JPH0354660Y2 - - Google Patents

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JPH0354660Y2
JPH0354660Y2 JP1986040763U JP4076386U JPH0354660Y2 JP H0354660 Y2 JPH0354660 Y2 JP H0354660Y2 JP 1986040763 U JP1986040763 U JP 1986040763U JP 4076386 U JP4076386 U JP 4076386U JP H0354660 Y2 JPH0354660 Y2 JP H0354660Y2
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mounting
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、収容液体を加熱・保温する電気湯沸
し器に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の電気湯沸し器には、温度検知手
段として一般にサーモスタツトが使われており、
このサーモスタツトは受感面へバネ等で装着され
ていた。この場合は、受感面を広く設けることが
でき、かつバネ等で押さえつける場合にも容易な
形状が可能であり、したがつて、受感面とサーモ
スタツトが密着して比較的安定した受感性能を有
していた。しかし、性能向上や機能付加を図るた
めに、電子制御方式を用いた場合、この温度検知
手段としては、温度検知素子(以下サーミスタと
称す)を使用する。この場合、サーミスタは通
常、小形の略円筒形状をしているため、受感面へ
の取り付けが非常に難しく、例えば第5図に示す
ように、円盤状の良熱伝導部材101の内部にサ
ーミスタ102を入れ、そして前記良熱伝導部材
101を樹脂等で形成された押圧部材103の中
に入れ、さらに押さばね104で、良熱伝導部材
101が受感面105に密着するように固定して
いた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の構成では、第
5図に示すように、良熱伝導部材101を押圧部
材103に装着する場合、相互の位置が決まりに
くいため、押圧部材103が良熱伝導部材101
の端部に乗り上げた状態で固定されてしまい、そ
の結果、受感面への密着が悪くなつて安定した受
感性能が得られないものであつた。また、良熱伝
導部材101を押圧部材103に装着する場合、
良熱伝導部材101の表、裏の区別が困難なた
め、この表裏共加工精度を上げる必要があり、コ
スト高になつていた。さらに、遮熱板に各種の部
品を取り付けるこの種の電気湯沸し器の場合、本
体に組み込む前に遮熱板にサーミスタやその他の
部品を取り付けておく方が作業がしやすく、その
ため、良熱伝導部材101と押圧部材103を仮
セツトした状態でも、両者101、103が容易
に外れたり、ずれたりしないようにする必要があ
るが、従来の構成では、容易に外れやすいという
問題点を有していた。
本考案はこのような問題点を解決するもので、
組立、作業性、温度検知の受感性能の点で優れた
電気湯沸し器を提供することを目的とするもので
ある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する為に本考案は、底面に上
方に突出させた伝熱面を有する有底筒状の容器の
底面裏側に、中央に透孔を有する発熱体部を装着
し、前記容器の底面をほぼ覆う遮熱板の略中央
に、側面に温度検知素子を取付けるための貫通孔
を有し、かつ前記容器の底面裏側に当接する面を
平滑面とした略円板状の取付部材を設け、前記取
付部材に固定部材に凹凸嵌合により装着すると共
に、前記温度検知素子のリード部を前記取付部材
の側面に沿わせ、かつ前記固定部材の溝部に沿つ
て取り出して収束し、さらにこの固定部材の段部
を、前記遮熱板に取付けられる板ばねで押圧固定
したものである。
作 用 上記構成によれば、取付部材を固定部材に凹凸
嵌合により装着しているため、そのセツトがやり
やすく、またセツトした後も、簡単には移動しな
いため、外れたり、乗りあげたりするようなこと
はなくなり、その結果、作業性の向上さらには、
確実な取付けが可能となり、しかも温度検知素子
のリード部を取付部材の側面に沿わせているた
め、リード部から熱が逃げず、より安定した受感
性能を得ることができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図にも
とづいて説明する。1は筒状の容器外胴で、この
容器外胴1は上端開口部に注口2を固定し、かつ
下端には基台3を一体に装着している。4は注口
2を開閉自在に覆う蓋体で、この蓋体4はその前
面に設けたロツクつまみ5を押圧操作することに
より、注口2に対して着脱できるように構成され
ている。6は容器外胴1に内装された有底筒状の
容器で、この容器6の底面裏側には、上下に絶縁
板を積層して主ヒーター7、補助ヒーター8を一
体に形成した発熱体を、アルミニウム材、銅材等
の熱伝導性の良好な金属により構成された熱拡散
板9及び、背面板10により圧着状態で固定して
いる。11は温度検知素子を構成するサーミスタ
で、このサーミスタ11は、両端のリード部12
も含めて絶縁スリーブ13に挿入された状態で、
アルミニウム等の熱伝導性の良好な金属よりなる
取付部材14の中央部に設けた貫通穴に通し、サ
ーミスタ11が取付部材14の中央にくるように
セツトされたあと、リード部12は、取付部材1
4の円周面のほぼ1/4周分に沿うようにセツトさ
