JPH019452Y2 - - Google Patents

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JPH019452Y2
JPH019452Y2 JP1980179194U JP17919480U JPH019452Y2 JP H019452 Y2 JPH019452 Y2 JP H019452Y2 JP 1980179194 U JP1980179194 U JP 1980179194U JP 17919480 U JP17919480 U JP 17919480U JP H019452 Y2 JPH019452 Y2 JP H019452Y2
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temperature
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば御飯温度を正確に制御する様な
電気炊飯器に最適な調理器の感熱装置に関し、特
に被加熱物の温度を正確に感知するものである。
例えば被加熱物である御飯温度の変化をサーミ
スタの如き抵抗値変化に変換し、この抵抗値変化
に基づきヒータを制御する電気炊飯器において、
前述の抵抗値変化は純粋な御飯温度の変化による
ものでなければならない。何故ならばヒータを制
御する制御回路はサーミスタの抵抗値変化に基づ
いて作動するために、もしサーミスタがその雰囲
気温度を感知するようになれば美味しい御飯を炊
くことができないからである。
一般に炊飯初期に吸水行程を有する電気炊飯器
の御飯温度(鍋温度)の特性図は第5図の実線イ
の様にヒータへの通電開始により炊飯初期の30度
から40度付近のT1時間内で一時的にヒータの発
熱を停止して御飯への吸水を促進せしめT1時間
の経過後に再びヒータを発熱し約100度に達した
時点でT2時間内ヒータの発熱量が低下してα化
の促進を行ない約120度に達した時点でヒータへ
の通電を停止している。この場合の前述のヒータ
の通断電及び発熱量の制御はサーミスタの抵抗値
変化に基づいて作動する制御回路による。
ところが電気炊飯器に使用される従来の感熱装
置は第4図の様に温度により抵抗値が変化するサ
ーミスタ1を熱伝導の良好なアルミニウム板2と
押え板3間に挟持し、アルミニウム板間との絶縁
のために、該アルミニウム板の内壁にマイカ板4
を貼着している。この様な感熱体はサーミスタが
感熱体内にて露呈した形態となるために感熱体内
の雰囲気温度をも感知することになり、サーミス
タの実際の温度は鍋側から感熱体ケースを介して
感知する温度と雰囲気温度の加算分となる。従つ
て、特性図は第5図の一点鎖線ロの様に御飯温度
と比較した時に吸水行程のT1時間内の初めには
感熱体内の空気温が上昇するまでの間に遅れを生
じ、終りには空気温が下降するまでの間に遅れを
生ずる。又、約100度のT2時間内の終りは空気温
がかなり高くなつているために御飯温度より大き
く上昇する。このため、御飯温度との間で大きな
差が生じ、T1時間内では十分な吸水ができなか
つたり、T2時間ではその終りの再びヒータに通
電開始を行なうP点と炊飯終了のヒータへの断電
時点Q点との差hが小さくなりサーミスタの誤差
範囲に入つて、御飯温度がR点に達していないに
も拘らずP点或いはP点とQ点間の温度を感知し
たサーミスタはヒータの断電を行ない所謂早切れ
を生じて水分の多い御飯を発生せる欠点があつ
た。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので以下図
面に基づいて説明する。10は電気炊飯器の調理
器本体、11は円筒状のフレーム、12は該フレ
ームに内装した有底筒状の外鍋、13は該外鍋の
内底部に露呈状態にして設けたシーズ型のヒー
タ、14は前記外鍋12内に挿脱自在にして設け
た内鍋、15は前記外鍋12の底壁の下部に所定
間〓Sを形成して取付けた支持金具、16は前記
間〓S内に設けられスプリング17により常時上
方に附勢された感熱体、18は一側を前記フレー
ム11に回動自在に枢支した蓋体、19はフレー
ム11の下部に設けた裏蓋、20は前記感熱体1
6とヒータ13間に電気接続された制御回路であ
る。前記感熱体16は内鍋14の底面に接触する
上方にアルミニウム等の熱伝導の良好な材料で形
成され周縁に段部21を設けた〓形の感熱体ケー
ス22と、温度により電気的特性(例えば抵抗
値)の変化するサーミスタの様な感熱素子23
(以下サーミスタ23と称す)と、このサーミス
タの周囲を覆う様に嵌合したシリコンチユーブ等
よりなる耐熱弾性絶縁体24(以下単にチユーブ
24と称す)と、前記感熱体ケース22の下部に
設けたベーク板等よりなる押え板25と、収納ケ
ース26とから構成されている。而して感熱体ケ
ース22の上部内面から段部21までの距離寸法
は、サーミスタ23の外径より少許大きくし、又
チユーブ24の外径より小さくしている。前記チ
ユーブ24は第2図イの様にサーミスタ23の一
方のリード線23aより嵌合しロの様に他方のリ
ード線23bの折曲げと同様にして折曲げる。
次に組立順序について述べると、先ず前述の様
にチユーブ24をサーミスタ23に嵌合した後、
この組立体を第3図イの様に押え板25の上面に
載せ感熱体ケース22の裏面に位置せしめる。こ
の時チユーブ24の下端と段部21との間には距
離lが形成される。そして、感熱体ケース22の
外周縁を押え板25と収納ケース26の上周縁を
抱合した状態で第3図ロの様にカシメ固定して挟
持すると、押え板25が段部21に密着するため
に距離lがなくなると共にチユーブ24が横方向
に変形しその上部は広範囲に亘つて感熱体ケース
