JPH08308727A - ガス調理装置 - Google Patents

ガス調理装置

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JPH08308727A
JPH08308727A JP11736495A JP11736495A JPH08308727A JP H08308727 A JPH08308727 A JP H08308727A JP 11736495 A JP11736495 A JP 11736495A JP 11736495 A JP11736495 A JP 11736495A JP H08308727 A JPH08308727 A JP H08308727A
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JP
Japan
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temperature
gas
burner
sensor
heat
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Pending
Application number
JP11736495A
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English (en)
Inventor
Etsuro Asanuma
悦朗 浅沼
Kazuharu Matsunaga
和治 松永
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HATTORI KOGYO KK
SHIN NIPPON CHUKI KK
Original Assignee
HATTORI KOGYO KK
SHIN NIPPON CHUKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内釜2(調理釜)の加熱手段として、バーナ
内輪5、バーナ外輪6を用いても、炎の熱の影響を抑
え、内釜2の温度を精度良く検出して内釜2の温度を適
性温度に維持する、あるいは内釜2の温度を精度良く検
出して内釜2の異常加熱を防止することのできるガス調
理装置1の提供。 【構成】 内釜2の底は下方に膨らむ略半円球状で、バ
ーナ内輪5、バーナ外輪6の炎孔31、32はカバー1
2と異なった側へ向くため、熱がカバー12と逆方向に
向く。カバー12の上端は内釜2の底に一致するため、
外部の熱がカバー12内に進入しない。カバー12内の
温調用センサ22、ハイリミットセンサ23は断熱材2
1に覆われるため、カバー12の熱が伝わらない。この
ような構造によって、2つのセンサ22、23には、炎
の熱が伝わりにくく、内釜2の温度を高い精度で検出す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスの燃焼によって生
じる熱で調理を行なう装置に関するもので、揚物調理に
用いて特に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】調理釜の下面に温度センサを当接させ
て、温度センサの検出する調理釜の温度に応じて、調理
釜の加熱温度を制御する技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】温度センサは、調理釜
の温度のみを検出するのが理想であるが、調理釜の加熱
手段としてガスの燃焼を行なうバーナを用いる場合で
は、炎の形や釜形状等によって、炎の発生した熱が温度
センサに加わってしまい、温度センサで調理釜の温度を
高い精度で検出することができない不具合が生じてい
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、調理釜の加熱手段としてガスの燃
焼を行なうバーナを用いても、調理釜の温度を精度良く
検出して、調理釜の温度を適性温度に制御する、あるい
は調理釜の異常加熱を防止することのできるガス調理装
置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のガス調理装置
は、次の技術的手段を採用した。 (請求項1の手段)ガス調理装置は、 a)ガスの燃焼を行うバーナと、 b)このバーナによるガスの燃焼熱を受ける位置に配置
され、上方が開口した有底容器形状を呈した調理釜と、 c)この調理釜の下面に当接し、前記調理釜の温度を検
