JPH10311260A - 液体流出防止バルブ装置 - Google Patents

液体流出防止バルブ装置

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JPH10311260A
JPH10311260A JP9122367A JP12236797A JPH10311260A JP H10311260 A JPH10311260 A JP H10311260A JP 9122367 A JP9122367 A JP 9122367A JP 12236797 A JP12236797 A JP 12236797A JP H10311260 A JPH10311260 A JP H10311260A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さ寸法を短くすることができ、流通路に液
体が流入しなくなるとともに、リリーフバルブの流入口
をごみで目詰まりさせることのない液体流出防止バルブ
装置を提供する。 【解決手段】 カットオフバルブCの上部に設けた流出
口4に連通する流通路を形成するニップル部7に、リリ
ーフバルブRの流出口18を流出口4と並列に連通させ
た液体流出防止バルブ装置において、ニップル部7をカ
ットオフバルブCの上側からカットオフバルブCの側壁
に設け、リリーフバルブRをカットオフバルブCの側壁
に配設するとともに、流入口18を最上部に位置させて
上側へ向けて開口させ、流入口18を覆うカバー筒19
を設け、このカバー筒19の開口の径を流入口18の径
よりも小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両の燃
料タンク内に取り付けられ、燃料タンク内の燃料蒸気を
燃料タンク外へ逃がして燃料タンク内の圧力の上昇を防
止し、車両を急加速または急制動させたり、または急ハ
ンドルを切ったときに燃料が燃料タンク外へ流出するの
を防止する液体流出防止バルブ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の上記した液体流出防止バルブ装置
として、カットオフバルブの上部に設けた流出口に連通
する流通路に、リリーフバルブの流出口をカットオフバ
ルブの流出口と並列に接続したものが、例えば実公平6
−6983号公報または実公平6−6984号公報に記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
6−6983号公報に記載されている液体流出防止バル
ブ装置は、カットオフバルブの上側にリリーフバルブが
配設されているため、高さ寸法が長くなる。そして、リ
リーフバルブの流入口が下側へ向いて開口しているの
で、車両を急加速または急制動させたり、または急ハン
ドルを切ったりすると、液体流出防止バルブ装置内へ流
入した燃料が上昇しようとする大きな力で、コイルスプ
リングの付勢力でリリーフバルブの流入口を閉成してい
る弁体を持ち上げ、リリーフバルブの流入口を開放させ
るため、燃料タンク内の燃料が流通路へ流入する恐れが
ある。
【0004】次に、実公平6−6984号公報に記載さ
れている液体流出防止バルブ装置は、カットオフバルブ
の横にリリーフバルブを配設して高さ寸法を短くできる
ようにしているものの、実公平6−6983号公報に記
載されている液体流出防止バルブ装置と同様に、リリー
フバルブの流入口が下側へ向いて開口しているので、車
両を急加速または急制動させたり、または急ハンドルを
切ったりすると、燃料タンク内の燃料がリリーフバルブ
の流入口から流通路へ流入する恐れがある。
【0005】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、高さ寸法を短くすることが
でき、流通路に液体が流入しなくなるとともに、リリー
フバルブの流入口をごみで目詰まりさせることのない液
体流出防止バルブ装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、カットオフ
バルブの上部に設けた流出口に連通する流通路に、リリ
