JPH09101030A - 調理用焜炉の被加熱物温度検知装置 - Google Patents

調理用焜炉の被加熱物温度検知装置

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JPH09101030A
JPH09101030A JP27991195A JP27991195A JPH09101030A JP H09101030 A JPH09101030 A JP H09101030A JP 27991195 A JP27991195 A JP 27991195A JP 27991195 A JP27991195 A JP 27991195A JP H09101030 A JPH09101030 A JP H09101030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼炎や防炎部材からの輻射熱等の影響を排
除して被加熱物の温度を正確に検知することができる調
理用焜炉の被加熱物温度検知装置を提供する。 【解決手段】 排気ファン35の背圧によって連通管7
1に流入する空気流の作用により冷却ファン73が回転
する。この冷却ファン73によって保護筒64内に冷却
空気が送り込まれ、感熱ヘッド60が強制冷却される。
これにより、バーナ40の炎の影響による感熱ヘッド6
0の温度上昇を防止することができるこのため、被加熱
物Mの底面温度を正確に測定でき、調理物の温度コント
ロールや空炊き防止を適切に行うことができる。しか
も、冷却ファン73は排気ファン35の背圧を利用して
回転させるようにしているため、駆動モータ等の動力を
一切必要とせず、装置コストの上昇を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加熱物を支持す
ると共にバーナの炎が外側へ露出しないようにバーナの
炎を囲う支持部材を備えた調理用焜炉において、支持部
材上に載置された被加熱物の温度を検知する調理用焜炉
の被加熱物温度検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、調理用焜炉としては、複数の爪状
突起が形成された五徳によって鍋等の被加熱物を支持す
るものが用いられていた。この焜炉では、被加熱物の底
と焜炉の天板との間の隙間からバーナの炎や炎の熱気が
五徳の外側に露出してしまうので、それによって被加熱
物の取手が加熱され、被加熱物の取手が持ちづらいとい
う不具合があった。
【0003】そこで、例えば、図3に示すような炎露出
防止型の調理用焜炉が提案されている。この焜炉は、焜
炉本体110と、この焜炉本体110内に設けられ、被
加熱物Mを加熱するバーナ140と、焜炉本体110上
に載置され、被加熱物Mを支持する支持部材(いわゆる
五徳)120とを備えている。支持部材120は、バー
ナ140の炎を囲うように環状に形成されると共に内部
に空洞を有し、、その上面が全周にわたって被加熱物M
の底面に当接して、バーナ140の炎や熱気が支持部材
120の外側へ露出しないようになっている。この焜炉
は更に、焜炉本体110内に設けられバーナ140の燃
焼による排気ガスを支持部材120の内側の空間(上記
空洞)から外部に排出するための排気通路134と、こ
の排気通路134を通じて排気ガスを支持部材120の
内側の空間から外部に強制的に排出する排気ファン13
5とを備えている。
【0004】焜炉本体110内の中央部分には、ロッド
161が上下方向に配設され、このロッド161の上端
部に被加熱物Mの底面の温度を検出するための感熱ヘッ
ド160が取り付けられている。ロッド161の下端部
は、焜炉本体110内に設けられた支持枠144の下方
に延出したブラケット144bによって上下動可能に支
持されている。ロッド161の下端部近傍にはフランジ
162が形成されており、ブラケット144bとフラン
ジ162との間にばね163が介装されている。このば
ね163によって、ロッド161および感熱ヘッド16
0は上方(すなわち被加熱物M)に向かって付勢され、
これにより、被加熱物Mを支持部材120上に載置した
際に、感熱ヘッド160の上端部が無理なく確実に被加
熱物Mの底部に当接するようになっている。この焜炉で
は、感熱ヘッド160によって被加熱物Mの底部の温度
を検出して被加熱物Mの過熱を検知できるようになって
いる。
【0005】ロッド161および感熱ヘッド160の周
囲には、両端部が開放された保護筒164が配設されて
