JPH09280566A - 調理用焜炉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加熱物への加熱を均等にして加熱むらをな
くし、且つ支持部材の熱耐久性を向上させることができ
るようにした調理用焜炉を提供する。 【解決手段】 燃焼により生じた排気ガスは、排気ファ
ン３５によって吸引されて、支持部材２０の内側の空間
から支持部材２０の排気孔２４、支持部材２０の中空空
間２２、排気皿１５の排気孔１５ｂを順に通過して排気
管７０に入り、この排気管７０を経て混合槽７１に至
り、そののち排気口１４ｂから外部に排出される。排気
皿１５の排気孔１５ｂおよび各排気孔１５ｂに連結され
た排気管７０が放射状に配置されており、排気ガスは被
加熱物Ｍの底部全体にわたって均一に流通したのち混合
槽７１を介して排気ファン３５へ流れる。炎が排気ファ
ン３５側に引っ張られることがなく、被加熱物Ｍへの加
熱が偏ることがなくなり、調理物の焼きむらが生じるこ
とがなくなる。また、排気ファン３５寄りの支持部材２
０の排気孔２４が局所的に加熱され、支持部材２０の熱
耐久性が劣化することがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は鍋等の被加熱物を加
熱するための調理用焜炉に係り、特に、被加熱物を支持
するための環状の支持部材（いわゆる五徳）によりバー
ナの炎を囲いバーナの炎が外側へ露出しないようにして
なる調理用焜炉に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、調理用焜炉としては、複数の爪状
突起が形成された五徳によって鍋等の被加熱物を支持す
るものが用いられていた。この焜炉では、被加熱物の底
と焜炉の天板との間の隙間からバーナの炎や炎の熱気が
五徳の外側に露出してしまうので、それによって被加熱
物の取手が加熱され、被加熱物の取手が持ちづらいとい
う不具合があった。

【０００３】そこで、例えば図５に示したような炎漏出
防止型の調理用焜炉が提案されている。この焜炉は、焜
炉本体１１０内に鍋等の被加熱物Ｍを加熱するためのバ
ーナ１４０を備えている。焜炉本体１１０上には被加熱
物Ｍを支持するための五徳１２０が載置されている。支
持部材（五徳）１２０は、バーナ１４０の炎を囲うよう
に環状に形成され、その上面が全周にわたって被加熱物
Ｍの底面に当接して、バーナ１４０の炎や熱気が支持部
材１２０の外側へ漏出しないようになっている。支持部
材１２０の下側には、排気皿１１５が設けられている。
焜炉本体１１０内には、バーナ１４０の燃焼による排気
ガスを支持部材１２０の内側の空間から外部に排出する
ための排気通路１３４が設けられている。焜炉本体１１
０の側部には排気ファン１３５が設置されており、排気
通路１３４を通じて排気ガスを支持部材１２０の内側の
空間から外部に強制的に排出するようになっている。支
持部材１２０の内周側の側面には円形の排気孔１２４が
複数形成され、また、支持部材１２０の内部には排気通
路１２２が形成されている。排気皿１１５にも円形の排
気孔１１５ｂが複数形成されている。

【０００４】この調理用焜炉においては、バーナ１４０
の燃焼によって生じた排気ガスは、排気ファン１３５に
よって、支持部材１２０の内側の空間から支持部材１２
０の排気孔１２４、支持部材１２０内部の排気通路１２
２、排気皿１１５の排気孔１１５ｂおよび排気通路１３
４を順次経て外部に排出される。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図５に
示した調理用焜炉では、支持部材（五徳）１２０の排気
孔１２４と排気皿１１５の排気孔１１５ｂの配置方法は
特に定められておらず、また、排気通路１３４は排気フ
ァン１３５に直接通じているため、図６に矢印で示した
ようにバーナ１４０の炎は排気ファン３５側の斜線で示
した領域に引っ張られる状態となる。そのため被加熱物
Ｍへの加熱が偏り、被加熱物Ｍ内の調理物に焼きむらが
生じるという問題がある。更に、排気ファン１３５に近
い方の支持部材１２０の排気孔１２４が局所的に加熱さ
れ、支持部材１２０の熱的耐久性が劣化するという問題
があった。

