JPH0443648Y2 - - Google Patents

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JPH0443648Y2
JPH0443648Y2 JP8364186U JP8364186U JPH0443648Y2 JP H0443648 Y2 JPH0443648 Y2 JP H0443648Y2 JP 8364186 U JP8364186 U JP 8364186U JP 8364186 U JP8364186 U JP 8364186U JP H0443648 Y2 JPH0443648 Y2 JP H0443648Y2
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JP
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gas
inlet
diameter
valve
port
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はガスコツクに関する。
(従来の技術) 第3図は従来のガスコツク1′の一例を示す。
その概略的な構成を説明すると、ガスコツク本体
10′に、収納空間11′と流入口12′と流出口
13′とが形成されている。収納空間11′内に
は、流通路21′を有する栓20′が回動可能に収
納されている。
ところで、最近のガスコツクには安全弁30が
装着されている。この安全弁30はガスホースが
ガス器具から抜けた場合等に、弁体33が供給ガ
ス圧によりスプリング34の弾性力に抗して移動
して弁口35を閉じ、ガス供給を停止するように
なつている。
ところで、上記弁体33はガスコツクの配置の
仕方ににより自重の作用方向が変わつて応答性能
に大きな影響を与えることがないように、軽量に
することが要求されている。このため、弁体33
は樹脂により形成され、そのヘツド部33bの径
は小さくなつている。また、このヘツド部33b
に応答して弁口35の径も小さくなつている。
従来構造では、第4図に示すように、栓20′
の流通路21′の径が全長にわたつて流出口1
3′と等しくなつており、、また流入口12′の径
は、弁口35との境の段差が大きくならないよう
に流出口13′および流通路21′より小さくなつ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記ガスコツク1′では、特に供給ガス圧が低
い場合において、ガスホースの先端がガス器具か
ら抜けた時に、安全弁30の作動が不確実にある
欠点があつた。これは、弁体33からガスホース
先端までの圧力損失が大きいため、ガスホース先
端が大気に開放されても、弁体33の前面33c
側で受けるガス圧が充分に低くならず、背面33
d側で受ける比較的低い供給ガス圧との差によつ
て生じる力が小さく、この結果、スプリング34
の弾性力に打ち勝つて弁体33を移動させること
ができず、弁口35を閉じることができないから
である。
上記現象は次のように説明することもできる。
すなわち、安全弁30が閉じ作動する時の、ガス
コツク1′の両端(継手部14′の先端とホースエ
ンド17′の先端)間のガス圧の差を作動圧と称
するが、この作動圧は、スプリング34の弾性力
と、ガスコツク1′での圧力損失と、ガスコツク
1′の配置の仕方(弁体33を上向き、下向き、
横向きのいずれにするか)で決定される。上記ガ
スコツク1′での圧力損失が大きいと作動圧は高
くなる。このため、作動圧が高く供給ガス圧が低
いと、供給ガス圧からガスホースでの圧力損失を
差し引いた値が作動圧を下回ることになり、安全
弁30が作動しなくなるのである。
本考案者はガスコツク1′での圧力損失を低減
すべく研究を重ねた結果、流入口12′と流通路
21′との間に段差40が形成されているため、
この段差40において過流が生じて予想以上に大
きな圧力損失が生じていることを発見したのであ
る。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記問題点を解消するためになされ
たもので、その要旨は、ガスコツク本体に収納空
間を形成するとともに、この収納空間に連通する
流入口と流出口とを形成し、上記収納空間内には
流通路を有する栓を収納し、流入口の近傍に安全
弁を設け、この安全弁の弁体が流出口側の圧力低
下時に供給ガス圧により移動して弁口を閉じ、ガ
ス供給を停止するようにしたガスコツクにおい
て、上記流入口の径を流出口より小さくし、上記
栓の流通路をテーパにして、その一端部の径を上