いる。保護筒164とロッド161および感熱ヘッド1
60との間には空隙が形成されている。保護筒164の
上端部は支持部材120の上面121よりも低くなるよ
うに設定されており、被加熱物Mを支持部材120上に
載置しても保護筒164の上端部が被加熱物Mの底面に
接触して損傷することがないようになっている。保護筒
164の下端部は支持枠144の底板に挿通されてい
る。排気ファン135による強制排気によって燃焼空間
内が負圧になることにより、保護筒164の下端の開口
から空気が吸引され、この空気流が保護筒164内を上
昇通過し、保護筒164の上端部と被加熱物Mの底面と
の隙間から支持部材120に向かって放射状に吹き出す
ようになっている。これにより、感熱ヘッド160を冷
却すると共に感熱ヘッド160にバーナ140の炎が直
接接触することを防止し、感熱ヘッド160に対する炎
の影響を軽減している。保護筒164の下部には複数の
開口164aが形成されており、下端の開口から吸引さ
れた空気の一部が開口164aから保護筒164外に排
出されるようになっている。この空気は、バーナ140
の燃焼用の二次空気となると共に、保護筒164の外周
面に沿って上昇し保護筒164を炎から保護するように
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、図3に示
した焜炉では、強制排気によって燃焼空間内が負圧にな
り、保護筒164の下端の開口から吸引される空気流に
よって感熱ヘッド160の冷却が行われるようになって
いた。しかしながら、この吸引空気量は僅かであるた
め、感熱ヘッド160の冷却が十分でなかった。また、
保護筒164は一重であるため、この保護筒164自体
が燃焼炎によって容易に加熱されてしまうため、多量の
輻射熱を放射し、この輻射熱が感熱ヘッド160に到達
する。このため、感熱ヘッド160自体の温度が上昇し
てしまい、被加熱物Mの底面の温度を正確に測定するこ
とができなくなるという問題があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、燃焼炎や防炎部材からの輻射熱等の
影響を排除して被加熱物の温度を正確に検知することが
できる調理用焜炉の被加熱物温度検知装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の調理用焜
炉の被加熱物温度検知装置は、被加熱物を加熱するバー
ナと、被加熱物を支持すると共にバーナの炎が外側へ露
出しないようにバーナの炎を囲う支持部材と、バーナの
燃焼による排気ガスを支持部材の内側の空間から外部に
排出するための排気通路と、この排気通路を通じて排気
ガスを支持部材の内側の空間から外部に強制的に排出す
る排気ファンとを備えた調理用焜炉に用いられる被加熱
物温度検知装置であって、前記支持部材の内側の空間に
配設され、支持部材上に載置された被加熱物の温度を測
定する温度センサと、この温度センサを囲むように配設
され、バーナの炎の影響による温度センサの温度上昇を
防止する保護部材と、前記排気ファンによって負圧にな
った前記排気通路に一端を連通した連通管と、前記保護
部材の下部開口および前記連通管の他端部開口の近傍に
回転自在に配設されると共に、前記排気ファンの背圧に
応じて前記連通管に流入する空気流の作用によって無動
力回転を行い、前記保護部材で囲まれた温度センサに冷
却空気を送風する冷却ファンとを備えている。
【0009】この装置では、排気ファンの背圧によって
冷却ファンが無動力回転を行い、この冷却ファンによっ
て、保護部材で囲まれた温度センサに冷却空気が送ら
れ、冷却される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施の形態に係る被加熱
物温度検知装置を含む調理用焜炉の構成を表す断面図で
ある。この調理用焜炉は、焜炉本体10と、この焜炉本
体10内に設けられ、鍋等の被加熱物Mを加熱するバー
ナ40と、焜炉本体10上に載置され、被加熱物Mを支
持する支持部材(いわゆる五徳)20とを備えている。
【0012】焜炉本体10は、内部にバーナ40等を収
容する筐体11を有している。筐体11の前面には、バ
ーナ40の点火および消火を指示するための点消火ボタ
ン12が配設されている。点消火ボタン12の裏側に
は、点消火スイッチ13が配設されており、点消火ボタ
ン12が押圧されると点消火スイッチ13に接触するよ
うになっている。点消火スイッチ13は筐体11内に設