【０００６】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、被加熱物への加熱を均等にし、且つ
支持部材の熱耐久性を向上させることができるようにし
た調理用焜炉を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の調理用焜炉は、
被加熱物を加熱するためのバーナと、内部に中空空間を
有し、バーナの炎が外側へ露出しないようにバーナの炎
を囲うと共に被加熱物を支持する環状の支持部材と、こ
の支持部材の下側に設けられると共に被加熱物からの吹
きこぼれからバーナを保護する板状部材と、バーナの燃
焼による排気ガスを外部に排出するための排気ファンと
を備えたものであって、支持部材に対して放射状に形成
され、支持部材によって囲まれた空間と支持部材内部の
中空空間とを連通させると共に、バーナの燃焼による排
気ガスを支持部材によって囲まれた空間から支持部材内
部の中空空間に導くための複数の支持部材側排気孔と、
支持部材内部の中空空間に対応して板状部材に対して放
射状に形成されると共に支持部材内部の中空空間に導か
れた排気ガスを中空空間から排出させるための複数の板
状部材側排気孔と、これら板状部材側排気孔それぞれに
対応して配設されると共に板状部材側排気孔から排出さ
れる排気ガスを前記排気ファンに導く複数の排気管を含
む排気通路手段とを備えたものである。

【０００８】この調理用焜炉では、バーナの燃焼による
排気ガスは、排気ファンによって、支持部材により囲ま
れた空間から、支持部材側排気孔を通じて支持部材内部
の中空空間に導かれたのち、更に、板状部材側排気孔を
通じて排気管を含む排気通路手段に導かれ、この排気通
路手段を経て外部に排出される。ここで、支持部材側排
気孔と板状部材側排気孔は放射状に形成されており、排
気ガスはこれら放射状に形成された支持部材側排気孔と
板状部材側排気孔を介して板状部材下部に同じく放射状
に配設された複数の排気管に引き込まれる。このためバ
ーナからの炎が排気ファン側に引っ張られ被加熱物への
加熱が偏ることがなくなる。

【０００９】本発明の調理用焜炉において、排気通路手
段は、より具体的には、板状部材の下方位置に設けられ
ると共に一部が排気ファンに連通してなる混合槽と、板
状部材に設けられた板状部材側排気孔から下方に延在し
排気ガスを混合槽に導くための複数の排気管とを含むも
のである。排気管は、例えばその壁面を長手方向にそっ
て蛇腹状とすることにより、少なくとも内部壁面に凹凸
形状を有し、内壁面の面積を増大させる構成とすること
が好ましい。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。

【００１１】図１は本発明の一実施の形態に係る調理用
焜炉の構成を表す断面図である。この調理用焜炉は、焜
炉本体１０内に、鍋等の被加熱物Ｍを加熱するためのバ
ーナ４０を備えている。焜炉本体１０上には被加熱物Ｍ
を支持するための支持部材（いわゆる五徳）２０が載置
されている。

【００１２】焜炉本体１０は内部にバーナ４０等を収容
するための筐体１１を有し、この筐体１１の前面にはバ
ーナ４０の点火または消火を指示するための点消火ボタ
ン１２が配設されている。点消火ボタン１２の裏側に
は、点消火スイッチ１３が配設されており、点消火ボタ
ン１２が押圧されると点消火スイッチ１３に接触するよ
うになっている。点消火スイッチ１３は筐体１１内に設
けられた制御装置５０に接続されている。この制御装置
５０は例えばマイクロコンピュータによって構成されて
いる。

【００１３】筐体１１の上面は開放されており、その開
放された上面を覆うように天板１４が配設されている。
天板１４の中央部には開口１４ａが形成されている。天
板１４上には開口１４ａを覆うように板状部材としての
排気皿１５が載置されており、バーナ４０を被加熱物Ｍ
からの吹きこぼれから保護するようになっている。排気
皿１５の周縁部は開口１４ａの周縁部上面によって支持
されている。排気皿１５の中央部には開口１５ａが形成
され、この開口１５ａを通して、バーナ４０の炎が支持
部材２０上に載置された被加熱物Ｍに接触するようにな
っている。

【００１４】支持部材２０は、図２に取り出して示した
ように、バーナ４０の炎を囲うように環状に形成され、
その上面が全周にわたって被加熱物Ｍの底面に当接し
て、バーナ４０の炎や熱気が支持部材２０の外側へ露出
しないようになっている。支持部材２０は内部に中空空
間２２を有し、底部は開放されている。この支持部材２
０は例えばプレス成形によって形成され、材質は例えば
ステンレスをほうろうでコーティングしたものである。
支持部材２０の外周側の下端部は天板１４の開口１４ａ
の周縁部の上面によって支持されている。支持部材２０
の内周側には、支持部材２０の中心部に向かって張り出
すように段部２３が形成されており、この段部２３によ
ってバーナ４０の炎を広く被加熱物Ｍの底に接近させる
ことができるようになっている。支持部材２０の内周側
の下端部は排気皿１５の上面によって支持されている。

