JP2528039Y2 - 電気湯沸器 - Google Patents

電気湯沸器

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JP2528039Y2 JP1991003906U JP390691U JP2528039Y2 JP 2528039 Y2 JP2528039 Y2 JP 2528039Y2 JP 1991003906 U JP1991003906 U JP 1991003906U JP 390691 U JP390691 U JP 390691U JP 2528039 Y2 JP2528039 Y2 JP 2528039Y2
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聡 西川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、容器内の湯水を加温し
て保温するジヤーポツト等の電気湯沸器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気湯沸器(ジヤーポツト)
は、容器内の湯水の温度変化を感知する温度検出器を備
えている。
【0003】図7に従来の電気湯沸器の温度検出器の構
造を示す。
【0004】図において、2は容器、11は温度検出
器、30は温度検出素子(サーミスタ)、31は熱伝導
性の良い部材(アルミ盤)、32は押え板である。
【0005】アルミ盤31は、容器2の外底面に密着さ
れており、側面より温度検出素子30に機械的な力が加
わらないよう貫通孔31aが設けられている。そして、
貫通孔31aに、絶縁チユーブ33に被覆された温度検
出素子30が挿入されており、温度検出素子30の両端
は、接続子34を介してリード線35に接続されてい
る。
【0006】なお、接続部分の絶縁を図る為、更にその
上から絶縁チユーブ36がかぶせられている。また、ア
ルミ盤31は、押え板32を介してバネ37等で容器2
に密着するよう付勢され、押え板32は、アルミ盤31
の熱が逃げないように、又周囲の熱的影響を受けにくい
ようにフエノール樹脂等の熱絶縁物でアルミ盤31を囲
うような形状をしているのが一般的である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】一般に、加熱、保温、
再沸騰機能付きの電気湯沸器の沸騰制御は、図8の如
く、湯沸しヒータをONした後の湯温上昇の温度勾配を
温度検出素子で読み取り、温度勾配があらかじめ設定さ
れた値以下になると、沸騰と判断して湯沸しから保温に
切り替え保温制御する。そして、保温ヒータにて保温中
に沸騰した湯がほしいときには、再沸騰スイツチをON
にすると、保温ヒータがOFF、湯沸しヒータがON
し、再度湯沸し状態になり、再び温度検出素子で温度勾
配を読み取り沸騰かどうか判断する。なお、一般的に保
温温度は95〜96℃である。
【0008】しかしながら、図7のような構造を有する
温度検出器であると、温度検出素子30による温度検知
は、アルミ盤31及び絶縁チユーブ33を介して行うこ
ととなるため、温度感知の追従性が悪く、精度のある沸
騰制御がむずかしい。再沸騰時には、湯沸しヒータの熱
容量等にもよるが、保温温度より沸騰点まで約2分、沸
騰点到達より沸騰検知まで約1分、合計3分要する。こ
のため、湯沸しヒータは、約2分で沸騰点に達している
にもかかわらず、沸騰検知までの約1分間ONし続ける
ので、無駄なエネルギーを消費することとなる。
【0009】本考案は、上記に鑑み、温度検出素子の温
度感知の追従性を良くして、沸点到達より沸騰検知まで
の時間を短縮し、省エネルギー化を図り得る電気湯沸器
の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)本考案請求項1に
よる課題解決手段は、図1の如く、電気湯沸器本体1に
内装され湯水を収納する容器2と、容器2の外周に取り
付けられた湯沸しヒータ3aおよび保温ヒータ3bと、
容器2の外壁に配され湯水の温度変化を感知する温度検
出器11と、該温度検出器11により検出した温度に基
づいて前記湯沸しヒータ3aおよび保温ヒータ3bを制
御する制御装置57とを備えた電気湯沸器において、前