ーフバルブの流出口をカットオフバルブの流出口と並列
に連通させた液体流出防止バルブ装置において、流通路
をカットオフバルブの上側からカットオフバルブの側壁
に設け、リリーフバルブをカットオフバルブの側壁に配
設してリリーフバルブの流入口を喫水線よりも高くする
とともに、上側へ向けて開口させたものである。そし
て、リリーフバルブの流入口を最上部に位置させたり、
さらに、開口を有し、リリーフバルブの流入口を覆うカ
バー部を設け、このカバー部の開口の径をリリーフバル
ブの流入口の径よりも小さくするのが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である
液体流出防止バルブ装置の一部を破断した正面図、図2
は図1に示した液体流出防止バルブ装置を破断しない状
態の平面図、図3は図1に示した液体流出防止バルブ装
置を破断しない状態の底面図、図4は図1に示した液体
流出防止バルブ装置を破断しない状態としてリリーフバ
ルブ部分の左側を断面にした左側面図、図5は図1に示
した液体流出防止バルブ装置を破断しない状態の分解斜
視図、図6は図5に示した上側キャップに設けたガイド
筒の形状を示す斜視図である。
【0008】これらの図において、1はハウジングを示
し、剛性に富み、寸法精度よく成形の行えるポリアセタ
ール樹脂で成形され、天井の一部が開放したハウジング
本体2と、このハウジング本体2の下側の開口を覆うよ
うに取り付けられる有底円筒状のポリアセタール樹脂で
成形された下側キャップ14と、ハウジング本体2の上
部に設けられた開口部8を覆うように取り付けられるポ
リアセタール樹脂で成形された上側キャップ17とで構
成されている。
【0009】上記したハウジング本体2は、天井の中心
に円形の流出口4が設けられ、底が開放した円筒部3
と、流出口4に連通して円筒部3の上側から側壁の外側
へ途中まで延び、円筒部3の半径方向外側へ略水平に突
出した流通路を形成するニップル部7と、円筒部3の上
側に位置するニップル部7の周囲に連設され、円筒部3
の天井との間に所定の間隙を有したフランジ12、この
フランジ12に連設された係合爪13からなる取付部1
1とで構成されている。
【0010】そして、円筒部3には、側壁上部に流入口
の一部を構成する円形をした複数の開口5が設けられ、
外周面の下端部に所定間隔、例えば90度間隔で位置さ
せた下側キャップ係止爪6が設けられている。なお、円
筒部3の上側に位置するニップル部7の上部は、開口部
8となっている。そして、ニップル部7には、後述する
コイルスプリング61の一端を位置決めする位置決めボ
ス9が、円筒部3の外側に位置して開口部8と円筒部3
の軸方向に連通する底に設けられ、仮止め手段を構成す
る係止爪10が側壁上部に設けられている。
【0011】上記した下側キャップ14には、側壁上部
に、複数の下側キャップ係止爪6に対応し、下側キャッ
プ係止爪6が突入して下側キャップ14に係合するため
の複数の係合孔15が設けられ、底に流入口の一部を構
成する円形をした複数の開口16が設けられている。
【0012】上記した上側キャップ17には、円形の流
入口18と、この流入口18を囲むように垂下し、軸方
向に90度の部分が切り欠かれ、後述するボール51と
の間に隙間を形成するために軸方向へ延びた複数のリブ
20を内面に有したガイド筒19と、流入口18を囲
み、上昇した後に90度屈曲したカバーとしてのカバー
筒21と、ニップル部7の係止爪10に対応し、係止爪
10が突入してハウジング本体2に係合する係合孔23
が設けられた仮止め手段を構成する係合片22とが設け
られている。
【0013】31はポリアセタール樹脂で成形された弁
体を示し、円筒部3内で軸方向へ移動して流出口4を開
閉するものであり、上面に流出口4を開閉する弁頭32
が設けられ、下側に後述するコイルスプリング41を収
容する円形の凹部33が軸方向に設けられ、この凹部3
3に連通し、軸方向へ延びて上面に開放した貫通孔34
が設けられている。41は付勢部材としてのコイルスプ
リングを示し、弁体31をその自重に抗して移動させて