出する温調用センサと、 d)前記バーナへガスを送るガス供給通路と、 e)このガス供給通路に設けられ、前記温調用センサの
検出する温度に応じて前記ガス供給通路の開閉、あるい
は開度の調節を行なう温調用バルブとを具備し、前記調
理釜は、少なくとも下面が下方に膨らんだ断面円弧状に
設けられ、前記温調用センサは、前記調理釜の最下部付
近の下面に上端が一致して内部と外部とを遮蔽する耐熱
性カバーおよび耐熱性断熱材に覆われ、前記バーナは、
ガスの吐出を行なう炎孔が、前記カバーと異なった側へ
向けて設けられたことを特徴とする。
【0006】(請求項2の手段)ガス調理装置は、 f)ガスの燃焼を行うバーナと、 g)このバーナによるガスの燃焼熱を受ける位置に配置
され、上方が開口した有底容器形状を呈した調理釜と、 h)この調理釜の下面に当接し、前記調理釜の温度を検
出するハイリミットセンサと、 i)前記バーナへガスを送るガス供給通路と、 j)このガス供給通路に設けられ、前記ハイリミットセ
ンサの検出する温度が異常温度に達すると、前記ガス供
給通路を閉弁するハイリミットバルブとを具備し、前記
調理釜は、少なくとも下面が下方に膨らんだ断面円弧状
に設けられ、前記ハイリミットセンサは、前記調理釜の
最下部付近の下面に上端が一致して内部と外部とを遮蔽
する耐熱性カバーおよび耐熱性断熱材に覆われ、前記バ
ーナは、ガスの吐出を行なう炎孔が、前記カバーと異な
った側へ向けて設けられたことを特徴とする。
【0007】(請求項3の手段)ガス調理装置は、 k)ガスの燃焼を行うバーナと、 l)このバーナによるガスの燃焼熱を受ける位置に配置
され、上方が開口した有底容器形状を呈した調理釜と、 m)この調理釜の下面に当接し、前記調理釜の温度を検
出する温調用センサと、 n)この調理釜の下面に当接し、前記調理釜の温度を検
出するハイリミットセンサと、 o)前記バーナへガスを送るガス供給通路と、 p)このガス供給通路に設けられ、前記温調用センサの
検出する温度に応じて前記ガス供給通路の開閉、あるい
は開度の調節を行なう温調用バルブと、 q)前記ガス供給通路に設けられ、前記ハイリミットセ
ンサの検出する温度が異常温度に達すると、前記ガス供
給通路を閉弁するハイリミットバルブとを具備し、前記
調理釜は、少なくとも下面が下方に膨らんだ断面円弧状
に設けられ、前記温調用センサおよび前記ハイリミット
センサは、前記調理釜の最下部付近の下面に上端が一致
して内部と外部とを遮蔽する耐熱性カバーおよび耐熱性
断熱材に覆われ、前記バーナは、ガスの吐出を行なう炎
孔が、前記カバーと異なった側へ向けて設けられたこと
を特徴とする。
【0008】
【発明の作用】バーナが着火されると、バーナの炎孔
は、カバーとは異なった側に向けられているため、炎孔
に形成される炎はバーナとは異なった側に向けて形成さ
れる。炎の発生する熱は、上方へ向かう性質がある。そ
して、調理釜の下面は、下方に膨らんだ断面円弧状に設
けられるため、炎の発生する熱は、調理釜の下面に沿っ
てカバーとは異なった側へ向けて上昇する。
【0009】一方、センサ(温調用センサ、ハイリミッ
トセンサ)は、このセンサを覆うカバーの上端が調理釜
の下面に一致してカバーの内部と外部とを遮蔽するた
め、炎の発生した熱がカバー内に進入しない。さらに、
センサ(温調用センサ、ハイリミットセンサ)は、カバ
ー内に覆われて設置されるとともに、断熱材にも覆われ
て設置されるため、炎の熱がセンサ(温調用センサ、ハ
イリミットセンサ)に伝わりにくい。
【0010】上記のように、炎によって発生した熱がカ
バーとは異なった側へ向かい、カバーの上端が調理釜と
一致して炎の発生した熱がカバー内に進入せず、さら
に、センサ(温調用センサ、ハイリミットセンサ)は、
カバーおよび断熱材におおわれて炎の発生する熱の影響
が小さいため、センサは調理釜の温度を高い精度で得る
ことができる。
【0011】なお、センサとして温調用センサを用いる
場合では、温調用センサの検出する調理釜の温度が設定
温度に達すると、温調用バルブがガス供給路を閉じて
(あるいは開度を絞って)、調理釜の温度の上昇をなく
す。逆に温調用センサの検出する調理釜の温度が設定温
度よりも低下すると、温調用バルブがガス供給路を開い
て(あるいは開度を広げて)、調理釜の温度を上昇させ
る。このような作動を行なうことにより、調理釜の温度
は設定温度に維持される。
【0012】また、センサとしてハイリミットセンサを
用いる場合では、ハイリミットセンサの検出する調理釜
の温度が異常温度に達すると、ハイリミットバルブがガ