記温度検出器11は、温度検出素子30と、該温度検出
素子30の感温面側に配された絶縁シート40と、該絶
縁シート40と温度検出素子30を挟んで対向配置され
た弾性を有する絶縁部材41と、該絶縁部材41を容器
2側に押し付ける剛性を有する押え板32とから構成さ
、前記制御装置57は、湯沸し時に湯温が沸騰点に達
したと判別したときの前記温度検出器11の検出温度T
を記憶し、保温中の湯水の再沸騰時に前記温度検出器1
1により検出した温度が記憶されている前記検出温度T
に達する前に前記湯沸しヒータ3aをOFFして保温ヒ
ータ3bをONする手段が有せしめられたものである。
【0011】(2)請求項2による課題解決手段は、請
求項1記載の押え板32を容器2側に付勢する付勢手段
37が設けられたものである。
【0012】(3)請求項3による課題解決手段は、請
求項1記載の絶縁部材41として熱伝導性の小なるもの
が使用され、該絶縁部材41にて温度検出素子30の感
温面を除く部分が覆われたものである。
【0013】(4)請求項4による課題解決手段は、請
求項1記載の押え板32は、電気的絶縁性を有する合成
樹脂から成り、該押え板32に温度検出素子30との接
続孔32aが設けられ、該接続孔32aにて、温度検出
素子30と、リード線35とが接続されたものである。
【0014】
【作用】(1)上記請求項1による課題解決手段におい
て、温度検出器11は、温度検出素子30の感温面側に
配された絶縁シート40と、弾性を有する絶縁部材41
とで温度検出素子30をはさみ、さらに下側から剛性を
有する押え板32にて温度検出素子30を容器2側に押
し付ける構造としているから、温度検出素子30の温度
感知の追従性が良くなる。
【0015】このため、沸騰点到達より沸騰検知までの
時間が短縮され、沸騰点到達後の湯沸しヒータ3aのO
N時間が短くなり、省エネルギー化が図れる。また、湯
沸し時に、湯温が沸騰点に達したと判別したときの温度
検出器11の検出温度Tを記憶しておき、保温中の湯水
の再沸騰時に、温度検出器11により検出した温度が記
憶されている検出温度Tに達する前に湯沸しヒータ3a
をOFFして保温ヒータ3bをONする。これにより、
湯沸しヒータ3aがOFFしたときには湯水が完全に沸
騰しておらず、湯沸しヒータ3aのOFF後の余熱を利
用して湯水を再沸騰させることが可能となり、より一層
の省エネルギー化が図れる。
【0016】しかも、温度検出器11に機械的な力が加
わつても、絶縁部材41の弾性によりその力は吸収され
るから、温度検出素子30に過度な力が加わることもな
い。
【0017】(2)請求項2では,押え板32を容器2
側に付勢する付勢手段37を設けることで、より温度検
出素子30を容器2の外底面に近づけることができ、温
度検出素子30の温度追従性は一層よくなる。
【0018】(3)請求項3において、絶縁部材41と
して熱伝導性の小なるものを使用し、温度検出素子30
の感温面を除く周囲を覆うことにより、雰囲気温度を遮
断できるので、温度検出素子30は、雰囲気温度の影響
を受けることなく正確な温度感知を行うことができる。
【0019】(4)請求項4では、押え板32を電気的
絶縁性を有する合成樹脂にて形成し、さらに温度検出素
子30との接続孔32aを設けることで、接続孔32a
にて温度検出素子30とリード線35を接続することが
でき、従来のように絶縁チユーブを必要とせず部品点数
を削減できる。
【0020】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図6に
基づいて説明する。
【0021】図1は本考案の一実施例に係る電気湯沸器
の温度検出器の構造を示す図、図2は電気湯沸器の全体
構成を示す概略図、図3は同じくその電気回路図、図4
は同じくその制御ブロツク図、図5は同じくそのフロー
チヤート、図6は湯温と温度検出素子の検出温度の関係
を示す図である。なお、図7に示した従来技術と同一機
能部品については同一符号を付している。
【0022】本実施例の電気湯沸器(ジヤーポツト)
は、加温保温および沸騰機能を有する。
【0023】図2において、1は電気湯沸器本体、2は
湯水を収容する容器、3は湯沸しヒータ3a及び保温ヒ
ータ3bよりなり容器2の下端部外周に巻着した加熱
帯、4は容器2内の湯水を外方に注出させるための注出
