JPH0461823A - 調理器具の温度過昇防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は炊飯器などの調理器具の温度過昇防止装置に関
する。

従来の技術 近年、たとえば炊飯器では炊飯性能の向上や炊飯時間の
短縮を図るため、ヒータの消費電力を高く設定した炊飯
器が多くなってきている。このため、器具の安全性を確
保するためこの種の炊飯器の温度過昇防止装置は、たと
えば温度ヒユーズや保安センサーによりヒータの異常温
度を検知して通電を停止、または制限するものが主流と
なっていた。

以下、その構成について第５図を参照しながら説明する
。

図に示すように、本体１にはヒータ２を支持した保護枠
３が取り付けられている。ヒータ２の中央部には鍋底の
温度を検知して動作する温度センサー４が設けられてお
り、鍋５はヒータ２の上に載置されている。保護枠３に
は温度ヒユーズ６が取り付けられている。保護枠３の下
には制御基板７があり、冷却のため孔の設けられた裏板
８によリカバーされている。

上記構成において、温度センサー４または制御基板７に
故障が発生すると設定温度以上にヒータ２および鍋５が
加熱され温度が異常に上昇する。

その温度上昇を温度ヒユーズ６が検知してヒータ２への
入力を停止する。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来の炊飯器においては、温度ヒニ
ーズ６は保護枠３に取り付けられていたので、裏板８に
設けた空気抜き用の孔などにより流入する空気や室温の
影響を受けやすく、ヒータ２の急激な温度上昇に十分早
く追随することが困難であった。このため温度ヒユーズ
６が動作する前にヒータ２の温度が異常に上昇し、ヒー
タ２の変形や溶解を引き起こし再使用できなくなること
があった。また温度センサー４と温度ヒユーズ６は個々
に別々の場所に設けられていたため、部品点数や組立工
数も増え、したかってコスト高になっていた。

本発明は上記問題を解決するもので、ヒータの温度が異
常に上昇した場合でも危険が生しることなく、ヒータの
通電を停止することができる炊飯器を提供することを目
的としている。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の第１の課題解決手段
は、鍋を加熱するヒータの中央部に、ばねにより付勢さ
れ、かつ鍋の着脱により上下動するケースを有し、前記
ケースは前記鍋に当接する感熱部材を有するとともに、
内部に収納された温度ヒユーズユニットを備伐、前記温
度ヒユーズユニットの温度ヒユーズ部を前記感熱部材に
当接して構成したものである。

また第２の課題解決手段は、温度ヒユーズユニットを略
コの字形に曲げ、感熱部材に温度ヒユーズユニットの温
度ヒニーズリード線を近接して構成したものである。

また第３の課題解決手段は、加熱ヒータとして磁気誘導
加熱コイルとしたものである。

作用 上記第１の課題解決手段の構成において、温度センサー
または制御基板に何らかの原因で故障が生し、ヒータの
温度が異常に上昇したとき、ヒータの熱は鍋底へと伝わ
り、その熱は鍋底に接触している感熱部材へ伝わり、そ
の熱を受けて感熱部材に当接する温度ヒユーズに伝わり
、温度ヒユーズは急激に温度上昇し電流の遮断動作をす
るのである。

このためヒータへの通電は停止され温度上昇は抑制され
る。しかもケース内部に温度ヒユーズが設けられている
ため、外気や室温の影響を受けに＜＜、安定した動作を
行なうことができるのである。

また第２の課題解決手段では、ケース内の空間を充分に
とれない場合で温度ヒユーズを感熱部材に取り付は不可
能な場合に有効である。すなわち温度ヒユーズ部のかわ
りにリード線部を感熱部材に当接して、リード線より伝
わる伝達熱で温度ヒユーズを動作させるのである。この
ため温度ヒユーズの長さ以下の内径しかないケースでも
上記第１の作用を得ることができるのである。

また第３の課題解決手段では、鍋の加熱は磁気誘導加熱
による加熱形体のため鍋自体か発熱する。このため感熱
部材へのヒータの熱伝達は早く温度ヒユーズの追随性は
良化し、鋳込みヒータなとにより安全で安定した動作を
得ることかできるのである。

実施例 以下、本発明の一実施例の炊飯器について、第１図、第
２図、第３図および第４図を参照しながら説明する。

第４図に示すように、本体１ｏには鋳込み式ヒータなど
のヒータ１１を固定した保護枠１３が取り付けられてい
る。ヒータ１１の中央部には温度検出装置１４が設けら
れており、鍋１５はヒータ１１の上に載置されている。

蓋１６は本体１゜上部に回動自在にその一端を軸支され
ている。また操作表示部１７は本体１ｏの側面に取り付
けられている。また、保護枠１３の下部には制御基板１
８が配され、裏板１９によりカバーされている。第１図
は温度検出装置１４の断面図であり、外ケース２０はヒ
ータ１１に固着され、内ケース２１はばね２２により鍋
１５の底面に圧接するように外ケース２０に支持されて
いる。鍋１５の底の温度を感知する鍋センサー２３は感
温板２４と固定板２、特許請求の範囲の感熱部材）には
さまれ内ケース２１の上部に固定されている。

ヒータ１１の異常温度上昇を検知する温度ヒユーズユニ
ット２６は略コの字形に曲げられ、固定板２５に温度ヒ
ユーズ２７が当接するよう内ケース２１の爪２１ａと固
定板２５間に挟持、固定されている。