ス供給路を閉じる。この結果、バーナの燃焼が停止して
調理釜の異常加熱を防ぎ、火災等の発生を未然に防ぐこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】上記の作用で示したように、炎によって
発生した熱がカバーとは異なった側へ向かい、調理釜下
面の枠状の突出部とカバーとが嵌まり合うことによって
炎の発生した熱がカバー内に進入せず、さらに、センサ
(温調用センサ、ハイリミットセンサ)は、カバーおよ
び断熱材におおわれて炎の発生する熱の影響が小さい。
このため、センサ(温調用センサ、ハイリミットセン
サ)は調理釜の温度を高い精度で得ることができる。
【0014】そして、センサとして温調用センサを用い
る場合、調理釜の加熱手段としてバーナを用いるもので
あっても、調理釜の温度を高い精度で設定温度に維持す
ることができる。また、センサとしてハイリミットセン
サを用いる場合、調理釜の加熱手段としてバーナを用い
るものであっても、調理釜が異常温度に上昇した際、高
い精度で調理釜の異常加熱を防ぐことができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明のガス調理装置を、図に示す実
施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図3は本発明の第1実
施例を示すもので、図1は揚物用ガス調理装置の断面
図、図2はガス供給通路の概略図である。
【0016】揚物用ガス調理装置1は、大別して、揚物
を行なう内釜2(調理釜に相当する)、この内釜2の下
面を覆う外釜3、内釜2の下面中央に当接する温度検出
部4、外釜3に配置されたバーナ内輪5、バーナ外輪
6、パイロットバーナ7、ガスの供給を行なうガス供給
通路8を備える。なお、内釜2の蓋9は、脚10によっ
て開閉可能に支持されている。
【0017】内釜2は、内部に油を溜めることのできる
有底容器状の鍋で、周囲が下方に窄まった略円筒状側面
を有し、底は下方に膨らんだ略半円球状を呈して下面が
下方に膨らんだ断面円弧状に設けられている。また、内
釜2の最下部の下面には、下方へ突出した円形枠状の突
出部11が設けられている。この枠状の突出部11は、
後述するカバー12の上端と一致してカバー12の内部
と外部とを遮蔽するとともに、内釜2を平面部に搭置し
た場合に安定性を得るものである。
【0018】外釜3は、内釜2を支える略円筒状の釜
で、下方が窄まって設けられている。この外釜3は、上
方位置にバーナで発生した熱を外部へ逃がすための排気
穴13が形成されている。また、外釜3の内面には、耐
熱性断熱材14(例えばステンレス製ウール)が装着さ
れており、外釜3内の熱が周囲に極力伝わらないように
設けられている。さらに、外釜3は、脚10によって支
持される。外釜3と脚10は、支持軸15を介して連結
されている。この支持軸15は、脚10の上部に設けら
れたハンドル16を回転することにより、減速器17を
介して回転し、外釜3とともに内釜2が回転するように
設けられている。
【0019】温度検出部4は、略筒状を呈する耐熱性の
カバー12(例えば金属製カバー12)、このカバー1
2内に配置された耐熱性断熱材21(例えばグラスウー
ル)、温調用センサ22、ハイリミットセンサ23、こ
の二つのセンサを支持する支持ベース24からなる。
【0020】カバー12は、温調用センサ22の感温部
22a(図2参照)およびハイリミットセンサ23の感
温部23a(図2参照)を収容する大径部12aと、温
調用センサ22のリード22bおよびハイリミットセン
サ23のリード23bを案内する小径部12bとからな
る。大径部12aの上端は、上記内釜2の下面に形成さ
れた枠状の突出部11の下端に一致するもので、カバー
12の内部と外部とを遮蔽し、カバー12の外部の熱
(外釜3内の熱)がカバー12内に進入するのを防ぐよ
うに設けられている。
【0021】耐熱性断熱材21は、カバー12に伝えら
れた熱が温調用センサ22およびハイリミットセンサ2
3に伝わるのを防ぐもので、カバー12内の温調用セン
サ22とハイリミットセンサ23を多層に覆うものであ
る。
【0022】温調用センサ22は、内釜2の温度を検出
する感温部22aとリード22bとを備える。温調用セ
ンサ22の感温部22aは、設定温度以上に加熱される
と内部に封入された媒体が膨張し、膨張によるエネルギ
ーがリード22bを介して後述する温調用バルブ25に
伝えられて、この温調用バルブ25を閉じる。また、温
