JP2512118B2 - 誘導加熱炊飯器 - Google Patents

誘導加熱炊飯器

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JP2512118B2 JP63312198A JP31219888A JP2512118B2 JP 2512118 B2 JP2512118 B2 JP 2512118B2 JP 63312198 A JP63312198 A JP 63312198A JP 31219888 A JP31219888 A JP 31219888A JP 2512118 B2 JP2512118 B2 JP 2512118B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭で使用され、かつ誘導加熱を利用
した誘導加熱炊飯器に関するものである。
従来の技術 一般に誘導加熱を利用した誘導加熱炊飯器としては、
例えば第5図に示されているような構造のものが知られ
ている。すなわち、図において、上下面が開口する筒状
の外ケース101の下面には支持脚102を有する底板103が
ねじ止めによって固着されている。また耐熱性のプラス
チックによって形成された鍋収納部104はその上端部に
設けた鍔部104aを外ケース101の上面にねじ止めによっ
て固着している。前記鍋収納部104の側面部104bには第
1の誘導コイル105をモールドによって埋設している。
磁性材料,例えば鉄により形成された鍋107は鍋収納部1
04の底面部104c上に着脱可能に載置される。
また鍋収納部104の底面部104cの中心部に設けた貫通
孔104dの下部には支持板109がビス止めされている。ま
た支持板109を介して固着された磁気式サーモスタット1
08の感熱部108aは、このサーモスタット108aに連結され
たバネによって上方に付勢され、鍋107の底面部107bに
密着するようになっている。鍋107の側面部107aの温度
を検知する、例えばサーミスタ等からなる温度検知スイ
ッチ110の感熱部110aは基端部を鍋収納部104の側面部10
4bに設けられた挿通孔111内に挿通すると共に、ばね112
によって常に鍋107の方向に付勢されており、その感熱
部110aの先端部が鍋107の側面部107aに圧着するように
なっている。また、つまみ114を有する蓋113は鍋収納部
104の鍔部104aの上に着脱自在に載置される。前記底板1
03の上面に固着された制御基板115には電気回路の一部
が配設されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の誘導加熱炊飯器は、鍋と接触す
る感熱体に直接バネが連結されているので、誘導コイル
が発振したときにこの発振によって生じる磁界に起因し
てバネが振動を起こし、これによりバネと感熱体との間
で摩擦を生じ、この摩擦に起因して音を発生させ、鍋が
スピーカとなって聞くに耐えない振動異常音を発すると
いう課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、鍋に感熱
体を直接接触させて、熱追随性を向上させるとともに、
誘導コイルの励磁で交番磁界が発生した場合でも、その
電磁作用によるバネの振動を吸収し振動異常音の発生し
にくい誘導加熱炊飯器を提供することを第1の目的とす
る。
また、バネの振動吸収を更に効果的に行うことを第2
の目的とする。
さらに、鍋と感熱体の接触性を良くして接触振動を効
果的に防止するとともに、熱追随を安定させることを第
3の目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の誘導加熱炊飯器
は、上部で主体的に吊り下げ支持される金属製の鍋と、
この鍋を収納し底部分に穴部を有する保護枠と、前記鍋
を誘導加熱する誘導コイルと、前記保護枠の穴部から突
出し前記鍋の底部に接触する金属製の感熱体と、この感
熱体を支持する樹脂製の感熱支持体と、前記誘導コイル
による誘導加熱の影響を受け得る位置にあり前記感熱支
持体を前記鍋の底部方向に付勢するバネと、前記感熱体
の温度を感知する感熱素子とを備え、前記感熱支持体は
前記バネと前記感熱体との間に樹脂製のバネ座を設けて
第1の目的を達成せんとしている。
また、第2の目的を達成するために、本発明は、特に
バネ座をリブ形状にして、バネと感熱体との間に隙間を
設けたものである。
