JPH0689937B2 - 暖房器 - Google Patents

暖房器

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JPH0689937B2
JPH0689937B2 JP63144038A JP14403888A JPH0689937B2 JP H0689937 B2 JPH0689937 B2 JP H0689937B2 JP 63144038 A JP63144038 A JP 63144038A JP 14403888 A JP14403888 A JP 14403888A JP H0689937 B2 JPH0689937 B2 JP H0689937B2
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、主として発熱部からの輻射熱により室内を暖
房する反射板付の暖房器に関する。
(ロ)従来の技術 従来のこの種の暖房器としては、例えば、特開昭54−85
538号公報に開示されているように、前面に開口部を有
する本体ケース内に、前記開口部に対応する発熱部を設
けるとともに、この発熱部の後部に反射板を設け、そし
て、反射板と本体ケースとの間に送風する送風機を設け
ることにより、輻射暖房と温風暖房を可能としたものが
知られている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上述した従来構成のものは、発熱部の上方に遮熱板を設
け、本体ケースの天板が発熱部の熱によって直接加熱さ
れないようにしているが、発熱部を高発熱量で燃焼させ
た場合には、遮熱板と天板との空間に温度上昇した空気
が停滞するため、天板の温度が必要以上に上昇し、この
温度上昇によって種々の弊害が発生する問題点があっ
た。
また、実公昭48−27073号公報に開示された暖房器で
は、発熱部の上に遮熱板を設けるとともに、本体ケース
内の遮熱板の上に送風室を形成し、この送風室に送風機
からの空気を送り込むことにより、本体ケースの天板の
温度上昇を抑制しつつ、温風暖房が行えるようにしてい
る。しかし、この実公昭48−27073号公報に開示された
暖房器では、輻射暖房効果が期待できないばかりでな
く、高発熱量で燃焼させた場合には、天板の温度上昇を
十分抑制できない心配があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたものであり、暖房
効果を向上させつつ、本体ケースの温度上昇を一層効率
良く抑制し、安全性の向上を図ることを目的としてい
る。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明では、前面に開口部を有する本体ケースと、前記
開口部に対応して本体ケース内に設けた透光性の燃焼筒
と、この燃焼筒の下に設けられ、燃料と空気の混合気体
が流出する炎孔部を前記燃焼筒に臨ませたバーナと、前
記燃焼筒の上部に設けられた抵抗部材と、この抵抗部材
から前記バーナの炎孔部に向かって吊り下げられた赤熱
体と、前記燃焼筒の後方に設けられた反射板と、この反
射板と本体ケースとの間に形成された空間と、この空間
に本体ケース外部の空気を送り込む送風機と、前記燃焼
筒の上に設けられた遮熱板と、この遮熱板と前記燃焼筒
との間に設けられ、前記燃焼筒からの排ガスを前面開口
部に導く排気室と、前記遮熱板の上の本体ケース内に設
けられ、前記反射板と本体ケースとの間の空間からの空
気を前面開口部に導く通気室とを備え、前記排気室は後
部が反射板と本体ケースとの間に空間に連通されている
構成である。
また、本発明では、前面に開口部を有する本体ケース
と、前記開口部に対応して本体ケース内に設けた透光性
の燃焼筒と、この燃焼筒の下に設けられ、燃料と空気の
混合気体が流出する炎孔部を前記燃焼筒に臨ませたバー
