JPH0640827U - 調理器用温度センサ - Google Patents

調理器用温度センサ

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JPH0640827U
JPH0640827U JP8161492U JP8161492U JPH0640827U JP H0640827 U JPH0640827 U JP H0640827U JP 8161492 U JP8161492 U JP 8161492U JP 8161492 U JP8161492 U JP 8161492U JP H0640827 U JPH0640827 U JP H0640827U
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JP
Japan
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heat
receiving plate
temperature
heat receiving
holder
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Pending
Application number
JP8161492U
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English (en)
Inventor
耕史 肥田野
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加熱体が発生する熱を受熱するアルミニウ
ム板等で作られた受熱板と、受熱板に接する感温素子
と、温度ヒューズと、検出素子を取り付けた耐熱樹脂材
からなるホルダーと、受熱板とホルダーとを内ケースに
かしめ、内ケースをスプリングを介し、保持する外ケー
スとからなる調理器用温度センサにおいて、受熱板の辺
縁からの放熱を防止し、熱応答性のよい調理器用温度セ
ンサとする。 【構成】 受熱板1の被加熱体と接する面と周縁部分と
の間に溝1aを感温素子3と接する面に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、調理器用温度センサに関し、詳しくは、外釜と、該外釜に組み合わ せた着脱可能な内釜とからなる炊飯器や炊飯ジャーなどに於て、被加熱体である 内釜の温度を検出するための調理器用温度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の調理器用温度センサの構造を図2に示す。調理器用温度センサ は、アルミニウム等の熱伝導材で作られた受熱板21、感温素子23、検出素子 を形成するリードスイッチ24、温度ヒューズ25等を組み込む耐熱樹脂材を成 形したホルダー22、外スプリング30、受熱板21とホルダー22とをかしめ 固定する内ケース29、並びに外ケース31を組み合わせてつくられている。被 加熱体である内釜の温度を検出するため内釜に接して受熱板21があり、受熱板 の内釜に接する面の裏面に接してサーミスタからなる感温素子23、炊飯器内に 内釜の有無を検出するホルダー22内に組み込まれたリードスイッチ24と外ケ ースに実装された永久磁石33からなる検出素子、及び過熱時に作動する温度ヒ ューズ25が受熱板21の下部に配置されており、外ケース31内にはリードス イッチ24と組み合わせて内釜の有無を検出するための永久磁石33がマグネッ トホルダー32に取り付けられている。感温素子23からの温度検出信号線とリ ードスイッチ24からの信号線は、ホルダー22に設けられた中継端子台28、 外部引出し線27とともに抵抗溶接されている。温度ヒューズ25からの信号線 は温度ヒューズ引出し線26により外部に引き出されている。受熱板21とホル ダー22は内ケース29の上面にかしめ固定され、内ケース29は脚部92と外 ケースの係止穴93とにより外スプリング30を介し外ケース31に係止される 。又外部引出し線27、並びに温度ヒューズ引出し線26は図示しない制御回路 に接続される。図4は炊飯器の断面図で、調理用温度センサ42は内釜40の底 面に配置され、内釜40の調理用温度センサの周囲に電熱体41が配置されてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の調理器用温度センサに於て、受熱板は内釜からの熱をサーミスタからな る感温素子に伝えるため、熱伝導性のよい材質、例えばアルミニウム等により作 られている。しかし、受熱板の端面からは内釜から受熱した熱の放熱があり、内 釜に接触していない受熱板の外周部分より放熱する。