流出口4を閉成することができず、弁体31をその浮力
と協働して移動させて流出口4を閉成することができる
付勢力に設定されている。
【0014】51は弁体としてのボールを示し、ポリア
セタール樹脂または鋼球で構成され、上側キャップ17
のガイド筒19の軸方向へ移動して流入口18を開閉す
るものである。61は付勢部材としてのコイルスプリン
グを示し、燃料タンク内の圧力が所定値以上になると、
ボール51を介した付勢力によって縮小し、上側キャッ
プ17の流入口18を開放させるものである。
【0015】上記した円筒部3、下側キャップ14、弁
体31およびコイルスプリング41でカットオフバルブ
Cが構成され、ニップル部7の一部、上側キャップ17
の一部、ボール51およびコイルスプリング61でリリ
ーフバルブRが構成されている。そして、ガイド筒19
の下側の開口、および切欠部がリリーフバルブRの流出
口に相当する。
【0016】なお、流出口4の径、開口5の径、開口1
6の径、貫通孔34の径の大きさは、(流出口4の径)
>(開口16の径)=(貫通孔34の径)>(開口5の
径)の関係に設定されている。さらに、流入口4の径、
流入口18の径、カバー筒21の開口の径の大きさは、
(流出口4の径)=(流入口18の径)>(カバー筒2
1開口の径)の関係に設定されている。
【0017】次に、組立の一例について説明する。ま
ず、位置決めボス9の周囲に一端を位置させるようにコ
イルスプリング61をニップル部7へ開口部8から挿入
し、コイルスプリング61の他端にボール51を乗せた
後、係止爪10に上側キャップ17の係合片22を対応
させ、ボール51およびコイルスプリング61をガイド
筒19へ挿入させながら上側キャップ17を押し下げる
と、係合片22の先端が係止爪10で拡開させられ、係
合孔23が係止爪10の位置まで下降することにより、
係合片22が自身の弾性によって縮閉するので、係合孔
23へ係止爪10が突入し、円筒部3から外れないよう
に係止爪10と係合片22とで上側キャップ17を、開
口部8を閉塞した状態に仮止めする。
【0018】そして、開口部8の周縁部分でニップル部
7と上側キャップ17とを、例えば熱溶着で気密に溶着
する。このようにニップル部7と上側キャップ17とを
溶着した円筒部3の開放した下側を上に向け、円筒部3
内へ弁頭32側から弁体31を挿入し、凹部33へコイ
ルスプリング41を装填した後、下側キャップ係止爪6
に係合孔15を対応させて下側キャップ14の底を押圧
すると、下側キャップ14の上部が弾性変形して下側キ
ャップ係止爪6に乗り上げ、係合孔15が下側キャップ
係止爪6の位置まで下降することにより、係合孔15へ
下側キャップ係止爪6が突入し、下側キャップ14を円
筒部3から外れないように下側キャップ係止爪6で係止
することにより、組立が完了する。
【0019】このようにして組み立てた液体流出防止バ
ルブ装置は、両側のフランジ12を燃料タンクの天井内
側に設けられたブラケットへ保持させるように挿入し、
先端に設けた係合爪13を燃料タンクの天井内側に設け
られた係止部に係合させることにより、燃料タンク内に
取り付けることができる。
【0020】次に、動作について説明する。まず、図1
に示すように、液体流出防止バルブ装置を燃料タンクに
取り付けた通常状態では、コイルスプリング41の付勢
力に抗して弁体31が自重で下降し、弁頭32が流出口
4を開放し、コイルスプリング61の付勢力によってボ
ール51が流入口18を閉成している。したがって、燃
料タンク内で発生する燃料蒸気、例えばガソリンの蒸気
は、開口5,16から、または開口16、凹部33およ
び貫通孔34から流出口4へ流入し、流出口4から流通
路であるニップル部7を経由してキャニスタへ排出され
るので、燃料タンク内の圧力の上昇が防止できる。
【0021】そして、自動車を急加速または急制動させ
たり、または急ハンドルを切ることによって大きな慣性
力が発生し、この慣性力によってガソリンが開口5,1
6から円筒部3内へ流入すると、弁体31は浮力によっ
て浮上(上昇)しようとするが、弁体31の比重はガソ
リンよりも大きいため、弁体31は自身で浮上できず、
