JPH01312353A - 暖房器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、主として発熱部からの輻射熱により室内を暖
房する反射板付の暖房器に関する。

（ロ）従来の技術 従来のこの種の暖房器としては、例えば、特開昭５４−
８５５３８号公報に開示きれているように、前面に開口
部を有する本体ケース内に、前記開口部に対応する発熱
部を設けるとともに、この発熱部の後部に反射板を設け
、そして、反射板と本体ケースとの間に送風する送風機
を設けることにより、輻射暖房と温風暖房を可能とした
ものが知られている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上述した従来構成のものは、発熱部の上方に遮熱板を設
け、本体ケースの天板が発熱部の熱によって直接加熱き
れないようにしているが、発熱部を高発熱量で燃焼させ
た場合には、遮熱板と天板との空間に温度上昇した空気
が停滞するため、天板の温度が必要以上に上昇し、この
温度上昇によって種々の弊害が発生する問題点があった
。

本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、反
射板と本体ケースとの間の空間に送風する送風機の送風
空気によって、温度上昇した反射供を目的としている。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、前面に開口部を有する本体ケースと、前記開
口部に対応して本体ケース内に設けた発熱部と、この発
熱部の後部に設けた反射板と、前記発熱部の上方に設け
た遮熱板とを備え、この遮熱板と前記本体ケースの天板
との間に通気室を形成し、前記反射板と本体ケースとの
間の空間に送風する送風機の送風空気を前記通気室に流
通させる構成である。

又、本発明は前面に開口部を有する本体ケースと、前記
間「１部に対応して本体ケース内に設けた発熱部と、こ
の発熱部の後部に設けた反射板と、前記発熱部の上方に
設けた遮熱板とを備え、この遮熱板と前記本体ケースの
天板との間に通気室を形成し、前記反射板と本体ケース
との間の空間に送風する送風機の送風空気を前記通気室
に流通させるとともに、前記遮熱板の下には前記発熱部
に連通ずる排気室を形成し、この排気室の出口を前記通
気室の出口よりも内側に設けた構成である。

（ホ）作用 発熱部の上方に設けた遮熱板と本体ケースの天板との間
に通気室を形成し、反射板と本体ケースとの間の空間に
送風する送風機の送風空気を通気室に流通させるように
したことにより、温度上昇した反射板と遮熱板の熱を送
風機の送風によって回収して室内に放出でき、暖房効果
を高めるとともに、本体ケースの温度上昇を効率よく抑
制できる。

又、遮熱板の下には発熱部に連通する排気室を形成し、
この排気室の出口を通気室の出口よりも内側に設けたこ
とにより、排気室の出口から放出される排ガスの温度を
通気室の出口から放出される空気流によって低下させる
ことができ、排ガスの接触による本体ケースの局部的な
温度上昇を抑止し、火傷等の危険を未然に防止すること
ができる。しかも、排気室の出口が通気室の出口よりも
内側に位置しているので、高温となる排気室の出口部分
を触れにくくすることができる。

（へ）実施例 台としての底板（２）、周側板（３）、天板（４）及び
開口部（５）を有する前パネル（６）とから構成されて
いる。前記周側板（３）は第２図で示すように一枚板の
金属板を新曲加工して左右の側面板部（３Ａ）　（３Ａ
）及び背面板部（３Ｂ）を一体成形しており、又、前記
両側面板部（３Ａ）（３Ａ）には背面板部（３Ｂ）に向
って互いの間隔が狭くなるような傾斜部（７）（７）が
形成されている。

