JPS591602Y2 - 電気調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電気鍋、電気ガマなど電気調理器に用いられ
る熱板とこの熱板の下面に位置する遮熱板に関するもの
であり、熱板に遮熱板を取り付ける際の遮熱板の回転を
防止することを目的とする。

従来、電気鍋あるいは電気ガマなどの電気調理器は、第
１図側断面図から、外装板１と、この外装板１内の内鍋
２と、この内鍋２の底面が載置されるヒータ３を備えた
熱板４と、この熱板４のほは沖央面から下方向に突出し
たボス部４１と、このボス部４１に固定される熱板４下
方向の遮熱板５と、前記熱板４と遮熱板５が、取付金具
６とビス７によって、外装板１の底板１１によって固定
されている。

上記電気調理器は、遮熱板５に温度ヒユーズ８あるいは
、ヒータのリード線などが備えられるが、熱板４のボス
部４１に、遮熱板５および取付金具６を、ビス７によっ
て取り付ける際、遮熱板５が回転することがある。

遮熱板５が回転すると、あらかじめ設定された、ヒータ
３の端子部と接続される温度ヒユーズ８位置がづれるこ
とになり、リード線接続が困難になることがあり、また
、他の決められた位置で遮熱板５と関係する、外装板１
に固定されるプラグ部との接続もづれが生じるため組立
て作業に困難を生じるものである。

本考案は、上述の点を鑑み考案された遮熱板の回転を防
止するために、熱板および遮熱板を改良するものである
。

第２図は、本考案実施例を示す熱板および、遮熱板の側
断面図から、第１図と同要素のものは符号は同一とし、
説明をすると、熱板４はたとえばアルミニウムに鋳込ま
れたヒータ３を有し、上面は、電気調理器の内鍋あるい
は、他の被加熱物に接するようになし、下面は、はは沖
央部からボス部４１を熱板４と一体材料で設け、ボス部
４１に遮熱板５が取付金具６と一体に取り付けられる。

この熱板４のボス部４１と同方向に遮熱板５の係止用ボ
ス部４２が設けられる第３図は、第２図Ａ部拡大図で第
３図を併用して示すと、係止用ボス部４２は、端面から
突柱部４３を有し、この突柱部４２に対応する遮熱板５
位置に、透孔５１を設け、この透孔５１内に前記突柱部
４３が遊嵌されるようになしている。

遮熱板５のための係止用ボス部４２は、熱板４のほぼ中
央ボス部４１とヒース３間に、具体的には−ないし複数
個設けることによって、回転を防止するものである。

以上の如く、熱板４から遮熱板５の係止用ボス部４２に
より、遮熱板５は、熱板４とビス７による固定時に回転
することがなくなり、組立てに際し、温度ヒユーズある
いは、他の部品との接続リード線などが常時一定となる
ため、作業は容易となり確実に遮熱板５の位置決めが可
能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の電気調理器を示す側断面図、第２図は
、本考案実施例を示す熱板および遮熱板側断面図、第３
図は、第２図Ａ部拡大図。 第１図〜第３図において、１・・・・・・外装板、２・
・・・・・内鍋、４・・・・・・熱板、５・・・・・・
遮熱板、６・・・・・・取付金具、４１・・・・・・ボ
ス部、４２・・・・・・係止用ボス部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ヒータを備えた熱板のほぼ中央部ボス部で、熱板とほぼ
   平行方向で検定する遮熱板において前記熱板のボス部と
   同方向に、熱板面から遮熱板の係止用ボス部とこの係止
   用ボス部端面から突柱部を設け、この突柱部が対応する
   、遮熱板面の透孔に遊嵌されることを特徴とする電気調
   理器。