ナと、前記燃焼筒の上部に設けられた抵抗部材と、この
抵抗部材から前記バーナの炎孔部に向かって吊り下げら
れた赤熱体と、前記燃焼筒の後方に設けられた反射板
と、この反射板と本体ケースとの間に形成された空間
と、この空間に本体ケース外部の空気を送り込む送風機
と、前記燃焼筒の上に設けられた遮熱板と、この遮熱板
と前記燃焼筒との間に設けられ、前記燃焼筒からの排ガ
スを前面開口部に導く排気室と、前記遮熱板の上の本体
ケース内に設けられ、前記反射板と本体ケースとの間の
空間からの空気を前面開口部に導く通気室とを備え、前
記排気室は後部が反射板と本体ケースとの間の空間に連
通され、かつ、前記排気室出口は通気室出口より奥まっ
た位置にある構成としている。
(ホ)作用 赤熱体が抵抗部材からバーナの炎孔部に向かって吊り下
げられているため、赤熱体はバーナの火炎に包まれ、赤
熱度が高められるばかりでなく、燃焼筒内に立ち上がる
火炎が透光性の燃焼筒をとおして見えるため、輻射と視
覚による相乗作用で暖房効果が向上する。
また、赤熱体を吊り下げた抵抗部材の上に遮熱板を設
け、この遮熱板の下に形成された排気室を覆うように、
本体ケース内の上部の遮熱板の上に通気室を形成し、こ
の通気室に反射板と本体ケースとの間の空間を介して送
風機の送風空気を送り込むようにしているので、温度上
昇した反射板と遮熱板の熱を送風機からの空気流で回収
してそれらを冷却し、本体ケースの周側部及び上部の温
度上昇を効率良く抑制する。
さらに、排気室の後部を反射板と本体ケースとの間の空
間に連通させたので、反射板と本体ケースとの間の空間
を上昇する空気の一部を遮熱板の下の排気室に導入で
き、遮熱板は上下面が空気流で冷却されため、特に温度
上昇しやすい本体ケース上部の温度を一層効率よく抑制
でき、しかも、送風機の停止後も、反射板と本体ケース
との間の空間をドラフト作用で上昇する空気が遮熱板の
上下面に導かれるので、暖房器の運転停止後も遮熱板の
冷却作用が持続する。
請求項2の暖房器においては、さらに、排気室出口が通
気室出口より奥まった位置にあるので、排気室出口から
放出される排ガスの温度を、通気室出口から放出される
空気によって低下させ、排ガスの接触による本体ケース
の局部的な異常温度上昇を防止しつつ、高温となる排気
室出口部分を触れにくくでき、そのため、火傷等の危険
が未然に防止される。
(8)は前記底板(2)上に載置固定したバーナ装置
で、モータ(9)及びこのモータ(9)によって回転さ
れる給気ファン(10)を内蔵した給気ケース(11)を有
すると共に、この給気ケース(11)の上部には石油燃料
を気化して燃焼させる円筒状のバーナ(12)が設けら
れ、このバーナ(12)内で気化された燃料は、給気ファ
ン(10)からの燃焼空気と混合して炎口部(13)から噴
出し、この炎口部(13)の上方に青火の火炎(F)を形
成して燃焼するようになっている。(14)は前記バーナ
(12)を取り囲むように前記給気ケース(11)の上部に
設けた円筒状のバーナケースで、その周壁にはこのバー
ナケース(14)内に二次空気を導入する複数の二次空気
孔(15)(15)を設けている。(16)は給気用フィルタ
ー(17)を介して前記給気ケース(11)内に燃焼空気と
しての室内空気を供給する給気ダクト、(18)は前記バ
ーナ装置(8)の後部の底板(2)上に載置固定した油
受け皿で、この油受け皿(18)は後部が前記周側板
(3)の背面板部(3B)よりも外方に突出され、且つそ
の前部は前記給気ケース(11)の両側に突出している。
(19)は前記油受け皿(18)内の燃料を汲み上げて前記
バーナ(12)に供給する電磁ポンプ等の燃料供給ポン
プ、(20)は本体ケース(1)の外部に設けたカートリ
ッジタンクで、前記油受け皿(18)に燃料を補給するも
のであり、前記油受け皿(18)の周囲を囲むタンクカバ
ー(21)の上部に一体成形したタンクガイド(22)(2
