JP2527797B2 - 感熱転写記録媒体 - Google Patents
感熱転写記録媒体Info
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- JP2527797B2 JP2527797B2 JP63313684A JP31368488A JP2527797B2 JP 2527797 B2 JP2527797 B2 JP 2527797B2 JP 63313684 A JP63313684 A JP 63313684A JP 31368488 A JP31368488 A JP 31368488A JP 2527797 B2 JP2527797 B2 JP 2527797B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- resin
- recording medium
- transfer recording
- wax
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
層の擦り汚れ、並びにアイロンなどの熱による再転移や
汚れを防止するのに有効な感熱転写記録媒体に関する。
イルム、および、グラシン紙、トレーシング紙やコンデ
ンサー紙など薄用紙からなる基材上に熱溶融性インク層
を設けた感熱転写記録媒体の熱溶融性インク層の面に普
通紙やタッグを重ね合わせて前記基材側よりサーマルヘ
ッドで加熱し、熱溶融性インク層を溶融させて普通紙や
タッグに転写させる感熱転写記録方法が知られている。
た普通紙やタッグは、熱溶融性インク層を擦ることによ
り容易に汚れてしまうという欠点が有った。また、アイ
ロンなどの熱により再転移や汚れを生ずるという欠点も
あった。
された熱溶融性インク層の擦り汚れ並びにアイロンなど
の熱により再転移や汚れを防止することが可能な感熱転
写記録媒体を提供することにある。
転写記録媒体に於いて、該基材と熱溶融性インク層との
間に、転写性を向上させると共に転写された熱溶融性イ
ンク層を被覆して保護する機能を持つアンダーコート層
および保護層を順次設けたことを特徴とする感熱転写記
録媒体である。
樹脂などからできたフイルム、および、グラシン紙、ト
レーシング紙やコンデンサー紙など薄用紙が使用でき
る。
主成分とするもので、他に充填剤などを合せて使用する
ことも出来る。
脂、アクリル樹脂、エチレン−アクリル共重合樹脂、酢
酸ビニル樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニールブ
チラール樹脂、ロジン樹脂、ポリエステル樹脂などでガ
ラス転移点が70℃以下の樹脂1種または2種以上を使用
すれば良い結果が得られる。
モンタンワックス、キャンデリラワックス、パラフィン
ワックス、ライスワックス、ポリエチレンワックスなど
で針入度が5以下(25℃にて)のもの1種または2種以
上を使用すれば良い結果が得られる。
化アルミニウム、シリカなどの微粉末が使用できる。
%、ワックスが50〜100重量%が良い。この範囲を外れ
ると、基材からのインクの剥がれが生じたり、印字が膜
上になって転写されたりするので好ましくない。
ート層に使用した充填剤を含むことが出来る。該樹脂成
分としては、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリ
ル樹脂、エチレン−アクリル共重合樹脂、酢酸ビニル樹
脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニールブチラール樹
脂、ロジン樹脂、ポリエステル樹脂などでガラス転移点
が65℃以上の樹脂1種または2種以上を使用すれば良い
結果が得られる。
ボンブラックやグラファイトなどの着色剤、カルナバワ
ックス、マイクロクリスタリンワックスなどのワックス
類、およびポリアミド樹脂、アクリル樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂、エチルセルロース樹脂などの樹
脂類を主成分とし、そのほかに炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、酸化アルミニウム、シリカなどの微粉末からな
る充填剤、潤滑油等の添加剤を加えることができる。
必要に応じて前記基材の片面にシリコン樹脂や界面活性
剤を塗布してサーマルヘッドの熱に依る基材の溶融に起
因するスティックを防止するための層を設け、該基材の
他方の面に樹脂および/またはワックスを主成分とした
塗剤をソルベントコーティング法、または、エマルジョ
ンコーティングなどの通常使用されているコーティング
方法により塗布してアンダーコート層を形成(好適な厚
みは、0.5〜4μ)したのち、このアンダーコート層上
に通常の方法により保護層(好適には、0.3〜2μ)、
および熱溶融性インク層を順次形成する(好適な厚み
は、1〜5μ)ことにより容易に製造することができ
る。
第2図に示すように、アンダーコート層が離型作用を呈
して剥離性を向上させるとともに、転写された熱溶融性
インク層を被覆して印字の耐熱性や耐溶剤性を向上さ
せ、汚れを防止する作用を有する。また、保護層は硬い
高融点樹脂から形成されているため、印字を被覆して擦
り汚れ、熱による再転移ないし汚れ等を防止する。ここ