記流入口とほぼ等しく、他端部の径を上記流出口
とほぼ等しくすることを特徴とするガスコツクに
ある。
(作用) ガスホースがガス器具から外れた時等に、安全
弁の弁体が供給ガス圧により移動して弁口を閉
じ、ガス供給を停止する。上記栓の流通路はテー
パをなしていて、一端部の径が上記流入口とほぼ
等しく、他端側の径が上記流出口とほぼ等しいた
め、これらの境部に段差が形成されず、過流の発
生を防ぐことができ、ガスコツクでの圧力損失を
低減させることができる。このため、作動圧を低
くすることができ、安全弁を確実に作動させるこ
とができる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図、第2図に
基づいて説明する。
第1図はガスコツク1の全体を示しており、こ
のガスコツク1はガスコツク本体10を有してい
る。ガスコツク本体10には底部が閉塞された収
納空間11が形成されるとともに、この収納空間
11の両側にはこの収納空間11に連通する流入
口12および流出口13が互いに対向して形成さ
れている。
ガスコツク本体10の両側には、筒状の継手部
14,15が設けられている。流入口12側の継
手部14の先部には雌ねじ部14aが形成されて
おり、図示しないガス供給管が接続されるように
なつている。また、この継手部14の基部には、
収納空間16が形成されており、この収納空間1
6の流入口12側には、雌ねじ部16aが形成さ
れている。流出口13側の継手部15にも雌ねじ
部15aが形成されており、ホースエンド17が
接続されている。このホースエンド17にはガス
ホースの一端が接続されており、このガスホース
の他端はガス器具(いずれも図示せず)に接続さ
れている。
上記ガスコツク本体10の収納空間11には、
栓20が収納されている。なお、これら収納空間
11の内周面と栓20の外周面とはテーパをなし
ていて、密接している。栓20には直線状の流通
路21が形成されており、操作つまみ22を操作
して栓20を回すことにより、この流通路21は
流入口12および流出口13と連通されたり遮断
されるようになつている。なお、この操作機構は
公知であるので詳細な説明を省略する。
上記ガスコツク本体10の収納空間16には、
安全弁30が装着されている。安全弁30は、筒
状をなす弁ケース31を有している。この弁ケー
ス31は雌ねじ部16aにねじ込まれて固定され
ており、上記流入口12に隣接する弁口35を有
している。弁ケース31内にはガス流通可能な構
造をなすサポート32の円筒状の基部32aが挿
入固定されている。このサポート32には弁体3
3のシヤンク部33aが軸方向(ガスの流れ方
向)にスライド可能に支持されている。この弁体
33は、シヤンク部33aに巻かれたスプリング
34により弁口35から遠ざかる方向に付勢され
ている。弁体33のヘツド部33bは断面矢尻形
状をなし、前面33c(弁口35側)で受けるガ
ス圧と背面33dで受ける供給ガス圧との差によ
つて生じる力と、上記スプリング34の弾性力と
で制御されるものである。
第2図に示すように、上記流入口12の径Φa
は、流出口13の径Φbより小さくし、上記安全
弁30の弁口35の径Φcより若干大きい程度に
なつている。なお、弁口35の流入口12側の端
部はテーパになつていて端面での径が流入口12
の径Φaと等しくなつている。また、流通路21
は、流入口12側端部から流出口13側端部に向
かつて径が大きくなるように全長にわたつてテー
パをなしており、流入口12側端部の径Φdは流
入口12の径Φaと等しく、流出口13側の径Φe
は流出口13の径Φbと等しくなつている。した
がつて、流通路21と流入口12および流出口1
3との境部には段差が形成されていない。
上記構成のガスコツク1において、栓20の流
通路21が流入口12および流出口13に連通し
た開き状態では、ガスが安全弁30、流入口1
2、流通路21、流出口13を順に経、さらにガ
スホースを経てガス器具に供給される。ガス器具
の正常な使用状態では、ガスコツク1、ガスホー
ス、およびガス器具等での圧力損失があるため、
弁体33のヘツド部33bの前面33c側のガス
圧が高く、背面33d側の供給ガス圧との差が小
さい。したがつて、この圧力差によつて生じる弁
口35方向への力は、スプリング34の弾性力よ
り小さいため、弁体33のヘツド部33bがサポ
ート32の先端部に当たつた状態すなわち弁口3
5の開放状態が維持される。
換言すれば、供給ガス圧からガスホースおよび
ガス器具での圧力損失を差し引いた値が、作動圧
(安全弁30が作動する時のガスコツク1の両端
間のガス圧の差)より低いため、弁口35の開放