22の裏面に密着してサーミスタ23を感熱体ケ
ース22の裏面に近づけると共に横方向は肉厚を
大きくする。その後リード線23a,23bを制
御回路20に接続する。
而して、内鍋14を外鍋12内に挿入しその底
面に感熱体ケース22を接触せしめて制御回路2
0を介してヒータ13に通電し内鍋14を加納す
ると、ヒータ13の輻射熱は収納ケース26及び
感熱体ケース22を加熱し感熱体16内の雰囲気
温度を上昇せしめるが、前述の様にチユーブ24
はその横方向の肉厚が大きいために断熱効果が良
好となり、また段部21によつて感熱体ケース2
2と押え板25間の空間が小さくなり熱おくれを
生ずることがなくなることからサーミスタ23は
感熱体ケース22側からの御飯温度(内鍋底面温
度)を正確に感知することになる。又、換言すれ
ば、ヒータ13の断電による御飯温度の低下時は
前述の様に感熱体ケース内の空間が小さいためサ
ーミスタ23は御飯温度に正確に追従することに
なり御飯温度の特性図に略合致した特性図を描く
ことになる。この様な本考案のサーミスタ23の
特性図を第5図破線ハにより説明すると、炊飯初
期の吸水行程前では感熱体内の雰囲気温度の影響
を受けないために比較的早く上昇し、吸水行程に
移行したT1時間の開始直後においてはヒータ1
3の断電に伴ない御飯温度の低下するのと同時に
比較的早い時間内でサーミスタ23の温度も低下
しT1時間の終りにおいて、再びヒータ13に通
電され御飯温度が上昇すると、サーミスタ23の
温度も上昇する。そして御飯温度が約100度に達
するまでは温度差の小さいままでサーミスタ23
の温度も上昇し、α化の促進を行なう約100度に
達したT2時間内ではヒータ13への発熱量が低
下せられ御飯温度は約100度で略安定すると同時
にサーミスタ23の温度も御飯温度に略平行した
状態で安定する。T1時間の終了後V点で再びヒ
ータ13への発熱量を増加せしめ水分の蒸発を行
ないW点でヒータ13の断電を行なう。このた
め、V点とW点間の温度差Hは大きくなり、サー
ミスタ23に多少の誤差があつても十分吸収する
ことができる。
尚、本考案はサーミスタの周囲を覆う耐熱弾性
絶縁体としてシリコンチユーブを嵌合したが、シ
リコン樹脂をモールド成形してもよく或いは帯状
のシリコンゴムをテープの如きに巻装してもよ
い。又、感熱素子としてはサーミスタに限定され
ず例えばシリコンダイオード或いはトランジスタ
ーであつてもよい。
以上の様に本考案は温度により電気的特性の変
化する例えばサーミスタの如き感熱素子の周囲を
覆う耐熱弾性絶縁体を被加熱物を収納する内鍋の
底面に接触せしめるアルミニウム等の熱伝導の良
好な感熱体ケースと押え板との固定により挟持し
て変形させ感熱体ケースとの密着面積を増加した
ものであるから感熱素子は耐熱弾性絶縁体によつ
てその雰囲気温度と熱絶縁されると共に該絶縁体
の変形による感熱体ケースとの密着面積の増加に
よつて被加熱物の温度を正確に感知することがで
きる。又、耐熱弾性絶縁体の変形により感熱体ケ
ースと押え板は離間する方向に作用するために固
定があまかつたとしてもガタツキを抑え耐熱弾性
絶縁体が感熱体ケースから離れるのを防止する。
更に前記耐熱弾性絶縁体は感熱素子と感熱体ケー
ス間の絶縁を行なうことができる。
又、感熱体ケースは段部によつて〓形にしたた
め、感熱体ケースと押え板間の空間が小さくなり
熱おくれが小さくなつて内鍋の温度を正確に感知
すると共に感熱面積が小さくなつて内鍋の底面と
の接触がより向上する。即ち、感熱体ケースの上
面の面積が小さくなり内鍋の底面に若干の変形が
あつても確実に接触することにより正確な温度感
知を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の感熱装置を用いた電気炊飯器
の部分断面図、第2図イ,ロは感熱素子と耐熱弾
性絶縁体の組立順序を示す説明図、第3図イ,ロ
は感熱体の組立順序を示す説明図、第4図は従来
の感熱装置の断面図、第5図は従来と本考案との
被加熱物の温度特性図である。 16……感熱体、22……感熱体ケース、23
……感熱素子、24……耐熱弾性絶縁体、25…
…押え板、26……収納ケース、21……段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外鍋内に設けて被加熱物を収納する内鍋の温度
    を検出する感熱体を備え前記感熱体は、前記内鍋
    の外底面に接触せしめ周縁に段部を設けたアルミ
    ニウム製で〓形の感熱体ケースと、該感熱体ケー
    スの内側に位置し温度変化により電気的特性の変
    化するサーミスタ等の感熱素子と、該感熱素子の
    周囲を覆う耐熱弾性絶縁体と、感熱素子の下面で
    且つ感熱体ケースの内部に設けた押え板と、該押
    え板の下部に設けた収納ケースを有し、感熱体ケ
    ースの外周縁を押え板と収納ケースの上周縁を抱
    合した状態でカシメ固定するものに於いて、前記
    感熱体ケースの上部内面から段部までの距離寸法
    を感熱素子の外径と略同等或いは大きくし、且つ
    耐熱弾性絶縁体の外径より小さくしたことを特徴
    とする調理器の感熱装置。
JP1980179194U 1980-12-12 1980-12-12 Expired JPH019452Y2 (ja)

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JPS5799636U JPS5799636U (ja) 1982-06-18
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