JP2964566B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2964566B2 JP18001490A JP18001490A JP2964566B2 JP 2964566 B2 JP2964566 B2 JP 2964566B2 JP 18001490 A JP18001490 A JP 18001490A JP 18001490 A JP18001490 A JP 18001490A JP 2964566 B2 JP2964566 B2 JP 2964566B2
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和一 岡田
弘文 仲倉
純一 宮川
章 片岡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は誘導加熱調理器に関し、特に温度検出手段の
取付構成に関するものである。
従来の技術 従来、この種の誘導加熱調理器は、第5図のような構
造になっていた。
すなわち、天板1裏面側の本体内において、ドーナツ
円板状の加熱コイル2の中心部には、コイル保持板3に
下端を押さえられたばね4によって天板1の裏面に押し
当てられた受熱体5が設けられている。そして、受熱体
5には横方向に貫通孔があけられ、この貫通孔には感温
素子であるサーミスタ6が保持された構成になってい
た。また、受熱体5は熱伝導をよくするためアルミニウ
ムによって構成されていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような構成のものでは、天板1の上に置
かれた鍋がたとえば空だきなどによって異常に温度が上
昇した際、鍋の熱は天板1と受熱体5とを経由してサー
ミスタ6に到達するので、鍋の温度上昇に対してサーミ
スタ6の温度検知が遅れを生じ、その間に鍋の温度はさ
らに上昇して、誘導加熱調理器本体の安全性を向上する
のは困難であった。
また、加熱コイル2が発生する磁束分布から、加熱コ
イル2の中心部では天板の上に置かれた鍋はほとんど発
熱しないため、受熱体5に達する熱は加熱コイル2と重
なって上方に位置する部分、すなわち、磁束が多く分布
する部分の鍋の底で発生した熱が、天板1を伝導してく
るものであるから、鍋の温度上昇に対してサーミスタの
温度検知に遅れをさらに生じるものであった。
そこで、本発明は天板の上に置かれた鍋がたとえば空
だきなどによって異常に温度が上昇した際、鍋の熱によ
る天板の温度上昇に対してサーミスタの温度検知遅れを
低減し、誘導加熱調理器本体の安全性を向上することを
第1の目的としている。
第2の目的は天板の熱伝導を介することによるサーミ
スタの温度検知遅れを低減することにある。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成する本発明の第1の手段は、天
板裏面に密着させて設けられた温度検出手段と、前記天
板の下方に位置する加熱コイルとを有し、前記温度検出
手段は感温素子と前記感温素子の保持部材と前記感温素
子のリード線部を有し、前記保持部材は耐熱性樹脂から
なり、前記感温素子とそのリード線部は前記保持部材に
設けられた凹部に上側から挿入して保持されるととも
に、前記感温素子の上面と前記保持部材の上面とは略同
一面に構成した誘導加熱調理器とする。
また第2の目的を達成する本発明の第2の手段は、天
板裏面に密着させて設けられた温度検出手段と、前記天
板の下方に位置する加熱コイルとを有し、前記温度検出
手段は感温素子と前記感温素子の保持部材とを有し、前
記保持部材は耐熱性樹脂からなり、前記感温素子は前記
加熱コイルの内側近傍の略上部に前記天板と接して設け
られた誘導加熱調理器とする。
作用 本発明の誘導加熱調理器は上記第1の手段により、温
度検出手段を構成する保持部材の凹部に設けられた感温
素子が直接天板に接触して温度を検知するので、天板の
温度変化をいち早く検知し、鍋の熱による天板の温度上
昇に対してサーミスタの温度検知遅れを低減して誘導加
熱調理器本体の安全性を向上することができる。
また、第2の手段によれば、感温素子が加熱コイルの
内側近傍の略上部に天板と接して設けられているので、
加熱コイルの上方に位置する部分、すなわち磁束が多く
分布して温度変化が早い鍋の底で発生した熱の検知を、
天板の厚みだけの熱伝導経路に縮小するので、感温素子
であるサーミスタの温度検知遅れを低減することができ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。
第1図,第2図において、天板11裏面側の本体内にお
いて、ドーナツ円板状の加熱コイル12の中心部には、コ
イル保持板13に下端を押さえられたばね14によって天板
11の裏面に押し当てられた温度検出手段15が設けられて
いる。そして温度検出手段15は、感温素子であるサーミ
スタ16と保持部材17とからなっている。そして、サーミ
スタ16は保持部材17に設けられた凹状の溝18に上側から
挿入して保持され、サーミスタ16の上面と保持部材17の
上面とは略同一面に構成されている。すなわち、天板11