2)によって着脱可能に支持されている。(23)は点火
プラグ、(24)はフレームロッド等の炎検知器で、これ
ら点火プラグ(23)と炎検知器(24)は前記バーナケー
ス(14)に貫通支持され、前記点火プラグ(23)には、
油受け皿(18)上に固定した点火トランス(25)からの
高電圧が印加される。
(26)は前記前パネル(6)の開口部(5)に対応して
本体ケース(1)内に設けた発熱部としての透光性の燃
焼筒で、耐熱透明ガラスにて中空円筒状に形成され、こ
の燃焼筒(26)内の下部には前記バーナ(12)の火炎
(F)が立ち上がるようになっている。(27)は本体ケ
ース(1)内を上下に仕切るように設けた水平反射板兼
用の仕切板で、この仕切板(27)はその後縁を前記周側
板(3)の背面板部(3B)に当接固定するとともに、第
2図で示すように左右の両側縁を周側板(3)の側面板
部(3A)内面から離間させている。又、前記仕切板(2
7)の略中央には前記燃焼筒(26)の下端を嵌合支持す
る下側支持部(28)を有し、且つ、仕切板(27)の下面
と前記バーナケース(14)との間には約5〜10mmの隙間
(イ)を形成している。(29)は前記燃焼筒(26)の後
部に設けた平面視円弧状の反射板で、その下端部を前記
仕切板(27)にスポット溶接等にて固着して仕切板(2
7)と一体的に結合しており、この反射板(29)と前記
周側板(3)との間には下端が前記記仕切板(27)の下
方空間に連通する空間(ロ)が形成されている。
(30)はフィルタ(31)を介して吸い込んだ室内空気を
加速して前記空間(ロ)に送風する熱回収用送風機で、
駆動用モータ(31)と、このモータ軸(32)に固着した
その径が約60〜80mmの微風用のシロッコファン(33)
と、吹出口(34)を上方に向けて開口したファンケース
(35)とから構成され、このファンケース(35)には吹
出口(34)から上方に向って吹き出された風の一部を側
方に指向させるガイド片(36)を設けている。
(37)は前記反射板(29)の上端部に設けた上部反射板
で、この上部反射板(37)には円筒状の排気筒(38)が
上下動可能に貫通支持され、この排気筒(38)の底部に
結合した多数の排気通孔(39)を有する抵抗部材として
の拝ガス整流板(40)には、前記燃焼筒(26)内の略中
心に吊下げた赤熱体(41)の上端部が固着されている。
この赤熱板(41)は金属薄板を略半円弧状に折曲形成し
たもので、前記火炎(F)の内炎に接触して加熱される
ように下端を前記バーナ(12)の近傍に位置させてい
る。又、前記排ガス整流板(40)の外周部には前記燃焼
筒(26)の上端部を嵌合支持する上側支持部(42)を形
成しており、この燃焼筒(26)の外側の前記排気筒(3
8)の底部に多数の通孔(43)を穿っている。又、排気
筒(38)と排ガス整流板(40)は一体成型品であっても
よい。(44)は排ガス整流板(40)の排気通孔(39)を
通過した燃焼排ガスをその上部の触媒(45)に導びく排
ガス案内板、(46)は前記触媒(45)をバネ力によって
支持する支持金具である。
(47)は前記燃焼筒(26)の上方に設けられ前記開口
(5)に向って高くなるように傾斜した遮熱板で、この
遮熱板(47)はその左右両側部の垂下片(48)によって
上部反射板(37)上に固定され、この遮熱板(47)の下
には、前記排気筒(38)の内部を含み且つ排気筒(38)
を介して燃焼筒(26)内に連通する排気室(ハ)を形成
している。そして、この排気室(ハ)前端の出口(49)
を前記上部反射板(37)の前端部に折曲形成した下側折
曲片(50)に複数個設けており、又、前記遮熱板(47)
の後端部と上部反射板(37)との間には、排気室(ハ)
を前記空間(ロ)の上端に連通させる小隙間(ニ)が設
けられ、この小隙間(ニ)と対応して異常温度上昇時に
運転を停止させるための異常温度検知器(X)を設けて