けられた制御装置50に接続されている。この制御装置
50は例えばマイクロコンピュータによって構成されて
いる。
【0013】筐体11の上面は開放されており、その開
放された上面を覆うように天板14が配設されている。
天板14の中央部には開口14aが形成されている。天
板14上には、開口14aを覆うように内天板15が載
置されており、バーナ40を被加熱物Mからの吹きこぼ
れから保護するようになっている。内天板15の周縁部
は開口14aの周縁部上面によって支持されている。内
天板15の中央部には開口15aが形成され、この開口
15aを通して、バーナ40の炎が支持部材20上に載
置された被加熱物Mに接触するようになっている。
【0014】支持部材20は、バーナ40の炎を囲うよ
うに環状に形成され、その上面が全周にわたって被加熱
物Mの底面に当接して、バーナ40の炎や熱気が支持部
材20の外側へ露出するのを防止するようになってい
る。支持部材20内は中空になっており、底部は開放さ
れている。支持部材20は、例えばプレス成形によって
形成され、材質は例えばステンレスをほうろうでコーテ
ィングしたものである。支持部材20の外周側の下端部
は天板14の開口14aの周縁部の上面によって支持さ
れている。支持部材20の内周側には、支持部材20の
中心部に向かって張り出すように段部22が形成されて
おり、この段部22によってバーナ40の炎を広く被加
熱物Mの底に接近させることができるようになってい
る。支持部材20の内周側の下端部は内天板15の上面
によって支持されている。
【0015】段部22より上側に位置する支持部材20
の内周側の側面には、周方向に略等間隔で複数の開口2
3が形成されており、この開口23を通してバーナ40
の燃焼による排気ガスを支持部材20の内部の中空空間
に案内できるようになっている。支持部材20の内部に
は、内部の中空空間を内側と外側とに分ける仕切り板2
5が設けられている。
【0016】内天板15の下方には燃焼筐30が配設さ
れている。この燃焼筐30は、上部が開放された内外二
重壁構造に構成され、外壁31の上端部は天板14の開
口14aの周縁部下面に当接している。燃焼筐30の内
壁32の上端部は、内天板15の開口15aの周縁部の
下面に当接し、この開口15aの周縁部を下面から支持
している。内壁32の上部には中心部に向かって張り出
した張出部33が形成されており、この張出部33の下
の空間にバーナ40が配置されている。
【0017】燃焼筐30の外壁31と内壁32との間の
空間は、内天板15の外周側の位置に形成された開口1
5bを介して支持部材20の中空空間に連通されてお
り、支持部材20の中空空間と共に排気ガスを排出する
ための排気通路34を構成している。この排気通路34
は、天板14の奥部に形成された排気口14bに連通し
ている。排気口14bの近傍の排気通路34内には、排
気ファン35が配設されており、排気ガスを支持部材2
0の開口23を介して支持部材20の内側の空間から排
気通路34に吸引し、排気口14bから外部に強制的に
排気できるようになっている。排気ファン35は、直流
または交流の排気用ファンモータ(図示せず)によって
駆動されるようになっている。
【0018】バーナ40は、リングバーナによって構成
されており、内周部には内側に向かって開口する炎孔4
1が周設されている。炎孔41の近傍には、点火プラグ
42および失火センサ43が配設されている。点火プラ
グ42は制御装置50に接続されており(図示せず)、
制御装置50の指示に基づいて点火するようになってい
る。失火センサ43は熱電対によって構成されており、
この熱電対の熱起電力によってバーナ40の点火または
失火の状態の検出が行われるようになっている。そし
て、失火センサ43の出力に基づいて、バーナ40が点
火しているときにはガス混合管中に配設された電磁安全
弁(図示せず)が開弁状態に保持され、バーナ40が失
火すると電磁安全弁が閉弁されるようになっている。
【0019】バーナ40の外周部は、有底筒状の支持枠
44の上端の開口部に嵌着されている。支持枠44は燃
焼筐30の内側に配設されており、その外周面と燃焼筐
30の内壁32との間には空隙が形成されている。バー
ナ40と燃焼筐30の張出部33との間にも支持枠44
と燃焼筐30との間の空隙に連通する空隙が形成されて
いる。これらの空隙は、バーナ40の燃焼に必要な二次
空気を案内する二次空気通路45を構成している。支持
