708A JP 10370892 A JP10370892 A JP 10370892A JP 2736838 B2 JP2736838 B2 JP 2736838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、秘匿情報を隠蔽するた
めの部材に関し、特に、各種申込書、葉書、カードをは
じめとする帳票類に文字、記号、図形等で表示される、
例えば暗証番号や預貯金残高等の他人には知られたくな
い秘匿すべき情報を、隠蔽するための部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帳票類に表示された秘匿すべき情
報を隠蔽状態で特定人に伝達するには、情報が表示され
た帳票類を封筒内に挿入密封して、郵送したり、直接手
渡すのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、情報が表示
された帳票類を、封筒内に挿入密封する従来例では、郵
送にあたって封書としての郵送料が必要となるので、葉
書と比較して郵送料が嵩んで不経済であり、また、直接
手渡す場合には、封筒内への挿入密封作業や、その開封
作業が煩雑であるという欠点があった。
【0004】本発明は、このような欠点を解消した秘匿
情報隠蔽部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、好ましくは不透明なラベル等のシートの一
面側における少なくとも一対の対向辺の内側全面に、通
常では接着せず、圧条件が付与されると接着可能とな
る、秘匿情報を破損しないよう剥離可能に微小硬質物質
を含む接着力調整剤が添加され調整された接着剤層を設
けたものである。さらに好ましくは、用紙の対向辺の前
記各接着剤の境界部分、もしくは境界部分に沿った接着
剤層側に切り用ミシン目等の切り取り部を設けたもので
ある。
【0006】
【作用】秘匿情報隠蔽部材を、前記帳票類に対して、剥
離可能な接着剤層部分で秘匿すべき情報を覆うよう対応
させたうえ、接着剤層に対して圧条件を付与して接着す
ることにより、帳票類に表示された秘匿すべき情報は隠
蔽される。そして、前記秘匿情報隠蔽部材の接着剤層部
分を剥離し、帳票類から除去すれば、秘匿すべき情報が
露出して判読可能になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、添付
図面に基づき詳細に説明する。ここにおいて、図1乃至
図5は一実施例を示し、図1は秘匿情報隠蔽部材の拡大
断面図、図2は連続状態にある秘匿情報隠蔽部材を示す
平面図、図3は秘匿すべき情報である定期預金残高が表
示された葉書の平面図、図4は前記情報が秘匿情報隠蔽
部材で隠蔽された状態を示す平面図、図5は葉書から秘
匿情報隠蔽部材の一部を剥離した状態を示す斜視図、図
6は他の実施例を示す断面図である。
【0008】まず、第1の実施例の構成を図1及び図2
に基づいて説明する。シートたる不透明なラベル1は、
図2に示したように、連続用紙に切り込み等で区画形成
された連続状態にあり、その幅方向端の一対の対向辺に
沿って、切り取り部である一対の切り用ミシン目2a,
2bが設けられている。この連続状態から切り込み等に
沿って型抜きすると、図1状態の単位化されたラベル1
を得ることができる。前記ラベル1の裏面側には、前記
一対の切り用ミシン目2a,2bの内側に対応する部分
に、透明で、通常では接着せず、圧が付与されると接着
可能となる感圧性接着剤で、一旦接着した後にも剥離可
能である接着剤層3が塗布されている。また、前記一対
の切り用ミシン目2a,2bの外側に対応する部分に
は、同じく透明で、前記剥離可能な接着剤層3と同一圧
条件で接着可能となる感圧性接着剤であり、一旦接着し
た後は強固に接着する強接着剤層4が塗布されている。
一方、ラベル1の表面には、切り用ミシン目2a,2b
の内側部分に「このラベルをミシン目より切り取り残高
を御確認下さい。」の文章と、「○○銀行」という銀行
名が、印刷されている。この印刷は、印刷時の円滑な移
送を行うために、各接着剤層3,4を塗布する前段階で
なされることが望ましい。
【0009】なお、剥離可能な接着剤層3と強接着剤層
4との接着強度は、塗布厚に差をつけて調整したり、接
着力を低下させる接着力調整剤を添加して調整すればよ
い。この接着力調整剤としては、微小硬質物質、例えば
粒子が8ミクロン〜10ミクロンのシリカゲルやコーン
スターチを挙げることができる。また、剥離可能な接着
剤層3の接着強度は、接着後に葉書等の被接着体を持ち
上げたり、反転する等の通常の取扱いを行った際に、離
反しない程度でよい。
【0010】次に、図3に基づいて秘匿すべき情報であ
る定期預金残高が表示された葉書について説明する。葉
書6の表面には、その中央から右側部分に、「定期預金
残高通知」の表題の下に、秘匿すべき情報たる定期預金
残高があらかじめ印字された秘匿情報部たる預金残高表
示欄7が設けられ、この欄7の大きさは、ラベル1の剥
離可能な接着剤層3塗布部分とほぼ同一大に設定されて
いる。また、前記葉書6の表面における中央から左側部
分には、情報を通知すべき者の住所、氏名が印字された
宛名印字部8が設けられる一方、発信元である銀行名が
印字された発信元印字部9が設けられている。前記葉書
6は、通常縦方向に切り用ミシン目を介して連続状態に
あり、この連続状態において移送されつつ前述の預金残