いる。前記遮熱板(47)と本体ケース(1)の天板
(4)との間には、即ち、本体ケース(1)内の上端部
には前記空間(ロ)に連通する通気室(ホ)が排気室
(ハ)を覆うように形成され、この通気室(ホ)前端の
出口(51)を前記下側折曲片(50)と連続して折曲形成
した上側折曲片(52)に複数個設けている。そして、前
記排気室(ハ)の出口(49)は、通気室(ホ)の出口
(51)よりも下方で、しかも、出口(51)よりも約15〜
30mm内側に位置して設けられている。(53)は前記遮熱
板(47)の上方に設けた補助遮熱板である。
(54)は前記天板(4)の上部に載置固定された操作部
材で、この操作部材(54)は天板(4)のやや傾斜した
部分に配置され、この操作部材(54)と前記天板(4)
との間には約2〜5mmの間隔(ヘ)を設けている。(5
5)はその間隔(ヘ)を設けるための凸部で、操作部材
(54)の下面板(56)の一部を下向きに突出させたもの
である。(57)は合成樹脂製の上筐(58)の前面側に形
成した前記操作部材(54)の操作面部で、斜め上向きに
傾斜され、各種の操作ボタン(59A)(59A)及び表示器
(59B)(59B)を有している。(60)は操作部材(54)
に内蔵した操作部回路基板、(61)は前記開口部(5)
に設けた保護ガードであり、左右の固定杆(62)とこれ
に両端部を固着した複数の横杆(63)(63)…を有し、
最上部の横杆(63)を排気室(ハ)の出口(49)よりも
低い位置として排気ガスにより加熱されにくいようにし
ている。
又、第6図で示すように前記フィルター(31)によって
覆われた熱回収用送風機(30)の吸込口(64)と、前記
給気用フィルター(17)によって覆われた給気ダクト
(16)の給気口(65)は、夫々前記周側板(3)の側面
板部(3A)(3A)の傾斜部(7)(7)に開口させてお
り、機器を室内の壁(66)に近ずけて設置しても、壁面
との空間距離を充分確保できるようになっている。
上記構成において、運転を開始すると、先ずバーナ装置
(8)が駆動し、モータ(9)の起動による給気ファン
(10)の回転によって給気ケース(11)内に吸引された
燃焼空気が一次空気としてバーナ(12)内に供給され、
給気ケース(11)内の一部の空気は二次空気として仕切
板(27)下方の本体ケース(1)内に放出される。そし
て、バーナ(12)内に供給された一次空気は、バーナ
(12)内に供給されて気化された石油燃料の気化ガスと
予混合され、この予混合気が炎口部(13)から燃焼筒
(26)内に噴出されて点火プラグ(23)により着火さ
れ、青火の火炎(F)を形成して燃焼する。このバーナ
装置(8)の燃焼開始によって、前記火炎(F)と高温
の燃焼ガスが赤熱体(41)を加熱して赤熱させ、その燃
焼排ガスは排ガス整流板(40)の排気通孔(39)を通っ
て排気室(ハ)内に流入し、排ガス案内板(44)、触媒
(45)を通過し、排気室(ハ)の出口(49)から排出さ
れる。
一方、炎検知器(24)が火炎(F)の存在を検出すると
熱回収用送風機(30)が駆動し、シロッコファン(33)
によってフィルター(31)を介してファンケース(35)
内に吸引された室内空気が、吹出口(34)から前記空間
(ロ)の下端に吹き出される。この空間(ロ)に流入し
た微風の空気流は、燃焼筒(26)の輻射熱によって加熱
された反射板(29)の熱を回収しながら空間を上昇して
一部が少隙間(ニ)から排気室(ハ)に入り、その殆ん
どは通気室(ホ)に流入してこの通気室(ホ)の出口
(51)は通気室(ホ)に流入してこの通気室(ホ)の出
口(51)から放出される。
上記実施例によれば、本体ケース(1)の開口部(5)
に対応して本体ケース(1)内に透光性の燃焼筒(26)
が設けられ、この燃焼筒(26)内に収容された赤熱体
(41)が、燃焼筒(26)の上部に設けた排ガス整流板
(40)からバーナ(12)の炎孔部(13)の中心に向かっ