枠44の底板には複数の開口44aが形成されており、
ここからもバーナ40の燃焼に必要な二次空気を案内で
きるようになっている。
【0020】バーナ40の底部の一部には、バーナ40
にガスを供給するためのガス混合管46の一端部が接続
されている。このガス混合管46の他端部は、比例弁4
7を介して図示しないガス供給源に接続されている。比
例弁47は、図1には図示しない比例弁駆動装置により
駆動されるようになっている。比例弁駆動装置は、制御
装置50に接続されており、制御装置50の制御により
比例弁47の開放量(すなわちガス供給量)を調節する
ようになっている。
【0021】焜炉本体10内の中央部分には、ロッド6
1が上下方向に配設され、このロッド61の上端部に、
被加熱物Mの底面の温度を検出する温度センサとしての
感熱ヘッド60が取り付けられている。ロッド61の下
端部は、支持枠44の下方に延出したブラケット44b
によって上下動可能に支持されている。ロッド61の下
端部近傍にはフランジ62が形成されており、ブラケッ
ト44bとフランジ62との間にばね63が介装されて
いる。このばね63によってロッド61および感熱ヘッ
ド60は上方(すなわち被加熱物M)に向かって付勢さ
れ、これにより、被加熱物Mを支持部材20上に載置し
た際に、感熱ヘッド60の上端部が無理なく確実に被加
熱物Mの底部に当接するようになっている。感熱ヘッド
60は制御装置50に接続されており(図示せず)、制
御装置50は、感熱ヘッド60の出力信号に応じて、比
例弁47を調節しバーナ40の燃焼量を調節し、空焚き
等による被加熱物Mの過熱を防止できるようになってい
る。
【0022】ロッド61および感熱ヘッド60の周囲に
は、両端部が開放された保護筒64が配設されている。
保護筒64とロッド61および感熱ヘッド60との間に
は空隙が形成されている。保護筒64の上端部は支持部
材20の上面21よりも低くなるように設定されてお
り、被加熱物Mを支持部材20上に載置したときに保護
筒64の上端部と被加熱物Mの底面との間に所定量の隙
間が形成されるようになっている。保護筒64の下端部
は、支持枠44の底板に挿通されてこれに固着されてい
る。
【0023】また、この調理用焜炉には、本実施の形態
の特徴の1つとして、排気通路34と保護筒64の近傍
とを連通する連通管71が設けられている。この連通管
71の(保護筒64の近傍側の)一端の開口および保護
筒64の下端部の開口は、共に下端が開放された筒状の
連結筒72に連結されている。この連結筒72の内側に
は、軸受け74によって支持された冷却ファン73が回
転自在に収容され、連結筒72を介して連通管71に流
入する空気流の作用によって回転するようになってい
る。
【0024】次に、以上のような構成の調理用焜炉の動
作を説明する。
【0025】まず、使用に際し、調理者が点消火ボタン
12を押圧し点火を指示する。これにより、点消火スイ
ッチ13はオンの状態となり、制御装置50に点火信号
を出力する。制御装置50は、点火信号に応じて図示し
ない比例弁駆動装置に制御信号を出力して比例弁47を
開放させると共に、点火プラグ42にも制御信号を出力
して点火プラグ42とバーナ40との間に火花放電を生
じさせバーナ40を点火させる。バーナ40の炎は、図
1において一点鎖線で示したように、一旦中心に向かっ
て集まりながら上昇し、その一部が保護筒64の外壁面
に接触するため、保護筒64が加熱されてその温度が上
昇する。これにより、保護筒64から輻射熱が放射さ
れ、保護筒64の内部にある感熱ヘッド60を加熱しよ
うとする。
【0026】制御装置50は、また、点火信号に応じて
図示しない排気用ファンモータに制御信号を出力して回
転を開始させ、排気ファン36を回転させる。これによ
り、支持部材20の開口23の周辺のガスは開口23か
ら吸引され、排気通路34および排気口14bを通って
外部に排出される。
【0027】排気ファン35が回転を開始すると、排気
通路34に連通した連通管71の内部は排気ファン35
の背圧により負圧となるため、図1の要部断面を拡大し
た図2に示すように、空気が連結筒72を介して連通管
71に流入する。この空気流により冷却ファン73が回
転を開始し、比較的低温の空気を保護筒64の内部に送
り込む。この空気流は保護筒64の内部を上昇し、感熱
ヘッド60を冷却したのち、保護筒64と被加熱物Mの
底面との隙間から保護筒64の外部(燃焼空間)に流出
し、開口23および排気通路34を介して焜炉の外部に
