JP2551742Y2 - ガスコック - Google Patents
ガスコックInfo
- Publication number
- JP2551742Y2 JP2551742Y2 JP1991091728U JP9172891U JP2551742Y2 JP 2551742 Y2 JP2551742 Y2 JP 2551742Y2 JP 1991091728 U JP1991091728 U JP 1991091728U JP 9172891 U JP9172891 U JP 9172891U JP 2551742 Y2 JP2551742 Y2 JP 2551742Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cock
- gas cock
- plug
- central axis
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はガスコックに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のガスコックの(a)正面断
面図、及び(b)側面図を示した。従来のガスコックは
管にねじ込む接続部ねじ11の中心軸1と、コックの栓
20の流体通過孔21の上下方向の中心線とが一致して
いた。ガスコックは、テーパ状の栓20を本体10に嵌
合し、栓20の上部係合部22に係合してこれを回動さ
せる駒34やハンドル32を一体化した上部部材30を
上側に備え、また栓20を押すばねやロック機構も上側
に設けられている。したがってねじ11の中心軸を中心
として上方に多くの部材が突出しており、下方はコック
栓20の下端が嵌合するケーシングのみで突出物がな
い。
面図、及び(b)側面図を示した。従来のガスコックは
管にねじ込む接続部ねじ11の中心軸1と、コックの栓
20の流体通過孔21の上下方向の中心線とが一致して
いた。ガスコックは、テーパ状の栓20を本体10に嵌
合し、栓20の上部係合部22に係合してこれを回動さ
せる駒34やハンドル32を一体化した上部部材30を
上側に備え、また栓20を押すばねやロック機構も上側
に設けられている。したがってねじ11の中心軸を中心
として上方に多くの部材が突出しており、下方はコック
栓20の下端が嵌合するケーシングのみで突出物がな
い。
【0003】このようなガスコックを配管に取付ける場
合、接続部ねじの中心軸からの寸法が大きい上側の部分
が回るだけの半径方向の余裕空間を必要とし、コック取
付施工のための余分のスペースを管周囲に必要とする。
配管は通常、壁際、床際、ダクト内等、管周囲に余裕の
ない状態に敷設されることが多く、コックを取付ける必
要があるとき、コックの取付位置は著しい制約を受け
る。
合、接続部ねじの中心軸からの寸法が大きい上側の部分
が回るだけの半径方向の余裕空間を必要とし、コック取
付施工のための余分のスペースを管周囲に必要とする。
配管は通常、壁際、床際、ダクト内等、管周囲に余裕の
ない状態に敷設されることが多く、コックを取付ける必
要があるとき、コックの取付位置は著しい制約を受け
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような問
題点を解消し、管周囲に余裕が少ないときでも取付が容
易なガスコックを提供することを目的とするものであ
る。
題点を解消し、管周囲に余裕が少ないときでも取付が容
易なガスコックを提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はガスコックにお
いて、栓の流体通過孔の上下方向中心が接続部ねじの中
心軸に対して栓の底部側に偏倚しており、該ガスコック
の上部部材の突出高さが該ガスコックの底側ケーシング
の外形と同等に、ねじの中心軸を中心とする一つの円の
半径内に収まっていることを特徴とするガスコックであ
る。
いて、栓の流体通過孔の上下方向中心が接続部ねじの中
心軸に対して栓の底部側に偏倚しており、該ガスコック
の上部部材の突出高さが該ガスコックの底側ケーシング
の外形と同等に、ねじの中心軸を中心とする一つの円の
半径内に収まっていることを特徴とするガスコックであ
る。
【0006】
【作用】本考案のガスコックは次の作用をなす。 (1)接続部ねじの中心軸より、栓の流体通過孔の上下
方向中心を栓の底部側に偏倚させることによって、接続
部ねじの中心軸に対するコックの半径方向の外形寸法を
近似化することができる。 (2)この場合に余り偏倚量が大になると、コックの流
体抵抗が大となりコック内を通過する流体の圧力損失が
増大するので、不可となる。そこでコックの上方への突
出量を小さくすることにより、偏倚量を大幅に増加する
ことなく外形寸法を近似化することができる。また、コ
ックの上方部材に突出量を小さくするほかの方策も併せ
て採用することが好ましい。
方向中心を栓の底部側に偏倚させることによって、接続
部ねじの中心軸に対するコックの半径方向の外形寸法を
近似化することができる。 (2)この場合に余り偏倚量が大になると、コックの流
体抵抗が大となりコック内を通過する流体の圧力損失が
増大するので、不可となる。そこでコックの上方への突
出量を小さくすることにより、偏倚量を大幅に増加する
ことなく外形寸法を近似化することができる。また、コ
ックの上方部材に突出量を小さくするほかの方策も併せ
て採用することが好ましい。
【0007】
【実施例】図1は本考案の実施例の一部切欠正面図を示
すものである。図2はその一部切欠側面図である。本考
案のコックは本体10の接続部ねじ11の中心軸1に対
して栓20の流体通過孔21の上下方向中心2は偏倚量
3だけ下方に下がっている。したがって、栓20の上方
シール部23、下方シール部24の当接部も接続部ねじ
の中心軸に対して偏倚している。また、コックの上部部
材30も突出高さが低くなるように、栓20の上部係合
部22、コック係合部34、上部ケーシング13、蓋3
1を高さの低い形状とし、コックの底側ケーシング12
と同等の取付回転半径4内に収まるようにしている。こ
の例では、収納式ハンドル32、そのピン33は任意で
ある。