て吊り下げられているため、赤熱体(41)は、第1図に
示すように、バーナ(12)の火炎(F)に包まれ、赤熱
度が高められるうえ、燃焼筒(26)内に立ち上がる火炎
(F)が透光性の燃焼筒(26)をとおして見えるため、
輻射と視覚による相乗作用で輻射暖房効果を高めること
ができる。
また、赤熱体(41)を吊り下げた排ガス整流板(40)の
上方に遮熱板(47)を設け、この遮熱板(47)の下側に
形成された排気室(ハ)を覆うように、本体ケース
(1)内の上端部の遮熱板(47)の上に通気室(ホ)を
形成し、この通気室(ホ)に反射板(29)と本体ケース
(1)の周側板(3)との間の空間(ロ)を介して熱回
収用送風機(30)の送風空気を送り込むようにしている
ので、燃焼筒(26)からの輻射熱で温度上昇した反射板
(29)と燃焼筒(26)から流出する排ガスにより高温と
なった遮熱板(47)の熱を、熱回収用送風機(30)から
の空気流で回収しながら、反射板(29)及び遮熱板(4
7)を冷却することができ、本体ケース(1)の周側板
(3)及び天板(4)の温度上昇を効率良く抑制でき
る。
また、遮熱板(47)の下側に形成された排気室(ハ)の
後部を反射板(29)と本体ケース(1)の周側板(3)
との間の空間(ロ)に連通させたので、前記空間(ロ)
を上昇する空気の一部を遮熱板(47)の下の排気室
(ハ)に導入でき、そのため、遮熱板(47)は上下面が
空気流で冷却されため、特に温度上昇しやすい本体ケー
ス(1)の天板(4)の温度を一層効率良く抑制でき
る。さらに、熱回収用送風機(30)の停止後も、反射板
(29)と本体ケース(1)の周側板(3)との間の空間
(ロ)をドラフト作用で上昇する空気が、遮熱板(47)
の上下面に導かれるため、暖房器の運転停止後も遮熱板
(47)の冷却作用が持続し、本体ケース(1)内に熱が
長時間にわたってこもる心配がない。
さらに、通気室(ホ)の出口(51)よりも下に形成され
た排気室(ハ)の出口(49)が、通気室(ホ)の出口
(51)より奥まった位置にあるので、排気室(ハ)の出
口(49)から放出される排ガスの温度を、それよりも温
度の低い通気室(ホ)の出口(51)から放出される空気
によって低下させることができるとともに、排ガスが直
接、天板(4)の先端部に触れないようにできるので、
排ガスの接触による天板(4)先端部の異常温度上昇が
防止され、しかも、器物や指等が高温となる排気室
(ハ)の出口(49)部分に触れないようにできるため、
火傷等の危険を未然に防止できる。
(ト)発明の効果 本発明は以上の説明から明らかなように、赤熱体が抵抗
部材からバーナの炎孔部に向かって吊り下げられている
ため、赤熱体をバーナの火炎で包み、赤熱度を高めると
ともに、燃焼筒内に立ち上がる火炎を透光性の燃焼筒で
透視させ、輻射と視覚による相乗作用で暖房効果が向上
する。また、排気室を覆うように、本体ケース内の上部
の遮熱板の上に通気室を形成し、この通気室に反射板と
本体ケースとの間の空間を介して送風機の送風空気を送
り込むようにしているので、温度上昇した反射板と遮熱
板の熱熱を送風機からの空気流で回収しながらそれらを
冷却でき、本体ケースの周側部及び上部の温度上昇を効
率良く抑制できるばかりでなく、遮熱板の下に形成した
排気室の後部を、反射板と本体ケースとの間の空間に連
通させたことにより、反射板と本体ケースとの間の空間
を上昇する空気の一部を遮熱板の下の排気室に導き、遮
熱板の上下面を空気流で冷却し、上昇しやすい本体ケー
ス上部の温度を一層効率良く抑制でき、さらに、送風機
の停止後も、反射板と本体ケースとの間の空間を上昇す
る空気を遮熱板の上下面に導びくことができるので、機
器の運転停止後も遮熱板の冷却作用が持続し、本体ケー
ス内に熱が長時間にわたってこもる心配がなく、安全
で、快適な燃焼式の輻射暖房器を提供できる。
請求項2の暖房器においては、さらに、排気室出口が通