調用センサ22の感温部22aが設定温度より低下する
と内部に封入された媒体が収縮し、収縮によるエネルギ
ーがリード22bを介して温調用バルブ25に伝えられ
て、この温調用バルブ25を開く。なお、温調用バルブ
25を開閉する設定温度は、温度調節器26(図3参
照)によって設定可能なものである。
【0023】ハイリミットセンサ23は、温調用センサ
22同様、内釜2の温度を検出する感温部23aとリー
ド23bとを備える。ハイリミットセンサ23の感温部
23aは、異常温度(例えば油が燃焼を開始する温度よ
りも低い250℃ほど)以上に加熱されると内部に封入
された媒体が膨張し、膨張によるエネルギーがリード2
3bを介して後述するハイリミットバルブ27に伝えら
れて、このハイリミットバルブ27を閉じる。なお、ハ
イリミットバルブ27は、復帰ボタン28の手動操作で
のみ再び開かれる構造に設けられる。
【0024】バーナ内輪5は、カバー12の小径部の周
囲に配置された略円形のバーナで、炎孔31に形成され
る炎がカバー12と異なった側に形成されるように、炎
孔31はバーナ内輪5の外周上側に多数形成されてい
る。また、バーナ外輪6は、バーナ内輪5の周囲に配置
された略円形のバーナで、炎孔32に形成される炎がカ
バー12と異なった側に形成されるように、炎孔32は
バーナ外輪6の外周上側に多数形成されている。
【0025】パイロットバーナ7は、種火を形成するバ
ーナで、隣部には点火用電極33および立消防止用サー
モカップル34が配置されている。点火用電極33に与
えられる電圧は、使用者が操作する点火コック35、お
よび点火コック35を操作した際の作用力を電圧に変換
する圧電装置36によって作られる。サーモカップル3
4は、パイロットバーナ7の炎による起電力で後述する
立消防止バルブ37を開弁させるもので、サーモカップ
ル34がパイロットバーナ7の炎を検出しない場合は、
起電力がなくなり立消防止バルブ37が閉じるものであ
る。
【0026】ガス供給通路8は、外部のガス管やガスホ
ース等と接続されてガスの供給を受けるもので、ガスの
供給口41と、バーナ内輪5およびバーナ外輪6に接続
されるガス吐出口42との間には、図2に示すように、
火力調節バルブ43、ハイリミットバルブ27、立消防
止バルブ37、温調用バルブ25が設けられている。な
お、パイロットバーナ7は、立消防止バルブ37と温調
用バルブ25との間からパイロットガス通路44を介し
てガスの供給を受けるように設けられており、温調用バ
ルブ25が閉じられてもパイロットバーナ7は種火が残
るように設けられ、温調用バルブ25が開いた際に、バ
ーナ内輪5およびバーナ外輪6に炎が移るように設けら
れている。
【0027】〔実施例の作動〕次に、上記実施例の作動
を説明する。なお、作動説明における温度調節器26の
設定温度は180℃とする。点火コック35が使用者に
よって操作されると、操作力によって立消安全バルブが
開かれてバーナ内輪5、バーナ外輪6、パイロットバー
ナ7にガスが供給されるとともに、点火用電極33に高
電圧が印加され、各バーナでガスの燃焼が開始される。
【0028】バーナ内輪5およびバーナ外輪6の各炎孔
31、32は、カバー12とは異なった側に向けられて
いるため、各炎孔31、32に形成される炎はバーナと
は異なった側に向けて形成される。炎の発生する熱は、
上方へ向かう。一方、内釜2の下面は、下方に膨らんだ
略半球状に設けられるため、炎の発生する熱は、内釜2
の下面に沿ってカバー12とは異なった側へ向けて上昇
し、外釜3の上部の排気穴13から外釜3の外部に放出
される。
【0029】カバー12の上端は、内釜2の下面に設け
られた枠状の突出部11の下端に一致し、内部と外部と
を遮蔽する。このため、炎の熱はカバー12内に進入し
ない。温調用センサ22およびハイリミットセンサ23
は、カバー12内に覆われて設置されるとともに、複数
層の耐熱性断熱材21にも覆われて設置されるため、カ
バー12の外側の熱が温調用センサ22およびハイリミ
ットセンサ23に伝わりにくい。
【0030】このように、炎によって発生した熱がカバ
ー12とは異なった側へ向かうとともに、熱がカバー1
2内に進入せず、さらに温調用センサ22およびハイリ
ミットセンサ23にカバー12の外側の熱が伝わりにく
い構造であるため、温調用センサ22およびハイリミッ
トセンサ23は、それぞれ内釜2の温度を高い精度で検
出することができる。
【0031】ここで、内釜2の温度が180℃に達する
と、温調用センサ22が温調用バルブ25を閉じる。こ