路、5は本体1及び容器2の上方を開閉する蓋体、6は
容器2内で発生した蒸気を外方に放出するための蒸気通
路、8はベローズ9及び押釦10等によりなり蓋体5に
内蔵されたエアポンプである。
【0024】そして、押釦10を押圧操作した時に先ず
ベローズ9全体が下動して容器2内部と蒸気通路6との
連通状態を遮断し、その後ベローズ9が圧縮されること
により容器2内に空気を圧送し、内部の湯水を注出路4
を介して外方に注出する。
【0025】11は容器2の外底面にあつて湯水の温度
変化を感知する温度検出器で、この信号により沸騰を感
知したり保温温度をコントロールする。
【0026】温度検出器11は、図1の如く、温度検出
素子(サーミスタ)30と、該温度検出素子30の感温
面側に配され厚さ0.3mm絶縁シート40と、この薄
い絶縁シート40と温度検出素子30を挟んで対向配置
され弾性および熱伝導性の小なる絶縁部材(多孔性(ス
ポンジ状)ゴム)41と、該絶縁部材41の下側に配さ
れ温度検出素子30を容器2側に押し付ける剛性および
電気絶縁性を有するフエノール樹脂製の押え板32とか
ら構成されている。
【0027】押え板32は、付勢手段(バネ)37によ
り容器2側に付勢されている。そして、押え板32の両
端には、温度検出素子30との接続孔32aが貫通して
設けられ、絶縁部材41の両端(接続孔32aと対応す
る位置)には、温度検出素子30のリード部を接続孔3
2aに導く貫通孔40aが設けられ、前記接続孔32a
にて、温度検出素子30とリード線35とが半田付けさ
れて接続されている。
【0028】なお、剛性については、押え板32にバネ
37を取り付けても余りたわまない程度でよく、弾性に
ついては、温度検出器11を組み立てた際に温度検出素
子30の周囲がほぼ覆われる程度でよい。
【0029】図3において、50は電源、52はトライ
アツク、53はメインスイツチ、54はトランス、55
はリレー、56は再沸騰スイツチ、57は温度検出素子
30からの出力信号に基づき湯沸しヒータ3a及び保温
ヒータ3bを制御する制御装置である。
【0030】制御装置57は、湯沸し時の沸騰温度を記
憶し、再沸騰時には記憶温度未満で再沸騰を完了させる
機能を有している。
【0031】すなわち、制御装置57は、図4,5の如
く、温度検出素子30からの出力信号から得る湯温上昇
の温度勾配が一定値αより小さいか否かで湯温が沸騰点
に達したかどうか判別する第一判別手段60と、第一判
別手段60が温度勾配が一定値α以下であることを検出
し沸騰点に達したと判別したとき湯沸しヒータ3aをO
FF、保温ヒータ3bをONし、温度勾配が一定値α
上であることを検出し沸騰点に達していないと判別した
とき湯沸しヒータ3aをONし続ける第一加熱制御手段
61と、第一判別手段60が沸騰点に達したと判別した
ときの温度検出素子30の検出温度Tを記憶する検出温
度記憶手段62と、再沸騰スイツチ56がONされたと
き湯沸しヒータ3aをONし、保温ヒータ3bをOFF
する第二加熱制御手段63と、再沸騰時に温度検出素子
30からの出力信号に基づき温度検出素子30の検出温
度が検出温度記憶手段62の記憶温度Tから一定値β減
算した温度(T−β)℃よりも高いか否かを判別する第
二判別手段64と、第二判別手段64により検出温度が
(T−β)℃よりも高いと判別されたとき湯沸しヒータ
3aをOFF、保温ヒータ3bをONし、検出温度が記
憶温度Tから一定値β減算した温度(T−β)℃以下
あると判別したときには、湯沸しヒータ3aをON、保
温ヒータ3bをOFFし続ける第三加熱制御手段65と
を有している。
【0032】上記構成において、容器2に水を入れ、電
源50を投入すると、リレー55により湯沸しヒータ3
aがONする。湯温が上昇し、それにともない温度検出
器11の温度検出素子30の温度も上昇し、沸騰点に到
達すると、温度検出素子30の検出温度勾配も大きく変
化する。
【0033】沸騰点到達後の温度勾配をαとすると、温
度検出素子30の検出温度勾配がα以下になつたとき
に、温度検出素子30の信号出力により制御装置57の
第一判別手段60が沸騰と判断し、リレー55により湯
沸しヒータ3aをOFFし、トライアツク52と保温ヒ
ータ3bにより保温温度をコントロールする。このとき
