JP2005183064A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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博 大友
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Abstract

【課題】 トッププレート表面から透明ガラス越しのしみが表れるのを防止し、また、温度検出手段の感温素子を保護することにより、優れた製品の品質を保持し、本体の安全性が向上する使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】 本体1の上面にトッププレート2を配置し、本体1の内部に一口以上の加熱部3を設置し、この加熱部3に感温素子19aと、この感温素子19aに接続されるセンサーリード線19bと、上面に感温素子19aを納める耐熱樹脂性のセンサーベース19dよりなる温度検出手段19を配置してなる誘導加熱調理器において、前記温度検出手段19の感温素子19aに熱伝導性シリコングリス20を塗布し、その上面をカーボンシート21で覆い、トッププレート2の裏面に密着させた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、加熱用のコイルに高周波電流を流して鍋等の金属負荷を加熱する誘導加熱調理器の負荷温度検出手段の構成に関するものである。
誘導加熱調理器は、高周波電流を加熱用のコイルに流してその加熱用のコイルの上面に配置した鍋等の負荷に渦電流を発生させ、そのジュール熱によって鍋自体が自己発熱することで鍋を効率よく加熱するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器の負荷温度検出手段の構成は図5、図6のような構造になっていた(特許文献1)。
これらの図において、トッププレート2の裏面側の本体1内にドーナツ円板状のコイルからなる加熱部3が設置され、その加熱部3のほぼ中心部に該加熱部3の取り付け基板となるコイルベース4に下端を押さえられたばね5によってトッププレート2の裏面に押し当てられるセンサーベース6が設けられている。
そして、センサーベース6には横方向に凹部7が設けられ、この凹部7に感温素子(サーミスタ)8が保持される構成になっている。さらに感温素子8には熱伝導性を損なうことなく振動等の摩擦から感温素子8を保護するために熱伝導性の良いシリコングリス10が塗布されている構成となっている。感温素子8は、センサーリード線9を介して本体1内の適所に設置された制御部11に接続されている。
その動作は、トッププレート2の上に鍋(図示せず)を載置して電源を入れると、加熱部3に高周波電流が流れ、その加熱部3と鍋に渦電流が発生し、そのジュール熱によって鍋自体が自己発熱する。そして、鍋が発熱するとトッププレート2の温度が上昇し、その温度を感温素子8がトッププレート2およびシリコングリス10を介して検知し、その信号を制御部11に送り、加熱部3の温度を制御するものである。
また別の従来例としては、特許文献2に示すものがある。
このものは、図7および図8に示すように、センサーベース6の上面に感温素子8を取り付け、その上面を熱伝導のよいアルミニウムよりなる受熱体12で覆い、この受熱体12をトッププレート2の裏面に密着させるものである。尚、9はセンサーリード線である。
特許第2964566号公報
実開昭57−107298号公報
近年、上記した誘導加熱調理器は、製品性能が向上して磁性体の鍋に加えて非磁性体のアルミニウム製や銅製の鍋も加熱することができるようになってきている。
また、この性能向上とともに外観のデザインが向上し、このデザインの優劣が製品を選ぶ上での大きな決め手となってきている。
このデザイン向上の一つとして、図5および図6に示すトッププレート2の裏面にいろいろな模様等の塗装を施してトッププレート2の上面からそれらの模様等が見えるようにすることが行われているが、この塗装の密着強度を向上させるために裏面塗装の自然乾燥後に高温焼付け工程を追加している。
このため、塗装表面がポーラス状態になり、さらに空だき等の繰り返しによりポーラス状態がさらに進行し、感温素子8に塗布した熱伝導性シリコングリス10が塗装面に浸透してトッププレート2の表面から透明ガラス越しにしみとなって表れる場合があり、このシリコングリス10の本体の目的であるトッププレート2の上に置かれた鍋が、例えば空だきなどによって異常に温度が上昇した際に鍋の熱によるトッププレート2の温度上昇に対して感温素子8の温度検知遅れを低減し、本体1の安全性を向上させるという目的はある程度達成するものの製品の価値を著しく損なうという問題があった。