れる。これは、サーミスタ11の熱をリード部1
2から逃がさないようにして取付部材14と同温
度に保つようにするためである。14aは取付部
材14に設けた凸状部で、この凸状部14aは耐
熱樹脂等よりなる固定部材15の凹部15aに嵌
合するようにセツトされる。このような構成とす
ることにより、逆にセツトされたり、著しくずれ
てセツトされるというようなことはなく、この場
合、無理な状態でセツトできても、それ以後の組
立が不可能になるものである。
また前記取付部材14に沿つてきたリード部1
2は、固定部材15の溝部15bに沿つて取り出
される。16は配線用のリード線で、このリード
線16はリード部12と咬め等により接続されて
いる。17は固定部材15の端部外周に複数個設
けられた突起部である。18は板ばねで、この板
ばね18は前記突起部17と対応する切欠き部1
9を設けており、この切欠き部19を第3図に示
すように、固定部材15の突起部17に合わせて
挿入し、矢印方向へ溝部15bの位置まで回転さ
せる。この場合、板ばね18の切欠き部19を設
けた穴20の径は、前記突起部17の最外径より
も小さくしているため、板ばね18は突起部17
に引掛かつて下に落ちることはない。このように
板ばね18に固定部材15を保持した状態で、第
2図に示すように、遮熱板21の中央穴部にこれ
らをセツトし、そして板ばね18の一端に設けた
突出部18aを遮熱板21に設けた引掛け穴22
に引掛け、かつ他端に設けた孔部18bを介して
ビス23で遮熱板21に固定することにより、固
定部材15の段部24を板ばね18で押圧する。
これにより、サーミスタ11が挿入された取付部
材14を容器6の底面中央の裏側に固定すること
ができる。25はサーミスタ11で検知された温
度信号を受けて発熱体7、8のON,OFF制御を
行う制御回路である。
なお、上記一実施例においては、取付部材14
に凸状部14aを設け、この凸状部14を固定部
材15の凹部15aに嵌合させるようにしたもの
について説明したが、第4図に示すように、取付
部材14に凹部14cを設け、この凹部14cに
固定部材15の凸状部15cを嵌合させても、上
記一実施例と同様の効果が得られることはいうま
でもない。
考案の効果 以上のように本考案によれば、温度検知素子を
取付けた取付部材を固定部材に凹凸嵌合により装
着しているため、取付部材のセツトが確実に行な
え、かつ組立途中でのずれや外れの問題もなくな
り、したがつて、その作業性が向上するととも
に、従来、取付部材は、両端面ともに平滑面にし
て容器底面に密着させるようにしているため、加
工精度が求められ、加工度を上げる必要があつた
が、本考案の場合は、片面のみでよく、その結
果、部品のコストダウンも図ることができ、しか
も取付部材は常に安定して取り付けられると共
に、温度検知素子のリード部を取付部材の側面に
沿わせているため、リード部から熱が逃げず、こ
の部分が取付部材の温度と同じになり、温度検知
素子を構成するサーミスタの温度制御精度も向上
させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気湯沸し器
の要部の断面図、第2図は同湯沸し器の全体構成
を示す断面図、第3図は同要部の組立を示す分解
斜視図、第4図は本考案の他の実施例を示す同要
部断面図、第5図は従来の電気湯沸し器における
要部の断面図である。 11……サーミスタ(温度検知素子)、14…
…取付部材、14a……凸状部、15……固定部
材、15a……凹部、18……板ばね、21……
遮熱板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底面に上方に突出させた伝熱面を有する有底筒
    状の容器の底面裏側に中央に透孔を有する発熱体
    部を装着し、前記容器の底面をほぼ覆う遮熱板の
    略中央に側面に温度検知素子を取付けるための貫
    通孔を有し、かつ前記容器の底面裏側に当接する
    面を平滑面とした略円板状の取付部材を設け、前
    記取付部材に固定部材を凹凸嵌合により装着する
    と共に、前記温度検知素子のリード部を前記取付
    部材の側面に沿わせ、かつ前記固定部材の溝部に
    沿つて取り出して収束し、さらにこの固定部材の
    段部を前記遮熱板に取付けられる板ばねで押圧固
    定してなる電気湯沸し器。
JP1986040763U 1986-03-20 1986-03-20 Expired JPH0354660Y2 (ja)

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JPS62151818U JPS62151818U (ja) 1987-09-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5889216A (ja) * 1981-11-19 1983-05-27 松下電器産業株式会社 電気湯沸し器
JPS59228814A (ja) * 1983-06-08 1984-12-22 松下電器産業株式会社 電気湯沸器

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JPS5889216A (ja) * 1981-11-19 1983-05-27 松下電器産業株式会社 電気湯沸し器
JPS59228814A (ja) * 1983-06-08 1984-12-22 松下電器産業株式会社 電気湯沸器

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