JP2522132Y2 - 蓋体用ラッチ装置 - Google Patents

蓋体用ラッチ装置

Info

Publication number
JP2522132Y2
JP2522132Y2 JP3524391U JP3524391U JP2522132Y2 JP 2522132 Y2 JP2522132 Y2 JP 2522132Y2 JP 3524391 U JP3524391 U JP 3524391U JP 3524391 U JP3524391 U JP 3524391U JP 2522132 Y2 JP2522132 Y2 JP 2522132Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
knob
engagement
engaging member
latch device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3524391U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04121508U (ja
Inventor
太郎 甲斐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP3524391U priority Critical patent/JP2522132Y2/ja
Publication of JPH04121508U publication Critical patent/JPH04121508U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2522132Y2 publication Critical patent/JP2522132Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蓋体用ラッチ装置に関
し、特に、傾動自在に設けられた蓋体を開ける際に、ノ
ブを回動させることにより固定部との係合状態を解除し
得るようにされた蓋体用ラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一端を枢支されて傾動自在に設け
られた蓋体を閉じた状態に保持し得るラッチ装置とし
て、例えば特開昭63−11906号公報に開示されて
いるものがある。このラッチ装置の係合部材は、ラッチ
装置の本体に出没自在に支持されて、蓋体を閉じる際に
固定部側の縁に摺接しつつ没入し得るように形成されて
おり、完全に閉じた際に、固定部の係止孔に向けて突出
して自然に係合し得るように弾発付勢されている。ま
た、ラッチ装置の本体には、蓋体を開ける場合に操作す
るためのノブが傾動自在に枢着されており、蓋体を開け
る際にノブの操作端を引き上げることにより、係合部材
を弾発付勢力に抗して没入側即ち解除側に変位させるよ
うに、係合部材とノブの作用端とが連係している。
【0003】しかしながら、上記構造のラッチ装置で
は、開ける時の蓋体の回動方向に対して、引き上げ操作
によるノブの回動方向が逆回りとなるため、蓋体を開け
る際の操作性が悪いという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本考案の主な目的は、蓋体を開ける際の
回動方向とノブの操作方向とを一致させて操作性を向上
し得るように改良された蓋体用ラッチ装置を提供するこ
とにある。
【0005】このような目的は、本考案によれば、傾動
自在に設けられた蓋体と同じ向きに回動可能に該蓋体の
遊端部に中間部を枢支されたノブと、前記蓋体を閉じた
際に固定部に係合し得るように往復動自在に前記蓋体に
支持されかつ前記固定部との係合を保持する向きに弾発
付勢された係合部材と、前記ノブと前記係合部材との両
者間にて回動自在に前記蓋体に中間部を枢支されたリン
ク部材とを有し、前記蓋体の遊端側に位置する前記ノブ
の操作端とは相反する側の作用端と前記リンク部材の一
とが、互いに相反する向きに回動し得るように連係
し、前記リンク部材の他端部と前記係合部材とが、前記
ノブを前記蓋体の開方向と同じ向きに回動させた際の前
記リンク部材の回動運動に応じて前記係合部材を前記固
定部との係合を解除する向きに変位させるように連係す
ることを特徴とする蓋体用ラッチ装置を提供することに
より達成される。
【0006】
【作用】このようにすれば、蓋体の回動方向と同じ回転
回りにノブの操作端を回動させると、リンク部材を介し
て係合部材が解除方向に変位し得るため、蓋体の開く方
向と同じ回転回りにノブを操作して蓋体を開けることが
できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0008】図1は、本考案が適用されたラッチ装置1