の結果、バーナ内輪5およびバーナ外輪6が消火され、
内釜2の加熱が停止する。内釜2内の油の熱が揚物によ
って奪われるなどにより、内釜2の温度が180℃より
も低下すると、温調用センサ22が温調用バルブ25を
開く。すると、バーナ内輪5およびバーナ外輪6にガス
が供給され、パイロットバーナ7の種火によってバーナ
内輪5およびバーナ外輪6がガスの燃焼を再開する。こ
のような作動を繰り返すことによって、内釜2の油の温
度が、ほぼ180℃に保たれる。
【0032】一方、温度調節器26による温度設定がな
されず、連続燃焼モードに設定される場合に、内釜2内
の油温度が上昇する可能性がある。そして、内釜2の温
度が250℃に達すると、ハイリミットセンサ23がハ
イリミットバルブ27を閉じる。この結果、バーナ内輪
5、バーナ外輪6、パイロットバルブ27が消火され、
ガスの燃焼が完全停止する。この結果、内釜2の異常加
熱が防がれ、火災等の発生を確実に防ぐことができる。
【0033】〔実施例の作動および効果〕上記で示した
ように、炎によって発生した熱がカバー12とは異なっ
た側へ向かうとともに、熱がカバー12内に進入せず、
さらに温調用センサ22およびハイリミットセンサ23
にカバー12の外側の熱が伝わりにくい構造であるた
め、温調用センサ22およびハイリミットセンサ23
は、それぞれ内釜2の温度を高い精度で検出することが
できる。
【0034】このため、揚物を行なう調理装置としてガ
スバーナを用いるものであっても、内釜2の温度を、温
度調節器26で設定した温度に高い精度で維持すること
ができ、結果的に揚物を均一の品質で、且つ多量に調理
することができる。また、揚物を行なう調理装置として
ガスバーナを用いるものであっても、内釜2の異常加熱
を高い精度で検出でき、結果的に火災の発生を確実に防
ぐことができ、高い信頼性を得ることができる。
【0035】〔第2実施例〕図4は第2実施例を示すガ
ス供給通路8の概略図である。本実施例は、第1実施例
に示したハイリミットセンサ23(第1実施例参照)お
よびハイリミットバルブ27(第1実施例参照)を廃止
したものである。
【0036】〔第3実施例〕図5は第3実施例を示すガ
ス供給通路8の概略図である。本実施例は、第1実施例
に示した温調用センサ22(第1実施例参照)、温調用
バルブ25(第1実施例参照)、点火用電極33(第1
実施例参照)、サーモカップル34(第1実施例参
照)、立消安全バルブ(第1実施例参照)等を廃止し、
ガス供給通路8の下流端部に手動操作によって開閉する
メインコック51を設けるとともに、パイロットバーナ
7へガスを供給するパイロットガス通路44に独立した
点火コック52を設けたもので、火災の発生を未然に防
ぐことのできる揚物用ガス調理装置1を安価に提供する
ことができる。
【0037】〔変形例〕上記の実施例では、揚物を行な
うガス調理装置を例に示したが、この装置で煮物を行な
っても良いし、また煮物を行なうためのガス調理装置に
本発明を適用しても良い。また、外釜を有するガス調理
装置を例に示したが、外釜を有しないガス調理装置に本
発明を適用しても良い。
【0038】上記の実施例では、温調用センサおよびハ
イリミットセンサは内部に封入された媒体の膨張および
収縮によって温調用バルブおよびハイリミットバルブを
機械的に作動させた例を示したが、温調用センサおよび
ハイリミットセンサを温度に応じて電気的信号が変化す
るセンサに設けるとともに、温調用バルブおよびハイリ
ミットバルブを電気信号を受けて開閉するバルブに設け
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】揚物用ガス調理装置の断面図である(第1実施
例)。
【図2】ガス供給通路の概略図である(第1実施例)。
【図3】温度調節器の正面図である(第1実施例)。
【図4】ガス供給通路の概略図である(第2実施例)。
【図5】ガス供給通路の概略図である(第3実施例)。
【符号の説明】
1 揚物用ガス調理装置 2 内釜(調理釜) 5 バーナ内輪 6 バーナ外輪 8 ガス供給通路 11 枠状の突出部(カバーの上端が一致する調理釜の
下面) 12 カバー 21 断熱材 22 温調用センサ 23 ハイリミットセンサ 25 温調用バルブ 27 ハイリミットバルブ 31 炎孔 32 炎孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)ガスの燃焼を行うバーナと、 b)このバーナによるガスの燃焼熱を受ける位置に配置