【００１５】段部２３より上側に位置する支持部材２０
の内周側の側面には周方向に沿って複数の排気孔２４が
形成されており、これらの排気孔２４を通してバーナ４
０の燃焼による排気ガスを支持部材２０の内部の中空空
間２２に案内できるようになっている。これらの排気孔
２４は図３に示したように、一定の間隔で支持部材２０
の中心部に対して放射状に設けられている。また、排気
皿１５にはこれらの排気孔２４に対応して複数の排気孔
１５ｂが放射状に設けられている。

【００１６】排気皿１５の下方には燃焼筐３０が配設さ
れている。この燃焼筐３０は上部が開放された内外二重
壁構造に構成され、外壁３１の上端部は天板１４の開口
１４ａの周縁部下面に当接している。燃焼筐３０の内壁
３２の上端部は排気皿１５の開口１５ａの周縁部の下面
に当接し、この開口１５ａの周縁部を下面から支持して
いる。内壁３２の上部には中心部に向かって張り出した
張出部３３が形成されており、この張出部３３の下の空
間に前述のバーナ４０が配置されている。

【００１７】バーナ４０はリングバーナによって構成さ
れており、その内周部には図示しないが内側に向かって
開口する炎孔が周設されている。この炎孔の近傍には制
御装置５０の指示に基づいて点火するための点火プラグ
（図示せず）が配設されている。

【００１８】バーナ４０の底部の一部には、バーナ４０
にガスを供給するためのガス混合管４６の一端部が接続
されている。このガス混合管４６の他端部は、比例弁４
７を介して図示しないガス供給源に接続されている。比
例弁４７は図示しない比例弁駆動装置により駆動される
ようになっている。比例弁駆動装置は制御装置５０に接
続されており、制御装置５０の制御により比例弁４７の
開放量（すなわちガス供給量）を調節するようになって
いる。

【００１９】焜炉本体１０内の中央部分にはロッド６１
が上下方向に配設され、このロッド６１の上端部に、被
加熱物Ｍの底面の温度を検出するための感熱ヘッド６０
が取り付けられている。ロッド６１の下端部は、支持枠
４４の下方に延出したブラケット４４ａによって上下動
可能に支持されている。ロッド６１の下端部近傍にはフ
ランジ６２が形成されており、ブラケット４４ａとフラ
ンジ６２との間にばね６３が介装されている。このばね
６３により、ロッド６１および感熱ヘッド６０は上方
（すなわち被加熱物Ｍ）に向かって付勢され、これによ
り被加熱物Ｍを支持部材２０上に載置した際に、感熱ヘ
ッド６０の上端部が無理なく確実に被加熱物Ｍの底部に
当接するようになっている。感熱ヘッド６０は制御装置
５０に接続されており、制御装置５０は、感熱ヘッド６
０の出力信号に応じて、比例弁４７を調節しバーナ４０
の燃焼量を調節し、空焚き等による被加熱物Ｍの過熱を
防止できるようになっている。

【００２０】ロッド６１および感熱ヘッド６０の周囲に
は、両端部が開放された保護筒６４が配設されている。
保護筒６４とロッド６１および感熱ヘッド６０との間に
は空隙が形成されている。保護筒６４の上端部は支持部
材２０の上面２１よりも低くなるように設定されてお
り、被加熱物Ｍを支持部材２０上に載置しても保護筒６
４の上端部が被加熱物Ｍの底面に接触して損傷すること
がないようになっている。保護筒６４の下端部は支持枠
４４の底板に挿通されており、保護筒６４の下端の開口
から吸引された空気が保護筒６４内を通過し、保護筒６
４の上端部と被加熱物Ｍの底面との間から支持部材２０
に向かって放射状に吹き出すようになっている。これに
より、感熱ヘッド６０を冷却すると共に感熱ヘッド６０
にバーナ４０の炎が直接接触することを防止し、感熱ヘ
ッド６０が炎の影響を受けることなく被加熱物Ｍの底面
の温度を正確に測定できるようにしている。保護筒６４
の下部には複数の開口６４ａが形成されており、下端の
開口から吸引された空気の一部が開口６４ａから保護筒
６４外に排出されるようになっている。この空気は、バ
ーナ４０の燃焼用の二次空気となると共に、保護筒６４
の外周面に沿って上昇し保護筒６４を炎から保護するよ
うになっている。