さらに、バネ座を、特に感熱体より外方へ突出させて
第3の目的を達成せんとしている。
作用 上記構成によれば、バネの付勢力により鍋と接触して
温度を感知する感熱体と、前記バネの間に樹脂製のバネ
座を設けているため、誘導コイルの発振による交番磁界
の発生によってバネが振動したとしても、金属製で熱伝
導を高めた感熱体とバネが接触することはなくなり、そ
の結果、バネと感熱体との接触に起因して、感熱体上部
に位置し容易に振動しやすい金属製の鍋が振動して振動
異常音を起こすということはなくなるため、振動異常音
を発することなく夜間でも使用できる誘導加熱炊飯器が
得られる。
また、バネ座を複数のリブ形状で構成することによ
り、バネが接触する際の接触位置を安定させ、且つ接触
面積を小さくしたため、更に振動音を小さく抑えること
ができる。
また、鍋と感熱体はバネにより荷重がかかった状態で
接触し、しかも面接触となるため、互いに離れるという
こともなくなり、これによっても振動異常音は発生しな
いものである。
そして、このように振動異常音が発生しなくなること
によって、バネの弾力性により感熱体を鍋に直接接触さ
せることが可能となるため、鍋と感熱素子との熱伝導を
大巾に向上させることができ、その結果、温度感知もス
ムーズとなり、かつ室温依存も小さく、微少な温度制御
が可能となる。
さらに、バネ座は、感熱体より外方へ突出させたこと
により、バネの外径を大きくすることができ、感熱体と
鍋との接触性を向上させることができる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図〜第4図において、鍋1はその上部で主体的
に吊り下げ支持され、保護枠3内に着脱自在に収納され
た金属製のものであり、そしてこの保護枠3の外面に誘
導加熱源である誘導コイル2を配設し、かつこの誘導コ
イル2を前記保護枠3により絶縁した状態でコイル支持
板4により保持している。また前記誘導コイル2はイン
バータ回路5により励振されるものである。6は感熱装
置で、この感熱装置6は次のような部材により構成され
ている。すなわち、鍋1の底面と接触して熱伝導を行な
うとともに、アルミ合金で有天筒状に構成された感熱体
7と、この感熱体7からの熱を受けてその温度を実質的
に感知して回路に伝達するサーミスタよりなる感熱素子
8と、この感熱素子8を覆う絶縁チューブ9と、前記感
熱体7の裏面と熱接触して感熱素子8を裏面から覆うと
ともに、感熱素子8に熱を伝達する裏面感熱体10と、誘
導コイル2の中心部分、すなわち保護枠3の中心部分に
設けた穴部11に上下摺動自在に保持され、かつ端面で前
記感熱体7を保持している樹脂製の感熱支持体12と、前
記感熱体7を鍋1に常時接触させる方向にバネ付勢され
たバネ13とにより構成されている。
また前記感熱装置6は、感熱支持体12の下部にある保
持穴部14に差し込んだレバー15により上下動自在に保持
されている。さらにレバー15は、前記コイル支持板4に
設けた保持凸部16に回転自在に保持されている。
また、前記バネ13の上端は樹脂製の感熱支持体12に形
成したバネ座17と接触させることにより、このバネ13と
感熱体7との間に隙間Aを設けて直接接触しない構造に
している。また、バネ座17は、第4図からあきらかなよ
うに、リブ形状で複数有しており、バネ13が接触する際
の接触面積を小さくしている。
上記した構成から明らかなように、本発明の一実施例
においては、バネ13の付勢力により鍋1と接触して温度
を感知する感熱体7と、前記バネ13との間に隙間Aを設
けているため、誘導コイル2の発振による交番磁界の発
生によって、弾力性を有し、かつ保持が線接触となるバ
ネ13が振動したとしても、金属製で熱伝導を高めた感熱
体7にはバネ13は接触せず、樹脂製の感熱支持体12に形
成したバネ座17と接触するため、ビビリ音の発生はなく
なる。加えて、バネ座17はリブ形状で複数有しており、
バネ13が接触する際の接触面積を小さくしている。その
結果、振動異常音を発することなく夜間でも使用できる
調理器、例えば炊飯器が得られる。
また、鍋1と感熱体7はバネ13により荷重がかかった
状態で接触し、しかも面接触となるため、互いに触れる
ということもなくなり、これにより、ビビリ音は発生し
ないものである。
このように、ビビリ音が発生しなくなることによっ
て、バネ13の弾性力により感熱体7を鍋1に直接接触さ
せることが可能となるため、鍋1とサーミスタよりなる