の分解斜視図であり、このラッチ装置1は、例えば自動
車のリアパーセルシェルフに備え付けられた容器の蓋体
の開閉に用いられる。ラッチ装置1の本体2は、合成樹
脂材からなり、凹形の断面形状をなし、上面を開放され
た横長の箱形に形成されている。本体2の底壁の長手方
向である左右端部には、それぞれ取り付け孔2aが形成
されており、各取り付け孔2aに挿通される図示されな
いねじにより、図2に示される蓋体3の裏面に本体2が
固着される。
【0009】本体2の下面の中央部には、下方に向けて
一体的に凸出するブロック状の凸部4が形成されてい
る。凸部4内は、本体2の底壁の対応部分に開設された
連通孔2bを介して、本体2内と連通する空室になって
いる。また、凸部4の前面には開口4aが設けられてお
り、ラッチ装置1の係合部材5が、開口4aを介して出
没し得るように凸部4内に受容されている。係合部材5
の出没方向は、図2の取り付け状態に於いて蓋体3の面
に沿う方向である。尚、凸部4の開口4aと対向する凸
部4内の壁面には細径のボス部4bが凸設されて、その
ボス部4bには同軸的にコイルばね6が嵌装されてお
り、係合部材5が、開口4aから前方に向けて凸出する
ように弾発付勢されている。
【0010】係合部材5の両側面にはそれぞれ左右方向
に凸出する軸5aが一体的に設けられている。本体2の
底面には、上記連通孔2bの後縁の両側方部にそれぞれ
形成された上方に開口するC字状断面形状の軸支持部7
が互いに同軸的に設けられており、ラッチ装置1を操作
するためのノブ8と前記係合部材5とを連結するための
リンク部材9が、その左右に一体的に延出された軸9a
を対応する各軸支部7に装着することにより、揺動自在
に取り付けられている。
【0011】リンク部材9は、本体2の連通孔2bを貫
通するように軸9a近傍から延出された左右一対のリン
ク片9bを有しており、これらリンク片9bの遊端部に
は互いに対称をなすスロット9cが形成されている。前
記係合部材5の軸5aがスロット9c内に受容されて、
リンク部材9の揺動運動に伴って、凸部4から出没する
向きに係合部材5が往復動するようになっている。
【0012】本体2の左右端部近傍には連通孔2bを挟
んで互いに対峙する壁部10が形成されており、両壁部
10には、ノブ8の側端部に形成された左右方向にそれ
ぞれ延出する軸8aを軸支するための孔10aが設けら
れている。前記軸支持部7に対して係合部材5の凸出側
方向に離隔した所に孔10aが位置しており、その孔1
0aを回転中心としてノブ8が回動自在であり、取り付
け状態にて、ノブ8の前端の操作端部が係合部材5の凸
出側方向に延出する。リンク部材9には、取り付け状態
にて、その軸9aとスロット9cとを結ぶ線よりも係合
部材5の突出側方向に延出する肩部9dが形成されてお
り、ノブ8の軸8aよりも後方にて下向きに凸設された
凸片8bの突出端部が肩部9dに当接するようにされて
いる。
【0013】このようにして構成されたラッチ装置1で
は、蓋体3の全閉時では図2に示される状態であり、コ
イルばね6の弾発付勢力により係合部材5が凸出してお
り、蓋体3の容器側である固定部に設けられた係止部1
1に係合部材5の突出端部が係合して、蓋体3が全閉状
態に保持されている。蓋体3を開ける際にはノブ8の前
端の操作端部を図3の実線の矢印により示されるように
上方に向けて持ち上げる。この操作方向は、蓋体3の開
方向と同じ回転方向(図3に於ける想像線の矢印の向
き)である。すると、図3に示されるように、リンク部
材9の肩部9dに対して押し下げるようにノブ8の後端
側の凸片8bが衝当するため、軸支部7を中心として反
時計回りにリンク部材9が回転して、リンク片9bのス
ロット9c内に係合部材5の軸5aが受容されているこ
とから、上記リンク部材9の回転運動に伴って係合部材
5が没入方向に変位する。そして、係止部11との係合
状態が解除されるため、蓋体3を開けることができる。
【0014】蓋体3を閉める場合には、蓋体3を押し下
げることにより、係止部11の上方の端縁に係合部材5
の突出端部に形成された下向き斜面部が摺接するため、
押し下げるに連れて弾発付勢力に抗して係合部材5が没
入する。そして、全閉時に、係止部11に向けて係合部
材5が弾発的に突出して、両者が互いに係合して全閉状
態に保持される。
【0015】
【考案の効果】このように本考案によれば、蓋体を開け
る際の回転方向と同じ方向にノブを回転させるように操
作して、ラッチ装置の固定部に対する係合状態を解除す
ることができるため、蓋体を開ける際の操作性が良い。
また、1つのリンク部材を介するのみで、上記動作を行
わせることができるため、構成が簡単であるなど、その