【００２１】本実施の形態においては、更に、筺体１１
内に複数の排気管７０が設けられている。各排気管７０
は上下方向に延びており、その上端部はビス等により排
気皿１５に設けられた排気孔１５ｂの周縁部において排
気皿１５の底面に固定されている。排気管７０は複数の
排気孔１５ｂそれぞれに対応して設けられており、図３
に示したように支持部材２０の中心部に対して放射状に
配設された状態となっている。複数の排気管７０各々の
下端部は、筺体１１の底部に形成された混合槽７１に連
通している。排気管７０は例えばステンレスにより例え
ば蛇腹形状に形成されており、単なる筒状の管に比べて
その内壁の表面積すなわち排気ガスとの接触面積が増大
している。なお、複数の排気管７０および混合槽７１に
より本発明の排気通路手段が構成されている。

【００２２】混合槽７１は排気口１４ｂが形成された排
気ファンケース７２に連通している。排気ファンケース
７２内には排気ファン３５が配設されている。この排気
ファン３５によって、支持部材２０の内側の空間からの
排気ガスが、支持部材２０の排気孔２４、中空空間２
２、排気皿１５の排気孔１５ｂを介して排気管７０に吸
引され、更に混合槽７１を経て排気口１４ｂから外部に
強制的に排気されるようになっている。排気ファン３５
は図示しないファンモータにより駆動されるようになっ
ている。ファンモータとしては直流モータと交流モータ
のいずれでも用いることができる。ファンモータは制御
装置５０に接続されており、制御装置５０の指示に基づ
いて、例えば一定電圧の電力が供給されて駆動されるよ
うになっている。

【００２３】次に、本実施の形態に係る調理用焜炉の作
用について説明する。

【００２４】まず、使用に先立ち、天板１４上に排気皿
１５および五徳２０が載置される。使用の際には、調理
者が点消火ボタン１２を押圧し点火を指示する。これに
より、点消火スイッチ１３はオンの状態となり、制御装
置５０に点火信号を出力する。制御装置５０は、点火信
号に応じてファンモータに制御信号を出力して回転を開
始させ、ファンモータに例えば一定電圧の電力を供給し
て排気ファン３５を回転させる。これにより支持部材２
０の排気孔２４の周辺の排気ガスは、排気孔２４から吸
引され始める。

【００２５】制御装置５０は、また、点火信号に応じて
比例弁駆動装置に制御信号を出力して比例弁４７を開放
させると共に、点火プラグ（図示せず）にも制御信号を
出力して点火プラグとバーナ４０との間に火花放電を生
じさせバーナ４０を点火させる。バーナ４０の炎は、図
１において一点鎖線で示したように、一旦中心に向かっ
て集まりながら上昇する。上昇してきた炎と熱せられた
空気は被加熱物Ｍの底面に当たりこの底面に沿って放射
状に広がり支持部材２０の内周側の側面に向かって移動
する。これにより被加熱物Ｍは加熱される。ここで、支
持部材２０には段部２３が形成されているので、炎およ
び熱せられた空気は、被加熱物Ｍの外周部に至るまで被
加熱物の底面から離れることなく被加熱物Ｍの底面に沿
って移動する。

【００２６】燃焼により生じた排気ガスは、排気ファン
３５によって吸引されて、支持部材２０の内側の空間か
ら支持部材２０の排気孔２４、支持部材２０の中空空間
２２、排気皿１５の排気孔１５ｂを順に通過して複数の
排気管７０に入り、これらの排気管７０を経て混合槽７
１に至り、そののち排気口１４ｂから外部に排出され
る。

【００２７】本実施の形態に係る調理用焜炉では、図３
に示したように、排気皿１５の排気孔１５ｂが放射状に
配置されると共に、各排気孔１５ｂに連結された排気管
７０も同様に放射状に配置されているので、排気ガスは
被加熱物Ｍの底面の周部全体にわたって均一に流通した
のち、筺体１１の底部に設けられた混合槽７１を介して
排気ファン３５へ流れる。従って、炎が排気ファン３５
側に引っ張られることがなく、被加熱物Ｍへの加熱が偏
ることがなくなり、調理物の焼きむらが生じることがな
くなる。また、排気ファン３５寄りの支持部材２０の排
気孔２４が局所的に加熱され、支持部材２０の熱耐久性
が劣化することもなくなる。