すものである。図2はその一部切欠側面図である。本考
案のコックは本体10の接続部ねじ11の中心軸1に対
して栓20の流体通過孔21の上下方向中心2は偏倚量
3だけ下方に下がっている。したがって、栓20の上方
シール部23、下方シール部24の当接部も接続部ねじ
の中心軸に対して偏倚している。また、コックの上部部
材30も突出高さが低くなるように、栓20の上部係合
部22、コック係合部34、上部ケーシング13、蓋3
1を高さの低い形状とし、コックの底側ケーシング12
と同等の取付回転半径4内に収まるようにしている。こ
の例では、収納式ハンドル32、そのピン33は任意で
ある。
【0008】実施例のガスコックでは、接続部ねじの中
心軸1まわりのコックの外形寸法は、図2に示すよう
に、上下均等に半径4の範囲内に入っており、このコッ
クを管にねじ込むとき、管の周囲に必要最小限のスペー
ス以外に余分のスペースを全く必要としない。また、本
実施例のコックは頭部側の部材に工夫をしたので、栓の
流体通過孔の上下方向中心と接続部ねじの中心軸との偏
倚を最小限に止めることができ、流体抵抗の増加を許容
範囲内に止め流動損失が増加しない。
心軸1まわりのコックの外形寸法は、図2に示すよう
に、上下均等に半径4の範囲内に入っており、このコッ
クを管にねじ込むとき、管の周囲に必要最小限のスペー
ス以外に余分のスペースを全く必要としない。また、本
実施例のコックは頭部側の部材に工夫をしたので、栓の
流体通過孔の上下方向中心と接続部ねじの中心軸との偏
倚を最小限に止めることができ、流体抵抗の増加を許容
範囲内に止め流動損失が増加しない。
【0009】
【考案の効果】本考案のガスコックは、栓の流体通過孔
の上下方向中心を接続部ねじの中心軸に対して下げるよ
うに偏倚させ、接続部ねじの中心軸に対してコックの外
形の取付回転半径方向寸法差を小さくするようにしたの
でコックを管にねじ込むとき、管周囲に必要なスペース
を減少させることができ、配管位置の制約を大きく改善
することができる。
の上下方向中心を接続部ねじの中心軸に対して下げるよ
うに偏倚させ、接続部ねじの中心軸に対してコックの外
形の取付回転半径方向寸法差を小さくするようにしたの
でコックを管にねじ込むとき、管周囲に必要なスペース
を減少させることができ、配管位置の制約を大きく改善
することができる。
【図1】本考案の実施例の一部切欠正面図である。
【図2】本考案の実施例の一部切欠側面図である。
【図3】従来のコックの(a)正面断面図、(b)側面
図である。
図である。
1 接続部ねじの中心軸 2 コックの流体通過孔の上下方向中心 3 偏倚 4 取付回転半径 10 本体 11 接続部ねじ 12 下部ケーシング 13 上部ケーシング 20 栓 21 流体通過孔 22 上部係合部 23 上方シール部 24 下方シール部 30 上部部材 31 蓋 32 ハンドル 33 ピン継手 34 係合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 扇 秀樹 名古屋市中川区笈瀬町1の35 アサヒ精 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−132469(JP,A) 実公11337(大正12年)(JP,Y1 T)
Claims (1)
- 【請求項1】 ガスコックにおいて、栓の流体通過孔の
上下方向中心が接続部ねじの中心軸に対して栓の底部側
に偏倚しており、該ガスコックの上部部材の突出高さ
が、該ガスコックの底側ケーシングの外形と同等に、ね
じの中心軸を中心とする一つの円の半径内に収まってい
ることを特徴とするガスコック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991091728U JP2551742Y2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ガスコック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991091728U JP2551742Y2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ガスコック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542843U JPH0542843U (ja) | 1993-06-11 |
JP2551742Y2 true JP2551742Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=14034573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991091728U Expired - Lifetime JP2551742Y2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | ガスコック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551742Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016223607A (ja) * | 2015-06-03 | 2016-12-28 | 株式会社ケイヴイシー | 四方弁プラグバルブ構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5229496B2 (ja) * | 1972-02-01 | 1977-08-02 |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP1991091728U patent/JP2551742Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0542843U (ja) | 1993-06-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970527 |