コイルスプリング41の付勢力に補助されて浮上し、弁
頭32で流出口4を閉成する。なお、自動車が正常な状
態に戻り、円筒部3内のガソリンが開口5または開口1
6から燃料タンク内へ戻ると、弁体31は自重でコイル
スプリング41を圧縮して下降し、図1に示すように、
流出口4を開放する。
【0022】また、自動車を急加速または急制動させた
り、または急ハンドルを切ることによって発生する大き
な慣性力により、円筒部3の外でガソリンが上昇して
も、流入口18が上側を向いた状態で最上部に設けら
れ、カバー筒21で流入口18が覆われているので、流
入口18にほとんどガソリンがかからないため、ボール
51がコイルスプリング61の付勢力に抗して下降し、
流入口18を開放させることはない。したがって、ガソ
リンが燃料タンク外へ流出するのを防止できる。
【0023】次に、円筒部3の下側半分位がガソリンに
浸かり、前述したように弁体31が浮上して弁頭32で
流出口4を閉成している満タン状態で、周囲の温度によ
ってガソリンが蒸発し、燃料タンク内の圧力が所定値以
上に上昇すると、燃料タンク内の圧力でボール51をコ
イルスプリング61の付勢力に抗して押し下げ、流入口
18を開放させるので、ガソリンの蒸気は、カバー筒2
1の開口から流入口18へ流入した後、ガイド筒19の
切欠部、ガイド筒19の両側の流通路を経由してキャニ
スタへ排出される。
【0024】そして、燃料タンク内の圧力が所定値未満
に下降すると、コイルスプリング61の付勢力によって
ボール51が流入口18を閉成する。したがって、弁体
31が流出口4を閉成している満タンの状態において
も、燃料タンク内の圧力の上昇が防止できる。
【0025】上述したように、この発明の一実施形態に
よれば、流通路を形成するニップル部7をカットオフバ
ルブCの上側からカットオフバルブCの側壁に設け、リ
リーフバルブRをカットオフバルブCの側壁に配設して
リリーフバルブRの流入口18を最上部に位置させ、上
側へ向けて開口させたので、高さ寸法を短くすることが
でき、流通路にガソリンが流入しなくなる。
【0026】そして、流出口4の径、開口5の径、開口
16の径、貫通孔34の径の大きさを、(流出口4の
径)>(開口16の径)=(貫通孔34の径)>(開口
5の径)の関係に設定したので、開口5,16から流出
口4へごみが流入しても、流出口4はごみで目詰まりせ
ず、開口5から流入するごみによって開口16および貫
通孔34は目詰まりしなくなるとともに、ハウジング本
体2内にごみが貯まらなくなる。
【0027】また、流入口18を覆うカバー筒21を設
け、カバー筒21の開口の径を流入口18の径よりも小
さくしたので、カバー筒21から流入口18へごみが流
入しても、流入口18はごみで目詰まりしなくなる。さ
らに、上側キャップ17を仮止め手段でニップル部7に
仮止めして溶着する構成にしたので、上側キャップ17
の位置決めが容易にできるとともに、溶着作業を容易
に、作業性よく行うことができる。
【0028】上記した実施形態では、リリーフバルブR
の流入口18を液体流出防止バルブ装置の最上部に位置
させたが、流入口18が上側へ向いていれば、流入口1
8を喫水線よりも高くすることにより、同様な効果を得
ることができる。また、流入口18を覆うカバー部とし
てカバー筒19を設けたが、他の形状のカバー部であっ
ても、また、カバー部を設けなくとも、同様な効果を得
ることができる。
【0029】さらに、上側キャップ17の仮止め手段
は、同様に仮止めできる構成であれば、他の構成であっ
てよいことは言うまでもない。そして、液体をガソリン
として説明したが、軽油、揮発性を有した液体などであ
ってもよい。
【0030】なお、流出口4の径、開口5の径、開口1
6の径、貫通孔34の径の大きさを、(流出口4の径)
>(開口16の径)=(貫通孔34の径)>(開口5の
径)の関係に設定したが、(流出口4の径)≧(開口1
6の径)≧(貫通孔34の径)≧(開口5の径)の関係
に設定されていればよい。また、流入口4の径、流入口
18の径、カバー筒21の開口の径の大きさを、(流出
口4の径)=(流入口18の径)>(カバー筒21開口