状態が維持される。
上記ガスホースの先端部がガス器具から抜ける
ような事故が発生した場合には、弁体33のヘツ
ド部33bの前面33cのガス圧が、正常使用時
にガス器具で生じていた圧力損失分だけ低くな
り、背面33dで受ける供給ガス圧との差が大き
くなる。このため、圧力差によつて生じる力がス
プリング34の弾性力に打ち勝ちつて弁体33を
移動させ、そのヘツド部33bをサポート32の
円筒状の基部32a内に押し込み、弁口35を閉
じて、ガス供給を停止する。
換言すれば、供給ガス圧からガスホースでの圧
力損失を差し引いた値が作動圧より高くなり、安
全弁30が閉じ作動する。
ところで、栓20の流通路21がテーパをなし
ていて、流入口12および流出口13との境部に
段差が形成されていないので、この境部に過流が
発生せず、この過流に起因する圧力損失を解消す
ることができ、ひいてはガスコツク1の圧力損失
を低減できる。第3図、第4図に示す同寸法の従
来構造に比べた場合、流入口12および流通路2
1の流通断面積が減少しているのにかかわらず、
ガスコツク1での圧力損失を減少させることがで
きる。したがつて、作動圧を低くすることがで
き、供給ガス圧が低い場合でも、供給ガス圧から
ガスホースでの圧力損失を差し引いた値が、作動
圧を上回り、安全弁30を確実に作動させること
ができる。
この考案は上記実施例に制約されず種々の態様
が可能である。例えば、安全弁は、弁体が自重で
弁口から離れ、事故時には供給ガス圧により押し
上げられて弁口を閉じるものであつてもよい。
流入口は弁口と同径であつてもよい。また、流
入口と弁口は連続してガスコツク本体に形成して
もよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案では、ガスコツ
クでの圧力損失を低減させることができ、事故時
に安全弁を確実に作動させてガス供給を停止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの考案の一実施例を示すも
のであり、第1図はガスコツクの断面図、第2図
は同要部の拡大断面図である。第3図、第4図は
従来のガスコツクを示すものでそれぞれ第1図、
第2図に対応する図である。 1……ガスコツク、10……ガスコツク本体、
11……収納空間、12……流入口、13……流
出口、20……栓、21……流通路、30……安
全弁、33……弁体、35……弁口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガスコツク本体に収納空間を形成するととも
    に、この収納空間に連通する流入口と流出口とを
    形成し、上記収納空間内には流通路を有する栓を
    収納し、流入口の近傍に安全弁を設け、この安全
    弁の弁体が流出口側の圧力低下時に供給ガス圧に
    より移動して弁口を閉じ、ガス供給を停止するよ
    うにしたガスコツクにおいて、上記流入口の径を
    流出口より小さくし、上記栓の流通路をテーパに
    して、その一端部の径を上記流入口とほぼ等し
    く、他端部の径を上記流出口とほぼ等しくするこ
    とを特徴とするガスコツク。
JP8364186U 1986-06-03 1986-06-03 Expired JPH0443648Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8364186U JPH0443648Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8364186U JPH0443648Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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JPS62194974U JPS62194974U (ja) 1987-12-11
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JP8364186U Expired JPH0443648Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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JP4614521B2 (ja) * 2000-10-19 2011-01-19 東邦瓦斯株式会社 ガス栓

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