    され、上方が開口した有底容器形状を呈した調理釜と、 c)この調理釜の下面に当接し、前記調理釜の温度を検
    出する温調用センサと、 d)前記バーナへガスを送るガス供給通路と、 e)このガス供給通路に設けられ、前記温調用センサの
    検出する温度に応じて前記ガス供給通路の開閉、あるい
    は開度の調節を行なう温調用バルブとを具備し、 前記調理釜は、少なくとも下面が下方に膨らんだ断面円
    弧状に設けられ、 前記温調用センサは、前記調理釜の最下部付近の下面に
    上端が一致して内部と外部とを遮蔽する耐熱性カバーお
    よび耐熱性断熱材に覆われ、 前記バーナは、ガスの吐出を行なう炎孔が、前記カバー
    と異なった側へ向けて設けられたことを特徴とするガス
    調理装置。
  2. 【請求項2】f)ガスの燃焼を行うバーナと、 g)このバーナによるガスの燃焼熱を受ける位置に配置
    され、上方が開口した有底容器形状を呈した調理釜と、 h)この調理釜の下面に当接し、前記調理釜の温度を検
    出するハイリミットセンサと、 i)前記バーナへガスを送るガス供給通路と、 j)このガス供給通路に設けられ、前記ハイリミットセ
    ンサの検出する温度が異常温度に達すると、前記ガス供
    給通路を閉弁するハイリミットバルブとを具備し、 前記調理釜は、少なくとも下面が下方に膨らんだ断面円
    弧状に設けられ、 前記ハイリミットセンサは、前記調理釜の最下部付近の
    下面に上端が一致して内部と外部とを遮蔽する耐熱性カ
    バーおよび耐熱性断熱材に覆われ、 前記バーナは、ガスの吐出を行なう炎孔が、前記カバー
    と異なった側へ向けて設けられたことを特徴とするガス
    調理装置。
  3. 【請求項3】k)ガスの燃焼を行うバーナと、 l)このバーナによるガスの燃焼熱を受ける位置に配置
    され、上方が開口した有底容器形状を呈した調理釜と、 m)この調理釜の下面に当接し、前記調理釜の温度を検
    出する温調用センサと、 n)この調理釜の下面に当接し、前記調理釜の温度を検
    出するハイリミットセンサと、 o)前記バーナへガスを送るガス供給通路と、 p)このガス供給通路に設けられ、前記温調用センサの
    検出する温度に応じて前記ガス供給通路の開閉、あるい
    は開度の調節を行なう温調用バルブと、 q)前記ガス供給通路に設けられ、前記ハイリミットセ
    ンサの検出する温度が異常温度に達すると、前記ガス供
    給通路を閉弁するハイリミットバルブとを具備し、 前記調理釜は、少なくとも下面が下方に膨らんだ断面円
    弧状に設けられ、 前記温調用センサおよび前記ハイリミットセンサは、前
    記調理釜の最下部付近の下面に上端が一致して内部と外
    部とを遮蔽する耐熱性カバーおよび耐熱性断熱材に覆わ
    れ、 前記バーナは、ガスの吐出を行なう炎孔が、前記カバー
    と異なった側へ向けて設けられたことを特徴とするガス
    調理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007236718A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Hattori Kogyo Kk ガス調理装置
CN101986986A (zh) * 2009-07-30 2011-03-23 深圳市繁兴科技有限公司 一种烹调设备
JP2011167322A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Kiriyama Kogyo Kk 加熱調理装置
KR200459551Y1 (ko) * 2008-11-11 2012-04-12 주식회사3차버너 가스버너용 대용량 조리용기의 단열구조
RU2802383C1 (ru) * 2022-12-12 2023-08-28 Федеральное государственное бюджетное научное учреждение "Всероссийский научно-исследовательский институт использования техники и нефтепродуктов в сельском хозяйстве" (ФГБНУ ВНИИТиН) Котёл кормоварочный

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