の保温温度は、沸騰と判断したときの温度検出素子30
の検出温度Tより低い値で(例えば、(T−5)℃)で
コントロールする。
【0034】また、同時に、検出温度記憶手段61にて
第一判別手段60が沸騰点に達したと判別したときの温
度検出素子30の検出温度Tを記憶しておく。
【0035】紅茶、コーヒー等のように沸騰した湯が必
要であるとき、再沸騰スイツチ56をONにすると、こ
れに基づき第二加熱制御手段63が保温ヒータ3bをO
FFし、再度湯沸しヒータ3aをONして保温中の湯を
沸騰させる。
【0036】この再沸騰時において第二判別手段64
は、温度検出素子30からの信号に基づき温度勾配でな
く湯温を読み取り、検出温度が検出温度記憶手段62の
記憶温度Tからβ減算した温度(T−β)℃より高いか
否か判別する。
【0037】このとき、検出温度が(T−β)℃よりも
高いと判別されると、これに基づき第三加熱制御手段6
5が湯沸しヒータ3aをOFFし、再び保温ヒータ3b
をONする。
【0038】その後、湯沸しヒータ3aの余熱で湯温は
更に上昇し、沸騰点に達する。
【0039】ここで、図6に湯温と温度検出素子の検出
温度の関係を示す。
【0040】なお、βについては、湯沸しヒータの熱容
量等により実験的に求められるが、700w程度のヒー
タでおおむね1〜1.5℃である。上述の如く湯温の温
度変化を感知する際に、温度検出器11は、温度検出素
子30の感温面側に配された絶縁シート40と、弾性を
有する絶縁部材41とで温度検出素子30をはさみ、さ
らに下側から剛性を有する押え板32にて温度検出素子
30を容器2側に押し付ける構造としているから、温度
検出素子30の温度感知の追従性が良くなる。
【0041】このため、沸騰点到達より沸騰検知までの
時間が短縮され、沸騰点到達後の湯沸しヒータ3aのO
N時間が短くなり、省エネルギー化が図れる。
【0042】しかも、温度検出器11に機械的な力が加
わつても、絶縁部材41の弾性によりその力は吸収され
るから、温度検出素子30に過度な力が加わることもな
い。
【0043】また、押え板32に付勢手段37を取り付
けることで、より温度検出素子30を容器2の外底面に
近づけることができ、温度検出素子30の温度追従性は
一層よくなる。
【0044】さらに、絶縁部材41として熱伝導性の小
なるものを使用し、温度検出素子30の感温面を除く周
囲を絶縁部材41にて覆うことにより、雰囲気温度を遮
断できるので、温度検出素子30は雰囲気温度の影響を
受けることなく正確な温度感知を行うことができる。
【0045】さらにまた、押え板32を電気的絶縁性を
有する合成樹脂にて形成し、さらに温度検出素子30と
の接続孔32aを設けることで、接続孔32aにて温度
検出素子30とリード線35を接続することができ、従
来のように絶縁チユーブを必要とせず部品点数を削減で
きる。
【0046】なお、本考案は、上記実施例に限定される
ものではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0047】
【考案の効果】以上の説明から明らかな通り、 (1)本考案請求項1によると、温度検出器は、温度検
出素子の感温面側に配された絶縁シートと、弾性を有す
る絶縁部材とで温度検出素子をはさみ、さらに温度検出
素子を下側から剛性を有する押え板にて容器側に押し付
ける構造としているから、温度検出素子の温度感知の追
従性が良くなる。
【0048】このため、沸騰点到達より沸騰検知までの
時間が短縮され、沸騰点到達後の湯沸しヒータのON時
間が短くなり、省エネルギー化が図れる。また、上記の
ように温度感知の追従性が良くなるため、正確な検出温
度が得られ、複雑な予測制御を行うことなしに、制御装
置による湯沸しヒータおよび保温ヒータのON,OFF
制御を精度良く行うことができる。さらに、湯沸し時
に、湯温が沸騰点に達したと判別したときの温度検出器
の検出温度を記憶し、保温中の湯水の再沸騰時に、温度
検出器により検出した温度が記憶されている前記検出温
度に達する前に湯沸しヒータをOFFして保温ヒータを
ONするので、湯沸しヒータのOFFした後の余熱を湯
水の再沸騰に利用することができ、より一層の省エネル
ギー化が図れる。
【0049】しかも、温度検出器に機械的な力が加わつ
ても、絶縁部材の弾性によりその力は吸収されるから、