裏面にはサーミスタ16が直接接触する構成となってい
る。そして、サーミスタ16の両端にはリード線部16Aが
保持部材17に設けられた凹状の溝18の中に上側から挿入
して保持されている。また、保持部材17は溝18を容易に
構成するため、耐熱性の樹脂で成型して作成されてい
る。
次に、この一実施例における作用について説明する。
天板11の上に置かれた鍋がたとえば空だきなどによっ
て異常に温度が上昇した際、鍋の熱は鍋と接触した天板
11の上面に伝わり、天板11自身を伝導して裏面まで伝わ
り、保持部材17に保持されて天板11裏面に直接接触した
サーミスタ16に伝わる。すなわち、天板11裏面の温度上
昇と同時にサーミスタ16の温度が上昇するので、鍋の温
度上昇に対してサーミスタ16の温度検知遅れ低減し、誘
導加熱調理器本体の安全性を向上することができる。本
実施例では保持部材17を、アルミニウムに比べ熱伝導が
悪く比熱も小さい耐熱性樹脂によって構成しているの
で、保持部材17が天板11裏面から奪う熱を少なくでき、
天板11裏面の温度上昇と同時にサーミスタ16の温度を上
昇させる効果を一層向上することができる。
次に本発明の他の実施例について説明する。
第3図,第4図において、天板21裏面には天板21に密
着させて設けられた温度検出手段22と、天板21の下方に
位置する加熱コイル23とを備え、温度検出手段22は感温
素子であるサーミスタ24とサーミスタ24の保持部材25と
からなり、サーミスタ24は加熱コイル23上部に重なった
位置である天板21と加熱コイル23との隙間に配されてい
る。また、保持部材25はサーミスタ24と加熱コイル23の
電気絶縁のため、耐熱性樹脂によって構成されている。
また、保持部材25は、加熱コイル23との間に備えられた
弾力性を有するたとえば発泡シリコンゴムによって構成
された弾性体によって天板21に押しつけられている。
本実施例では、加熱コイル23が発生する磁束が多く分
布して、天板21の上に置かれた鍋の発熱が大きい加熱コ
イル23自身の上の天板21裏面に感温素子であるサーミス
タ24が配置されるので、加熱コイル23が発生する磁束が
少なく鍋の発熱も小さい加熱コイル23の中央部にサーミ
スタ24が配置された場合に比べて、熱伝導経路を天板の
厚みだけに縮小していち早く鍋の温度変化を検知するこ
とができるので、感温素子であるサーミスタの温度感知
遅れを一層低減することができる。
発明の効果 以上のように本発明は、感温素子とそのリード線部は
保持部材に設けられた凹部に上側から挿入して保持され
るとともに、前記感温素子の上面と前記保持部材の上面
とは略同一面に構成したものであるので、鍋の温度上昇
に対してサーミスタの温度検知遅れを低減し、誘導加熱
調理器本体の安全性を向上するものである。
また本発明は、感温素子は加熱コイルの内側近傍の略
上部に前記天板と接して設けられた構成であるので、鍋
の底で発生した熱の検知を、天板の厚みだけの熱伝導経
路に縮小でき、感温素子であるサーミスタの温度検知遅
れを一層低減できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の要部
断面図、第2図は同要部拡大断面図、第3図は他の実施
例を示す誘導加熱調理器の要部断面図、第4図は同要部
拡大平面図、第5図は従来の誘導加熱調理器の要部断面
図である。 11,21……天板、15,22……温度検出手段、12,23……加
熱コイル、16,24……感温素子(サーミスタ)、17,25…
…保持部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−143048(JP,A) 実開 昭58−125393(JP,U) 実開 昭61−171189(JP,U) 実開 昭60−186690(JP,U) 実開 昭57−107298(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 6/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板裏面に密着させて設けられた温度検出
    手段と、前記天板の下方に位置する加熱コイルとを有
    し、前記温度検出手段は感温素子と前記感温素子の保持
    部材と前記感温素子のリード線部を有し、前記保持部材
    は耐熱性樹脂からなり、前記感温素子とそのリード線部
    は前記保持部材に設けられた凹部に上側から挿入して保
    持されるとともに、前記感温素子の上面と前記保持部材
    の上面とは略同一面に構成した誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】天板裏面に密着させて設けられた温度検出
    手段と、前記天板の下方に位置する加熱コイルとを有
    し、前記温度検出手段は感温素子と前記感温素子の保持
    部材とを有し、前記保持部材は耐熱性樹脂からなり、前
    記感温素子は前記加熱コイルの内側近傍の略上部に前記
    天板と接して設けられた誘導加熱調理器。
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