そのため感温素子に伝わる 熱量が減少し、熱応答時間を遅くするという問題があった。 本考案は、内釜の熱を感温素子に伝達する受熱板を放熱の少ない形状にするこ とにより、より熱応答性のよい調理器用温度センサを提供することを目的とする 。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、受熱板と一体に内ケースにかしめ固定される感熱素子を取り付けた ホルダーと、該ホルダーと一体でかしめられ内釜の底面に直角方向に移動する内 ケースと、受熱板とホルダーとが一体でかしめた内ケースの受熱板に被加熱体の 搭載による前記ホルダーの上下への移動によって前記ホルダーの上部に設けた感 熱素子によって被加熱体の温度を検出する調理器用温度センサに於て、受熱板の 中央部分と辺縁との間に受熱板の下面に取りつけてある感温素子を中心とする円 形の溝を形成して、側面方向への放熱の少ない受熱板を取りつけたことを特徴と する調理器用温度センサである。
【0005】 即ち本考案は、被加熱体の底面に接し被加熱体の熱を集熱する熱良伝導材から なる受熱板と、受熱板に接して上面の中心に感温素子と温度ヒューズと検出素子 を取り付けた耐熱樹脂材からなるホルダーとを頂部にかしめ固定した内ケースと 、内ケースの外周に取り付けた外スプリングを介して外ケースに内ケースを底面 方向に移動自在に保持し、被加熱体を受熱板上に載置した時内ケースの移動によ って前記ホルダーに設けた検出素子で前記被加熱体の有無を検出し、被加熱体の 温度をホルダーに設けた感温素子によって検出するよう形成した調理器用温度セ ンサに於て、被加熱体の底面に接する面と反対面の、中心部と外側縁との間の感 温素子に接する面の外周に溝を形成した受熱板を用いたことを特徴とする調理器 用温度センサである。
【0006】
【作用】
本考案による調理器用温度センサは、内釜からの熱を感熱素子に伝える受熱板 を受熱板の中心に設置された感温素子を中心に、外径が円形の溝を設けて内釜か らの熱が最もよく伝導する受熱板の中央部分と、内釜からの熱が放熱しやすい受 熱板の辺縁部分との間を熱的に分離して受熱板から感温素子への熱応答性を向上 させる。溝は感温素子が載置された受熱板が内釜に接する面と反対面のホルダー 側に設けるもので、受熱板の外周縁の外気へ開放された面と、内釜に密接する部 分とを溝により分離した構造とすることにより感温素子部分からの放熱を防止す る。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図を用い説明する。図1は本考案による調理器用温度 センサの実施例を示す。この調理器用温度センサは、熱伝導性の良い例えばアル ミニウム等の材料で作られた受熱板1、ホルダー2、受熱板1とホルダー2を収 納しかしめ固定する凹所91と脚部92を備えた非磁性ステンレス材の内ケース 9、並びに受熱板1とホルダー2をかしめ固定した内ケース9を外スプリング1 0を内ケースの外周に配置し、内ケースの脚部92を外ケースの係止穴93に挿 入するよう形成した非磁性ステンレス材の外ケース11と組み合わせて作られる 。上面に受熱板1を取り付け、受熱板とホルダー2は一体に内ケース9にかしめ 固定する。ホルダー2には内釜などの非加熱体の温度を検出するためのサーミス タからなる感温素子3、内釜が上面に設置されたか否かを検出するための外ケー ス内に取り付けてある永久磁石13で開閉するリードスイッチ4からなる検出素 子、並びに過熱時に作動する温度ヒューズ5が取り付けられている。受熱板1は 感温素子3、温度ヒューズ5等を載値したホルダー2と一体で内ケース9にかし め固定するため、ある程度の面積を必要とし又内釜との接触をよくするため上面 の内釜底面との接触面は凸状に形成されている。本考案による受熱板1には感温 素子3に接触する部分には、外周縁からはなれた内釜に密接する面の裏面の感温 素子3に接する側の面に溝1a(空隙)を設けることにより、内釜に受熱板が接 触したときに溝部分の空気の層により、受熱板の中央に内釜から伝わった熱を溝 より外周の部分には熱伝導しにくくする。このため、受熱板周縁部分から熱伝導 の放熱による損失の影響を減少し、より熱応答性を向上させる。受熱板の大きさ は、径40mm、厚さ1.5mm程の円板であるが、溝は円板の中心を中心に内 釜の底面に接する径25mm、深さ0.8mm、巾2mmの溝1aを形成してあ る。感温素子3からの温度検出信号線と外ケースにとりつけられた永久磁石13 でオンオフするリードスイッチ4からなる検出素子からの検出信号線は、ホルダ ー2に設けられた中継端子台8に外部引出し線7とともに抵抗溶接されている。 