温度検出素子に過度な力が加わることもない。
【0050】(2)請求項2では,押え板を容器側に付
勢する付勢手段を設けることで、より温度検出素子を容
器の外底面に近づけることができ、温度検出素子の温度
追従性は一層よくなる。
【0051】(3)請求項3によると、絶縁部材として
熱伝導性の小なるものを使用し、温度検出素子の感温面
を除く周囲を絶縁部材で覆うことにより、雰囲気温度を
遮断できるので、温度検出素子は、雰囲気温度の影響を
受けることなく正確な温度感知を行うことができる。
【0052】(4)請求項4では、押え板を電気的絶縁
性を有する合成樹脂にて形成し、さらに温度検出素子と
の接続孔を設けることで、接続孔にて温度検出素子とリ
ード線を接続することができ、従来のように絶縁チユー
ブを必要とせず部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係る電気湯沸器の温
度検出器の構造を示す図である。
【図2】図2は電気湯沸器の全体構成を示す概略図であ
る。
【図3】図3は同じくその電気回路図である。
【図4】図4は制御装置の機能ブロツク図である。
【図5】図5は動作フローチヤートである。
【図6】図6は湯温と温度検出素子の検出温度の関係を
示す図である。
【図7】図7は従来の電気湯沸器に係る温度検出器の構
造を示す図である。
【図8】図8は従来の加温、保温及び再沸騰機能付きの
電気湯沸器のフローチヤートである。
【符号の説明】
1 電気湯沸器本体 2 容器 4a 湯沸しヒータ 11 温度検出器 30 温度検出素子 32 押え板 32a 接続孔 35 リード線 37 付勢手段 40 絶縁シート 41 絶縁部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ▲廣▼岡 光男 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャー プ株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−109031(JP,U)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気湯沸器本体に内装され湯水を収納す
    る容器と、容器の外周に取り付けられた湯沸しヒータ
    よび保温ヒータと、容器の外壁に配され湯水の温度変化
    を感知する温度検出器と、該温度検出器により検出した
    温度に基づいて前記湯沸しヒータおよび保温ヒータを制
    御する制御装置とを備えた電気湯沸器において、前記温
    度検出器は、温度検出素子と、該温度検出素子の感温面
    側に配された絶縁シートと、該絶縁シートと温度検出素
    子を挟んで対向配置された弾性を有する絶縁部材と、該
    絶縁部材を容器側に押し付ける剛性を有する押え板とか
    ら構成され、前記制御装置は、湯沸し時に湯温が沸騰点
    に達したと判別したときの前記温度検出器の検出温度を
    記憶し、保温中の湯水の再沸騰時に前記温度検出器によ
    り検出した温度が記憶されている前記検出温度に達する
    前に前記湯沸しヒータをOFFして保温ヒータをONす
    る手段が有せしめられたことを特徴とする電気湯沸器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の押え板を容器側に付勢す
    る付勢手段が設けられたことを特徴とする電気湯沸器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の絶縁部材として熱伝導性
    の小なるものが使用され、該絶縁部材にて温度検出素子
    の感温面を除く部分が覆われたことを特徴とする電気湯
    沸器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の押え板は、電気的絶縁性
    を有する合成樹脂から成り、該押え板に温度検出素子と
    の接続孔が設けられ、該接続孔にて、温度検出素子と、
    リード線とが接続されたことを特徴とする電気湯沸器。
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