効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたラッチ装置の分解斜視図で
ある。
【図2】ラッチ装置を設けられた蓋体の全閉状態を示す
要部側断面図である。
【図3】ラッチ装置を設けられた蓋体の開状態を示す要
部側断面図である。
【符号の説明】
1 ラッチ装置 2 本体 2a 取り付け孔 2b 連通孔 3 蓋体 4 凸部 4a 開口 4b ボス部 5 係合部材 5a 軸 6 コイルばね 7 軸支部 8 ノブ 8a 軸 8b 凸片 9 リンク部材 9a 軸 9b リンク片 9c スロット 9d 肩部 10 壁部 10a 孔 11 係止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】傾動自在に設けられた蓋体と同じ向きに回
    動可能に該蓋体の遊端部に中間部を枢支されたノブと、 前記蓋体を閉じた際に固定部に係合し得るように往復動
    自在に前記蓋体に支持されかつ前記固定部との係合を保
    する向きに弾発付勢された係合部材と、 前記ノブと前記係合部材との両者間にて回動自在に前記
    蓋体に中間部を枢支されたリンク部材とを有し、前記蓋体の遊端側に位置する 前記ノブの操作端とは相反
    する側の作用端と前記リンク部材の一端とが、互いに
    相反する向きに回動し得るように連係し、 前記リンク部材の他端部と前記係合部材とが、前記ノブ
    を前記蓋体の開方向と同じ向きに回動させた際の前記リ
    ンク部材の回動運動に応じて前記係合部材を前記固定部
    との係合を解除する向きに変位させるように連係するこ
    とを特徴とする蓋体用ラッチ装置。
JP3524391U 1991-04-18 1991-04-18 蓋体用ラッチ装置 Expired - Lifetime JP2522132Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3524391U JP2522132Y2 (ja) 1991-04-18 1991-04-18 蓋体用ラッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3524391U JP2522132Y2 (ja) 1991-04-18 1991-04-18 蓋体用ラッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04121508U JPH04121508U (ja) 1992-10-30
JP2522132Y2 true JP2522132Y2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=31917456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3524391U Expired - Lifetime JP2522132Y2 (ja) 1991-04-18 1991-04-18 蓋体用ラッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2522132Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04121508U (ja) 1992-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2522132Y2 (ja) 蓋体用ラッチ装置
KR100293030B1 (ko) 배전반용 핸들
JP4114891B2 (ja) 落とし棒の受け具
JP3149323B2 (ja) 食器洗い乾燥機の扉装置
JPH0639033Y2 (ja) 扉の開閉装置
JPH0532003Y2 (ja)
JPH02104682U (ja)
JP3222427B2 (ja) 施錠装置
JPH0643407Y2 (ja) 扉閉止装置
JPH05231059A (ja) ラッチ錠
JP2607260Y2 (ja) アームレスト
JPH11100056A (ja) 収納ケースの止め具
JPH01109566U (ja)
JP2903373B2 (ja) 蓋体の開閉装置
JPH0535772Y2 (ja)
JPH0546297Y2 (ja)
JPH076399Y2 (ja) 押ボタン式平面ハンドル装置
JPH04109521A (ja) スイッチ
JPS6346004Y2 (ja)
JPH0451682Y2 (ja)
JPH0640860Y2 (ja) 扉の開閉装置
JP2508736Y2 (ja) 家具のラッチ機構
JPH0446642Y2 (ja)
JPH0387484A (ja) ケース類の錠
JPH09278049A (ja) 開閉用ヒンジ構造