排出される。こうして、感熱ヘッド60は強制的に冷却
されるため、バーナ40の炎の影響による異常な温度上
昇が防止される。また、感熱ヘッド60を冷却したのち
保護筒64の上端部と被加熱物Mの下面との間から燃焼
空間に流出した空気は、燃焼によって生じた排気ガスに
比べると低温であるため、これが燃焼ガスと共に排出さ
れることにより、排気ガスの温度低減に寄与する。
【0028】一方、連通管71に流入した空気は、排気
通路34を経由して排気口14bから排出される。この
連通管71を経由して排気される空気は燃焼によって生
じたガスに比べて低温であるため、焜炉から排出される
排気ガスの温度が低減される。
【0029】このように、本実施の形態では、感熱ヘッ
ド60の強制的冷却を行うようにしたので、感熱ヘッド
60の異常な温度上昇を効果的に防止することができ
る。このため、感熱ヘッド60によって被加熱物Mの底
面の温度を正確に測定することができ、被加熱物Mにお
ける調理温度のコントロールや空炊き防止を適切に行う
ことが可能となる。しかも、保護筒64の内部に冷却空
気を送り込むための冷却ファン73は、排気ファン35
の背圧によって駆動されるので、特別の動力を必要とし
ない。また、強制的空冷を行うことから、排気温度を下
げることができるという利点もある。
【0030】なお、本実施の形態に係る調理用焜炉の被
加熱物温度検知装置では、1つのバーナを備えた焜炉に
適用する場合について説明したが、これに限るものでは
なく、2以上のバーナを備えた焜炉に適用することも可
能である。また、リング状のバーナ40に加えてグリル
用のバーナを別途備えた焜炉に適用することも可能であ
る。また、調理用焜炉は、移動可能なもののみならず、
システムキッチン内に組み込まれた組込型のものにも適
用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る調理用
焜炉の被加熱物温度検知装置によれば、排気ファンの背
圧によって冷却ファンを無動力回転させ、この冷却ファ
ンによって温度センサを強制的に冷却するようにしたの
で、バーナの炎の影響による温度センサの温度上昇を防
止することができ、調理物の温度コントロールや空炊き
防止を適切に行うことができる。しかも、冷却ファンは
排気ファンの背圧を利用して回転させるようにしている
ため、駆動モータ等の動力を一切必要とせず、装置コス
トの上昇を回避することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る被加熱物温度検知
装置を含む調理用焜炉の構成を表す断面図である。
【図2】図1に示した調理用焜炉の要部および作用を説
明するための断面図である。
【図3】従来の炎露出防止型の調理用焜炉の一構成例を
表す断面図である。
【符号の説明】
10 焜炉本体 20 支持部材 34 排気通路 35 排気ファン 40 バーナ 50 制御装置 M 被加熱物 60 感熱ヘッド(温度センサ) 64 保護筒 71 連通管 72 連結筒 73 冷却ファン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を加熱するバーナと、被加熱物
    を支持すると共にバーナの炎が外側へ露出しないように
    バーナの炎を囲う支持部材と、バーナの燃焼による排気
    ガスを支持部材の内側の空間から外部に排出するための
    排気通路と、この排気通路を通じて排気ガスを支持部材
    の内側の空間から外部に強制的に排出する排気ファンと
    を備えた調理用焜炉に用いられる被加熱物温度検知装置
    であって、 前記支持部材の内側の空間に配設され、支持部材上に載
    置された被加熱物の温度を測定する温度センサと、 この温度センサを囲むように配設され、バーナの炎の影
    響による温度センサの温度上昇を防止する保護部材と、 前記排気ファンによって負圧になった前記排気通路に一
    端を連通した連通管と、 前記保護部材の下部開口および前記連通管の他端部開口
    の近傍に回転自在に配設されると共に、前記排気ファン
    の背圧に応じて前記連通管に流入する空気流の作用によ
    って無動力回転を行い、前記保護部材で囲まれた温度セ
    ンサに冷却空気を送風する冷却ファンとを備えたことを
    特徴とする調理用焜炉の被加熱物温度検知装置。
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