【００２８】更に、本実施の形態では、排気管７０の形
状が蛇腹状であり内壁面に長手方向に沿って連続した凹
凸面が形成された形状となっており、排気管７０の内壁
の面積が通常の管に比べて増大している。従って、排気
ガスとの接触面積が増大し、熱損失面積が増大するの
で、排気ファン３５近傍での排気ガスの温度が低くな
り、排気ファン３５の熱耐久性が向上する。

【００２９】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記
実施の形態では、排気皿１５の排気孔１５ｂの形状は図
２または図３に示したような円形に限定されるものでは
なく、楕円または長方形状等であっても良く、これに合
わせて排気管７０の断面形状も楕円や長方形状等にして
もよい。また、上記実施の形態においては蛇腹形状の排
気管７０としたが、図４に示したような内壁に非連続的
に凹部７３ａを有する排気管７３としてもよく、更に凹
凸部のない通常の筒状としてもよい。

【００３０】

【発明の効果】以上説明したように請求項１ないし４の
いずれか１に記載の調理用焜炉によれば、支持部材と板
状部材に放射状に排気孔を設けると共に板状部材の下部
に板状部材側排気孔に対応して複数の排気管を設けるよ
うにしたので、バーナからの炎が排気ファン側に引っ張
られ被加熱物への加熱が偏り調理むらが生じることを防
止できるという効果を奏する。

【００３１】特に、請求項４記載の調理用焜炉によれ
ば、排気管を蛇腹形状としたので、内壁面積すなわち排
気ガスの熱損失面積が増大し、排気ガスの排気ファン近
傍での温度が低下して排気ファンの熱耐久性が向上する
という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る調理用焜炉の構成
を表す断面図である。

【図２】図１に示した調理用焜炉の支持部材、板状部材
および排気管を取り出して表す斜視図である。

【図３】図１に示した調理用焜炉のＩ−Ｉ線断面図であ
る

【図４】図１に示した調理用焜炉の排気管の変形例を説
明するための断面図である。

【図５】炎露出防止型の調理用焜炉の一例の構成を表す
断面図である。

【図６】図５の調理用焜炉の問題点を説明するための図
である。

【符号の説明】

１０ 焜炉本体 １４ 天板 １５ 排気皿（板状部材） １５ｂ 排気孔 ２０ 支持部材（五徳） ２２ 中空空間 ２４ 排気孔 ３５ 排気ファン ４０ バーナ ７０ 排気管 ７１ 混合槽 Ｍ 被加熱物

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 孝平 東京都荒川区南千住３−28−70−810 (72)発明者 作美 成一郎 新潟県中頸城郡頸城村大字上柳町新田382 (72)発明者 長谷川 道夫 新潟県上越市大字上源入428−７

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被加熱物を加熱するためのバーナと、内
   部に中空空間を有し、前記バーナの炎が外側へ露出しな
   いようにバーナの炎を囲うと共に被加熱物を支持する環
   状の支持部材と、この支持部材の下側に設けられると共
   に被加熱物からの吹きこぼれからバーナを保護する板状
   部材と、前記バーナの燃焼による排気ガスを外部に排出
   するための排気ファンとを備えた調理用焜炉であって、 前記支持部材に対して放射状に形成され、支持部材によ
   って囲まれた空間と支持部材内部の中空空間とを連通さ
   せると共に、バーナの燃焼による排気ガスを支持部材に
   よって囲まれた空間から支持部材内部の中空空間に導く
   ための複数の支持部材側排気孔と、 前記支持部材内部の中空空間に対応して前記板状部材に
   対して放射状に形成されると共に前記支持部材内部の中
   空空間に導かれた排気ガスを中空空間から排出させるた
   めの複数の板状部材側排気孔と、 これら板状部材側排気孔それぞれに対応して配設される
   と共に前記板状部材側排気孔から排出される排気ガスを
   前記排気ファンに導く複数の排気管を含む排気通路手段
   とを備えたことを特徴とする調理用焜炉。
2. 【請求項２】 前記排気通路手段は、前記板状部材の下
   方位置に設けられると共に一部が前記排気ファンに連通
   してなる混合槽と、前記板状部材に設けられた板状部材
   側排気孔から下方に延在し排気ガスを前記混合槽に導く
   ための複数の排気管とを含むことを特徴とする請求項１
   記載の調理用焜炉。
3. 【請求項３】 前記排気管は、少なくとも内部壁面に凹
   凸形状を有することを特徴とする請求項２記載の調理用
   焜炉。
4. 【請求項４】 前記排気管は、その壁面が長手方向にそ
   って蛇腹状に形成されたことを特徴とする請求項３記載
   の調理用焜炉。