また、図7および図8に示すように、感温素子8をアルミニウム製の受熱体12で覆ったものでは、鍋の熱によるトッププレート(図示せず)の温度上昇に対して感温素子8の温度検知遅れを生じ、誘導加熱調理器本体の安全性を向上させることが困難であり、また、受熱体12が金属製であるため、感温素子8が本体1を据え付けるまでの間に振動等によって破損してしまう等の問題があった。
さらに、図示していないが、前記した感温素子をガラス繊維よりなるスリーブの中に入れてトッププレートの裏面に密着させることも行われていたが、このスリーブが感温素子への熱伝導を阻害する要因となり、やはり誘導加熱調理器本体の安全性を向上させることが困難であった。
上記課題を解決するために本発明の請求項1では、本体の上面にトッププレートを配置し、本体の内部に一口以上の加熱部を設置し、この加熱部に感温素子と、この感温素子に接続されるセンサーリード線と、上面に感温素子を納める耐熱樹脂性のセンサーベースよりなる温度検出手段を配置してなる誘導加熱調理器において、前記温度検出手段の感温素子にシリコングリスを塗布し、その上面をカーボンシートで覆い、トッププレートの裏面に密着させたものである。
また、請求項2では、前記した加熱部を電気的に直列接続となる内コイルと外コイルとで構成し、その隙間に前記温度検出手段を複数個配置したものである。
本発明によれば、トッププレートの裏面の温度上昇とほぼ同時に温度検出手段の温度が上昇して鍋等の温度上昇に対する感温素子の温度検知遅れを低減しするため、誘導加熱調理器本体の安全性を維持することができる。
また、トッププレート表面から透明ガラス越しのしみを防止することができる。
また、温度検出手段の感温素子を保護することにより、温度検出手段の優れた品質を保持することができる。
さらに、温度検出手段を加熱部に複数個配置することにより、より温度検知の精度が向上し、製品本体の安全性が向上する使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することができる。
以下本発明の一実施例を図1から図4に基づいて説明する。図1は誘導加熱調理器の外観斜視図である。
まず、図1において、1は誘導加熱調理器の本体である。2は耐熱性の高い結晶化ガラスよりなるトッププレートで、本体1の上面に水平に配置され、鉄等の磁性体又はアルミ等の非磁性体よりなる鍋13等の金属負荷を載置するものである。
このトッププレート2の前面側上部の左右二箇所には出力制御基板(図示せず)と連動してそれぞれ通電の状態を表示する表示部14が設けられている。
3は加熱部で、トッププレート2の下方で本体1内の上部右左に配置されており、トッププレート2上に載置された鍋13を加熱するものである。尚、この加熱部3は本体1内に1個以上設置されていればよい。
15は本体1の前面右側に設けられた操作部で、加熱部3と後述するロースター加熱部16の加熱の設定、操作を行うものである。
17は吸気口で、本体1の後部において上方に向けて開口しており、本体1内部の制御部(図示せず)に冷却風を取り入れるための開口部である。
18は排気口で、前記吸気口17と同様本体1の後部において上方に向けて開口された開口部である。本実施例では、吸気口17は本体1後部の右側に、排気口18は左側に配置している。16は本体1の前面左部に設けられたロースター加熱部である。
次に図2から図3において、3は加熱部で、ドーナツ円板状のコイルよりなり、トッププレート2の裏面側の本体1内に取り付けたコイルベース4上に設置されており、ほぼ中心部に温度検出手段19が設けられている。
温度検出手段19は、図3に示すように例えばサーミスタからなる感温素子19aと、この感温素子19aと制御部(図示せず)に接続されるセンサーリード線19bと、耐熱樹脂にて形成され、上面中央部に凹部19cを設けたセンサーベース19dよりなり、凹部19cに感温素子19aを上面から挿入している。なお、凹部19cは特にその形状を限定するものではなく、例えば図6に示す従来の形状であってもよい。
さらに、感温素子19aには熱伝導性の良いシリコングリス20を塗布し、その上をカーボンシート21で覆い、センサーベース19dに下端を押さえられたばね22によってトッププレート2の裏面に押し当てて密着させている。これによって、シリコングリス20は直接トッププレート2の裏面に接触することがなくなる。
前記カーボンシート21は、厚さが0.35mm程度と薄く、熱伝導性に優れており、使用温度範囲も−200℃〜3000℃と幅広く、かつ、高強度で安価なものであり、例えば、鍋13の空だきなどによって異常に温度が上昇した場合でも鍋13の熱によるトッププレート2の温度上昇に対して感温素子19aの温度検知遅れを低減し、誘導加熱調理器の本体1の安全性を向上させるという目的を十分に達成するものである。
図4は前記温度検出手段19を用いた加熱部3の実施例を示しており、加熱部3は隙間を保持して電気的に直列に接続された内コイル3aと外コイル3bとで構成され、中央部に1個、前記隙間に複数個の温度検出手段19を設置したものであり、これにより温度検知の精度をさらに向上させるものである。