（８）は前記底板（２）上に載置固定したバーナ装置で
、モータ（９）及びこのモータ（９）によって回転きれ
る給気ファン（１０）を内蔵した給気ケース（１１〉を
有すると共に、この給気ケース（１１）の上部には石油
燃料を気化して燃焼させる円筒状のバーナ（１２）が設
けられ、このバーナ（１２）内で気化された燃料は、給
気ファン（１０）からの燃焼空気と混合して炎口部（１
３）から噴出し、この炎口部（１３）の上方に青火の火
炎（Ｆ）を形成して燃焼するようになっている。（１４
）は前記バーナ（１２）を取り囲むように前記給気ケー
ス（１１）の上部に設けた円筒状のバーナケースで、そ
の周壁にはこのバーナケース＜１４）内に二次空気を導
入する複数の二次空気孔（１５）（１５）を設けている
。（１６）は給気用フィルター（１７）を介して前記給
気ケース（１１）内に燃焼空気としての室内空気を供給
する給気ダクト、（１８）は前記バーナ装置（８）の後
部の底板（２）上に載置固定した油受は皿で、この油受
は皿（１８）は後部が前記周側板（３）の背面板部（３
Ｂ）よりも外方に突出きれ、且つその前部は前記給気ケ
ース（１１）の両側に突出している。（１９）は前記油
受は皿（１８）内の燃料を汲み上げて前記バーナ（１２
）に供給する電磁ポンプ等の燃料供給ポンプ、（２０）
は本体ケース（１）の外部に設けたカートリッジタンク
で、前記油受は皿（１８）に燃料を補給するものであり
、前記油受は皿（１８）の周囲を囲むタンクカバー（２
１）の上部に一体成形したタンクガイド（２２）　（２
２）によって着脱可能に支持されている。（２３）は点
火プラグ、（２４）はフレームロッド等の炎検知器で、
これら点火プラグ（２３）と炎検知器（２４）は前記バ
ーナケース（１４）に貫通支持きれ、前記点火プラグ（
２３）には、油受は皿（１８）上に固定した点火トラン
ス（２５）からの高電圧が印加きれる。

（２６）は前記前パネル（６）の開口部（５）に対応し
て本体ケース（１）内に設けた発熱部としての燃焼筒で
、耐熱透明ガラスにて中空円筒状に形成され、この燃焼
筒（２６）内の下部には前記バーナ（１２）の火炎（Ｆ
）が立ち上がるようになっている。（２７）は本体ケー
ス（１）内を上下に仕切るように設けた水平反射板兼用
の仕切板で、この仕切板（２７）はその後縁を前記周側
板（３）の背面板部（３Ｂ）に当接固定するとともに、
第２図で示すように左右の両側縁を周側板（３）の側面
板部（３Ａ）内面から離間させている。又、前記仕切板
〈２７）の略中央には前記燃焼筒（２６）の下端を嵌合
支持する下側支持部（２８）を有し、且つ、仕切板（２
７）の下面と前記バーナケース（１４）との間には約５
〜１０＋ＴＩＩＩ＋の隙間（イ）を形成している。（２
９）は前記燃焼筒（２６）の後部に設けた平面視円弧状
の反射板で、その下端部を前記仕切板（２７）にスポッ
ト溶接等にて固着して仕切板（２７）と一体重に結合し
ており、この反射板（２９）と前記周側板（３）との間
には下端が前記仕切板（２７）の下方空間に連通ずる空
間（ロ）が形成されている。

（３０）はフィルタ（３１）を介して吸い込んだ室内空
気を加速して前記空間（ロ）に送風する熱回収用送風機
で、駆動用モータ（３１）と、このモータ軸（３２〉に
固着したその径が約６０〜８０ＩＴＩ１１１の微風用の
シロッコファン（３３）と、吹出口（３４）を上方に向
けて開口したファンケース（３５）とから構成され、こ
のファンケース（３５）には吹出口（３４）から上方に
向って吹き出された風の一部を側方に指向させるガイド
片（３６）を設けている。

（３７）は前記反射板（２９）の上端部に設けた上部反
射板で、この上部反射板（３７）には円筒状の排気筒（
３８）が上下動可能に貫通支持され、この排気筒（３８
）の底部に結合した多数の排気通孔（３９）を有する排
ガス整流板（４０）には、前記燃焼筒（２６）内の略中
心に吊下げた赤熱体＜４１）の上端部が固着されている
。この赤熱体（４１）は約３〜５ＩＴＩＩ１１の金属薄
板を略半円弧状に折曲形成したもので、前記火炎（Ｆ）
の内炎に接触して加熱されるように下端を前記バーナ（
１２）の近傍に位置させている。又、前記排ガス整流板
（４０）の外周部には前記燃焼筒（２６）の上端部を嵌
合支持する上側支持部（４２〉を形成しており、この燃
焼筒（２６）の外側の前記排気筒（３８）の底部に多数
の通孔（４３）を穿っている。又、排気Ｍ（３Ｂ＞と排
ガス整流板（４０）は一体成型品であってもよい。

（４４）は排ガス整流板（４０〉の排気通孔（３９）を
通過した燃焼排ガスをその上部の触媒（４５）に導びく
排ガス案内板、（４６）は前記触媒（４５）をバネ力に
よって支持する支持金具である。