感熱素子8との熱伝導を大巾に向上させることができ、
その結果、温度感知もスムーズとなり、かつ室温依存も
小さく、微少な温度制御が可能となる。このような作用
効果により、例えば、実施例で示すような炊飯器等にも
応用することが可能となる。
また、前記感熱支持体12に形成したバネ座17は、第4
図に示すように、感熱体7の外形面、すなわち円周面に
形成した溝部18より外方へ突出させているため、このバ
ネ座17により上端が受けられるバネ13の外径は大きくな
り、これにより、感熱体7と鍋1との平面あたりの接触
性が向上するため、熱追随は安定したものとなり、さら
に突出したバネ座17は穴部11を上下摺動するようにして
いるため、感熱体7と感熱支持体12とを結合する爪部19
や、感熱体7のバリ部が穴部11にひっかかることはなく
なり、これにより、感熱体7はスムーズに動作するもの
である。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明の誘導加熱炊飯
器は、樹脂製の感熱支持体にバネ座を設けたことによ
り、誘導コイルの励磁で交番磁界が発生した場合でも、
その電磁作用によるバネの振動をバネ座が吸収し振動異
常音の発生しにくい誘導加熱炊飯器を提供することがで
きる。
これは、誘導加熱炊飯器のように、金属製の鍋をその
上部で主体的に吊り下げた構造では特に重要であり、す
なわち、通常の電磁調理器では感熱体が接触する板は本
体に固定された強化ガラス製のものが多いために比較的
振動しにくいが、誘導加熱炊飯器の鍋は本体等に固定さ
れていないために、軽微な応力で容易に振動しやすく、
従って上記のように、共に金属製で構成されるバネと感
熱体の間に樹脂製のバネ座を挟むことは、誘導加熱炊飯
器の鍋の振動防止に絶大な効果をもたらすものである。
また、バネ座をリブ形状とすることによりバネとバネ
座とが接触する際の接触面積を小さくすることが可能と
なり、また、バネとバネ座の接触位置が安定するため、
更に効果的に振動異常音を低減することができる。
このように振動異常音が発生しなくなることによっ
て、バネの弾性力により感熱体を鍋に直接接触させるこ
とが可能となるため、鍋に加わった熱は即時に感熱体に
伝わり、よってこの熱が感熱体外には殆ど放熱されない
状態で温度感知を行うことができ、このため感熱素子に
よる感知温度に誤差が生じにくくなり、正確な温度制御
による調理が可能となる。
また、バネ座は、感熱体より外方へ突出させることに
より、バネ座により上端が受けられるバネの外径は大き
くなり、これにより、感熱体と鍋との平面あたりの接触
性が向上するため、熱追随は安定したものとなるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す誘導加熱炊飯器の断面
図、第2図は同誘導加熱炊飯器の要部拡大断面図、第3
図は同誘導加熱炊飯器における感熱体を示したもので、
aは側面図、bは上面図、第4図は同誘導加熱炊飯器に
おける要部の横断面図、第5図は従来例を示す誘導加熱
炊飯器の断面図である。 1……鍋、2……誘導コイル、5……インバータ回路、
7……感熱体、8……感熱素子、11……穴部、12……感
熱支持体、13……バネ、17……バネ座、A……隙間。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部で主体的に吊り下げ支持される金属製
    の鍋と、この鍋を収納し底部分に穴部を有する保護枠
    と、前記鍋を誘導加熱する誘導コイルと、前記保護枠の
    穴部から突出し前記鍋の底部に接触する金属製の感熱体
    と、この感熱体を支持する樹脂製の感熱支持体と、前記
    誘導コイルによる誘導加熱の影響を受け得る位置にあり
    前記感熱支持体を前記鍋の底部方向に付勢するバネと、
    前記感熱体の温度を感知する感熱素子とを備え、前記感
    熱支持体は前記バネと前記感熱体との間に樹脂製のバネ
    座を設けてなる誘導加熱炊飯器。
  2. 【請求項2】バネ座は、リブ形状によりバネと感熱体と
    の間に隙間を設けてなる請求項1記載の誘導加熱炊飯
    器。
  3. 【請求項3】バネ座は、感熱体より外方へ突出してなる
    請求項1または2記載の誘導加熱炊飯器。
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