次に、これらの動作について説明する。
トッププレート2の上面に載置された鍋13が、例えば、空だきなどによって異常に温度が上昇した場合、鍋13の熱は鍋13と接触したトッププレート2の上面に伝わり、トッププレート2自身を伝導して裏面まで伝わり、カーボンシート21、シリコングリス20を介して温度検出手段19の感温素子19aに伝わる。
この場合、カーボンシート21は前記したように厚さが0.35mm程度と薄く、かつ、熱伝導性に優れているため、トッププレート2の裏面の温度上昇とほぼ同時に感温素子19aの温度が上昇して鍋13の温度上昇に対する感温素子19aの温度検知遅れを低減し、誘導加熱調理器の本体1の安全性を維持する。
また、カーボンシート21の介在によってシリコングリス20が直接トッププレート2の裏面に触れることがないため、従来のようにシリコングリス20がトッププレート2の表面から透明ガラス越しにしみとなって表れることがなくなり、製品自体の優れたデザインが維持でき、製品の価値を著しく損なうことがなくなる。
また、温度検知精度の向上のために図4に示すように温度検出手段19を加熱部3の内コイル3aと外コイル3bの隙間に複数個設けた場合には、より温度検知の精度が向上するものである。
上記のように、本発明は本体1の上面にトッププレート2を配置し、本体1の内部に加熱部3を設置し、この加熱部3に感温素子19aと、この感温素子19aに接続されるセンサーリード線19bと、上面に感温素子19aを納める耐熱性樹脂性のセンサーベース19dよりなる温度検出手段19を配置した誘導加熱調理器において、温度検出手段19の感温素子19aに熱伝導性シリコングリス20を塗布し、その上をカーボンシート21で覆ってトッププレート2の裏面に密着させたものであり、これによってトッププレート2の裏面の温度上昇とほぼ同時に感温素子19aの温度が上昇して鍋13の温度上昇に対する感温素子19aの温度検知遅れを低減し、誘導加熱調理器の本体1の安全性を維持するものである。
また、感温素子19aに塗布したシリコングリス20が直接トッププレート2の裏面に触れないため、シリコングリス20がトッププレート2の表面から透明ガラス越しにしみとなって表れることがなくなり、製品自体の優れたデザインが維持でき、製品の価値を著しく損なうことがなくなるものである。
さらに、加熱部3を電気的に直列接続となる内コイル3aと外コイル3bとで構成し、その隙間に前記温度検出手段19を複数個配置した場合には、より温度検知の精度が向上するものである。
本発明の誘導加熱調理器の外観斜視図である。 同一実施例の要部縦断面図である。 同温度検出手段の斜視図である。 同他の実施例の加熱部の上面図である。 従来の誘導加熱調理器の縦断面図である。 同温度検出手段の断面図である。 従来の他の温度検出手段の上面図である。 同側面図である。
符号の説明
1 本体
2 トッププレート
3 加熱部
4 コイルベース
6 センサーベース
19 温度検出手段
19a 感温素子
19b センサーリード線
19d センサーベース





Claims (2)

  1. 本体(1)の上面にトッププレート(2)を配置し、本体(1)の内部に一口以上の加熱部(3)を設置し、この加熱部(3)に感温素子(19a)と、この感温素子(19a)に接続されるセンサーリード線(19b)と、上面に感温素子(19a)を納める耐熱樹脂性のセンサーベース(19d)よりなる温度検出手段(19)を配置してなる誘導加熱調理器において、前記温度検出手段(19)の感温素子(19a)に熱伝導性シリコングリス(20)を塗布し、その上面をカーボンシート(21)で覆い、トッププレート(2)の裏面に密着させたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記加熱部(3)は電気的に直列接続となる内コイル(3a)と外コイル(3b)からなり、その隙間に前記温度検出手段(19)を複数個配置したことを特徴とする請求項1の誘導加熱調理器。



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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009026571A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱調理器
JP2017162586A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 日立アプライアンス株式会社 誘導加熱調理器
JP2019071310A (ja) * 2019-02-25 2019-05-09 日立アプライアンス株式会社 誘導加熱調理器

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