気室出口より奥まった位置にあるので、排気室出口から
放出される排ガスの温度を、通気室出口から放出される
空気によって低下させ、排ガスの接触による本体ケース
の局部的な異常温度上昇を防止しつつ、高温となる排気
室出口部分に触れにくくでき、そのため、火傷等の危険
が未然に防止され、安全性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は何れも本発明の実施例を示すもの
であり、第1図は本発明による暖房器の要部切欠側面
図、第2図は第1図のA−A′断面図、第3図は第1図
の要部拡大断面図、第4図は暖房機の側面図、第5図は
保護ガードを外した状態の正面図、第6図は保護ガード
を外した状態の平面図である。 (1)……本体ケース、(5)……開口部、(12)……
バーナ、(13)……炎孔部、(26)……燃焼筒、(29)
……反射板、(30)……熱回収用送風機(送風機)、
(40)……排ガス整流板(抵抗部材)、(41)……赤熱
体、(47)……遮熱板、(49)……排気室の出口、(5
1)……通気室の出口、(ロ)……空間、(ハ)……排
気室、(ニ)……小隙間(連通部)、(ホ)……通気
室、(F)……火炎。
フロントページの続き (72)発明者 沼尾 正信 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭54−95158(JP,U) 実開 昭59−195445(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に開口部を有する本体ケースと、前記
    開口部に対応して本体ケース内に設けた透光性の燃焼筒
    と、この燃焼筒の下に設けられ、燃料と空気の混合気体
    が流出する炎孔部を前記燃焼筒に臨ませたバーナと、前
    記燃焼筒の上部に設けられた抵抗部材と、この抵抗部材
    から前記バーナの炎孔部に向かって吊り下げられた赤熱
    体と、前記燃焼筒の後方に設けられた反射板と、この反
    射板と本体ケースとの間に形成された空間と、この空間
    に本体ケース外部の空気を送り込む送風機と、前記燃焼
    筒の上に設けられた遮熱板と、この遮熱板と前記燃焼筒
    との間に設けられ、前記燃焼筒からの排ガスを前面開口
    部に導く排気室と、前記遮熱板の上の本体ケース内に設
    けられ、前記反射板と本体ケースとの間の空間からの空
    気を前面開口部に導く通気室とを備え、前記排気室は後
    部が反射板と本体ケースとの間の空間に連通されている
    ことを特徴とする暖房器。
  2. 【請求項2】前面に開口部を有する本体ケースと、前記
    開口部に対応して本体ケース内に設けた透光性の燃焼筒
    と、この燃焼筒の下に設けられ、燃料と空気の混合気体
    が流出する炎孔部を前記燃焼筒に臨ませたバーナと、前
    記燃焼筒の上部に設けられた抵抗部材と、この抵抗部材
    から前記バーナの炎孔部に向かって吊り下げられた赤熱
    体と、前記燃焼筒の後方に設けられた反射板と、この反
    射板と本体ケースとの間に形成された空間と、この空間
    に本体ケース外部の空気を送り込む送風機と、前記燃焼
    筒の上に設けられた遮熱板と、この遮熱板と前記燃焼筒
    との間に設けられ、前記燃焼筒からの排ガスを前面開口
    部に導く排気室と、前記遮熱板の上の本体ケース内に設
    けられ、前記反射板と本体ケースとの間の空間からの空
    気を前面開口部に導く通気室とを備え、前記排気室は後
    部が反射板と本体ケースとの間の空間に連通され、か
    つ、前記排気室出口は通気室出口より奥まった位置にあ
    ることを特徴とする暖房器。
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