に、アンダーコート層及び保護層には着色剤が含まれな
いため擦り汚れを生ずることはない。
30部 片面にスティック防止の為の耐熱処理層を設けた厚さ
5μのポリエステルフイルムの他の面に上記塗剤を2μ
の厚さになるように塗布した。
なるように塗布した。
する。このものを保護層の上に2μの厚みになるように
塗布した。
JIS規格(L0823)の摩擦試験機I型でテストを行なった
ところ、50往復テストを行なっても印字には何の変化も
見られなかった。
様にテストしたところ何等擦り汚れは見えなかった。ガ
ソリンに対しても同様のテストをしたところ同じ様な効
果が有った。
℃)をかけて耐熱テストを行なったところ、印字には変
化は見られなかった。
し、該塗剤を、片面にスティック防止の為の耐熱処理層
を設けた厚さ5μのポリエステルフイルムの他の面に上
記塗剤を2μの厚さになるように塗布した。
印字が汚れてバーコードリーダーで読取りができなくな
った。また、エンジンオイルやガソリンの浸せきテスト
でもすぐに汚れてバーコードリーダーで読取りができな
くなった。
℃)をかけて耐熱テストを行なったところ、熱溶融性イ
ンクが融けて布に転移した。
ラベル、シールなどに熱溶融性インク層を転写したと
き、アンダーコート層及び保護層が熱溶融性インク層を
覆い、擦り汚れに対して非常に強くなる。それととも
に、耐熱性及び耐溶剤性が向上するため、アイロンなど
の熱により汚れたり再転移することがなくなる。その上
アンダーコート層が離型効果を呈するため転写性が向上
し、普通紙や紙製のタッグ、ラベル、シールのみならず
繊維製のタッグ、ラベル、シールにまで使用する事がで
きるようになる。
である。 第2図は本発明の感熱転写記録媒体により文字等が印字
される状態を示す模式図である。 1……スティック防止層 2……基材 3……アンダーコート層 4……保護層 5……熱溶融製インク層 6……サーマルヘッド 7……紙など
Claims (4)
- 【請求項1】耐熱性基材の上面に樹脂およびワックスを
主成分としたアンダーコート層を設け、かつ、該アンダ
ーコート層の上面に高融点樹脂からなる保護層および熱
溶融性インク層を順次設けた感熱転写記録媒体におい
て、該アンダーコート層の樹脂のガラス転移点が70℃以
下であり、該アンダーコート層のワックスの25℃におけ
る針入度が5以下であり、該保護層の樹脂のガラス転移
点が65℃以上であることを特徴とする感熱転写記録媒
体。 - 【請求項2】該熱溶融性インク層は、主として着色剤、
充填剤、ワックスおよび樹脂からなる請求項1記載の感
熱転写記録媒体。 - 【請求項3】該熱溶融性インク層のワックスは、25℃に
おける針入度が10以下のものの少なくとも1種からな
り、また、樹脂はガラス転移点が70℃以下のものの少な
くとも1種からなる請求項2記載の感熱転写記録媒体。 - 【請求項4】該熱溶融性インク層は、着色剤が10〜30重
量%、樹脂が10〜50重量%、ワックスが20〜60重量%か
らなる請求項2記載の感熱転写記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63313684A JP2527797B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 感熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63313684A JP2527797B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 感熱転写記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02160589A JPH02160589A (ja) | 1990-06-20 |
JP2527797B2 true JP2527797B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=18044269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63313684A Expired - Lifetime JP2527797B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 感熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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JPS62130893A (ja) * | 1985-12-03 | 1987-06-13 | Fujitsu Ltd | 熱転写インクシ−ト |
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-
1988
- 1988-12-14 JP JP63313684A patent/JP2527797B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH02160589A (ja) | 1990-06-20 |
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