従ってこれら温度検出信号線と検出信号線は並列接続された状態となっている。 また温度ヒューズ5からの信号線である温度ヒューズ引出し線6が外部に引き出 されている。これら外部引出し線並びに温度ヒューズ引出し線は図示しない制御 回路に接続されている。 ホルダー2は内ケース9の凹所91に受熱板1を上面にして収められ、従って 受熱板1で上面が覆われ受熱板1の側縁をかしめることにより、ホルダー2は受 熱板と共に内ケース9内に固定され受熱体を構成する。 外ケース11は、マグネットホルダー12及び永久磁石13を備えている。ま た前記受熱体は、外ケース11に非磁性ステンレス線で作られた外スプリング1 0を介して上下動可能に支持される。 以上の構成による調理器用温度センサの動作を説明する。被加熱体としての内 釜が受熱板1の上部におかれておらず、従って、受熱板1が上昇位置にある場合 、永久磁石13によって検出素子のリードスイッチ4は閉成状態となる。この場 合、感温素子3からの温度検出信号線と検出素子からの検出信号とは前記のよう に並列接続されているため、感温素子3の抵抗値(温度検出信号)にかかわらず 、温度センサの検出信号としては抵抗値は常に「0」である。よって、内釜が置 かれていない状態では、制御回路の動作が停止されて電熱体への通電が遮断され ている。 次に、内釜を受熱板1の上に置いた場合、内釜の重さで受熱板1がホルダー2 や内ケース9とともに外ケース11内で下降する。この下降によって、検出素子 と永久磁石13との距離が離れるため、検出素子が開離状態となる。この場合感 温素子3の抵抗値が温度検出信号として制御回路に送り込まれ、電熱体の通電を 制御する。
【0008】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の調理器用温度センサの受熱板の中央部と周縁部と の間の感温素子側の面に溝を設けることにより、従来と比較して受熱体の熱応答 性が向上した調理器用温度センサとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の調理器用温度センサの分解斜
視図。
【図2】従来の調理器用温度センサの分解斜視図。
【図3】図2の調理器用温度センサを炊飯ジャーに実機
した状態を示した断面図。
【符号の説明】
1、21 受熱板 1a 溝 2、22 ホルダー 3、23 感温素子 4、24 リードスイッチ 5、25 温度ヒューズ 6、26 温度ヒューズ引出し線 7、27 外部引出し線 8、28 中継端子台 9、29 内ケース 10、30 外スプリング 11、31 外ケース 12、32 マグネットホルダー 13、33 永久磁石 40 内釜 41 電熱体 42 調理器用温度センサ 91 凹所 92 脚部 93 係止穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱体の底面に接し被加熱体の熱を集
    熱する熱良伝導材からなる受熱板と、受熱板に接して上
    面の中心に感温素子と温度ヒューズと検出素子を取り付
    けた耐熱樹脂材からなるホルダーとを頂部にかしめ固定
    した内ケースと、内ケースの外周に取り付けた外スプリ
    ングを介して外ケースに内ケースを底面方向に移動自在
    に保持し、被加熱体を受熱板上に載置した時内ケースの
    移動によって前記ホルダーに設けた検出素子で前記被加
    熱体の有無を検出し、被加熱体の温度をホルダーに設け
    た感温素子によって検出するよう形成した調理器用温度
    センサに於て、被加熱体の底面に接する面と反対面の、
    中心部と外側縁との間の感温素子に接する面の外周に溝
    を形成した受熱板を用いたことを特徴とする調理器用温
    度センサ。
JP8161492U 1992-10-30 1992-10-30 調理器用温度センサ Pending JPH0640827U (ja)

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JPH0640827U true JPH0640827U (ja) 1994-05-31

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112781746A (zh) * 2019-11-07 2021-05-11 深圳市敏杰电子科技有限公司 一种底部温度传感器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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