のの径)の関係に設定したが、(流出口4の径)≧(流
入口18の径)>(カバー筒21の開口の径)の関係に
設定されていればよい。
【0031】ここで、カバー部が円筒形でない、例えば
角筒形の場合、軸と直交する断面内における最大長を開
口の径とし、カバー部が単に開口を有するドーム形状の
場合、開口の最大長を開口の径とする。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、流通路を形成するニップル部をカットオフバルブの
上側からカットオフバルブの側壁に設け、リリーフバル
ブをカットオフバルブの側壁に配設してリリーフバルブ
の流入口を喫水線よりも高くするとともに、上側へ向け
て開口させたので、高さ寸法を短くすることができ、流
通路に液体が流入しなくなる。
【0033】そして、リリーフバルブの流入口を最上部
に位置させたので、さらに流通路に液体が流入しなくな
る。さらに、リリーフバルブの流入口を覆うカバー部を
設け、カバー部の開口の径を流入口の径よりも小さくし
たので、なお一層、流通路に液体が流入しなくなるとと
もに、カバー部から流入口へごみが流入しても、流入口
はごみで目詰まりしなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である液体流出防止バル
ブ装置の一部を破断した正面図である。
【図2】図1に示した液体流出防止バルブ装置を破断し
ない状態の平面図である。
【図3】図1に示した液体流出防止バルブ装置を破断し
ない状態の底面図である。
【図4】図1に示した液体流出防止バルブ装置を破断し
ない状態としてリリーフバルブ部分の左側を断面にした
左側面図である。
【図5】図1に示した液体流出防止バルブ装置を破断し
ない状態の分解斜視図である。
【図6】図5に示した上側キャップに設けたガイド筒の
形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
C カットオフバルブ R リリーフバルブ 1 ハウジング 2 ハウジング本体 3 円筒部 4 流出口 5 開口 6 下側キャップ係止爪 7 ニップル部 8 開口部 9 位置決めボス 10 係止爪 11 取付部 12 フランジ 13 係合爪 14 下側キャップ 15 係合孔 16 開口 17 上側キャップ 18 流入口 19 ガイド筒 20 リブ 21 カバー筒 22 係合片 23 係合孔 31 弁体 41 コイルスプリング 51 ボール 61 コイルスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カットオフバルブの上部に設けた流出口
    に連通する流通路に、リリーフバルブの流出口を前記カ
    ットオフバルブの流出口と並列に連通させた液体流出防
    止バルブ装置において、 前記流通路を前記カットオフバルブの上側から前記カッ
    トオフバルブの側壁に設け、 前記リリーフバルブを前記カットオフバルブの側壁に配
    設して前記リリーフバルブの流入口を喫水線よりも高く
    するとともに、上側へ向けて開口させた、 ことを特徴とする液体流出防止バルブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液体流出防止バルブ装
    置において、 前記リリーフバルブの流入口を最上部に位置させた、 ことを特徴とする液体流出防止バルブ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の液体流
    出防止バルブ装置において、 開口を有し、前記リリーフバルブの流入口を覆うカバー
    部を設け、 このカバー部の開口の径を前記リリーフバルブの流入口
    の径よりも小さくした、 ことを特徴とする液体流出防止バルブ装置。
JP12236797A 1997-05-13 1997-05-13 液体流出防止バルブ装置 Expired - Fee Related JP3954155B2 (ja)

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