（４７）は前記燃焼筒（２６）の上方に設けられ前記開
口（５）に向って高くなるように傾斜した遮熱板で、こ
の遮熱板（４７）はその左右両側部の垂下片（４８）に
よって上部反射板（３７）上に固定され、この遮熱板（
４７）の下には、前記排気筒（３８）の内部を含み且つ
排気筒（３８）を介して燃焼筒（２６）内に連通ずる排
気室くハ）を形成している。そして、この排気室（ハ）
前端の出口（４９）を前記上部反射板（３７）の前端部
に折曲形成した下側折曲片（５０）に複数個設けており
、又、前記遮熱板（４７）の後端部と上部反射板＜３７
）との間には、排気室（ハ）を前記空間（ロ）の上端に
連通させる小隙間（ニ）が設けられ、この小隙間（ニ）
と対応して異常温度上昇時に運転を停止させるための異
常温度検知器（Ｘ）を設けている。前記遮熱板（４７）
と本体ケース（１）の天板（４）との間には、即ち、本
体ケース（１）内の上端部には前記空間（ロ）に連通ず
る通気室（ホ）が形成され、この通気室（ホ）前端の出
口（５１）を前記下側折曲片（５０〉と連続して折曲形
成した上側折曲片（５２）に複数個設けている。そして
、前記排気室（ハ）の出口（４９）は、通気室（＊〉の
出口（５１〉よりも下方で、しかも、出口（５１）より
も約１５〜３０ＩＴＩＩ１１内側に位置して設けられて
いる。（５３）は前記遮熱板（４７）の上方に設けた補
助遮熱板である。

（５４）は前記天板（４）の上部に載置固定された操作
部材で、この操作部材（５４）は天板（４）のやや傾斜
した部分に配置され、この操作部材（５４）と前記天板
（４）との間には約２〜５１Ｗｌの間隔（へ）を設けて
いる。（５５）はその間隔（へ）を設けるための凸部で
、操作部材（５４）の下面板（５６）の一部を下向きに
突出させたものである。（５７）は合成樹脂製の上部（
５８）の前面側に形成した前記操作部材（５４）の操作
面部で、斜め上向きに傾斜され、各種の操作ボタン（５
９Ａ）（５９Ａ）及び表示器（５９Ｂ＞（５９Ｂ＞を有
している。（６０）は操作部材（５４）に内蔵した操作
部回路基板、（６１）は前記開口部（５）に設けた保護
ガードであり、左右の固定杆（６２）とこれに両端部を
固着した複数の横杆（６３）（６３）・・・を有し、最
上部の横杆（６３）を排気室（ハ）の出口（４９）より
も低い位置として排気ガスにより加熱されにくいように
している。

又、第６図出水すように前記フィルター（３１）によっ
て覆われた熱回収用送風機（３０）の吸込口（６４）と
、前記給気用フィルター（１７）によって覆われた給気
ダクト（１６〉の給気口＜６５）は、夫々前記周側板（
３）の側面板部（３Ａ）（３Ａ）の傾斜部（７）（７）
に開口させており、機器を室内の壁（６６）に近ずけて
設置しても、壁面との空間距離を充分確保できるように
なっている。

上記構成において、運転を開始すると、先ずバーナ装置
（８）が駆動し、モータ（９）の起動による給気ファン
（１０）の回転によって給気ケース（１１）内に吸引き
れた燃焼空気が一次空気としてバーナ（１２）内に供給
きれ、給気ケース（１１）内の一部の空気は二次空気と
して仕切板（２７）下方の本体ケース（１）内に放出さ
れる。そして、バーナ（１２）内に供給された一次空気
は、バーナ（１２）内に供給されて気化された石油燃料
の気化ガスと予混合きれ、この予混合気が炎口部（１３
）から燃焼筒（２６）内に噴出されて点火プラグ（２３
）により着火され、青火の火炎（Ｆ）を形成して燃焼す
る。このバーナ装置（８）の燃焼開始によって、前記火
炎（Ｆ）と高温の燃焼ガスが赤熱体（４１）を加熱して
赤熱させ、その燃焼排ガスは排ガス整流板（４０〉の排
気通孔（３９）を通って排気室（八）内に流入し、排ガ
ス案内板（４４）、触媒（４５）を通過し、排気室（ハ
）の出口（４９）から排出される。

一方、炎検知器（２４）が火炎（Ｆ）の存在を検出する
と熱回収用送風機（３０）が駆動し、シロ・ノコファン
（３３）によってフィルター（３１）を介してファンケ
ース（３５）内に吸引された室内空気が、吹出口（３４
）から前記空間（ロ）の下端に吹き出される。この空間
（ロ）に流入した微風の空気流は、燃焼筒（２６）の輻
射熱によって加熱された反射板（２９）の熱を回収しな
がら空間を上昇して一部が少隙間（ニ）から排気室（ハ
）に入り、その殆んどは通気室（＊）に流入してこの通
気室（＊）の出口（５１）は通気室（ホ）に流入してこ
の通気室（ネ）の出口（５１）から放出される。