次に、第２図に示す実施例では内ケース２１の内径が比
較的小さく、上記第１図の構成が不可能な場合を示して
いる。

すなわち、図示のように、温度ヒユーズユニット２６は
略コの字形に曲げられ、固定板２５に温度ヒニーズリー
ド線部２８が当接するよう内ケース２１の爪２１ａと固
定板２５間に挟持、固定されている。

さらに、第３図による実施例では前記の鋳込み式のヒー
タ１１などではなくコイル２９による磁気誘導加熱で鍋
を加熱する構造の炊飯器を示したものである。

上記構成により、鍋センサー２３または制御基板１８に
何らかの原因で故障が発生し、鍋１５底面が設定した温
度に達してもヒータ１１への通電が続けられるとヒータ
１１の温度は異常に上昇する。このためヒータ１１の熱
は鍋１５底面へと伝わり、その熱は鍋１５底面に接触し
ている感熱板２４、固定板２５へ伝わり、その結果固定
板２５に当接する温度ヒユーズ２７は熱を受は急激に温
度上昇し電流の遮断動作をする。このためヒータ１１へ
の通電は停止され温度上昇は抑制されるのである。しか
も内ケース２１内に温度ヒユーズ２７を設けているため
、外気や室温の影響を受けにくく、安定した動作を行な
うことができる。

また、第２図に示す実施例の炊飯器の温度過昇防止装置
によると、鍋１５底面より感熱板２４゜固一定板２５に
伝達された熱が固定板２５に当接された温度ヒユーズリ
ード線部２８に伝わり温度ヒユーズ２７へと伝えられ、
その結果温度ヒユーズ２７が温度上昇し電流の遮断動作
をするためヒータ１１への通電は停止し、異常温度上昇
を防ぐ。この構成によると温度ヒユーズリード線２８を
介しているため若干熱伝達が悪くなるが、その場合温度
ヒユーズ２７の検知温度を性能に悪影響をおよぼさない
範囲で予め高めに設定すればよい。

また、第３図に示す実施例の炊飯器に取り付けた温度過
昇防止装置によると、コイル２９による磁気誘導加熱に
て鍋１５自体を直接加熱するため、前記の感熱板２４．
固定板２５への熱伝達は早く、温度ヒニーズ２７の追随
性が良化するため前記第１図〜第２図に示す炊飯器の温
度過昇時における温度検知作用がより助長され、さらに
安全で安定した温度ヒユーズの動作を得ることができる
。

発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明は、鍋底に
当接するケースの感熱部材に温度ヒユーズを取り付ける
ようにしているため、鍋センサーや制御基板が何らかの
原因で故障し、ヒータの温度が異常に上昇すると、ヒー
タ中央部に設けたケース内の温度ヒユーズが感熱部材よ
りただちに鍋の異常温度上昇を感知して動作し、ヒータ
への通電を停止して温度過昇防止をするためヒータまた
は他部品の変形、溶解、または火災などの危険を未然に
防止できるのである。

また温度ヒニーズユニットを略コの字形に曲げ、感熱部
材から温度ヒユーズリード線部を介して鍋の異常温度上
昇を感知させることにより、温度ヒユーズが入らない小
型のケースで構成することが可能となる。

さらに、鍋を加熱する手段をコイルによる誘導加熱とす
ることにより、本発明の温度過昇防止装置は一層鍋の温
度検知が早くなりより安全で安定した動作を得ることが
可能になる。

このように温度過昇の検知部を鍋センサーを有する内ケ
ースに内蔵したため、温度過昇防止性能の向上のみなら
ず部品点数の削減など安価で有用な調理器具の温度過昇
防止装置が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の炊飯器の要部断面図、第２
図は他の実施例の要部断面図、第３図は他の実施例の炊
飯器の一部切欠き側面図、第４図は炊飯器の一部切欠き
正面図、第５図は従来の炊飯器の一部切欠き側面図であ
る。 １１・・・・・・ヒータ、１５・・・・・・鍋、２１・
・・・・・内ケース（ケース）、２２・・・・・・ばね
、２５・・・・・・固定板（感熱部材）、２６・・・・
・・温度ヒユーズユニット、２７・・・・・・温度ヒユ
ーズ、２８・・・・・・温度ヒユーズリード線部。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名第１図 蔦　３　図 第２図 に−夕 請 内ケース（な−ス） ぼ　　わ 固　定　靭 潟慢ヒコーズユニット Ｎ　　Ｉｔ　　Ｃユ　　−　　ズ １道しユースリード槽叩 第 図 ｎ−−一仁一部 １５−−−　謳 第 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）鍋を加熱するヒータの中央部にばねにより鍋に圧
   設するように支持されるケースを設け、前記ケースは前
   記鍋に当接する感熱部材を有するとともに、内部に収納
   された温度ヒューズユニットを備え、前記温度ヒューズ
   ユニットの温度ヒューズ部を前記感熱部材に当接してな
   る調理器具の温度過昇防止装置。
2. （２）温度ヒューズユニットを略コの字形に曲げ感熱部
   材に温度ヒューズリード線部を近接してなる請求項１記
   載の調理器具の温度過昇防止装置。
3. （３）ヒータは磁気誘導加熱用コイルよりなる請求項１
   または２記載の調理器具の温度過昇防止装置。