高表示欄7及び各印字部8,9に対してコンピュータに
連繋されたプリンタにより印字されるものである。
【0011】本実施例は以上のような構成なので、切り
込み部分等で型抜きして単位状態としたラベル1を、葉
書6の預金残高表示欄7部分に、その剥離可能な接着剤
層3部分が対応するように載置して、各接着剤層3,4
の接着条件である圧を付与すれば接着状態となる。これ
によって葉書6は、図4に示したように、預金残高が隠
蔽された状態で、投函可能となる。
【0012】この図4状態で葉書6を受領した宛名人
は、ラベル1の表面に印刷された指示にしたがって、各
切り用ミシン目2a,2bから切り取ると、前記各切り
用ミシン目2a,2bの内側に対応する部分には、剥離
可能な接着剤層3が設けられているので、図5に示した
ように、ラベル1の前記各切り用ミシン目2a,2bの
内側部分は、葉書6から剥離されることになる。したが
って、隠蔽されていた預金残高が露出し、宛名人はこれ
を視認することができるものである。
【0013】一方、宛名人が葉書6を受領する前に、何
者かが各切り用ミシン目2a,2bを切り離してラベル
1を剥離した場合には、一度切り離した各切り用ミシン
目2a,2bを再接着してラベル1を再生することは不
可能なので、前記宛名人は自己の預金残高が秘匿状態に
あるか、既に漏洩状態にあるかを一目で判別可能であ
る。また、各切り用ミシン目2a,2bを切り離さず
に、前記ラベル1全体を葉書6から剥離しようとすれ
ば、強接着剤層4を設けた前記ラベル1の各切り用ミシ
ン目2a,2bの外側部分、あるいはこれに対応する葉
書6の部分が破損されるので、この場合にも宛名人は、
自己の預金残高が秘匿状態にあるか、既に漏洩状態にあ
るかは一目で判別可能である。
【0014】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、感圧性接着剤としては、天然ゴム系、
合成ゴム系、あるいは酢酸ビニル系の接着剤を用いるこ
とができる。また、ラベル1は不透明であることが好ま
しいが、図6に示したように、ラベル1と剥離可能な接
着剤層3との間に文字印刷やアルミ蒸着等による不透明
層5を設ければ、透明であっても支障はない。さらに、
シートがラベル1に限らないことはいうまでもなく、シ
ートの材質としては、合成紙、樹脂フィルム等でもよ
い。またさらに、切り用ミシン目2a,2b等の切り取
り部は必ずしも設ける必要はない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明の秘匿情報隠蔽部材によれば、接着力調整剤が添
加されてなる剥離可能な接着剤層は、通常の状態では接
着することなく、所定の圧を付与することにより接着す
る接着剤層としたので、剥離紙を必要とせず貼着時にお
ける剥離紙の剥離作業が不要となり効率のよい貼着が行
えると共に、隠蔽部材の表面にプリンタでプリントする
場合も、接着剤層及び剥離紙による支障もなくスムーズ
なプリント作業が行えるものである。そして、その使用
においては、帳票類に接着して秘匿すべき情報を確実に
隠蔽でき、隠蔽状態の帳票類を葉書として使用できるの
で経済的であり、また、隠蔽後は、接着力調整剤が添加
されてなる剥離可能な接着剤層により、秘匿情報隠蔽部
材が剥離自在であるので、隠蔽状態を解除すべく、帳票
類から剥離除去したときに、帳票類に表示した隠蔽情報
が一緒に剥ぎ取られて判読不能になることがないという
多くの有益な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】秘匿情報隠蔽用部材の拡大断面図である。
【図2】連続状態にある秘匿情報隠蔽用部材を示す平面
図である。
【図3】秘匿すべき情報である定期預金残高が表示され
た葉書の平面図である。
【図4】前記情報がラベルで隠蔽された状態を示す平面
図である。
【図5】葉書からラベルの一部を剥離した状態を示す斜
視図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ラベル 3 剥離可能な接着剤層 4 強接着剤層 6 葉書 7 預金残高表示欄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09F 3/03 G09F 3/10 B 3/10 H D21H 1/02 B // D21H 27/30 1/04 5/00 B

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 秘匿情報を有する被接着面の秘匿情報部
    に対応して接着可能となり、接着後に剥離可能となる秘
    匿情報隠蔽部材であって、この秘匿情報隠蔽部材には、
    前記秘匿情報部に対応して接着するために、シートの一
    面側における少なくとも前記秘匿情報部に対応する部分
    に、通常では接着せず所定の圧条件が付与されると接着
    可能となり、接着後に秘匿情報を破損しないよう剥離を
    容易とするための、微小硬質物質を含む接着調整剤が添
    加され剥離可能に調整されてなる接着剤層が設けられて
    なることを特徴とする秘匿情報隠蔽部材。
JP4103708A 1992-03-30 1992-03-30 秘匿情報隠蔽部材 Expired - Lifetime JP2736838B2 (ja)

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