上記実施例によれば、燃焼筒（２６）の上方に設けた遮
熱板（４７）と本体ケース（１）の天板（４）との間に
通気室（ホ）を形成し、反射板（２９）と本体ケース（
１）との間の空間（ロ）に送風する送風機（３０）の送
風空気を前記通気室（ホ）に流通させるようにしたので
、温度上昇した反射板（２９）及び遮熱板（４７）の熱
を送風機〈３０）の送風によって回収して室内に放出で
き、暖房効果を高めるとともに、本体ケース（１）の周
側板（３）と天板（４）の温度上昇を効率よく抑制でき
る。

又、前記遮熱板（４７〉の下には前記燃焼筒（２６）に
連通する排気室（ハ）を形成し、この排気室（ハ）の出
口（４９）を前記通気室（ホ）の出口（５１）も内側に
設けたので、排気室（ハ）の出口（４９）から放出きれ
る排ガスの温度を通気室（ホ）の出口（５１〉から放出
される空気流によって低下させることができ、排ガスの
接触による前パネル（６）上端部の温度上昇を抑止し、
火傷等の危険を未然に貼止することができる。しかも、
排気室（ハ）の出口（４９）が通気室（ホ）の出口（５
１）よりも本体ケース（１）の内側に位置しているので
、高温となる排気室（ハ）の出口（４９）部分を触れに
くくすることができる。

（ト）発明の効果 本発明は以上のように構成されているので、温度上昇し
た反射板と遮熱板の熱を送風機の送風によって回収して
室内に放出でき、暖房効果の向上が図れるとともに、送
風機の送風による空気流によって本体ケースの周側部及
び天板の温度上昇を効率よく抑制でき、本体ケースの温
度上昇による弊害の心配がなく、安全で暖房効果の高い
暖房器を提供することができる。

又、本発明では、遮熱板の下に発熱部に連通ずる排気室
を形成し、この排気室の出口を通気室の出口よりも内側
に設けたことにより、排気ガスの温度を通気室の出口か
ら放出される空気流によって低下させることができ、排
ガスの接触による本体ケースの局部的な温度上昇を抑止
し、火傷等の危険を未然に防止することができる。しか
も、排気室の出口が通気室の出口よりも内側に位置して
いるので、高温となる排気室の出口部分を触れにくくで
き、安全性を一層向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図は何れも本発明の実施例を示すもの
であり、第１図は本発明による暖房器の要部切欠側面図
、第２図は第１図のＡ−Ａ’断面図、第３図は第１図の
要部拡大断面図、第４図は暖房器の側面図、第５図は保
護ガードを外した状態の正面図、第６図は保護ガードを
外した状態の平面図である。 （１〉・・・本体ケース、　（４）・・・本体ケースの
天板、（５）・・・本体ケースの開口部、　（２６）・
・・発熱部としての燃焼筒、　（２９）・・・反射板、
　（３０）・・・送風機、（４７）・・・遮熱板、　（
ロ）・・・空間、　（ハ）・・・排気室、（ホ）・・・
通気室、　（４９）・・・排気室の出口、　（５１）・
・・通気室の出口。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）前面に開口部を有する本体ケースと、前記開口部
   に対応して本体ケース内に設けた発熱部と、この発熱部
   の後部に設けた反射板と、前記発熱部の上方に設けた遮
   熱板とを備え、この遮熱板と前記本体ケースの天板との
   間に通気室を形成し、前記反射板と本体ケースとの間の
   空間に送風する送風機の送風空気を前記通気室に流通さ
   せてなることを特徴とする暖房器。
2. （２）前面に開口部を有する本体ケースと、前記開口部
   に対応して本体ケース内に設けた発熱部と、この発熱部
   の後部に設けた反射板と、前記発熱部の上方に設けた遮
   熱板とを備え、この遮熱板と前記本体ケースの天板との
   間に通気室を形成し、前記反射板と本体ケースとの間の
   空間に送風する送風機の送風空気を前記通気室に流通さ
   せるとともに、前記遮熱板の下には前記発熱部に連通す
   る排気室を形成し、この排気室の出口を前記通気室の出
   口よりも内側に設けたことを特徴とする暖房器。